2009年10月

2009年10月31日

関東大学対抗戦 早稲田×帝京

大学ラグビーもそろそろ佳境である。
今日は対抗戦グループの大一番。
早稲田と帝京の対戦を見に行った。
昨年度の大学選手権決勝と同じカードだ。

早稲田は昨年に対抗戦の8連覇を逃した。
選手権でリベンジは果たしたけれど「含むところ」はあるだろう。
今季はここまで3連勝。3試合で10失点と内容も完璧だ。
昨季の帝京は53連勝中の早稲田を下して対抗戦初優勝を果たした。
大学選手権初制覇は逃したけれど躍進のシーズンだった。
今季も堅守は健在。3試合で17失点しかしていない。
しかし筑波に0-7と敗れて2勝1敗。
早慶明との対戦を残して「傷」を負ってしまった。

早稲田大学
PR  山岸大介  4年 168/110 尾道
HO  有田隆平  3年 176/96  東福岡
PR  瀧澤直   4年 175/115 千種
LO  清水直志  4年 180/84  國學院久我山
LO  中田英里  3年 193/108 成蹊
FL  中村拓樹  3年 170/75  啓光学園
FL  山下昂大  2年 180/95  東福岡
NO8 大島佐利  4年 181/93  國學院栃木
SH  榎本光祐  3年 170/70  大分舞鶴
SO  山中亮平  3年 187/95  東海大仰星
WTB 中濱寛造  3年 176/85  大阪工大高
CTB 村田大志  3年 180/83  長崎北陽台
CTB 坂井克行  3年 172/88  四日市農芸
WTB 早田健二  4年 176/82  大分舞鶴
FB  田邊秀樹  4年 175/87  啓光学園

帝京大学
PR  吉田康平  2年 184/108 京都成章
HO  森太志   3年 175/106 仙台育英
PR  伊東秀剛  4年 180/125 長崎東
LO  菅原貴広  3年 182/100 多摩工
LO  T・ボンド 2年 194/106 クライストチャーチボーイズ
FL  H・ツイ  3年 190/108 ディセラルカレッジ
FL  吉田光治郎 3年 180/90  啓光学園
NO8 野口真寛  4年 180/95  つくば秀英
SH  滑川剛人  2年 170/70  桐蔭学園
SO  森田佳寿  2年 173/81  御所工業
WTB 野田創   4年 182/86  名古屋工
CTB 南橋直哉  2年 177/83  伏見工
CTB 河合航   4年 175/88  國學院栃木
WTB 伊藤拓巳  2年 180/83  國學院久我山
FB  船津光   4年 177/85  荒尾


立ち上がりから重い展開である。
お互いにキックが多い。
帝京は徹底して「試合を殺して」いた。
接点にしつこく絡む。人数を掛ける。
早稲田は大島佐利、山下昂大らがカウンターを狙う。
しかし絡まれてボールがすぐ出せない。テンポが上がらない。
バックスのスピードを全く生かせていなかった。
帝京はボールを持つとFWが近場、近場を突く。
ただ攻めが単発だしハンドリングの精度が低い。
早稲田も帝京も接点でマイボールを出せていなかった。
ボールの奪い合い、いや「失い合い」の様相だった。
予想された展開ではある。
帝京が得意とするゲームプランだ。
ただ攻撃を80分間「受け続ける」ことは難しい。
早稲田は前半耐えて後半に突き放す展開だろう、と思った。

24分、早稲田は相手陣で左ラインアウトをキープ。
SO山中亮平がリバース。
WTB早田健二がブラインド側をゲインする。
帝京は残り5mの位置でオフサイドの反則。
早稲田は「ショット」を選択。

25分、早稲田はこのPKを田邉秀樹が成功。
<早稲田大 3−0 帝京大>

前半のスコアはこれだけ。
早稲田が3−0と最少得点差を守って折り返し。
隣の神宮球場のスコアボードをチラッと見る。
こっちは早稲田が0−3でリードされていた。

試合は後半。
45分、帝京は相手陣内のスクラムから8単。
野口真寛がブラインド側に回り込んでゲインする。
早稲田は接点で反則を犯す。
帝京のPKは残り約15m。ゴール向かって右斜め。

45分、帝京はこのPKを船津光が成功。
<帝京大 3−3 早稲田大>

早稲田は崩れる気配がない。
去年の帝京戦はセットプレーのミス連発で敗れた。
しかし今年はスクラム、ラインアウトと安定。
逆に帝京のラインアウトが不安定だった。
それなのに早稲田が攻撃が加速しない。
後半になったら帝京の「壁」も綻びが出ると踏んでいたけど…。
司令塔の山中亮平に筑波戦のような冴えがない。
帝京はかなり研究していたと思う。
山中がフラットなパスからサイドを突く攻撃が機能しない。
すると山中は強引に自分から行ってしまう癖が出る。
ああ頭に血が上ってるなと…。
タッチキックも3本くらい出し損ねた。
山中亮平は抜群のタレントである。
ただ「感性」でプレーしているんじゃないかな?
思ったように行かないと自滅することがある。
ジョン・カーワンが見に来てなかったことを願う(苦笑)

56分、早稲田はゴール正面、残り20mの好位置でスクラムを得る。
ここは何かオプションを出してくるだろうと思った。
しかし普通に回すだけ…。あっさり帝京ボール。

62分、早稲田は2人入れ替え。
坂井克行→宮澤正利。榎本光祐→櫻井朋広。

64分、帝京は船津光が絶妙のタッチキック。
残り5mの好位置でラインアウトを得てこれをキープ。
FWが縦、縦とクラッシュを繰り返す。
しかし早稲田も人数を割いてこれに対応。守りきった。

帝京は攻める気がない。
徹底した「アンチ・フットボール」だった。
自陣なら蹴り返す。相手陣ならキープする。
「反則してくれたらラッキー」という具合だ。
確かに守備は素晴らしい。
特に接点の激しさ、しつこさが抜群だ。
後半はいい奪い方が2,3回あたっと思う。
ただしラインに振っても期待感が皆無。
スピードがない。抜く、すれ違う技がない。
WTBは外にスワーブを切ったら怒られるんだろう。
どんなスペースがあっても縦か中にステップを切っていた。

67分、帝京は伊藤拓巳→玉村直之。

71分、早稲田は山中亮平が自ら仕掛けて左サイドを大きくゲイン。
オープンに振って宮澤正利が中央を突く。
帝京は「プロフェッショナル」なオフサイド。

時間は残り10分。
ゴール正面で残り10m。
ショット以外に選択肢はあるだろうか?
しかし早稲田は何故かスクラムを選択する。
よほど凄いサインプレーがあるのか?と思ったけど。
8→9にプレッシャーを掛けられて何もできなかった。

72分、帝京は森田佳寿→小野寛智。
小野は東福岡高校出身の1年生。

77分、早稲田は山中亮平のパスからPR瀧澤直がサイドを突破。
左右に軽やか?なステップを振ってインゴールに迫る。
帝京はここも「プロフェッショナル」なオフサイド。
ゴール向かって右。距離は残り5m。
さすがの早稲田もここは「ショット」を選択する。

78分、早稲田は田邉秀樹がPKを成功。
<早稲田大 6−3 帝京大>

78分、帝京は2人入れ替え。
森太志→白隆尚。船津光→内田剛。

試合はロスタイム。
早稲田は切ればいいのに仕掛けたりして微妙に意味不明。
しかし何とか守り切ってタイムアップ。
早稲田が6−3と野球みたいなスコアで辛勝を果した。

早稲田の勝因はディフェンス。
更にいうとFWの頑張りだ。
最大の貢献者は瀧澤直だろう。
帝京の巨大なFW陣を相手にスクラムでよく耐えた。
ボールにもよく絡んだ。
何よりビッグゲインで決勝点をお膳立てした。

早稲田が帝京に劣っていたプレーがあるとは思わない。
途中で述べた通りセットは安定していた。
個々のコンタクトも明らかに優勢。
ビッグゲインは無くても足を動かして人は巻き込んでいた。
攻守に「ファイト」もしていたと思う。
ただゲームマネジメントに不満が残る。
行くべき時に行かない。行くべきでない時に行く。
そういうもどかしさを感じた。
チームの意思統一は出来ていたんだろうか?
コミュニケーションが足りないようにも見えた。

帝京の試合内容について表現が辛辣だったかもしれない。
ただ彼らは賢く戦っていた。
意図を持って相手の良さを消し、自らの強みを生かしていた。
ラグビーに「強弱」はある。
でも「正しい」「間違い」の価値判断はあるべきでない。
個人的にはああいう極端な戦い方が大好きです。
まぁ滑川剛人や南橋直哉が勿体ない気もするけど…。

augustoparty at 17:30|PermalinkComments(9)TrackBack(0)学生ラグビー 

プラチナ世代

U-17代表の挑戦は3連敗で終わってしまった…。

読者の皆さんは「総括」を読みたがっていると思う。
なぜ「プラチナ世代」が敗れたのか?
なぜ勝ち点を一つも取れなかったのか?
結果を受け入れるための理由を探している人が多いだろう。
私はそういう文章をあまり書いたことがない。
正直「後付けの分析」を好まない。
何よりサッカー、特に下の年代に入れ込み過ぎている。
感情、理性が「結論」の邪魔をする。
自分の子供、家族にメスを入れることなんて無理だ。
サッカーは知識が増えれば増えるほど分からなくなる。
結論が一つじゃないことを理解するからだ。

私が絶対に使わないと決めている表現がある。
「戦犯」「背信」という言葉だ。
新聞、ネットでよく使われる。
善意で行動して不本意に失敗した人間へ向ける言葉だろうか?
まして高校生を「戦犯」呼ばわりする人間は抹殺してやりたいと思う。
他人が勝手に期待して勝手に失望したんだ。
大人たるもの感情の始末は自分で済ませて欲しい。
私も当事者ではないけど…。
たまには後始末へ協力してみよう。
ただ公正中立は無理!
割り切って「擁護」「弁解」を書く。

まず相手が悪かった。
ブラジルの実力は言うまでもない。
スイスはヨーロッパのベスト4。
終わってみればB組を3連勝で突破した。
メキシコも前々回大会の優勝チームである。
日本は7月の新潟国際ユースでボコボコにされた。
昨晩の試合で日本があれだけ押したのはむしろ意外だった。

年代的に難しかった。
日本はU-17という年代が得意じゃない。
世界大会には5回出ているのかな?
トーナメントに進んだのは自国開催の93年だけである。
小野や稲本の「黄金世代」もグループリーグで負けた。
日本サッカーは裾野が広い。
人材が予想外のルートから出てくる。
上の年代の方が勝算は高い。

何より運が悪かった。
「ブラジル戦のロスタイム」に尽きる。
あれがチームの戦闘意欲を奪った。
この年代は波が激しい。
何かの拍子で勝手に乗っていくことがある。
逆に崩れることもある。
中2日だからリカバリーの時間も少なかった。
彼らは攻撃のチームだった。
リラックスして遊び心を出した時の彼らは世界一だったと思う。
でも今大会はスイス戦、メキシコ戦と追い込まれた様子に見えた。
普段は決定率の高い宇佐美貴史が「ぎりぎり」を外し続けた。

「メンタルが弱い」という指摘はあるだろう。
ただ気持ちは上に向くこともあれば下に向くこともある。
気持ちの安定は親やコーチとの交流、経験で手に入れるしかない。
この国のスポーツ論壇は頑張りで片付けるから進歩がない。
選手を追い込んだ、我慢したという分かりやすい話が好まれる。
スポーツ文化が「反知性」と不可分だ。
更に今は日本という国自体が下を向いている。
モラルハラスメントが社会全体で流行している。
前向きになる、夢を見るというのが難しい時代かもしれない。
飛躍した意見かもしれませんけど…。

戦い方は何とも言い難い。
蹴って走るサッカーをした方が結果は出たかもしれない。
日本のFWはチェイシングが上手い。
切り替え、押し上げを徹底すればセカンドボールも拾えただろう。
城福ジャパンみたいに「頭と足」を使うスタイルでも良かった。
去年の柏U-18みたいにパスワークを植えつけても良かった。
アプローチはいくらでもある。
日本は「個の仕掛け」「即興」に頼った。
そしてボールが動いてなかった。
仕掛ける意識は強いけどピッチの「幅」を使う選手がいなかった。
でも池内監督が正しかったか間違っていたかは分からない。
結論が出るのは彼らが大人になった時である。
個に責任を負わせる、無理をして局面を打開させる方法論もありだと思う。
今回は宇佐美貴史という特別な選手がいた。
彼を生かすために他の選択肢が難しかったという事情もある。

全否定は禁物だ。
Jリーグが開幕して16年。
日本が世界と戦う中で「決定力不足コンプレックス」が広まった。
「組織はよくても個の力が足りない」という反省も強まった。
今回のチームはある意味でその帰結である。
ドリブルで仕掛けられる選手は本当に増えた。
でも「周りを使える」「気を使える」選手が少ない。
チームが崩れた時に立ち返るべき約束事がない…。
守備の拙さは攻撃重視に振れ過ぎた反動もあると思う。
ただ全てを望むことは難しい。
17才はサッカー人生の折り返しに達してない未熟者だ。
日本のサッカーファンは他の競技に比べて自己否定が強すぎると思う。
まずは通用した部分を評価して欲しい。
そして彼らが大人になるのを見守ってください。

augustoparty at 13:00|PermalinkComments(20)TrackBack(1)サッカー(U代表) 

2009年10月30日

逸材と不作

プロ野球のドラフト会議が終わった。
西武ファンの党首にとって実に喜ばしい結果だった。
菊池君は「埼玉は都会なので」とコメントしているようだが…。
心配無用である。西武の合宿所は凄い田舎にあるから。
近所にトトロも住んでるよ!

菊池雄星は「二十年に一人」と騒がれている。
もちろん「二十年に一人の選手」ではない。
イチローや松井秀喜、ダルビッシュより上と言ったら野球の神様に怒られる。
ただ左腕に限定すれば「二十年に一人」は言い過ぎじゃない。
平成は今年で21年目である。
菊池は平成に入って一番いい左腕ということだ。

私はこの3年ほどアマチュア野球を真剣に見ている。
今年のドラフト会議は66人の選手が指名された。
そのうち41人を生でチェックしている。
私はあくまでも主観的、直感的な観戦者である。
ただ「選手の能力を測る」視点は常に意識している。

今年のドラフトを一言で表現するなら「不作」だ。
平成に入って最悪の人材不足かもしれない。
二神一人、戸村健次の両投手が1位指名された。
東京六大学は見る機会が多い。馴染みのある選手である。
もし来年なら1位は無いだろう。
現状でも斎藤佑樹、大石達也、澤村拓一、山崎雄飛、南昌輝が上だ。
しかも二神、戸村は良かった時期が短い。
若い投手は調子の波が激しい。
1シーズンいい投球を見せても簡単に崩れる。
ただ「他に誰がいた?」と問われると答えに詰まる。
そう考えると彼らの1位指名は不思議じゃない。

今年のドラフトは「どんぐりの背比べ」だ。
何人かいい選手はいる。
例えば菊池雄星、今村猛、筒香嘉智、古川秀一、長野久義…。
この5人はやっぱりインパクトがあった。
でも他は外れ1位から育成まで差がない。
ロッテ1位の荻野貴司と阪神育成2位の田上健一。
ロッテ2位の大谷智久と西武6位の岡本洋介。
別にロッテへ恨みがあるわけじゃないけど(笑)
ほとんど差を感じません。

プロとアマの差も小さい。
大学、社会人で3番手くらいの投手が何人か指名されている。
左腕、横手投げは順位が高くなる。
加賀繁、比嘉幹貴は実戦で見ていい投手だと思った。
ただ2位に来るのは違和感がある。
「横が欲しい」チーム事情が先にあってはめ込まれたのが彼らなんだろう。
個人的には比嘉よりチームメイトの伊波孝が好みだった。
同じサイドハンドだけど伊波はシンカーが素晴らしい。
順位なんて巡り合わせだと思った。

投手はまだいい。
捕手、野手はもっと人材不足だ。
この傾向は今年だけじゃない。
10年、20年単位で続くトレンドである。
野球は残念ながら投手を一人しか使えない。
捕手1人、内野手4人、外野手3人がプレーする競技だ。
合計8人、指名打者を使うなら9人。
12球団で100人強が必要となる。
外国人選手を抜くと80人くらい。
もちろん1シーズンずっとスタメンを固定されるわけじゃない。
これは一軍レベルの野手が最低それくらい必要という概算である。
野球選手がレギュラーを張る期間を平均10年と想定しよう。
そう考えると今ドラフトから8人は一軍レベルの野手が出ないと困る。
しかしそういう可能性を感じる選手が少ない。
大卒、社会人なら長野久義だけである。
未知数な高校生に頼るのは心許ない。
高卒でプロに入った選手が何人レギュラーを取ってる?という話だ。
この5年で二人しかいない。坂本勇人と石川雄洋である。

この国の野球報道は踏み込まない。
批判はあっても馴れ合いである。
最初から「おめでたい先入観」を持って書いている。
行き着くところは現状、未来の肯定だ。
会社と野球ファンが喜ぶ記事を書こうとすればそうなる。
プロ野球の存続やレベルを疑問視する文章は誰も書かない。
でも本当に今のプロ野球が「世界一」だろうか?
レベルは維持されているのだろうか?
実は大いに疑問である。

私は黄金時代の西武ライオンズを見て育った。
だからあのレベルを基準に今の選手を見てしまう。
西武はミスをしないチームだった。
例えば平成3年の年間のチーム失策数が38。
プロ野球の歴史でも最少の記録である。
一方でアスリートとしても一流の集団だった。
スピード、パワーのあるダイナミックな選手が揃っていた。
一番小さい田辺徳雄が178cm。
平均身長は185cm近くあった。
「スケール」「緻密さ」を兼備した空前絶後のチームだった。
今の球界に辻発彦と同じレベルの内野手がいるか?
秋山幸二と同じレベルの外野手がいるか?
ちょっと言い過ぎたか(笑)
もちろんイチロー、荒木雅博あたりは名手に違いないけど…。
やっぱりこの20年で野手の水準は落ちたと思う。
小器用な「まあまあ」レベルはむしろ増えているかもししれない。
でも大粒の飛び抜けたアスリートがいない。

若い頃から結果を要求し過ぎるからだと思う。
打ち分けができる、細かい要求に応えられるタイプが重宝される。
強く振り切るタイプが淘汰される。
だから選手が小粒になる。
もう一つ「野球しかやらない」弊害がある。
野球は全身を満遍なく使う競技じゃない。
相撲でも体操でもサッカーでも何でもいい。
成長期以前に他の競技へ取り組めば肉体のポテンシャルは拡がる。
身体操作の感覚が身につく。
昔の子供は遊びの中で自然と身体を使った。
今の子は特別な配慮をしないと「野球だけ」になってしまう。
投手は同じ動きの繰り返しである。
でも野手は動作のバリエーションが多い。
若い世代は「アスリートとしての幅」が狭いからそれに対応できない。
従っていい野手が出てこない。

「WBCの毒」を少し感じる。
共同幻想が日本社会を包んでいる。
子供のファンが増えるのはいい。
でも大人まで「日本の野球は優れている」と思い込んでいる。
問題を発見、解決しようという意欲がない。
表の視点だけで「裏」から見ようとしない。
菊池雄星が米球界から誘われたのは、
日本球界のレベルアップを証明していると言えよう。
でも「菊池雄星しか誘われなかった」とも言い得るのだ。

投高打低の問題については稿を改めてもう少し細かく書きます。

augustoparty at 15:00|PermalinkComments(15)TrackBack(0)野球批評 

2009年10月28日

横浜市長杯2回戦 東海×白鴎

引き続いて横浜市長杯。
2日目の第3試合は東海大と白鴎大の対戦だ。

東海大は1回戦シードで今日が初戦。
首都大学野球連盟1位。
2007年春から6連覇している。
大学選手権の通算優勝回数が3回。
2007年、08年と準優勝している。
原辰徳を筆頭に著名なOB多数。
人材の集結はプロ以上じゃないか?と思う年もある。
今年だってもう少しで太田泰示が入学していた訳だから…。

東海大学
1番 遊 田中広輔  2年 右左 171/72 東海大相模
2番 二 竹内和宏  3年 右両 172/63 東海大相模
3番 中 伊志嶺翔太 3年 右右 178/75 沖縄尚学
4番 一 近藤恭平  4年 左左 176/93 市岐阜商
5番 捕 伏見寅威  1年 右右 182/80 東海大四
6番 右 松隈利道  3年 右右 182/74 智辯和歌山
7番 指 山根良太  1年 右右 180/85 日本文理大付
8番 左 大塚直人  2年 右右 182/84 水戸短大附
9番 三 大野裕太  3年 右右 180/71 東海大甲府
   投 高山亮太  3年 左左 173/70 東海大相模

白鴎大学
1番 中 中島ユン  3年 左左 165/66 羽黒
2番 二 黒田昌宏  3年 右左 178/68 桐生市商
3番 左 岡島豪郎  2年 右左 174/68 関東学園大附
4番 遊 塚田正義  2年 右右 172/70 古河第一
5番 左 ヴィアナ・ウェリソン
          2年 右左 171/75 佐野日大
6番 指 西川拓喜  4年 右左 170/64 三島
7番 一 帷子翔太郎 1年 右左 181/75 佐久長聖
8番 捕 宮本康平  4年 右右 170/67 足利工
9番 三 薄井亮次  1年 右左 170/69 矢板中央
   投 仲尾次オスカル
          1年 左左 178/75 カントリーキッズ


東海大は伏見寅威が1年生ながらスタメンを確保。
捕手という難しい位置で起用されているのは立派だ。
しかも打順はクリーンアップである。
父がラグビーの指導者らしい。
寅威という名はもちろん「トライ」と読む。

1回表。
先攻の東海大は三者凡退。

白鴎大の先発は仲尾次オスカル。
それなんてベルサイユの薔薇?(笑)
彼は高校までブラジル育ち。
今年の4月から白鴎大でプレーしている。
首を少し傾けて斜めに「袈裟切り」するようなフォーム。
速球は今日もMAXが137キロ。
常時で130前半くらいだった。
変化球はスライダーが120キロ前後。
カーブが100キロ台後半。
シンカー系の球種もあった。

1回裏。
後攻の白鴎大も三者凡退。

東海大の先発は高山亮太。
エースの菅野智之は明日に備えて登板を回避した。
ただ高山もリーグ戦は4勝0敗と好成績。
28イニングで自責点1、四死球2は凄い。
高山は速球が常時で130前半くらい。
今日のMAXは136キロだった。
制球が良いし球速以上の伸びはある。
変化球は「縦スラ」が118〜122キロ。
「横スラ」が110〜114キロ。
カーブが90キロ台後半だった。

2回表。
東海は4番・近藤が死球。
仲尾次の制球がやや不安定である。
5番・伏見はバントの構えでカウント2-3。
強打に出てレフトにライナーを打ち返す。
これをヴィアナがエラーして無死1、2塁。
6番・松隈はバント。一死2、3塁。
7番・山根は0-2から捕邪飛。しかし宮本康平が捕球できない。
山根は四球を選んで一死満塁。
8番・大塚は中犠飛。なお二死1、3塁。
<東海大 1-0 白鴎大>
9番・大野は三塁線を抜く二塁打。なお二死2、3塁。
<東海大 2-0 白鴎大>
1番・田中は右前タイムリー。
<東海大 4-0 白鴎大>
田中は次打者の2球目に盗塁失敗。

2回裏。
白鴎は4番・塚田が二塁内野安打で出塁。
5番・ヴィアナはバント。
高山亮太が一塁に悪送球して無死1、3塁。
6番・西川は121キロのスライダーで空振り三振。
7番・帷子は投手強襲の内野タイムリー安打。なお一死1、2塁。
<東海大 4-1 白鴎大>
8番・宮本は二ゴロで二死2、3塁。
9番・薄井が死球で二死満塁。
しかし1番・中島は遊ゴロで攻撃終了。

5回表。
東海大は一死から4番・近藤が右前安打。
5番・伏見は遊ゴロ。二封のみで二死1塁。
6番・松隈は2球目の甘い速球をレフトに2ラン本塁打!
<東海大 6-1 白鴎大>

白鴎大はここで二番手投手に本多俊弘を起用する。
本多は宇都宮工業出身の4年生。
185cm・81kgの右上手投げである。
6月の大学選手権で準完全の快投を見せた。
しかし秋はやや不調みたい。
8試合に登板して2勝2敗。防御率は2.89である。
初戦、2戦目と先発を譲ることになった。

今日の本多は速球が135〜141キロ。
フォークが120台前半。
チェンジアップらしい球種が115〜119キロ。
これをかなり多投する。どちらも縦変化だ。
本多は7番・兵働悟を二ゴロに打ち取って3アウト。

6回裏。
白鴎大は2番・黒田が左前安打で出塁。
しかし3番・岡島は二ゴロ併殺で走者が消える。
ここで東海大は高山亮太が降板。
失点1で被安打4。四死球は1つだった。

東海大の二番手投手は赤間謙。
東海大山形高出身の1年生。
180cm・78kgの右スリークォーター。
新人ながらチームの三番手格である。
リーグ戦は3試合に投げて1勝0敗。
16回3分の1で防御率0.55だ。

初めて見たけど能力に驚いた。
速球は常時で144,5キロ。
今日のMAXが148キロだった。
力みのないフォームだけど腕の振りが鋭い。
ボールの軌道が低い。高く来ない。
変化球は3種類ある。
スライダーが127,8キロ。
チェンジアップが122,3キロ。
この両球種は逆かもしれない。
カーブが107,8キロ。
チェンジアップみたいにふわっと縦に落ちる。

赤間は4番・塚田に右前安打を許して二死1塁。
しかし5番・ヴィアナは見逃し三振。
148キロの速球が外角低めにズバッと決まった。
赤間謙は1回3分の1を投げて被安打1の無失点。
奪三振は2つだった。

8回裏。
東海大は三番手投手に菅野智之を起用する。
2年生ながら大学日本代表で活躍した逸材。
速球がMAX153キロを記録したことがある。
今日もMAX150キロ。
常時で140キロ台後半を叩き出していた。
変化球はスライダーが130〜134キロ。
カーブが110キロ台中盤。他にフォークもある。

白鴎大は9番・薄井が150キロの速球で空振り三振。
1番・中島は左飛、2番・黒田が遊ゴロで3アウト。

9回表。
東海大は3番・伊志嶺がライト線を破る二塁打。
伊志嶺翔太はこれで本日猛打賞。
腕っ節が強そうでパンチの効いた打撃を見せる。
今季の10盗塁はチームでもダントツ。
来年のドラフトで候補に上がる選手だろう。

4番・近藤は右中間に運ぶタイムリー二塁打。
<東海大 7-1 白鴎大>
5番・伏見はバントで一死2塁。
6番・松隈は三塁線を破る二塁打。
<東海大 8-1 白鴎大>
7番・兵働、7番・小林は凡退して攻撃終了。

9回裏。
白鴎大は3番・岡島が148キロの速球で空振り三振。
4番・塚田は三ゴロ。代打・増田貴将は遊ゴロで3アウト。

ゲームセット。
菅野智之は2回をパーフェクト救援。
奪三振は2つだった。

安打 021 120 213 12 四 失
東海┃040|020|002┃8 5 1
白鴎┃010|000|000┃1 1 2
安打 020 002 000 4

東海:○高山、赤間、菅野
白鴎:●仲尾次、本多


東海大は明日の準決勝で創価大と対戦する。
勝った方が全国、明治神宮大会行きを決める大一番だ。
全国の決勝で見るようなカードですね。
東海大は菅野、赤間と好投手が短いイニングしか投げてない。
いい状態で決戦に臨めそうだ。

しかし首都はレベルが高いですね。
日体もいいチームだった。
今秋の東京六大学、東都はちょっとレベルが残念だったので…。

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横浜市長杯2回戦 日体大×神奈川

第二試合は日体大と神大の対戦。

日体大は首都大学連盟2位。
昨日の1回戦で中央学院大を下した。
神奈川大は神奈川大学野球連盟2位。
1回戦はシードだった。
エースの間曽晃平がプロ志望届を出している。
間曽はリーグ戦の成績を見ると素晴らしい。
5試合に登板して5勝0敗。
登板回数は41回3分の1。防御率は0.65である。
苗字は「マソ」と読むらしい。
場内アナウンスが「マゾ」と聞こえて少し驚いたが(笑)

日本体育大学
1番 遊 盒興┷遏 4年 右右 176/75 戸畑
2番 一 石黒元都  3年 右右 175/70 愛工大名電
3番 二 生田将斗  4年 右左 175/68 徳島商
4番 指 高橋巧   2年 右右 180/85 仙台育英
5番 中 勝見亮祐  3年 右左 180/80 帝京
6番 右 眸裕平  1年 右右 180/75 未来
7番 三 江川恭亮  4年 右左 170/72 遊学館
8番 捕 前川孝徳  4年 右右 176/85 波佐見
9番 左 宮里裕樹  2年 右左 174/76 北大津
   投 辻孟彦   2年 右右 182/76 京都外大西

神奈川大学
1番 中 北野洸貴  3年 右左 173/66 横浜創学館
2番 二 浦部剛史  3年 右右 172/69 広陵
3番 指 梶竜一郎  4年 右左 172/73 桐光学園
4番 右 小林亮   4年 右右 177/78 東海大相模
5番 一 吉田祐輔  4年 右左 171/72 福井
6番 捕 足立祐一  2年 右右 177/75 桜美林
7番 左 岩佐匠   2年 右左 174/68 横浜隼人
8番 三 小玉真司  3年 右右 171/65 修徳
9番 遊 若佐龍之助 1年 右右 177/71 藤嶺藤沢
   投 間曽晃平  4年 右右 176/78 横浜商


神奈川大のリーグ戦成績を見て驚いた。
打率はかなり低い。しかし四球が尋常でなく多い。
10試合で安打の本数は68本。しかし四死球が58。
単に神奈川連盟の投手陣が制球難なのかもしれないけど…。
8番の小玉真司は18打数2安打で10四死球!
打率は.111だけど出塁率は4割を超える。

1回表。
先攻の日体大は安打1本のみで無得点。

神奈川大の先発は間曽晃平。
右の上手投げである。
速球は133〜38キロ。
今日のMAXは140を記録した。
カット、ツーシーム気味に変化する半速球が130前後。
スライダーが118〜124キロ。
縦変化と横変化がある。
「縦スラ」は指の切り方が独特だ。
指に絡んで心持ち浮いて縦に落ちてくる。
他はカーブが110キロ弱かな?

1回裏。後攻は神奈川大。
1番・北野が中前安打。北野は次打者の2球目に二盗成功。
2番・浦部がバントで送って一死3塁。
3番・梶の二ゴロで北野が生還。
<神奈川大 1−0 日本体育大>
4番・小林亮は遊ゴロで3アウト。

日体大の先発は辻孟彦。
京都外大西では本田拓人と同期。
3年次はエースとして夏の甲子園に出ている。
速球が135〜144キロ。
変化球はスライダーが119〜124キロ。
110キロ台中盤はカーブかな?
120台後半でシンカー気味に沈む球種もあった。

3回裏。
神大は二死から1番・北野が粘る。
10球以上投げさせて左前安打。
北野は次打者の2球目に二盗成功。
2番・浦部もやはり10球くらい粘って死球。二死1、2塁。

これが神大の「らしさ」だと思った。
小さい選手が粘る。
ボールに手を出さない。難しいボールはファウルする。
相手投手の「自滅」を誘う。
しかし辻孟彦がよく耐えた。
3番・梶を右飛に討ち取って3アウト。

4回表。
日体大は先頭の3番・生田が三塁内野安打で出塁。
4番・高橋巧はバントで一死2塁。
5番・勝見は中越のタイムリー二塁打。
<日本体育大 1-1 神奈川大>
6番・眸、7番・江川は共に空振り三振。

8回表。
日体は一死から9番・宮里が四球。

神大はここで二番手投手に木村佳吾を起用する。
木村は九州国際大付属高出身の3年生。
187cm・70kgの長身右腕である。
速球は136〜141キロ。
スライダーが120〜126キロ。
これがいい切れ。かなり多投していた。

日体は1番・盒興┷遒左飛。
2番・石黒は平凡な内野フライ…。
と思ったら投手、捕手、その他内野手がお見合い。
記録上は「キャッチャー前の二塁打」となって二死2、3塁。
「こういうミスは響くよなぁ」とネット裏で語り合う。
3番・生田は四球で二死満塁。
4番・高橋巧のカウントは2-2。
木村佳吾の速球が捕手の前で跳ねて暴投となる。
三塁走者が生還してなお二死2、3塁。
<日本体育大 2-1 神奈川大>
高橋は四球でなお二死満塁。

神大はここで三番手投手に下田雄一を起用する。
下田は飯山南高出身の4年生。
184cm・72kgの右腕である。
リーグ戦は36イニングに登板。
間曽に次ぐ二番手格みたい。
下田は速球が138,9キロ。
130キロ強の球種はカットボールかな?
他にスライダー、シュート、チェンジアップあたり。

間曽は7回3分の1で失点1。
被安打6で四死球1。
奪三振3の「打たせて取る」投球だった。

日体は5番・勝見が0-2から下田の速球を痛打。
これが左中間を破る走者一掃の二塁打となる。
<日本体育大 5-1 神奈川大>
6番・眸は中飛で3アウト。

辻孟彦は試合の中盤に疲れを感じた場面があった。
制球のいい投手だけど「決め球」がない。
ファウルで粘られて精神的にも厳しい。
中盤以降に崩れるんじゃないか?と思った。
しかし逆でしたね。むしろ盛り返して最後まで危なげない投球だった。
終わってみると1失点の完投勝利。
被安打6、四死球1。
奪三振2とやはり「打たせて取る」投球だった。
安定と忍耐の投手である。

安打  101 211 020 8 四 失
日体大┃000|100|400┃5 3 1
神奈川┃100|000|000┃1 3 1
安打  101 010 012 6

日体大:○辻
神奈川:間曽、●木村、下田


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横浜市長杯2回戦 創価×東京情報

今日も横浜市長杯に足を運んだ。
11月の「明治神宮大会」予選を兼ねた大会だ。
2日間に3試合ずつ。10チーム全てを見られる。
関東地区各連盟の上位校だから内容も濃い。

今日の第一試合は創価と東京情報大の対戦。
両チーム1回戦はシード。今日が初戦となる。
創価大は東京新大学連盟1位。
この秋で4連覇を達成している。
今春の大学選手権はベスト4。
プロ志望届も4人が出してタレントは充実している。
大塚豊は通算41勝1敗で最終シーズンを終えた。
勝率は脅威の9割7分6厘。常勝無敵の大エースである。
41勝は東京新大学連盟の新記録だ。
2位は小倉丞太郎、3位が八木智哉。
25勝8敗の通算4位が現解説者の栗山英樹氏だったりする。
栗山さんは高校が創価だけど大学は東京学芸大だ。
東京情報大は千葉県大学野球連盟1位。
楽天の西村弥、伊志嶺忠がここの野球部OBだ。

創価大学
1番 右 田上健一  4年 左左 180/76 創価
2番 遊 脇山渉   2年 右左 170/67 愛工大名電
3番 中 花山貴志  4年 右左 185/80 愛工大名電
4番 指 清野友仁  4年 右左 176/78 習志野
5番 左 濱田正輝  4年 右右 178/80 関西創価
6番 一 倉本寿彦  1年 右左 178/71 横浜
7番 捕 狭間圭太  3年 右左 167/67 智辯学園
8番 三 住川勇貴  4年 右右 175/74 履正社
9番 二 坂野幸裕  4年 右左 178/71 関西創価
   投 大塚豊   4年 右右 182/83 創価

東京情報大学
1番 左 岡田平   4年 右左 170/67 東農大一
2番 右 中武翔   1年 右右 175/76 筑陽学園
3番 二 照屋丈二  4年 右左 173/66 宜野座
4番 捕 兵藤一真  3年 右右 179/82 酒田西
5番 指 仲宗根正晋 3年 左左 181/72 具志川商
6番 一 田澤航平  3年 右左 175/70 沼南
7番 三 高甫栄輝  1年 右右 174/80 沖縄尚学
8番 遊 國枝寛樹  1年 右左 170/70 市立船橋
9番 中 二殿史一  1年 右左 173/67 熊本工
   投 串木野翔平 4年 右右 182/75 東農大三


今日のメンバーで志望届を出しているのは田上健一と大塚豊。
東京情報大は伝統的に沖縄出身の選手が多い。
高甫栄輝は沖縄尚学の選抜優勝メンバーだ。
東京農業大の付属校出身者も複数いる。
情報大が東農大の系列校という事情があるかも。

1回表。
先攻の創価は三者凡退。

東京情報大の先発は串木野翔平。
右上手で速球は133〜140キロ。
変化球はカットボールが130前後。
もしかして速球のナチュラルな変化かもしれない。
スライダーが120〜124キロ。
チェンジアップらしい球種が110〜115くらい。
フォークが110キロ弱かな?

