2017年03月23日

選抜1回戦 秀岳館×高田商

第89回選抜高校野球大会4日目。
第2試合は秀岳館と高田商の対戦だ。

秀岳館は2年連続3回目の出場。
昨季は鍛治舎巧監督の下、2季連続で4強入りを果たしている。
投手陣は昨季の主力が健在だ。
高田商は23年ぶり3回目の出場。
履正社の神宮枠獲得により、関西の「7枠目」を取った。
ベイスターズで活躍した三浦大輔の母校でもある。

秀岳館高校
1番 三 半情冬馬  3年 右左 175/73 直方ボーイズ
2番 二 渡辺瑠維  2年 右右 178/75 ヤンキース岡山
3番 一 木本凌雅  3年 右右 180/80 枚方ボーイズ
4番 三 廣部就平  3年 右右 172/84 枚方ボーイズ
5番 左 石井卓弥  3年 右左 180/80 那覇国際ポニー
6番 中 平山陸登  2年 右右 178/75 佐賀東松ボーイズ
7番 捕 幸地竜弥  3年 右右 182/78 玉城中
8番 右 赤坂銀次郎 3年 右右 175/75 守口ボーイズ
9番 投 川端健斗  3年 左左 175/70 南都ボーイズ

大和高田市立高田商業高校
1番 中 中尾翼   3年 右右 175/80 新庄中
2番 二 上田有輝  3年 右右 172/61 香芝ボーイズ
3番 三 山智也  3年 右左 165/60 五條中
4番 右 大久保拓海 3年 右右 173/74 香芝ボーイズ
5番 左 高鉾颯馬  3年 右右 183/93 式下中
6番 一 上別府駿  3年 右左 173/76 大成中
7番 遊 山本恭平  3年 右右 170/63 香芝西中
8番 捕 竹村康平  3年 右右 177/71 五條東中
9番 投 古川響輝  3年 左左 179/75 五條西中


1回表。先攻は秀岳館。
1番・半情が二ゴロ。
2番・渡辺は中飛。
3番・木本が外角スライダーで空振り三振。三者凡退。

高田商の先発は古川響輝。左の技巧派である。
身体は横回旋だけど身体の開きが小さくて、腕の振りもコンパクト。
加えて重心移動がしっかりしていて、着地してからの「間」もあった。
筋がいいというか、基本ができていて良い。
今日の球速は速球が126〜33キロ。
変化球はチェンジが114〜22キロ。
スライダーが100〜16キロ。

1回裏。
高田商は1番・中尾が左飛。
2番・上田が中前安打。一死1塁。
3番・山は二ゴロ併殺で3アウト。

秀岳館の先発は川端健斗。
左スリークォーターの本格派である。
大柄ではないけれどパワフルなタイプ。
多少「叩きつける」感じはあるけれど、フォーム自体はオーソドックスだ。
今日の球速は速球が137〜46キロ。
変化球はスライダー、カット系が125〜33キロ
カーブが113〜22キロ。

2回表。
秀岳館は4番・廣部が二飛。
5番・石井は遊ゴロ失策で出塁。一死1塁。
6番・平山が死球。一死1、2塁。
7番・幸地はチェンジで空振り三振。二死1、2塁。
8番・赤坂が三邪飛で3アウト。

2回裏。
高田商は4番・大久保が遊ゴロ。
5番・高鉾は四球。一死1塁。
高鉾は次打者の3球目に二盗失敗。二死無走者。
6番・上別府が四球。二死1塁。
7番・山本はスライダーで空振り三振。3アウト。

3回表。
秀岳館は9番・川端がレフト線を破る三塁打。無死3塁。
1番・半情は右前タイムリー安打。無死1塁。
<秀岳館 1−0 高田商>
2番・渡辺がバントで送る。一死2塁。
3番・木本は遊飛。二死2塁。
4番・廣部が遊ゴロで攻撃終了。

3回裏。
高田商は8番・竹村が見逃し三振。
9番・古川も速球で見逃し三振。
1番・中尾が右飛で三者凡退。

4回表。
秀岳館は5番・石井が四球。無死1塁。
6番・石井は優ゴロ併殺。
7番・幸地が二ゴロで3アウト。

4回裏。
高田商は2番・上田がスライダー空振り三振。
3番・山が三邪飛。
4番・大久保は投ゴロで三者凡退。

5回表。
秀岳館は8番・赤坂がレフト前安打。
レフトのファンブルもあって、無死2塁。
9番・川端はバント。古川響輝の送球が乱れて無死1、3塁。
1番・半情が右前タイムリー安打。なお無死1、3塁。
<秀岳館 2−0 高田商>
2番・渡辺はエンドランから左前タイムリー安打。無死1、3塁。
<秀岳館 3−0 高田商>
3番・木本が三塁線を破るタイムリー二塁打。
一塁走者は本塁タッチアウト。一死2塁。
<秀岳館 4−0 高田商>
4番・廣部が四球。一死1、2塁。
5番・石井は二ゴロ失策で生きる。一死満塁。
6番・藤本がチェンジで空振り三振。二死満塁。
7番・幸地は引っ張って強烈なライナー。
これがレフトポール直撃の満塁本塁打となる。
<秀岳館 8−0 高田商>
8番・赤坂も遊ゴロ失策で生きる。二死1塁。
9番・川端が遊ゴロで攻撃終了。
高田商にとっては守備の乱れが尾を引いた7失点である。

5回裏。
高田商は5番・高鉾が速球で空振り三振。
6番・上別府はスライダーで空振り三振。
代打・三浦育真が四球。無死1塁。
8番・竹村は左飛で3アウト。

6回表。
秀岳館は1番・半情が遊飛。
2番・渡辺は四球。一死1塁。
3番・木本が遊ゴロ。二封のみで二死1塁。
4番・廣部は左前安打。二死1、2塁。
5番・石井が左飛で無得点。

6回裏。
高田商は9番・古川が四球で出塁。無死1塁。
1番・中尾は遊ゴロ併殺。二死無走者。
2番・上田は遊ゴロ悪送球で生きる。二死1塁。
3番・山が右中間を破るタイムリー二塁打。二死2塁。
<秀岳館 8−1 高田商>
4番・大久保は死球。二死1、2塁。
5番・高鉾が外角速球で空振り三振。攻撃終了。

7回表。
秀岳館は6番・藤本舜が中前安打。無死1塁。
7番・幸地はレフト線を破る二塁打。無死2、3塁。
幸地はこれで本日2本目の長打。
8番・赤坂が一前タイムリー安打。無死1、3塁。
<秀岳館 9−1 高田商>
赤坂は次打者の初球に二盗成功。無死2、3塁。
9番・川端は二ゴロ。三塁走者が生還して一死3塁。
<秀岳館 10−1 高田商>
1番・半情が中犠飛。二死無走者。
<秀岳館 11−1 高田商>
2番・渡辺は二ゴロで攻撃終了。

7回裏。
高田商は6番・工藤慎也が中前安打。無死1塁。
7番・三浦は速球で空振り三振。一死1塁。
8番・竹村が左直。二死1塁。
9番・古川は低め速球で空振り三振。3アウト。

8回表。
秀岳館は3番・木本が遊ゴロ。
4番・廣部は左前安打。一死1塁。
5番・石井が空振り。捕逸が絡んで二死1、2塁。
6番・藤本は二ゴロで3アウト。

8回裏。
高田商は1番・中尾が速球で空振り三振。
2番・上田は右前安打。一死1塁。
3番・山が左前安打。一死1、2塁。
4番・大久保は二ゴロ併殺で無得点。

9回表。
高田商は二番手投手に杉田晃一を起用する。
杉田は3年生。191cm・84kgの右上手投げだ。
大柄だけどバランスはかなりいい。
下半身も強そうで全身を使ったフォームだった。
球速は速球が133〜37キロ。
変化球はスライダーが113〜16キロ。
速球よりスライダーの方が使用頻度が高い。
すっぽ抜ける球筋はあったけれど、潜在能力はどう見ても高い。
経験を積めば上も狙える素材だと思った。

秀岳館は7番・幸地が左飛。
8番・赤坂は遊ゴロ。
代打・寺西大輔が死球。二死1塁。
1番・半情は左直で3アウト。

9回裏。
秀岳館は二番手投手に西村思努を起用する。
西村は枚方ボーイズ出身の3年生。
172cm・70kgの左サイドハンドだ。
速球が126〜32キロ。
スライダーが110キロ台中盤。

高田商は5番・高鉾が三ゴロ。
6番・工藤は遊ゴロ。
代打・石井翔大が左前安打。二死1塁。
代打・脇田遼平は遊飛で試合終了。

秀岳館が11−1で快勝。2回戦進出を決めている。
川端健斗は8回を10奪三振&1失点。
四死球「5」はやや多めだけど、危な気のない投球でした。


安打  002 051 310 12 四 失
秀岳館┃001|070|300┃11 5 1
高田商┃000|001|000┃1 5 1
安打  010 001 121 6

高田商:●古川、杉田
秀岳館:〇川端、西村

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

augustoparty at 14:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)高校野球 

選抜1回戦 福工大福井×仙台育英

第89回選抜高校野球大会4日目。
今日は見たい選手、チームが特になかった。
第1試合の両校は地区大会を制した、好左腕を擁するチーム同士。
ただ昨年11月の神宮大会で見ている。
侍ジャパンが決勝に出ていればそちらのテレビ観戦を優先した。
しかしよくよく考えると注目校が絡まないから混まない。
オープン戦やウエスタンリーグを見るより、甲子園の方が居心地もいい。
観光してもいいけれど、プランを練るのが面倒。
そんな消極的な理由で、甲子園にやって参りました。

第1試合は福井工大福井と仙台育英の対戦である。
仙台育英の長谷川拓帆、西巻賢二はプロも意識できる才能。
そういう人材の成長を見たいという積極的な理由も当然あった。

福井工業大学附属福井高校
1番 二 北川智也  3年 右左 166/70 北河内大東ボーイズ
2番 右 吉田有哉  3年 右右 171/74 紀州ボーイズ
3番 一 井上開都  3年 右左 174/78 奈良ウイング
4番 左 山岸旭   3年 右右 182/86 若狭ボーイズ
5番 捕 島谷元貴  3年 右右 177/77 奈良西シニア
6番 三 川村翔   3年 右右 165/70 福井中学ボーイズ
7番 遊 西村吏久人 3年 右右 173/70 大阪交野シニア
8番 中 山内貴文  3年 右左 175/66 大阪交野シニア
9番 投 摺石達哉  3年 左左 171/66 和歌山田辺ボーイズ

仙台育英高校
1番 遊 西巻賢二  3年 右右 168/73 秀光中等
2番 三 鈴木佳祐  2年 右左 165/63 秀光中等
3番 左 山田利輝  3年 右右 176/70 仙台東部シニア
4番 中 佐川光明  3年 左左 170/74 いわきボーイズ
5番 右 杉山拓海  3年 右右 175/77 秀光中等
6番 投 長谷川拓帆 3年 左左 178/82 桜中
7番 一 前田颯太  3年 右右 185/84 大沢中
8番 捕 渡部夏史  3年 右両 163/62 秀光中等
9番 二 斎藤育輝  3年 右右 165/64 秀光中等


「秀光中等」は仙台育英高の付属中。
修徳や明徳義塾の付属中も名門だけど、
高校に上がる段階で外部へ流れる傾向がある。
仙台育英は中高一貫が機能している高校野球では珍しいチーム。

1回表。先攻は福井工大福井。
1番・北川は三邪飛。
2番・吉田が遊ゴロ。
3番・井上開は遊飛で三者凡退。

仙台育英の先発は長谷川拓帆。
背中を見せてから横回旋でバーンと投げ込んでいた。
多少引っかけるフォームで、川口和久っぽさのある本格派左腕だ。
フォームの「暴れる」感じや、シュート回転が修正された。
球筋が浮かないし、四死球も減少。
球速は昨秋より落ちたけれど、実戦的になっている。
今日の球速は速球が124〜36キロ。
変化球はフォークが116〜25キロ。
カーブ、チェンジが107〜15キロ。

1回裏。後攻は仙台育英。
1番・西巻が左前安打。
2番・鈴木は二ゴロ。一死2塁。
3番・山田が左前安打。一死1、3塁。
4番・佐川は中前タイムリー安打。
ただし佐川が一塁をオーバーランしてタッチアウト。二死3塁。
<仙台育英 1−0 福井工大福井>
5番・杉山はショート強襲の二塁打。二死2塁。
<仙台育英 2−0 福井工大福井>
6番・長谷川が三邪飛で攻撃終了。

工大福井の先発は摺石達哉。
左スリークォーターの技巧派である。
昨秋に見たときよりテイクバックが小さくなった。
今日の球速は速球が122〜30キロ。
スピード、伸びは無いけれどちょっと動く球筋があった。
変化球はスライダー、チェンジが108〜19キロ。
他にカーブがある。

2回表。
工大福井は4番・山岸が遊ゴロ。
5番・島谷は右飛。
6番・川村が一ゴロで三者凡退。

2回裏。
仙台育英は7番・前田が二ゴロ。
8番・渡部も二ゴロ。
9番・斎藤が中飛で三者凡退。

3回表。
工大福井は7番・西村がカーブで見逃し三振。
8番・山内は投飛。
9番・摺石がカーブで空振り三振。

3回裏。
仙台育英は1番・西巻が四球。無死1塁。
しかし西巻は次打者の5球目に二盗失敗。一死無走者。
2番・鈴木が速球で空振り三振。二死無走者。
3番・山田はスライダーで空振り三振。3アウト。

4回表。
工大福井は1番・北川が四球。無死1塁。
2番・吉田がバント失敗。二封で一死1塁。
3番・井上開は中直。二死1塁。
4番・山岸が1−0からレフトに2ラン本塁打。
高い弾道の、滞空時間の長い当たりでした。
<福井工大福井 2−2 仙台育英>
5番・島谷は中直。

4回裏。
仙台育英は4番・佐川がスライダーで空振り三振。
5番・杉山は遊ゴロ。
西村吏久人のフットワークが素晴らしかった。
6番・長谷川が一ゴロで三者凡退。

5回表。
工大福井は6番・川村がカーブで空振り三振。
7番・西村はレフト線に落とす二塁打。一死2塁。
8番・山内が一ゴロ。二死3塁。
9番・摺石は外角速球で見逃し三振。無得点。

5回裏。
仙台育英は7番・前田が一邪飛。
8番・渡部は投ゴロ。
9番・斎藤が中直で三者凡退。

6回表。
工大福井は1番・北川がレフト線を破る二塁打。無死2塁。
2番・吉田はバント成功。一死3塁。
3番・井上開が一ゴロ。二死3塁。
4番・山岸はフォークで見逃し三振。無得点。

6回裏。
仙台育英は1番・西巻が遊ゴロ失策で二進。無死2塁。
2番・鈴木は三前に絶妙のバント。一塁もセーフで無死1、3塁。
3番・山田が中犠飛。一塁走者もタッチアップして一死2塁。
<仙台育英 3−2 福井工大福井>
4番・佐川は二飛。二死2塁。
5番・杉山が左前タイムリー安打。
杉山も送球の感に進んで二死2塁。
<仙台育英 4−2 福井工大福井>
6番・長谷川は遊ゴロで攻撃終了。

7回表。
工大福井は5番・島谷が‭二ゴロ。
6番・川村は遊ゴロ。
7番・西村が中前安打。二死1塁。
西村は次打者の初球に長谷川拓帆の暴投で進塁。二死2塁。
8番・山内は二ゴロで三者凡退。

7回裏。
仙台育英は7番・前田が中飛。
8番・渡部が右前安打。一死1塁。
9番・斎藤は三ゴロ。
三塁手が前進して一塁をよく刺したが、カバーがいなかった。
渡部が隙を突いて進塁し二死3塁。
1番・西巻が三ゴロで3アウト。

8回表。
工大福井は9番・摺石が左前安打。無死1塁。
1番・北川は右前安打。無死1、2塁。
2番・吉田のバントは投手真正面。
1→5→3と転送されて併殺となる。二死2塁。
3番・井上開が死球。二死1、2塁。
4番・山岸も四球。二死満塁。
5番・島谷が左前タイムリー安打。二死1、2塁。
<福井工大福井 4−4 仙台育英>
代打・井上亮はチェンジで空振り三振。攻撃終了。

8回裏。
仙台育英は2番・鈴木が左飛。
3番・山田は左前安打。一死1塁。
4番・佐川がセーフティ気味の三前バント。二死2塁。
5番・杉山は一邪飛。ベンチに頭を突っ込みながら好捕した。

9回表。
工大福井は2番・西村が二ゴロ。
3番・山内は中前安打。一死1塁。
山内が次打者の初球に二盗成功。一死2塁。
更にカウント1−1から長谷川拓帆がけん制悪送球。一死3塁。
2−1から長谷川は暴投して山内が生還。
<福井工大福井 5−4 仙台育英>
4番・摺石が一ゴロ。二死無走者。
5番・北川は四球。二死1塁。
北川は次打者の2球目に二盗成功。二死2塁。
6番・吉田が左前タイムリー安打。二死1塁。
<福井工大福井 6−4 仙台育英>
7番・井上開も右前安打。二死1、3塁。
8番・山内は投飛で攻撃終了。

9回裏。
仙台育英は6番・長谷川が速球で空振り三振。
7番・若山は遊ゴロ。
代打・尾崎拓海が内角速球で空振り三振。試合終了!

仙台育英もグッドチームだった。
内野守備は抜群だったし、走塁もよく鍛えられていた。
長谷川拓帆も最終回こそ乱れたが、秋に比べてフォームも制球も安定していた。
ただ中盤、終盤と疲れがあったかな?
逆に摺石達哉は粘り強く耐えて、仙台育英の強打を封じた。
福井工大福井が逆転勝利で2回戦進出を決めている。

安打   000 111 133 10 四 失
工大福井┃000|200|022┃6 2 1
仙台育英┃200|002|000┃4 1 1
安打   400 002 110 8

仙台育英:●長谷川
工大福井:〇摺石

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

augustoparty at 11:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)高校野球 

2017年03月21日

近畿高校大会準々決勝

Bリーグ、高校野球で関西に来ています。
ただ個人的に大きなお目当てだったのが近畿高校ラグビー大会だ。
関西は高校ラグビーの強豪が集中している。
感覚として全国8強のうち半分は関西勢だ。
熊谷の選抜、花園も見に行くけれど、
今選抜はU18日本代表の仏遠征と日程が被った。
東福岡、東海大仰星、京都成章は複数の主力が代表に行く。
そういう事情で近畿大会の「重さ」も出ていた。

近畿大会は16校が出場。
そのうち5チームに選抜の出場権が与えられる。
関西のレベルを考えるとかなり「狭き門」だ。
初戦を突破すれば敗者復活からの「5位枠」がある。
ただ組み合わせの妙で全国4強レベルが初戦で消えることも…。
実際に今年も京都工学院(旧伏見工)、常翔学園、御所実業が初戦で消えた。

開催地は6府県の持ち回りで、今大会は和歌山開催。
出場16校の内訳は大阪と開催地が「4校」で他府県は2校ずつ。
ただ和歌山は1回戦で全て消えました。
今日は5決トーナメントの1回戦、準決勝と合わせて4試合があった。
開催地は和歌山市の紀三井寺陸上競技場。
南海の和歌山市駅、JR和歌山駅からバスで30分強だった。
国体が15年にあったので、施設はすごく綺麗です。
甲子園も中止になる雨だったけれど、屋根があったので助かった。

公式記録があるわけでなく、経過も抑え切れなかったので、
各試合、各校の簡単な印象を簡単に記しておきます。
まず21日の第1試合は5位決定戦トーナメントの1回戦。
天理と関西学院の対戦だった。

天理高校
PR  金山忠次  1年 178/93
HO  木下陸   2年 163/90
PR  吉田拓実  2年 181/92
LO  佐藤康   2年 169/84
LO  小林真陽  2年 174/78
FL  前原昂生  2年 171/77
FL  照井悠一郎 1年 170/73
NO8 服部航大  2年 176/80
SH  廣田瞬   2年 164/66
SO  高部勇   2年 167/66
WTB 久保田健大 2年 170/69
CTB 兼久颯馬  2年 170/76
CTB 山村勝悟  1年 176/84
WTB 内村祐介  2年 162/63
FB  福山竜斗  2年 168/72

関西学院高等部
PR  河上力   2年 167/88
HO  宇津原龍平 1年 170/82
PR  齋藤遼太  2年 181/104
LO  坂野龍太郎 2年 174/82
LO  坂上力哉  2年 179/86
FL  濱野凌大  2年 169/81
FL  寺井悠真  1年 164/71
NO8 大東将也  1年 172/93
SH  東田涼   2年 167/69
SO  徳岡虎太郎 2年 175/83
WTB 新井健斗  2年 170/73
CTB 本山峻也  1年 173/81
CTB 八田陸豊  2年 172/79
WTB 須田晋矢  2年 168/76
FB  千頭豪   2年 160/69


天理は4分に久保田健大が先制トライ。
関西学院も5分にキックチャージからCTB本山峻也がトライ。
スコアはこの時点で7−7。
ただ拮抗した展開になるかなと思ったら、
そこからは天理がじりじりとリードを拡げていく。

天理は「天理らしい」チーム。
大柄な選手はいないけれど、15人が走り回って攻守に絡む。
狭いバックスラインが、速いテンポで淀みなくボールを運んでいく。
関学は接点の入り、タックルが遅れて食い込まれる。
そうやってどこかが余って…という流れが続出していた。
PR金山忠次の機動力は目につきましたね。
NO8服部航大はパワフルなだけでなくステップの柔らかさが良かった。
天理は彼とFB福山竜斗のゲインが最大の攻め手だったと思う。

関西学院はSO徳山虎太郎のキックなどから打開を図る。
NO8大東将也の突進は強烈で、いいオフロードパスも放っていた。
なかなか「仕掛ける」場面自体が少なかった。

最終的には43−14で天理が勝利。
選抜出場まで「あと1勝」としている。

**************************************

第2試合も5位決定戦トーナメント1回戦。
報徳学園と光泉の対戦である。

報徳学園高校
PR  高橋虎太郎 2年 177/103
HO  田村一巨  2年 170/98
PR  大賀宗志  1年 177/99
LO  福西隼杜  1年 179/93
LO  兼森大輔  1年 184/94
FL  橋本航汰  2年 173/71
FL  栗本勘司  2年 181/84
NO8 宮下大輝  2年 180/88
SH  丸尾祐資  1年 168/65
SO  宮嵜隼人  1年 171/73
WTB 清水海斗  2年 172/76
CTB 岩佐尭弥  2年 172/91
CTB 江藤良   2年 181/89
WTB 中西海斗  2年 170/70
FB  雲山弘貴  2年 186/89

光泉高校
PR  藤中一樹  2年 160/93
HO  中川周哉  2年 163/88
PR  山鹿航汰  1年 170/107
LO  柿本陸臣  2年 172/83
LO  佐々木凱央 1年 184/90
FL  田邊麦   1年 164/70
FL  後藤拓磨  2年 180/75
NO8 杉木悠真  1年 176/90
SH  山内佑真  2年 172/69
SO  今村龍仁  1年 174/69
WTB 大槻正己  1年 169/66
CTB 松田一樹  1年 163/63
CTB 河元恵太  1年 180/80
WTB 北野平   2年 171/72
FB  荒川浩二郎 2年 180/65


報徳は例年スケールの大きいチームを作ってくる。
明治大で活躍する梶村祐介がいい例だけど、
「大型でスキルフル」な選手もよく出てくる。
FB雲山弘貴はU18に選ばれていないけれど、
この体格で走れてボールを放せて、あとキックが素晴らしい。
NO8宮下大輝、岩佐尭弥と江藤良の両CTBも強烈だ。
あとSH丸尾祐資は伊丹RSの全国優勝メンバーで、
昨季の花園でも1年からレギュラー。

光泉は滋賀県草津市の私立高。
薬師寺利弥監督、辻井將孝コーチと伏見工OBが教えている。
FB荒川浩二郎は長身で、高い軌道のキックが面白かった。

この試合に限ると報徳はFW戦を重視する戦いをしていた。
落ち着いた展開で36−0と光泉を一蹴している。

**************************************

第3試合は準決勝。大阪桐蔭と大阪朝鮮の対戦だ。
なお関西は5枠なので、4強の各校は既に選抜出場が決まっている。

大阪桐蔭高校
PR  木村太一  2年 167/93
HO  中川魁   1年 164/84
PR  村木亮介  1年 180/118
LO  楠田秀磨  2年 178/88
LO  木下蓮   2年 187/108
FL  鈴川琉生  2年 181/100
FL  上山黎哉  2年 172/88
NO8 中野光基  2年 180/98
SH  松山将輝  2年 166/71
SO  高本幹也  1年 172/76
WTB 宮宗翔   2年 181/71
CTB 江良楓   2年 172/78
CTB 松山千大  1年 173/82
WTB 杉原駿   2年 173/66
FB  清水政信  2年 180/85

大阪朝鮮高級学校
PR  銚成   2年 175/97
HO  金樹一   1年 173/84
PR  崔暢賢   1年 178/110
LO  金昇志   2年 186/97
LO  梁晴志   2年 173/68
FL  朴祐亨   1年 178/77
FL  徐和真   1年 176/84
NO8 趙誠悠   2年 178/77
SH  李勇綺   2年 168/64
SO  金諒    2年 182/70
WTB 金慶生   1年 169/63
CTB 李承信   1年 174/73
CTB 金潤歩   2年 170/69
WTB 金純海   1年 174/71
FB  李優賢   1年 178/79


大阪朝鮮は1、2年生合わせて23名という小所帯らしい。
大阪府は公立だけでなく私立高校も無償化の対象。
一方で朝鮮高校は補助金、助成金を受けられない。
スカウトや奨学金で選手を集められる学校ではない。
今日の先発を見ると、15人中8名が1年生だった。
ただそんな中でも毎年いいチームを作ってくるのが彼ら。
特に守備組織はエレガントでした。
中をしっかり閉じて、外に押し出すという対応はオーソドックス。
ただその予測、動きの連動性が素晴らしくて、外が空くようで空かない。
サッカーのゾーンディフェンスと一緒ですよね。
前半は大阪朝鮮が12−7とリードして折り返した。

プレイヤーとして素晴らしかったのはSO金諒。
長身痩躯でバランスがよくて、ゲインを切れていた。
7分には彼が中央の狭いスペースを抜けて先制トライを奪った。
タックルを受けてもいなす、ずらす動きで立ったままプレーできる。
オフロードバスが抜群だったし、左足のキックも高質だ。

大阪桐蔭はFW戦が強い。
インゴールに近づいて残りの「何十センチ」を取り切れる選手が多い。
HO中川魁は長い距離の走力があって、ボール扱いもいい。
164cmと小柄だけど、彼が一番ゲインを切っていたと思う。
後半に逆転し突き放した大阪桐蔭が、28−12で決勝に進んでいる。

**************************************

第4試合は京都成章と東海大仰星の対戦だ。
この両校と東福岡の3校が今年の「3強」かなと思う。
1月の花園決勝は東福岡が28−21で仰星を下した。

今度のU18代表は東福岡8名、成章と仰星が3名ずつ。
下記の顔ぶれが4月のフランス遠征に参加します↓
京都成章:藤田康助、中谷玲於、西川虎哲。
東海大仰星:河野晶大、長田智希、河瀬諒介。
河野晶大は196cm・103kgの大型ロック。
ただこの試合は出場していなかった。見たかったのに(´・ω・`)

京都成章高校
PR  成宮銀次朗 2年 176/110
HO  相根大和  2年 171/89
PR  藤田康助  2年 180/120
LO  藤井颯   2年 173/77
LO  平井絃暉  2年 179/85
FL  隈元添太  2年 168/76
FL  中谷玲於  2年 170/76
NO8 園田亜弥斗 2年 170/84
SH  片岡祐二  1年 160/64
SO  押川敦治  2年 172/78
WTB 笹岡海斗  2年 178/78
CTB 西川虎哲  2年 168/71
CTB 山本秀   2年 190/87
WTB 二村莞司  1年 177/77
FB  堀田礼恩  2年 177/85

東海大学付属仰星高校
PR  百地龍之介 2年 175/100
HO  奥田純也  2年 176/95
PR  前田翔   2年 180/105
LO  南光希   2年 181/90
LO  檜垣大宇  2年 175/88
FL  魚谷勇波  2年 167/75
FL  野啓輔  2年 172/85
NO8 馬渡仁之祐 1年 178/90
SH  松木勇斗  2年 170/70
SO  堀田恒司  1年 180/82
WTB 和田悠一郎 2年 174/75
CTB 長田智希  2年 174/80
CTB 宮崎佑基  2年 174/83
WTB 西村高雅  2年 174/74
FB  河瀬諒介  2年 181/82


京都成章はあまり好きになれないラグビーをしていた年もある。
ボールを動かさず、選手に考えさせない…。
5,6年前に見たときは「こりゃ選手が伸びないな」と思った。
ただ今は元からいい選手が入っているし、やっているラグビーも魅力的。
新3年(現2年)は京都府選抜が全国制覇した世代でもある。
ランニングやスキルで勝負できるし、それを押し出していた。

この試合で一番光ったのはSO押川敦治。
昨年の花園はFBで出ていたけれど、SOとしても面白い。
ステップを駆使するというより、真っすぐ走るのが速い。
ちょっと隙間を見つけると一目散にインゴールに突っ込んでいく。
8分の先制トライは彼が30m以上も中央を独走した。
他にも40mくらいの距離からドロップゴールを狙ったり。
二人飛ばすパスでトライを演出したり。
「なぜこの子を代表に連れて行かないの?」というのが率直な感想です(笑)
ただ代表のSOは丸山凛太朗(東福岡)と児玉樹(秋田工)だった。
丸山は当然能力が高く、児玉もスケール的に日本の未来を背負う子なので…。

最終的には京都成章が19−12と1トライ1ゴール差で勝利。
成章は後半9分に敵陣内でラインアウトをターンオーバー。
そこから押川の飛ばしパス→堀田礼恩のトライというのが大きかった。
仰星も後半21分にWTB西村高雅のトライで追い上げたけれど届かず。

帰りは和歌山駅の「丸美商店」で美味しい和歌山ラーメン。
人生4度目、12年ぶりの和歌山はなかなか楽しかったです。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)学生ラグビー 

2017年03月20日

選抜1回戦 中村×前橋育英

第89回選抜高校野球は大会2日目。
第3試合は中村と前橋育英の対戦だ。

中村は21世紀枠で、選抜出場は40年ぶり。
山沖之彦を擁して部員12人で準優勝を果たした伝説のチームだ。
幸徳秋水を筆頭に歴史的な人物を多く輩出した伝統校でもある。
現在は中高一貫校で、先発のうち5名が附属中出身だった。
前橋育英は6年ぶり2回目の選抜。
夏の選手権は13年に「初出場初優勝」を成し遂げている。
現西武の高橋光成が2年生だった。

高知県立中村高校
1番 遊 大凛   2年 右右 178/66 県中村中
2番 左 伊与田遥輝 2年 左左 175/64 県中村中
3番 投 北原野空  3年 右右 168/71 県中村中
4番 三 一圓優太  3年 右左 171/76 八束中
5番 捕 中野聖大  3年 右右 176/65 市中村中
6番 中 岡上颯   3年 右左 181/63 市中村中
7番 右 岡本諒   2年 右右 163/59 中村西中
8番 一 武田晴仁  3年 左左 179/63 県中村中
9番 二 下村悠斗  3年 右右 168/57 県中村中

前橋育英高校
1番 投 丸山和郁  3年 左左 170/69 倉渕中
2番 二 黒澤駿太  3年 右左 172/57 高崎中央ボーイズ
3番 中 皆川喬涼  3年 右右 178/76 館林第四中
4番 三 飯島大夢  3年 右右 184/79 館林ボーイズ
5番 捕 戸部魁人  3年 右右 181/76 前橋桜ボーイズ
6番 遊 堀口優河  3年 右右 173/65 高崎中央ボーイズ 
7番 左 田中宏樹  3年 右右 178/69 富士見中
8番 一 小池悠平  2年 右右 176/72 川内中
9番 右 飯塚剛己  3年 右左 179/65 前橋東中


1回表。先攻は中村。
1番・大が死球で出塁。無死1塁。
2番・伊与田は速球で見逃し三振。一死1塁。
3番・北原の4球目に丸山が暴投。一死2塁。
北原は高め速球で空振り三振。二死2塁。
4番・一圓は外角速球で見逃し三振。3アウト。

前橋育英の先発は丸山和郁。左の本格派である。
昨秋の関東大会では3試合15イニングを無失点に抑えている。
小柄だけど足腰が強そうで、上半身の動きがリラックスしていた。
1番打者を務めるくらいの俊足で、瞬発力も恵まれているだろう。
フォームは無理がなくてスムーズで、リリースも一定している。
変化球はこれから増やしていくだろうけれど、
基本的なメカニックはもうかなりいいレベルまで達している投手だ。
球速は速球が129〜44キロ。
球筋が浮かないし、間違いなく切れもある。
ただ打球をかなり「飛ばされる」傾向があった。
変化球はスライダーが112〜21キロ。
稀に110キロ台前半のチェンジアップも投げていた。
組み立ては速球比率が高くて、たまにスライダーという内容だ。

前橋育英の投手陣は大阪桐蔭と並んで全国的に豪華。
「140キロカルテット」と称される面子が揃っている。
吉澤悠が残念ながら負傷で今大会のエントリーから外れた。
昨秋はチーム最多の30イニングを投げている右腕だ。
ただそれでも左右3枚を擁しているというのはつくづく魅力的である。

1回裏。後攻は前橋育英。
1番・丸山が一ゴロ。
2番・黒澤は左飛。
3番・皆川が三ゴロ。

中村の先発は北原野空。右上手の技巧派である。
小柄だけど一定の球威もあり、カーブを多投して緩急も付けられる。
本日の球速は速球、シュートが123〜35キロ。
スライダーが111〜19キロ。
カーブが95〜106キロ。
十分に全国レベルの好投手だった。

2回表。
中村は5番・中野が外角速球141キロで空振り三振。
6番・岡上は中飛。
7番・岡本が中飛で三者凡退。

2回裏。
前橋育英は4番・飯島が左前安打。無死1塁。
5番・戸部は右前安打。無死1、2塁。
6番・堀口がバント成功。一死2、3塁。
7番・田中は左前タイムリー安打。一死1塁。
<前橋育英 2−0 中村>
8番・小池は二ゴロ。二死2塁。
9番・飯塚が四球を選び、この間に田中が三盗成功。二死1、3塁。
飯塚も次打者の初球に二盗成功。二死2、3塁。
1番・丸山はスライダーで空振り三振。攻撃終了。

3回表。
中村は8番・武田がスライダーで空振り三振。
9番・下村は投直。
1番・大が中前安打。二死1塁。
2番・伊与田は速球で空振り三振。3アウト。

3回裏。
前橋育英は2番・黒澤が中前安打。無死1塁。
しかし黒沢は次打者のカウント0−0から牽制死。
3番・皆川が左前安打。一死1塁。
皆川は次打者の4球目に二盗を決める。一死2塁。
4番・飯島はスライダーで空振り三振。二死2塁。
5番・戸部がスライダーで空振り三振。3アウト。

4回表。
中村は3番・北原が中飛。
4番・一圓は左飛。
5番・中野が左前安打。二死1塁。
6番・岡上は遊ゴロで3アウト。

4回裏。
前橋育英は6番・堀口が右飛。
7番・田中は右直。
8番・小池が四球。二死1塁。
9番・飯塚はセーフティバント失敗の投ゴロ。3アウト。

5回表。
中村は7番・岡本が中右直。
皆川喬涼が見事な背走からかなり高く飛んで好捕した。
彼は打撃、投球の両面でチームの中心だけど、
こういうアスリート能力もあるんですね。
新庄剛志とかオコエ瑠偉を思い出すようなプレーだった。

中村は8番・武田が三ゴロ。
9番・下村が四球で二死1塁。
しかし下村は次打者の4球目に二盗失敗。3アウト。

5回裏。
前橋育英は1番・丸山がスライダーで見逃し三振。
2番・黒澤は一ゴロ。
3番・皆川が四球。二死1塁。
4番・飯島は遊ゴロで3アウト。

6回表。
中村は1番・大が中前安打。無死1塁。

前橋育英はここで丸山和郁が降板。
丸山はセンターに下がって、皆川喬涼と入れ替わる。
皆川は178cmの右上手投げだ。
正統派、本格派のオーソドックスなタイプですね。
今日の球速は速球が134〜41キロ。
変化球はスライダーが120キロ台前半。
チェンジが110キロ台中盤。
カーブが110キロ台前半。

その皆川は2番・伊与田のカウント0−0から牽制悪送球。
中村の攻撃は無死2塁。
2番・伊与田は遊ゴロ。
ラン&ヒットで二塁走者が飛び出して三塁タッチアウト。一死1塁。
3番・北原がスライダーで見逃し三振。二死1塁。
4番・一圓は右前安打。二死1、3塁。
しかし5番・中野が二ゴロで無得点。

6回裏。
前橋育英は5番・戸部が三ゴロ。
一圓優太の送球、武田晴仁の捕球とも見事だった。
6番・堀口は中前安打。一死1塁。
7番・田中が中前安打。一死1、3塁。
田中は次打者の初球に二盗成功。一死2、3塁。
8番・小池は三塁線を破るタイムリー二塁打。一死2塁。
<前橋育英 4−0 中村>
9番・飯塚がバントで送る。二死3塁。
1番・丸山は二塁内野安打。三塁走者が生還して二死1塁。
<前橋育英 5−0 中村>
丸山は次打者の初球に二盗失敗。攻撃終了。

7回表。
中村は6番・岡上が左飛。
7番・岡本は三振振り逃げ成功。
記録はキャッチャーの悪送球で一死1塁。
8番・武田は二ゴロ併殺で3アウト。

7回裏。
前橋育英は2番・黒澤が一ゴロ。
3番・皆川が中飛。
4番・飯島は遊直で三者凡退。

8回表。
前橋育英はこの回から三番手投手に根岸崇裕を起用する。
根岸は館林第二中出身の3年生。
192cm・93kgの巨漢右腕だ。
威圧感がすごくて、身体もしっかり使えている。
上からの角度があって、しっかり体重を乗せて腕を振り切れる。
素材としては一流だし、他の二投手といい意味で同レベルだった。
今日の球速は速球が134〜41キロ。
スピンが効いたというよりはいわゆる「重い球」を投げるタイプ。
捕手の捕球音が低くて乾いた音だった。
変化球はフォークが127〜32キロ。
カーブが106〜14キロ。
他にスライダーが117〜24キロ。
フォーク、カーブと「縦系」の変化をかなり多投していた。

結果として触れ込み通りに3投手全員が140キロ台を出した。
タイプも違うし、見ていて楽しかったです。

中村は9番・下村がカーブで見逃し三振。
1番・大が二ゴロ。
2番・伊与田はカーブで見逃し三振。

8回裏。
前橋育英は5番・戸部が二直。
6番・堀口は四球。一死1塁。
7番・田中が中飛。二死1塁。
8番・小池の初球に堀口が二盗成功。二死2塁。
小池は左飛で3アウト。

9回表。
中村は3番・北原が右飛。
4番・一圓が右中間を破る二塁打。一死2塁。
5番・中野は二ゴロ。二死3塁。
6番・岡上が右前タイムリー安打。二死1塁。
二塁の前で大きくイレギュラーする幸運な当たりだった。
<前橋育英 5−1 中村>
7番・岡本は左前安打。二死1、2塁。
8番・武田がフォークで空振り三振。試合終了。

前橋育英が3投手の継投で7−1と快勝している。

安打   001 102 102 7 四 失
中村  ┃000|000|001┃1 2 0
前橋育英┃020|003|00×┃5 4 2
安打   032 004 00  9