1回裏。
後攻の情報大も三者凡退。

創価の先発は大塚豊。
右上手の無理がないフォームである。下半身が強そう。
速球は137〜142キロ。
変化球、半速球のバリエーションが増えたかもしれない。
カット気味にスライドするのが130台中盤。
ツーシーム、シュート気味の変化が129〜133くらい。
スライダーが120台後半。スローカーブが100キロ弱。

大塚の「売り」は何といってもフォーク。
3種類投げ分けるらしい。
「フォークA」は124〜127キロ。
少し横回転を掛けて変化させている。
シンカー、チェンジアップ気味に鋭く落ちる。
威力抜群。空振りを奪いまくっていた。
「フォークB」は119〜123キロ。
これは縦変化、上から下に叩きつける感じフォーク。
一般的なフォークボールである。
「A」に比べると軌道が不安定かもしれない。
「フォークC」は107〜111キロ。
上にふわっと抜いた感じ。カーブ、チェンジアップ風の変化をする。
今日は5球くらいしか使ってない。
目先を変える、タイミングを外す的な球種だろう。
フォークという難しい球種を完璧に操るのが大塚の凄さだ。

2回表。
創価は一死走者なしから5番・濱田がレフトにソロホームラン。
カウント1−2から串木野のスライダーを捉えた。
<創価大 1−0 東京情報大>
6番・倉本、7番・狭間は共に外野フライ。

2回裏。
情報大は一死から5番・仲宗根が中前安打。
6番・田澤はエンドランから右前安打。
しかし田上健一が抜群の返球で3塁タッチアウト。二死1塁。
7番・高甫は四球で二死1、2塁。
この回の大塚はフォークが不安定だった。
しかし8番・國枝を遊ゴロに討ち取ってピンチ脱出。

3回表。
創価は8番・住川が四球。
9番・坂野がバントで送って一死2塁。
1番・田上は中前安打で一死1、3塁。
田上は次打者の2球目に二盗成功。一死2、3塁。
2番・脇山は右犠飛。なお二死3塁。
<創価大 2−0 東京情報大>
3番・花山遊ゴロで3アウト。

4回表。
創価は4番・清野が四球で出塁。
5番・濱田はバント成功。一死2塁。
6番・倉本は中飛も落球で一死2、3塁。
7番・狭間は中前タイムリー安打。なお1,3塁。
<創価大 3−0 東京情報大>
8番・住川は初球にスクイズ成功。なお二死2塁。
<創価大 4−0 東京情報大>
9番・坂野は一ゴロで3アウト。

創価大らしい序盤の攻撃である。
ヒット3本で4得点。
足と小技でかき回して効率よく点を取った。
バント2つは完璧に成功。
他に盗塁、犠牲フライ、スクイズ…。
今の日本球界で最も完成度が高い「スモール・ベースボール」だ。

5回表。
創価は1番・田上が四球で出塁。
しかし田上は次打者の初球に二盗失敗。
2番・脇山は中飛で二死。
3番・花山は左前安打。
花山は次打者の2球目に二盗成功。二死2塁。
4番・清野は右中間に運ぶ三塁打。
<創価大 5−0 東京情報大>
5番・濱田は一邪飛で3アウト。

5点目を取った時かな?
創価大の一塁コーチが「ツーアウトから取ったぞ!」と声を出していた。
ああいう諦めの悪さも彼らの理想とするところなんだろう。
しかし創価の一塁コーチは相当な「野次将軍」だった。

5回裏。
情報大は7番・高甫が133キロのツーシーム?を見逃し三振。
8番・國枝は123キロのフォークで空振り三振。
9番・二殿は119キロのフォークで空振り三振。
大塚豊は尻上がりに調子アップ。
5回は情報大の下位打線を三者三振に打ち取った。

6回表。
情報大はこの回から2番手投手に菅野智也を起用する。
菅野は東総工業出身の2年生。
186cm・73kgの右スリークォーターである。
リーグ戦は7試合に登板して4勝1敗。
防御率0.93と立派な成績を残している。
速球は常時で131〜137キロ。今日のMAXが139。
速球だけど左右に小さく変化する「クセ球」系だった。
カットボール、シュートも投げていたかな?
スライダーが120台中盤。
シンカーが110台中盤。
あとチェンジアップ、フォーク系を投げていたかも。
菅野は6回、7回と創価大を零封。

7回裏。
情報大は5番・仲宗根が125キロのフォークで空振り三振。
6番・田澤は初球の139キロをバット一閃。
ライトスタンドに運ぶソロ本塁打!
<創価大 5−1 東京情報大>
大塚豊は再び気を引き締める。
7番・高甫は125キロのフォークで空振り三振。
8番・國枝は126キロのフォークで空振り三振。

8回表。
創価大は一死から7番・狭間が右前安打。
8番・住川はエンドランから遊撃内野安打。一死1、2塁。
9番・坂野は投ゴロで二死2、3塁。
9番・田上はレフト線に運ぶタイムリー二塁打。
<創価大 7−1 東京情報大>
2番・脇山も左中間に長打。俊足を飛ばして三塁打にする。
<創価大 8−1 東京情報大>

東京情報大はここで3番手投手に風間陽太を起用する。
風間は光明学園相模原出身の2年生。
164cm・67kgの左腕。
速球は常時120台。今日のMAXが129。
横にスライドするのはカットボールかな?
スライダーが110キロ台。これはいい切れだった。

創価は3番・花山が空振り三振で攻撃終了。

8回裏。
情報大は9番・田中裕也が122キロのフォークで空振り三振。
1番・岡田は二ゴロで二死。
2番・中武が四球。3番・照屋が右前安打で二死1、3塁。
しかし4番・兵藤は右飛で3アウト。

大塚豊はこの回で降板。
8回を投げて1失点。被安打5。四死球3。
奪三振は12を数えた。
まぁ実力は出したんじゃないかな?

9回表。
情報大は4番手投手に松本英喜を起用する。
松本は帝京出身の4年生。
172cm・70kgの右スルークォーターである。
速球は3球投げて全て136キロ。
スライダー、シンカー?が120キロ前後だった。
9回の創価を三者凡退で打ち取った。

9回裏。
創価は2番手投手に小川泰弘を起用する。
小川は愛知・成章高出身の1年生。
170cm・74kgの右上手投げである。
柔らかく力みのないフォーム。小柄だけどいい球を投げる。
速球は常時で140前後。今日のMAXは142キロだった。
変化球はスライダーともう一種類。
どちらも120キロ台だった。

情報大は一死から6番・田澤が左中間に運ぶ二塁打。
7番・高甫が二ゴロで二死3塁。
しかし代打・伊志嶺司は142キロの速球で空振り三振。

ここで試合終了。
創価が大勝利、もとい創価大が勝利しました。

安打   011 121 240 12 四 失
創価  ┃011|210|030┃8 3 0
東京情報┃000|000|100┃1 3 1
安打   021 000 111 6

創価:○大塚、小川
東京情報:●串木野、菅野、風間、松本


大塚、田上と「さすが」の活躍だった。
大塚の好投は前述の通り。
田上は4打数2安打2打点。四球一つ。
盗塁は2つ狙って1回成功。2回に強肩で刺殺も見せた。

情報大は6番・田澤航平が気を吐いた。
4打数3安打。二塁打、本塁打が1本ずつは凄い。
スタメンで三振を取られなかったのは田澤と照屋丈二だけである。

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2009年10月27日

横浜市長杯1回戦 日体大×中央学院

今日は横浜市長杯を見に行った。
大会の正式名は長くなるので三行に分けて書こう(笑)
横浜市長杯争奪
第5回関東地区大学野球選手権大会
(第40回明治神宮野球大会出場決定戦)である。

大学野球には全国タイトルが二つある。
一つは6月の大学選手権。
もう一つが11月の明治神宮大会だ。
横浜市長杯は明治神宮大会の関東予選である。
神宮大会は大学の部の参加が11校。
明治神宮が主催する大会なので枠の配分は「神宮贔屓」が強い。
六大学、東都の優勝校は無条件で参加できる。
関東の残り5連盟に割り振られた出場枠が2つ。
市長杯の決勝進出チームが「神宮行き」となる。
横浜市長杯の参加は10チーム。
神奈川、関甲新学生、首都、千葉、東京新大学の上位2校が出場する。

どこも普段なかなか手が回らない連盟である。
マイナーな連盟でも上位2校ならレベルは低くない。
しかも平日開催。他のスケジュールと被らない。
会場は横浜スタジアム。アクセス最高である。
スコアボード、スピードガンも完備。
暇人になったのは悲しいけど、こういう大会を見に行けるのは嬉しい。

雨の影響で一日順延。
今日から大会が開始となった。
第一試合は中央学院大と日本体育大の対戦である。
中央学院大は千葉県大学野球連盟の2位。
ヤクルトで活躍した渡会博文がここのOBだ。
日体大は首都大学野球連盟の2位。
小林雅英、佐藤充がOBだ。
エルピーダメモリの坂本幸雄社長も日体大野球部OBだったりする。

中央学院大学
1番 右 妻沼理史  3年 左左 168/74 文星芸大付
2番 遊 長谷川徹  3年 右右 170/69 日本文理
3番 左 遠藤一樹  3年 右右 180/80 中央学院
4番 中 篠木隼人  4年 左左 171/73 二松学舎大付
5番 捕 初鹿野敬介 4年 右右 173/92 千葉商大付
6番 三 森村淳   3年 右左 170/64 安田学園
7番 指 湯浅剛   4年 右左 174/73 千葉商大付
8番 二 荒井勇介  2年 右左 175/69 文星芸大付
9番 一 崔現大   3年 左左 178/80 日大鶴ヶ丘
   投 榊原響   2年 左左 177/75 高知

日本体育大学
1番 遊 盒興┷遏 4年 右右 176/75 戸畑
2番 一 石黒元都  3年 右右 175/70 愛工大名電
3番 二 生田将斗  4年 右左 175/68 徳島商
4番 指 高橋巧   2年 右右 180/85 仙台育英
5番 右 眸裕平  1年 右右 180/75 未来
6番 中 勝見亮祐  3年 右左 180/80 帝京
7番 三 金田翔太  4年 右右 173/76 帝京
8番 捕 前川孝徳  4年 右右 176/85 波佐見
9番 左 宮里裕樹  2年 右左 174/76 北大津
   投 鶴田祥平  4年 右右 178/77 鳥栖


1回表。先攻は中央学院。
二死から3番・遠藤が左前安打。
しかし4番・篠木は空振り三振。

日体大の先発は鶴田祥平。
右のスリークォーターである。
今秋は4勝0敗。38回3分の1に登板して防御率2.11。
「こんな投手がいたのか」と驚いた。
速球は常時で139〜144キロ。
今日のMAXは146を記録した。
変化球はかなり多彩で判別が困難である。
カットボールが134〜138キロくらい。
シュート、ツーシーム系の球種が127〜136キロ。
フォークが127〜130キロ。
スライダーが123〜127キロ。
シンカーが120キロ弱。
カーブが112〜119キロ。
制球が良くて上下左右で揺さぶれる。
4年生だけどプロ志望届は出してないみたい。
こんな選手が無印で残っていたのか…。

1回裏。後攻は日体大。
二死から3番・生田が遊ゴロエラーで出塁。
生田は次打者の2球目に二盗成功。
しかし4番・高橋巧が二ゴロに倒れて攻撃終了。

中央学院の先発は榊原響。
左の上手投げ。外人っぽいフォームだ。
踏み幅が狭くて腕の振りは少しアーム式。
身体を捻って上半身を張った投法である。
速球は130キロ前後。今日のMAXは134キロ。
変化球はカットボール、ツーシームが120台中盤。
スライダーが115〜118キロくらい。
シンカーが110キロ台中盤。
チェンジアップらしい球種が108〜114キロ。
カーブが100キロ前後。
…だと思うけど違ったらすいません。

4回表。
日体大は一死から3番・生田が三塁内野安打で出塁。
4番・高橋巧は四球で一死1、2塁。
5番・眸は二直。二死1、2塁。
6番・勝見の当たりは一・二塁間。
セカンドは好捕も一塁送球が少し乱れて内野安打。
この隙を突いて二塁走者が本塁に突入成功。
<日本体育大 1−0 中央学院大>
7番・金田は遊ゴロで3アウト。

6回裏。
日体大は一死から4番・高橋巧が左前安打。
5番・眸は四球。6番・勝見が右前安打で一死満塁。

中央学院大はここで二番手投手に秋吉亮を起用する。
秋吉は足立新田高出身の3年生。
182cm・74kgの右サイドハンド。
無名校を東東京大会ベスト4に導いた彼である。
速球は139〜144キロ。
本格派だけど変化球率7割くらいかな?
スライダーが123〜128キロ。
シンカーが119〜125キロ。
シュートは130台前半。フォークが120台中盤。
秋吉がピンチに好投する。

日体大は7番・金田が一邪飛。8番・前川二ゴロで3アウト。

中央学院大の打線は沈黙を続ける。
日体大の先発・鶴田祥平は8回を終えて無失点。
被安打3で四死球0。11奪三振と付け入る隙がない。
しかし最終盤に陰りが出た。

9回表。
中央学院は一死から1番・妻沼が打撃妨害で出塁。
2番・長谷川は右直で二死1塁。
「あと一人」だったのだが…。
3番・遠藤が死球。4番・篠木は四球で二死満塁。

日体大はここで投手交代。
二番手投手に辻孟彦を起用する。
辻は京都外大西高出身の2年生。
182cm・76kgの右上手投げである。
リーグ戦は8試合に登板して3勝4敗。
投球回数は49回3分の2でチーム最多だ。
今日のMAXは140キロ。

中央学院大の打席は5番・初鹿野敬介。
大学2年の春に三冠王を獲得した強打者だ。
プロ志望届は出してないけど有力選手。
大学代表候補にも何度か入っている。
辻は速球で攻める。
初鹿野は3球目を叩きつける。投・三間の微妙なコース。
しかし一塁送球はぎりぎりのタイミングでアウト。
一塁手のグラブからボールが見える際どい捕球だった。

日体大が接戦を制して2回戦進出。
明日の第2試合に神奈川大学と対戦する。

安打   110 001 000 3 失 四
中央学院┃000|000|000┃0 2 2
日体大 ┃000|100|00×┃1 1 2
安打   000 122 00  5

日体大:○鶴田、辻
中央学院:●榊原、秋吉


鶴田祥平は最後の最後に降板。
しかし本当に良く投げた。
8回3分の2を投げて無失点。
被安打3で四死球2。奪三振12。
社会人に行くのかな?
野球を続けるなら今後が楽しみです。

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横浜市長杯1回戦 白鴎×関東学院

第二試合は白鴎大と関東学院大の対戦。
白鴎大は関甲新学生連盟2位。
野球部OBに飯原誉士、高谷裕亮がいる。
監督は阪神、ロッテで活躍した藤倉多祐氏。
部長は福岡政行先生から別の方に代わっていた。
関東学院大は神奈川大学野球連盟2位。
野球部OBに森笠繁、三橋直樹、原拓也がいる。

白鴎大学
1番 中 中島ユン  3年 左左 165/66 羽黒
2番 二 黒田昌宏  3年 右左 178/68 桐生市商
3番 左 岡島豪郎  2年 右左 174/68 関東学園大附
4番 遊 塚田正義  2年 右右 172/70 古河第一
5番 左 ヴィアナ・ウェリソン
          2年 右左 171/75 佐野日大
6番 指 西川拓喜  4年 右左 170/64 三島
7番 一 帷子翔太郎 1年 右左 181/75 佐久長聖
8番 捕 宮本康平  4年 右右 170/67 足利工
9番 三 薄井亮次  1年 右左 170/69 矢板中央
   投 武藤悟章  2年 右右 171/67 宇都宮工

関東学院大学
1番 指 中山亮   3年 右右 172/74 佐賀商
2番 三 三木悠也  3年 右左 176/77 駒大苫小牧
3番 遊 星野雄大  4年 右左 177/79 文星芸大附
4番 中 青地祐司  4年 右右 178/80 駒大苫小牧
5番 右 諸田瑞喜  2年 右左 181/80 佐久長聖
6番 左 永野一平  4年 右右 179/72 宮崎日大高
7番 一 町田遼太  3年 右左 178/80 小山西
8番 捕 関根淳   2年 右右 176/76 常磐大学高
9番 二 遊佐光哉  2年 右左 163/63 仙台育英
   投 内堀宗一朗 4年 右右 188/85 新座


白鴎大は「ブラジル・コネクション」があるみたい。
中島ユン、ヴィアナ・ウェリソンが起用されている。
過去にも吉村健二、カルデーラ・チアゴが在籍していた。
この10年くらいでブラジル出身の選手が増えましたよね。
供給源はヤクルト・アカデミーしかないはずだが…。

1回表。先攻は白鴎大。
1番・中島が四球で出塁。
2番・黒田はバントで送って一死2塁。
3番・岡島は中飛。中島は俊足を飛ばしてタッチアップ。二死3塁。
4番・塚田は死球で二死1、3塁。
塚田は次打者の4球目に二盗成功。二死2、3塁。
しかし5番・ヴィアナは投ゴロで無得点。

関東学院大の先発は内堀宗一朗。
右上手の本格派である。
速球は常時で137〜143くらい。
今日のMAXは145キロを記録した。
変化球はスライダーが122〜129キロくらい。
カーブが113〜117キロくらい。
カーブでなく「横スラ」かもしれない。
他はフォークらしい球種が120キロ前後。
シュート、もしくはツーシームが130キロ台前半。

1回裏。
後攻の関東学院は三者凡退。

白鴎大の先発は武藤悟章。
秋季リーグは10試合に登板して4勝2敗。
防御率0.59。30回3分の2で四死球4つは素晴らしい。
春のエースだった本多俊弘がやや不調。
武藤がエース格に昇格したようだ。
右上手の技巧派である。
速球は常時で130〜134。
今日のMAXは136キロだった。
球種はあまり多くない。
カットボールらしい球種が120台中盤。
もしかすると「遅い速球」かもしれない。
チェンジアップ系の縦変化が110キロ前後。
カーブ系の斜め変化が105,6キロ。
中盤からフォークを投げ始めてこれが116,7キロだった。

関東学院の先発・内堀は4回あたりから変化球の切れが落ちた。
そして5回に捕まる。

5回表。
白鴎大は一死から1番・中島が左中間に運ぶ二塁打。
2番・黒田が遊ゴロで二死3塁。
3番・岡島はカウント2−1から中前安打。
<白鴎大 1−0 関東学院大>
4番・塚田も左前安打で続いて二死1、2塁。
5番・ヴィアナは空振り三振で3アウト。

6回表。
白鴎大は先頭の6番・西川が右前安打。
7番・帷子はバントで送って一死2塁。
8番・宮本は三ゴロ。二死3塁。
9番・薄井が初球のスライダーを中前安打。
<白鴎大 2−0 関東学院大>
1番・中島は一塁後方に叩きつける二塁内野安打。二死1、3塁。

関東学院大はここで二番手投手に前川雄生を起用する。
前川は静清工業高出身の4年生。
178cm・73kgの右スリークォーターである。
速球は135〜140キロ。
シュート、カット系らしき半速球が130前後。
スライダーが116,7キロ。
他にカーブ、チェンジアップかな?

白鴎大は2番・黒田が死球で二死満塁。
3番・岡島は中前に2点タイムリー。なお1、2塁。
<白鴎大 4−0 関東学院大>
4番・塚田は空振り三振で攻撃終了。

6回裏。
関東学院大は無死から1番・中山が左中間に二塁打。
2番・三木が三ゴロで一死3塁。
3番・星野は四球で一死1、3塁。
4番・青地は三ゴロ。薄井亮次の好守で併殺打となる。
 
8回表。
関東学院大はこの回から三番手投手に松本翔を起用する。
松本は室戸高出身の3年生。
175cm・75kgの右上手投げである。
速球は常時で130台中盤。今日のMAXは137キロだった。
変化球はスライダーが120キロ前後。

松本は1安打1四球を許すも8回を無得点で抑えた。

9回表。
関東学院大はこの回から四番手投手に鈴木孝幸を起用する。
鈴木は常磐大学高出身の3年生。
186cm・78kgの右下手投げである。
速球は119〜123キロ。
横に滑るスライダーが106〜108キロ。

鈴木は無死から4番・塚田に四球を与える。
しかし後続を討ち取って味方の反撃を待つ。

白鴎大は先発の武藤が好投。
7回以降はパーフェクトに抑えた。
被安打4、四死球2の完封勝利。
投球数は90球だったらしい。
奪三振1の「打たせて取る」投球だった。
打のヒーローは岡島豪郎。
5打数3安打3打点と気を吐いた。
中島ユンも5打席で2安打2四球。
1番打者の役割を全うした。

安打   011 034 110 11 四 失
白鴎  ┃000|013|000┃4 5 0
関東学院┃000|000|000┃0 2 1
安打   011 111 000 4

白鴎:○武藤
関東学院:●内堀、前川、松本、鈴木


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横浜市長杯2回戦 東京国際×上武

第3試合は東京国際大と上武大の対戦。
両チームは1回戦がシード。
このカードから2回戦となる。

東京国際大は東京新大学野球連盟2位。
昨年から古葉竹識氏が監督に就任している。
73才。広島カープの黄金時代を築いた名将だ。
やっぱり違うもんですね…。
創価、流経の2強体制に風穴を開けた。
上武大は関甲新学生野球連盟1位。
この5年で大学選手権のベスト8に入ること3回。
神宮大会はベスト4に2回入っている。
今春は白鴎大に遅れを取ったが秋はきっちり結果を出した。
今や全国的な強豪校である。

東京国際大学
1番 中 内山勇輝  4年 右左 178/70 深谷第一
2番 三 今井雄大  1年 右右 173/72 鎮西
3番 右 安田裕樹  3年 左左 175/75 鷲宮
4番 一 高橋勇人  3年 右右 190/95 大井
5番 左 茂木亮太  2年 右左 176/79 正智深谷
6番 指 沖野哲也  1年 右右 180/75 広島工業
7番 二 中嶋俊一郎 3年 右両 173/73 浦和学院
8番 捕 山田亮太  2年 右右 171/74 大牟田
9番 遊 待井宏文  4年 右右 175/65 埼玉栄
   投 小島慎司  3年 右右 188/80 坂戸西


上武大学
1番 中 加藤翔平  1年 右両 181/81 春日部東
2番 捕 松井雅人  4年 右左 179/78 桐生第一
3番 三 前田憲麻  3年 右左 177/75 九州学院
4番 遊 安達了一  4年 右右 178/75 榛名
5番 一 寺崎一樹  3年 右左 171/72 日南学園
6番 指 石川佑太  4年 左左 173/78 二松学舎大附
7番 右 成田義教  3年 右右 176/78 東海大相模
8番 左 佐藤恭亮  4年 右左 179/70 銚子商
9番 二 富澤佑貴  3年 右右 172/67 成田
   投 松永大介  2年 右右 185/80 九州学院


内山勇輝、松井雅人、安達了一がプロ志望届を提出している。
「運命の日」はもう明後日だ。

1回表。先攻は東京国際大。
1番・内山が遊撃内野安打で出塁。
2番・今井はバント成功。一死2塁。
3番・安田はライトフェンス直撃のタイムリー2塁打。
<東京国際大 1−0 上武大>
4番・高橋は三ゴロ。これを前田憲麻がトンネル。
安田が生還してなお一死2塁。
<東京国際大 2−0 上武大>
5番・茂木は二ゴロで二死3塁。6番・沖野三ゴロで攻撃終了。

上武大の先発や松永大介。
右の上手投げ。長身から角度の付いたフォームである。
スタンスが小さくてちょっと固い感じだ。
速球は134〜138キロ。
ただ試合の後半は2,3キロ落ちた。
変化球は種類が多くて判別困難。
カットボールが130台前半。
シンカー、ツーシーム系が127〜131キロ。
スライダーが124〜127キロ。
フォークが120キロ前後。
チェンジアップが115〜119キロ。
カーブが100キロそこそこ。…だと思う。
チェンジアップらしい球種をかなり投げていた。

1回裏。後攻は上武大。
1番・加藤が四球で出塁。
2番・松井はバントで送って一死2塁。
3番・前田も四球で一死1、2塁。
しかし4番・安達は二ゴロ併殺で得点ならず。

東京国際大の先発は小島慎司。
右上手。やはり長身の本格派である。
肩の回旋運動がちょっと独特かもしれない。
速球は常時で133〜138。
今日のMAXは140キロだった。
変化球はやっぱり判別困難。種類が7,8種類あったかも…。
カット、ツーシーム系の半速球が130前後。
横スラが120台中盤。縦スラが120前後。
チェンジアップが110〜114キロくらい。
もしかしてフォークが混じっていたかもしれない。
他にスローカーブ。もしかしてスプリット。
予備知識がないと素人には辛いです。

3回裏。
上武大は先頭の9番・富澤が二塁内野安打で出塁。
1番・加藤がバントで送って一死2塁。
2番・松井の右飛で富沢がタッチアップ。二死3塁。
3番・前田は四球で二死1、3塁。
しかし4番・安達は左飛で得点ならず。

5回表。
東京国際大は一死から1番・内山がセーフティーバント。
これが決まって一塁内野安打となる。
2番・今井はバントで送って二死2塁。
3番・安田はカウント2−3から更に粘る。しかし三飛。

5回裏。
上武大は二死から1番・加藤が四球で出塁。
加藤は次打者の2球目に二盗成功。
2番・松井は直後に右前タイムリー安打。
<東京国際大 2−1 上武大>
3番・前田は中飛で3アウト。

6回裏。
上武大は4番・安達が中飛で一死。

東京国際大はここで二番手投手に和田有斗を起用する。
和田は所沢商業出身の2年生。
182cm・76kgの左腕投手である。
肩肘が柔軟そうなフォーム。
速球は132〜139キロ。
120台後半はカットボールだと思う。
スライダーが117〜123キロ。
空振りを取れる球種だった。

上武大は5番・石川が左越え二塁打。
6番・寺崎も四球で続いて一死1、2塁。
和田有斗は次打者の3球目に暴投。一死2、3塁。
ここで古葉竹識監督はすかさずマウンドへ…。
内野は中間守備から前進になる。
7番・成田はカウント1−3から遊ゴロ。
本塁送球タッチアウト。二死1、3塁。
代打・奥村直也は123キロのスライダーを見逃し三振。
上武大は絶好機をものにできない。

7回表。
東京国際大は一死から8番・山田が四球。
9番・待井はエンドラン。遊ゴロとなって二死2塁。
1番・内山は一塁内野安打。
二塁走者が隙を突いて本塁突入。しかしタッチアウト。

8回裏。
上武大は一死から4番・安達が四球。
安達は司打者の3球目に二盗成功。
代打・松山龍司は右前安打。一死1、3塁。
6番・寺崎は初球にスクイズ敢行。これが成功してなお二死2塁。
<上武大 2−2 東京国際大>
7番・成田は123キロのスライダーで空振り三振。

9回裏。
上武大は先頭の8番・阿尾竜臣が左前安打。
9番・富澤がバントで一死2塁。
1番・加藤の3球目に和田有斗が暴投。一死3塁。
加藤は叩きつける打球の投ゴロ。本塁送球は間に合わず。
上武大が辛くもサヨナラ勝ちを決めた。

安打   210 110 101 7 四 失
東京国際┃200|000|000┃2 1 2
上武  ┃000|010|011x┃3 6 1
安打   001 011 111 6

上武:○松永
東京国際:小島、●和田


上武大のドラフト候補はやや明暗。
松井雅人は3打数2安打1犠打。
勝ち越しのタイムリーも放った。
安達了一は3打数無安打1四球とやや不発だった。

上武大で気になったのが1番・加藤翔平。
1年生ながらレギュラーを確保している。
秋季シーズンはチーム最多の5盗塁。
今日も5回に二盗で追い上げの口火を切った。
2打数無安打ながら1犠打&2四球。
最終打席は叩きつけるゴロで三塁走者を生還させた。
足に加えて選球眼、器用さもありそうだ。

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2009年10月25日

Fリーグ第10節 名古屋×浦安

第2試合は名古屋と浦安の対戦。
名古屋はFリーグ2連覇中。
今季も6勝2分け1敗と首位に立っている。
環境、待遇と「完全プロ」なチームである。
浦安は昨年、一昨年の準優勝チーム。
ただし今季は5位とやや低迷している。

名古屋オーシャンズ
GK 21 川原永光  78.11.24 178/85
FP  5 完山徹一  79.12.08 176/67
FP  9 森岡薫   79.04.07 175/77
FP 11 畠山ブルノタカシ
            84.08.21 176/73
FP 15 前田喜史  77.04.25 177/69
■リザーブ:
GK  1 定永久男  77.01.17 176/70
FP  3 北原亘   82.08.02 179/72
FP  8 丸山哲平  81.02.28 174/68
FP 10 木暮賢一郎 79.11.11 175/65
FP 12 ウイルソン 75.10.28 179/78
FP 17 平林輝良寛 84.06.04 174/68
FP 18 シジネイ  83.01.07 176/83

■第1セット
−−−−−森田−−−−−
−−完山−−−−前田−−
−−−−-ブルノ-−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−川原−−−−−
■第2セット
−−−−−ウィルソン-−−−−
−−丸山−−−−木暮−−
−−−−−北原−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−川原−−−−−


バルドラール浦安
GK 13 パコ・アルホナ 77.08.21 175/72
FP  5 小宮山友祐   79.12.22 172/69
FP  6 荒牧太郎    84.10.04 173/68
FP  9 星翔太     85.11.17 175/71
FP 20 稲田祐介    77.08.02 172/67
■リザーブ:
FP  3 平塚雅史    78.05.14 174/67
FP  4 市原誉昭    75.08.28 175/65
FP  7 中島孝     82.01.11 168/60
FP 10 岩本昌樹    76.01.05 170/60
GK 12 橋谷英志郎   85.01.17 183/72
FP 14 諸江剣語    87.02.23 168/62
FP 19 新造邦明    87.06.22 170/58

■第1セット
−−−−−稲田−−−−−
−−荒牧−−−−−星−−
−−−−-小宮山-−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−アルホナ−−−−
■第2セット
−−−−−中島−−−−−
−−岩本−−−−市原−−
−−−−−平塚−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−アルホナ−−−−


名古屋は平林輝良寛がベンチ入り。
U-17代表として世界大会にも参加した技巧派だった。
グランパス、サガン鳥栖、FC刈谷を経て今季からフットサルに転向。
1年目から名古屋のベンチに入っているのは立派かもしれない。
ただ今日はプレーしてなかったと思う。

浦安は星翔太、荒牧太郎がFUGAの出身。
昨年の全日本フットサル優勝メンバーである。
入れ替わりで浦安は主力が何人か出て行った。
定永久男が名古屋のベンチに入っている。

10分35秒。
名古屋は森岡薫がエリア右でパスを受ける。
クイッとボールを引くがバランスを崩す。
しかし持ち直して右足で流し込んだ。
<名古屋オーシャンズ 1−0 バルドラール浦安>

12分58秒。
浦安は稲田祐介が右からのキックインをダイレクトボレーで流し込んだ。
<バルドラール浦安 1−1 名古屋オーシャンズ>

18分19秒。
名古屋は川原永光が左サイドにロングフィード。
北原亘がこれを納めて右後方に大きく下げる。
ウィルソンが右サイドからダイレクトで折り返す。
木暮賢一郎がファーサイドに詰めて押し込んだ。
<名古屋オーシャンズ 2−1 バルドラール浦安>

名古屋が1点リードして折り返し。

20分57秒。
浦安は中島孝がゴール正面からシュート。
GK川原永光がブロック。
稲田祐介がゴール左でこぼれ球をトラップして叩き込んだ。
<バルドラール浦安 2−2 名古屋オーシャンズ>

32分41秒。
名古屋はブルノが左から中にドリブルで切れ込む。
浦安の選手がブロックしてこぼれる。
名古屋は完山徹一がこれに反応して左足一閃!
<名古屋オーシャンズ 3−2 バルドラール浦安>
好セーブを連発していたパコ・アルホナの堅陣がついに破れた。

残り5分を切って浦安はパワープレーを発動。
こんな布陣だった↓
−−−-星−−小宮山-−−
−稲田−−−−−−中島−
−−−−−岩本−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−


浦安は稲田が左から右足でミドルを打つ狙いだった。
しかし名古屋のDFが最後まで耐え抜いた。
名古屋が3−2で勝利。勝ち点3を得て首位を守った。

5試合も見るとお腹一杯です。
展開が速いので油断できません(笑)
フットサルはピッチもゴールマウスも小さい。
更にフリーの選手を作るのが難しい。
サッカーに比べて「個」で打開する場面は少ない。
ただ人数が少ないから連携は緻密になる。
ワンタッチプレーの連動で生まれるゴールが多い。
シュートみたいに強いパスがポンポンと繋がる。
ボールの方向が目まぐるしく変わる。
ああいう場面はフットサルの醍醐味だと思った。

サッカーは野球やラグビーに比べて客層がかなり若い。
フットサルはそのサッカーより更に平均年齢が低い。
清新な雰囲気がありますよね。
Fリーグはあまり大風呂敷を広げず地味に展開している。
でも「プレーヤー」が多いからお客が集まる。
企業とのタイアップもやりやすい。
いいカルチャーが醸成している印象はあります。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)フットサル 

Fリーグ第10節 北海道×湘南

今日もFリーグ。
代々木第一体育館でセントラル開催だ。
昨日3試合、今日2試合。
2日で10チームを見られる。

場外に「屋台村」が出ていた。
正確に言うと屋台でなくケイタリングカー。
昨日の昼食ははペンネとローストチキンだった。
今日はビーフケバブとソーキ丼。
どれも美味しかった。
グルメ的には間違いなくJリーグより上である(笑)

今日の第1試合は北海道と湘南の対戦。
北海道は今季から新規参入。
現在6位。ここまで3勝3分け3敗である。
湘南は最下位。1勝2分け6敗という成績だ。
ただし前節に初勝利を挙げて上昇の目もある。

エスポラーダ北海道
■:スタメン
GK 21 伊藤淳     73.08.19 180/75
FP  2 高山剛寛    86.11.04 170/63
FP  5 笠間慎也    85.10.22 170/62
FP  7 佐々木洋文   82.07.19 175/65
FP 17 水上玄太    83.05.24 170/68
■リザーブ:
FP  6 嵯峨祐太    79.10.28 172/66
FP  9 菅原和紀    82.07.14 161/65
FP 10 鈴木裕太郎   84.09.05 168/63
FP 14 上貝修     81.10.07 168/69
FP 15 室田翔伍    88.04.10 171/61
FP 20 仲村学     84.08.11 166/62
GK 22 鈴木則和    76.04.16 172/68

−−−−−水上−−−−−
−−高山−−−−笠間−−
−−−−-佐々木-−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−伊藤−−−−−

−−−−−鈴木−−−−−
−−上貝−−−−嵯峨−−
−−−−−仲村−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−伊藤−−−−−


湘南ベルマーレ
GK 17 冨金原徹   82.10.18 180/74
FP  1 ボラ     81.05.14 181/74
FP  5 久光重貴   81.07.08 172/71
FP  7 シニーニャ  77.09.18 168/62
FP 22 野嶋倫    80.12.20 172/61
■リザーブ:
FP  2 瀬戸真司   85.05.08 168/66
FP  8 岡部将和   83.08.01 168/55
FP  9 江藤正博   80.07.03 172/63
FP 10 豊島明    79.09.03 171/65
FP 11 曽根田盛将  79.10.07 170/62
GK 12 阿久津貴志  75.09.28 178/80
FP 15 関新     77.05.09 160/60

−−−−−ボラ−−−−−
−−久光−−−−シシーニャ-−
−−−−−野嶋−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−-冨金原-−−−−

−−−−−瀬戸−−−−−
−−-関-−−−−江藤−−
−−−−−豊島−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−-冨金原-−−−−


4分29秒。
湘南はボラが左サイドからドリブル。
大きなキックフェイント&引き技でDFを翻弄。
完全にマークを外してシュートを叩き込んだ。
<湘南ベルマーレ 1−0 エスポラーダ北海道>

14分19秒。
湘南は相手のハンドでPKを得る。ボラがこれを成功。
<湘南ベルマーレ 2−0 エスポラーダ北海道>
ボラはこれでFリーグの単独得点王となる。

15分53秒。
北海道は右クロスがDFに引っ掛かる。
鈴木裕太郎がファーへの「こぼれ」をダイレクトボレーで叩き込んだ。
<湘南ベルマーレ 2−1 エスポラーダ北海道>

17分35秒。
湘南は左サイドからのFKを江藤正博が左足で入れる。
北海道は嵯峨祐太がファーサイドからヘッドでクリア。
これがゴールマウスに届いてオウンゴールとなってしまう。
<湘南ベルマーレ 3−1 エスポラーダ北海道>

試合は後半。

23分49秒。
北海道は鈴木裕太郎が相手のパスをブロック。
笠間慎也が左から前線に折り返す。
鈴木がスルーして高山剛寛は右から1タッチで折り返す。
最後は鈴木が中央で合わせてゴールイン。
<湘南ベルマーレ 3−2 エスポラーダ北海道>

左右に振る、1タッチが連続する。
フットサルらしい展開でした。

30分27秒。
湘南はシニーニャが右サイドを突破して折り返す。
ボラが「ファー詰め」から合わせるが少し弱い。
しかしボラは足元のこぼれ球に自ら詰めてゴールイン。
<湘南ベルマーレ 4−2 エスポラーダ北海道>
ボラはハットトリック達成。

30分51秒。
湘南はシニーニャが左からキックイン。
岡部将和が走り込んで右足のボレーを合わせた。
<湘南ベルマーレ 5−2 エスポラーダ北海道>

32分過ぎから北海道はパワープレーを発動。
笠間慎也がゴレイロになる。
布陣はこんな感じでした↓
−−−−-佐々木-−−−−
−嵯峨−−菅原−−水上−
−−−−−笠間−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−


しかし北海道のパワープレーは不発。
湘南にカウンターを喰らってしまう。

38分0秒。
湘南はボラが前線で相手のボールをブロック。
そのまま運んでゴールイン。
<湘南ベルマーレ 6−2 エスポラーダ北海道>
ボラは本日4得点目。

39分41秒。
湘南は豊島明のブロックからカウンター。
シニーニャが右サイドからドリブルで切れ込む。
シニーニャはゴール前で左右細かく切り返してゴレイロを翻弄。
コースを空けて冷静に流し込んだ。
<湘南ベルマーレ 7−2 エスポラーダ北海道>