前橋育英:〇丸山、皆川
中村:●北原
 
試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

augustoparty at 18:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)高校野球 

選抜1回戦 報徳学園×多治見

第89回選抜高校野球は大会2日目。
第2試合は報徳学園と多治見の対戦だ。

報徳は3年ぶり21回目の選抜。
この大会を過去に2度制している地元・兵庫の強豪だ。
多治見は創設が戦前にさかのぼる岐阜の県立校。
今大会は21世紀枠で春夏通じての初出場を果たしている。

報徳学園高校
1番 遊 小園海斗  2年 右左 178/73 枚方ボーイズ
2番 中 永山裕真  3年 右左 170/61 池田ボーイズ
3番 二 片岡心   3年 右左 177/68 神戸須磨クラブ
4番 捕 篠原翔太  3年 右右 177/70 神戸伊丹シニア
5番 一 神頭勇介  2年 右右 176/75 枚方ボーイズ
6番 三 池上颯   3年 右右 170/68 京都南山城ボーイズ
7番 左 長尾亮弥  2年 右左 167/67 津名中
8番 右 岡本蒼   3年 右左 175/70 報徳学園中
9番 投 西垣雅矢  3年 右左 183/70 梁瀬中

岐阜県立多治見高校
1番 捕 山田智也  3年 右左 171/64 岐阜東濃シニア
2番 二 熊優斗  3年 右左 171/72 岐阜東濃シニア
3番 中 加藤将輝  3年 右左 171/72 岐阜東濃シニア
4番 一 佐藤昂気  3年 右左 174/80 岐阜東農シニア
5番 三 岡井俊樹  3年 右右 180/73 岐阜中濃ボーイズ
6番 右 森翔太   2年 左左 183/82 陶都ボーイズ
7番 左 三戸悠平  2年 右右 170/63 土岐津中
8番 投 河地京太  3年 右右 177/82 岐阜東濃シニア
9番 遊 小西克輝  3年 右右 170/69 多治見中


1回表。先攻は報徳学園。
1番・小園が速球で空振り三振。
2番・永山は右前安打。一死1塁。
永山は次打者の初球に二盗成功。一死2塁。
3番・片岡が中前タイムリー安打。一死1塁。
<報徳学園 1−0 多治見>
4番・篠原は死球。一死1、2塁。
5番・神頭も中前タイムリー安打。なお一死1、2塁。
<報徳学園 2−0 多治見>
6番・池上は右飛。二死1、2塁。
7番・長尾が二ゴロで攻撃終了。

多治見の先発は河内京太。
右サイドハンドの技巧派である。
身体を沈めて低いリリースポイントから投げ込んでくる。
今日の球速は速球が123〜29キロ。
多少シュートして沈む球筋だった。
変化球はスライダー、チェンジ系が108〜21キロ。
カーブが97〜103キロ。

1回裏。後攻は多治見。
1番・山田が速球で空振り三振。
2番・熊崎はフォークで空振り三振。
3番・加藤が中飛で三者凡退。

報徳の先発は西垣雅矢。右上手の本格派である。
細身でそれほど柔らかさはない。
ただバネがあって、バランスもいい。
ゆったり力みのないフォームから、思った以上のボールが来る。
球筋が浮かないし、しかも伸びが素晴らしい。
速球とフォークはかなりの確率で空振りを奪える。
スペックはそこまで強烈じゃないけれど、いかにも筋が良かった。
足は速そうだったし、フィールディングがいいし…。
高卒プロ入りもあり得るし、東都や六大学の強豪から引きがあるだろう。
今日の球速は速球が128〜41キロ。
変化球はフォークが123〜30キロ。
スライダーが113〜23キロ。
カーブが102〜14キロ。

2回表。
報徳は8番・岡本がチェンジで空振り三振。
9番・西垣は速球で空振り三振。
1番・小園が遊ゴロで三者凡退。

2回裏。
多治見は4番・佐藤昂が一ゴロ。
5番・岡井はフォークで空振り三振。
6番・森が右前安打。二死1塁。
7番・三戸もフォークで空振り三振。3アウト。

3回表。
報徳は2番・永山が中前安打。無死1塁。
3番・片岡は三ゴロ。二塁封殺を狙った送球が大きく逸れてしまう。
一塁走者が生還し、なお無死2塁。
<報徳学園 3−0 多治見>
4番・篠原は中飛。二塁走者がタッチアップして一死3塁。
5番・神頭が四球。一死1、3塁。
6番・池上は中前タイムリー安打。一死1、2塁。
<報徳学園 4−0 多治見>
7番・長尾はレフト線に落とすタイムリー二塁打。一死2、3塁。
<報徳学園 5−0 多治見>
8番・岡本が左前タイムリー安打。二者が生還して一死2塁。
<報徳学園 7−0 多治見>
9番・西垣は強烈な三ゴロ。
三塁手はよく捕ったが再び二塁送球が乱れて…。一死1、3塁。
1番・小園が右中間を破るタイムリー三塁打。なお一死3塁。
噂通りの俊足で悠々と三塁に間に合った。
<報徳学園 9−0 多治見>
2番・永山も中前タイムリー安打。一死1塁。
<報徳学園 10−0 多治見>

試合の均衡が完全に崩れてしまった。
多治見は河内京太がここで降板。
二番手投手に柘植慶司を起用する。
柘植は2年生。178cm・78kgの右上手投げだ。
球速は速球、カット系が118〜33キロ。
カーブ、スライダーが100〜13キロ。

報徳の打席には3番・片岡。
0−0から牽制悪送球で一死2塁。
片岡は中飛で三塁走者がタッチアップ。二死3塁。
4番・篠原が中飛でようやく攻撃終了。

3回裏。
多治見は8番・柘植が三ゴロ。
9番・小西も三ゴロ。
1番・山田は遊ゴロで三者凡退。

4回表。
報徳は5番・神頭が二飛。
6番・池上は投ゴロ。
7番・長尾が遊ゴロで三者凡退。

4回裏。
多治見は2番・熊崎が四球を選ぶ。無死1塁。
3番・加藤は左前安打。無死1、2塁。
4番・佐藤昂は強烈なレフトライナー。
二塁走者が飛び出して戻れず併殺になる。二死1塁。
5番・岡井が三ゴロで3アウト。

5回表。
報徳は8番・岡本が二ゴロ。
9番・西垣は遊飛。
1番・小園が二ゴロ失策で生きる。二死1塁。
しかし小園は3球目に二盗失敗で3アウト。
俊足ランナーを山田智也捕手が余裕で刺した。

5回裏。
多治見は6番・森が遊飛。
7番・三戸は四球を選ぶ。一死1塁。
8番・柘植がスライダーで空振り三振。二死1塁。
9番・小西もスライダーで空振り三振。
西垣雅矢は点差が開いてから多少抜いて投げていたと思う。
ただ初回に切れのなかったスライダーが、徐々に切れ始めていた。

6回表。
報徳は2番・永山が中前安打。無死1塁。
3番・片岡はライト線を破るタイムリー二塁打。無死2塁。
<報徳学園 11−0 多治見>
4番・篠原が三前安打。無死1、3塁。
5番・神頭は三ゴロ。三塁走者が生還して一死1、2塁
<報徳学園 12−0 多治見>
6番・池上も三ゴロ。二死1、2塁。
7番・長尾が中飛で攻撃終了。

6回裏。
多治見は1番・山田が投ゴロ。
2番・熊崎はスライダーで空振り三振。
3番・加藤が三直で三者凡退。

7回表。
報徳は代打・羽渕達哉が右前安打。無死1塁。
9番・西垣はバント成功。一死2塁。
1番・小園が四球を選ぶ。一死1、2塁。
2番・永山の0−1から柘植慶司がけん制悪送球。一死2、3塁。
永山は中前タイムリー安打。
二者が生還し、永山も送球の間に二進。一死2塁。
<報徳学園 14−0 多治見>
3番・片岡が右前安打。一死1、2塁。
4番・篠原はライト線を破るタイムリー二塁打。一死2塁。
<報徳学園 16−0 多治見>
5番・神頭が遊ゴロ。二死2塁。
6番・池上は一ゴロで攻撃終了。

7回裏。
多治見は4番・佐藤昂が一ゴロ。
5番・岡井は投ゴロ。
6番・森がフォークで空振り三振。三者凡退。

8回表。
多治見はこの回から三番手投手に森翔太を起用する。
森はライトで先発していた183cmの2年生左腕だ。
体格は素晴らしいけれどタイプとしては軟投派。
球速は速球が110〜14キロ。
変化球はカーブが90キロ台。

報徳は7番・長尾が一ゴロ。
8番・羽渕は中飛。
代打・山本燎が左飛で三者凡退。

8回裏。
報徳はこの回から二番手投手に津高弘樹を起用する。
津高は3年生。182cm・68kgの左腕だ。
球速は速球、シンカー系が127〜32キロ。
スライダーが110キロ台中盤。

多治見は7番・三戸が中前安打。無死1塁。
8番・柘植が右飛。一死1塁。
9番・小西は優ゴロ併殺で3アウト。
小園海斗がロスの少ない正確な動きで併殺につなげた。

9回表。
報徳は1番・小園が2−1からライトポール際にソロ本塁打。
<報徳学園 17−0 多治見>
小園海斗は1年次から主力だった注目の逸材。
足もかなりの俊足で、身のこなしの良さもある。
盗塁は一つ刺されたけれど、守備と打撃で見せ場を作った。

報徳は2番・永山が遊飛。
3番・片岡が四球。一死1塁。
4番・篠原は左前安打。一死1、2塁。
5番・神頭の3球目に森が暴投。一死2,3塁
神頭は左前タイムリー安打。一死1塁。
<報徳学園 19−0 多治見>

多治見はここで森翔太が降板。
柘植慶司がマウンドに戻る。

報徳は6番・池上が中前安打。一死1、2塁。
代打・金子将大は緩いカーブを頭に受ける死球。一死満塁。
8番・羽渕が二塁手のグラブをはじく右前タイムリー安打。
二者が生還したものの、二塁を欲張った羽渕はタッチアウト。二死3塁。
<報徳学園 21−0 多治見>
代打・堀尾浩誠が三ゴロで攻撃終了。

9回裏。
報徳は三番手投手に大石亮人を起用する。
大石は3年生。174cm・71kgの左腕だ。
今日の球速は速球が120キロ台中盤。
スライダーが110キロ台前半。
多治見は1番・山田が二ゴロ。

報徳はここで投手交代。
四番手投手として池上颯が三塁からマウンドに移動する。
本日の最速が136キロ。
スライダーが116,7キロ。

多治見は2番・山本が遊飛。
3番・加藤が投手強襲の投ゴロで三者凡退。

ここで試合終了。
報徳の好守、豪打があり、多治見には守備の乱れもあった。
20点以上が入った試合を生で見るのは初めてです。
アマチュアは基本的にコールドがありますから。
投手交代が増えた8回以降は見ているこちらの集中力も切れました…。

安打   306 003 405 21 四 失
報徳学園┃208|002|405┃21 6 0
多治見 ┃000|000|000┃0 2 5
安打   010 100 010 3

多治見:●河地、柘植、森、柘植
報徳学園:〇西垣、津高、大石、池上

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

augustoparty at 17:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)高校野球 

選抜1回戦 高岡商×盛岡大付

昨日から関西でぶらぶらしています。
Bリーグと甲子園が二本柱。
他にラグビー、ハンドボールも見ようかなと思っている。
昨日は滋賀×栃木を取材していました。
熊本工業、日大三は見たかったけれど、負けてしまって残念…。
今日は高校野球選抜大会の第2日を見ます。
第1試合は高岡商業と盛岡大付の対戦だ。

富山県立高岡商業高校
1番 遊 中村昂央  2年 右左 175/68 大谷中
2番 三 久保優斗  3年 右右 169/67 富山ヤングBC
3番 一 島村功記  3年 右右 171/71 五位中
4番 捕 筏秀生   2年 右右 166/75 井波中
5番 左 扇谷悠汰  3年 右左 177/81 大谷中
6番 二 吉本樹   3年 右右 157/64 飛騨高山ボーイズ
7番 中 伊藤洸紀  3年 右左 176/66 富山ヤングBC
8番 投 土合伸之輔 3年 左左 173/76 国吉中
9番 右 谷内遥紀  3年 右左 168/62 高岡シニア

盛岡大学附属高校
1番 中 植田拓   3年 右右 165/72 貝塚シニア
2番 左 林一樹   3年 左左 172/72 大阪城東シニア
3番 三 大里昂生  3年 右左 176/73 盛岡南シニア
4番 遊 比嘉賢伸  3年 右左 180/82 大正ボーイズ
5番 一 須藤颯   3年 右左 174/78 横浜都築ボーイズ
6番 二 伊藤大智  2年 右右 166/65 利府ボーイズ
7番 右 臼井春貴  3年 右右 177/75 横浜瀬谷ボーイズ
8番 投 三浦瑞樹  3年 左左 175/72 横浜瀬谷ボーイズ
9番 捕 松田夏生  3年 右右 180/82 久慈中


1回表。先攻は高岡商。
1番・中村昂が左飛。
2番・久保は中飛。
3番・島村が四球。二死1塁。
島村は次打者の2−2から二盗成功。二死2塁。
4番・筏が3−2からレフトに2ラン本塁打!
快音を残して角度も良く、「打った瞬間」にスタンドインが分かる打球だった。
<高岡商 2−0 盛岡大付>
5番・扇谷はスライダーで空振り三振。攻撃終了。

高岡商の先発は土合伸之輔。
左の本格派である。
今日の球速は速球が123〜31キロ。
スライダーが102〜15キロ。
上下動の小さい、力みのないオードソックスなフォーム。
球威、球種とスペックは低いが、丁寧に投げていた。
安打は浴びていたが、四死球で自滅するようなタイプではない。

1回裏。後攻は盛岡大付。
1番・植田が二ゴロ。
2番・林は遊ゴロ。
3番・大里が投前安打。ボテボテの当たりが奏功して二死1塁。
4番・比嘉はライト線にポトリと落とす二塁打。二死2、3塁。
5番・須藤が三塁頭上をライナーで破るタイムリー二塁打。二死2塁。
<盛岡大付 2−2 高岡商>
6番・伊藤は中飛で攻撃終了。

盛岡大付の先発は三浦瑞樹。
背番号10の本格派左腕だ。
今日の球速は速球が127〜39キロ。
変化球はスライダーが107〜17キロ。
これは一度浮いて沈む面白い軌道だった。
他にチェンジが110キロ台前半。
カーブが90キロ台後半。
序盤はややボールが上ずって、制球に苦しんでいた。
ただ徐々に球筋も低くなったし、ボールの切れもあった。
それでも打たれたのは高岡商打線が振れていたということに尽きる。

2回表。
高岡商は6番・吉本が四球で出塁。無死1塁。
7番・伊藤はエンドランから二ゴロ。一死2塁。
8番・土合がスライダーで見逃し三振。二死2塁。
9番・谷内は死球。二死1、2塁。
1番・中村昂も死球。二死満塁。
2番・久保はスライダーで空振り三振。無得点。

2回裏。
盛岡大付は7番・臼井が中飛。
8番・三浦瑞は外角速球で見逃し三振。
9番・松田が初球のスライダーを引っ張る。
これもレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打となった。
<盛岡大付 3−2 高岡商>
1番・植田はスライダーで空振り三振。攻撃終了。

3回表。
高岡商は3番・島村が左前安打。無死1塁。
4番・筏はバント成功。一死2塁。
5番・扇谷がスライダーで空振り三振。二死2塁。
6番・吉本は中前タイムリー安打。二死1塁。
<高岡商 3−3 盛岡大付>
7番・伊藤が左中間を破る三塁打。二死2、3塁。
8番・土合は三ゴロで攻撃終了。

3回裏。
盛岡大付は2番・林が三邪飛。
3番・大迫は四球。一死1塁。
4番・比嘉が右前安打。一死1、2塁。
5番・須藤は右飛。三塁走者がタッチアップして二死1、3塁。
6番・伊藤が二ゴロで無得点。

4回表。
高岡商は9番・谷内が速球で空振り三振。
1番・中村昂は左中間を破る二塁打。一死2塁。
2番・久保が死球。一死1、2塁。
3番・島村は右中間最深部を破るタイムリー三塁打。一死3塁。
<高岡商 5−3 盛岡大付>

盛岡大付はここで三浦瑞樹が降板。
二番手投手に平松竜也を起用する。
平松は横浜瀬谷ボーイズ出身の3年生。
183cm・83kgの右上手投げである。
背番号1を背負い、昨秋の大会は登板回数がチーム最多だった。
体格がしっかりしているだけでなく、いかにも力強い。
下半身をしっかり使えていて、背筋も強そう。
荒々しく、上から叩きつけるようなフォームである。
ボールが浮いたり散ったりはするけれど、見ていて楽しい。
今日の球速は132〜45キロ。
変化球はスライダーが、フォーク117〜27キロ。
カーブが106〜11キロ。

高岡商は4番・筏が左犠飛。二死無走者。
<高岡商 6−3 盛岡大付>
5番・扇谷が中直で攻撃終了。

4回裏。
盛岡大付は7番・臼井が左越えの二塁打。無死2塁。
8番・平松は内角速球で見逃し三振。一死2塁。
9番・松田が遊ゴロ。二死3塁。
1番・植田は2−0から左中間を破るタイムリー二塁打。二死2塁。
<高岡商 6−4 盛岡大付>
2番・林が中前タイムリー安打。
本塁への返球が高く逸れて打者も二塁へ進む。二死2塁。
<高岡商 6−5 盛岡大付>
3番・大里は右前タイムリー安打。二死1塁。
<盛岡大付 6−6 高岡商>
4番・比嘉も右前安打。二死1、3塁。
比嘉賢伸は早くも猛打賞だ。
比嘉は次打者の初球に二盗成功。二死2、3塁。
5番・須藤が二ゴロで攻撃終了。

5回表。
高岡商は6番・吉本が一ゴロ。
7番・伊藤は左飛。
8番・土合が中越えの二塁打。二死2塁。
9番・谷内の3球目に平松竜也が暴投。二死3塁。
しかし谷内はフォークで見逃し三振。3アウト。

5回裏。
盛岡大付は6番・伊藤が左飛。
7番・臼井は遊ゴロ悪送球で生きる。一死1塁。
8番・平松がエンドランから投ゴロ。二死2塁。
8番・松田はライト線を破るタイムリー三塁打。二死3塁。
<盛岡大付 7−6 高岡商>
1番・植田が左前タイムリー安打。
レフトがライン寄りに守っていたのでシングルかと思った。
しかし植田が凄まじい俊足で二塁を陥れる。二死2塁。
<盛岡大付 8−6 高岡商>
2番・林は右飛で攻撃終了。

6回表。
高岡商は1番・中村昂が四球を選ぶ。無死1塁。
ここで平松竜也が「うりゃ」とうなり声を上げ始めてマズいと思った。
腹筋に力が入っている、力んでるという証明。
経験則として投手は声が出始めると直後に崩れる。
2番・久保は右中間を破るタイムリー二塁打。
中継二塁からの本塁返球が逸れて久保も三塁に進む。無死3塁。
<盛岡大付 8−7 高岡商>
3番・島村がフェンスぎりぎりの中犠飛。一死無走者。
<高岡商 8−8 盛岡大付>
4番・筏はスライダーで空振り三振。
5番・扇谷が速球で空振り三振。攻撃終了。

6回裏。
盛岡大付は3番・大里が三飛。
4番・比嘉は死球。一死1塁。
5番・須藤が一ゴロ。二死2塁。
6番・伊藤は一邪飛で3アウト。

7回表。
高岡商は6番・吉本が投ゴロ。
7番・伊藤が中飛。
8番・土合は左飛。
両チーム通じてこの試合初の三者凡退である。

7回裏。
盛岡大付は7番・臼井が内角速球で見逃し三振。
8番・平松が二飛。
9番・松田は一飛で三者凡退。

8回表。
高岡商は9番・谷内が四球を選ぶ。無死1塁。
1番・中村昂はバント成功。一死2塁。
2番・久保がボテボテの投ゴロ。二死3塁。
3番・島村は二ゴロで無得点。

8回裏。
盛岡大付は1番・植田が中前安打。無死1塁。
プロ注目の植田拓もこれで猛打賞。そのうち2本が長打である。
2番・林はバント成功。一死2塁。
3番・大里が死球。一死1、2塁。
4番・比嘉は中前安打。一死満塁。
比嘉賢伸はこれで4安打目。
5番・須藤が二ゴロ併殺で無得点。

9回表。
高岡商は4番・筏がフォークで空振り三振。
5番・扇谷は右越えの二塁打。一死2塁。
6番・吉本が右直。
扇谷はタッチアップで三塁を狙うもタッチアウト。3アウト!

9回裏。
盛岡大付の6番・小林由伸のカウント0−1で土合槙之輔が負傷。
肉離れか捻挫という雰囲気だった。

高岡商は二番手投手に伏見拓真を起用する。
伏見は3年生。190cm・82kgの右上手投げだ。
お尻はあまり落とせないし、動きも少し硬い。
でも身体を上手く畳んで丸めて、開放するメカニズムがある。
具体例を挙げると河原純一、岡林洋一に似た雰囲気だ。
投手としてのキャリアは浅いらしいけれど、面白い素材だった。
今日の球速はが132〜36キロ。
変化球はスライダ−が113〜19キロ。

盛岡大付は6番・小林は三飛。
7番・臼井が一飛。
8番・平松は空振り三振。三者凡退。

10回表。
高岡商は7番・伊藤が中前安打。無死1塁。
8番・伏見はバント成功。一死2塁。
9番・谷内がフォークで空振り三振。二死2塁。
1番・中村昂の打球は一二塁間を破って…。
ライトの臼井春貴は9回に刺殺を決めた強肩。
本塁返球も悪くなかったが、伊藤のヘッドスライディングが一瞬速かった。
高岡商が勝ち越して、なお二死1塁。
<高岡商 9−8 盛岡大付>
2番・久保は三塁強襲安打。二死1、2塁。
3番・島村がフォークで空振り三振。攻撃終了。

10回裏。
盛岡大付は9番・松田が四球を選ぶ。無死1塁。
1番・植田は三ゴロ。
三塁手がこれをファンブルして、一塁手が三塁を狙う。
三塁への送球はぎりぎりセーフで、植田も二塁を陥れる。無死2、3塁。
2番・林が1−0から中前タイムリー安打。
前進守備の二塁の脇を抜けて、三塁走者に続いて二塁走者も生還する!
<盛岡大付 10−9 高岡商>

凄まじいつばぜり合いがついに決着。
1試合で高岡商が3回勝ち越し、盛岡大付は2回勝ち越している。
4回も「リードされた方が追いつく」展開だった。
引き締まった投手戦が好きな私も、引き込まれる熱闘でした。

安打   103 211 001 3 12 四 失
高岡商 ┃201|302|000|1┃9 7 3
盛岡大付┃210|320|000|2X┃10 3 1
安打   311 520 020 2 15

盛岡大付:三浦瑞、〇平松
高岡商:土合、●伏見

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

augustoparty at 11:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)高校野球 

2017年02月17日

デンソー杯1回戦 東海×関西

第31回デンソーカップチャレンジサッカー。
大会初日は1回戦の4試合が行なわれる。
第2試合の時間帯は作業をして、第3試合は人工芝ピッチへ。
東海選抜と関西選抜の対戦だ。
関西選抜は全日本に6名が抜かれている。
とはいえ関東に次いで人材のいる連盟だし、昨年の王者だ。

東海学生選抜
GK 12 三輪和希  3年 180/73 愛知学院大
DF  4 渡邊翔太  3年 178/67 常葉大浜松
    3 鹿山拓真  2年 190/77 東海学園大
    5 諏訪部徹  2年 180/69 静岡産業大
MF 18 大村海太  3年 175/73 中京大
    7 渡邉柊斗  2年 170/60 東海学園大
    8 濱田恭輔  3年 170/58 東海学園大
    2 本多琢人  3年 166/66 東海学園大
FW 10 武田拓真  3年 170/59 東海学園大
   17 榎本大輝  2年 163/60 東海学園大
   14 遠山拓民  2年 169/66 静岡産業大

−−−−−−−遠山−−−−−−−
−−−榎本−−−−−−武田−−−
−本多−−濱田−-渡邉柊-−大村−
−−-諏訪部-−鹿山−-渡邊翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−三輪−−−−−−−

関西学生選抜
GK  1 上田智輝  3年 180/79 関西学院大
DF  2 吉村弦   2年 174/69 同志社大
    3 菊池流帆  2年 186/76 大阪体育大
   14 荒木隼人  2年 185/75 関西大
   16 小川原一輝 3年 184/72 関西学院大
MF 18 田中駿汰  1年 182/65 大阪体育大
    8 藤原奏哉  3年 170/62 阪南大
   10 國分将   3年 174/73 近畿大
    6 末吉塁   2年 165/64 大阪体育大
FW 11 竹下玲王  3年 176/72 関西大
   15 長谷川覚之 3年 170/65 大阪学院大

−−−-長谷川-−−−竹下−−−−
−−末吉−−−−−−−−國分−−
−−−−−藤原−−田中−−−−−
−小川原−-荒木−-菊池−−吉村−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−上田−−−−−−−


関西は試合開始から賑やか。
菊池流帆がヘディング、タックルのたびに叫ぶ。
漫画のように「おりゃー!」とシャウトする。
もちろんただ声を出すだけでなく周りを盛り上げていた。
大学サッカーをご覧の方には有名な「大体大名物」だけど、
分かっているのにやっぱりインパクトが凄い。
それにつられて他の選手もよく声が出ていた。

14分、関西は田中駿汰が左CKを右足で入れる。
小川原一輝が密集に飛び込んでヘッドを合わせた。
<関西学生選抜 1−0 東海学生選抜>

31分、関西は田中駿汰が左ミドルを放つもポスト。
低くて強烈な弾道だった。

田中駿汰は1年生ながら選抜入り。
加減速、重心移動の鋭さがあって、両足のパスもいい。
182cmとサイズもある司令塔である。

39分、東海は遠山拓民に警告。

関西が1−0とリードして前半45分を折り返す。
試合は後半。
46分、東海は濱田恭輔→村瀬大地。遠山拓民→水野翔太。
東海の布陣がこう↓
−−−−−−−水野−−−−−−−
−−−榎本−−−−−−武田−−−
−本多−-諏訪部−渡邉柊-−大村−
−−−村瀬−−鹿山−-渡邊翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−三輪−−−−−−−


51分、関西はエリアすぐ右の好位置でFKを得る。
田中駿汰が右足でファーに合わせて、荒木隼人がヘッドを叩きつける。
竹下玲王がこれに反応して、左足で流し込んだ。
<関西学生選抜 2−0 東海学生選抜>

56分、関西は吉村弦が右サイドから切れ込んで折り返す。
鹿山拓真が手で弾いて判定はハンド。関西にPKが与えられる。

関西は51分のFKも吉村弦の攻め上がりから。
この時間帯に彼がパワフルに突進を仕掛けていた。

56分、関西はこのPKを竹下玲王が成功。
<関西学生選抜 3−0 東海学生選抜>

62分、東海は本多琢人→藤田脩人。
本多琢人はあぐり西町FCでバーモントカップ四強。
140cm足らずの身長ながら大会の話題をさらった技巧派である。
長崎南山中でも全中の4強入りを果たしている。
斧澤隼輝(C大阪)や平井将太郎(帝京大ラグビー部)と同期だった。
軽いボールタッチ、縦への鋭い突破とオフェンス面は悪くなかった。
ただ守備面で後手を踏んでしまうことが多く、今日は苦しんでいた。

63分、関西は藤原奏哉→清水航輔。
65分、東海は榎本大輝→栗田マーク。
栗田マークは東京実業→静岡産業大の1年生。
180cmとそこそこ大型でスピードが素晴らしい。
素材感という意味では東海でも最高の選手。

67分、関西は長谷川覚之→草野侑己。
69分、東海は村瀬大地に警告。
70分、関西は吉村弦→大野佑哉。

76分、東海は武田拓真→内海徹也。
内海は川和高→静岡大で190cmの大型MF。
彼がFWに入って東海の最終布陣がこう↓
−−−−−−−内海−−−−−−−
−−−水野−−−−−−栗田−−−
−藤田−-諏訪部−渡邉柊-−大村−
−−−村瀬−−鹿山−-渡邊翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−三輪−−−−−−−


77分、関西は竹下玲王→和田健太郎。
和田はガンバ大阪ユース→京都産業大。
195cm・72kgの超大型FWである。
中学の頃から見ているけれど、動きがはっきり良くなった。
短時間だけど「面白いな」というプレーを見せていました。

86分、関西は國分将→山本悠樹。
関西の最終布陣がこう↓
−−−−和田−−−−草野−−−−
−−末吉−−−−−−−−山本−−
−−−−−田中−−清水−−−−−
−小川原−-荒木−-菊池−−大野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−上田−−−−−−−


91分、関西は山本悠樹が右サイドから折り返す。
草野侑己がニアで受けて縦に抜けてゴール右から1対1の形。
シュートは決定的だったが、ここはGK三輪和希がブロックした。
草野は短時間でシュート4本を放った。

試合はこのままタイムアップ。
関西学生選抜が3−0で東海学生選抜に完勝している。

augustoparty at 17:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(大学) 

デンソー杯1回戦 全日本×九州

今朝はデンソーカップチャレンジサッカーを見に刈谷へ。
金土と同じ刈谷市総合運動公園でB1の試合もあった。
土日ハンドボールの日本リーグも同じ刈谷である。
移動と宿泊のコストは掛かるけれど、色んな種目を取材できて個人的に具合がいい。

デンソーカップは大学サッカーの全日本、地域選抜による対抗戦だ。
全日本、関東、関西、九州、中四国など計8チームが3日間で争う。
初日は朝から夕方まで最大3試合観られる。
そのまま夜の「三河×北海道」という濃密な1日だ(笑)
第1試合はウェーブスタジアム刈谷で10時開始。
全日本大学選抜と九州選抜の1回戦だ。

全日本大学選抜
GK  1 永石拓海  3年 191/85 福岡大
DF 15 岩武克弥  2年 174/73 明治大
    5 鈴木準弥  3年 173/71 早稲田大
   22 宮大樹   3年 185/78 びわこスポーツ成蹊大
   20 黒川圭介  1年 173/68 関西大
MF  7 重廣卓也  3年 177/60 阪南大
   10 松田天馬  3年 163/61 鹿屋体育大
   11 山口一真  3年 175/70 阪南大
   19 米田隼也  3年 173/68 順天堂大
FW 13 中野誠也  3年 172/67 筑波大
   18 矢島輝一  3年 186/81 中央大

−−−−矢島−−−−中野−−−−
−−米田−−−−−−−−山口−−
−−−−−松田−−重廣−−−−−
−黒川−−-宮-−−鈴木−−岩武−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−永石−−−−−−−

九州大学選抜
GK 12 末次敦貴  2年 180/74 東海大熊本
DF 15 綿引康   1年 171/70 鹿屋体育大
    3 奥田雄大  1年 181/72 鹿屋体育大
    5 三浦秀弥  3年 180/75 福岡大
   13 福森勇太  2年 166/64 鹿屋体育大
MF 16 樋口雄太  2年 168/65 鹿屋体育大
   14 末永巧   2年 172/63 九州産業大
   18 今村一希  2年 178/68 福岡大
    7 片井巧   3年 174/64 鹿屋体育大
FW 10 児玉怜音  3年 178/70 日本文理大
    8 佐々木亜門 3年 169/62 福岡大

−−−-佐々木-−−−児玉−−−−
−−片井−−−−−−−−今村−−
−−−−−末永−−樋口−−−−−
−福森−−三浦−−奥田−−綿引−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−末次−−−−−−−


全日本はピッチ状態が良くない中で細かくつないでいた。
中盤は4人ともボールを持てるタイプで、左右のSBも攻撃力が高い。
ただ良くも悪くも押し込んだ展開になって、
立ち上がりはやや攻めあぐねている感じもあった。

九州の大学サッカーと言ったら、福岡大のパワフルさが印象深い。
ただ今回の選抜チームは技巧派揃い。
左利きの佐々木亜門を中心に、相手と近い距離間で仕掛けるタイプが多い。
ただ相手のゴールを奪うほどの強烈さは試合を通してなかなか出せなかった。

12分、全日本は黒川圭介が左サイドから折り返す。
矢島輝一が胸で落として、山口一真がグラウンダーの右足ボレーを放つ。
なかなか強烈だったが、GK末次敦貴にブロックされた。

矢島、山口はどちらもFC東京U-15むさしの出身。
矢島輝一はとにかくポストプレーが上手い。
体格がいい、強いというだけでなく、
足元が柔らかくて、浮き球の処理が上手い。
相手を背負っても胸トラップでコントロールして活かす形を持っている。
あと空間認知の能力が高くて、タイミングよく合わせる感覚が素晴らしい。

山口一真はまず相手の逆を取る、いなす上手さがある。
加えて味方に「点」で合わせる精度があって、特にクロスがいい。
全日本は山口と重廣卓也の阪南大コンビが序盤から起点になっていた。

40分、全日本は山口一真が右サイドにロングフィード。
中野誠也がスペースに抜け出して、エリア右角付近から右足ループシュート。
これがGKの頭上を抜けてふわっと枠内に落ちた。
<全日本大学選抜 1−0 九州学生選抜>

中野誠也は既にジュビロ磐田に内定しているストライカー。
今日は相手が引いている中で「受けて叩いて」というプレーが続いていた。
ただ本来の強みはスペースへの飛び出しとフィニッシュ。
この場面はまさに彼の強みが出た場面である。

全日本が1−0とリードして前半45分を折り返す。
試合は後半。
46分、九州は今村一希→北村知也。
北村は宮崎産業経営大の1年生で164cmのFW。
鵬翔高1年のときに鵬翔の主力として選手権を制した。
佐々木亜門が右MFに下がる。

49分、全日本は岩武克弥が右大外から折り返す。
米田隼也がニアに飛び込んで身体を捻じって上手くヘッドを合わせた。
<全日本大学選抜 2−0 九州学生選抜>

54分、全日本は中野誠也が相手DFのミスを突く。
中野はコントロールの大きくなったボールに詰めて奪って独走。
GKとの1対1から冷静に流し込んだ。
<全日本大学選抜 3−0 九州学生選抜>

後半は完全に全日本ペース。
九州はボールを左右に振られるともう付いていけず、
枠内のカバー、シュートブロックで耐えている感じだった。

62分、九州は奥田雄大→西村大吾。片井巧→儀保幸英。
九州の布陣がこう↓
−−−−児玉−−−−北村−−−−
−−儀保−−−−−−−-佐々木-−
−−−−−末永−−樋口−−−−−
−福森−−三浦−−西村−−綿引−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−末次−−−−−−−

75分、九州は末永巧→横道恭輔。

76分、全日本は中野誠也がシュートを放ってDFにブロックされる。
岩武克弥がエリア右でセカンドを拾って右足一閃。
角度は無かったが上手くボールを抑えて対角ネットに叩き込んだ。
<全日本大学選抜 4−0 九州学生選抜>

77分、全日本は松田天馬→柴戸海。
78分、全日本は矢島輝一→ジャーメイン良。
80分、九州は北村知也→赤木翼。
九州の最終布陣がこう↓
−−−-佐々木-−−−児玉−−−−
−−儀保−−−−−−−赤木−−−
−−−−−横道−−樋口−−−−−
−福森−−三浦−−西村−−綿引−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−末次−−−−−−−


84分、全日本は米田隼也→三笘薫。
全日本の最終布陣がこう↓
−−−-ジャーメイン−−−中野−−−−
−−三笘−−−−−−−−山口−−
−−−−−重廣−−柴戸−−−−−
−黒川−−-宮-−−鈴木−−岩武−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−永石−−−−−−−


試合はそのまま全日本大学選抜が4−0で逃げ切っている。

augustoparty at 13:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(大学) 

2016年12月30日

花園2回戦 常翔×佐賀工

8年連続で12月30日は花園に来ています。
第96回全国高等学校ラグビーフットボール大会。
1日で2回戦の16試合が、3つのピッチで開催される。
朝一はまず第3グラウンドに足を運んで佐賀工業と常翔学園の試合を見た。
佐賀工業は1回戦で黒沢尻工業を下している。
あの五郎丸歩の母校と説明すると最近は通りがいい。
常翔はBシードだったためこの試合が初戦だ。
花園はAシード3校、Bシード9校が1回戦を免除される。

佐賀県立佐賀工業高校
PR  藤原裕基  3年 173/94
HO  石川大貴  2年 176/89
PR  谷口颯   2年 165/96
LO  山田大二郎 3年 178/74
LO  山海   2年 187/86
FL  水間夢翔  1年 166/75
FL  松田晃汰  2年 178/80
NO8 永田義樹  3年 182/84
SH  瀧石大翔  3年 171/68
SO  龍野光太朗 3年 170/73
WTB 仲西海人  2年 174/68
CTB 小紡登  2年 185/86
CTB 福士萌起  3年 184/91
WTB 江頭照悟  3年 165/72
FB  松本純弥  2年 171/70

常翔学園高校
PR  藤涼雅   3年 173/107
HO  松田一真  3年 170/91
PR  森田博斗  3年 176/111
LO  本間政壱  3年 180/76
LO  ファイアラガ望サムエル
         3年 175/95
FL  肘井洲大  3年 170/80
FL  石田吉平  1年 166/70
NO8 安田司   3年 181/101
SH  前田翔哉  1年 162/60
SO  伊藤瑠生  2年 163/63
WTB 勝又佑介  3年 173/76
CTB 山田大貴  3年 175/80
CTB 城川斗武  3年 172/85
WTB 田中瑛介  3年 175/75
FB  池島龍門  3年 172/80


出足の5分くらいは佐賀工業が相手陣内で試合を進めた。
SHがフラットなパスを出して、FWやCTBが強く縦に当たっていた。
ただ常翔は接点の攻防が強く、守備も穴が空かない。
体格やスケール感は往年に比べるとかなり小さい。
ただ基礎、共通理解といった部分は流石に名門である。
相手のノックオン、接点のジャッカルでターンオーバーを量産。
常翔が徐々に流れを引き戻していく。

23分、常翔はNO8安田司が中央からタテを突く。
佐賀工の選手が巻き込まれたところから、常翔は左オープンに展開。
HO松田一真、FL石田吉平がつないで、WTB勝又佑介が大外で抑えた。
コンバージョンは城川斗武が難しい位置から成功。
<常翔学園 7−0 佐賀工業>

安田司は100キロを超える「一列体型」ながら、機動力も兼備。
彼はやや小粒な常翔の中でも別格な「飛び道具」である。
2年生の春からパンチの効いたプレーを見せていた。
昨年の花園は負傷もあって短時間の出場だったが、状態は戻っていますね。
チームとしてバランスを見ながら彼を使っていて、
オトリになることもあったし、当たる頻度はそう多くなっかった。
加えて佐賀工業のマークも厳しかった。
ただ安田は3人、4人で潰されても立ったままプレーができる。
もがいて食い込んで数秒、数mを相手から奪えていた。
めちゃくちゃ目立っていたわけではないけれど、
よく見るとやはり彼を中心に試合が動いていた。

27分、常翔は中盤右サイドのスクラムから左オープンに展開。
SO伊藤瑠生、CTB山田大貴がつなぎ、FB池島龍門が縦を突く。
池島は左中間の狭いギャップを破ると
カバーDFを巧みな重心移動でいなして、そのまま40m近くを走り切った。
<常翔学園 14−0 佐賀工業>