湘南が7−2で快勝。
最下位を脱して9位に浮上した。

ボラが凄かったです。
第2セットも彼が入る時間帯が長い。
点を決めただけでなくプレー時間、守備と貢献度が絶大だった。
ボラは昨年まで名古屋オーシャンズに在籍。
連覇に貢献した名手である。
湘南の中ではちょっと抜けている。
自由自在な引き技が凄かった。
ボディバランスが良くて「こらえる」能力が高い。
上下動が小さくて「ブレーキ」が鋭い。
フットサルに要求されるのはああいう動きなんだと思った。

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2009年10月24日

Fリーグ第10節 府中×花巻

Fリーグは今年で3年目。
府中と北海道が新たに参戦して10チーム体制となった。
3回戦制だから27節まである。
今週末が第10節。ここから「二周目」に入る。
今季はセントラル開催が3回しかない。
そのうち第1節、第10節の会場が東京である。
ここが今季最後の「一度に全チームを見る」チャンスだ。
たまに見ても得られるものは多くないかもしれない。
でも今後に向けた「種」を撒いておきたい。
フットサルとバスケは個人的な「重点強化種目」だったりする。

フットサルはサッカーとバスケ、アイスホッケーを混ぜたような種目だ。
時間と人数はバスケと同じ。
どちらもベンチ入りが最大12人である。
ファウルの数え方も似ている。
コートは40m×20mだからバスケよりやや広い。
あと「パワープレー」がアイスホッケーと似ている。
選手の入替は3種目とも自由だ。

代々木第一体育館の第一試合は府中と花巻の対戦。
府中は現在8位。2勝2分け5敗。
監督はセルジオ・ガルジェッリ氏である。
花巻は現在9位。2勝7敗。
監督は岡田サントスジオゴ氏。
去年までは選手で頑張っていた。
初めて見に行ったFリーグの試合で一番目立っていた選手である。
Fリーグは監督が10人いてそのうち7人が外国人だ。
なお府中は上澤貴憲と皆本晃、花巻は渡邉知晃が日本代表選手である。

府中アスレティックFC
■:スタメン
GK 15 石井秀樹  78.01.06 177/73 
FP  7 上澤貴憲  79.12.04 180/70
FP  8 皆本晃   87.01.28 168/64
FP 11 清水誠   78.06.12 175/68
FP 12 小山剛史  81.10.12 178/72
■リザーブ:
GK  1 富澤孝   83.07.18 173/66
FP  3 森拓郎   82.10.22 177/74
FP  4 安川敦士  80.07.09 186/83
FP  5 鳩野大介  86.02.01 171/67
FP  6 難波田治  77.05.22 175/70
FP 10 永島俊   88.05.09 179/72
FP 14 河原優   83.06.03 171/63

−−−−−小山−−−−−
−−皆本−−−−上澤−−
−−−−−清水−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−石井−−−−−

−−−−−永島−−−−−
−−河原−−−−鳩野−−
−−−−−-森-−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−石井−−−−−

−−−−−安川−−−−−
−-難波田-−−−皆本−−
−−−−−上澤−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−石井−−−−−


ステラミーゴいわて花巻
■:スタメン
GK  1 肥沼謙    83.08.08 182/75
FP  3 チーニョ   81.10.06 179/74
FP  9 渡邉知晃   86.04.29 180/75
FP 10 鳥丸太作   81.08.22 168/68
FP 17 アンデルソン 82.02.12 178/76
■リザーブ:
FP  4 碓井孝一郎  85.01.22 175/68
FP  7 庄司紘之   81.10.19 171/63 
FP 11 出浦知弘   80.12.14 172/67
GK 15 冨田祐耶   87.06.12 184/78
FP 18 須崎充樹   77.08.22 174/70
FP 19 半田徹也   84.05.13 173/62
FP 24 田中健次郎  84.12.19 175/68

−−−−−渡邉−−−−−
−-チーニョ−−−−アンデルソン−
−−−−−鳥丸−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−肥沼−−−−−

−−−−−出浦−−−−−
−-チーニョ−−−−-半田−−
−−−−−碓井−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−肥沼−−−−−

−−−−-アンデルソン−−−−
−−出浦−−−−碓井−−
−−−−−田中−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−肥沼−−−−−


布陣は3通り書いて見た。
フットサルは人の出入り、ポジションチェンジが激しい。
だからあくまでも参考程度です。

6分26秒。花巻はチーニョが右サイドで相手ボールを奪う。
チーニョは自らドリブルで運んでシュート。花巻が先制。
<ステラミーゴいわて花巻 1−0 府中アスレティックFC>

13分47秒。府中は上澤貴憲が中央から左に開く。
小山剛史がワンタッチで中に戻す。
上澤がいいタイミングで走り込んでボレーシュート!
<府中アスレティックFC 1−1 ステラミーゴいわて花巻>

16分6秒。府中は鳩野大介が右サイドからキックイン。
皆本晃が右足のダイレクトボレーを流し込んだ。
<府中アスレティックFC 2−1 ステラミーゴいわて花巻>

19分8秒。花巻は府中の6ファウル目で「第2PK」を得る。
チーニョがこれを決めて同点。
<ステラミーゴいわて花巻 2−2 府中アスレティックFC>

試合は後半。
27分31秒。府中は左サイドからキックイン。
小山剛史がドリブルで縦に切れ込む。
左に切り返してシュートコースを作ると左足一閃!
<府中アスレティックFC 3−2 ステラミーゴいわて花巻>

花巻は15分過ぎからGKを削ってパワープレー。
こういう布陣となる↓
−−−−−渡邉−−−−−
−-チーニョ−−−−アンデルソン−
−−−出浦−−鳥丸−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−


36分38秒。花巻は出浦知弘が右に開く。
鳥丸大作が右足一閃。鮮やかなミドルシュートを叩き込んだ!
<ステラミーゴいわて花巻 3−3 府中アスレティックFC>

38分過ぎに今度は府中がパワープレー。
こういう布陣となる↓
−−−永島−−小山−−−
−鳩野−−−−−−皆本−
−−−−−上澤−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−


しかしこれが裏目となる。
38分53秒。花巻は府中ボールを奪ってカウンター。
ゴレイロの肥沼謙ががら空きのゴールにシュート!
<ステラミーゴいわて花巻 4−3 府中アスレティックFC>

これが決勝点。
花巻は残り1分を守り切って府中に4−3で勝利した。

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Fリーグ第10節 町田×大分

第2試合はペスカドーラ町田とバサジィ大分の対戦。
町田は現在2位。
6勝2分け1敗。勝ち点20は首位の名古屋と並んでいる。
藤井健太が浦安から加入した。
大分は現在3位。5勝1分け3敗である。
小曽戸允哉が現役代表選手だ。
昨年、一昨年は「下から3番目」だったチームだ。
大分は昨季途中から館山マリオ氏が指揮を取っている。
名古屋オーシャンズをFリーグ優勝に導いた監督である。
彼の手腕がチームを導いているのだろう。

ペスカドーラ町田
■:スタメン
GK  1 石渡良太    76.12.08 185/83
FP  6 ジャッピーニャ 84.09.03 172/66
FP  7 金山友紀    77.09.02 163/60
FP 11 マルキーニョス 84.04.11 175/80
FP 18 藤井健太    76.08.03 165/62
■リザーブ:
FP  3 森谷優太    84.01.13 172/70
FP  8 滝田学     86.07.26 177/70
FP  9 横江怜     83.06.13 173/67
FP 10 狩野新     82.12.21 165/60
GK 12 原章展     87.06.12 182/72
FP 15 後呂康人    83.07.29 173/66
FP 16 篠崎隆樹    84.02.22 175/66

−−−−ジャッピーニャ-−−−
−−金山−−−-マルキーニョス−
−−−−−藤井−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−石渡−−−−−

−−−−−横江−−−−−
−−狩野−−−−森谷−−
−−−−−滝田−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−石渡−−−−−


バサジィ大分
■:スタメン
GK  1 清家大葵  90.12.07 177/70
FP  3 西村竜司  80.04.17 179/69
FP  7 白方秀和  88.09.28 174/69
FP 10 仁部屋和弘 87.12.13 175/70
FP 15 武石高弘  88.02.07 174/69
■リザーブ:
FP  4 小檜山譲  82.09.29 172/67
FP  6 平町和也  83.10.14 181/71
FP 12 小曽戸允哉 83.06.28 170/67
FP 14 神敬治   80.06.04 178/68
FP 19 吉川智貴  89.02.03 174/64
FP 20 高橋祐   83.04.14 172/62
GK 21 青柳佳祐  86.01.22 178/74

−−−−−武石−−−−−
−-仁部屋-−−−白方−−
−−−−−西村−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−清家−−−−−

−−−−−吉川−−−−−
−-小曽戸-−−−平町−−
−−−−−-神-−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−青柳−−−−−


両チームとも第1セット、第2セットがはっきりしていた。
大分のゴレイロは清家大葵が先発。
ただし青柳佳祐がプレー時間の大半を守っていた。

9分36秒。町田は森谷優太が小曽戸允哉の突破をブロック。
森谷がゴール正面から流し込んで町田が先制。
<ペスカドーラ町田 1−0 バサジィ大分>

10分29秒。町田は森谷優太に警告。

12分27秒。大分は仁部屋和弘が相手ボールを奪取。
左から中にカットインしてシュート。ゴールイン!
<バサジィ大分 1−1 ペスカドーラ町田>

19分46秒。町田は横江怜に警告。

前半はそのまま1−1で折り返し。

21分57秒。町田はゴール正面でFKを得る。
マルキーニョスが直接狙うフリをして縦に当てる。
少し弱いキックでDFのタイミングをはぐらかす。
ジャッピーニャがマークを背負いながら後方に落とす。
マルキーニョスがこれに合わせてボレーを叩き込んだ。
<ペスカドーラ町田 2−1 バサジィ大分>

29分41秒。町田は相手シュートのこぼれを裕ってカウンター。
藤井健太が左サイドをドリブルで運んで折り返す。
横江怜がファーサイドに詰めて合わせるが枠の外。

32分45秒。町田は藤井健太が中央にクサビのパスを入れる。
マルキーニョスがDFを背負って後方に落とす。
ジャッピーニャのシュートは超決定的だったがポストに弾かれて外。

33分49秒。町田は金山友紀に警告。

この直後に大分はパワープレー発動。
こういう布陣となる↓
−−−武石−−白方−−−
−小曽戸−−−−仁部屋−
−−−−−西村−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−


37分03秒。大分は白方秀和が右に開く。
仁部屋和弘がワンタッチで折り返す。
小曽戸允哉がファーに詰めてボレーを合わせた!
<バサジィ大分 2−2 ペスカドーラ町田>

これで同点。時間は残り2分。
今度は町田がパワープレー発動。
布陣はこう↓
−−-森谷−-ジャッピーニャ-−
−横江−−−−-マルキーニョス−
−−−−−藤井−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−


19分18秒。大分は前線のDFからカウンター。
神敬治が左から中に当てる。
仁部屋和弘のシュートは決定的。
しかし金山友紀が戻ってカバー。

19分22秒。町田はジャッピーニャが左サイドから折り返す。
金山友紀のシュートはやはり決定的。しかしバー!

このままタイムアップ。
町田と大分は2−2の引き分けに終わった。
素晴らしい試合でした。
大分は3月にも見たけど一気に「フットサルらしく」なった。
速いパス回し、連動した崩しがチームに根付きましたね。
去年までのFリーグは名古屋1強だった。
でも今年は「牙城」が揺らぐかもしれません。
そう思うくらいに町田と大分が充実していました。

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Fリーグ第10節 大阪×神戸

第3試合はシュライカー大阪とデウソン神戸の対戦。
大阪は現在4位。4勝2分け3敗。
藤原潤、村上哲哉、松宮充義、奥田亘が代表選手だ。
神戸は現在7位。3勝2分け4敗。
村山竜三が代表選手だ。
神戸は昨年3位だったことを考えると低迷気味である。

シュライカー大阪 
GK  1 イゴール  80.07.07 187/88
FP  7 エビーニョ 83.07.25 168/62
FP 10 岸本武志  78.07.05 168/61
FP 13 一木秀之  81.08.31 170/65
FP 30 松宮充義  82.07.26 178/65
■リザーブ:
FP  3 吉成圭   82.06.14 165/60
FP  9 奥田亘   84.01.21 178/60
FP 11 ドゥダ   73.07.11 172/75
GK 12 藤原潤   82.11.23 180/78
FP 14 林浩平   83.02.11 174/70
FP 19 瀬戸彬仁  81.10.29 177/67
FP 24 村上哲哉  81.09.24 174/67

−−−−−松宮−−−−−
−−岸本−−−-エビーニョ-−
−−−−−一木−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−イゴール−−−−

−−−−-ドゥダ-−−−−
−−吉成−−−−奥田−−
−−−−−村上−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−イゴール−−−−

デウソン神戸
GK  2 村山竜三   81.01.14 185/80
FP  9 岡崎チアゴ  86.06.23 173/73
FP 11 山田ラファエルユウゴ
             82.10.29 175/75
FP 14 西谷良介   86.01.31 170/66
FP 15 伊藤雅範   78.04.20 185/78
■リザーブ:
FP  4 山元優典   80.03.11 175/70
FP 10 藤川朋樹   86.08.15 178/74
GK 12 田中俊則   85.10.12 178/80
FP 13 松本行令   84.09.17 175/68
FP 16 須藤慎一   83.07.12 173/67
FP 17 千綿リカルド 78.07.07 178/77
FP 18 脇真太郎   80.05.07 171/66

−−−−−岡崎−−−−−
−−西谷−−−−山田−−
−−−−−伊藤−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−村上−−−−−

−−−−−-脇-−−−−−
−−須藤−−−−千綿−−
−−−−−山元−−−−−
−−−−−−−−−−−−
−−−−−村上−−−−−


前半はスコアレス。
試合は残り10分から動く。

32分04秒。神戸は伊藤雅範のフォアチェックからカウンター。
西谷良介がドリブル&シュート。
GKイゴールがブロック。

34分29秒。大阪は自陣で相手のFKをブロック。
ドゥダがドリブル。相手のマークを外してシュート。
GK村山竜三がナイスブロック。

35分31秒。大阪は村上哲哉が左からキックイン。
ドゥダの左足シュートはGK村山竜三がブロック。

36分07秒。神戸は脇真太郎が警告。
2枚目なので退場。大阪のパワープレーとなる。

36分24秒。大阪は左右にボールをキープ。
林浩平が右に開いて岸本武志がシュート。
これが決まって大阪が先制。
<シュライカー大阪 1−0 デウソン神戸>

点が入ったので神戸は5人に戻る。
ただリードされたのにパワープレーをしない。
最後までフィールド4人で通した。

大阪は39分過ぎに後半5個目のファウル。
「あと1回」で第2PKという瀬戸際だった。
しかし最後の50秒をノーファウルで通して逃げ切った。

大阪はGKのイゴールが目立った。
スローインが矢のように鋭い。
両サイドへのロングフィードも高い確率で通していた。
「本場」の実力を見せてくれましたね。
J草創期のシジマールを思い出した。

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2009年10月21日

J2 湘南×鳥栖

J2もいよいよ大詰め。残り6試合である。
昇格争いは未だ混戦。
鍔迫り合い状態がシーズン当初から続いている。

今日も昇格争いに足を運んだ。
湘南は4位。3位の甲府と勝ち点1差だ。
追い上げに向けて「絶対に負けられない戦い」が続く。
面子を見ると少し苦しそうだ。
今日は田村雄三が累積警告で出場停止。
アジエルは負傷で7試合スタメンから外れている。
前節からようやくリザーブに戻った状況だ。
鳥栖は5位。湘南から勝ち点7差と離されている。
前節の引き分けで昇格はかなり厳しくなった。

平日なのに平塚競技場の入りがいい。
昇格争いで注目度が上がっているからだろうか?
普段はキックオフ直前でも場所が選り取りみどりなのに…。
今日はお願いして空けてもらう感じだった。

湘南ベルマーレ
−−阿部−−−田原−−−中村−−
−−−−坂本−−−−寺川−−−−
−−−−−−−永田−−−−−−−
−島村−-村松−-ジャーン−臼井−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−野澤−−−−−−−

サガン鳥栖
−−−ハーフナー-−−池田-−−−
−−島田−−−−−−−−武岡−−
−−−−-ホベルト−山瀬-−−−−
−日高−−飯尾−−渡邉−−柳沢−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-室-−−−−−−−


湘南は「守備的な3トップ」という感じかな?
中村祐也、阿部吉朗は相手ボールならしっかり退陣する。
永田亮太はフォアリベロ的な動き。
最終ラインで相手のマークに付くことも多かった。
鳥栖は両ボランチが「前後の関係」になることが多い。
山瀬幸宏が前で相手のボールを追う。
ホベルトは後方でカバー。組み立ての起点となる。

3分、湘南は野澤洋輔が前線にゴールキックを蹴り入れる。
田原豊がヘディングを左に落とす。
阿部吉朗が胸トラップからエリア内に走り込む。
先に触れば決定的だったけどGK室拓哉が飛び出して抑えた。

14分、湘南は村松大輔が右に素晴らしいサイドチェンジ。
臼井幸平が浮き球をワンタッチでDFの裏に落とす。
坂本紘司が反応してエリアの少し外から右足でループシュート。枠の上。

お互いにポカポカ蹴り合う展開が続く。
両チームとも中2日で消耗があるのだろう。
湘南は奪ってからの切り換えが遅い。動き出しが少ない。
鳥栖はパスの狙い、精度が良くない。
どちらもあまり決定機まで持ち込めていなかった。

30分過ぎから試合が少し動く。

31分、湘南は坂本紘司が前線にクサビのパスを入れる。
中村祐也が反転&右足ミドルシュート。GK室拓哉の正面。

32分、鳥栖はホベルトが中盤で相手の突破をブロック。
山瀬幸宏が右サイドを運んで中に当てる。
ハーフナー・マイクが左足で30m強のミドルシュート。
GK野澤洋輔がブロックして外。

33分、鳥栖は島田裕介が右CKを短く入れる。
島田はリターンを受けて左足で中央に折り返す。
渡邉将基がファーに飛び込んでヘッド。決定的だが枠の外。

46分、鳥栖は山瀬幸宏が右サイドにクサビパス。
武岡優斗が突破を仕掛ける。
湘南の選手がこれをブロックしてGKの方向に転がる。
ジャーン、村松大輔がGKに譲ってクリアしない。
池田圭がこれに詰めてトーキック。
油断から超決定的な場面となるがGK野澤洋輔はよくブロック。

試合はスコアレスで折り返し。

45分、鳥栖は池田圭→トジン。
トジンはブラジルの選手なんだ!
最近まで韓国の選手だと勘違いしていた。
しばらく鳥栖を見てないのでプレーを見る機会が無かった。
てっきり下の名前を登録しているんだろうと。
「キム・トジン」とか「イ・トジン」とかありそうじゃないですか(笑)

46分、湘南は左スローインから寺川能人が中に当てる。
坂本紘司がクサビパスを入れて自らも縦に走り込む。
中村祐也がキープ。ヒールでパスを戻す。
坂本は中に切り返して右足シュート。
しかし飯尾和也が身体を張ってブロック。

52分、鳥栖はホベルトに警告。
坂本紘司と競り合って強引にクリア。
キックが相手の顔に入ってしまった。

67分、鳥栖はホベルトが右サイドに展開。
武岡優斗が縦にドリブルで運んでアーリークロス。
ハーフナー・マイクがヘッドを合わせる。GK野澤洋輔の正面。

68分、鳥栖は武岡優斗がボールを預けて縦に動き出す。
ホベルトは右サイドに好フィード。
武岡はDFの裏に抜け出して突破を仕掛ける。
エリア内に切れ込んで島村毅ともつれる。
武岡が前をとっていてもしや?と思ったけど笛はない。

69分、湘南は臼井幸平に警告。
70分、鳥栖は島田裕介に警告。

74分、鳥栖はは飯尾和也が前線にロングフィード。
ハーフナー・マイクがエリア左からヘッドを落とす。
日高拓磨がセカンドボールに詰めてボールを生かす。
トジンがエリア左から左足ボレーシュート。
GK野澤洋輔がよく抑えた。

残り15分。
試合はいよいよ熱くなる。

75分、湘南は野澤洋輔が左サイドにゴールキック。
田原豊が前線にヘッドを落とす。
中村祐也がDFのクリアを裕って前に落とす。
阿部吉朗が溜めてエリア右に絶好のラストパス。
坂本紘司が得意の左足でシュート。
決定的だったがGK室拓哉の正面。

75分、鳥栖の速攻。
トジンが左から中に切り返してスルーパス。
ハーフナー・マイクが裏に抜け出してGKと1対1。
GK野澤洋輔が果敢に飛び出してマイクの左足シュートをブロック!
後方にこぼれるが野澤は戻ってキープ。

77分、湘南は中村祐也→アジエル。
エースがついに登場。

82分、鳥栖は柳沢将之が右サイドにロングフィード。
ジャーンが尻餅をついて相手をフリーにしてしまう。
ハーフナー・マイクが右サイドでこれをキープ。斜め後方に戻す。
武岡優斗はエリア右にスルーパス。トジンが飛び込む。
しかし村松大輔がブロック。

83分、湘南は坂本が果敢なフォアチェック。
柳沢将之のパスをブロック。
相手に当たって外に出て湘南のスローインとなる。
坂本はボールボーイに球を要求して素早くスローイン。
寺川能人がエリア左に切れ込んでシュート。
しかしGK室拓哉がブロックして外。

坂本紘司、寺川能人の足はこの時間も止まってなかった。

85分、鳥栖は武岡優斗→山田卓也。島田裕介→野崎陽介。
鳥栖の最終布陣はこう↓
−−−トジン-−−ハーフナー-−−
−−野崎−−−山瀬−−−山田−−
−−−−−−ホベルト−−−−−−
−日高−−飯尾−−渡邉−−柳沢−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-室-−−−−−−−


湘南にややもどかしさを感じた。
腰の引けた戦いである。
中盤、両ウイングの位置取りがかなり低い。
ボールを奪ってからの切り替え、動きだしが遅い。
なぜ積極的に点を取りに行かないのだろう?と。
交代枠もあと2つあるのになぜ使わないのか?と。
田原豊はボールを受けてもファウルを取りに行くだけ…。
仕掛けろよ!前を向けよ!と思った。
お前ら勝ち点3は欲しくないのか?
でも正しいのは彼らだった。
湘南は「J2の戦い方」を鮮やかに実践した。

ロスタイムの提示は3分。

90分、湘南は村松大輔が自陣からヘッドを跳ね返す。
寺川能人が中盤の底から前線につなぐ。
アジエルは縦に動きながらパスを受ける。
ドリブルでボールを運んで左にラストパス。
田原豊はワントラップ。エリア左から左足でシュート。
決していい当たりではなかった。
しかしGK室拓哉はニアを予測して反応が遅れる。
田原のシュートは室の手を弾いて対角ネットにゴールイン!
<湘南ベルマーレ 1−0 サガン鳥栖>

91分、湘南は臼井幸平→山口貴弘。
湘南の最終布陣はこう↓
−−阿部−−−田原−-アジエル-−
−−−−坂本−−−−寺川−−−−
−−−−−−−永田−−−−−−−
−島村−-村松−-ジャーン−山口−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−野澤−−−−−−−


93分、鳥栖はホベルトがこぼれ球を拾って右に開く。
野崎陽介が縦にドリブルで切れ込んでゴールの横までえぐる。
野崎の折り返しは湘南のDFがクリア。
ホベルトが右サイドでセカンドボールを拾って折り返す。
日高拓磨がファーでフリー。ヘッドを合わせて枠内!
決定的だったがGK野澤洋輔がキープ。

直後にタイムアップ。
湘南が貴重な貴重な勝ち点3をゲット。
甲府が敗れたので3位に浮上した。

湘南はあのメンバーで本当によくやっていると思う。
ベテランの奮闘に尽きるだろう。
寺川能人、坂本紘司が最高にフィットしている。
インサイドハーフとして攻守に存在感が大きい。
活動量、判断力を要求されるポジションである。
彼らだから務まっているんだと思う。
湘南躍進の立役者はフィジカルコーチじゃないだろうか?
主力がほとんど離脱していない。
出場記録を見ると40試合、3500分を超す選手が7人。
ここまでの46試合をほぼフル出場している選手が目立つ。
特に臼井、ジャーン、寺川、坂本は年齢が30才を超す。
今日の試合は彼ら「おじさん組」が特に元気だった。

個人的には島村毅の左サイドバックが感慨深かった。
早稲田大では「スーパーサブ」として鳴らした。
スピードは平凡だけど腰が強い。シュートが冷静で上手い。
途中交代での得点率が異常に高かった。
「典型的なストライカー」と思っていた選手がDFをやってる!
坂本紘司も静岡学園では点取り屋として鳴らした。
静岡の県予選で20点くらい取ったんじゃなかったっけ?
人の適性って難しい、分からないもんだと思った。

党首的採点
湘南ベルマーレ

GK 32 野澤洋輔 6.5 あの噂が本当なら羨ましい…。
DF  5 臼井幸平 6.0 良くも悪くも印象に残らない。
→(91分)4 山口貴弘 採点なし。
    3 ジャーン 6.5 マイクに優勢勝ち。何気にパスが上手い。
   19 村松大輔 6.0 機動力、危機察知能力が好印象。
   30 島村毅 6.0 身体が強い。縦に蹴るフィードがいい。
MF 21 永田亮太 5.5 「奪った後」に迷う癖が直ってない。
    7 寺川能人 6.5 献身的を絵に描いたようなプレー。タフだねぇ。
    8 坂本紘司 6.0 外したけれど決定機に3つ絡んだことが立派。
FW 22 中村祐也 6.0 狭いスペースから仕掛けられる。
→(77分)10 アジエル 6.5 試合を決めるアシスト。
   34 田原豊 6.0 ファウルを「貰いにいく」プレーが見苦しい。
   11 阿部吉朗 5.5 試合の流れに乗れてなかった。

サガン鳥栖

GK 21 室拓哉 5.0 GKの差が試合を決めた。キックも雑。
DF  2 柳沢将之 5.0 好きな選手なんだけど今日は持ち味出ず。 
   20 渡邉将基 5.5 90分間は田原豊を完封。コンタクト○。
    5 飯尾和也 5.5 読み○。渡邉といいコンビだと思う。
   13 日高拓磨 6.0 上下動が抜群。パスコースを作った。
MF 34 山瀬幸宏 5.5 パス&ゴーでいい絡み。成長してる。
   28 ホベルト 6.0 攻守で決め手になるプレー。
   26 武岡優斗 6.0 あの突進力はJ1でも武器になる。
→(85分)32 山田卓也 採点なし。
   10 島田裕介 6.0 よく絡んだ。組み立ても抜群。
→(85分)18 野崎陽介 採点なし。
FW 25 池田圭 5.0 ガツガツ行く良さが出なかった。
→(45分)11 トジン 5.5 一瞬のスピードがある。いい選手。
   35 ハーフナー・マイク 5.5 よく動いてよく絡んでいた。

湘南ベルマーレ 1−0 サガン鳥栖
平塚競技場 8,216人


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2009年10月20日

全社準決勝 金沢×tonan前橋

第二試合はツエーゲン金沢とtonan前橋の対戦。
ツエーゲン金沢は北信越リーグ3位。
Jリーグ入りを目指す「物好きクラブ」だ。
tonan前橋は関東社会人リーグ2部の2位。
図南サッカークラブのトップチームである。
前橋商業高校のOBが主体となって結成されたクラブらしい。
ユース年代やシニア、女子のチームも持っている。
U-15は2002年のクラ選で全国ベスト4。
大河原亮、高橋秀人、反町一輝といったタレントがいた。

金沢の面子はかなり豪華。
細かく語ると終わらないので手短に…。
木寺浩一は6チームを渡り歩いた大ベテラン。
埼玉育ちの私には「武南の木寺」という印象が強い。
ビジュは在日10年。奥さんが日本人らしい。
込山和樹は星稜高校出身。
選手権ベスト4の主力選手である。
チームメイトに本田圭佑、橋本晃司がいた。
諸江健太は名古屋グランパスのユース、トップに在籍。
退団後は3年から中京大でプレーした。
4年時はインカレのベスト8進出に貢献。
堅守以上にセットプレーの得点率が目立った。
那須川将太との「ホットライン」からゴールを量産した。
園田清次、三原雅俊は中高と熊本のルーテル学院出身。
中学時代は全中優勝。高校時代はプリンス九州優勝。
Jリーガーを一気に5人輩出した「黄金世代」の一員である。

図南は主将の氏家英行がワールドユース準優勝メンバー。
山田智也は山田智紀とは別人。
「山田暢久の弟」と一文字違いだから紛らわしい。
1979年生まれなので一瞬混同してしまった。

ツエーゲン金沢
GK  1 木寺浩一  72/04/04 180/72 サンフレッチェ広島
DF  8 ビジュ   74/09/17 174/70 水戸ホーリーホック
   14 込山和樹  86/12/11 182/75 大阪体育大
    3 諸江健太  85/05/27 181/77 FC刈谷
   24 園田清次  88/11/30 165/63 徳島セカンド
MF 20 三原雅俊  88/08/02 175/67 ヴィッセル神戸
   10 デニス   86/01/08 175/66 イトゥイターバEC
   26 山道雅大  86/04/21 174/68 大阪体育大
   15 広庭輝   85/07/05 165/61 愛媛FC
FW 11 クリゾン  88/03/18 183/71 アトレチコ・フランカーナ
   19 古部健太  85/11/30 180/72 横浜F・マリノス

−−−−古部−−−クリゾン−−−
−−-広庭−−-山道−−デニス−−
−−−−−−−三原−−−−−−−
−園田−−諸江−-込山−-ビジュ−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−木寺−−−−−−−

tonan前橋
GK  1 鏑木豪  77/08/26 190/81 アルテ高崎
DF  4 東田学  79/04/04 174/69 ルネス学園金沢SC
   17 山本武則 85/03/06 177/74 福島ユナイテッド
    2 柳澤宏太 82/04/08 181/75 アローズ北陸
   31 渋谷知史 86/07/04 170/66 tonan前橋サテライト
MF  6 氏家英行 79/02/23 179/75 ザスパ草津
   14 山田智也 79/11/07 176/70 ツエーゲン金沢
    8 黄圭煥  86/06/18 176/75 大田シティズン
    5 森田真吾 78/12/09 171/71 ヴァンフォーレ甲府
FW 11 大塚俊之 85/11/07 177/70 粕川コリエンテ
   23 松永康司 86/12/10 175/74 tonan前橋サテライト

−−−−大塚−−−−松永−−−−
−−森田−−−−−−−−-黄-−−
−−−−−山田−−氏家−−−−−
−渋谷−−柳澤−−山本−−東田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−鏑木−−−−−−−


第一試合に比べて少し寂しくなった。
金沢はサポーターが10人強。
tonan前橋は声出しの人がいなかった。

金沢は変則2トップ。
古部が左サイドに張ってウィング的に動く。
クリゾンは中央でターゲットマンを担う。

33秒、前橋は松永康司が左サイドから折り返す。
黄圭煥が反転&左足ボレー。惜しくもバーに弾かれた。

14分、金沢は三原雅俊が鋭いフォアチェックでボール奪取。
エリア右からシュートを放つが枠の上。

33分、金沢は三原雅俊が右CKを右足で入れる。
古部健太がゴール正面から右足ボレーシュート。
しかしGK鏑木豪の正面。

35分、金沢は山道雅大がエリア左角付近からGKを入れる。
GK鏑木豪が触って外。

38分、金沢はセットプレーの攻め直し。
園田清次が左サイドにスルーパス。
広庭輝が縦に抜けて折り返す。しかしファーに流れる。
ビジュが押し上げてこぼれ球をダイレクトで折り返す。
諸江健太がこれに合わせて高い打点のヘッドを叩き込んだ!
<ツエーゲン金沢 1−0 tonan前橋>

金沢は立ち上がりにチャンスを作れず試合がやや停滞。
しかし前半の最後は攻勢に出て「いい時間」の得点だ。
40分ハーフの前半はそのまま折り返し。

43分、金沢は三原雅俊が左CKを右足で蹴り入れる。
諸江健太が正面の密集からヘッドを上手く摺らしてゴールイン。
<ツエーゲン金沢 2−0 tonan前橋>

諸江健太はヘッドが素晴らしい。
本日早くも2ゴール目である。
2年前のインカレも3点か4点取っていたはず。
単に当てるだけでなく正確に弾き返す感覚がある。

48分、金沢は諸江健太が自陣から跳ね返す。
古部健太が右に落としてクリゾンが中に戻す。
広庭輝が左サイドに開く。
園田清次が左足のダイレクトで折り返す。
古部健太がヘッドを合わせてゴールイン。
<ツエーゲン金沢 3−0 tonan前橋>

51分、前橋は黄圭煥→広沢佑兵。大塚俊之→小仁所洋平。
前橋の布陣はこう↓
−−−−山田−−−−松永−−−−
−-小仁所−−−−−−−-森田−−
−−−−−広沢−−氏家−−−−−
−渋谷−−柳澤−−山本−−東田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−鏑木−−−−−−−


55分、前橋は東田学が右CKを右足で蹴り入れる。
金沢はビジュがファーサイドでブロック。
これがゴール前にこぼれてしまう。
前橋は山田智也がこれに詰めて押し込んだ。
<ツエーゲン金沢 3−1 tonan前橋>

60分、金沢は広庭輝→秋田政輝。
64分、前橋は森田真吾に警告。
64分、金沢はデニス→根本裕一。

根本はアテネ五輪の代表候補だったレフティー。
TBSに「美白のロベカル」なる異称を付与されたことは記憶に新しい。
金沢の布陣はこんな感じ↓
−−−−−−−クリゾン−−−−−
−−古部−−秋田−−山道−−−−
−−−−−−−三原−−−−根本−
−園田−-諸江−込山−ビジュ-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−木寺−−−−−−−


根本はウイングバック的な位置取り。
最終ラインのカバーまで頻繁に戻っていた。
時間的に守備を重視した布陣である。

65分、前橋は松永康司→関根秀輝。
布陣はこう↓
−−−−山田−−−−関根−−−−
−-小仁所−−−−−−−-森田−−
−−−−−広沢−−氏家−−−−−
−渋谷−−柳澤−−山本−−東田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−鏑木−−−−−−−


70分、金沢は秋田政輝が左サイドにスルーパス。
山道雅大が折り返してクロスはファーサイドに流れる。
根本裕一がセカンドボールを拾って左足のミドルシュート。
いい弾道だったけどGK鏑木豪が触って外。

72分、前橋は氏家英行に警告。

73分、金沢はクリゾン→斉藤雄大。
金沢の最終布陣はこう↓
−−−−−−−古部−−−−−−−
−−−−山道−−−−秋田−−−−
−−斉藤−−−三原−−−根本−−
−園田−−諸江−-込山−-ビジュ−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−木寺−−−−−−−


77分、群馬は森田真吾が警告。今日2枚目なので退場。
群馬の最終布陣はこう↓
−−−−山田−−−−関根−−−−
−−−小仁所-−−−−広沢-−−−
−−−−−−−氏家−−−−−−−
−渋谷−−柳澤−−山本−−東田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−鏑木−−−−−−−


80分、金沢のカウンター。
ビジュがドリブルで持ち上がって左サイドにスルーパス。
古部健太は縦に抜けて左足で中央へ折り返す。
秋田政輝がファーに走りこんでボレーを合わせた。
<ツエーゲン金沢 4−1 tonan群馬>

試合はそのままタイムアップ。
ツエーゲン金沢が決勝進出を決めた。
北信越勢が2つの「全社枠」を独占。
首位のJSCを含めて3チームが地域リーグ決勝大会に出る。
「日本最強の地域リーグ」を証明した(笑)

金沢は選手の能力が一段上だった。
古部健太は裏に抜け出すスピードが抜群。
左サイドのウイングみたいな使われ方だった。
フィニッシュから最終ラインのカバーまでよく動いていた。
園田清次はヴェルディで上手くいかなかった。
でも完全に復活してますね。
突破、左足のキックはJ1でも目立てるレベルだ。
古部にカバーを任せてガンガン攻め上がっていた。

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全社準決勝 長野×松本山雅

全社の準決勝を見に行った。
正式名称を「全国社会人サッカー選手権大会」と言う。
JFL未満、地域リーグ以下のチームによる全国大会だ。
参加は計32チーム。完全トーナメント制。
5日間の連戦という過酷な大会である。

以前は牧歌的な大会だったらしい。
しかし2006年以降は熱い大会になっている。
全社から2チームが地域リーグ決勝大会に出られる規定となった。
全社→地域リーグ決勝→JFL→Jというルートが開通。
地域リーグ決勝の出場権を持ってないクラブは全社で決めるしかない。
かなり狭き門だが全社の結果次第でJFL昇格の可能性が残る。
今年は地域リーグ決勝の出場資格を持つクラブがベスト4に残ってない。
つまり準決勝に勝てば地域リーグ決勝、負けたら終わりである。

ベスト4に北信越リーグ勢が3つ残った。
今年の北信越は間違いなく「日本一熱い4部リーグ」だった。
1位がJAPANサッカーカレッジ。
以下2位AC長野パルセイロ、3位ツエーゲン金沢、4位松本山雅。
長野、金沢、松本山雅が今大会の4強に残った。
つまり北信越から参加した3チームはここまで無敗!
いずれもJ入りを目標とする「物好きクラブ」である。
元Jリーガー、年代別代表経験者も多い。
「北信越3位にブラジル人が3人もいるんですよ!」とは知人の弁である。