常翔は前半30分で2トライ2ゴール。良い流れで後半に入る。

31分、常翔は敵陣22m付近のラックからサイド攻撃。
SH前田翔哉が右斜めに抜け出して走り切った。
<常翔学園 19−0 佐賀工業>

前田翔哉は1年生ながら質の高いプレーを見せていた。
味方が取りやすい、ラインのスピードを上げるパスをしっかり出していましたね。
この場面は冷静な状況判断から自らトライを奪った。

佐賀工業も両CTBを中心に反撃していた。
二人とも180cm台中盤の大型選手。
小紡登は2年生で左足のキックもある。
右膝を傷めているようだったけれどプレーが柔らかく、将来性は高そう。
福士萌起も縦を突くパワー、迫力があった。
ただ常翔のブレイクダウンに圧力を受け攻撃が三次、四次と進まない。

17分、常翔は伊藤瑠生→高桑基生。池島龍門→井上槙太。
21分、常翔は肘井洲大→足立優理。
22分、佐賀工は仲西海人→吉岡聖那。

23分、常翔は左中間のラックからSH前田翔哉がパスアウト。
WTB勝又佑介が外の狭いコースを抜けて30m以上を走り切った。
<常翔学園 26−0 佐賀工業>

25分、常翔は3枚替え。
藤涼雅→保手濱大地。前田翔哉→武田瑛。安田司→山本大輝。
28分、佐賀工は瀧石大翔→津岡龍之介。

28分、常翔は右ラインアウトをキープ。
HO松田一真がこぼれ球を拾って右大外で抑えた。
<常翔学園 31−0 佐賀工業>

試合は31−0でノーサイド。
常翔が組織の固さで佐賀工を圧倒し、ベスト16入りを決めている。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)学生ラグビー 

花園2回戦 青森北×茗渓学園

第3グラウンドの第1試合が終わると、第2グラウンドへ移動する。
本日2試合目は茗渓学園と青森北の試合を見た。
茗渓は大分舞鶴、青森北は土佐塾をいずれも接戦で下して勝ち上がってきた。

茗渓学園高校
PR  山本一貴  3年 174/100
HO  石塚大翔  3年 165/94
PR  橋口拓人  2年 178/100
LO  小山俊哉  3年 180/105
LO  岡添裕也  3年 181/93
FL  市川秋音  3年 171/77
FL  亀井駿   3年 174/80
NO8 三輪侑史  3年 175/86
SH  海老原鏡太 3年 171/67
SO  宮本萌生  3年 166/69
WTB 加藤樹大  2年 178/72
CTB 日睛技法 3年 174/83
CTB 我妻航汰  3年 177/72
WTB 吉田航   3年 180/80
FB  堀尾健太  2年 176/77

青森県立青森北高校
PR  鈴木裕哉  2年 169/82
HO  田澤晃大  2年 168/86
PR  石田隼也  2年 169/95
LO  佐藤聖也  2年 182/82
LO  八木澤佑亮 2年 177/82
FL  佐々木康汰 3年 177/83
FL  山内海利  3年 178/77
NO8 佐藤琉海  3年 166/82
SH  佐井颯   3年 163/63
SO  柏谷優次  3年 165/71
WTB 木村耕太郎 2年 170/75
CTB 杉田匠   2年 177/75
CTB 大科龍之介 2年 177/78
WTB 須藤柾熙  3年 166/65
FB  松尾慎太郎 3年 168/66


茗渓は高校ラグビーが気合と根性の時代だった時期に、
小柄ながらも知的でスキルフルなスタイルを持ち込んだチーム。
ただ今年のチームは体格がいいし、パワフルだ。
青森北は少し前に全国トップの大型チームだったこともある。
しかし今年は160cm台が多く、ウエイトも軽め。
お互いに「らしくない」陣容だった。

茗渓が立ち上がりから一気に畳みかける。

3分、茗渓はスクラムから8単。
NO8三輪侑史が左ショートサイドにパスを振って、ループから外に抜ける。
三輪はそのまま一気に20m以上ゲイン。
茗渓は左のラックからオープンに展開する。
HB陣からFB堀尾健太が順目につないで最後はCTB我妻航汰が悠々とトライ。
コンバージョンはLOの岡添裕也が成功。
<茗渓学園 7−0 青森北>

4分、茗渓はLO小山俊哉が22mライン内で相手のキックオフを捕球。
小山はオフロードでつなぐと、NO8三輪侑史が一気にインサイドをゲインしていく。
三輪は強さと重心移動で狭いスペースを50m以上ゲイン。
最後はWTB吉田航は外をフォローしてノーホイッスルトライを奪った。
<茗渓学園 14−0 青森北>

6分、茗渓はLO小山俊哉が先ほどと同じ位置でキックオフを捕球。
22mラインの内側から一気にハーフライン付近までゲインする。
SH海老原鏡は左オープンに展開し、SO宮本萌生がギャップからゲイン。
更に順目へ振ったパスは一旦相手にターンオーバーされたが…。
WTB加藤樹大がタックルで相手のミスを誘う。
最後はFL市川秋音がこぼれ球を左大外で抑えた。
<茗渓学園 21−0 青森北>

小山俊哉の重心が低く、100キロ超で左右にずらす上手さがある。
彼の捕球が起点になって、茗渓がトライを連発した。

10分、茗渓は右ラインアウトをキープして左オープンに展開。
二人が縦を突いてラックを作り、中央から逆目に展開する。
SH、両CTBがつなぎ、最後はFL市川秋音が右中間から抜け出した。
<茗渓学園 26−0 青森北>

茗渓のトライラッシュはここで打ち止め。

12分、茗渓は三輪侑史→青木宙也。
26分、茗渓は宮本萌生→藤井永時。
おそらく選手が傷んだのだろう。

前半30分は茗渓の26点リードで終了する。
試合は後半。

32分、青森北は敵陣22mライン内まで押し込む。
FWやCTBが近場を突いて相手の反則を誘う。
SH佐井颯がすぐリスタートして自ら右中間から中へ切れ込む。
佐井は二人からタックルを受けたが振り切ってトライする。
コンバージョンは柏谷優次が成功する。
<茗渓学園 26−7 青森北>

35分、茗渓はキックカウンターからFB堀尾健太が仕掛ける。
堀尾はスワーブ、チェンジオブペースを駆使して自陣から一気にインサイドを走り切った。
<茗渓学園 33−7 青森北>
堀尾はU−17、セブンスアカデミーにも選ばれている逸材だ。

36分、茗渓は亀井駿→河端良知。

38分、茗渓はCTB日睛技砲左サイド深くに絶妙のキックを蹴り込む。
WTB、FBがプレッシャーをかけてマイボールにする。
このボールを奪い返して中央に展開。
CTB我妻航汰が縦を突いて相手を巻き込んで今度は外に戻す。
最後はLO小山峻哉がパワフルに走り切った。
<茗渓学園 38−7 青森北>

41分、青森北は佐藤聖也→武山英暉。
51分、茗渓は石塚大翔→米沢豪真。小山峻哉→細田大雅。

52分、茗渓はWTB吉田航が右サイドから鋭くゲイン。
左オープンへSH、両CTBがパスを素早く送る。
最後はLO岡添裕也が走り切った。
<茗渓学園 43−7 青森北>

54分、青森太は木村耕太郎→小笠原渉。

55分、茗渓は相手のノックオンからカウンター。
FL市川秋音がこぼれたボールを拾ってそのまま左大外でトライ。
<茗渓学園 48−7 青森北>
市川は3トライを記録した。

以後の交代は割愛。
茗渓学園が48−7で青森北を下し、ベスト16入りを決めている。

augustoparty at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)学生ラグビー 

花園2回戦 京都成章×高鍋

この日3試合目も第2グラウンドに残る。
Bシードの京都成章と、高鍋の対戦だ。
京都成章は初戦免除で、高鍋は旭川工業を下している。

京都成章高校
PR  松本雅哉  3年 181/94
HO  藤村琉士  3年 174/91
PR  藤田康助  2年 180/120
LO  渡邉蓮   3年 178/90
LO  樋口誠也  3年 185/90
FL  隈元添太  2年 178/75
FL  中谷玲於  2年 168/70
NO8 中辻厳毅  3年 178/92
SH  片岡祐二  1年 160/62
SO  西川虎哲  2年 168/70
WTB 笹岡海斗  2年 174/77
CTB 堀毛開登  3年 168/75
CTB 川島丈生  3年 170/80
WTB 末廣賢三  3年 178/78
FB  押川敦治  2年 172/75

宮崎県立高鍋高校
PR  山下祐樹  3年 172/96
HO  木之下洸亮 3年 170/90
PR  奥田亜久里 3年 177/100
LO  島田大資  3年 176/88
LO  横尾渉馬  3年 172/90
FL  平田優暉  2年 168/78
FL  平岡瑞樹  3年 166/72
NO8 佐藤諒汰  3年 168/80
SH  原田空音  3年 164/57
SO  井俣暁登  2年 160/56
WTB 佐光一将  3年 162/66
CTB 染山昌平  3年 173/71
CTB 杉道世   3年 169/77
WTB 吉松立志  3年 169/72
FB  小山航大  2年 174/70


2分、京都成章は相手のノットロールアウェイからペナルティキック。
右中間、残り22m強の位置から西川虎哲が成功する。
<京都成章 3−0 高鍋>

11分、京都成章は左ラインアウトをキープしてモールを推す。
PR松本雅哉が持ち出してゲインし、オフロードでつなぐ。
HO藤村琉士、FL隈元添太がサポートして22mライン内でラック。
ここからSHが右に展開し、SO西川虎哲がタックルを受けつつ順目につなぐ。
更にCTB二人がつないで、最後はWTB末廣賢三が中に回り込んで抑えた。
<京都成章 10−0 高鍋>

19分、京都成章はラックの連取からゴールのすぐ手前のラック。
最後は西川虎哲が難しいパスを上手く取って走り切り左中間で抑えた。
<京都成章 15−0 高鍋>
西川虎哲は1年生のときから主力だった注目株。
大柄ではないけれどとにかくスキルの高い選手だ。

15−0で京都成章がリードして迎えた後半。
経過は割愛しますが、京都成章は5トライを追加して46−5で圧勝した。
高鍋はCTB杉道世に二度のビッグゲインがあり、キックも的確。
敗戦の中でも実力を見せていたし、彼は全国区だと思う。

augustoparty at 23:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)学生ラグビー 

花園2回戦 秋田工×報徳

本日3試合目も第2グラウンドに残る。
自分がこの日一番楽しみにしていた対戦だった。
秋田工業はBシードでこの日が初戦。
報徳学園は郡山北工を下している。

秋田県立秋田工業高校
PR  安藤駿佑  3年 177/92
HO  松本悠樹  2年 167/85
PR  小島燎成  2年 183/115
LO  高橋玖尚  3年 181/87
LO  桑原真諭  3年 187/110
FL  佐々木哲平 3年 175/76
FL  高橋泰地  2年 175/79
NO8 濱野隼也  3年 181/102
SH  菅原優大  3年 171/73
SO  西村慶太  3年 172/73
WTB 下山輝   2年 167/75
CTB 児玉樹   2年 191/95
CTB 佐藤光一  3年 171/77
WTB 天野綾太  3年 173/70
FB  猿田湧   3年 184/87

報徳学園高校
PR  福田柊平  3年 176/107
HO  小池健雄  3年 171/95
PR  栗原勘之  3年 173/103
LO  川上慎太郎 3年 180/95
LO  高井杏輔  3年 183/96
FL  宮下大輝  2年 180/88
FL  澤本凱智  3年 174/90
NO8 安達武志  3年 180/88
SH  丸尾祐資  1年 168/65
SO  山田駆   3年 173/72
WTB 中西海斗  2年 170/70
CTB 原銀太郎  3年 175/82
CTB 江藤良   2年 181/90
WTB 石川貴大  3年 181/87
FB  雲山弘貴  2年 186/86


秋田工は岩手国体で主力選手を見ている。
ただCTB児玉樹がその試合は数分しか出ていない。
彼を見ることが最大のミッションだった。
報徳学園もバックスに下級生の魅力的な人材が多い。
SH丸尾祐資は伊丹ラグビースクールが全国制覇したときの主力。
その後ろはCTB江藤良、FB雲山弘貴と大型選手が揃っている。

9分、報徳はラックを連取してインゴールに迫る。
左中間からSH丸尾祐資が中に振り、SO山田駆はオフロード。
CTB江藤良が完全に余ってトライ。
コンバージョンは雲山弘貴が成功。
<報徳学園 7−0 秋田工業>

15分、FL宮下大輝がサイドを突いてインゴールに迫る。
SH丸尾祐資が左オープンに振って、SO山田駆が順目に展開。
CTB江藤良がタックルを受けつつオフロードでボールを放す。
山田がループの動きで右に入ってパスを受ける。トライ。
<報徳学園 12−0 秋田工業>

これはもうジュニア時代の育成環境の違うだろうけれど、
報徳の選手はとにかくスキルが高い。
バックスがずらして当たれて、タックルを受けながらつなげる。
江藤良は現明治大の梶村祐介と同じタイプ。
90kgの体躯だけど、力任せの感じが全くなかった。
秋田工業はタックルに行くけれどボールを動かされてしまう。
相手に余る選手ができて…という前半だった。

18分、秋田工は右ラインアウトを蛇行させながら押し込む。
これが崩れるとSH菅原優大がオープンに振る。
CTB児玉樹が逆目のステップでタックルを外し、斜めに走り切った。
コンバージョンも児玉樹が成功。
<報徳学園 12−7 秋田工業>
児玉樹は体格とスプリント力を兼ね備えている。
キックも蹴るし、この場面はステップの鋭さも見せていた。
当然ながら将来のジャパンを期待される逸材ですよね。

22分、報徳は左ラインアウトからモールを強くプッシュ。
最後はHO小池健雄が持ち出して左中間にトライ。
<報徳学園 17−7 秋田工業>

26分、報徳は右ラインアウトからモール。
これも一気に押し込んで、LO高井杏輔が抑えた。
<報徳学園 24−7 秋田工業>

秋田工のFWが戻れなくなり接点の反則を連発していた。
高校生年代にありがちなことだけど、
どちらもモールは「押せるけれど押される」傾向がある。
この時間帯の秋田工はペナルティ→ラインアウトで安い失点を喫してしまう。
報徳が17点リードで前半30分を終える。

30分、報徳は原銀太郎→中辻眞大。
30分、秋田工は高橋泰地→森川勝。

45分、秋田工は敵陣インゴール付近のスクラムからトリックプレー。
NO8濱野隼也が8→9の要領でパスアウトして、バックスが縦を突く。
HBが左オープンに展開して、CTB児玉樹の突破は止められた。
しかしLO桑原真諭がこぼれ球を拾い、自ら抑えた。
<報徳学園 24−12 秋田工業>

46分、報徳は江藤良→岩佐尭弥。
46分、秋田工は小島燎成→菊地喜希。菅原優大→柴田凌光。
49分、報徳は高井杏輔→兼森大輔。

FWのコンタクトの強さは秋田工に分がある。
そういう部分で報徳もこの時間帯は消耗していた。
秋田はSHに入った柴田凌光が試合のテンポをよく上げた。
試合の流れが更に秋田工へ傾く。

51分、秋田工は左ラインアウトを取ってモール。
これが崩れてFWが近場を突いて、最後はHO松本悠樹が抑えた。
<報徳学園 24−19 秋田工業>

54分、秋田工は福田柊平→田村一巨。
58分、報徳は桑原真諭→金森栄人。西村慶太→土肥恵太。

60分、秋田工は敵陣22mライン内に押し込んで報徳の反則を誘う。
外に蹴り出すとノーサイドになってしまう。あとスクラムは報徳に分があった。
そういう理由でタップから、FWが縦を突く。
しかしゴール下残り3mのオフェンスで痛恨のノックオン。
報徳学園が激闘を制して、ベスト16入りを決めている。


augustoparty at 23:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)学生ラグビー 

2016年12月29日

全国ジュニアラグビー1回戦

花園で全国ジュニアラグビーフットボール大会を見る。
各都府県の選抜チームによるトーナメント戦だ。
バレーやバスケにも同様の大会がある。
サッカーも以前は「ナショナルトレセンU−14」がこれと近い形式だった。
ラグビーは出場が合計16チーム。
これを第1・第2の2ブロックに分けて1位から8位まで順位付けする。
出場資格は関東、関西、九州3協会の推薦。
形態は「県選抜」「中体連選抜」「クラブ選抜」の3種類がある。

本日29日は1回戦。
花園のメイン、第2グラウンドを使って4試合ずつが行われた。
どういう選手がいるというのは知らなかったけれど、
何となく第1ブロックが濃いかなと思って「第2グラウンド」の方を見る。

中学生のラグビーは12人制です。
スクラムはノーコンテストで、第3列がいない形。
なお第4試合は寒さと疲れの影響でスルーしました。
経過には触れず、備忘録的に簡単なレポートを。

京都府中学生選抜
PR  下里叶   3年 163/85 京都市立西陵中
HO  三木皓正  3年 162/55 京都市立西陵中
PR  西村優希  3年 167/68 京都市立西陵中
LO  森山迅都  3年 175/65 京都市立藤森中
LO  山本嶺二郎 3年 186/70 京都市立西陵中
SH  小林憲伸  3年 168/56 京都市立西陵中
SO  松井翔   3年 153/48 京都市立西陵中
WTB 澤井育実  3年 175/58 京都市立西陵中
CTB 土橋愛介  3年 165/56 京都市立西陵中
CTB 下村滉志郎 3年 168/55 京都市立西陵中
WTB 西川賢哉  3年 172/60 京都市立藤森中
FB  藤田晃平  3年 172/64 京都市立洛南中

茨城県中学校選抜
PR  宮田倫彦  3年 170/65 茗渓学園中
HO  持田佑顕  3年 169/65 茗渓学園中
PR  河岸空知  3年 174/95 茗渓学園中
LO  目崎魁大  3年 184/75 茗渓学園中
LO  豊島健太郎 3年 176/95 茗渓学園中
SH  大越勇気  3年 168/60 茗渓学園中
SO  渡辺一飛  3年 161/60 茗渓学園中
WTB 相田晋吾  3年 166/62 茗渓学園中
CTB 藤井季生  3年 176/74 茗渓学園中
CTB 井上元哉  3年 170/72 茗渓学園中
WTB 川尻圭人  2年 172/65 茗渓学園中
FB  今井惇平  3年 172/67 茗渓学園中


京都は西陵中が中心。茨城は先発の全員が茗渓学園中だった。
結果は京都が43−24と勝利している。
京都はまずチームとして基本ができていた。
ハンドリングもいいし、何しろタックルが低い。
個では澤井育実が強さと柔らかさを兼ね備えた万能バックス。
自分でゲインするだけでなく、
ループの動きやオフロードパスからチャンスを作っていた。
茨城の大越勇気は名前とポジション的に大越元気(明治)の弟かな?
ラックサイドを抜く突破でトライも奪っていた。

大阪府スクール選抜
PR  為房慶次朗 3年 180/96 堺RS
HO  伊藤正乃助 3年 170/78 堺RS
PR  安達朋樹  3年 168/95 吹田RS
LO  藤廣我仁  3年 174/73 豊中RS
LO  門恒介   3年 171/64 高槻RS
SH  中谷太逸  3年 163/60 堺RS
SO  福本優斗  3年 170/73 八尾RS
WTB 家村壮麻  3年 170/70 守口RS
CTB 高本とむ  3年 180/76 高槻RS
CTB 芦塚仁   3年 178/90 ノーサイドRS
WTB 波田怜央  3年 175/70 吹田RS
FB  森本蒼   3年 165/65 高槻RS

兵庫県スクール選抜
PR  上野聡大  2年 178/93 伊丹RS
HO  里見聡次朗 3年 170/82 伊丹RS
PR  山本凌士  3年 176/74 兵庫県RS
LO  三木淳平  3年 172/65 芦屋RS
LO  小川翔夢  3年 172/73 伊丹RS
SH  池澤佑尽  3年 171/55 兵庫県RS
SO  宮崎雄輔  3年 171/67 伊丹RS
WTB 冨岡周   3年 170/67 芦屋RS
CTB 大山卓真  3年 167/70 兵庫県RS
CTB 山添将輝  3年 172/70 尼崎RS
WTB 廣岡雅楽長 3年 167/56 伊丹RS
FB  三宅駿   3年 170/87 芦屋RS


大阪は福岡と並ぶ日本最高のラグビーどころ。
ただ兵庫が立て続けに連続トライを奪い、そのまま33−15で勝利している。

別格だったのが兵庫の三宅駿。
第1列のような体型でスピード、切れ、キックとも抜群でした。
彼のチャンスメイクもかなりあったし、
終盤にはぶっこ抜くような突進で2トライを挙げている。
重心移動がスムーズで体勢が崩れず、いかにも体幹が強い。
重一生がそのままU-15に出ているようなイメージでしたね(笑)

大阪も個々の能力は高かった。
為房慶次朗は100キロ近くて機動力もあり、
相手を引きずるような突破を度々見せて3トライ。
高本とむ、芦塚仁もスケールの大きなセンター。
オフロードでどんどんつなぐ強さと上手さがあった。

福岡県選抜
PR  森藤裕輝  3年 172/78  かしいヤングラガーズ
HO  石川空悟  3年 166/82  筑紫丘RC
PR  葛西翔太  3年 174/102 大宰府RC
LO  中島篤朗  3年 172/62  筑紫丘RC
LO  永嶋仁   3年 179/70  草ヶ江ヤングラガーズ
SH  西村笙   3年 166/56  ぎんなんリトルラガーズ
SO  廣瀬雄也  3年 175/72  玄海ジュニアRC
WTB 志氣陸王  3年 171/62  かしいヤングラガーズ
CTB 森駿太   3年 167/65  かしいヤングラガーズ
CTB 有吉健   3年 175/70  鞘ヶ谷RS
WTB 荒牧利城  3年 168/68  福岡市立百道中
FB  伊藤大祐  3年 173/72  筑紫丘RC

奈良県中学校選抜
PR  久保太雅  3年 180/80  天理中
HO  甲元蓮羽  3年 165/75  河合町立河合第二中
PR  井上康晴  3年 175/75  河合町立河合第二中
LO  真砂吉エ門 3年 175/80  河合町立河合第二中
LO  澤口飛翔  3年 175/65  御所市立御所中
SH  福岡壮太郎 3年 160/55  河合町立河合第二中
SO  奥田照己  3年 165/55  天理中
WTB 山田健浩  3年 170/60  天理中
CTB 本田飛翔  3年 175/65  天理中
CTB 島津雄斗  3年 165/65  天理中
WTB 埜村正章  3年 170/70  河合町立河合第二中
FB  泉谷尚輝  3年 180/65  河合町立河合第二中


福岡がやはり強く36−17で勝利している。
まずFWがブレイクダウンで激しくやれていたけれど、
何しろバックス全員が仕掛けられる。
廣瀬雄也、有吉健の2枚は特に強さがあった。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)学生ラグビー 

2016年12月23日

プリンス参入戦1回戦 鹿島学園×前橋商

今季の高円宮杯チャンピオンシップは青森山田が制している。
プリンスからプレミアに昇格するチームも4つ決まった。
ちょうど今の時期は各地で「プリンス参入戦」が行われている。
関東プリンスの参入戦は1都7県から8チームが参加。
4チームずつに分かれてトーナメントを行い、2チームが昇格する。
開催は1回戦が23日、2回戦が25日。会場は千葉のスポレクパークだ。
鹿島学園と前橋商業が1回戦で当たった。
それぞれ茨城、群馬の県リーグを制している。

鹿島学園高校
GK  1 木村壮宏  2年 182/75
DF  2 宮本陸   3年 172/60
    3 塩野清雅  3年 178/67
    4 片倉誠也  3年 173/65
   13 飯塚寿輝也 2年 176/65
MF  6 竹内利樹  3年 171/68
    7 木次谷和希 3年 173/58
    8 米谷力   3年 170/57
    5 小長井大夢 3年 170/58
FW 10 上田綺世  3年 181/73
   11 中野大飛  3年 171/64

−−−−中野−−−−上田−−−−
−-小長井−−−−−−−木次谷-−
−−−−−米谷−−竹内−−−−−
−飯塚−−片倉−−塩野−−宮本−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−木村−−−−−−−

群馬県立前橋高校
GK  1 田村健太朗 2年 180/73
DF  5 木村海斗  3年 167/62
    2 風間朝陽  3年 175/72
    4 李守文   2年 175/68
    6 若林泰輝  3年 171/63
MF 14 櫻井優希  2年 160/62
    8 信澤蓮   3年 174/60
   15 大橋洸紀  2年 170/65
   10 金枝晃平  3年 167/57
FW 11 藤生春樹  2年 172/63
    7 星野周哉  3年 163/60

−−−−星野−−−−藤生−−−−
−−金枝−−−−−−−−大橋−−
−−−−−信澤−−櫻井−−−−−
−若林−−-李-−−風間−−木村−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田村−−−−−−−


鹿島学園は高校サッカーの茨城県代表でもある。
守備組織がよく整備されていて、距離間と連動が良い。
前が上手くコースを切って、ボールの動きを限定して、
ボランチやCBが前向きに奪う形ができていた。
前半の決定機はそれほど多くなかった。
ただボールの支配も上回り、試合をコントロールしていた。

FW上田綺世は茨城県1部リーグの18試合で33得点を決めている。
2位に20点以上の差をつける圧倒的な記録だ。
跳躍力を生かしてヘッドが高く、スプリント力もかなりある。
常にDFと駆け引きして「裏」を狙う姿勢も見せていた。
ボールを持ってからの推進力もかなり高い。
右足の表裏で細かく触ったり、ダブルタッチを使ったりという形で、
「加速しながら縦に運ぶ/ギャップに割り込む」ドリブルの形を持っていた。
右MFの木次谷和希も縦にぐいぐい運ぶ力がある。
鹿島学園の攻撃は彼らを軸にチャンスを作っていく。

23分、鹿島学園は木次谷和希が右サイドにスルーパスを通す。
中野大飛がゴールの右脇に抜け出してシュートを放つがバー直撃。
木次谷はセカンドからシュートを狙うもDFに弾かれた。

32分、鹿島学園は木次谷和希が右サイドを抜け出して折り返す。
FWが潰れたセカンドから米谷力がシュート。DFがブロック。
更に小長井大夢がシュートを放つ。これはGKがブロック。

前半45分はそのままスコアレスで終了する。

52分、鹿島学園は木次谷和希望が左足でスルーパス。
上田綺世が正面やや左へ完全に抜け出す。
上田は半身の状態から右足のコントロールショットをGK右に流し込んだ。
<鹿島学園 1−0 前橋商業>

この他の場面も上田はゴール前で慌てる様子がほとんど無い。
相手を見て「後出しの判断」をできるのはいい選手の証拠だ。
ただ動きがやや腰高で、身のこなしの「切れ」もいい意味で発展途上。
選手権の得点王候補だろうし、その先も楽しみな選手だ。

68分、鹿島学園は木次谷和希が相手の横パスをカット。
そのまま縦に運んで、中野大飛が左に落とす。
上田綺世はエリア内で切り返して間を測るが、シュートはDFがブロック。
こぼれ球からのシュートはオフサイドで認められない。

73分、鹿島学園は米谷力→島村風雄。
74分、前橋商は櫻井優希→大塚優人。
布陣がこうなる↓
−−−−星野−−−−藤生−−−−
−−大橋−−−−−−−−大塚−−
−−−−−金枝−−信澤−−−−−
−若林−−-李-−−風間−−木村−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田村−−−−−−−


77分、鹿島学園は中野大飛→橋口凛樹。
87分、鹿島学園は木次谷和希→大石智輝。
鹿島学園の最終布陣がこう↓
−−−−橋口−−−−上田−−−−
−-小長井−−-大石−−−島村−−
−−−−−−−竹内−−−−−−−
−飯塚−−片倉−−塩野−−宮本−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−木村−−−−−−−


89分、前橋商は星野周哉が右大外を抜けて折り返す。
金枝晃平がニアに飛び込んでボレーを合わせたけれどぎりぎり枠外。

この場面は右足だけど星野周哉は左利きのドリブラー。
スプリント力があり、重心移動もスムーズ。
狭いスペースから割り込む切れと、その先の質も持っていた。
彼を含めてボールを運べる、持てる選手は多かった。
外から局面を打開するという狙いも悪くはなかったと思う。
ただゴール前のパワー、厚みを欠いていた。

試合は1−0でタイムアップ。
鹿島学園が昇格を掛けて2回戦で対戦するのは成立学園だ。

augustoparty at 17:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(U18) 

2016年12月18日

高円宮杯2回戦 名古屋×平塚

高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会。
26回大会から開催地が茨城県となり、今大会は28回目だ。
準決勝、決勝は開催地が西が丘に移る。

18日の2回戦だけ見ることにした。
会場はカシマサッカースタジアムを選ぶ。
第2試合は名古屋グランパスと湘南ベルマーレ平塚の対戦だ。
名古屋は帯広のクラ選で見たけれど、平塚は初見で楽しみ。
「ベルマーレ小田原」もあるので、略称は「平塚」にします。
なお名古屋U15の監督は今季から鄭容臺氏が務めている。

名古屋グランパスU15
GK  1 三井 大輝  01.05.27 183/66
DF 15 石田 凌太郎 01.12.13 171/67
   34 鷲見 星河  02.06.11 177/71
   12 雨宮 陸   01.07.30 179/70
    6 岡崎 流也  01.09.06 175/56
MF 14 牛澤 健   01.04.11 174/70
    5 倍井 謙   01.04.04 164/57
   18 志知 遼大  01.10.04 163/56
   10 松山 竜也  01.05.23 170/51
FW 17 田邉 光平  01.10.09 151/41
    9 新玉 瑛琉  01.10.12 166/56

−−−−新玉−−−−田邉−−−−
−−松山−−−−−−−−志知−−
−−−−−倍井−−牛澤−−−−−
−岡崎−−雨宮−−鷲見−−石田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−三井−−−−−−−

湘南ベルマーレU−15平塚
GK  1 高山 汐生  01.06.13 188/77
DF 14 オグヴァーグ 翔星
           01.06.24 176/71
    3 横川 旦陽  02.05.26 172/59
   13 石黒 友毅  01.06.08 168/60
MF  5 蒔田 陸斗  01.10.17 162/57
   28 秋山 洸瑠  02.05.06 167/53
   11 奥津 玲太  01.08.20 160/53
    8 村山 尋哉  01.08.12 164/53
    7 柴田 壮介  01.05.26 166/55
FW  9 中村 龍雅  01.07.24 184/71
   30 深見 純大  01.08.23 174/60

−−−−深見−−−−中村−−−−
−−−柴田−−−−−−村山−−−
−奥津−−−−秋山−−−−蒔田−
−−−石黒−−横川−オグヴァーグ-−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−高山−−−−−−−


名古屋はオーソドックスな[4−4−2]の布陣。
ただ田邉光平がかなりトップ下に近いセカンドトップだ。
平塚を見ると「形」にあまりこだわらない。
マンマークがベースで、必ず「プラス1枚」は残す。
ただ相手の前線が1枚ならば、ストッパーのうち片方は前に出る。
蒔田陸斗、奥津玲太の両ウイングバックはエリア内まで飛び出してくる。
どんどん人がスペースに飛び出す、トップと同じダイナミックなスタイルだ。

名古屋は新玉瑛琉が前線の切り込み隊長。
スピードが素晴らしくて前向きに追う、仕掛けるプレーで生きていた。
田邉光平は登録の151cmより流石に大きいはず。
ただこの試合の「最小選手」であることは間違いない。
体の使い方、予測と反応の速さはぴか一で、ボールによく絡んでいた。
左利きの松山竜也も高い技巧を持っている。

ただ名古屋も平塚も最後の精度が無く、崩し切る段階に至らない。
互角の展開だったが、前半はお互いに決定機がほぼ皆無だった。

38分、平塚は蒔田陸斗に警告。

40分、名古屋は志知遼大がエリア右に抜け出す。
そのまま切り返してマークを剥がして左足シュートを放つも枠外。

前半40分はスコアレスで終了する。
試合は後半。

51分、名古屋は倍井謙→石谷光基。

54分、名古屋は石谷光基の仕掛けからセカンドがこぼれる。
岡崎流也が左足のアウトでドライブをかけたシュートを放つ。
これはGK高山汐生が触って枠上。

高山汐生はほとんど「見せ場」が無かったけれど、一見で素材でしたね。
188cmの長身を持ちつつ、身体のバランスが良く動きの重さもない。
キックも大迫敬介や波多野豪の中学生時代よりはずっといい。
高山、三井大輝はいずれも「ナショナルGKキャンプ」に呼ばれた逸材。
この世代では全国屈指のGK同士が当たった試合でもありました。
高山は「右投げ左蹴り」で、三井は「左投げ右蹴り」だったりします(笑)

55分、平塚は深見純大→柴田隼也。
60分、名古屋は志知遼大→菊池将平。
名古屋の布陣がこう↓
−−−−菊池−−−−新玉−−−−
−−石谷−−−−−−−−田邉−−
−−−−−牛澤−−松山−−−−−
−岡崎−−雨宮−−鷲見−−石田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−三井−−−−−−−


62分、平塚は柴田壮介が右サイドを抜け出してクロス。
名古屋DFが弾き切れず、中村龍雅がエリア内で浮き球を落とす。
村山尋哉が斜めに切れ込み、右足を振り抜いた。
これが滑るようにファーのネットへ突き刺さった。
<湘南ベルマーレU-15湘南 1−0 名古屋グランパスジュニアユース>

中村龍雅も素晴らしかった。
184cmと大柄だけど、とにかくよく動くし、アジリティも高い。
キープ力が高いだけでなく、相手の逆を取ったり抜いていく上手さもある。
良くも悪くも「ストライカー」という感じはなかった。
ゴール前で我慢する、一瞬の動きで勝負をつけるという洗練した感じはない。
一方でいい意味で自由に動いて、右サイドにもよく流れて来る。
リードを奪ってからは自陣のエリア内にも戻って、良い守備を見せていた。

蒔田陸斗は右サイドで中村とも絡んでいた。
彼は重心が低くて初速も速くてドリブル、抜け出しが良い。
アウトサイドが「外」のコースを走る決めごとを持っているチームが多い。
奪われた後のことを考ると、リスクが大きいからだ。
ただ平塚はトップと同様にCBさえ飛び出してくる大胆なスタイル。
マンマーク主体の守備が相手を捕まえている、一人余っているという前提もある。
蒔田も斜めの飛び出し、突破ををインサイド方向に仕掛けていた。
そういう狙いは個人的に大好きです。

先制したことで名古屋が攻める展開に変わるかな?
そう思っていたら、平塚が攻勢を強めていく。
中村、蒔田で右サイドに数的優位を作るプレーは特に効いていた。

64分、平塚は秋山洸瑠→広石英大。
湘南の布陣がこう↓
−−−−深見−−−−中村−−−−
−−−柴田−−−−−−村山−−−
−奥津−−−−広石−−−−蒔田−
−−−石黒−−横川−オグヴァーグ-−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−高山−−−−−−−


66分、平塚は柴田隼人に警告。
68分、名古屋は鷲見星河に警告。
72分、平塚は石黒友毅に警告。遅延を取られた。

75分、平塚は奥津玲太が左サイドから折り返す。
蒔田陸斗がボレーで合わせてミドルを放つが押しもバー直撃。

75分、平塚の波状攻撃。
奥津玲太がエリア左からフリーでシュート体勢に入るが打ち切れない。

奥津玲太は左利きのドリブラー。
逆を突いて縦に抜けていけて、悪い奪われ方をしない。
すばしっこさ、重心移動の鋭さが印象的だった。
左足のキックもあったし、運動量も終盤まで落ちなかった。

80分、名古屋はセットプレーから波状攻撃。
石谷光基がエリア左からフリーでシュートを放つ。
枠を捉えていたけれど、平塚は中村龍雅が枠内でブロック。
この時間は中村龍雅がほとんど右WB、SBになっていた。

84分、名古屋のロングボールをGK高山汐生が飛び出して防ぐ。
田邉光平がセカンドボールを拾い、無人のゴールに向けてロングシュート。
ただ相手も寄せていて慌てて蹴ったこともあり、35mほどのシュートは枠外へ。

直後にタイムアップの笛が鳴った。
魅力的な人材を擁し、魅力的なサッカーを見せた平塚がベスト8進出。
0−1で敗れた名古屋の痛々しさも印象的だった。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(U15) 

高円宮杯2回戦 清水×横浜FM

U−15年代の二大タイトルが夏のクラ選と冬の高円宮杯だ。
正式名称は全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会。
今年末で第28回目で、26回大会から開催地が茨城県に移った。
ただ準決勝、決勝の開催地は西が丘だ。

出場チームを見たら帯広で見たチームが多い。
そこで17日の1回戦はBリーグの取材に変更。
2回戦をカシマサッカースタジアムで見ることにした。
第1試合は清水エスパルスと横浜F・マリノスの対戦。
清水は夏のクラ選王者。マリノスも人材的には全国トップレベルだ。
彼らも帯広で見ているけれど、じっくり見たかった。
清水の監督は岩下潤氏。マリノス新横浜の監督は坪倉進弥氏。
坪倉氏は今季で退任すると聞いている。

清水エスパルスジュニアユース
GK  1 石井 飛雄馬 01.06.23 178/75
DF 13 林 航輝   01.10.04 173/71
    2 東海林 泰地 01.10.07 182/76
   15 西島 隆斗  01.08/24 168/61
    3 鈴木 瑞生  01.06.22 175/60
MF 10 五十嵐 海斗 01.04.25 172/57
    8 川本 梨誉  01.06.11 176/67
    6 丸山 優太朗 01.05.26 166/57
   23 成岡 輝瑠  02.07.28 165/53
FW 19 山崎 稜介  01.08.06 166/57
   17 青島 太一  01.04.17 166/56

−−−−青島−−−−山崎−−−−
−−成岡−−−−−−−−丸山−−
−−−−−川本−-五十嵐-−−−−
−鈴木−−西島−−東海林−−林−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−石井−−−−−−−

横浜F・マリノスジュニアユース
GK 16 安藤 誠   01.05.12 175/69
DF  2 日隈 雄作  01.06.17 169/59
    3 和田 昂士  01.10.24 184/75
    4 小林 夏生  01.09.18 172/64
    7 岩井 龍翔司 01.04.11 170/67
MF  6 吉尾 虹樹  01.04.25 163/53
   10 粟飯原 央統 01.07.29 166/52
    8 石井 宏育  01.09.07 163/55
FW 11 西川 潤   02.02.21 179/65
    9 中村 斗星  01.05.27 167/65
   14 賀澤 陽友  01.04.18 170/58

−−−−−−−中村−−−−−−−
−-賀澤−-石井−-粟飯原−西川-−
−−−−−−−吉尾−−−−−−−
−岩井−−小林−−和田−−日隈−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−安藤−−−−−−−


キックオフ前に清水がエンドを変えた。
ちょうどマリノスDFの目に日差しが入る角度だった。

清水はソリッドな4−4−2。
2トップも一人は必ず降りてボランチを消しに行く。
攻守の中心はU−16代表候補の川本利誉。
彼は自分で運べて飛び出せて、外のスペースを突く展開力もある。
2トップはスピードがあってDFのギャップを突ける。
成岡輝瑠はキープ力があって、相手の逆を取りながらスルスルと出ていける。
堅守に加えて奪ってからの攻撃にも迫力があった。

マリノスはSBを高く張らせる4−3−3。
サイドチェンジを多用し、幅を取りながらボールを動かしていた。
ただ相手の守備を拡げた後は、「中」を突く狙いもある。
吉尾虹樹、粟飯原央統が顔を出して、狭いスペースで受けていた。
SBも相手2トップの脇を使ってボランチ的な組み立てにも絡む。
岩井龍翔司、粟飯原と左利きもいて変化も付く。
前半は右サイドの西川潤がボールを集めて仕掛けていた。
ただ西川も左利きで、清水は上手く「中」のコースを切っていた。
マリノスはボールの保持で大きく上回りつつ、最後の崩しが足りない。