今日の第一試合はAC長野パルセイロと松本山雅FCの対戦。
「信州ダービー」が準決勝で実現した。
AC長野パルセイロの監督はバルディエール・バドゥ・ビエイラ氏。
ビエイラ氏は過去にコスタリカ、イラン、オマーンの代表監督を歴任。
かのジョホールバルでイランを率いていた男だ。
松本山雅FCは1週間前に世間を騒がせたばかり。
天皇杯2回戦で浦和レッズを下す番狂わせを起こした。
集客も地域リーグ離れしている。
今季の平均観客数は3,481人。J2級の数字である。
今日もサポーターが目算で100人くらい来ていた。

会場は市原臨海競技場。
平日の昼間だけど妙に知っている顔と出くわす。
FC東京、浦和、千葉、柏の知り合いがいた。
その手の人にとっては面白い大会なようである。
私のような正常人にはマニアの気持ちが分からない(笑)

AC長野パルセイロ
GK 22 ノグチピント・エリキソン
           81/01/27 183/80 バリエンテ郡山FC
DF  3 土屋真   83/11/06 175/68 浜松大
    2 籾谷真弘  81/06/02 180/74 ザスパ草津
   25 大島嵩弘  88/04/14 178/73 柏レイソル
MF 10 大橋良隆  83/07/01 169/67 NECトーキン
   20 野澤健一  84/01/27 174/65 佐川印刷SC
    6 塚本翔平  83/10/25 171/68 中京大
   14 高野耕平  85/04/03 170/64 東京学芸大
    7 土橋宏由樹 77/11/27 180/66 松本山雅FC
FW  9 佐藤大典  83/01/26 172/65 ザスパ草津
   16 栗原明洋  85/05/02 177/65 アルビレックス新潟

−−−−栗原−−−−佐藤−−−−
−−−−−−−土橋−−−−−−−
−高野−−塚本−−野澤−−大橋−
−−−大島−−土屋−−籾谷−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−ノグチピント−−−−−−


松本山雅FC
GK  1 原裕晃   78/06/04 183/78 栃木SC
DF 19 阿部琢久哉 84/11/27 173/72 TDK SC
   22 坂本史生  84/10/06 180/73 東京学芸大
    3 山崎透   80/08/13 180/78 栃木SC
   16 鐡戸裕史  82/09/28 168/68 サガン鳥栖
MF  5 斎藤智閣  83/04/03 166/67 大阪商業大
    7 北村隆二  81/03/15 174/66 FC岐阜
    9 木村勝太  88/10/17 180/75 ヴァンフォーレ甲府
   25 大西康平  82/10/30 170/63 YKK AP
FW 10 柿本倫明  77/10/06 184/78 湘南ベルマーレ
   11 小林陽介  83/05/06 173/66 ロアッソ熊本

−−−−小林−−−−柿本−−−−
−−大西−−−−−−−−木村−−
−−−−−北村−−斎藤−−−−−
−鐡戸−−山崎−−坂本−−阿部−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-原-−−−−−−−


長野は籾谷真弘、大島嵩弘が相手の2トップをマンマーク。
大島はユース年代の代表で常連だった選手だ。
土屋真が余ってカバーリングを担う。
ボランチは交互に前へ出て前線と絡んでいた。
松本山雅の大西康平は大西容平(甲府)の弟。
兄は一昨日見たばかりだ。
鐡戸裕史や北村隆二はJ2時代に好印象が残っている。
北村なんて岐阜で一番いい選手だと思った。
木村勝太はマリノス・ユース出身。
中学生時代はヴェルディの下部組織にいた。
高円宮杯決勝で負傷の森本貴幸に代わって途中出場。
延長戦で決勝ゴールを決めたのは記憶に新しい。

1分、松本山雅は斎藤智閣が前線にロングフィードを入れる。
長野はCB土屋真がクリア。
しかし柿本倫明がこれをブロックしてDFの裏に抜ける。
柿本はそのままエリア左から1対1を冷静に流し込んだ。
<松本山雅FC 1−0 AC松本パルセイロ>

あまりにも呆気ない先制点だった。
ここは「臨海」競技場である。
海の近くだから風が強い。
ロングボール、ハイボールの処理が難しい。
後方からの単純なフィードが戻されてFWの足元に収まる。
前半は長野が追い風、松本が向かい風だった。
先制点は典型的な「風のいたずら」である。

9分、長野は栗原明洋が左サイドでスルーパスに反応。
栗原はDFの裏に抜けてエリア左から短く折り返す。
佐藤大典がゴール正面で合わせる。しかしDFに当たって外。

12分、長野は栗原明洋がDFのクリアを拾って右サイドを突破。
栗原が折り返して佐藤大典が左足でシュート。これもDFに当たって外。

19分、松本山雅は北村隆二に警告。

23分、松本山雅は大西康平が右サイドにフィードを入れる。
柿本倫明が縦に仕掛けてDFを抜く。裏に抜けて中央へ折り返す。
決定的なクロスだけど味方に合わない。
長野は野澤健一が必死に戻ってブロック。しかしこれが裏目。
GKノグチピントは反応できずクリアが彼の脇を抜ける。
最後は松本山雅の小林陽介が押し込んだ。
<松本山雅FC 2−0 AC長野パルセイロ>

30分、長野は塚本翔平が右サイドから折り返す。
野澤健一のボレーは決定的。しかしGK原裕晃は片手でブロック。

31分、長野は土橋宏由樹がフォアチェックでボール奪取。
土橋は佐藤大典とのワンツーからエリア右に抜けてシュート。
しかしGK原裕晃がブロック。

40分、長野は右CKからエリア内が混戦。
土橋宏由樹がゴール前で粘ってシュート。DFがブロック。
大橋良隆がこぼれ球を拾って右サイドを突破。中央に折り返す。
大島嵩弘がファーサイドでヘッドを合わせてポスト直撃。
最後は野澤健一がこぼれ球を叩き込んだ!
<松本山雅FC 2−1 AC長野パルセイロ>

全社は40分ハーフ。
長野が前半終了間際に貴重な追い上げ弾を決めた。
試合はまだ分からない。

試合は後半。
44分、長野は土橋宏由樹に警告。

47分、松本山雅は大西康平が右CKを右足で入れる。
柿本倫明がゴール正面からヘッドを合わせるがGKの正面。

51分、松本山雅は鐡戸裕史が左サイドにフィード。
柿本倫明がハイボールを競る。
山崎透は強い当たりに体勢を崩すも笛がない。
ボールが右にこぼれて長野のDFは薄い。
木村勝太がセカンドボールを拾ってドリブルで切れ込む。
ゴール右まで持ち込んで角度のない位置からきっちり流し込んだ。
<松本山雅FC 3−1 AC長野パルセイロ>

54分、長野は塚本翔平→藤田信。
藤田信は181cmの長身FW。栗原明洋が中盤に下がる。
長野の布陣はこう↓
−−−−藤田−−−−佐藤−−−−
−−−−−−−土橋−−−−−−−
−高野−−野澤−−大橋−−栗原−
−−−大島−−土屋−−籾谷−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−ノグチピント−−−−−−


56分、松本山雅は北村隆二→小澤修一。
松本の布陣はこう↓
−−−−小林−−−−柿本−−−−
−−小澤−−−−−−−−木村−−
−−−−−大西−−斎藤−−−−−
−鐡戸−−山崎−−坂本−−阿部−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-原-−−−−−−−


65分、長野は素早いリスタートから高野耕平が左サイドを突破。
高野はマイナスの折り返しを入れる。
土橋宏由樹が左足のボレーで合わせるが枠の外。

66分、松本山雅は小林陽介に警告。

69分、長野は栗原明洋→大塚靖治。
長野の布陣はこう↓
−−−−藤田−−−−佐藤−−−−
−−−−−−−大塚−−−−−−−
−高野−−土橋−−野澤−−大橋−
−−−大島−−土屋−−籾谷−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−ノグチピント−−−−−−


76分、長野は大橋良隆→要田勇一。
長野はも後がない。
籾谷真弘、土屋真を前線に上げてパワープレー。
布陣はあってないような状態。
強いて図にするとこう↓
−−−佐藤−−籾谷−−藤田−−−
−土屋−−−−大塚−−−−要田−
−−−−−−−野澤−−−−−−−
−−−高野−−大島−−土橋−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−ノグチピント−−−−−−


80分、松本山雅は木村勝太→寄井憲。
最終布陣はこう↓
−−−−−−−柿本−−−−−−−
−−小澤−−−−−−−−小林−−
−−−−−大西−−斎藤−−−−−
−鐡戸−山崎−寄井−坂本−阿部−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-原-−−−−−−−


松本山雅がリードを守ってタイムアップ。
決勝進出、地域リーグ決勝大会出場を決めた。

山雅はここまで苦しい勝ち上がりだった。
2回戦、準々決勝は延長PKまでもつれている。
長野は準々決勝で主力を温存。
今日はスタメンを8人も入れ替えて「大一番」に臨んだ。
下馬評では長野が有利だろうと思われていた。

結果を分けたのは「小さな差」だったと思う。
松本山雅は柿本倫明が頼もしかった。
彼が前線で身体を張って長いボールを生かした。
しかも3点全てに絡んだ。
大阪体育大時代はユニバ代表。羽地登志晃と2トップを組んだ。
Jでは福岡、大分、湘南、C大阪に在籍。
シンガポールででプレーした経験もある。
動きに無駄がなくて「ここ」という場面に顔を出す。
変な力みが無くて落ち着いている。
ベテランの味を感じた。

DFは個々の能力なら長野が上だと思う。
でも安定感は松本山雅が上だった。組織、連携の差に違いない。
それ以上に印象深かったのがサポーター。
平日の試合に100人近くが駆けつけていた。
個々の「熱さ」も印象的だった。
私は第三者だけどこれだけの人が応援するチームに勝って欲しいと思った。
間違いなく選手の力になっていた。
今年の地域リーグ決勝大会は決勝ラウンドの会場が松本だ。
松本山雅は4強に残ればホームで戦える。
アルウィンで天皇杯の歓喜が再現できるだろうか?

augustoparty at 19:30|PermalinkComments(3)TrackBack(1)サッカー(J3 JFL 他) 

2009年10月18日

J2 栃木×甲府

今日は宇都宮にした。
J2の昇格争いを見たい。
可能性のある上位勢はもう一回チェックしたい。
7日に小瀬へ行こうと思ったけど台風で自重。
でも調べたら18日に栃木ホームの甲府戦がある。
栃木グリーンスタジアムなら悪くない。
球技専用だし駅からバスも出る。
「鉄道の日記念切符」が余るのでそこで消費しよう。

グリスタは1年4ヶ月ぶりだ。
つまりJ2に昇格してからは初めてである。
前売り券を買ったら値段が千円上がっていた。
ただメインの真ん中で2,500円なら高くはない。
宇都宮駅を降りてシャトルバス。
何も考えずに去年と同じ場所へ向かったら様子がおかしい。
駅員に聞いたら乗り場は反対側、東口だった。
シャトルバスは無料。
30分弱で宇都宮市郊外の競技場まで運んでくれる。
バス停が前より遠い位置になっている。
競技場に近寄って理由が分かった。
スタジアム前の道路を封鎖して「屋台村」にしている。
グルメ事情は去年から大幅に改善された。
餃子が無いのは物足りないけど…。
混雑したスタジアムで食べるものではないかもしれない(苦笑)
(訂正:あったけど見つけそこなったようです)

スタジアムに向かう道で見知らぬ甲府サポの集団に挨拶される。
敵味方問わず笑顔で声を掛けていた。妙に感じがいい。
栃木サポも「いい人たちだ…」と感動することしきりだった。
Jのサポーターはフーリガンでもヤンキーでもない!
大半は他者への善意に溢れる紳士淑女である。
J2のサポなんてお人よしじゃないと務まらないという説も否定しない(笑)

栃木は現在16位。
8勝12分け24敗。
「初めてのJリーグ」で苦労もあるだろう。
甲府は現在3位。ぎりぎり昇格圏内である。
ただし4位の湘南とは勝ち点1と僅差。
今日も「絶対に負けられない戦い」だ。
甲府から駆けつけたサポーターも多数。
観客は黄色と青でちょうど二分された。

栃木SC
−−−-崔根植-−−−若林−−−−
−−河原−−−−−−−−岡田−−
−−−−−本橋−-鴨志田-−−−−
−入江−−落合−−宮本−−赤井−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−柴崎−−−−−−−

ヴァンフォーレ甲府
−−−金信泳-−−マラニョン-−−
−−−−-大西−−−藤田-−−−−
−石原−−−−-林-−−−−杉山−
−−−秋本−−山本−ダニエル−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−阿部−−−−−−−


久しぶりに3バックのチームを見た気がする。
Jの36クラブで広島、大分、甲府の3つだけじゃないかな?
甲府も広島と同様に布陣はかなり流動的だ。
栃木は去年6月の試合からスタメンが9人入れ替わっている。
今年3月の試合からは7人が入れ替わっている。
まだ「発展途上」なのだろう。
布陣は中盤フラットの4−4−2。
バランス、ポジション重視の手堅いゾーンDFである。

3分、甲府はダニエルが右サイドにフィードを入れる。
藤田健が走り込むも入江利和がブロックしてボールを下げる。
しかし藤田健とマラニョンが連動して鋭いフォアチェック。
藤田が落合正幸のクリアをブロック。
マラニョンがセカンドボールを持ち込んでエリア右から折り返す。
大西容平がニアに走り込んで角度のない位置からよく流し込んだ。
<ヴァンフォーレ甲府 1−0 栃木SC>

13分、甲府はダニエルが縦にクサビパス。
ダニエルはマラニョンのリターンを受けてドリブルで突進。
エリア中央にスペースがあって際どい場面である。
宮本亨?がスライディングタックルで何とかブロック。
更に金信泳がこぼれ球に詰める。GK柴崎邦博が抑えた。

16分、栃木は入江利和が左サイドから仕掛ける。
入江はマラニョンをドリブルで抜いて縦にスルーパス。
河原和寿がエリア角付近でパスを受けて反転&左足一閃。
矢のようなミドルが対角ネットに突き刺さった!
<栃木SC 1−1 ヴァンフォーレ甲府>

19分、甲府はダニエルが自陣深くからロングフィード。
マラニョンが右サイドを抜け出してエリア内に折り返す。
金信泳が裏に抜け出して届けば超決定機。
しかしここはGK柴崎邦博が抑えた。

24分、栃木は入江利和が左サイドで相手のフィードをカット。
入江、河原は息のあったパス交換でボールを運ぶ。
河原和寿は左サイドから右足で大きく折り返す。
若林学が中央でヘッドを競ってクロスがファーに流れる。
岡田佑樹がゴール右から強烈シュート。
GK阿部謙作がナイスブロック。
若林学がこぼれ球を左足ボレー。
阿部謙作がわずかに触れてバーに弾かれた。
かなり大きな決定機である。

30分、栃木は崔根植に警告。
オフサイドの笛の後にシュートを蹴ってしまった。

41分、栃木は赤井秀行に警告。
林健太郎と競って「頭突き」を入れてしまった。

42分、栃木は赤井秀行が右サイドにロングフィード。
岡田佑樹が秋本倫孝に競り勝って縦に抜け出す。
岡田は縦に切れ込んで決定的な折り返しを入れる。
しかし崔根植のボレーはやや弱くGK阿部謙作が正面でキープ。

ロスタイムの提示は2分。

46分、甲府は大西容平が左にサイドチェンジ。
金信泳はパスを受けると中に切れ込んで右に開く。
杉山新が走り込んでミドルシュート。しかし枠の上。

前半はこのまま折り返し。
後半は激しい「決定機の応酬」となる。

49分、甲府は林健太郎が左サイドに展開。
石原克哉がドリブルで縦に突破して折り返す。
大西容平がエリア内に走り込んで右足ボレーシュート。
決定的だったが枠の外。

50分、甲府は林健太郎が前線にクサビパス。
藤田健が1タッチで左に叩く。
大西容平がサポートして縦に当てる。
金信泳がDFを背負いながら右に落とす。
最後は藤田がエリア右角付近からミドルシュート。
GK柴崎邦博が触って枠の上。

56分、栃木は自陣エリア内のクリアからカウンター。
河原和寿が左サイドから左足クロスを入れる。
これがDFとGKの中間に落ちる完璧なラストパス。
崔根植が相手の裏を取ってシュート。
フリーの超決定機だったがGK阿部謙作はナイスブロック。
若林学がこぼれ球をシュートするもやはりDFがブロック。

57分、栃木は若林学が前線でセカンドボールを拾う。
河原和寿がキープして左サイドに開く。
入江利和が攻め上がって中央に折り返す。
岡田佑樹がニアにフリーで飛び込んでやはり決定機。
しかし岡田のヘディングはわずかに届かない。

59分、甲府は山本英臣が前線にロングフィード。
逆スピンの掛かった浮き球をエリア内に落とす。
マラニョンがDFの裏を取ってこれをコントロール。
中に切り返してフリーでシュートを放つ。
しかし栃木は宮本亨が「顔」でブロック。
杉山新が右サイドでこぼれ球を拾って折り返す。
マラニョンがファーに飛び込んでヘッド。これは外。

61分、甲府は山本英臣に警告。
崔根植の「抜け出し」を抱え込んで阻止した。

63分、甲府は林健太郎が右にサイドチェンジ。
金信泳は中に持ち込んでDFを引き付ける。右に開く。
藤田健はワンタッチでエリア右に緩い浮き球を落とす。
杉山新が走り込んでダイレクトで折り返す。
マラニョンがファーでヘッドを合わせる。
しかしGK柴崎邦博の正面。

73分、甲府は2枚替え。
金信泳→森田浩史。大西容平→松橋優。
甲府の布陣はこう↓
−−-マラニョン−−-森田−−−−
−−−−−−−松橋−−−−−−−
−石原−−藤田−−-林-−−杉山−
−−−秋本−−山本−ダニエル−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-荻-−−−−−−−


金信泳も大西容平も決して悪くなかった。
しかし甲府は「勝ち点3」を持って帰らねばならない。
前線に打開策が必要だった。

78分、甲府は石原克哉が縦にクサビパス。
森田浩史がキープして左に落とす。
石原はドリブル。エリア内でターンして左サイドに開く。
松橋優が右足に持ち替えて中央に折り返す。
マラニョンがニアでヘッドを合わせる。決定的だったが枠の外。

78分、甲府は林健太郎→片桐淳至。
甲府の布陣はこう↓
−−-マラニョン−−-森田−−−−
−−−−-片桐−−−松橋-−−−−
−石原−−−−藤田−−−−杉山−
−−−秋本−−山本−ダニエル−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-荻-−−−−−−−


79分、甲府は自陣のボール奪取からカウンター。
藤田健がセカンドボールを拾って右サイドを持ち上がる。
藤田の突破は入江利和にブロックされた。
しかし杉山新がセカンドを拾って左に展開。
秋本倫孝が縦に叩く。片桐淳至はフリーで左足クロスを入れる。
マラニョンが戻りながら、身体を捻りながらのヘッド。
対角のネットに突き刺さった。
<ヴァンフォーレ甲府 2−1 栃木SC>

甲府はリードを奪って布陣変更↓
−−-マラニョン−−-松橋−−−−
−−−−-森田−−−片桐-−−−−
−石原−−−−藤田−−−−杉山−
−−−秋本−−山本−ダニエル−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-荻-−−−−−−−


森田浩史はボランチに近い位置まで戻って守備で貢献していた。

80分、栃木は崔根植→石館靖樹。

81分、甲府は片桐淳至に警告。

83分、栃木は本橋卓巳→米山篤志。
86分、栃木は若林学→田村仁崇。
栃木の最終布陣はこう↓
−−−−河原−−−石館−−−−
−−入江−−−−−−−−岡田−−
−−−−−米山−-鴨志田-−−−−
−田村−−落合−−宮本−−赤井−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−柴崎−−−−−−−


甲府はそのままリードを保ってタイムアップ。
1点のリード、勝ち点3を死守した。
栃木は都賀町長の誕生日を飾れなかった。
2位仙台が鳥栖に引き分けて勝ち点90。
3位甲府が勝ち点88、4位湘南が勝ち点87…。
J2の昇格争いは更に混戦である。

甲府は面白いチーム。
サッカーの内容というか「選手の組み合わせ方」が面白い。
「帯に短し襷に長し」な選手を上手くやり繰りしている。
動きに意外性のある選手が多い。
杉山新は「直線的なダッシュを繰り返す」選手じゃない。
縦横にユラユラっと動く。決定機に上手く顔を出す。
ああいう感覚を持ったサイドバックは他に思い当たらない。
大西容平はフリーランニングで前線を活気づけられる。
スピードと運動量がある。動き出しのタイミングもいい。
甲府の「らしさ」を産んでるのは彼らかな?と思った。

金信泳、マラニョンの2トップは破壊力満点。
「抜け目なく点を取る」能力はそれほど高くないけど…。
DFに与えるダメージはかなり大きいコンビである。
マラニョンは25才。
本名ルイス・カルロス・ドス・サントス・マルチンス。
大分でプレーしていたジュニオール・マラニョンとは別人だ。
前の試合の印象でウイング系かと思っていた。
一瞬の加速、突破で外から中に切れ込むプレーが目立った。
でも今日はヘディングシュートで合わせる場面がやたら多かった。
特に高いわけじゃないけど相手のマークを振るのが上手い。
相手を跳ね飛ばす強さはないけどボディバランスがいい。
意外とオールラウンドなFWだなと印象が変わった。

栃木は進化していると思う。
試合の内容は間違いなく互角だった。
守備の鉄則、粘り強さが浸透している。
お金の余っているチームじゃないから時間は掛かると思うけど…。
チームの「筋」は少しずつ太くなっている。
とにかくサッカーが新しい土地を開拓しているのは嬉しいことです。
栃木県はいい選手を出している土地なのに地元へ残らない。
栃木SCjrユースは3年前に関東大会を制した。
でも中美慶哉、鈴木宏樹、大坪倫之、蜂巣良哉が県外に流出。
現高2の小島秀仁、後藤拓斗もヴェルディ小山出身だ。
サッカー文化の花開く前提条件はある。
あとは栃木SCが「求心力」を持てるかどうかだ。

党首的採点
栃木SC

GK 1 柴崎邦博 5.5 位置取り、捕球に安定感。キックもいい。
DF 19 赤井秀行 5.0 いつも思うけど評価、表現が難しい選手。
   32 宮本亨  5.5 強力2トップに何とか喰らいついた。
    5 落合正幸 5.5 もう28才か。いつの間にCB!
    6 入江利和 6.0 アタックは抜群。見ていて爽快な選手。
MF 15 鴨志田誉 5.5 ボールを落ち着かせる、動かす部分に課題。
   13 本橋卓巳 5.5 天才少年も我慢の効く選手になったようだ。
→(83分)23 米山篤志 採点なし。
    2 岡田佑樹 5.5 上手くないけどいい場所に顔を出してる。
   20 河原和寿 6.0 別格だった。一皮むけたんじゃない?
FW 36 若林学  5.5 大きい割に強くない。高さは封じられた。
→(86分)22 田村仁崇 採点なし。
   30 崔根植  5.0 強さ、鋭さはあるけど絡む回数が少ない。
→(80分)11 石館靖樹 採点なし。

ヴァンフォーレ甲府
GK 34 阿部謙作 6.5 荻の穴を十二分に埋めた。
DF  5 ダニエル 6.5 能力はJ2最強。ただ「見せつけ」すぎる。
    4 山本英臣 6.0 少しダニエルと言い争ってた。
    2 秋本倫孝 6.0 佐野裕哉、小林大悟と同じ代か。
MF 31 林健太郎 6.0 37才には見えない。
→(78分)33 片桐淳至 採点なし。
   32 杉山新 6.5 神出鬼没。他の誰にも似ていない。
    7 石原克哉 6.0 無難なようで突然仕掛けてくる。
   10 藤田健 6.0 何気に磐田ユースの最高傑作か?
    9 大西容平 6.5 長髪を振り乱して北澤豪みたいだった。  
→(73分)16 松橋優 6.0 動きが野性的。終盤の起用は効果大。
FW 11 マラニョン 6.5 実はヘディングが売りだったのか。
   18 金信泳 6.0 これでシュートが上手ければ…。
→(73分)14 森田浩史 6.0 ボランチもできるのか!

ヴァンフォーレ甲府 2−1 栃木SC
栃木グリーンスタジアム 5,030人


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2009年10月17日

関東大学対抗戦 早稲田×筑波

引き続いて熊谷ラグビー場。
第二試合は早稲田と筑波の対戦である。
早稲田は今季3戦目。
成蹊、立教を大差で下している。
筑波も今季3戦目。
ここまで1勝1敗。帝京に勝っている。

早稲田大学
PR  伊藤平一郎 1年 174/102 大分舞鶴
HO  有田隆平  3年 177/98  東福岡
PR  瀧澤直   4年 174/115 千種
LO  井村達朗  3年 181/93  札幌南
LO  中田英里  3年 193/104 成蹊
FL  中村拓樹  3年 169/75  啓光学園
FL  村木俊貴  4年 177/73  早稲田実
NO8 山下昂大  2年 180/93  東福岡
SH  榎本光祐  3年 170/68  大分舞鶴
SO  山中亮平  3年 187/95  東海大仰星
WTB 中濱寛造  3年 176/85  大阪工大高
CTB 村田大志  3年 180/83  長崎北陽台
CTB 坂井克行  3年 173/88  四日市農芸
WTB 早田健二  4年 176/80  大分舞鶴
FB  井上隼一  4年 178/87  早稲田実

筑波大学
PR  大淵友介  4年 177/105 筑紫
HO  彦坂圭克  1年 179/98  春日丘
PR  中村祐介  3年 179/97  筑紫丘
LO  白隆和   3年 183/100 千里
LO  工藤元気  2年 187/115 盛岡一
FL  鶴谷昌隆  1年 185/95  青森北
FL  福岡員正  3年 175/85  茗溪学園
NO8 山崎章平  1年 180/89  流経大柏
SH  佐々木尚文 4年 173/78  秋田工
SO  梅田紘一  4年 172/78  近大和歌山
WTB 小林良輝  3年 174/78  茗溪学園
CTB 荒木寿浩  4年 178/83  生野
CTB 中峽章  1年 181/84  福岡
WTB 彦坂匡克  1年 177/90  春日丘
FB  川口皓平  3年 182/83  長崎北


筑波はスタメンに1年生を5人起用している。
彦坂圭克、匡克は双子の兄弟。
昨春の選抜で春日丘のベスト4入りに貢献した。
個人的には大会NO1のタレントだと思った。
とにかく突破力が強烈である。
中峽章は弟が早稲田の新人。
今日はベンチから外れたけど逸材と見込まれている。
兄は一浪で筑波に入学した。

3分、筑波は早稲田のハイタックルでPKを得る。
位置はゴール正面。距離はゴールまで30m強。
小林良輝が狙うも失敗。

立ち上がりは筑波のペース。
スクラム、ボールで優勢。
荒木寿浩、彦坂兄弟のクラッシュも強い。
相手陣内で試合を進める時間が早稲田より長かった。
筑波は帝京に7−0で勝っている。
例年のように手堅いチームだろうと想像していた。
でも思ったよりボールを動かす。
「何点取るんだ?」という勢いだった。
ただ早稲田のDFも悪くはなかった。
とにかく「最後の一線」を割らせない。
決定機を相手のミス、ターンオーバーで凌いだ。

27分、早稲田は中央のスクラムから左に展開。
SO山中亮平は右後方にアングルチェンジ。
CTB村田大志がサイドを一気にゲイン。
カバーDFも外して一気に50m近くを走り切った。
<早稲田 7−0 筑波>

37分、早稲田は山中亮平がショートパント。
村田大志はこれをキープ。
SH榎本光祐が左のブラインド側に振る。
NO8山下昂大、FL中村拓樹は順目につなぐ。
最後はWTB中濱寛造がタッチワイン際を突進。
後方からのタックルを2つ、3つと外してトライ。
<早稲田 12−0 筑波>

試合は後半。
44分、早稲田はラックから榎本光祐が左に展開。
山中亮平が外へ開いてPR瀧澤直に預ける。
早稲田のアタックは「2対1」と一人余った状態。
瀧澤はタックルを受けながら内に返して山中が走り切った。
<早稲田 19−0 筑波>

45分、筑波は荒木寿浩→村上大記。

50分、早稲田のカウンター。
自陣で筑波ボールの接点を押し返す。
ルーズボールに村木俊貴、滝澤直が反応。
PR伊藤平一郎がラックから素早くパスアウト。
山中亮平が右にノールックパス。
早田健二がタックルを2つ振り切って一気にゲイン。
早田が中に返すと山中は完全に空いていた。
山中亮平は難なく走り切ってトライ。
<早稲田 26−0 筑波>

53分、早稲田はセンタースクラムからラックを連取。
村田大志が右サイドをゲイン。山下昂大が横をサポート。
山下はタックルを受けながら上手くボールを離す。
最後はSH榎本光祐がサポートしてトライ。
<早稲田 33−0 筑波>

筑波の足が前半ほど動かない。
早稲田はラックの枚数、リアクションで上回った。
生まれ始めた「穴」を突いてバックスが大きなゲインを重ねる。
前半はやや劣勢だったスクラムも安定した。

54分、筑波は大淵友介→山川侑己。
58分、早稲田は伊藤平一郎→上田竜太郎。
61分、早稲田は井村達朗→清水直志。中村拓樹→武田佳明。
63分、早稲田は榎本光祐→櫻井朋広。
65分、筑波は工藤元気→園中良宏。

66分、早稲田は左ラインアウトをキープ。
山中亮平がノールックで右にリバース。
中濱寛造は絶妙のタイミングで走り込む。
中濱がスコーンと抜けて最後はFL武田佳明が右をサポート。
2人で50m以上を走り切った。
<早稲田 40−0 筑波>

67分、早稲田は村田大志→村田賢史。坂井克行→岩澤慶吾。
岩澤が11番、中濱が13番の位置に入る。

71分、早稲田は相手陣内で左ラインアウトをキープ。
山下昂大が縦を突いてゲイン。
更に中田英里、瀧澤直、有田隆平がラックサイドを突く。
SH櫻井朋広が中央から右にパスアウト。
山中亮平は自ら仕掛けてDFを引き付けると右にオフロードパス。
中濱寛造が余ってトライ。
<早稲田 45−0 筑波>

72分、筑波は白隆和→崎野諒太。佐々木尚文→青木元洋。

74分、筑波は右ラインアウトをキープ。
モールを押し込んで最後は彦坂圭克が抑えた。
<早稲田 45−5 筑波>

79分、筑波は彦坂匡克→内田啓太。

81分、早稲田は相手陣内で得たペナルティをすぐ再開。
ラックを連取して山中亮平が左の狭い側にパス。
武田佳明が中に返して最後はFB井上隼一が走り切った。
<早稲田 50−5 筑波>

ここでフルタイム。
終わってみると大差。早稲田の圧勝だった。

月並みな評価で恐縮だが…。
今日のMOMは山中亮平だろう。
試合開始直後にまず驚いた。
彼の立つ位置が極端に浅い。SHに近い。
明治の田村優より3,4mは前に立ってたんじゃないかな?
相手の選手に近ければDFの圧力も激しい。
でも山中亮平は身体が強い。
周りが見えていてタイミングを計る感覚も鋭い。
だから「前」でプレーできる。相手に接近戦を挑める。

「ぎりぎり」のバスは難しい。
攻める側はミスの確率が高い。守る側は予想が難しい。
山中は「ぎりぎり」を平然と80分間出し続けた。
筑波の圧力が後半わずかに緩んだ。
そうすると山中の「接近パス」が炸裂する。
バックス陣がインサイドを簡単に抜けていく場面が目立った。
パスの出し手、受け手が高い位置でプレーしていたからだ。
相手の近くでボールを動かすからアングルチェンジも効果絶大だった。

2019年は31才か…。年齢的に全盛期じゃないか!

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関東大学対抗戦 明治×立教

今日は熊谷で大学ラグビー。
第1試合は明治と立教の対戦である。

明治は今季から吉田義人氏が新監督に就任。
大学当局がOB会の反対を押し切るという異例の抜擢だった。
6月の新人戦を1試合見るだけで変化が分かった。
長年のドグマからようやく抜け出そうとしている。
動きの正確性と量を高める。ボールも動かすという狙いが見えた。

明治はこれが今季3戦目。連勝スタートである。
開幕戦は昨年敗れた日体大を38−13で下している。
立教は今季4戦目。残念ながら3連敗。
帝京、慶應、早稲田と有力校に大敗が続いている。

明治大学
PR  松浦雄樹  4年 178/115 大阪工大高
HO  鈴木亮大郎 2年 176/103 仙台育英
PR  榎真生   1年 180/120 流経大柏
LO  鎌田祐太郎 4年 187/100 延岡東
LO  名嘉翔伍  3年 183/95  名護
FL  堀江恭佑  1年 182/92  東京
FL  西原忠佑  4年 183/97  大阪桐蔭
NO8 三村勇飛丸 3年 177/91  佐野
SH  秦一平   2年 152/52  筑紫
SO  田村優   3年 181/85  國學院栃木
WTB 斉藤春樹  1年 181/82  札幌山の手
CTB 山口真澄  4年 178/85  長崎北陽台
CTB 衛藤陽介  3年 172/81  大阪工大高
WTB 居迫雄大  3年 173/82  千種
FB  呉基烈   4年 181/83  東京朝鮮

立教大学
PR  緒方公俊  4年 167/97  立教新座
HO  佐瀬玄樹  2年 177/95  立教新座
PR  市川敬大  2年 175/105 桐蔭学園
LO  井組圭   3年 180/90  川口北
LO  吉原隼人  4年 181/100 芝浦工大柏
FL  宣原甲太  1年 168/82  常翔啓光
FL  守本公保  3年 176/88  日大習志野
NO8 安部正輝  4年 175/83  大分舞鶴
SH  美濃田樹  4年 168/67  尾道
SO  浅川健太  2年 170/79  尾道
WTB 和田聡   2年 173/75  國學院久我山
CTB 梅拓也   1年 167/68  立教新座
CTB 田中翔吾  2年 166/85  東農大二
WTB 吉田勝博  4年 173/77  桐蔭学園
FB  吉田直人  3年 180/76  稲毛


開始19秒、キックオフ直後の明治にミスが出る。
SH秦一平のパスが短い。
SO田村優が自陣インゴールでノックオン。

1分、立教はこのスクラムから右オープンに展開。
FL守本公保がバックスのラインに入ってクラッシュ。
このラックで明治の選手がオフサイドの反則。
3点なら容易に狙えた位置だが立教はラインアウトを選択。

立教はスクラムにWTBを入れてFLをラインに立たせていた。
守本公保は突破力がある選手なんだろう。

2分、立教は左アインアウトをキープ。
モールから右に展開して守本公保、井組圭がクラッシュする。
しかし立教は密集でノットリリースの反則。この好機を生かせない。

試合は思った以上に立教が健闘する。
まず立教の「低いタックル」「前に出る守備」が有効だった。
明治は例年と違ってバックスに展開するチームである。
ただ立教のディフェンスに詰められると「受けて」しまう。
ボールをいいテンポで動かせなかった。
スクラムはダイレクトフッキングを活用。
マイボールをしっかり出していた。
立教が明治を上回ったのは蹴り合い。
FB吉田直人はキックの飛距離が抜群。
攻撃時はスタンドオフにも入っていた。
陣地挽回、コンタクト回避に打ってつけだった。

16分、明治はセンタースクラムから左に展開。
田村優が左に2人飛ばしてWTB斉藤春樹が縦を突く。
しかし斉藤は相手のタックルを受けてノックオン。
吉田直人の素晴らしいカバーDFだった。

37分、立教のキックカウンター。
FB吉田直人が田村優のキックを処理して中央をゲイン。
SH美濃田樹が更にラックサイドをゲインして裏に小パントを落とす。
CTB田中翔吾、SO浅川健太がインゴールに走り込む。
後は「抑えるだけ」だったが味方同士で競り合う形になってしまった。
惜しくも浅川健太がノックオン。

以後も立教が明治陣内で試合を進める。

41分、立教は右ラインアウトをキープ。
明治のDFはバックス展開を予想していたのだろう。
思わぬモール攻撃にボロっと崩れてしまう。
立教のFWがなだれ込んで最後はLO吉原隼人がトライ!
<立教大 5−0 明治大>

直後にハーフタイム。
明治のファンから選手に「ゼロ!」「ゼロ!」と厳しい声が飛ぶ。
スクールウォーズの名シーンを思い出した(笑)

後半は明治が意地を見せる。
44分、明治は右ラインアウトをキープして左オープンに展開。
田村優、山口真澄とつないでWTB居迫雄大がオーバーラップ。
衛藤陽介が囮になる。居迫は引いた位置で上手くボールを受ける。
最後は斉藤春樹が右大外でパスを受けてトライ!
<明治大 5−5 立教大>
立教の前に出る守備を上手く「すかした」トライである。

50分、明治は右サイドのスクラムを左オープンに展開。
田村優が山口真澄に渡してループ。
この動きで立教のマークがずれた。
山口はノールックで後方にタップ。田村は更に外へ開く。
FB呉基烈がギャップに切れ込んでそのまま走り切った。
<明治大 10−5 立教大>
おそらくサインプレーだろう。
去年までの明治では考えられないバックス展開だった。

52分、立教は田中翔吾→対馬大和。
55分、明治は田村優→染山茂範。

59分、明治は左ラインアウトをキープ。
モールを押し込んで最後はLO名嘉翔伍が抑えた。
コンバージョンは左隅の難しい位置だがSO染山茂範が成功。
<明治大 17−5 立教大>

61分、明治は松浦雄樹→小野慎介。
61分、立教は守本公保→荒川翼。
63分、立教は和田聡→平盛拓人。
66分、立教は美濃田樹→三輪祐。
70分、立教は吉原隼人→福田大。
71分、明治は鈴木亮大郎→伊吹誠介。

73分、立教はハーフライン付近のスクラムから左に展開。
しかしパスがずれてこぼれる。
明治は衛藤陽介がこれを拾って左にパスアウト。
FL西原忠佑が完璧なサポートで裏へ抜け出る。
西原は一気に40m独走してトライ!
<明治大学 24−5 明治大>

77分、明治は鎌田祐太郎→池島昇平。

そのままフルタイム。
明治が後半に立教を突き放すも大苦戦だった。
吉田義人の改革はまだ途上である。

吉田監督に風当たりはあるだろう。
確かに「明治の強みはどこに行った?」という印象は否めない。
ピック&ゴーで縦にゴリゴリいく迫力はない。
行儀よくボールを動かして小手先のサインプレーでトライを取る。
そこに明治のアイデンティティーはあるのかい?と。
でも私はあれでいいと思う。
この7,8年の明治は「伝統」を言い訳にした手抜きだった。
戻らない。密集に入らない。タックルしない。
勇ましい言葉とは裏腹に現実の彼らは情けなかった。
まず足を動かす。プレーをする。
それが最低限のラグビーに対する礼儀じゃないだろうか?
少なくともDFはかなり良くなった。
大崩れしない、格下に負けないチームになったと思う。

この数年で選手の質が変わった。
しかも逸材が一校に集結する時代じゃない。
明治のFWで一番大きい鎌田祐太郎が187cm。
180cm前後の万能タイプが多い。
今年の新人早明も一番大きい選手が182cmだった。
彼らの身体は後天的な努力で作ったものだろう。
赤塚隆みたいな「化け物」はいない。
アスリートではあるけど種類が違う。
ラグビー界に大型アスリートが来ない。「超逸材」が見当たらない。
ただし筋トレの導入で底上げはされている。
つまりリクルートで差がつかない。
そういう時代に頭と肺を使わぬラグビーをしたら勝てない。
吉田義人監督の挑戦を興味深く見守ってます。

ああやっと書き終わった(涙)
9割書き終わった文章を消してしまう悲劇を乗り越えた。
同じことを2度書くって辛いですね。
文章の勢いが出てないかもしれません。

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2009年10月15日

東都 國學院×立正 3回戦

今季の東都大学野球連盟は面白い。
「戦国」を地でいく混戦、下克上だ。
水曜の試合を終えて勝ち点2が4校。勝ち点1が2校。
優勝に向けて有利な位置にいるのが國學院と立正だ。
両校はまだ勝ち点を一つしか落としてない。
台風の影響で消化が済んでない第5週も1回戦を取っている。
今季の東都は「上下」が反転した。
春は國學院が5位、立正が最下位だった。
一方で春の首位と2位が入替戦のピンチに立っている。

この対戦で勝ち点をを取った方が優勝に大きく前進する。
実は國學院、立正とも1部優勝の経験がない。
東都の70年を越える歴史で優勝経験があるのは10校。
専修、駒澤、中央、日大、亜細亜、東洋、青山学院が10回以上。
芝浦工大が3回、国士舘と学習院は1回だ。
初優勝校が誕生すると88年の青山学院以来かな?
國學院は渡辺俊介、矢野謙次、梅津智弘、嶋基宏、聖澤諒がOB。
立正は西口文也、武田勝がOB。
優勝経験はなくとも有力選手が出ている。

國學院と立正の対戦は1勝1敗で3回戦を迎えた。
1回戦は立正が南昌輝の完封で1−0と勝利した。
2回戦は國學院が2−1で取っている。
共に勝ち点まであと1勝だ。

國學院大學
1番 右 神谷洋隆  4年 右右 169/68 明徳義塾
2番 三 谷内亮太  1年 右右 176/68 金沢西
3番 遊 渡邉貴美男 3年 右左 163/65 文星芸大付
4番 指 山崎俊   2年 右右 181/84 世田谷学園
5番 捕 清水隆弘  2年 右右 179/76 酒田南
6番 一 庄司輔   2年 左左 176/83 修徳
7番 右 石津卓   2年 右右 175/75 清真学園
8番 中 斉田雄生  3年 右左 166/65 星稜
9番 二 澤田昇吾  3年 右左 174/67 金沢
   投 高木京介  2年 左左 183/79 星稜

立正大学
1番 二 黒葛原祥  4年 右左 168/63 横浜
2番 三 中嶋辰也  2年 右左 174/74 銚子商
3番 左 神野達哉  4年 右右 183/81 埼玉栄
4番 一 近藤亮介  4年 右左 181/83 大宮西
5番 右 越前一樹  3年 右右 180/78 横浜
6番 指 樋口将規  4年 右右 174/73 静岡
7番 中 赤堀大智  4年 右右 188/83 掛川西
8番 捕 椎名亮介  3年 右右 178/80 銚子商
9番 遊 早見龍成  3年 右右 178/72 平塚学園
   投 南昌輝   3年 右右 182/77 県和歌山商


1回表。先攻の國學院は三者凡退。

立正大の先発は南昌輝。
今季の序盤はあまり投げていなかった。
だから規定投球回数に達していない。
しかし一昨日は完封勝利を挙げて完全復活だ。
キャッチボールを見て「あれ?」と思った。
重心を後ろに残す独特の投げ方である。
マウンド上でも同様。どうやらフォームを改造したらしい。
一見大人しいフォームである。
右足の「蹴り」が弱くスタンスが狭い。重心移動が小さい。
制球は安定するけどボールに力が乗らないな?と…。
でもそれは杞憂だった。
人それぞれに身体の作りは違う。
となればボールに力を乗せるメカニズムも違う。
しばらく南の投球を見て「これでいいんだ」と確信した。

南昌輝は速球が常時で135〜145キロ。
今日のMAXは150キロを記録した。
カットボールが130キロ前半。
フォークが116〜119キロ。
縦スラが112〜116キロ。
パーム、チェンジアップい近い抜ける軌道である。

1回裏。
立正は二死から2番・中嶋は高木の2球目をバット一閃。
レフトスタンドに運ぶ先制ソロ本塁打である。
<立正大 1−0 國學院大>
3番・神野、4番・近藤は倒れて攻撃終了。

國學院の先発は高木京介。
今季はエースとして奮闘中。これで5試合目の先発となる。
ただ中1日で疲れがあるように見えた。
球が走らず変化球も鋭さがない。
速球は130そこそこ。今日のMAXが134キロ。
変化球はシュートは120キロ台中盤。
スライダーが110キロ台。カーブが100キロ弱。

2回裏。
立正は無死から5番・越前がレフトにソロ本塁打。
<立正大 2−0 國學院大>
6番・樋口は左前安打。7番・赤堀がバントで一死2塁。
8番・椎名が四球で一死1、2塁。

國學院はここで二番手投手に埜口卓哉を起用する。
埜口はつくば秀英高出身の3年生。
184cm・83kgの右スリークォーターである。
リリーフ中心で結構投げている。今季6試合目の登板だ。
速球が常時で137〜142キロ。今日のMAXは144を記録した。
カットボールが130キロ前後。
シュートが124〜128くらい。
スライダーが120台前半。
シンカーかスローカーブらしい球種が100キロ台後半。

立正は9番・早見が三ゴロ併殺に倒れて攻撃終了。

3回表。
國學院は7番・石津が二飛。
と思ったら打球が風に煽られて二塁の黒葛原は慌てて前進。
落球して走者が一塁に生きる。
8番・斉田はバント。
投手、一塁手、二塁手が「お見合い」して内野安打。
守備のミスが二つ続いた。
立正は無死1、2塁と大きな好機。
9番・澤田がバントで一死2、3塁。
1番・神谷が死球で一死満塁。
しかし2番・谷内は二ゴロ。
黒葛原が走者にタッチ。一塁送球もアウトで併殺。

3回裏。
立正は1番・黒葛原が二塁内野安打。
2番・中嶋がバントで送って一死2塁。
黒葛原は次打者のカウント2−1から三盗成功。
バッテリーの「隙」を突いて一死3塁。
3番・神野はレフトに犠牲フライ。
<立正大 3−0 國學院大>
4番・近藤二ゴロで3アウト。

4回裏。
立正は5番・越前が右前安打。
6番・樋口バントで一死2塁。
7番・赤堀は左前安打。一死1、3塁。
8番・椎名は初球にスクイズ敢行。
しかしバッテリーが外して三塁走者が挟殺。二死2塁。
椎名も空振り三振でこの回は追加できず。

5回表。
國學院は先頭の6番・庄司がレフト線を破る二塁打。
7番・中澤竜也(3年・駒大苫小牧)がバントで一死3塁。
8番・斉田はカウント1−2から146キロの速球の内角球。
手首に当てて痛そうな気配である。しかし主審はファウルの判定。
斉田は「ファウルの痛み」でベンチに下がる。
2−2から代打・大石剛志(4年・清峰)は空振り三振。二死3塁。
9番・澤田が左前にタイムリー安打。
<立正大 3−1 國學院大>
澤田は1番・神谷のカウント1−2から二盗失敗。

5回裏。
立正は無死から9番・早見が左翼フェンス直撃の三塁打。
1番・黒葛原は一ゴロ。一死3塁。
2番・中嶋は2球目にスクイズもファウル。結局遊ゴロで二死3塁。
3番・神野が一邪飛で攻撃終了。

7回表。
國學院は先頭の4番・山崎俊が中前安打。
5番・清水がバントで送って一死2塁。
6番・庄司の遊ゴロで二死3塁。
しかし7番・伊藤は112キロのスライダーで空振り三振。

8回裏。
立正は先頭の1番・黒葛原が左中間に運ぶ二塁打。
2番・中嶋はバントで送って一死3塁。
3番・神野は埜口の初球を中犠飛。
<立正大 4−1 國學院大>
神野達哉はウェイティングサークルで監督に耳打ちされていた。
一言聞いてホッとした感じで頷いていた。
雰囲気的に「スクイズは無いから」という台詞だろうなと(笑)
初球から思い切り振っていたし。
なお5番・近藤は三ゴロで3アウト。

9回表。
國學院は一死から3番・渡邉がライト線を破る二塁打。
4番・山崎俊は遊ゴロで二死3塁。
5番・清水が三ゴロに倒れてゲームセット。

安打  001 020 101 5 四 失
國學院┃000|010|000┃1 1 1 
立正 ┃111|000|01×┃4 1 1
安打  121 210 01  8

立正:○南
國學院:●高木、埜口


試合のボックススコアはこちらでどうぞ。

立正がこれで勝ち点確保。
優勝まで「あと1勝」とした。
第5週の未消化分は10月27日から開催される。
立正は青山学院から既に1勝。
連敗しない限りは初優勝である。
勝ち点3のままでも他校次第で優勝ありかな?
この辺の細かい計算は各自でお願いします(笑)

南昌輝は1失点の完投勝利。
被安打5、四死球1。中1日でこの内容は素晴らしい。
彼の投球を見ていて不思議だった。
スピードガンの表示と「見た目の威力」が一致しない。
130前半と140台後半が「同じ勢い」に見える。
実際に國學院の打者は南昌輝の130キロ台で詰まっていた。
ボールが明らかに「重い」のである。
奪三振は5個と普通の数字。
内野ゴロが6つで飛球のアウトが10個。
詰まった当たりが多かった。

南の登録は182cm・77kg。
実際の体重はもっと重い。90kg近くあると思う。
「デブ」でなく肉付きがいい。
下半身のどっしり感は近代の日本人に珍しい水準。
太股、お尻の発達が抜群である。
野茂英雄、久保田智之と同系統の「下半身マッチョ」だ。
右投手だから振りかぶると左足を上げて右足に体重を乗せる。
南昌輝は軸足にじっくり体重を乗せる。
あれが「溜め」になっているんだと思う。
重心移動や肩肘のしなりは弱い。
ボールに強いスピンは掛からない。
いわゆる「切れのある」ボールじゃない。
でも別のメカニズムで球に力が乗っている。
西口先輩とは真反の方向性かもしれない…。

南を見て「昭和の投手だな」と思った。
往年の大エースは連投が普通だった。
無理のないフォームでないと務まらなかった。
自然と肩肘に負担を掛けない、下半身主導のフォームになる。
昭和の300勝投手にお尻の小さい人はいないんじゃないかな?
杉浦忠、権藤博は全盛期が短かった。
「酷使」を耐え抜いた人は例外なくがっちり体型だ。
斎藤佑樹もしばらく軸足に力を溜めるフォームを試していた。
ただあまり成功してなかった。
でも南昌輝はあのフォームが合ってると思う。

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2009年10月13日

東都2部 駒澤×拓殖 1回戦

引き続いて東都2部。
試合のインターバルが30分ある。
ホープ軒でラーメンを食べて戻ってきました。

第二試合は駒澤と拓殖の対戦。
駒澤は暫定4位。
2カードを終えて勝ち点は1。
雨の影響で国士舘戦が決着していない。
拓殖は暫定5位。
3カードを終えて勝ち点1である。

駒澤大学
1番 左 椎葉謙   4年 右右 180/85 神村学園
2番 中 嘉数駿   2年 右左 170/63 八重山商工
3番 指 山下高久雅 2年 右右 171/75 広陵
4番 右 山本祐大  3年 右右 183/77 松山商
5番 遊 岡将吾   2年 右左 177/76 西日本短大付
6番 一 笠間将裕  3年 右右 175/73 平塚学園
7番 三 増本憲治  2年 右右 177/73 崇徳
8番 二 林裕也   4年 右左 176/74 駒大苫小牧
9番 捕 上村新   3年 右右 177/77 広陵
   投 海田智行  4年 左左 178/77 賀茂

拓殖大学
1番 右 浅香宏樹  1年 右左 171/64 前橋育英
2番 指 小橋一輝  2年 右右 175/65 武蔵工大二
3番 二 中本恭平  3年 右右 163/62 明徳義塾
4番 左 榎本怜史  3年 左左 185/78 拓大一
5番 一 山田竜   3年 右右 180/76 常葉菊川
6番 三 小原慎哉  1年 右右 176/69 松商学園
7番 捕 浦翔太朗  2年 右右 170/68 明徳義塾
8番 遊 安田直人  1年 右右 175/65 明徳義塾
9番 中 工藤洋二郎 4年 右左 162/60 柳ヶ浦
   投 斎藤雄大  4年 左左 175/65 足利工


1回表。
先攻の駒澤は内野ゴロ3つで三者凡退。

拓殖の先発は斎藤雄大。
左腕から繰り出す速球はおそらく130台前半。
速球は並みだけど変化球の切れが素晴らしい。
一目でいい投手だと思った。
シュート、シンカー、スライダー、カーブを投げる。

初回の攻撃時に応援団はエール交換を行う。
駒澤の団長が女性だった。
素人目には立派な所作、声である。
しっかり勤めていたと思う。
男性の応援団員もいるけど下級生なんだろうか?
某大応援団出身の知人にメールで報告してみる。
「我々の世代からすると女子にエールを切らせるのはありえない」と…。

1回裏。後攻は拓殖。
1番・浅香が二塁内野安打。
2番・小橋はバントで一死2塁。
3番・中本が死球で一死1、2塁。
しかし4番・榎本は空振り三振。5番・山田竜も二ゴロで3アウト。

駒澤の先発は海田智行。
大学日本代表に選ばれたこともある左腕。
速球は130台中盤だと思う。
変化球はスライダーの切れがいい。
他がカーブ、シュートかな?

2回表。
駒澤は4番・山本が四球。
5番・岡のバントは二塁送球セーフ。
フィルダースチョイスとなって無死1、2塁。
6番・笠間がバント失敗で一死1、2塁。
7番・増本が四球で一死満塁。
8番・林は遊ゴロ併殺で無得点。

林裕也は駒大苫小牧で甲子園春夏連覇。
横浜高の涌井秀章からサイクルヒットも放った。
プロ注目ながら駒大に進学。
最上級生となった今年は主将も務めている。
しかし今季は打率0割台と絶不調。
打順も8番まで下げられている。

試合は投手戦。
バントのミスが目立ったな。
お互いにゼロ行進が続く。

5回表。
駒澤は6番・笠間が投手強襲安打。
これが初安打である。
7番・増本も四球で無死1、2塁。
8番・林はバント失敗。一死1、2塁。
9番・上村が左飛。1番・椎葉も二ゴロ。
駒澤は絶好のチャンスをモノにできない。

7回表。
駒澤は一死から6番・笠間が右前安打。
ふらっと二塁後方に落ちて二打席連続の幸運な?出塁。
7番・増本はバント成功。二死2塁。
8番・林が左前タイムリー安打。
<駒澤大 1-0 拓殖大>
不調の林がここは奮起。貴重な先制点である。
9番・上村は斎藤雄大の2球目を強振。
レフト後方のネットに叩きつける2ラン本塁打!
<駒澤大 3-0 拓殖大>
1番・椎葉は二ゴロエラーで二死2塁。
代打・民法安崇は遊ゴロで3アウト。

8回表。
拓殖は二番手投手に内記拓也を起用する。
内記は創造学園大付属高出身の1年生。
178cm・76kgの左腕投手である。

駒澤は一死走者なしから4番・山本がレフトのソロ本塁打。
<駒澤大 4-0 拓殖大>
二死から6番・笠間が中前安打。
しかし7番・増本は遊直に倒れて攻撃終了。

9回表。
駒澤は無死から8番・林、9番・上村が連続四球。
1番・椎葉がバントで送って一死2、3塁。

拓殖はここで三番手投手に吉村将太を起用する。
吉村は朝霞高出身の1年生。
184cm・82kgの右上手投げである。
速球は130キロ弱かな?
吉村は後続を討ち取ってピンチ脱出。

駒澤は海田智行が好投。
被安打5、四死球1の完封勝利である。
序盤は毎回のように走者を出すも「大崩れ」がない。
6回以降は一人も走者を許さないパーフェクト・ピッチだった。
奪三振は10個。
切れのある速球、スライダーで空振りを奪っていた。
以前の調子を取り戻したようです。

安打 000 010 320 6 四
駒澤┃000|000|310┃4 5
拓殖┃000|000|000┃0 1
安打 111 110 000 5

駒澤:○海田
拓殖:●斎藤、内記、吉村


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東都2部 専修×東農大 1回戦

今日も神宮外苑。
「ゴルフ場」こと神宮第二球場である。
気になる選手がいるので敢えて東都の2部を見に行く。

第一試合は専修大と東農大の対戦。
専修大は3カードを終えて勝ち点0。
春の2部優勝校が何と最下位に低迷している。
プロ注目のエース湯本五十六が防御率5点台と低迷。
第3週を最後にマウンドから遠ざかっている。
怪我があるのだろうか?
東農大は3カードを終えて勝ち点2。
現在の順位は3位。優勝の可能性を残している。

「気になる選手」とは東農大の松井佑介である。
高校時代は大阪でも辻内崇伸、前田健太、鶴直人と並び称される好投手だった。
大学進学後は野手へ専念。
東都2部で通算17本塁打という長距離砲である。
三拍子揃った外野手として注目を受けているらしい。
今日は1番打者で登場だ。

専修大学
1番 指 矢幡勇人  1年 右右 173/72 相洋
2番 遊 板橋諒太  1年 右右 170/67 文星芸大付
3番 左 北田亘   4年 左左 176/77 酒田南
4番 二 秋月翼   4年 右右 177/82 佐久長聖
5番 三 飯倉茂章  4年 右右 174/73 高陽東
6番 一 山崎大志  4年 右左 177/77 海星
7番 右 山内裕詞  3年 右左 170/65 相洋
8番 中 小牧卓央  4年 右右 180/75 鹿児島実
9番 捕 森山誠   3年 右右 182/90 金沢
   投 太田真司  3年 右右 177/74 金沢桜丘

東京農業大学
1番 中 松井佑介  4年 右右 183/78 大商大堺
2番 二 原慎平   2年 右右 168/62 PL学園
3番 指 南田朋哉  4年 右左 172/87 大商大堺
4番 三 樺澤健   2年 右右 177/76 前橋商
5番 一 中野智博  1年 右右 180/78 西城陽
6番 右 水島亮太  4年 右右 182/75 世田谷学園
7番 捕 田中孝宗  4年 右右 179/77 九州国際大付
8番 遊 大沢達馬  3年 右左 172/64 国士舘
9番 左 金子直史  2年 右左 179/72 国士舘
   投 吉原正平  2年 右右 174/75 東筑紫学園


1回表。先攻は専修大学。
1番・矢幡が遊撃内野安打。
2番・板橋がバントで一死2塁。
3番・北月は投ゴロで二死2塁。
4番・秋月のカウント1-1で吉原投手が牽制悪送球。二死3塁。
秋月は中前タイムリー安打が矢幡が生還。
<専修大 1-0 東京農業大>
5番・飯倉が遊ゴロで攻撃終了。

東農大の先発は吉原正平。右上手の本格派である。
速球はかなり速い。MAXで140台が出ていたと思う。
変化球はスライダー、フォーク、カーブ、シュートかな?

1回裏。後攻は東京農業大学。
1番・松井は中前安打。
2番・原がバントで一死2塁。
3番・南田は四球で一死1、2塁。
4番・樺澤が速球で空振り三振。
5番・中野も捕邪飛で攻撃終了。

専修の先発は太田真司。右の上手投げ。
速球は常時で130キロ台前半かな?
変化球はシュート、スライダー、シンカー、カーブあたり。
シンカーはちょっと珍しい軌道で面白い。
金沢桜丘高3年の時に21世紀枠で選抜に出ている。

3回表。
専修は9番・森山が左前安打。
1番・矢幡がバントで一死2塁。
2番・板橋は四球で一死1、2塁。
3番・北田のカウント2-2から吉原が暴投。一死2、3塁。
北田は一ゴロエラーで出塁。一死満塁。
4番・秋月はスライダーで空振り三振。二死満塁。
5番・飯倉の2-2から再び暴投。三塁走者が生還してなお2、3塁。
<専修大 2-0 東京農業大>
飯倉は2-3から中前安打。二者が生還。
<専修大 4-0 東京農業大>

松井佑介の本塁送球はぎりぎりのタイミングだった。
確かに強肩である。
専修は6番・山崎が空振り三振に倒れて3アウト。

4回裏。
東農大は二死から6番・水島が四球で出塁。
7番・田中は右前安打で二死1、3塁。
8番・大沢は中前安打。三塁走者が生還も一塁走者は三塁タッチアウト。
<専修大 4-1 東京農業大>

6回表。
専修は無死から4番・秋月がストレートの四球で出塁。
秋月は次打者の初球に二盗を狙って失敗。
5番・飯倉も三ゴロで二死走者なし。
チャンス潰えたと思ったら…。
6番・山崎がカウント1-1から「打った瞬間」のソロ本塁打。
<専修大 5-1 東京農業大>
7番・山内も中前安打。8番・小牧は遊ゴロで3アウト。

吉原正平はこの回で降板。
6回5失点。失策が絡んだので自責は3。
被安打6、四死球2で奪三振は4。
点は取られたけどいい投手と思った。

7回表。
東農大は二番手投手に高木伴を起用する。
高木は市立川口高校出身の1年生。
180cm・70kgの右上手投げである。
プロ注目と聞いて昨年夏の予選をテレビ中継を見たな。
当時より下半身を使えるようになった。
ただ腕の「うねり」が無く窮屈に振ってる印象もある。
速球は目測で135キロくらい。
変化球はスライダーが素晴らしい。シュートも投げてたかな?
今日の投球内容は抜群である。
7回はポップフライ3つで三者凡退。8回は三者連続三振。

9回裏。
東農大は三番手投手に渡部光俊を起用する。
金足農業出身の4年生。172cm・72kgの左腕である。
去年はこいつがエースじゃなかったっけ?
スライダー、カーブと変化球の切れはいい。
専修は二死から8番・小牧、9番・森山が連続四球で1、2塁。

東農大はここで四番手投手に中村裕樹を起用する。
中村は市立川口高校出身の4年生。
182cm・78kgの右上手投げである。
速球はあまり速くない。120キロ台後半くらいだと思う。

専修は1番・矢幡がレフトフェンス直撃の二塁打。なお二死2、3塁。
<専修大 6-1 東京農業大>
2番・板橋が遊ゴロで3アウト。

専修大は太田真司が最後まで投げ切った。
被安打6、四死球3と走者は許しつつ要所を抑えた。
エース不在、入替戦も有り得るチーム状況でこの1勝は大きい。

松井佑介は4打数2安打。
今日は2本とも単打だけど基本は大物打ちだと思う。
バットを長く持って強振するスタイル。
足を軽く上げてタイミングを合わせる。
内角が得意みたいでベースの近くに立っていた。
まだちょっと打撃が粗くて「ボールを乗せる」上手さはない。
ボールを引っ叩く感じだった。
足は普通。肩はプロで充分やれるレベルだ。

安打  202 002 001 7 四
専修大┃103|001|001┃6 4
東農大┃000|100|000┃1 3
安打  100 201 011 6

専修大:○太田
東農大:●吉原、高木、渡部、中村


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2009年10月12日

高円宮杯決勝 横浜FM×磐田

高円宮杯第20回ユース(U-18)サッカー選手権大会。
「タカマド」は今日が決勝戦である。

マリノスは勝てば初優勝。
決勝進出は1995年の第6回大会以来。
14年ぶり2回目となる。
私は浪人生だったけどテレビで見ていた記憶がある。
筒井紀章、中丸貴之、松木秀樹、冨田学…。
そういう面子が清商に挑んで0-5で粉砕された!
1年生の小野伸二が大活躍だった。
磐田は1999年の第10回大会を制している。
クラブ勢として初の優勝だった。
強烈なプレスとチビッ子の速攻で一生を風靡した。

高円宮杯は2003年の第14回大会から秋開催に移行した。
全国9地域のプリンスリーグを予選とする本格的な大会となった。
決勝戦は体育の日。会場は埼玉スタジアムに固定されている。
定数が前年の結果に基づいて配分される。
参加資格はクラブユース、高校を問わない。
この業界らしい公明正大、完全実力主義の大会である。

横浜F・マリノスユース
GK 21 鈴木椋太  1年 187/71
DF  2 保田隆介  2年 171/64
    4 樋川愛輔  3年 181/64
    6 中田航平  3年 171/69
    3 岡直樹   3年 177/65
MF 26 熊谷アンドリュー
            1年 181/66
   12 後藤拓斗  2年 175/62
   11 天野純   3年 175/65
   15 高橋健哉  2年 170/61
   14 小野裕二  2年 169/57
FW  8 関原凌河  3年 171/62

−−−−−−−関原−−−−−−−
−-小野裕-−−高橋−−−天野−−
−−−−−後藤−−熊谷−−−−−
−岡−−-中田-−−樋川−−保田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−-鈴木椋-−−−−−−

ジュビロ磐田ユース
GK  1 大杉崇仁  3年 180/73
DF  5 小川大貴  3年 172/72
    4 伊村拓浩  3年 176/62
    3 永井鷹也  3年 180/79
   13 竹田清恭  2年 179/72
MF 10 上村岬   3年 169/66
   20 高山皓旦  3年 180/70
   15 清水貴文  2年 169/65
   14 鈴木凱士  2年 167/62
FW  7 海田佳祐  3年 172/64
    9 山下純輝  3年 173/62

−−−−海田−−−−山下−−−−
−−鈴木−−−−−−−−清水−−
−−−−−高山−−上村−−−−−
−竹田−−永井−−伊村−−小川−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大杉−−−−−−−


両チームのスタメンは準決勝から不変。
出場停止の選手が出なかった。

0分、マリノスは天野純が右サイドでセカンドボールに反応。
左足のダイレクトボレーが枠を捉える。
しかしGK大杉崇仁の正面。
開始34秒の「オープニングシュート」だった。

3分、マリノスは高橋健哉が小野裕二とワンツーパス交換。
右サイドから中にドリブルで切れ込む。
関原凌河がセカンドボールを右から中に戻す。
小野裕二のボレーシュートは枠の外。

5分、マリノスは左サイドからのFKを天野純が左足で蹴り入れる。
小野裕二がファーサイドに飛び込んでヘッド。これがゴールイン!
<横浜F・マリノスユース 1-0 ジュビロ磐田ユース>

9分、マリノスは磐田のCKからカウンター。
熊谷アンドリューがヘディングで跳ね返す。
高橋健哉が自陣から右サイドに開く。
小野裕二が追いついて左へ一気にサイドチェンジ。
関原凌河がエリア左角付近から少し中に切り返して右足一閃。
ミドルシュートがGK大杉崇仁の「虚」を突いてゴールイン。
<横浜F・マリノスユース 2-0 ジュビロ磐田ユース>

どちらもセットプレー絡み。
お互いの狙いが反映される「以前」の段階で試合は動いてしまった。

磐田は中盤、最終ラインがフラットの4−4−2。
組織的なゾーン・ディフェンスが持ち味である。
マリノス対策はもちろん考えていただろう。
例えば2トップが中に絞ってパスコースを切っていた。
両CBがボールを持ったらフォアチェックを掛ける。
熊谷アンドリューに入ったら中盤と挟む。
起点を潰す意図が見て取れた。

しかしマリノスも正面から仕掛ける愚は犯さない。
1タッチ、2タッチの細かいパス交換はしばらく封印。
サイドチェンジ、ロングフィードを多用してプレスを無効化していた。
マリノスの中盤、最終ラインはどの選手も長いキックを苦にしない。
熊谷アンドリューが駄目なら中田航平。中田が駄目なら樋川愛輔…。
後ろでじっくり横に動かして穴が見つかったら蹴る。
2点をリードしたから攻め急ぐ必要もない。
関原凌河、小野裕二、高橋健哉は小柄だけど球際が強い。
鋭い動き出し、コンタクトの強さでチェイシングが強烈である。
マリノスはゾーンプレス崩しの「王道」を実践していた。
両サイドに揺さぶって「穴」を拡げる。
裏に蹴って二列目から飛び出す。
そこにスキルが伴うとシンプルな攻撃も有効である。

磐田はボールの「奪いどころ」を見出せない。
カウンターは「前を向いて奪う」「中央で奪う」と威力を発揮する。
しかし横に振られ、後ろに下げられ攻守に持ち味が出ない。
FC東京戦のようにポジションを崩して前から追ってもよかったと思う。
しかし今日は両サイドが前に出ない。
ポジションを固めて「踏み込む」思い切りがない。
出たくても出られなかったのだろう。

試合のテンポが落ちてしばらく膠着。

18分、マリノスは自陣でじっくりキープ。
中田航平が後藤拓斗と前後のパス交換。
後藤はパスを戻すと一気に前線へ飛び出す。
中田航平は左サイドに叩く。
熊谷アンドリューが前線にロングフィード。
後藤拓斗が飛び込んでボールを収める。
エリア左から狙ったシュートは枠の外。

31分、マリノスは関原凌河が相手のドリブルをカット。
関原は少しボールを運んでシュート。
枠内に届くもGK大杉崇仁がブロック。

44分、マリノスは後藤拓斗が縦にクサビパス。
天野純がパスを受けると右から中に流れてスルーパス。
高橋健哉が走り込んでボールに絡む。
関原凌河がセカンドボールを拾って左に叩く。
小野裕二が左斜めから狙って決定的だがシュートは枠の上。

45分、マリノスは天野純が右サイドから前線にロングフィード。
小野裕二がDFと競って落とす。ヘッドが裏に落ちる。
高橋健哉がセカンドボールを拾って中央に1ステップ。
右足を振り抜いて25mの強烈ミドルを叩き込んだ!
<横浜F・マリノスユース 3-0 ジュビロ磐田ユース>

密かに小野裕二の持ち味が出た場面だと思う。
永井鷹也と競ってボールを落とした。
登録が正しければ体重差は20キロ以上ある。
でも小野は全く潰されなかった。
彼は柔でなく「剛」のプレーヤーである。
スピード、細かい技巧で相手を翻弄するタイプじゃない。
相手が潰そうとして身体を寄せるとむしろ術中。
小野裕二は当たりをずらして抜けてしまう。
方向転換、ボールタッチは「必要最低限」だ。

マリノスが3点のリードを奪って試合は折り返し。
しかし油断はできない。
鞠サポの間で「ピッチ1の悲劇」と語り継がれる?試合がある。
2006年8月2日。クラブユース選手権U-18の準々決勝。
マリノスは長谷川アーリアジャールのゴールで3点のリードを奪う。
しかし後半20分過ぎから立て続けに3失点。
延長戦で勝ち越されてFC東京に敗れた。
3点差を跳ね返した試合もある。
2006年12月23日。高円宮杯U-15の準々決勝。
マリノス追浜はFC前橋と対戦。
0−3からの4ゴールで逆転勝利を挙げた。
つまり「3点差は危険な点差」ということである(笑)
樋川愛輔、岡直樹、保田隆介、天野純、小野裕二が逆転勝ちの当事者。
FC前橋には現磐田ユースの清水貴文がいた。

さて試合は後半。
磐田は「目に見える変化」が無い。
今までのやり方、バランスを基本的に維持。
個々のリスクテイクは増えたけど大きな調整は無かった。

55分、磐田は清水貴文→内田恭兵。
そのまま右サイドハーフ。

56分、マリノスは関原凌河がセカンドを拾ってドリブル。右に叩く。
天野純は中に切れ込んで左足ミドルシュート。
GK大杉崇仁がパンチ。
関原凌河は右サイドでこぼれ球を拾うとダイレクトで中に折り返す。
小野裕二がファーサイドに詰めてヘッドを流し込んだ。
<横浜F・マリノスユース 4-0 ジュビロ磐田ユース>

58分、磐田は伊村拓浩が右サイドでルーズボールを拾って中に戻す。
上村岬は中に切り返して左足シュート。
GK鈴木椋太がパンチで枠の上に弾き出した。

66分、磐田は上村岬が縦にクサビパス。
DFが滑ってスペースを空けてしまう。
海田佳祐はパスを収めてドリブルで左に流れる。
海田の左足シュートはGK鈴木椋太がブロックして外。

上村岬は劣勢の中でも気持ちを切らさなかった。
セカンドボールによく絡み、ドリブルで果敢に仕掛けた。
彼はクレバーな選手である。
チームが優勢なら確実にボールを動かしていただろう。
でもこの時間は思い切って勝負。抜こうと思えば抜ける選手である。
ドリブル、ラストパスで際どい場面を演出していた。

67分、磐田は上村岬が右CKを右足で蹴り入れる。
混戦から高山皓旦がプッシュ。
中田航平がブロックも角度変わってゴールイン。
<横浜F・マリノスユース 4-1 ジュビロ磐田ユース>

69分、磐田は鈴木凱士→湯本凌。
布陣はこう↓
−−−−−−−永井−−−−−−−
−−−−海田−−−−山下−−−−
−−−内田−−上村−−高山−−−
−竹田−−湯本−−伊村−−小川−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大杉−−−−−−−


70分、マリノスは高橋健哉が左サイドからスローイン。
関原凌河が戻して高橋はエリア左にパスを落とす。
岡直樹はフリーで縦に突破して折り返す。
小野裕二が左足ボレーを叩き込んだ。
<横浜F・マリノスユース 5-1 ジュビロ磐田ユース>
小野裕二はハットトリック!

73分、マリノスは岡直樹→星雄次。

75分、マリノスは保田隆介がルーズボールをダイレクトで蹴り戻す。
これが左サイドに届く絶妙のサイドチェンジとなる。
小野裕二が中央に切れ込んで短くスルーパス。
関原凌河がエリア左に飛び込んで左足で流し込んだ。
<横浜F・マリノスユース 6-1 ジュビロ磐田ユース>

78分、マリノスは熊谷アンドリューが中盤でルーズボールを落とす。
保田隆介が左サイドに開く。天野純が縦に浮き球で落とす。
小野裕二はオーバーヘッドで中にふわっと折り返す。
最後は関原凌河がニアに飛び込んで左足ボレーを流し込んだ。
<横浜F・マリノスユース 7-1 ジュビロ磐田ユース>
関原もこれでハットトリックを達成。

79分、マリノスは天野純→星広大。
「星ツインズ」がピッチに入る。

82分、マリノスは後藤拓斗→榎本大希。
マリノスの最終布陣はこう↓
−−−−−−−榎本−−−−−−−
−-小野裕-−−関原−−−星広−−
−−−−−熊谷−−高橋−−−−−
−星雄−−中田−−樋川−−保田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−-鈴木椋-−−−−−−


83分、磐田は高山皓旦に警告。
86分、磐田は永井鷹也に警告。

89分、マリノスは中田航平が縦にフィード。
天野純が左サイドに開く。榎本大希がキープして右サイドに開く。
小野裕二がエリア右を抜け出してシュート。
しかしGK大杉崇仁がブロック。
小野はこれを決めればこれを決めれば山本大稀と並んで得点王だった…。

ロスタイムの提示は3分。

91分、マリノスは星広大が右サイドから突破を仕掛ける。
磐田DFがブロックしてセカンドボールがこぼれる。
関原凌河がこれに反応してエリア右を抜ける。
決定的だったがシュートはDFにブロックされた。
関原もこれを決めていれば…。

そのままタイムアップ。
マリノスが7-1と大勝して悲願の初制覇!