土日連戦ということもあり、マリノスは守備の「戻り」が徐々に遅くなっていく。
25分過ぎから清水がカウンターで立て続けにチャンスを得た。

26分、清水は丸山優太朗が右サイド深くで粘って右足で折り返す。
成岡輝瑠がファーから中に飛び込んでボレーを合わせた。しかしDFがブロック。

27分、清水は川本利誉が奪って、縦に当てると自らスプリント。
山崎稜介のリターンはズレたが、川本は強引にバイシクルシュート。枠外。

35分、清水は川本利誉が左中間から巻いたボールで裏に落とす。
成岡輝瑠がエリア右に抜け出してシュートを放った。これはGKがキープ。

36分、マリノスは左サイドでトライアングルを作って崩す。
粟飯原央統がエリア内に仕掛けたところ、清水のCBともつれて倒れる。
主審の判定は清水のファウルで、マリノスにPKが与えられた。

37分、マリノスはこのPKを中村斗星が成功。
<横浜F・マリノスJY 1−0 清水エスパルスJY>
マリノスが「一発」を生かした。

40分、清水は川本利誉が左サイドから強引に切れ込む。
川本はエリアぎりぎりで加速してカバーを振り切り、右アウトで折り返す。
山崎稜介の足元にボールは収まらなかったが、山崎はヒールでシュートを狙う。
このフィニッシュは弱かった。

マリノスの1点リードで前半40分が終了する。
後半に入るとマリノスは布陣を[4−4−2]に切り替えた。
布陣がこう↓
−−−−西川−−−−中村−−−−
−−賀澤−−−−−−−−石井−−
−−−−-粟飯原-−吉尾−−−−−
−岩井−−小林−−和田−−日隈−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−安藤−−−−−−−


48分、清水は左サイドからのFKを丸山優太朗が左足で入れる。
西島隆斗がヘッドを合わせてゴールイン。
<清水エスパルスJY 1−1 横浜F・マリノスJY>

53分、清水は林航輝が右サイドから折り返す。
青島太一、成岡輝瑠が飛び込んで決定的だった。
しかしこのチャンスボールはギリギリで合わない。

後半に入るとマリノスは前線の動きが落ちていた。
ただ守備陣が堅く、粘り強く試合を運ぶ。
最終ラインはCB和田昂士の対応が強くて冷静。
相手の高速アタッカーに振り切られず、きっちりディレイして奪い切れる。
体格的なアドバンテージもあり、高さで脅かされることは全くない。
アンカーの吉尾虹樹は線の細いプレイメーカータイプだ。
ただとにかく読みが良くて、アプローチスピードも速い。
「相手に入った瞬間」に潰す頼もしさがあった。

和田は兄・昌士がトップでプレーしている。
吉尾も兄・海夏の昇格が既に決まっている。
そんな弟二人が守備で傑出した活躍を見せていた。

55分、マリノスは賀澤陽友→清田奈央弥。
67分、マリノスは西川潤→佐藤宇。
マリノスの布陣がこう↓
−−−−中村−−−−佐藤−−−−
−−石井−−−−−−−−清田−−
−−−−-粟飯原-−吉尾−−−−−
−岩井−−小林−−和田−−日隈−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−安藤−−−−−−−


73分、清水は成岡輝瑠→榊原杏太。
清水は川本利誉が70分くらいからFWに移っていた。
布陣がこう↓
−−−−山崎−−−−川本−−−−
−−榊原−−−−−−−−青島−−
−−−−−丸山−-五十嵐-−−−−
−鈴木−−西島−−東海林−−林−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−石井−−−−−−−


78分、清水は丸山優太朗が左サイドを抜け出して折り返す。
山崎稜介がトラップからシュートに持ち込むもGKの正面。

79分、清水は山崎稜介が左サイドにぎりぎりのスルーパス。
川本利誉がDFを食いつかせて突破して浮き球を折り返す。
山崎はフリーでヘッドを叩き込んだ!
<清水エスパルスJY 2−1 横浜F・マリノスJY>

川本利誉、山崎稜介は終盤に入っても素晴らしかった。
二人とも突破が素晴らしいのだけど、ボールの運び方が面白い。
「相手の逆を取って抜ける」ドリブルでなく、
身体で相手をブロックしながら縦に運ぶゴリゴリ系の突破だ。
山崎は初速、加減速の鋭さもあって、今日は特に光っていた。

82分、清水は山崎稜介がエリア右を破って折り返す。
丸山優太朗はファーからフリーで左足シュートを放つ。
丸山はGKのブロックに反応して更にシュート。これは正面だった。

終盤に勝ち越した清水が2−1で横浜F・マリノスを下している。
準々決勝進出の対戦相手はセレッソ大阪だ。

augustoparty at 22:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(U15) 

2016年12月16日

プレミア参入戦1回戦 仙台×広島皆実

高円宮杯U−18プレミアリーグは、東西から2チームずつが降格する。
昇格4チームを決める参入戦が、毎年12月中旬に広島で行われる。
4チームが4ブロックに分かれて、それぞれのトーナメントを戦う。
1回戦が16日で、2回戦が18日の開催だ。
広島広域公園第一競技場の第2試合はBブロック1回戦
仙台(東北1位)と広島皆実(中国2位)の対戦だ。

ベガルタ仙台ユース
GK 21 松浦祥太郎 高3 183/81 仙台YMCA・JY
DF  6 上田健斗  高3 185/75 FC古河
    5 樫崎桂太  高3 176/60 ベガルタ仙台JY
    4 加藤友乃晋 高3 180/71 柏レイソルU-15
MF  2 渡邊知生  高3 173/69 ベガルタ仙台JY
   27 工藤蒼生  高1 165/53 ベガルタ仙台JY
    8 舘田晃太  高3 174/62 ベガルタ仙台JY
    7 熊谷奎哉  高3 176/67 ベガルタ仙台JY
FW 11 佐々木翼  高3 173/58 ベガルタ仙台JY
   23 粟野健翔  高1 160/59 ベガルタ仙台JY
   10 阿部龍之介 高3 162/69 ウインズFC U-15

−−−−−−−−阿部−−−−−−
−−−-粟野−−−−−-佐々木−−
−熊谷−−舘田−−工藤−−渡邊−
−−−加藤−−樫崎−上田−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−松浦−−−−−−−

広島県立広島皆実高校
GK  1 對川敦紀  高3 177/73 サンフレッチェ広島F.C.JY
DF  5 有働周平  高3 170/63 廿日市FC・JY
    4 小林拓真  高3 173/69 サンフレッチェ広島F.C.JY
    3 河野秀汰  高3 187/76 ボアソルテ美都JY
    2 青柳星吾  高3 169/66 愛媛FC・JY
MF  6 門廣大雅  高3 167/58 シーガル広島JY
   13 藤原悠汰  高2 163/61 サンフレッチェ広島F.C.JY
    8 疋田優人  高3 175/65 メーヴェFC
    7 藤井敦仁  高3 175/59 FCバイエルン ツネイシ
   14 片岡永典  高3 174/68 シーガル広島JY
FW  9 安原修平  高3 174/69 シーガル広島JY

−−−−−−−安原−−−−−−−
−-片岡−-藤井−−疋田-−藤原-−
−−−−−−−門廣−−−−−−−
−青柳−−河野−−小林−−有働−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−對川−−−−−−−


広島皆実は公立校だが山口、愛媛と他県の子もいる。
皆実は08年度の選手権で大迫勇也擁する鹿児島城西を下して優勝。
それを見て憧れを持った子たちが、高校生になって…ということらしい。
ただサンフ、シーガルが3人ずつで最大勢力だ。
昨夏の高校総体で8強入りしたメンバーも先発に3名いる。
現在の監督は仲元洋平氏。
8年前の優勝監督・藤井潔氏もコーチでベンチ入りしている。

仙台の監督は越後和男氏。震災の直前からユースの指揮を執っている。
来季はベガルタレディースの監督に移ることが既に発表されている。
今大会は齋藤耀之介の負傷で、CFタイプがピッチに不在。
阿部龍之介、粟野健翔と小柄な二人が中央に入っていた。
佐々木翼は右に張ることが多く「変型1トップ2シャドー」である。
一方で最終ラインは大型の選手が揃って、足元も悪くない。
5バック気味の構えから、縦に入ったボールは強く潰しに行くシステムだ。
ポゼションは仙台が優勢で、両WBが外に張ってボールを引き出す。
工藤蒼生もアンカーの位置でボールに絡んで左右に散らしていく。
ただ縦にスイッチが入らず、前線が前を向いて持てなかった。

広島皆実は[4−5−1]の布陣。
2列目はボールの近くがプレスに行って、残りの4人がスペースを埋める。
こちらは[4−4−2]の変形とも言える形だ。
基本は「持たせる」対応で、かなり我慢もしていた。
保持率を時間で測れば仙台が7割くらいあったと思う。

24分、仙台は佐々木翼、粟野健翔の連携で右サイドを崩す。
粟野は右サイドから浮き球で折り返す。
ファーに抜けたボールを熊谷奎哉がフリーで受ける。
熊谷のシュートは決定的だったけれど枠の上に外れた。

粟野健翔は高1でしかも早生まれ。
つまり15歳ということだが、技巧的にはチームのトップだろう。
狭いところで受けて動かせて、キックの質も高い。
ただ「顔を出すタイミング」が少しずれていて、それが勿体なかった。
加藤友乃晋は両足でフィードが蹴れて、縦に付けるミドルパスがある。
「出る直前」に動き出せば相手を剥がせる訳だけど、
そういう連携、連動が仙台は出せていなかった。

30分、広島皆実は疋田優人?が中央から持ち上がってスルーパス。
藤原悠汰がゴール右に抜け出してGKと1対1だった。
藤原は角度があったものの、体勢を崩したGKの上からふわっと浮かす。
シュートがゴールを横切って外に出たと思ったらここで主審の笛。
GKの手が藤原の足を払ったということで広島皆実にPKが与えられる。

藤原悠汰は押し込まれる中でも個の打開力を発揮していた。
一瞬の加速、アジリティで裏を取れるしドリブル突破も効く。
小柄だけど相手を背負ってグリグリ行く逞しさもあった。

30分、仙台は松浦祥太郎が警告。

31分、広島皆実は藤井敦仁がPK成功。
<広島皆実 1−0 ベガルタ仙台ユース>

40分、仙台は渡邊知生→平澤健介。
平澤はそのまま右ワイドに入る。攻撃的なタイプに替えた。

前半は仙台がボールを持ちつつ前に運べずシュートも2本止まり。
ワンチャンスをものにした広島皆実が1点をリードして折り返す。

試合は後半。
49分、広島皆実は青柳星吾が左サイドを攻め上がってクロス。
藤井敦仁がミドルを放つも枠外。

57分、仙台は粟野健翔→今野滉也。
仙台の布陣がこうなる↓
−−−−−−−阿部−−−−−−−
−熊谷−-舘田−−-今野−佐々木−
−−−−−工藤−−−−平澤−−−
−−−加藤−−樫崎−上田−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−松浦−−−−−−−


佐々木翼は立ち上がりから右ワイドに張ることが多かった。
平澤健介も右ウイングバックで起用されている。
仙台は後半開始から二人を近くに張らせていた。
広島皆実は均等な距離間で組織を作り、中を閉じていた。
そういう相手に対しては敢えて「ムラ」を作るというやり方がある。
仙台はクロスやサイドチェンジを多用して、人も「斜め」に入ってくる。
広島皆実はサイドのMFが後ろに引っ張られて、押し込まれ始めた。

62分、仙台は平澤健介が右サイドを攻め上がって折り返す。
DFのクリアが小さく、エリア内の危険な位置にこぼれた。
阿部龍之介の足元だったが、急なセカンドを収められない。

65分、広島皆実は疋田優人→遠藤翔太。
広島皆実も修正に成功。
70分頃から一方的に「受ける」流れを脱する。

69分、広島皆実は片岡永典の左クロスがファーに流れる。
藤原悠汰のヘッドはフリーだったけれど枠外。

77分、広島皆実は門廣大雅が右サイドにスルーパス。
有働周平がエリア右に抜け出して折り返す。
遠藤翔太のシュートはフリーだったもののDFにブロックされる。

78分、仙台は工藤蒼生が上手く巻くボールを右サイドにに落とす。
阿部龍之介が斜めに走り込んでエリア内に抜けて、中に折り返す。
しかしこのボールは広島皆実DFがブロック。

80分、仙台は舘田晃太の右クロスがファーに抜ける。
熊谷奎哉が中に戻す。今野滉也、阿部龍之介の二人が詰めたもの合わなかった。

83分、仙台は熊谷奎哉→山下諒時。
山下は178cmで左利きのDF。
ここで仙台はCB二人を前線に出し、パワープレーへ切り替えた。
こういう具合↓で[4−1−5]の布陣だった。
−−−阿部−−上田−−樫崎−−−
−今野−−−−−−−−−佐々木−
−−−−−−−舘田−−−−−−−
−山下−−加藤−−工藤−−平澤−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−松浦−−−−−−−


85分、仙台は加藤友之晋が左からサイドチェンジ。
佐々木翼が右大外を抜け出して折り返す。
樫崎桂太はヘッドを合わせたけれど枠上。

85分、広島皆実は小林拓真→山本寛大。

86分、仙台は平澤健介が右大外を抜け出す。
平澤は冷静に切り返して、コースを作って中に下げる。
舘田晃太のミドルは決定的だったけれどDFにブロックされた。

87分、仙台は工藤蒼生→阿部空矢。
仙台の最終布陣がこう↓
−−−−阿部−−−−樫崎−−−−
−今野−−−−上田−−−佐々木−
−−−−−舘田−−阿部−−−−−
−−−山下−−加藤−−平澤−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−松浦−−−−−−−


88分、広島皆実は安原修平→吉田慧人。
広島皆実は相手のパワープレーに対応し、5バックに変更。

90分、広島皆実は藤原悠汰→大橋力也。
広島皆実の最終布陣がこう↓
−−−−−−−大橋−−−−−−−
−−片岡−−−−−−−−遠藤−−
−−−−−門廣−−藤井−−−−−
−山本−河野−青柳−吉田−有働−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−對川−−−−−−−


アディショナルタイムは4分。

93分、仙台は舘田晃太に警告。

試合は1−0でタイムアップ。
広島皆実が後半も賢く守って逃げ切りに成功。
相手がパワープレーに出ても、広島皆実は187cmの河野秀汰がいた。
彼を中心に4バック、5バックが集中力を切らさなかった。
次戦の相手はアビスパ福岡ユース。これに勝てばプレミア昇格が決まる。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(U18) 

プレミア参入戦1回戦 浦和×帝京長岡

U-18年代のサッカーリーグはピラミッド構造になっている。
頂点に相当するのが東西の「プレミアリーグ」だ。
毎年東西から2チームずつが自動降格をする。
それと入れ替わりで合計4チームが来季のプレミアに昇格する。

全国9地区の「プリンスリーグ」から16チームが参入戦に上がって来た。
各地区の枠は過去の実績を踏まえて毎年増減がある。
今回は関東と中国が3枠、東海と北信越、九州が2枠。
北海道、東北、関西、四国が1枠となっている。
4チームずつ4ブロックに分かれて、それぞれのトーナメントを戦う。
2連勝したチームがそのままプレミアに昇格する。
1回戦が16日、2回戦が18日で、会場は広島県内だ。

なるべく今季まだ見ていないチームを見たい。
そういう理由で広島広域公園第一競技場を選んだ。
第1試合はBブロック。浦和レッズユースと帝京長岡高の対戦だ。
浦和は関東1位。帝京長岡は北信越2位だ。

浦和レッズユース
GK  1 山田晃士  高3 180/79 アスルクラロ沼津
DF  3 関慎之介  高3 180/73 浦和レッズJY
   40 橋岡大樹  高2 182/73 浦和レッズJY
    5 遠藤凌   高3 182/70 坂戸ディプロマッツ
   15 荻原拓也  高2 176/68 浦和レッズJY
MF  8 松高遼   高3 171/66 浦和レッズJY
   16 大西翔也  高2 174/68 浦和レッズJY
    9 川上エドオジョン智慧
           高3 167/68 浦和レッズJY
   10 渡辺陽   高3 167/65 浦和レッズJY
FW 11 時里元樹  高3 170/66 朝霞ESTRELA・JY
    7 伊藤敦樹  高3 183/72 浦和レッズJY

−−−−伊藤−−−−時里−−−−
−−渡辺−−−−−−−−川上−−
−−−−−大西−−松高−−−−−
−荻原−−遠藤−−-橋岡-−−関−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−山田−−−−−−−

帝京長岡高校
GK  1 深谷圭佑  高3 181/66 FC豊橋デューミラン
DF 24 吉田晴稀  中3 175/65 FC大和ジュニオルス
    3 澄川広大  高2 178/70 長岡JY・FC
    5 石川悠   高2 173/54 FCトリプレッタJY
    4 齋藤日向  高3 170/62 長岡ビルボードFC・JY
MF  2 小泉善人  高1 176/60 長岡JY・FC
   13 安田光希  高2 170/63 P.S.T,C LONDORINA JY
    9 木村勇登  高3 170/60 Desenvolver F,U,T
   11 小林歩夢  高2 171/62 長岡JY・FC
FW 14 陶山勇磨  高2 170/62 長岡JY・FC
   10 楜澤健太  高3 170/58 AC長野パルセイロJY

−−−−−−−楜澤−−−−−−−
−−小林−−−陶山−−−木村−−
−−−−−安田−−小泉−−−−−
−齋藤−−石川−−澄川−−吉田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−深谷−−−−−−−


帝京長岡は中3の吉田晴稀が右サイドバックで先発。
長岡ジュニアユースは帝京長岡高のグラウンドで練習していて、
「帝京長岡U−15」的な性格を持つクラブチーム。
高体連の大会には出られないけれど、JFAの大会には堂々と出られる。
リザーブには同じく中3のMF谷内田哲平も控えている。
あとベンチに古沼貞雄先生が「コーチ」として入っていた。

今の浦和ユースは原口元気、山田直輝の頃とは気風が違う。
インテンシティの高い、規律のある堅守速攻スタイルだ。
組織的にスペースを消しつつ、球際はタイト。
前線は小柄な選手もいるけれどコンタクトがみんな強い。
攻撃では縦への強いボールを多用する。
前半は合わなかったけれど、入れるタイミング自体は良かったですね。
時里元樹が「スイッチ」になっていて、前線で盛んに動き出していた。
前半だけで4,5回オフサイドを取られたけれど、
それが実らなくてもDFは神経を使うしスペースも自然と空く。

帝京長岡は中高一貫で、フットサルも生かして技術を磨いている。
ボールを持てて、重心移動のスムーズな選手が揃っている。
大まかに言えば浦和が「部活」で、帝京長岡が「クラブ」のカラーですね。
つなぐだけでなく、食いつかせて、相手を見て逆を突く発想もあった。
蹴るところはそれなりに蹴っていたけれど、
前半は浦和のプレスに負けずしっかりつないでいた。
ただなかなか「スイッチ」が入らない。
帝京長岡は安田光希は左利きで、彼が急所を突く役目だ。
しかし浦和が徐々に彼への警戒を強めて、起点を消される。

5分、浦和は右CKを荻原拓也が左足で入れる。
荻原のキックが鋭く曲がってファーのポストを直撃。
渡辺陽がセカンドからフリーでミドルを放つもこれは枠外。

12分、浦和は左サイドを崩して荻原拓也が深い位置から左クロス。
川上エドオジョン智慧がファーでフリーの状態だった。
しかし帝京長岡は小林歩夢がゴール前をカバーしてヘッドでクリア。

浦和は2年生の左SB・荻原拓也が素晴らしかった。
左足のキックは精度が高く曲がりも鋭くて、セットプレーで脅威になる。
上下動のも旺盛だったし、縦を切られても左右のスムーズな重心移動で逆を取れる。
渡辺陽が食いつかせて放せる選手なので、いい形でボールを受けられていた。