立ち上がりの2点が大きかった。
今大会のマリノスは「取り切れない」展開が多かったらしい。
でも今日は肩の力が抜けて「ゆとり」があった。
決定機を高確率でモノにしていた。

派手な試合だった。
関原凌河、小野裕二がハットトリック。
2人でヒーローインタビューを受けていた。
でも攻撃は水物である。
マリノスが例年と違うのはむしろ「守備」「粘り」だ。

中田航平の存在がかなり大きい。
危機察知能力が高い。潰し、カバーリングの出足がいい。
何より最終ラインからきっちり組み立てられる。
主将としてのリーダーシップもあったのだろう。
ちなみに中田航平のお父様はJFAアカデミーのU-16監督。
都立高の教員からJFAに引き抜かれて福島に着任している。
「育成手腕」は間違いなさそうだ(笑)

熊谷アンドリューは急成長が感慨深い。
5月にプリンス・リーグのヴェルディ戦を見た。
アンドリューをかなり注意して見ていた。
この試合の前半はボール奪取が「0回」だった。
ボランチとしてあり得ない数字だ(笑)
インターセプト、ブロック、セカンドボールの回収と嫌でも絡む位置である。
ただ「兆し」は感じた。
相手に寄せてる。守ろうとする「意欲」が出てきたな…と。
あれから5ヶ月。彼は凄まじい勢いで成長した!
献身的にカバーリングへ走る。相手と競ってボールを奪う。
守備をむしろ強みとする選手に化けた。
こういう変化がこの年代を見る醍醐味である。

マリノスは毎年のようにタレントがいる。
しかし近年は「悔しい結果」が続いていた。
3年前は素晴らしいチームだった。
田代真一、アーリア、斉藤陽介、水沼宏太がその後トップに昇格。
木村勝太は甲府入り。有力大学でレギュラーを獲得した選手も多い。
春のプリンスではFC東京を3-0と一蹴した。
戦力的には今年より恵まれていただろう。
しかしクラ選は前述の「ピッチ1の悲劇」で夢破れ…。
アーリアの怪我もあって秋冬も無冠に終わった。
今年のクラ選はベスト8進出。
しかし杉本健勇に派手なボレーを叩き込まれて…。
優勝したセレッソ大阪に延長戦で敗れた。

マリノスはユースに集まるサポーターが日本最多である。
皆さん本当に熱心。愛情と熱意を持ってチームに接している。
プライマリーからU-18まで寄り添う。
大学、他のクラブに旅立っても足を運ぶ。
単なる試合の勝利でなく「子供の成長」に喜びを感じているんだろう。
そういう「愛」が報われて良かった(笑)
他のスポーツはこういう楽しみ方が出来ない。
サッカー文化の豊かさだと思う。

「クラブ力」の勝利だと思う。
優勝の立役者は何より追浜U-15の坪倉進弥監督だろう。
(※弟さんもご活躍のようだが…)
スタメンのうち8人が追浜出身である。
松橋力蔵監督も半年でチームを一気に伸ばした。
二人とも下部組織(ユース、ファーム)の出身者である。
マリノスは親会社の経営悪化がクラブの運営に影響しているらしい。
でもこういう伝統、蓄積は継承してほしいと思います。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(4)TrackBack(0)サッカー(U18) 

2009年10月11日

東京六大学 立教×早稲田 2回戦

引き続いて東京六大学野球。
神宮球場の第二試合は立教と早稲田の対戦だ。
立教は勝ち点1。
大学王者・法政から勝ち点を取ったのは大きい。
早稲田は勝ち点2。5連勝中である。
昨日の一回戦は早稲田が3−2で勝っている。

立教大学
1番 中 五十嵐大典 4年 右左 172/72 新潟明訓
2番 遊 伊藤公俊  3年 右右 177/70 清水東
3番 左 田中宗一郎 3年 右左 175/85 佐賀西
4番 右 末藤一樹  4年 右左 176/78 東邦
5番 一 早瀬大喜  4年 右左 187/88 静岡
6番 三 岡崎啓介  2年 右右 172/75 PL学園
7番 二 中山怜大  4年 右右 170/70 日大三
8番 捕 前田雄気  3年 右右 182/84 米子西
9番 投 戸村健次  4年 右右 185/78 立教新座

早稲田大学
1番 中 川西啓介  2年 左左 170/64 早稲田実
2番 遊 松永弘樹  3年 右右 172/74 広陵
3番 右 土生翔平  2年 右左 180/76 広陵
4番 左 山田敏貴  3年 右右 178/77 早稲田実
5番 捕 杉山翔大  1年 右右 172/78 東総工
6番 一 原寛信   3年 右右 184/80 桐蔭学園
7番 二 後藤貴司  3年 右右 180/79 早稲田実
8番 三 宇高幸治  3年 右右 174/78 今治西
9番 投 福井優也  3年 右右 178/78 済美


1回表。
立教は1番・五十嵐が左前安打。
2番・伊藤公がバントで一死2塁。
しかし3番・田中宗が左飛、4番・末藤が中飛で先制ならず。

早稲田の先発は福井優也。
04年の選抜優勝投手。
05年に巨人からドラフト4位指名を受けて拒否。
一浪後「トップアスリート入試」に合格して早稲田に入学した。
今日の福井は速球が常時で140キロ台。
MAXは147キロである。
140キロ前後がカットボール、ツーシームに見えた。
スライダーは124〜128キロ。これを多投していた。

1回裏。
早稲田は一死から2番・松永が右中間に二塁打。
3番・土生が四球で一死1、2塁。
しかし4番・山田敏は三ゴロ併殺で3アウト。

立教の先発は戸村健次。
4年生でドラフトに掛かる可能性がある。
昨日は先発も3イニングで降板。負け投手になってしまった。
今日は2回戦だから見られないと思っていた。
でも昨日の投球回数が短いから連投。
彼を見られたのは「嬉しい誤算」である。
戸村は速球が常時で139〜146キロ。
今日のMAXは一球だけ150を記録した。
カーブが114〜119キロ。これをかなり投げる。
スライダーが120キロ台中盤。縦変化と横変化があった。
フォークが130キロ前後。
130キロ台中盤で半速球気味に変化する球種もある。
シュート、カットボールに見えたけどナチュラルかも。

3回裏。
早稲田は8番・宇高が右中間を破る二塁打。
9番・福井がバントで送って一死3塁。
1番・川西は左飛。2番・松永は126キロのスライダ−で空振り三振。

4回表。立教は一死から3番・田中宗が遊撃内野安打。
田中宗一郎は大学日本代表。意外と足が速かった。
4番・末藤は右前安打で一死1、2塁。
5番・早瀬大は左中間に二塁打。
田中が生還してなお一死2、3塁。
<立教大 1−0 立教大>
6番・岡崎は四球で一死満塁。
7番・中山は右前安打。一人還ってなお満塁。
<立教大 2−0 立教大>
8番・前田雄は143キロの速球で空振り三振。
9番・戸村は捕邪飛で3アウト。

4回裏。
早稲田は先頭の3番・土生が四球で出塁。
4番・山田敏はバントで送って一死2塁。
しかし5番・杉山が122キロのスライダーを見逃し三振。
6番・原は118キロのカーブを見逃し三振。
しかし今日の早稲田は何と消極的なんだ!

5回表。
早稲田は二番手投手に松下建太を起用する。
松下は明徳義塾高出身の4年。
179cm・72kgの右横手投げである。
中日が彼の上位指名を検討中という報道があった。
投げ急ぐ感じの忙しいフォームが独特だ。
速球も含めてシュートする球種が多い。
速球が常時で131〜134キロ。
今日のMAXは136キロだった。
ツーシームが125〜129キロ。
スライダーが115〜118キロ。
シンカーが110キロ台中盤。
他にカーブ、フォークがあるらしい。
細かい変化で打たせて取るタイプである。
もう少し見たかったけど1イニングで降板。
正直「これがプロに行く選手なのかな?」と不思議だった。
この回の立教は1安打のみで無得点。

6回表。
早稲田は三番手投手に池下弘晃を起用する。
池下は大冠高出身の3年生。大阪の高校らしい。
188cm・78kgの右上手投げである。
速球は136〜139キロ。
ツーシーム、カットが130キロ前後。
他にスライダー、カーブかな?

立教は無死から5番・早瀬大が右前安打。6番・岡崎が右飛。
7番・中山はエンドランから右前安打。一死1、3塁。
中山は司打者の初球に二盗成功。一死2、3塁。
8番・前田雄はカウント2−3からスクイズ。
これを空振りして三振。三塁走者は挟殺で併殺。

7回表。
立教は9番・戸村が左前安打。

早稲田はここで四番手投手に大野健介を起用する。
大野は静岡商業出身の2年生。
169cm・65kgの左腕である。
速球は常時で130台。今日のMAXは137キロだった。
変化球はスライダーが120キロ台中盤。
シュート(シンカー)が120キロ前後。
カーブが110キロ強かな?

立教は1番・五十嵐がバント成功。一死2塁。
2番・伊藤公は空振り三振。
3番・田中宗が右前安打。二死1、3塁。
4番・末藤は中前安打。
悪送球が絡んで二者が生還。なお二死2塁。
<立教大 4−0 早稲田大>
5番・早瀬大は投ゴロで3アウト。

8回表。
早稲田は五番手投手に楠田裕介を起用する。
楠田は岡山理大付属出身の4年生。
191cm・85kgの右上手投げである。
長身で手足が長くて柔軟。見るからに「逸材感」が漂っている。
でも実際に投げてみるとそれほどじゃない…。
速球はワインドアップだと140〜144キロ。
セットポジションだと133〜139キロ。
変化球はカットボールとツーシームが130台強。
カーブが109キロだった。
楠田は2イニングを投げて被安打2、無失点だった。

9回裏。
早稲田は二死から5番・杉山が四球。
大柄な左打者が代打で登場…と思ったら大石達也だった!
大石は戸村の投じた130キロのシュートで空振り三振。

戸村健次が早稲田を散発5安打に封じる完封勝利。
もっと荒削りな印象があった。
でも今日は多彩な変化球を交えて成熟した投球を披露。
今年の大学4年は人材不足である。
彼にその気があればドラフトで指名されるかな?

安打  100 412 311 13 四 失
立教 ┃000|200|200┃4 1 0
早稲田┃000|000|000┃0 3 1
安打  111 001 010 5 

立教:○戸村
早稲田:●福井、松下、池下、大野、楠田


試合のボックススコアはこちらでご覧下さい。

お蔭さまで色んな投手が見られた。
初めて見る、久しぶりに見る投手が目白押し。
更に戸村、松下とドラフト候補をチェックできた。
ただ試合としては「スペクタクル」と言い難い内容で…。
早稲田は13本もヒットを打たれてよく4点で済んだ。

早稲田が良かったのはバッテリーエラーがなかったこと。
杉山翔大は「蹲踞の姿勢」が素晴らしい。
しゃがんだ時にお尻の位置が地面へ接するほど低い。
足首、膝、股関節が特別に柔らかいんだろう。
彼はミットの捌きを直せば一気に捕球上級者になると思う。
かなり思い切った予想だけど…。

augustoparty at 23:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)大学野球 

東京六大学 明治×東京 2回戦

3日連続の神宮外苑です。
今日は東京六大学野球。第4週の2回戦だ。

大学野球のリーグは6校編成が多い。
総当りのリーグ戦。2戦先勝の「勝ち点制」が基本だ。
エースは1回戦に投げることが多い。
ただ今日は敢えて2回戦を見に来た。
いつも見てない投手をチェックしたいからだ。

第一試合は明治と東大の対戦。
1回戦は明治が13−1で勝っている。
明治は勝ち点1。早稲田に連敗して勝ち点を落とした。
東大は勝ち点0。7連敗中である。

明治大学
1番 遊 荒木郁也  3年 右左 180/75 日大三
2番 二 山口将司  3年 右左 160/64 春日部共栄
3番 左 多田隼仁  4年 右左 178/77 日大三
4番 一 謝敷正吾  3年 右左 178/80 大阪桐蔭
5番 三 千田隆之  4年 右右 183/80 日大三
6番 捕 安田亮太  4年 右右 178/83 PL学園
7番 右 矢島賢人  3年 右右 180/85 桐生第一
8番 中 小林卓麿  4年 右右 181/79 豊田西
9番 投 西嶋一記  3年 左左 186/86 横浜

東京大学
1番 左 古垣弘人  4年 右左 172/69 開成
2番 遊 岩崎脩平  2年 右左 178/74 海城
3番 右 内海翔太  2年 右右 176/70 土浦一
4番 中 鬼原崇   3年 右左 176/67 栄光学園
5番 一 秋末康佑  4年 右右 177/72 浅野
6番 三 濱田祥平  4年 右左 172/68 茨木
7番 二 盒桐差  4年 右右 170/66 米沢興譲館
8番 捕 田中淳   2年 右右 180/87 武生
9番 投 平泉豪祐  2年 右右 173/79 武蔵工大附


1回表。
先攻の明治は三者凡退。

東大の先発は平泉豪祐。右上手投げ。
速球は125〜133キロ。
シュート系の球種を多投する。
シュートが120〜28キロ。
シンカーが110〜115キロ。
他はカットボールが120台中盤。
スライダーが109〜114キロ。
カーブが102〜108キロ。
球種の識別が違ったらすいません。

1回裏。
後攻の東大も三者凡退。

明治の先発は西嶋一記。
横浜高が06年の選抜を制した時の二番手格だ。
中学時代にはシニアの全日本選抜に選ばれた。
速球は常時で135〜140キロ。今日のMAXが143。
シュートが128〜134キロ。
スライダーが120キロ台中盤。
カーブが110〜120キロくらいかな?
カットボールも投げていたかもしれない。
ナックルを投げるらしいけどどれか分からなかった。
立ち上がりから制球が安定。
あと東大が相手だとレベルが違う。
2回以降はしばらく走者を許さぬ好投を続けた。

2回表。
明治は一死から5番・千田が死球で出塁。
6番・安田は四球で一死1、2塁。
7番・矢島の当たりはレフト後方。
古垣弘人が追いつくも捕球できない。
フェンス直撃の三塁打となって二者が生還。
<明治大 2−0 東京大>
8番・小林卓も四球で一死1、3塁。
小林卓は次打者の2球目に二盗成功。
9番・西嶋は投ゴロ。二死2、3塁。
1番・荒木郁はレフト前に小飛球。
古垣弘人が前進。ダイビングキャッチも届かず二塁打。
<明治大学 4−0 東京大学>
2番・山口は二ゴロで攻撃終了。

3回裏。
東大の応援団は単調の調べを演奏。
「嗚呼玉杯に花うけて」でないか(笑)
旧制第一高校の寮歌である。
なお東大の攻撃は三者凡退。

5回裏。
東大は二死から6番・濱田が中前安打。
これが初の走者。完全試合、ノーヒットノーランは免れた(笑)
7番・高橋の2球目に濱田は二盗。二死2塁。
高橋は投手のグラブを弾く強襲安打。二死1、3塁。
8番・田中は右前安打。濱田が生還してなお1、3塁。
<明治大 4−1 東京大>
代打・小島大信はショート後方に渋いポテン安打。なお二死1、3塁。
<明治大 4−2 東京大>
1番・古垣は四球で二死満塁。
しかし2番・岩崎は空振り三振で攻撃終了。

6回表。
東大は二番手投手に前田善博を起用する。
東大はエースの鈴木優一が負傷で今季登板なし。
前田が昨日の1回戦でも登板してエース格らしい。
栄光OBの知人は「エースと4番が後輩」と喜んでいた(笑)
ちなみに党首も栄光出身である。栄光ゼミナールの方だが…。

前田は速球が127〜130キロ。
スローカーブが97〜102キロ。これを結構多投する。
スライダーが110キロ台前半。
ツーシームやフォークも投げていたかな?
なおこの回の明治は1安打、1四球で無得点。

7回表。
明治は代打・松田規誉が左前安打。
4番・謝敷が死球で無死1、2塁。
5番・千田はバント。
投手が一塁に悪送球で代走・中村将貴が生還。なお1、3塁。
<明治大 5−2 東京大>
千田は次打者の初球に二盗成功。無死2、3塁。
6番・安田は見逃し三振。
7番・矢島は左飛。レフトが一旦下がって慌てて前進。
記録上は安田のレフト前二塁打。一死2、3塁。
<明治大 6−2 東京大>
8番・小林卓は右邪飛。なお二死3塁。
<明治大 7−2 東京大>
9番・西嶋はライト線を破る二塁打。
<明治大 8−2 東京大>
1番・荒木は一ゴロで攻撃終了。

8回表。
東大は三番手投手に香取潤一を起用。
筑波大駒場出身の1年。登録は内野手。
178cm・67キロの右上手投げだ。
速球は128〜131キロ。
カットボールが121,2キロ。
カーブが100キロ。あとスライダーかな?

明治は2番・山口が死球で無死1塁。
山口は次打者の2球目に二盗成功。
3番・中村将貴は一ゴロで一死3塁。
4番・謝敷が中犠飛。
<明治大 9−2 東京大>
5番・千田は遊ゴロで3アウト。

8回裏。
明治は三番手投手に大越遼介を起用する。
大越は日大三高出身の4年生。
172cm・73kgの左横手投げである。
お父様の母校を相手に投げるんだな…。
速球は130キロ台中盤。
スライダーが120キロ強。
あとシンカー、フォークあたりを投げていたと思う。
8回の東大は1安打のみ。無得点。

9回裏。
明治は三番手投手に森田貴之を起用。
森田は大垣日大高出身の2年生。
高3春の選抜はチームを準優勝に導いた。
175cm・74kgの右上手投げである。
今日は速球が141〜148キロ。
ほとんどが速球系。
シュート、スライドする球種があった。
ナチュラルなのか意図した変化球なのか分からない。

東大は代打・久岡佳樹が142キロの速球で空振り三振。
6番・濱田は148キロの速球を見逃し三振。
代打・須貝譲は右飛で三者凡退。ゲームセット。
明治が連勝で勝ち点を「2」とした。

安打 020 201 300 8 四 失
明治┃040|000|410┃9 8 0
東大┃000|020|000┃2 1 1
安打 000 040 110 6

明治:○西嶋、大越、森田
東大:●平泉、山口、香取


試合のボックススコアはこちらでどうぞ。

典型的な東大の負けパターンだった。
四死球で走者を溜める。守備のミスが絡んで大量点になる…。
2回、7回とありがちな大量失点だった。
東大は3投手が明治に5四球&3死球を献上。
記録上の失策は一つだけど…。
「普通の守備ならアウトにできた」プレーが最低5つあった。
明大の投手陣が与えた四死球は1。守備陣はノーエラーだった。

俺の仮説を証明してるんじゃないかと思う。
スポーツにおける不可欠な天性はまず「センス」である。
身体操作の感覚、動作の正確性は才能に負う部分が多い。
むしろパワーの方が後天的に補える。
「下らないミス」は集中力や努力の不足を示さない。
かなり根の深い問題なんだと思う。

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2009年10月10日

高円宮杯準決勝 広島×磐田

高円宮杯U-16が9月6日に開幕して1ヶ月。
9月末に国体で空いた以外は毎週必ず試合があった。
広島は「5往復」することになる。
移動距離ならUEFAチャンピオンズリーグとそんな変わらない(笑)

高円宮杯U-18の準決勝。会場は国立競技場。
第二試合は広島と磐田の対戦である。
広島はA組を2勝1敗で2位抜け。
1回戦は神戸を2−0、準々決勝は藤枝明誠を2−0で破った。
磐田はC組を2勝1分けで1位抜け。
3戦目でクラ選王者のセレッソ大阪を破っている。
1回戦は青森山田を3−0、2回戦はFC東京を3−0で破った。

サンフレッチェ広島F.Cユース
GK 16 田村昇大  3年 182/62
DF 17 森保翔平  3年 166/58
    2 宗近慧   2年 181/74
    6 浅田裕史  3年 174/62
MF  5 元田涼介  3年 176/60
    7 中山雄登  3年 158/54
    8 茶島雄介  3年 161/55
   22 早瀬良平  2年 168/57
   11 砂川優太郎 2年 172/66
   10 大淳矢  3年 170/63
FW 23 井波靖奈  2年 178/68

−−−−−−−井波−−−−−−−
−−−-大−−−−−砂川-−−−
−早瀬−−茶島−−中山−−元田−
−−−浅田−−宗近−-森保翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田村−−−−−−−

ジュビロ磐田ユース
GK  1 大杉崇仁  3年 180/73
DF  5 小川大貴  3年 172/72
    4 伊村拓浩  3年 176/62
    3 永井鷹也  3年 180/79
   13 竹田清恭  2年 179/72
MF 20 高山皓旦  3年 180/70
   10 上村岬   3年 169/66
   15 清水貴文  2年 169/65
   14 鈴木凱士  2年 167/62
FW  7 海田佳祐  3年 172/64
    9 山下純輝  3年 173/62

−−−−海田−−−−山下−−−−
−−鈴木−−−−−−−−清水−−
−−−−−上村−−高山−−−−−
−竹田−−永井−−伊村−−小川−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大杉−−−−−−−


磐田は海田佳祐がスタメン。
某紙に「受験で不在」と書いてあったのだが…。

4分、磐田は清水貴文が右サイドをドリブルで突破。
エリア内にマイナスの折り返しを入れる。
海田佳祐がニアサイドから右足ボレーシュート。DFが触って外。

5分、磐田は右CKを上村岬が入れる。
これがファーサイドに流れて竹田清恭が左足ボレー。
GK田村昇大がブロック。

6分、広島は宗近慧が前線にロングフィード。
大淳矢がエリア右を抜けて反転&シュート。
決定的だったが枠の外。

13分、広島は井波靖奈に警告。
上村岬の突破に対する対応。

14分、磐田は小川大貴がドリブルで中央を強行突破。
小川は左にスルーパスを流す。
海田佳祐がエリア左に走り込んでシュート。
ゴールイン!と思ったらオフサイドで取消。

20分、広島は中山雄登のパスカットからカウンター。
茶島雄介が右サイドにスルーパスを入れる。
大淳矢はドリブルで運ぶ。
切り返して中に踏み込むと左足ミドルを叩き込んだ。
<サンフレッチェ広島 1−0 ジュビロ磐田>

大淳矢は既にトップ出場も果たしている逸材。
準々決勝は正直あまりいい出来じゃなかった。
ただ今日の彼は凄かったな。
ボディバランス、ドリブルの滑らかさが抜群。
キックも小さい振りでビシッと鋭い。
「レベルの違い」を感じた。

広島は賢く戦っていた。
磐田は「4−4−2」のゾーンで守る。
2トップは中に絞ってビルドアップのコースを消す。
中盤は横一列になってスペースを潰す。
「真ん中」の守備が堅い。奪ってからの速攻も脅威だ。

広島は「プレスの外」でボールを動かした。
中山雄登、茶島雄介と両ボランチはパスの能力が高い。
でも彼らは「クサビ」を全く使わなかった。
相手のプレスが揃っていたらボランチは後ろに下げる。
両サイドから仕掛けるか「裏」を狙うか。
もしくは奪ってカウンター。
リスクの少ない攻撃を選択していた。
これが磐田の良さを消し、広島の持ち味を引き出していた。
広島の最終ラインはキックの精度が高い。
前線の3枚はボールを追う能力が高い。動き出しもいい。
磐田の両CBは「前に出て潰す」のが得意。
でもスピードがあまりない。
単純なロングボールが意外な威力を発揮していた。

21分、広島は元田涼介に警告。

34分、広島は大淳矢がパワフルな右足ミドル。
GK大杉崇仁がパンチして外。

40分、広島は森保翔平?が前線にロングフィード。
茶島雄介が裏に抜け出してシュート体勢。
GK大杉崇仁が詰めてブロック。

43分、磐田は永井鷹也のインターセプトからカウンター。
鈴木凱士が縦にスルーパスを入れる。
海田佳祐がエリア左角付近から右足のループシュート。
GK田村昇大の指先を抜けて鮮やかにゴールイン!
<ジュビロ磐田 1−1 サンフレッチェ広島>

前半は1−1で折り返し。

53分、広島は砂川優太郎に警告。
上村岬の突破に対する対応。

60分、広島の波状攻撃。
中山雄登がワンタッチでスルーパス。
砂川優太郎がエリア右で切り返してシュート。
磐田は永井鷹也がブロック。

65分、広島は元田涼介が右サイドから中央に折り返す。
中山雄登がポストに入って落とす。
大淳矢は巧みな引き技でDFを外して左足ミドル。外。

66分、広島は早瀬良平に警告。

70分、磐田は高山皓旦が前線で相手のパスをブロック。
海田佳祐がエリア右を抜け出してシュート。
GK田村昇大?が触って外。

73分、広島は砂川優太郎→越智翔太。

75分、広島は森保翔平がDFラインからクリア。前線に繋がる。
井波靖奈がパワフルなドリブルで右サイドから中に切れ込む。
井波は越智翔太と左右のワンツーパス交換。
越智がゴール正面からワンタッチで右に落とす。
井波は左足でダイレクトボレー。
強烈なシュートがエリア右角付近から対角ネットに突き刺さった。
<サンフレッチェ広島 2−1 ジュビロ磐田>

まさに音速の貴公子(笑)
井波靖奈はヘミニス金沢出身の2年生。
夏に見た時は頼りない感じもあった。
ただこの年代は2ヶ月3ヶ月で伸びるから…。
自分から積極的に仕掛ける様子は「自信」が感じられた。

77分、磐田は左CKを上村岬が左足で入れる。
これがゴール前にこぼれて海田佳祐?がシュート。枠の上。

80分、広島は井波靖奈→玉田道歩。
玉田は本来レギュラーの選手。
夏のクラ選直前に負傷したと聞いている。
走り方を見るとまだ完調じゃない。
右足と左足の動きがアンバランスだった。

広島の布陣はこう↓
−−−−−−−玉田−−−−−−−
−−−-越智−−−−−大崎-−−−
−早瀬−−茶島−−中山−−元田−
−−−浅田−−宗近−-森保翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田村−−−−−−−


82分、磐田は清水貴文→湯本凌。
永井鷹也を前線に上げてパワープレー。
布陣はこうなる↓
−−−−−−−永井−−−−−−−
−−−-海田−−−−−山下-−−−
−鈴木−−高山−−上村−−小川−
−−−竹田−−湯本−−伊村−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大杉−−−−−−−


84分、磐田は上村岬が右CKを右足で入れる。
永井鷹也のヘッドはバー直撃。
跳ね返りが混戦になって湯本凌がシュート。
GK田村昇大がキープした。

86分、磐田は鈴木凱士→内田恭兵。
内田はそのまま左サイドに入る。

88分、広島は早瀬良平→川森有真。
広島の布陣はこう↓
−−−−−−−玉田−−−−−−−
−−−-大−−−−−川森-−−−
−越智−−茶島−−中山−−元田−
−−−浅田−−宗近−-森保翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田村−−−−−−−


ロスタイムの提示は3分。

91分、広島は上村岬が右CKを右足で入れる。
永井鷹也がゴール正面から打点の高いヘッドを叩き込んだ!
<ジュビロ磐田 2−2 サンフレッチェ広島>

磐田が起死回生の同点ゴール。
永井のヘッドは分かっていても封じきれない。
永井鷹也はFC CEDAC出身。
前橋育英の代田敦資がチームメートだった。
二人ともヘディングがやたら強い。
前も書いたけどこの年代の長野は「黄金世代」だった。
菊池大介、大目康史と有力選手が目白押しである。

磐田は永井を最終ラインに戻す。
最終布陣はこう↓
−−−−海田−−−−山下−−−−
−−内田−−−−−−−−湯本−−
−−−−−高山−−上村−−−−−
−竹田−−永井−−伊村−−小川−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大杉−−−−−−−


試合は10分ハーフの延長戦。

95分、広島は茶島雄介が強烈ミドルシュート。
GK大杉崇仁がパンチして外。

97分、磐田は伊村拓浩に警告。
109分、広島は越智翔太に警告。

延長はあと一つ二つ「メモを取るべき」プレーがあった。
でもこれが本日2試合目。
緊張感のある内容でしかも延長戦…。
私の集中力も限界に達していた(苦笑)

110分を終えて決着つかず。
決勝進出はPK戦の結果に委ねられることとなった。

先攻は磐田。
磐田1本目。永井鷹也が失敗。
GK田村昇大がブロック。
やはり「試合中に決めた選手が失敗」である。

広島1本目。茶島雄介が成功。
磐田2本目。高山皓旦が成功。
広島2本目。大淳矢が失敗。
GK大杉崇仁がブロック。

磐田3本目。海田佳祐が成功。
広島3本目。元田涼介が失敗。バーの上。
磐田4本目。上村岬が失敗。
フェイントを入れて左を狙うもGK田村昇大がブロック。
「遠藤保仁の悪影響」がここに…。

広島4本目。森保翔平が成功。
磐田5本目。山下純輝が成功。
広島5本目。田村昇大が成功。

以後サドンデス。
磐田6本目。伊村拓浩が成功。
広島6本目。玉田道歩のキックは枠の左外…。

死闘にようやく決着。
磐田がPK戦を5−4で制して延長進出を決めた。

私は磐田が有利と予想していた。
FC東京戦の内容が抜群だったからだ。
実際は思った以上に広島が優勢だった。
狙い通りに戦えていたのは間違いなく広島側である。
最後は気持ち、粘り…。あと運かな?
タフな戦いでした。

磐田ユースの監督は吉田光範氏。
オフトジャパンの主力だった往年の名選手だ。
普段は冷静な印象がある。
でも今日の終盤は立ちっ放し。
コーチングエリアに飛び出して熱く指示を入れていた。
あんな熱い吉田さんは初めてだったと思う。

上村岬はセットプレーで正確なキックが威力を発揮。
鋭い突破でからイエローカードを稼いだのも目に付いた。
シュートは一人で5本も打っている。
上村はプロ志望らしいけど昇格が決まってない。
今日は彼の能力を披露できていたんじゃないかな?
海田佳祐は受験をキャンセルして今日の試合に臨んだらしい。
突破、フィニッシュとボールによく絡んでいた。
彼がもしいなければ決勝進出は無かったろう。

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高円宮杯準決勝 横浜FM×三菱養和

高円宮杯U-18はついに準決勝。
国立にようやく到達しました。
第一試合は横浜Fマリノスと三菱養和の対戦。
マリノスはE組を組を2勝1分けで突破。
トーナメントは桐光を1−0、浦和を2−0で下した。
養和はA組を2勝1分けで突破。
トーナメントは前橋育英を2−1、米子北を2−1で下した。

横浜F・マリノスユース
GK 21 鈴木椋太  1年 187/71
DF  2 保田隆介  2年 171/64
    4 樋川愛輔  3年 181/64
    6 中田航平  3年 171/69
    3 岡直樹   3年 177/65
MF 26 熊谷アンドリュー
            1年 181/66
   12 後藤拓斗  2年 175/62
   11 天野純   3年 175/65
   15 高橋健哉  2年 170/61
   14 小野裕二  2年 169/57
FW  8 関原凌河  3年 171/62

−−−−−−−関原−−−−−−−
−-小野裕-−−高橋−−−天野−−
−−−−−熊谷−−後藤−−−−−
−岡−−-中田-−−樋川−−保田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−-鈴木椋-−−−−−−

三菱養和SCユース
GK  1 原田祐輔  3年 180/68
DF  5 大野瑞樹  3年 174/62
    3 中村侑人  3年 172/64
    4 内堀超   3年 184/73
    2 早川直登  3年 170/65
MF  6 中垣内優太 3年 170/58
   23 田鍋陵太  1年 176/63
   10 玉城峻吾  3年 167/60
    7 加藤大   3年 174/62
    8 田中豪紀  3年 170/66
FW  9 木村陽一郎 3年 185/76

−−−−−−−木村−−−−−−−
−−田中−-加藤−玉城-−田鍋−−
−−−−−−-中垣内-−−−−−−
−早川−−内堀−−中村−−大野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−原田−−−−−−−


11分、マリノスは熊谷アンドリューが前線に走り込んで長いボールを競る。
GKのパンチが小さい。
天野純がエリア右でセカンドボールを拾ってシュート。
これはGK原田祐輔がキープ。

12分、マリノスは中田航平が前線にロングボール。
小野裕二がエリア内に飛び出す。
小野はDFを背負ってターン。シュートに持ち込むが弱い。

13分、養和はGK原田祐輔が前線にロングフィード。
田鍋陵太が右サイドから抜け出してエリア内をえぐる。
田鍋はゴールすぐ右からシュート。
しかしGK鈴木椋太がブロック。

20分、養和はDFが小野裕二の突破をカットしてカウンター。
玉城峻吾が右に叩いて田鍋陵太がドリブルで一気に前進。
しかし田鍋が右斜めから放ったミドルは枠の外。

22分、マリノスは天野純が右サイドから折り返す。
中村侑人がヘディングでクリアするもゴール方向。
少しひやっとしたが枠のわずかに上。

25分、養和は右CKを玉城俊吾が蹴り入れる。
こぼれ球を加藤大がゴールイン!
と思ったらGK鈴木椋太に対するチャージで取消。

27分、養和のカウンター。
田鍋陵太が右にスルーパス。
木村陽一郎が走り込んでゴール右の少し遠い位置からミドル。
強烈なシュートが枠を捉えてGK鈴木椋太はファンブル。
しかし味方が詰めてなかった。

36分、マリノスは小野裕二の突破から右サイドでFKを得る。
熊谷アンドリューがすぐリスタート。
小野裕二がエリア右に動き出して折り返す。
後藤拓斗の右足ボレーは決定的だったが枠の外。

39分、マリノスは養和のハンドから中盤でFKを得る。
高橋健哉がすぐリスタート。エリア左にスルーパスを入れる。
関原凌河が完全にフリー。1対1を冷静に流し込んだ。
<横浜Fマリノス 1−0 三菱養和>

マリノスが立て続けに素早いリスタートから決定機。
「2回目の正直」で高橋健哉が決めた。

前半はマリノスのペースだったと思う。
攻撃は「遠近両用」だ。
中盤は1タッチ、2タッチのショートパスを交換。
熊谷アンドリュー、高橋健哉は狭いスペースでもボールを動かせる。
前半はそれ以上に「裏を狙ったロングボール」が効いていた。
小野裕二、関原凌河はボールを追うのが上手い。
抜け出し、競り合い、フォアチェックが得意である。
彼らが前に張ってDFと駆け引きする。
養和は最終ラインを「上げたいのに上げられない」状況だった。
そうすると前線は封じられても中盤が空く。
マリノスのパスワークが生きる。
「長いパスが短いパスを生かす」構図だった。

試合は後半。
52分、マリノスは高橋健哉がDFの裏にスルーパス。
小野裕二が左からゴール正面に少し流れてシュート。
CB中村侑人がブロック。

54分、マリノスはGK鈴木椋太がクリアミス。
木村陽一郎の頭を直撃して跳ね返る。
ヒヤッとする場面だったがゴールのわずか右に外れた。

56分、養和は早川直登が相手のクリアを左サイドで拾う。
早川は短く叩いて田中豪紀がドリブル。
田中は少し中に切れ込んで右足一閃。
30m近いライナー性のミドルが対角のネットに突き刺さった!
<三菱養和 1−1 横浜Fマリノス>
素晴らしいシュートでした。

後半は一進一退。完全な互角で推移する。
マリノスは中盤のパスミスが増えた。
裏へのロングボールも迫力が落ちる。
「動き出し」がちょっとずつ減っていたんだと思う。

58分、養和はエリア右角付近からのFKを加藤大が直接狙う。
鈴木椋太がパンチして外。

61分、マリノスは後藤拓斗に警告。
キックが相手の顔に入ってしまった。

67分、養和は早川直登に警告。遅延。

68分、マリノスは天野純が右サイドからのFKを左足で入れる。
強烈なライナー性のキックをGK原田祐輔がファンブル。
熊谷アンドリューが詰めてこぼれ球をシュート。
フリーで決定的な場面だったが枠の外。

71分、マリノスは高橋健哉→榎本大希。
マリノスの布陣はこう↓
−−−−−−−榎本−−−−−−−
−-小野裕-−−関原−−−天野−−
−−−−−熊谷−−後藤−−−−−
−岡−−-中田-−−樋川−−保田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−-鈴木椋-−−−−−−


72分、養和は内堀超→櫻岡徹也。
養和の布陣はこう↓
−−−−−−−木村−−−−−−−
−−田中−-加藤−玉城-−田鍋−−
−−−−−−-中垣内-−−−−−−
−早川−−櫻岡−−中村−−大野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−原田−−−−−−−


内堀超は負傷だと思う。
直前に痛んでしばらくプレーを続けていたけどここで交代。
主将、守備の柱として養和の躍進を支えた。
都内有数の進学校に在籍している。
プロ入りを目指せば可能なレベルの選手だった。
でも大会が終わったら受験勉強と聞いている。
マリノスの中田航平主将も学区のトップ校に通っている。
クラブの子を「サッカーだけやっている」と勘違いしする人がいる。
実際は「普通の高校生」である。文武両道が多くて驚く。
どこかの体育科みたいに「授業は午前で終わり」という世界じゃない。

75分、マリノスは後藤拓斗がエリア左にスルーパス。
関原凌河が縦に抜けてクロス。
天野純がファーに飛び込んでヘッド。しかし枠の外。

78分、養和は田鍋陵太に警告。シミュレーション。

80分、マリノスは熊谷アンドリューが左サイドから対角スルーパス。
天野純が左足のミドルボレーを狙うが惜しくもバー!

82分、マリノスは後藤拓斗→塩田光。
塩田は江南南、クマガヤSC出身。
江南南では原口元気、西澤厚志、志村智久と全国制覇を達成した。
街クラブに凄いメンバーが集結したものである。
マリノスの布陣はこう↓
−−−−−−−榎本−−−−−−−
−−塩田−−−関原−−-小野裕-−
−−−−−熊谷−−天野−−−−−
−岡−−-中田-−−樋川−−保田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−-鈴木椋-−−−−−−


84分、マリノスは中田航平が攻め上がってスルーパス。
榎本大希が左サイドからフェイントを入れながら中に流れる。
しかしシュートは外。

87分、養和は中垣内優太→前田大夢。
養和の布陣はこんな感じ↓
−−−−木村−−−−前田−−−−
−−−−−-加藤−−−−-田鍋−−
−−田中-−−−玉城-−−−−−−
−早川−−櫻岡−−中村−−大野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−原田−−−−−−−


ロスタイムの提示は4分。

91分、養和は早川直登に警告。
プレー内容はバックスタンド側でよく見えなかった。
これで2枚目。無常の退場である…。

養和の布陣はこう↓
−−−−−−−木村−−−−−−−
−−前田−−−加藤−−−田鍋−−
−−−−−−−玉城−−−−−−−
−田中−−櫻岡−−中村−−大野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−原田−−−−−−−


94分、マリノスは鈴木椋太がゴールキックを前線に蹴り入れる。
養和のDFがこれをクリアできず流してしまう。
榎本大希がエリア内に抜け出して仕掛ける。
かなり決定的な場面だったがシュートのタイミングを逃す。
GK原口祐輔が詰めてDFがクリア。

94分、マリノスは岡直樹→星雄次。
マリノスの布陣はこう↓
−−−−−−−榎本−−−−−−−
−−塩田−−−関原−−-小野裕-−
−−−−−熊谷−−天野−−−−−
−星雄−−中田−−樋川−−保田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−-鈴木椋-−−−−−−


90分を終えて1−1と決着つかず。
試合は10分ハーフの延長戦。

95分、マリノスは右CKを天野純が左足で入れる。
樋川愛輔?がニアからヘッドを落とす。
小野裕二がファーに詰めてシュート。しかし外。

97分、マリノスは天野純が左サイドからロングシュート。
GK原田祐輔が触って外。

101分、養和は大野瑞樹→後藤京介。
後藤は2年生。178cmのレフティー。
養和の最終布陣はこう↓
−−−−−−−木村−−−−−−−
−−前田−−−加藤−−−田鍋−−
−−−−−−−玉城−−−−−−−
−後藤−−櫻岡−−中村−−田中−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−原田−−−−−−−


109分、マリノスは中田航平に警告。
木村陽一郎へのラフなチャージ。

111分、養和はセカンドボールを拾ってカウンター。
後藤京介が前線にスルーパス。
これをGK鈴木椋太がファンブル。
木村陽一郎が詰めるがマリノスは辛うじてクリア。

110分&ロスタイムを終えてなお決着つかず。
決勝進出はPK戦の結果に委ねられることとなった。

養和は円陣を組んで盛り上げる。
やたらハイテンション。控えの選手も総立ちで盛り上げる。
マリノスは冷静。全員が着席していた。

先攻はマリノス。
マリノス1本目。中田航平が成功。
チップキックを正面に落とした。
養和1本目。玉城峻吾が成功。

マリノス2本目。天野純が失敗。
フェイントを掛けるもGKが不動。思わず正面に蹴ってしまった。
某氏が「遠藤の悪影響だ」と憤っていた(笑)
普通の選手は素直に蹴った方が成功率が高い。
養和2本目。木村陽一郎が成功。
「カズダンス」でベンチ、客席を煽る。

マリノス3本目。榎本大希が成功。
養和3本目。加藤大が成功。
マリノス4本目。関原凌河が成功。
養和4本目。田中豪紀が失敗。
バーに当ててしまった。
「試合中に決めるとPKは外す」ジンクスは結構根強い。

マリノス5本目。小野裕二が成功。
養和5本目。後藤京介が成功。
以後サドンデス。
マリノス6本目。星雄次が成功。
養和6本目。前田大夢のキックは失敗。
やはりバーに弾かれてしまった。

PK戦の結果は5−4。
横浜Fマリノスユースが決勝進出を決めた。

マリノスは決していい内容じゃなかった。
後半、延長戦とボールを動かしきれてない。
攻撃は「単発のパス」が目立った。
ただそれでも結果を出すのが例年との違いだと思う。
手数を掛けなくてもフィニッシュに持ち込める。
何よりディフェンスで粘れる。
樋川愛輔は木村陽一郎と互角以上のマッチアップ。
中田航平は統率、カバーリングに加えてパスが抜群だ。

マリノスは関東プリンスで養和に2−5で敗れている。
最大の違いは熊谷アンドリューだろう。
彼は春先から劇的に成長した。
パスセンスは追浜の時からずば抜けていた。
でも競り合う、ボールを奪う能力は皆無に近かった。
アンドリューが「戦える」選手になったことは大きい。

養和は大好きなチームだった。
やってるサッカーはもちろん楽しい。
それ以上にチーム、クラブの「一体感」が素晴らしい。
今日も控え選手、小中の養和っ子、父兄がいい応援をしていた。

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2009年10月09日

TL サントリー×ホンダ

今季最後のフライデー・ナイト・トップリーグです。
かなり寒かった。気候的に限界だろう。

今日は神宮外苑に大歓声が響き渡っていた。
駅を降りると係員が「売り切れ」と書いたプラカードを持っている。
秩父宮の前では「ここは神宮球場じゃありません!」という案内。
お隣でヤクルトと阪神の試合をしていた。
クライマックスシリーズ進出を賭けた大一番らしい。
売り切れてるのはそちらである。
秩父宮から神宮のスコアボードをチラ見する客が少なくなかった。
でも目線を向けなくても「声」で試合展開が分かった。
阪神が攻めていると盛り上がる。
ヤクルトファンの10倍くらい声が出ていた。

トップリーグは第5節。そろそろ中盤戦です。
サントリーは現在2位。3勝1分で勝ち点は17。
4トライ以上の「ボーナスポイント」をきっちり確保している。
ホンダは14チーム中の13位。0勝4敗で勝ち点は1。
この勝ち点は「7点差以内負け」によるものである。

サントリーサンゴリアス
PR  長谷川圭太 26才 181/115 中央大
HO  山岡俊   33才 174/100 明治大
PR  畠山健介  24才 178/122 早稲田大
LO  篠塚公史  26才 196/109 法政大
LO  眞壁伸也  22才 192/110 中央大
FL  W・ファンニエルデン
         30才 197/110 チーターズ
FL  佐々木隆道 25才 184/98  早稲田大
NO8 竹本隼太郎 26才 183/98  慶應義塾大
SH  グレーガン 36才 173/76  トゥーロン
SO  野村直矢  25才 179/83  法政大
WTB 小野澤宏時 31才 180/87  中央大
CTB R・ニコラス 30才 192/100 ハイランダーズ
CTB 平浩二   26才 185/95  同志社大
WTB 長友泰憲  24才 176/85  中央大
FB  有賀剛   25才 175/84  関東学院大

ホンダヒート
PR  大橋幸平  28才 176/111 摂南大
HO  天野豪紀  22才 174/109 帝京大
PR  久保木貴紀 32才 179/103 流通経済大
LO  塚本篤志  22才 189/105 明治大
LO  佐藤剛   32才 197/118 三洋電機
FL  金栄釱   26才 179/94  大阪産業大
FL  北川忠資  26才 180/96  関東学院大
NO8 W・スミス  27才 195/113 ベイ・オブ・プレンティ
SH  吉田達也  29才 161/70  龍谷大
SO  小西大輔  26才 171/80  帝京大
WTB 木村允彦  25才 166/82  帝京大
CTB G・フェアバンクス
         27才 175/84  ブランビーズ
CTB A・トゥプアイレイ
         29才 187/116 カンタベリー
WTB 山田章仁  24才 181/88  慶應義塾大
FB  嶋将一   24才 180/86  大阪体育大


7分、ホンダは自陣のスクラムでアーリーエンゲージの反則。

9分、サントリーは有利な位置でスクラムを押す。
しかしSHのグレーガンがノックオン。

サントリーのSHはジョージ・グレーガン。
トップリーグに大物が増えたけど彼は特別である。
オーストラリア代表でW杯4大会に出場。優勝1回。
2001年からは主将を6年間も務めた。
テストマッチの世界最多キャップ記録を持っている。
来日して今年が2年目。
昨年はコンディション不良らしく期待外れなプレーだった。
でも今年は開幕からしっかりスタメンで出ている。

13分、サントリーは相手陣内深くでスクラムを得る。
まず左のブラインド側をFWが突いて右オープンに展開。
グレーガン、野村直矢と繋いでニコラスは飛ばしパス。
有賀剛がライン参加。最後はWTB長友泰憲が左隅で抑えた。
コンバージョンはライアン・ニコラスが成功。
<サントリー 7−0 ホンダ>

一気の高速展開で順目に回した。
有賀剛がいいタイミングでオーバーラップ。
10と12の間には11が「おとり」に入っていた。
なかなか息の合ったムーヴだった。

サントリーはスクラム、モールとかなり優勢。
ラインアウトの確保もほぼ100%である。
ただ去年、一昨年と違って「FW頼り」のラグビーじゃない。
ボールを盛んに動かす積極的なラグビーである。

21分、ホンダは右ラインアウトをキープ。
CTBトゥプアイレイが縦に突進してインゴールに迫る。
サントリーがハンドの反則を犯してホンダのスクラムで再開。
ホンダは左に展開。
CTBフェアバンク、FB島将一と繋ぐ。
しかしサントリーのDFが圧力をかけてターンオーバー。

ホンダFW戦でかなり苦労していた。
攻撃はやはりバックスを生かす狙いである。
アリシ・トゥプアイレイが盛んにインサイドを突進。
山田章仁も得意の急加速スワーブから仕掛けていた。

山田は大学ラグビーの花形だった選手。
ホンダに入社して今年が2年目になる。
当時2部のホンダに入ったのはちょっと不思議だった。
ホンダだけが「プロ契約」「欧州挑戦容認」という条件に応じたらしい。
三木亮平は山田の加入で弾き出されちゃったのかな?
三木が2,500万円の契約だったらしいので山田も…。

24分、サントリーは相手陣内で左サインアウトをキープ。
まずモールで押して、ラックを連取。
グレーガンが右オープンに展開。
PR畠山健介、LO眞壁伸也とFWがパスを繋ぐ。
眞壁は反時計回りで外を向いていいタイミングでボールを離す。
ライアン・ニコラスが一気に抜けてそのまま走り切った。
<サントリー 14−0 ホンダ>
ラインが揃ってないのにすぐ振ったのがグレーガンの「嗅覚」かな?

27分、サントリーは中央付近のスクラムからグレーガンが右に展開。
有賀剛が縦を突いて素晴らしい突進。
3人4人と抜いて約50mをゲインする。
有賀は内に返してWTB長友泰憲がフォロー。そのままトライ。
<サントリー 21−0 ホンダ>

29分、ホンダはウォーレン・スミス→ダニエル・リンディー。

41分、サントリーは相手SOのキックをFLファンニエルデンがブロック。
相手陣内でカウンターのチャンスを得る。
グレーガンが右オープンに展開。
SO野村直矢はラインの裏にグラバーキック。
ホンダはNO8リンディーがブロックするも相手側にこぼれてしまう。
CTB平浩二が走り込んでルーズボールをキープ。トライ。
<サントリー 26−0 ホンダ>

既にラストプレーのホーンが鳴っていた。
ホンダはちょっと勿体ない失点。
まぁ点差的に仕掛けなくてはいけない状況だったけど。

試合は後半。
40分、サントリーは山岡俊→青木佑輔。G・グレーガン→成田秀悦。
40分、ホンダは塚本篤志→平井聡。

グレーガンはどうだったろう?
評価に悩むところである。
イソップさんはどう思いますか?(笑)
パスアウトのテンポはあまり速くなかった。
「どういう意図で試合を作っていたか」によるな。
リスクを冒さず丁寧に出していたのかもしれない。
「速く出さない」のか「速く出せない」のかで大違いだ。

52分、サントリーは長谷川圭太→金井健雄。佐々木隆道→元申騎。

53分、サントリーは相手の「ノット5m」から仕掛けてラックを連取。
眞壁伸也が左サイドで縦を突く。
最後はPR金井健雄がピック&ゴー。左隅で抑えた。
<サントリー 33−0 ホンダ>

54分、ホンダは久保木貴紀→元公法。

61分、ホンダは天野豪紀→日出山繁。嶋将一→上田泰平。
61分、サントリーは篠塚公史→ハレ・ティーポレ。

63分、サントリーは右ラインアウトをキープ。
15mくらい押して最後は金井健雄がトライ。
<サントリー 38−0 ホンダ>

63分、サントリーは野村直矢→宮本啓希。長友泰憲→北條純一。
64分、ホンダは小西大輔→古屋孝広。

68分、ホンダはジーン・フェアバンクス→上田雅俊。

72分、ホンダは山田章仁が自陣から強引に持ち出す。
サントリーはこれをターンオーバー。
成田秀悦が中から右に振って有賀剛が裏に抜ける。
ハレ・ティーポレがいい位置でサポートしてトライ。
<サントリー 45−0 ホンダ>

しかし今日の有賀は切れていた。
トライは取ってないけど「決定的なお膳立て」が3つ。
一気の加速、腰の強さと今まででも最高の状態だ。

場内には「セブンスの五輪採用決定」の速報が出る。
もう決まったもんだと思っていた…。

74分、サントリーは相手陣内でラックをインターセプト。
眞壁伸也が縦を突いてポイントになる。
これを畠山健介が左オープンにパスアウト。
平浩二、宮本啓希、ティーポレと順目に繋ぐ。
最後はWTB小野澤宏時が左隅で抑えた。
<サントリー 52−0 ホンダ>

今年のサントリーらしい攻めかもしれない。
若いFWがフィールドプレーによく絡む。
この場面は122キロの畠山健介がSH役をやっていた。
彼はボールを運ぶだけでなく「動かす」ことも得意。
アジリティ、クイックネスのある選手である。
畠山は今日のマンオブザマッチだった。
眞壁伸也は中央大出身の新人。
運動量、突進力が抜群。
彼のクラッシュがチーム全体に勢いを与えていた。
調べたら眞壁も4節までに2回マンオブザマッチに選ばれている。
見るからに効いていた。

眞壁はちょっと思い入れのある選手だ。
5年前の埼玉国体で宮城県少年男子の試合を見た。
一人だけ仙台育英じゃない選手がいる。
所属は仙台工業高。190cmの大型選手だ。
過去に高校代表候補は絡んでない。
貴重な大型選手だから呼ばれたんだろう。どうせ動けない選手だろうと。
そうしたらそいつがよく動く。フィールドプレーにもしっかり絡む。
「もしかしてこいつは逸材じゃないか?」と。
当時はその世代のラグビーを見慣れてなかったので自信がなかった(笑)
直後にU19へ呼ばれて俺は間違ってなかったと…。
中央大の時は見てないけど久しぶりに見て驚いた。
こういうプレーをコンスタントにできれば間違いなく代表でしょう。
名前は「伸也」でいいのかな?去年まで「伸弥」の表記だった。

隣の神宮球場に目をやると試合が終わっている。
ヤクルトがCS出場を決めたらしい。
どっちが勝ってもいいけど試合の終了時間が重なる。
帰りの電車が混みそうだ…。

78分、ホンダは相手陣内でペナルティを得てすぐ再開。
SH吉田達也が左に展開。
トゥプアイレイが縦を突いてオフロードで繋ぐ。
最後はダニエル・リンディーが左隅に抜けてトライ。
<サントリー 52−5 ホンダ>

ホンダが一矢を報いるも直後にタイムアップ。
サントリーの快勝でした。

金曜夜に開催する試みは悪くない。
個人的には他の試合と日程が重ならないので助かる。
私は今季の金曜開催4試合に皆勤した。
ただ一人で見るには辛い雰囲気である。
会社帰りの人が集団で来る。みんなで楽しく飲む。
ラグビーは他の競技に比べて「飲酒率」が高い。
金曜の晩は特に高い。
仕事帰りに楽しく盛り上がっているのは素晴らしい。
私だって飲む時は飲む人である。彼らを邪魔したくない。
でも「ひとりで真面目に見る」雰囲気とは程遠い。
どうしても集中の妨げになる。
ああいう雰囲気で逆にラグビーから遠ざかる人もいると思う。
少なくとも女性、未成年が一人で見に来る雰囲気じゃない。

「禁酒席」を作ってくれないかな?

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(6)TrackBack(0)ラグビー 

日本選手権予選 明治安田×住金鹿島

台風がやっと去った。
いくつか予定を入れていたけど…。
野球の試合はもちろん中止。
7日のJ2観戦も自重した。
屋根下で見ると高い。遠くに出かけて交通が乱れるのも怖い。
だから丸3日動けなかった。
観戦中毒者にとっては辛い日々である…。

今日は社会人野球とラグビーを掛け持ちする。
まず大田スタジアム。
日本選手権の関東代表決定戦を見に行った。
選手権は都市対抗と並ぶ社会人の二大タイトルだ。
大阪ドームで11月末に開催される。
都市対抗と違って補強制度がない。
純粋にチーム、企業の実力を問う大会である。
出場は計32チーム。
都市対抗、全国クラブ選手権など11大会を制すると予選免除となる。
既に8チームが出場資格を得た。
ENEOS、ホンダなどが複数の大会で優勝して枠の重複がある。
これによって関東の枠が4から6に増えた。

この日、この会場を選んだ理由がある。
まだ見てない有力チームが3つ揃っている。
都市対抗で既に20チームくらい見たのだけど…。
見れば見るほど更に見たくなるのがマニア心理である(笑)
第一試合は明治安田生命と住友金属鹿島の対戦。
あと2つ勝てば本大会出場決定の試合である。
明治安田は都市対抗出場が通算3回。
昨年のドラフトで小林高也選手が中日から育成枠で指名された。
住金鹿島は都市対抗出場が通算12回。
昨年のドラフトで井坂亮平投手が楽天からドラフト3位の指名を受けた。
井坂は今季15試合に登板。新人ながら楽天の躍進に貢献した。
なお住金鹿島は阿波野秀幸氏が投手コーチを務めている。

明治安田生命
1番 左 加藤孝紀  右右 178/79 23才 東海大
2番 三 相原真人  右右 178/80 29才 帝京大
3番 中 須貝健平  右右 174/71 27才 創価大
4番 右 荒川正志  右左 175/74 25才 東海大
5番 一 松石悠佑  右右 185/95 26才 亜細亜大
6番 二 米丸良太  右左 163/60 27才 佛教大
7番 遊 森川隆宏  右右 179/72 24才 佛教大
8番 指 今福哲也  右左 184/86 23才 慶應義塾大
9番 捕 佐藤章晶  右左 173/77 28才 中央大
   投 平田大地  左左 176/75 25才 立教大

住友金属鹿島
1番 二 福盛陽平  右右 178/78 23才 徳山大
2番 遊 藤澤英雄  右右 178/78 35才 法政大
3番 左 松本卓   右左 177/75 34才 神奈川大
4番 指 吉田慎太郎 右右 180/82 22才 郡山高
5番 右 中倉裕人  右左 175/72 23才 東洋大
6番 中 橋本博行  右右 175/73 29才 東海大
7番 一 二村俊之  右右 180/75 30才 徳山大
8番 三 岩永雅大  右左 174/69 24才 関東学院大
9番 捕 田島一憲  右右 178/80 22才 明治大
   投 川畑孝弘  右右 170/65 30才 関東学院大


球場の外でプレーボールのサイレンを聞いた。
中に入ると既に一死1塁。
試合開始の予定時間は10時。
実際は9時51分くらいに始まっていた。
こういうことが結構あります。

1回表。
明治安田生命は一死1塁から須貝がバント成功。二死2塁。
4番・荒川はかなり粘るも二ゴロ。

住金鹿島の先発は川畑孝弘。
右のスリー久ォーター。
速球は常時で129〜133キロ。
今日のMAXが134だった。
シュート(シンカー?)が118〜126キロ。
スライダーが121〜125キロ。
カーブが90キロ台後半。
もうちょっと細かく種類があったと思うけど判別できず。
基本的に「左右に揺さぶって小さな変化球を打たせる」タイプ。

1回裏。
後攻の住金鹿島は三者凡退。

明治安田生命の先発は平田大地。
左の上手投げ。
速球が序盤は常時129〜135。
終盤で125〜132くらい。
今日のMAXが136キロだった。
シンカー系の沈む変化球が113〜121キロ。
スライダーが117〜122キロ。
カーブが91〜100キロ。
カット、ツーシーム系が120台中盤だと思う。

2回表。
明治安田は一死から6番・米丸が右前安打。
7番・森川がバントで二死1塁。
8番・今福は左前に巧みな流し打ち。二死1、3塁。
しかし9番・佐藤が川畑の初球を遊直。先制ならず。

2回裏。
住金鹿島は先頭の4番・吉田が右前安打。
5番・中倉がバント成功。一死2塁。
6番・橋本が四球で歩いて一死1、2塁。
しかし7番・二村が二飛。8番・岩永も二ゴロで攻撃終了。

その後は両投手の好投が続く。

5回表。
明治安田は8番・今福が遊撃内野安打。
9番・佐藤がバントも投ゴロ併殺。
1番・加藤が歩いて二死1塁。

住金鹿島はここで二番手投手に宮崎浩精を起用。
宮崎は花咲徳栄高出身の25才。
174cm・78kgの右スリークォーターである。
速球は常時で130キロ前後。今日のMAXが131。
スライダー、シンカーが110キロ台中盤。
120キロ台前半の半速球も投げていた。カットかツーシームだと思う。

明治安田は加藤の二盗失敗で攻撃終了。

5回裏。
住金鹿島は一死から7番・二村が四球。
8番・岩永が遊撃内野安打で一死1、2塁。
9番・田島がバントで送って二死2、3塁。
しかし1番・福盛が二飛で3アウト。

6回表。
明治安田は一死から3番・須貝が中前安打で出塁。
4番・荒川はレフト線にポトリと落とす二塁打。一死2、3塁。
5番・松石は投ゴロで走者動かず。二死2、3塁。
6番・米丸は俊足を飛ばして遊撃内野安打。一人還ってなお1、3塁。
<明治安田生命 1−0 住友金属鹿島>
7番・森川は三ゴロ。正面だったが三塁手がファンブル。
一人還ってなお1、2塁。
<明治安田生命 2−0 住友金属鹿島>

住金鹿島はここで三番手投手に長岡哲司を起用。
長岡は國學院大出身の25才。175cm・72kgの左腕である。
前回のW杯は田澤純一、攝津正と共に代表へ選ばれた。
今年の都市対抗は日立製作所の補強選手になっている。
注目選手だから私も真面目にチェック…。
と思ったら1球で降板してしまった。
明治安田は8番・今福がライト線に鋭いライナー。
ライトの中倉裕人が鋭いダッシュで好捕して3アウト。

今福哲也は甲府一高時代に投打で注目されていた。
ドラフト候補に名前が上がっていたはずである。
慶応大で野手に転向して明治安田生命に入社した。
約1年ぶりに見たけど打撃が明らかに良くなってる。
1打席目、2打席目と「上手い!」という流し打ち。
3打席目は凡退だけど引っ張りで強打。
あと何cmで二点タイムリーという当たりだった。
中倉裕人は東洋大で1年春からレギュラーを確保。
4連覇、日本選手権優勝に貢献して大学日本代表にも選ばれた。
二人とも1年生だから今年のドラフトは掛からない。
ただ来年は「可能性」があると思う。

7回表。
住金鹿島はこの回から四番手投手に加賀繁を起用。
社会人2年目。上武大出身の24才。
181cm・81kgの右サイドハンドである。
上武大では石川俊介(現阪神)と二枚看板だった。
彼の登板を見てネット裏のスカウトがスピードガンを構える。
どうやら「興味の対象」らしい。
速球が常時で135〜139キロ。今日のMAXは140だった。
ちょっと癖球である。
カット、ツーシーム風の球筋があったけどナチュラルだと思う。
変化球はスライダーが118〜125キロ。
シュート(シンカー)が122,3キロ。

明治安田は9番・佐藤が一ゴロ。
1番・加藤はスライダーを見逃し三振。
2番・相原はスライダーを空振り三振。

8回以降も加賀は好投。
3回を投げて無失点。被安打は2で無四球。
奪三振は4を数えた。

9回裏。
ここまで好投の平田大地に疲れが出る。
住金鹿島は一死から5番・中倉が四球。
6番・橋本が左前安打で一死1、2塁。

明治安田はここで二番手投手に鈴木亮を起用する。
鈴木は愛知工業大出身の28才。
183cm・80kgの右上手投げである。
速球は128,9キロ。スライダーが110台後半。
セットポジションの間合いがやたらと長い。
呆れて測ったらグラブを7秒くらい静止していた。

鈴木は7番・二村の初球に暴投。一死2、3塁。
二村は四球で歩いて一死満塁。
住金鹿島は「一打同点」のチャンス。
しかし8番・岩永が二ゴロ併殺で3アウト。ゲームセット。

安打   020 113 002 9 失
明治安田┃000|002|000┃2 0
住金鹿島┃000|000|000┃0 1
安打   010 010 101 4

住金鹿島:川畑、●宮崎、長岡、加賀
明治安田:○平田、鈴木


明治安田は平田大地が被安打4、四死球4と好投。
接戦を制して日本選手権出場まで「あと1勝」とした。

augustoparty at 18:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)社会人野球 

日本選手権予選 茨城トヨペット×日本通運

第二試合は茨城トヨペットと日本通運の対戦。
やはり「あと2勝で日本選手権出場決定」の試合。
茨城トヨペットは茨城県予選3位。
初めて見る。というか初めて聞く。
知っている選手はいないけど投手コーチが元プロ選手。
「弟やん」こと松沼雅之氏が勤めている。
日本通運は都市対抗出場通算36回の名門。
辻発彦、大塚晶文といった名選手がここのOB。
昨年のドラフトでは野本圭外野手が中日に1位指名された。

茨城トヨペット
1番 遊 斉藤明彦  右右 170/70 24才 旭川大
2番 二 須藤裕教  右右 175/72 23才 常盤大
3番 中 齋藤由以  右左 180/80 24才 常盤大
4番 右 松本貢兒  右右 185/85 25才 日本大
5番 指 澤高史   左左 180/80 22才 獨協大
6番 一 根本茂弘  右右 177/95 24才 北海道東海大
7番 左 古橋満久  右右 177/78 22才 上武大
8番 捕 野口裕貴  右右 177/75 24才 東洋大
9番 三 鈴木康太  右右 163/66 22才 常磐大
   投 堀川貴広  右右 185/83 22才 常磐大

日本通運
1番 遊 澤村幸明  右右 176/78 29才 法政大
2番 三 遠藤徹   右左 167/66 22才 創価大
3番 左 榎篤久   右左 182/75 22才 富士大
4番 一 小松真   右右 184/90 30才 立正大
5番 指 新垣道太  右右 180/75 30才 駒澤大
6番 右 山口祐作  右左 172/68 26才 城西大
7番 捕 鈴木健司  右右 177/80 29才 亜細亜大
8番 二 大槻悦史  右左 175/71 25才 東洋大
9番 中 小甲和俊  右右 177/75 26才 北海道東海大
   投 野村健太  左左 182/84 25才 三重中京大


茨城トヨペットは10人中4人が常磐大出身。
水戸にある私立大である。
野球部は関甲新学生連盟に所属。
久保田智之、小野寺力を輩出している。

1回表。先攻の茨城トヨペットは三者凡退。

日本通運の先発は野村健太。
左の上手投げ。ややスリークォーター気味である。
速球は常時で128〜131キロ。
変化球はスライダーが120キロ前後。
一瞬だけふわっと浮いて抜ける独特の球筋だ。
シンカーが110キロ台中盤。
カーブが100キロ台後半。
球種を見損なっていたらすいません。

1回裏。
日本通運は1番・澤村が左前安打。
2番・遠藤がエンドランで二ゴロ。一死2塁。
3番・榎は遊ゴロ。二死3塁。
4番・小松が三塁線を破る二塁打。
<日本通運 1−0 茨城トヨペット>
5番・新垣が四球で二死1、2塁。
6番・山口は中飛で3アウト。

茨城トヨペットの先発は堀川貴広。
常磐大出身の新人である。
吉岡興志、西野亨信と好投手揃いの学年だった。
遡ると東北高校の出身。
ダルビッシュ有、真壁賢守の同学年だった…。
スタンスが狭く「立ち投げ」気味の変則フォームだ。
速球が126〜131キロ。
変化球はスライダー、フォークが110キロ台〜120キロ。
カーブが103〜109キロ。
そんな感じだと思う。

日本通運は毎回のように走者を出す。
2回は一死満塁。
3回は二死1、2塁。
4回は無死1塁、一死3塁…。
しかしチャンスに一本が出ない。

5回裏。
日本通運の打線がようやく爆発。
3番・榎が一ゴロエラーで出塁。
4番・小松が左前安打。無死1、2塁。
5番・新垣がバントで送って一死2、3塁。
6番・山口は三ゴロエラーで生きる。
一人還ってなお一死1、3塁。
<日本通運 2−0 茨城トヨペット>
7番・鈴木の二球目に山口が二盗成功。
鈴木は投手強襲安打。一人還ってなお一死1、3塁。
<日本通運 3−0 茨城トヨペット>
8番・大槻は左前安打。一死1、2塁。
<日本通運 4−0 茨城トヨペット>
9番・小甲は中前安打。一死1、2塁。
<日本通運 5−0 茨城トヨペット>
1番・澤村は左中間を破る三塁打。
<日本通運 7−0 茨城トヨペット>

茨城トヨペットはここで二番手投手に飯田直人を起用。
飯田は大正大出身の24才。
182cm・68kgの左上手投げである。
アーム式でやっぱりフォームが変則的。
速球は100キロ台後半。
100キロ前後がスライダーかな?
飯田が後続を何とか抑えて日通は3アウト。

6回表。
日本通運はこの回から二番手投手に牧田和久を起用。
牧田は平成国際大出身の24才。
178cm・78kgの右下手投げである。
速球は119〜123キロ。
ただ下手なので数字以上に威力がある。
変化球はスライダーが110台中盤。
カーブ、シュートが100キロ台中盤。かな?
牧田はこの回の攻撃を3人で打ち取った。

7回表。
日本通運はこの回から三番手投手に阿南徹を起用。
阿南は城西大出身の25才。182cm・73kgの左腕である。
先月のW杯では日本代表に選ばれている。
ドラフト候補らしい。
スカウトがカバンからスピードガンを取り出す。

阿南は3人、9球で火消し成功。
7回の時点で7点差以上ならコールドゲームになる。
つまりここで試合終了。
阿南徹は速球を3球投げて全て136キロ。
変化球はスライダーとスクリューを投げていた。
どちらも122,3キロ。
もう少し見たかった…。

日本通運は3投手の継投で完封勝利。
被安打0、四死球0…。つまり「完全試合」である。
ちょっとレベルに差があった。

安打    000 000 0 0 失
茨城トヨペット┃000|000|0┃0 2
日本通運 ┃100|060|×┃7 0
安打    212 251   13

日本通運:○野村、牧田、阿南
茨城トヨペット:●堀川、飯田


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2009年10月05日

関東大学一部 明治×法政

引き続いて江戸川陸上競技場。
関東大学サッカーリーグは16節である。
第二試合は明治と法政の対戦。
明治は15節を終えて3位。9勝1分け5敗の成績だ。
いつも後期に上げてくるイメージがある。
法政は10位。4勝2分け9敗と冴えない。
2部落ちの危険がある位置だ。

雨脚がかなり強くなってきた。
ピッチが滑る。芝生の「剥げ」も目立ち始める。

明治大学
GK 21 笠原昂史  3年 190/75 市立船橋
DF 23 鹿野崇史  3年 176/70 市立船橋
   24 蛭田達也  4年 175/70 滝川二
   31 楠木啓介  2年 178/73 鹿児島実業
   13 丸山祐市  2年 182/68 國學院久我山
MF  5 宮阪政樹  2年 170/65 FC東京U-18
    7 小林裕紀  3年 179/65 ヴェルディY
    8 都丸昌弘  4年 168/66 前橋商業
   27 三田啓貴  1年 173/62 FC東京U-18
   10 山田大記  3年 173/66 藤枝東
FW 22 山村佑樹  1年 168/66 FC東京U-18

−−−−−−−山村−−−−−−−
−−山田−−−三田−−−都丸−−
−−−−−宮阪−−小林−−−−−
−丸山−−楠木−−蛭田−−鹿野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−笠原−−−−−−−

法政大学
GK  1 若田和樹  4年 188/84 弥栄西
DF  2 上野恭平  3年 173/65 大津
   19 倉田健生  3年 177/65 大津
    4 板垣恵大  4年 177/71 法政二
   31 清水康一朗 2年 177/75 法政二
MF 14 山岸純平  3年 175/68 横浜FM・Y
   30 川崎将也  1年 177/75 成立学園
   28 真野亮二  1年 177/68 東京V・Y
   11 永露大輔  4年 177/66 FC東京U-18
FW 10 阿部拓馬  4年 171/68 横河武蔵野FC・Y
   29 濱野祐輔  1年 168/62 国見

−−−−阿部−−−−濱野−−−−
−−永露−−−−−−−−真野−−
−−−−−川崎−−山岸−−−−−
−清水−−板垣−−倉田−−上野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−若田−−−−−−−


明治は前線に山村佑樹、三田啓貴を起用。
久保裕一はベンチにも不在。怪我かな?
FC東京U-18出身の選手が3人起用されている。
左SBの丸山祐市もU-15時代は深川に所属していた。
というわけでややガス臭い面子である。

ハイテンポな試合の入りだった。
ボールが前後に大きく動く。
お互いにピッチの状態を考えた試合運びだろう。

21分、明治は鹿野崇史と都丸昌弘が右サイドでパス交換。
鹿野は右サイドから巻いた軌道のクロスを入れる。
山村佑樹がファーサイドからヘッド。
角度のない位置からゴールイン。
<明治大 1−0 法政大>

明治の神川明彦監督はリードを奪っても手綱を緩めない。
立ち上がって戦況を見守り、ピッチに指示を与える。
神川監督はどんな時もスーツ。
酷暑でも雨の中でもスーツ。
常に上下揃い&ネクタイ。きっちりと着こなしている。
熱血で爽快でカッコいい人である。
鎌倉高ではサッカー部の主将。
同級生の鈴木保奈美以上に校内では目立っていたらしい。

42分、法政は永露大輔が左サイドからドリブル。
鋭い急加速でマークを外してエリア内に進入。
明治のDFが身体をぶつけて阻止も判定はPK。

43分、法政はこのPKを永露大輔が失敗。
濡れたピッチに滑って尻餅。ボールは大きく枠の外へ…。

44分、法政は上野恭平に警告。

明治がリードを保って試合は折り返し。

59分、明治は山村佑樹→阪野豊史。
阪野は浦和ユース出身の1年生。
高円宮杯優勝に貢献したCFである。

63分、明治は丸山祐市が縦にフィード。
都丸昌弘が受けて山田大記が外を追い越す。
山田は左サイドからエリア内にドリブル。
DFに潰されたが笛はない。

67分、明治は三田啓貴→田中翔太。
明治の布陣はこう↓
−−−−−−−阪野−−−−−−−
−−田中−−−山田−−−都丸−−
−−−−−宮阪−−小林−−−−−
−丸山−−楠木−−蛭田−−鹿野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−笠原−−−−−−−


69分、法政は永露大輔→富井英司。

77分、法政は阿部拓馬が左に叩いてパス&ゴー。
富井英司が中央に右足で折り返す。
阿部はエリア内に飛び出してバックヘッド。
枠内に届くがGK笠原昂史は戻りながらパンチ。

77分、明治は都丸昌弘→山本紘之。
明治の最終布陣はこう↓
−−−−山本−−−−阪野−−−−
−−山田−−−−−−−−田中−−
−−−−−宮阪−−小林−−−−−
−丸山−−楠木−−蛭田−−鹿野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−笠原−−−−−−−


78分、法政は山岸純平→小檜宏晃。
85分、法政は濱中祐輔→深山翔平。
法政の最終布陣はこう↓
−−−−深山−−−−阿部−−−−
−−小檜−−−−−−−−真野−−
−−−−−富井−−山岸−−−−−
−清水−−板垣−−倉田−−上野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−若田−−−−−−−


86分、明治は山本紘之がゴールキックのセカンドを拾って抜け出す。
エリア右でいい体勢だったが打たずに切り返して中に戻す。
阪野豊史は左に叩く。山田大記がシュートを狙って外。

そのままタイムアップ。
明治が1−0で法政に辛勝。
2位の中央が引き分けた。
これで中央と明治は共に勝ち点31。
中央は得失点差で「4」上回って2位である。

コンディション的に内容を問うのは酷かもしれない。
明治は「チームとしてやりたいこと」をできてなかったと思う。
ただ個々の能力、持ち味は見えていた。
小林裕紀は両足で正確なミドルパス、クロスを蹴る選手。
今日はプレスの厳しい位置でも持ち味を発揮していた。
簡単に叩くのも上手い。
ファーストタッチでいいところにボールを置ける。
思った以上にポリバレントな選手だと感心した。
山田大記はプロ注目の司令塔。今から進路が話題になっている。
個人技で何人も抜くというタイプではない。
ただ判断、プレーのテンポがちょっとずつ速い。
1タッチ、2タッチでアクセントを付けられる。
そういう部分はプロ向きなのかな?