34分、浦和は荻原拓也が左中間から左足ミドルを放つ。
GKが辛うじてブロックしたもののバーに当たって前にこぼれる。
松高遼がセカンドに反応して押し込んだ。
<浦和レッズユース 1−0 帝京長岡高>

この前後に浦和は布陣を変更。
川上エドオジョン智慧がFW、伊藤敦樹が右MFとスイッチした。

38分、浦和は川上エドオジョン智慧が右コーナー付近から個で仕掛ける。
ヒールリフトでSBを抜き去ると、ゴールのすぐ右までえぐってシュート。
場内をどよめかせるプレーだったけれどシュートはGKにブロックされた。

川上エドオジョン智慧はちょっとモノが違う。
小柄だけどとにかく強くてバランスが良くて、
浦和でいうとエスクデロ競飛王を思い出すドリブラーだ。
ただエドは初速でぶっちぎる凄味がありますね。
キープ力なら競飛王の方があるだろうけど、エドには縦への推進力がある。
他チームの子に聞いても「彼は凄い」と名前が挙がっていた。
浦和のトップですぐ出られるかというと厳しいけれど、
J2なら早いタイミングで出番も得られるだろう。

44分、浦和は松高遼に警告。
スローインのときに味方に譲って遅延を取られた。

浦和が1点のリードを得て前半を終了する。
帝京長岡は五分に試合を運んでいただけに失点が痛かった。
浦和の「堅守速攻」がより生きる展開になって試合は後半へ。

47分、浦和は左CKからトリックプレー。
渡辺陽が小さく後ろに下げて、荻原拓也が左足で折り返す。
ボールが鋭く曲がってファーに届いて、大西翔也がヘッドを叩き込んだ。
<浦和レッズユース 2−0 帝京長岡高>

53分、帝京長岡は木村勇登→荒井大樹。小林歩夢→小塚祐基。
2枚替えで布陣がこうなる↓
−−−−陶山−−−−楜澤−−−−
−−荒井−−−−−−−−吉田−−
−−−−−安田−−小塚−−−−−
−齋藤−−石川−−澄川−−小泉−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−深谷−−−−−−−


55分、浦和は松高遼→シマブクカズヨシ。
65分、浦和は時里元樹→井澤春輝。
浦和の布陣がこう↓
−−−−井澤−−−−川上−−−−
−−渡辺−−−−−−−-シマブク−−
−−−−−大西−−伊藤−−−−−
−荻原−−遠藤−−-橋岡-−−関−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−山田−−−−−−−


61分、浦和は伊藤敦樹が強烈なミドルを放つ。
GK深谷圭佑に弾かれ、大西翔也は詰めたものの打ち切れない。

62分、浦和は井澤春輝が右大外を抜け出して折り返す。
低くて強いクロスがファーに抜け、DFのクリアがそのままゴールイン。
<浦和レッズユース 3−0 帝京長岡高>

65分、浦和は川上エドオジョン智慧→関根束真。
67分、帝京長岡は吉田晴稀→谷内田哲平。
谷内田は一言でいうとセンスのある技巧派。
2001年組の中でも特に期待しているMFだ。
ただ相手に流れが言った中で「らしさ」を出したプレーは2,3回にとどまった。

68分、浦和は相手の縦パスを奪ってカウンター。
関慎之介が右サイドを抜け出して折り返す。
最後は渡辺陽がボレーを合わせてゴールイン。
<浦和レッズユース 4−0 帝京長岡高>

69分、浦和は渡辺陽→池高暢希。
72分、帝京長岡は小泉善人→青山翔吾。
81分、浦和は伊藤敦樹に警告。
81分、帝京長岡は齋藤日向→冬至直人。
帝京長岡の最終布陣がこう↓
−−−−青山−−−−冬至−−−−
−−荒井−−-谷内田-−−楜澤−−
−−−−−−−安田−−−−−−−
−陶山−−石川−−澄川−−小塚−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−深谷−−−−−−−


82分、浦和は伊藤敦樹→鈴木海都。
浦和の最終布陣がこう↓
−−−-シマブク−−−−池高−−−−
−−荻原−−−−−−−−関根−−
−−−−−井澤−−大西−−−−−
−鈴木−−遠藤−−-橋岡-−−関−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−山田−−−−−−−


アディショナルタイムの提示は2分。

92分、浦和は荻原拓也が中央からドリブルで運んでスルーパス。
シマブクカズヨシがエリアにフリーで抜け出してシュートを放つも枠外。

試合はそのまま4−0でタイムアップ。
浦和が点差を付け、次戦に備えて主力を温存する余裕も見せた。
2回戦は「プレミアの座」をかけて長崎総合科学大附属と対戦する。

帝京長岡も点差ほどやられたわけではない。
サッカーの質、発想は見ていて好感を持った。
キャプテンでGKの深谷圭佑は守備範囲が広く、強くて精度の高いキックもある。
選手権に向けて期待の持てるチームだった。

augustoparty at 19:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(U18) 

2016年12月12日

インカレ準々決勝 明治×大体大

第65回全日本大学サッカー選手権大会。
いわゆる「インカレ」は本日が準々決勝だ。
野津田だけ2試合なので、カードを問わずここと決めていた。

第2試合は明治大と大阪体育大の対戦。
明治は関東第1代表にして、今夏の総理大臣杯王者だ。
小出悠太、河面旺成、道渕諒平、丹羽詩温はJに内定している。
ちなみに昨年は瀬川祐輔がインカレ後にJへ内定した。
瀬川は群馬で鮮烈な活躍を見せ、来季は大宮入りが決まっている。

明治大学
GK  1 服部一輝  4年 182/76 札幌大谷
DF 12 岩武克弥  2年 174/73 大分U-18
    7 水町政哉  4年 182/80 神戸U-18
    4 小出悠太  4年 178/77 市立船橋
    5 河面旺成  4年 183/75 作陽
MF 17 小野雅史  2年 172/70 大宮Y
    6 柴戸海   3年 180/69 市立船橋
    8 道渕諒平  4年 177/74 仙台Y
    9 土居柊太  3年 173/70 浜松開誠館
FW 27 中村健人  1年 171/65 東福岡
   15 丹羽詩温  4年 178/75 大阪桐蔭

ーーーーーーー丹羽ーーーーーーー
ーー土居ーーー中村ーーー道渕ーー
ーーーーー柴戸ーー小野ーーーーー
ー河面ーー小出ーー水町ーー岩武ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー服部ーーーーーーー

大阪体育大学
GK 31 立川小太郎 2年 186/74 初芝橋本
DF  6 平田健人  2年 178/70 星稜
    4 菊池流帆  2年 188/80 青森山田
    5 秋山拓也  4年 184/72 愛産大三河
    2 太田賢吾  3年 181/72 川崎U-18
MF 28 田中駿汰  1年 182/65 履正社
    8 後藤虹介  4年 178/72 飛龍
   10 池上丈二  4年 165/60 青森山田
   11 末吉塁   2年 165/64 初芝橋本
FW 24 大田賢生  2年 177/65 星稜
   26 古城優   2年 180/73 堺西

ーーーー大田ーーーー古城ーーーー
ーー末吉ーーーーーーーー池上ーー
ーーーーー後藤ーー田中ーーーーー
ー太田ーー秋山ーー菊池ーー平田ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー立川ーーーーーーー


19分、大体大は末吉塁が左サイドを破って折り返す。
古城優のシュートは明治DFはクリア。
しかし後藤虹介がセカンドを拾ってミドルを叩き込んだ。
<大阪体育大 1−0 明治大>

22分、明治は小出悠太→鳥海晃司。
負傷交代でCB同士の交代となった。
ただ明治はDFの交代もあって最終ラインがしばらく不安定になる。

30分、大体大は古城優が左中間を一気に抜け出して右アウトで中に叩く。
池上丈二が飛び込んでトラップし、スムーズに流し込んだ。
<大阪体育大 2−0 明治大>

43分、明治は小野雅史に警告。
後藤虹介に奪われて奪い返しに行った場面だった。

大体大が圧倒して前半45分が終了する。
試合は後半。

49分、明治は道渕諒平が相手のクリアをカットして中央から持ち上がる。
良い姿勢でスピードもあって、そのままエリアに迫る。
道渕はシュートコースを見つけると右足一閃。
素晴らしいミドルがネットに突き刺さった。
<大阪体育大 2−1 明治大>

個で見れば明治はやはり能力が高い。
道渕はドリブル、キックが光っていた。
丹羽誌音もスペースを突く動き、チェイシングが良かった。
後半は明治が押し込む展開になる。

53分、明治は中村健人→岩田拓也。

65分、明治は岩田拓也が左サイドに展開。
河面旺成が抜け出して中に折り返す。
岩田は上手く足先で合わせたが、GK立川小次郎が触ってぎりぎり枠外。

河面はセレッソ大阪U−15のときから左のキックが良かった。
高校、大学と体格も良くなった。
試合を落ち着かせられる、作れるタイプのSBですよね。

66分、大体大は後藤虹介に警告。
68分、大体大は太田賢生→林大地。

77分、明治は水町政哉→渡辺悠雅。
渡辺は2年生で、横河ユース時代にJFL出場も果たしている逸材。
169cm・70kgの低重心ドリブラーだ。
プロフィールを見て彼が桐朋高出身ということを知った。

明治は布陣を変えてこう↓
ーーーーーーー丹羽ーーーーーーー
ーーーー岩田ーーーー土居ーーーー
ー渡辺ーー小野ーー柴戸ーー道渕ー
ーーー河面ーー鳥海ーー岩武ーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー服部ーーーーーーー


79分、大体大は田中駿汰→江郷下奨。
86分、明治は柴戸海に警告。
87分、大体大は古城優→アフラギマハディ。
大体大の布陣がこう↓
ーーーー-林-ーーーアフラギーーー
ーー池上ーーーーーーーー末吉ーー
ーーーー-江郷下-ー後藤ーーーーー
ー太田ーー秋山ーー菊池ーー平田ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー立川ーーーーーーー


試合は2−1でタイムアップ。
大体大が準決勝進出を決めている。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(大学) 

インカレ準々決勝 関西学院×日体大

第65回全日本大学サッカー選手権大会。
いわゆる「インカレ」は本日が準々決勝だ。
今日は開催地が3か所に分かれて、2試合をやる会場が野津田だけ。
町田市民の自分にとっては一番便利な会場でもある。
というわけで最初からこの会場と決めていた。

第1試合は関西学院と日本体育大の対戦だ。
関西学院は昨年、総理大臣杯とインカレを両方制している。
今年の関西学生リーグは阪南大に次ぐ第2代表。
とはいえ実績、タレントともに優勝候補の一角だろう。
日体大は関東第3代表で、35年ぶりの出場。
磐田の黄金時代を支えた鈴木政一氏が指揮を執っている。
彼の手腕もあり一昨年は関東2部だったチームが、一気に強化された。

関西学院大学
GK  1 上田智輝  3年 180/76 京都U-18
DF 18 高尾瑠   2年 181/67 名古屋U18
    5 米原祐   4年 183/74 作陽
    2 岡山宗星  4年 172/68 C大阪U-18
   16 小川原一輝 3年 183/68 関西学院
MF  6 宮村哲朗  4年 173/66 神戸U-18
   10 徳永裕大  4年 169/68 G大阪Y
   11 森俊介   4年 175/70 東山
   29 山本悠樹  1年 173/63 草津東
   25 塩谷知哉  4年 178/70 広島観音
FW  7 出岡大輝  4年 179/72 北淀

−−−−−−−出岡−−−−−−−
−−塩谷−−−山本−−−-森-−−
−−−−−徳永−−宮村−−−−−
−小川原-−岡山−-米原−−高尾−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−上田−−−−−−−

日本体育大
GK 12 福井光輝  3年 184/78 湘南工科大附
DF 25 田宮碧人  2年 168/64 FC東京U-18
   29 大畑隆也  1年 178/71 前橋育英
    5 ンドカボニフェイス
           3年 185/90 浦和東
   13 山崎勇一郎 4年 169/65 藤枝明誠
MF  4 輪笠祐士  3年 171/68 FC東京U-18
    6 小泉将来  4年 164/58 FC東京U-18
    7 川戸大樹  4年 168/65 ヴィッセル神戸Y
   10 高井和馬  4年 176/74 千葉SC・Y
FW 11 太田修介  3年 176/70 甲府U-18
   30 瀧本高志  2年 182/78 履正社

−−−−瀧本−−−−太田−−−−
−−高井−−−−−−−−川戸−−
−−−−−小泉−−輪笠−−−−−
−山崎−-ンドカ−-大畑−−田宮−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−福井−−−−−−−


日体大は横浜F・マリノス内定の高野遼が負傷で欠場。
今日はベンチにも入っていなかった。

8分、日体大は瀧本高志が右サイドからエリア内に切れ込む。
瀧本が中に折り返して高井和馬はニアに飛び込む。
しかし高井の足元に収まらず、シュートも打ち切れない。

瀧本高志は今大会初出場。
関西学院もおそらく彼の情報を持っていなかったと思う。
恵まれた体格を持っているが、セカンドトップ的に動いていた。
ポストプレイヤーというよりはドリブラーですね。
パワフルでしかも細かい重心移動とタッチがあり、推進力抜群。
プレーの連続性にはやや難があったものの、前線で効いていた。

ただ試合の主導権は徐々に関学へ移る。
関学は両SBの攻撃力が高く、高い位置に張って絡んでくる。
右MFの森俊介は新潟に内定しているレフティー。
彼のカットイン、縦突破が一つにカギだ。
ボールを丁寧に動かして、最後のところは彼に任せる流れが多かった。

30分、関学は宮村哲朗のクサビから二列目が細かくつなぐ。
森俊介が中に走り込んでボールを受け、敢えて右足側に反転。
フリーになってシュートを放つがGKの正面だった。

35分、日体大は山崎勇一郎が左サイドから折り返す。
瀧本高志が浮き球を抑えて右足ボレー放つ。これはDFにブロックされた。

36分、関学は森俊介が右サイドから一気に縦へ突進。
DFをずらしてゴール右まで持ち込み、右足シュートを放つ。
これは決定的だったがGK福井光輝にブロックされた。

森俊介は新潟内定が既に発表されている。
左利きの森に対して、日体大の左SB山崎勇一郎はよく対応していた。
ボールをプッシュする、加速するタイミングを予め研究していたのだろう。
ただ森は相手の予測を逆用して、身体の右側から仕掛けて局面を打開していた。
意外とプレーの幅があるな…といういい印象を持ちましたね。

44分、日体大は輪笠祐士が右中間に対角の浮き球。
アタッカー二人がエリア左のスペースに抜け出る。
高井和馬が大外であまり、フリーで左足シュートを放った。
これはGK上田智輝がブロックして枠上。

試合はスコアレスのまま後半へ。
46分、日体大は太田修介→渡邊龍。
日体大の布陣がこう↓
−−−−−−−高井−−−−−−−
−−渡邊−−−瀧本−−−川戸−−
−−−−−小泉−−輪笠−−−−−
−山崎−-ンドカ−-大畑−−田宮−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−福井−−−−−−−


後半は日体大が流れを取る。

50分、日体大は高井和馬がドリブルで中央を突破し、左に叩く。
DFは高井に食いついてスペースが空いていた。
瀧本高志がフリーでシュートを放ったが決めきれない。

60分、日体大は左サイドにロングフィードが出る。
GK上田智輝が飛び出すもボールに届かない。
瀧本高志はこのボールを受けるとエリアまで切れ込み、無人のゴールへシュート。
しかしここは岡山宗星が枠内をカバーしてブロックに成功する。

63分、関学は塩谷知哉→魚里直哉。

72分、日体大は高井和馬が左サイドからエリア内に切れ込む。
関学は米原祐が後ろから潰す形で対応し、ファウルの判定。

高井和馬はおそらくJに進むアタッカー。
エレガントなドリブラーで、シュート力もある。
スピードがあるだけでなく左右の重心移動がスムーズ。
スペースがある状態で彼に1対1で対応することは難しい。
ここは彼の個人技で日体大がPKを獲得した。

72分、関学は米原祐に警告。

73分、日体大は小泉将来がPKを成功する。
<日本体育大 1−0 関西学院大>

76分、日体大は山崎勇一郎→原田亘。
原田はそのまま左SBに入る。

78分、日体大は高井和馬と渡邊龍が前後のパス交換。
高井はゴール前に良い体勢で仕掛けて、DFがやはり後ろから対応していた。
ファウルにも思えたが、先ほどのこともあったのか笛がない。

78分、関学は自陣のゴール前から速攻。
山本悠樹が右サイドのオープンスペースにロングボールを送る。
高尾瑠は大外から一気に抜け出して折り返す。
最後は出岡大輝が右足ボレーを合わせて流し込んだ。
<関西学院大 1−1 日本体育大>
日体大が2点リード…と思ったその10秒後に同点となっていた。

84分、日体大は大畑隆也に警告。
86分、関学は山本悠樹→青木健登。
関学の布陣がこうなる↓
−−−−−−−青木−−−−−−−
−−魚里−−−出岡−−−-森-−−
−−−−−徳永−−宮村−−−−−
−小川原-−岡山−-米原−−高尾−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−上田−−−−−−−


87分、日体大は川戸大樹→室雄斗。

89分、関学は森俊介が右サイドに浮き球を落とす。
青木健登が抜け出して中に折り返す。
混戦から徳永裕大がミドル。これは日体大DFにブロックされた。

試合は90分を終えても決着つかず。
30分(15分ハーフ)の延長戦にもつれ込んだ。

93分、関学は小川原一輝が左中間から右足ミドル。
これはポストに弾かれた。

延長に入るとお互いに前掛かりで、ゴール前の場面も増える。
ただお互いにチャンスはありつつ決め手の無い展開。

ロングボールに対してはやはり日体大のンドガボニフェイスが強い。
良くも悪くもボール、人に食いつく選手で、
今日は「前に出て入れ替わられる」場面も少しあった。
ただエリア内の防空力は大学サッカー界でもおそらく最強だ。

103分、関学は青木健登→田口史也。
106分、関学は魚里直哉→中井栞吏。
関学は相次ぐ負傷交代で入れ替えを強いられる。

106分、日体大は高井和馬→平川元樹。

108分、関学は右クロスからの波状攻撃。
森俊介がセカンドに踏み込み、相手DFを上手くいなしてシュート。
しかし森の左足ミドルは枠上。

110分、日体大は田宮碧人→福田圭佑。
日体大の最終布陣がこう↓
−−−−−−−高井−−−−−−−
−−渡邊−−−瀧本−−−室−−
−−−−−輪笠−−小泉−−−−−
−山崎−-ンドカ−-大畑−−本田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−福井−−−−−−−


121分、関学は上田智輝→妻鹿寛史。
PK戦に向けたGKの交代である。
関学の最終布陣がこう↓
−−−−−−−田口−−−−−−−
−−中井−−−出岡−−−-森-−−
−−−−−徳永−−宮村−−−−−
−小川原-−岡山−-米原−−高尾−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−妻鹿−−−−−−−


試合は1−1でタイムアップ。
PK戦の先攻は日本体育大。
日体大1本目:福田圭佑が成功。
関西学院大1本目:出岡大輝が成功。
日体大2本目:小泉将来のシュートはバー直撃。
関西学院大2本目:森俊介が成功。
日体大3本目:ンドカボニフェイスが成功。
関西学院大3本目:米原祐が成功。
日体大4人目:瀧本高志が成功。
関西学院大4人目:小川原一輝のシュートはバー直撃。
日体大5人目:室雄斗が成功。
関西学院大5人目:徳永裕大はクッキアイオで正面を突くが…。
GK福井光輝は動かず、正面で捕球した。

福井は左足のキックが良く、反応もいい魅力的なGK。
今日は浮き球の落下点予測がどうかな?という場面もあったが、
PK戦ではしっかり「我慢」して勝利の立役者になった。

日本体育大が4−3でPK戦を制して、準決勝進出を決めている。

augustoparty at 17:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)サッカー(大学)