法政は決して悪くない。
真野は1ヶ月前の駒沢よりずっと良かった。
位置取りがより自由で柔軟になった。
ボールによく絡んで自分で果敢に仕掛けた。
真野の斜めに切れ込むドリブルに明治のDFは手を焼いていた。
阿部拓馬はショートカウンターの起点になっていた。
スペースに入れるパスは抜群。
真野や濱中、永露の飛び出しを生かしていた。
キープ力も高くてフランサみたいだと思った。

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関東大学一部 国士舘×筑波

密かに新潟行きを画策していた。
国体のラグビー少年男子は今日が準決勝。
観戦記を書いて翌朝の始発で出発するのは過酷だ。
でも磐越東線、西線を乗り継げば楽かもしれない。
会津若松のネットカフェで休んで…。みたいなことを考えていた。

でも今日の江戸川を外すと今後のスケジュールが崩れる。
国士舘、筑波、明治をまだ見てなかった。
関東一部は前後期で各校最低1回は見たい。
旅は何かとお金が飛ぶ。
天気が怪しいけど江戸陸なら屋根もあるし…。
現実に引き戻されて大学サッカーを選んだ。

関東大学サッカーリーグは第16節。
スタジアムの手配が難しかったらしい。
今節は金土日月と4日に分けての開催だ。
月曜は江戸川陸上競技場で2試合。
第一試合が国士舘と筑波の対戦である。
国士舘は15節を終えて7位。5勝3分け7敗。
筑波は8位。5勝2分け8敗。
降格圏内ではないけど好調とも言い難い。

国士舘大学
GK  1 内藤圭佑  4年 186/78 広陵
DF  6 濱屋祐輝  4年 175/69 柏U-18
    3 佐藤由将  4年 178/70 横浜FM・Y
    8 小島暢明  4年 183/75 遠野
    2 天野恒太  4年 172/67 常葉橘
MF 12 佐藤優平  1年 174/64 横浜FM・Y
   32 斎藤一行  3年 178/68 新潟Y
   10 柏好文   4年 169/63 韮崎
   20 蓮沼優   3年 170/62 千葉U-18
FW 11 伊東俊   4年 164/63 青森山田
   33 恵津森究  1年 178/69 三菱養和SC・Y

−−−−伊東−−−-恵津森-−−−
−−蓮沼−−−−−−−−-柏-−−
−−−−−斎藤−-佐藤優-−−−−
−天野−−小島−-佐藤由-−濱屋−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−内藤−−−−−−−

筑波大学
GK  1 碓井健平  4年 181/75 藤枝東
DF 12 石神幸征  2年 171/66 藤枝東
    3 作田裕次  4年 182/79 星稜
   26 不老祐介  1年 177/69 広島Y
   11 鈴木崇記  4年 167/60 藤枝東
MF  2 須藤壮史  3年 176/72 柏U-18
    9 森谷賢太郎 3年 172/62 横浜FM・Y
   10 小澤司   3年 162/59 桐蔭学園
    8 大塚翔太  4年 165/65 大津
FW 13 岩永雄太  4年 175/65 都立駒場
   25 瀬沼優司  1年 184/75 桐光学園

−−−−岩永−−−−瀬沼−−−−
−−大塚−−−−−−−−小澤−−
−−−−−須藤−−森谷−−−−−
−鈴木−−不老−−作田−−石神−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−碓井−−−−−−−


江戸川は小雨。ピッチが滑っていた。

10分、国士舘は柏好文?がセカンドボールを拾って右に開く。
伊東俊がスペースに走り込んでダイレクトに折り返す。
蓮沼優がエリア内に走り込んでダイレクトボレー。しかし外。

立ち上がりは国士舘がペースを掴む。
前線の動きが活発である。
伊東俊が中盤に顔を出して組み立てに絡む。
隙間を見つけると自らドリブルで仕掛ける。
小さな身体に似合わぬ大きな存在感だった。

筑波は前線にボールを運べない。
ビルドアップが思うに任せない。
パスコースを作る動きが足りなかった。
「ボールを受けてから次を探している」様子に見えた。
国士舘の「外に押し出すプレス」も有効だった。

29分、国士舘は蓮沼優が相手の横パスを奪ってミドル。しかし外。

31分、国士舘は伊東俊に警告。須藤壮史のドリブルをブロック。

35分、筑波のカウンター。
岩永雄太が中に当てる。瀬沼優司が左に落とす。
大塚翔太がエリア左から左足一閃。
右ポストに当たってゴールの内側に落ちた。
<筑波大 1-0 国士舘大>

40分、筑波は森谷賢太郎が縦にクサビを当てる。
大塚翔太がボールをわずかに溜めてスルーパス。
瀬沼がゴール正面に割り込んでシュート。しかし外。

筑波がリードを守って折り返し。
前半のシュート数は国士舘が9本。筑波が3本。
内容は国士舘が押していたと思う。

45分、筑波は鈴木崇記→原田圭輔。
位置はそのまま左SB。藤枝東同士の交代だ。
右SBの石神幸征も藤枝東である。

49分、国士舘は伊東俊が短くクサビを当ててパス&ゴー。
斎藤一行?がふわっとDFの裏に浮き球を入れる。
柏好文がエリア左に抜けてシュート。
決定的だったがGK碓井健平がブロック。

58分、国士舘は右CKを佐藤優平が右足で入れる。
DFの跳ね返しを小島暢明がヘッドでゴール前に戻す。
最後は濱屋祐輝がゴール右に詰めてヘッドを押し込んだ。
<国士舘大 1-1 筑波大>

66分、筑波は岩永雄太→八反田康平。
筑波の布陣はこう↓
−−−−大塚−−−−瀬沼−−−−
−-八反田-−−−−−−−小澤−−
−−−−−須藤−−森谷−−−−−
−原田−−不老−−作田−−石神−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−碓井−−−−−−−


70分、国士舘は柏好文が前線で相手ボールをブロック。
柏がシュートを狙って筑波DFがブロック。
柏はこぼれ球を再びシュート。これは枠の外。

76分、筑波は瀬沼優司が前線でヘッドを競る。
大塚翔太がセカンドボールを拾ってラストパス。
八反田康平がエリア左に走り込んでシュート。枠の外。

78分、国士舘は恵津森究→中村祐輝。蓮沼優→吉野峻光。

85分、筑波は小澤司が右から中にパス。
森谷賢太郎は左サイドに開く。
原田圭輔が縦に攻め上がって折り返す。
小澤司がファーサイドに走り込んでこぼれ球をシュート。
決定的だったが枠の外。

85分、国士舘は伊東俊→高橋大。
国士舘の最終布陣はこう↓
−−−−中村−−−−高橋−−−−
−−吉野−−−−−−−−-柏-−−
−−−−−斎藤−-佐藤優-−−−−
−天野−−小島−-佐藤由-−濱屋−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−内藤−−−−−−−


88分、国士舘は斎藤一行が右に開いてパス&ゴー。
濱屋祐輝がライナー性の鋭い折り返しを入れる。
中村祐輝がニアでスルー。
高橋大が中央でトラップ。右足でしっかり叩き込んだ!
<国士舘大 2-1 筑波大>

国士舘が終了間際に勝ち越してそのままタイムアップ。

国士舘の4年は下級生の頃から起用されていた選手が多い。
「もっとやれるチーム」という印象がある。
選手の数に対するバックアップは足りてるんだろうか?
どうしても流通経済大と比べてしまう。
流経は部員が沢山いるけど持て余してないから。

ただ今日は上級生の奮闘が目立った。
それぞれ高い意識を持って取り組んではいるみたい。
彼らの進路はどうなってるんだろう?

柏好文は主将としてチームを牽引。
足を動かす、周りを使うという部分に成長を感じた。
濱屋祐輝は1得点1アシスト。
彼は元々この年代のトップを走るエリートDFだった。
身長が伸びずにCBは難しくなってしまったけど…。
サイドバックで頑張ってるみたい。
小島暢明は遠野高を選手権ベスト4に導いた司令塔。
大学ではサイドバック、CBとすっかり後ろの選手に…。
身体が強いし左足のキックは抜群だ。
伊東俊は上でやれると思う。
一瞬の加速、運動量で前線を活性化できる選手。
彼は札幌サッカースクール出身。藤田征也と同期になる。
試合後にベストヒーロー賞の当選者発表があった。
当選者は北海道札幌市からお越しのイトウさん(笑)
ご家族が遠路から足を運んでいたらしい。

筑波は去年のインパクトが消えてしまった。
ボールが動かない。前線に掛かる人数も少ない。
あの狂おしい迫力が消えてしまった。
瀬沼優司は1年にしてはよくやってる。
ただ「横からのクロスにヘッドを合わせる能力」が生きてない。
クサビを受けて組み立てる、スペースに走り込むという部分は物足りない。
今は引き出しを増やす時期ということなのかな?
不老祐介がCBで起用されていて驚いた。
でも潰しの能力が高い。ヘッドもちゃんと跳ね返していた。
細かいポジショニングはこれからだろうけど適性はあると思った。

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2009年10月04日

高円宮杯準々決勝 藤枝明誠×広島Y

第二試合は藤枝明誠高と広島ユースの対戦だ。

藤枝明誠は初出場。
東海プリンス3位で高円宮杯の出場権を確保した。
勝ち点は首位の磐田、2位静学と並ぶ22。
想定外の快進撃だった。
今大会はB組を2勝1敗で2位抜け。
1回戦は大阪桐蔭に延長戦を下してベスト8入りを果たした。
広島は7年連続10回目の出場。
中国プリンスはもちろん1位だった。
今大会はA組を2勝1敗で2位抜け。
ただ3試合目は「落とした」面子で1回戦に備えたかも。
1回戦は神戸ユースを2−0と下している。

藤枝明誠の父兄、控え部員が何百人の単位で来ていた。
FC東京、磐田、広島は国立に行ったことがある。
でも明誠にとっては「夢」の場所なんだろう。
今日はボールボーイが豪華。
JFAアカデミーの子だった。
スタジアムの脇に彼らの寮がある。

藤枝明誠高校
GK  1 甲斐透真  3年 175/65
DF  2 山本真也  3年 174/65
    3 増田浩史  3年 182/73
    5 藤原賢土  3年 183/73
    4 八木勇輔  3年 175/68
MF  6 辻俊行   3年 176/65
   10 小川哲生  3年 176/67
   13 飯塚祐樹  3年 174/66
    9 鈴木周太  3年 173/67
FW  7 原口裕次郎 2年 175/63
   11 安東大介  3年 181/73

−−−−原口−−−−安東−−−−
−−鈴木−−−−−−−−飯塚−−
−−−−−-辻−−-小川−−−−−
−八木−−藤原−−増田−−山本−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−甲斐−−−−−−−

サンフレッチェ広島F.Cユース
GK 16 田村昇大  3年 182/62
DF 17 森保翔平  3年 166/58
    2 宗近慧   2年 181/74
    6 浅田裕史  3年 174/62
MF  5 元田涼介  3年 176/60
    7 中山雄登  3年 158/54
    8 茶島雄介  3年 161/55
    4 宮本徹   3年 166/59
   11 砂川優太郎 2年 172/66
   10 大淳矢  3年 170/63
FW 23 井波靖奈  2年 178/68

−−−−−−−井波−−−−−−−
−−−-大−−−−−砂川-−−−
−宮本−−茶島−−中山−−元田−
−−−浅田−−宗近−-森保翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田村−−−−−−−


6分、広島は砂川優太郎に警告。危険なタックル。

12分、広島は左サイドにフィードが出る。
砂川優太郎がスペースに飛び出す。
DFが追走もエリア内で絡んで判定はPK。

13分、藤枝明誠は山本真也に警告。
13分、広島はこのPKを砂川優太郎が成功。
<サンフレッチェ広島ユース 1−0 藤枝明誠高>

15分、広島は森保翔平に警告。

30分、広島は森保翔平が右サイドにロングボール。
砂川優太郎が追いついて中に仕掛ける。
一気に加速するとDFを振り切ってエリア内。
ファーサイドにラストパスを入れる。
最後は井波靖奈がフリーで流し込んだ。
<サンフレッチェ広島ユース 2−0 藤枝明誠高>

井波靖奈は「イナミ・セナ」と読む。
1992年生まれ。アイルトン・セナはまだ元気だった。
セナ君は1トップとして機能していた。
ボールを追う、身体を張る仕事がしっかりできる。

前半は広島が2点のリードを守って折り返し。

藤枝明誠は縦のフィード、クサビパスが攻撃のスイッチ。
2列目が押し上げてセカンドボールを拾う。
しかし今日はその先が崩せない。
安東大介は左右両足のシュート力が抜群。身体も強い。
でも今日は宗近慧とのマッチアップで劣勢。
ボールを欲しがって中盤に引く場面が多くなる。
そうすると「怖さ」がどうしても落ちる。
鈴木周太は足に絡みつくようなドリブルをする。
ただパスで崩しきってない状態で仕掛けても守備が厚い。
藤枝明誠は後方に「起点」となれる選手がいる。
藤原賢土は最終ラインから強く正確なフィードを蹴れる。
しかも右足、左足と同じクオリティ。
辻俊行もミドルパスが上手い。
周りが見えてピッチを広く使える選手だ。
ただしパスが「一発」で終わってしまう。連動しない。
「次」を意識したボールコントロール、パスコースを作る動きがない。
「ディテール」に差があると思った。

広島はトップチームと同じコンセプトだ。
布陣は3−6−1。
茶島雄介が頻繁に引いてビルドアップに絡む。
前線は「1トップ&2シャドー」の構成。
最終ラインから長いボールを入れる。
中で崩して外にフリーな選手を作る。
そんな設計である。

ただ上ほどの機能美はない。
ボールがそこまで動かない。後方からの加勢も少ない。
選手が違えばそうなる。
1トップの井波は佐藤寿人じゃない。
裏への動き出しより「引いてDFを背負う」プレーが得意。
2列目の大、砂川は周りを使うより「自分で行く」タイプだ。
前線を支えていたのが両ボランチ。
二人とも小柄だけどサポート、配球が抜群だ。
セカンドボールの争奪、攻守の切り替えで上回った。

さて試合は後半。
58分、広島は大淳矢→越智翔太。

60分、広島は中山雄登が中盤でセカンドボールを回収。
ドリブルで持ち上がって右に開く。
元田涼介がエリアに走り込んで右斜めからシュート。
フリーで決定的な場面だったが枠の外。

63分、藤枝明誠は鈴木周太に警告。
前線でアフターチャージという判定だろうか?
藤枝明誠の監督、コーチがベンチを飛び出して抗議。

64分、広島はゴールまで約25m。
やや左側の好位置でFKを得る。
茶島雄介が直接狙ってバーに弾かれた。

65分、広島は中山雄登が中盤でインターセプト。
ドリブルで少しボールを運んで右に対角ラストパス。
砂川優太郎がゴール右でフリー。1対1からニアを狙ってシュート。
しかしこの決定機も枠の外。
ベンチの森山佳郎監督はずっこけてピッチに横臥。

67分、藤枝明誠は原口祐次郎が相手の横パスをカット。右に叩く。
安東大介?がエリア右から左足で折り返す。
鈴木周太がファーに走り込む。しかし合わない。

69分、藤枝明誠は安東大介に警告。
浅田裕史に対するアフターチャージ。

この判定は正当だったと思う。
しかし63分の判定が「呼び水」になってしまった。
藤枝明誠側が父兄、ベンチがヒートアップして収まらない。
ただ選手が冷静にプレーしていたのは良かった。

74分、広島は砂川優太郎→水頭廉。
74分、藤枝明誠は八木勇輔→阿部嵩斗。

76分、藤枝明誠はエリアすぐ外の好位置でFKを得る。
辻俊行が直接狙うも壁を直撃。
辻はこぼれ球をミドルで狙う。これはDFに当たって外。

79分、広島は井波靖奈がエリア右でキープ&ラストパス。
水頭廉がゴール右からシュートを狙う。
しかしGK甲斐透真はナイスブロック。

79分、藤枝明誠は飯塚祐樹→向田将悟。
明誠は増田浩史が前線に上がってパワープレー。
最終布陣はこう↓
−−−−安東−−−−向田−−−−
−鈴木−−−−増田−−−−阿部−
−−−−−小川−−原口−−−−−
−−−山本−−藤原−−-辻-−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−甲斐−−−−−−−


85分、広島は井波靖奈→山翼。
広島の最終布陣はこう↓
−−−−−−−山−−−−−−−
−−−-越智−−−−−水頭-−−−
−宮本−−茶島−−中山−−元田−
−−−浅田−−宗近−-森保翔-−−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−田村−−−−−−−


86分、藤枝明誠は阿部嵩斗に警告。

広島がリードを守ってタイムアップ。
2−0で藤枝明誠を下してベスト8進出を決めた。
準決勝は10月10日。
会場は一気に立派&便利な国立競技場である。

第一試合は12時キックオフ。
横浜F・マリノスユースと三菱養和SCユースの関東対決。
第二試合は14時30分キックオフ。
サンフレッチェ広島ユースとジュビロ磐田ユースの田舎対決。
皆さんお誘い合わせてご来場の程を!

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高円宮杯準々決勝 FC東京×磐田

石巻?Jビレッジ?
今大会の会場が発表された時は驚いた。
ただ鉄道の日記念切符を使えて助かる。
鈍行ならJR全線乗り放題。3日分で9,180円だ。
使用期間は10月3日から18日。
青春18きっぷよりは少し高いけど…。
普通に往復するより5,000円近く安い。

今年は準々決勝が2試合ずつ二日に分けて開催される。
昨日がひたちなか。今日は福島のJビレッジスタジアムだ。
第一試合はFC東京とジュビロ磐田の対戦である。
FC東京は1次ラウンド初戦で浦和に敗戦。
ただその後は危なげなく勝利を重ねている。
1回戦は広島観音高を3−1で下した。
現段階の下馬評では優勝候補最有力だろう。
ジュビロ磐田は1次ラウンドを2勝1分けで首位通過。
1回戦は青森山田高を3−0で下している。
5月の東海プリンスでは印象が良くなかった。
夏を越えて変化があったのだろう。
タレント的には元から期待の持てる代だった。
永井鷹也、小川一貴、上村岬が1年生からレギュラー。
クラ選準優勝に貢献。U-16代表にも選ばれた。
小川と上村は2年前の豊田国際で日本の優勝に貢献している。

FC東京U-18
GK  1 崔創喜   3年 184/76
DF 13 武藤喜紀  2年 174/62
    6 平出涼   3年 176/72
    4 廣木雄磨  2年 165/62   
    3 阿部巧   3年 166/62
MF  8 年森勝哉  3年 162/58
   18 山崎直之  3年 180/65
    7 星暢哉   3年 168/61
   11 梅内和磨  3年 177/62
FW  9 山口潤   3年 167/58
   10 重松健太郎 3年 172/69

−−−−山口−−−−重松−−−−
−−梅内−−−−−−−−-星-−−
−−−−−山崎−−年森−−−−−
−阿部−−廣木−−平出−−武藤−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-崔-−−−−−−−

ジュビロ磐田ユース
GK  1 大杉崇仁  3年 180/73
DF  5 小川大貴  3年 172/72
    4 伊村拓浩  3年 176/62
    3 永井鷹也  3年 180/79
   13 竹田清恭  2年 179/72
MF 20 高山皓旦  3年 180/70
   10 上村岬   3年 169/66
   15 清水貴文  2年 169/65
   14 鈴木凱士  2年 167/62
FW  7 海田佳祐  3年 172/64
    9 山下純輝  3年 173/62

−−−−海田−−−−山下−−−−
−−鈴木−−−−−−−−清水−−
−−−−−上村−−高山−−−−−
−竹田−−永井−−伊村−−小川−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大杉−−−−−−−


5分、FC東京は平出涼がインターセプトから攻め上がる。
平出は重松健太郎とのワンツーから更に突進。
エリアのすぐ外でファウルを得る。

6分、FC東京のFKはエリアすぐ外。ゴールのやや右。
重松健太郎をオトリにして阿部巧が左足で直接狙う。
しかし壁に当たって届かず。

9分、磐田は高山皓旦が右サイドから少し巻いた縦フィード。
海田佳祐がエリア内に走り込む。FC東京のDFがブロック。

13分、磐田は小川大貴が右サイドから前線に浮き球フィード。
海田佳祐はDFを背負いながら粘って胸で右に落とす。
山下純輝が右サイドでサポート。縦に少し運んで中央へ折り返す。
海田がニアに走り込んでクロスを受ける。
ゴール右から対角シュートを鋭く叩き込んだ。
<ジュビロ磐田 1−0 FC東京>
完璧な崩し。素晴らしいゴールだった。

FC東京U-18は「自転車操業」のチームである。
彼らのサッカーは「全力」が前提だ。
足を止めたらパタッと倒れる。
受ける試合展開ができない。
某国技でいうなら「突き押し」一筋だ。横綱相撲じゃない。
追い込まれて必死だといい試合をする。
クラ選のF組。「負けたら敗退」の三菱養和戦なんて最高だった。
前線が激しくボールを追う。前に出る。
そうすると中盤、最終ラインも自然に「勢い」が出る。
彼らがいい時はそういう「好循環」がある。
でも今日は妙にテンションが低い。
フォアチェックが緩い。攻守の切り換えも遅い。
先制点を喰らっても眼が覚めない。

14分、磐田は上村岬に警告。

28分、FC東京は左サイドにロングフィードが通る。
梅内和磨が深い位置で追いついて中に当てる。
山口潤がニアからドリブルで仕掛ける。
梅内は山口をフォローしてゴール左から右足でシュート。
決定的な場面だけどGK大杉崇仁はナイスブロック。

29分、FC東京は重松健太郎に警告。

34分、磐田は清水貴文が右から中に横パス。
山下純輝がこれを受けて左サイドに対角スルーパス。
鈴木凱士がエリア左に走り込んでシュート。しかし外。

前半は磐田が1−0とリードを守って折り返し。
FC東京が悪いという以上に磐田が良かった。
こんなセカンドボールを拾えないF東を初めて見た。
両チームとも同じ布陣。前線から激しく追う守備が持ち味だ。
磐田は両サイドのMFが高い位置までボールを追う。
サイドバックが空いたスペースまで押し上げる。
「ブロックを作る」「陣地を固める」発想じゃない。
なるべく高い位置でプレーする。
前線、中盤に数的有利を作るというポジショニングだった。
だからボールの近くでプレーする人数が多い。
こぼれ球の争奪は必然的に有利である。
FC東京も本来はそういう狙いだと思うのだが…。

「個」の輝きも見逃せない。
磐田は高山皓旦が抜群のカバーリングを見せた。
リーチが長くて身体から遠いボールもすっと収めてしまう。
機動力、球際の強さも優位だった。

試合は後半。
46分、磐田はGK大杉崇仁が前線にパントキック。
鈴木凱士が前線で競る。FC東京は平出涼が先に落下点へ入る。
しかしヘディングで跳ね返し損ねて裏に流してしまう。
磐田は山下純輝がエリア内に動き出していた。
山下はフリーでゴール前に抜け出すと1対1をしっかり流し込んだ。
<ジュビロ磐田 2−0 FC東京>
磐田は「いい時間」に追加点。

FC東京は猛攻に転ずる。
前半に見られなかった「勢い」が出てきた。

49分、FC東京は山口潤がスローインをキープ。
エリア左でキープして外に落とす。
梅内和磨がゴール左からシュート。惜しくもポスト。

50分、FC東京は星暢哉?が右サイドから折り返す。
重松健太郎がポストプレーでボールを叩く。
年森勝哉がゴール右に走り込んでシュート。しかし外。

50分、FC東京は平出涼に警告。

54分、FC東京は星暢哉→三田尚央。
三田は鋭いフォアチェック、飛び出しが持ち味のアタッカー。
星に代わってそのまま右サイドハーフに入る。

56分、FC東京は山崎直之が前線でフォアチェック。
年森勝哉がセカンドボールを拾ってラストパス。
重松健太郎のシュートは決定的だが枠の外。

58分、磐田は上村岬が右CKを右足で入れる。
永井鷹也がゴール前でヘッドを合わせてゴールイン。
<ジュビロ磐田 3−0 FC東京>
FC東京は攻撃に活気の出始めた頃だった。
セットプレーで痛恨の失点である。

59分、FC東京は三田尚央に警告。
相手GKにアフターチャージ。

59分、FC東京は梅内和磨→佐々木陽次。
FC東京はこういう布陣↓
−−−−重松−−−−三田−−−−
−−山口−−−−−−−-佐々木-−
−−−−−山崎−−年森−−−−−
−阿部−−廣木−−平出−−武藤−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−-崔-−−−−−−−


62分、FC東京は山口潤に警告。
小川大貴に危険なタックル。

FC東京は思うに任せぬ展開でプレーがやや荒くなる。

磐田は完全に引いた。
高い位置から無理に追わない。
中盤が退陣して「ボールを持たせて受ける」守り方だ。

72分、FC東京は山崎直之が右スローインを受けてエリア内に切れ込む。
年森勝哉がボールをかっさらって右斜めからシュート。
しかし磐田のDFがブロック。

80分、FC東京は重松健太郎が右CKを右足で入れる。
年森勝哉がこぼれ球に詰めてミドルシュート。
しかしGK大杉崇仁はナイスブロック。

81分、磐田はGKのスローインからカウンター。
小川大貴が左サイドのスペースを抜け出して中央に折り返す。
竹田清恭がファーに走り込んでシュート。
決定的だったけどGK崔創喜はブロック。
磐田は右SBと左SBの二人でシュートに持ち込んだ。

83分、磐田は清水貴文→内田恭兵。
85分、磐田は永井鷹也に警告。

86分、FC東京はエリアすぐ外の好位置でFKを得る。
しかし重松健太郎が直接狙って壁。

91分、磐田は鈴木凱士→和久田章太。
92分、磐田は山下純輝→柳生要造。
磐田の最終布陣はこう↓
−−−−海田−−−−柳生−−−−
−-和久田-−−−−−−−和田−−
−−−−−上村−−高山−−−−−
−竹田−−永井−−伊村−−小川−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−大杉−−−−−−−


FC東京ベンチの倉又監督は珍しく最後まで静かだった。
3点リードという状況では采配も難しかろう。
磐田がリードを守ってタイムアップ。
3−0と完勝して準決勝進出を決めた。

磐田が強かった。
5月に見た時は静岡学園に不甲斐なく苦杯。
7月のクラ選も1勝2敗で1次ラウンド敗退だった。
ただそれは「完成」を目指す過程だったのだろう。
プレスの積極性、圧力が一気に向上している。
しかもポジショニングが緻密になって穴が消えた。
組織ができると「個」も輝く。
上村岬は左右へ的確に散らし、機を見て自ら切れ込んだ。
技術、運動量、読みを兼ね備えた司令塔である。
小川大貴はボランチより後ろはどこでもできる。
忠実で勤勉。左右両足できっちり蹴れる選手でもある。
タレントが然るべく持ち味を発揮していた。

augustoparty at 23:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0)サッカー(U18) 

2009年10月03日

柏レイソル×ジュビロ磐田

J1の各クラブを最低で年2回は見ようと思っている。
この試合でとりあえず一段落だ。
磐田は前に見たのが開幕戦だから7ヶ月空いた。
さすがにあの試合よりは良くなっているだろう。
メンバーが5人ほど入れ替わっている。
川口能活の負傷は残念である。
ジウシーニョも7月の怪我で今季絶望らしい。
李根鎬をやっとチェックできる。ブームは過ぎてしまったけど…。

柏は16位。5勝12分け10敗で勝ち点27。
7戦負けなしと確実に良くなっている。
しかし引き分けが多くて思ったように浮上できていない。
磐田は12位。10勝5分け12敗で勝ち点35。
柏と負けの数は同じ。しかし勝ち点差が8ある。

党首の好物といえばラーメン。
今日は時間があったので柏の新店を開拓しようと思い立った。
ガイド本に「わかば」という店が出ている。
写真を見る限りなかなか美味しそうだ。
念のため営業時間と定休日を確認する。
そうしたら「レイソルのゲーム開催日は休業」と…。
店長がレイソルサポなのか?
残念ながらご縁がないようです。
俺がサッカー以外の用事で柏に行くことはないでしょう(笑)

昨日から雨が降ったりやんだり。
キックオフの1時間くらい前にも通り雨があった。
ピッチはかなりスリッピーである。
お客さんの出足もいつもより遅かった。

柏レイソル
−−−−−−フランサ−−−−−−
−−大津−−−ポポ−−−菅沼−−
−−−−−杉山−−栗澤−−−−−
−大谷−-小林祐-−近藤−−村上−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−菅野−−−−−−−

ジュビロ磐田
−−−−前田−−−-李根鎬-−−−
−−村井−−−−−−−−−西−−
−−−−−岡田−-山本康-−−−−
−金沢−−茶野−−那須−−駒野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−八田−−−−−−−


柏は4−2−3−1だった。
守り方は普通。今日は特別なアレンジをしてなかったと思う。
磐田は4−4−2のベーシックな布陣。
ただ守備がかなり前から来る。
中盤の選手がポジションを崩して深追いする。
大宮や山形、名古屋のように「ブロックを固める」方法じゃない。
両サイドが退陣せず攻め残ることも多い。
「ハイリスク・ハイリターン」のディフェンスだ。
DFの前にスペースが空く弊害がある。
でも立ち上がりは「リターン」が勝っていた。
柏はボランチ、最終ラインが圧力を受けてボールを動かせない。

11分、磐田は那須大亮が自陣でフランサからボールを奪う。
那須はそのまま右サイドに叩く。
西紀寛が縦に攻め上がって折り返す。
李根鎬がニア、前田遼一がファーに走り込む。
柏は小林祐三がよくクリア。

13分、磐田は駒野友一が右サイドにロングフィード。
李根鎬がよく追いついてゴールライン寸前から折り返す。
西紀寛がゴール前で「オトリ」になる。
村上佑介がカバーしてクリアを試みるも空振り。
前田遼一が左足で柔らかくコントロール。
スムーズな動きから左足のボレーを流し込んだ。
<ジュビロ磐田 1−0 柏レイソル>

柏の守備陣が急なアタックに混乱。
中央で3人が被って前田遼一を空けていた。

以後も試合は磐田ペース。
磐田の攻撃はそんな難しくない。
奪ったら足元にクサビを入れるか裏に入れるか。
シンプルに2トップを生かす。しかしこれが有効だ。
柏は前田遼一の「引く」動きを掴まえられない。
彼へ寄せた時にボールを奪えない。ポスト役の機能を潰せない。
李根鎬は裏への「飛び出し」が怖い。
だから守備がどうしても低くなる。
後ろに引けば前田遼一が自由になる。
前へ出れば李根鎬に裏を狙われる。
柏の守備陣は若干の「ジレンマ」を抱えていた。

ただ柏の守備はそれほど悪くない。
もっと大きな問題は「奪った後」だった。
どう攻めるという「デザイン」を共有できていない。
切り換えが遅い。ビルドアップの精度が低い。
「堅守」は整備されても「速攻」が身についてない。

31分、磐田は村井慎二が左から中に当てる。
前田遼一はワンタッチで戻す。
山本康裕が左サイドから中にクサビパス。
西紀寛はワンタッチで下げる。
岡田隆が左足のダイレクトキックでサイドチェンジ。
李根鎬は右サイドでこれを受けて前田遼一とワンツー。
李がゴール右に切れ込んでシュート。
GK菅野孝憲が詰めてブロック。

磐田のボールキープはちょうど1分。
延べ26人がボールに触った。
タッチ数が少なくテンポは早く。
角度の変化も多彩で素晴らしいパスワークだった。

しかし前半35分くらいから磐田の勢いが落ちる。
足が少し止まったかな?
中盤が前に出なくなった。
守備の圧力が落ち、攻撃のサポートも弱まる。
柏は高い位置でプレーするようになる。

39分、柏は杉山浩太が前線にフィード。
フランサが浮き球を巧みにワンタッチで処理。
ポポも「落とし」をワンタッチで戻す。
フランサは左サイドに開く。
大津祐樹がエリアの脇から左足で折り返す。
GK八田直樹は腕を伸ばしてクロスの軌道を変える。
柏は菅沼実が詰めていたけどわずかに届かない。

41分、柏は右CKをポポが右足で入れる。
近藤直也がニアからヘッドを叩きつける。
フランサがファーサイドでフリー。
角度のない位置から左足で押し込んだ。
<柏レイソル 1−1 ジュビロ磐田>

柏がいい時間に追いついた。試合は1−1で折り返し。

52分、柏は近藤直也が左サイドにロングフィード。
フランサが浮き球を抑えてゴール前に折り返す。
菅沼実がDFと競ってファーにこぼれる。
ポポが詰めてエリア右角付近からミドルシュート。外。

54分、柏は大津祐樹に警告。

61分、柏は杉山浩太がワンタッチで右サイドに展開。
村上佑介が縦にフィードを入れる。
菅沼実は金沢浄と上手く入れ違って縦に抜ける。
菅沼が中央に折り返してポポがダイレクトボレーシュート。
磐田は山本康裕がクリア。

64分、磐田は金沢浄が左サイドで粘ってルーズボールを生かす。
金沢は中央に折り返す。前田遼一はワンタッチで左に落とす。
李根鎬は右にステップを踏むもシュートコースが空いてない。
李は右に流れてエリア右にラストパスを入れる。
最後は西紀寛が走り込んでシュート。
柏は大谷秀和がブロック。

67分、磐田は山本康裕が右サイドに開く。
駒野友一が縦に持ち上がって横に方向転換。
エリア右角付近から狙った左足ミドルシュートが枠に届く。
GK菅野孝憲は手元でよく抑えた。

70分、磐田は前田遼一がDFを背負いながらゴールキックを落とす。
岡田隆がセカンドボールを左足でふわっと前線に蹴り戻す。
李根鎬が胸で後方に落とす。
村井慎二がヒールリフトでDFの頭上を抜く。
村井は自ら前に踏み込んで左足ぼのボレーシュート。しかし外。

72分、磐田は西紀寛→成岡翔。
そのまま右MFに入る。

73分、柏は栗澤僚一に警告。
駒野友一への危険なタックル。

75分、柏は大津祐樹→田中順也。
そのまま左の2列目。

82分、磐田は金沢浄が左から中に当てる。
岡田隆は左足のワンタッチで前線にクサビを入れる。
李根鎬が左から中に落とす。
村井慎二は左足でゴール前に折り返す。
前田遼一がファーに動いて近藤直也とヘッドを競る。
前田はファーから左斜め後方にヘッドを落とす。
近藤は大谷秀和と被ってゴール前がら空き…。
成岡翔が後方から走り込んでフリー。左足で叩き込んだ。
<ジュビロ磐田 2−1 柏レイソル>

最後は柏DFのミス。
磐田が「DFを振り回した」とも言い得る。
少ないタッチ、いいテンポで立体的にボールを動かしていた。

85分、柏は杉山浩太→北嶋秀朗。
柏の最終布陣はこう↓
−−−−菅沼−−−−北嶋−−−−
−−田中−−−ポポ−−フランサ−
−−−−−−−栗澤−−−−−−−
−大谷−-小林祐-−近藤−−村上−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−菅野−−−−−−−


87分、磐田は村井慎二→加賀健一。
磐田の最終布陣はこう↓
−−−−前田−−−-李根鎬-−−−
−−金沢−−−−−−−−成岡−−
−−−−−岡田−-山本康-−−−−
−加賀−−茶野−−那須−−駒野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−八田−−−−−−−


そのままタイムアップ。
磐田が最少得点差で勝ち点3を確保。
ただ内容は「点差以上」の開きを感じた。
開幕戦と比べると見違えるようですよ(笑)
何度か往年を髣髴とさせるパスワークがあった。
少ないタッチ、速いテンポでボールを動かす「だけ」じゃない。
いいタイミング、いい角度でサポートが入ってくる。
パスコースを作る動きが浸透してきた。
2トップは強烈だった。
二人とも能力が高くて相性もいい。
お互いを生かしつつお互いに結果を出している。

今日は両チームのボランチに目がいった。
磐田の岡田隆、柏の杉山浩太はちょっとした思い入れがある。
私がユース年代を見始めた頃のこと。
1998年3月に「ナショトレU-14」を見に行った。
岡田と杉山は中1。Jビレッジの合宿に参加していた。
私はちょうど東海選抜のミニゲームを見ていた。
ボールがピッチの外に出て私の足元まで転がってくる。
何気なく選手に蹴り戻した。
すると返した相手の選手が「ありがとうございます」と俺にお礼を言う。
自然で気持ちのこもった所作だった。
礼儀正しさ、感じの良さにちょっと感動した。

背番号を確認すると岡田隆という選手だった。
「この子のことは覚えておこう」と気に留めておいた。
彼は磐田の下部組織から藤枝東高、筑波大に進学。
筑波では主将も務めて2007年に磐田へ加入した。
今季の前半は出番に恵まれなかった。
しかし20節以降は9試合中7試合に先発。
レギュラー格として台頭している。
身体は小さいし足も速くない。
ただ左足のキック、カバーリングが抜群。
声を出して「周りを動かす」能力もありそうだ。
やっぱり挨拶に人格が出る。人格はプレーに出る。
久米一正さんの言う通りです。
(※以上サポティスタはリンク禁止)

杉山浩太は当時150cm・36kg。
飛びぬけて小柄な少年が必死にボールを追っていた。
現在177cm・67kg。まるで別の選手である。
今日の杉山はチーム一の存在感だった。
「後方へのカバーリング」が抜群。
決定的なブロック、タックルを繰り返していた。
運動量、機器察知能力が見て取れた。
しかし立派に成長した彼らと比べて我が身の情けなさよ…(涙)

柏は痛恨の敗戦。
山形との勝ち点差は「4」に開いた。
最初に書いたけど「奪った後」が良くない。
攻撃で勿体ないプレーが多かった。
そういう失望がリズムを悪くして守備にも影響する。
悪循環じゃないかと思った。

柏は何しろ切り換えが遅い。
カウンターを最初から狙ってないのか?
重い腰を上げて攻め始めた頃には守備がもう揃っている。
フランサはどうなんだろう?
立て続けに柏の試合を見たけど彼が効いているように見えない。
持ち過ぎるから攻撃のテンポが上がらない。
プレーの選択も読まれている。
フランサがボールを持つと敵は人数を割いて縦のスペースを潰す。
キープ力がいかに卓抜でも、パスがいかに正確無比でも、
「壁」を作られると手に負えない。
ネルシーニョがチームの再建を進めているのは間違いない。
でも今日は「行き詰まり」を感じる試合だった。

党首的採点
柏レイソル

GK 33 菅野孝憲 5.5 2点ともノーチャンスだったと思う。
DF 25 村上佑介 5.5 ポテンシャルは代表級だと思うのだが…。
    3 近藤直也 5.0 前田遼一に振り回された。
   13 小林祐三 5.5 受け渡しが混乱していた。
    7 大谷秀和 5.0 失点に絡むミス。主将なら声も出さなきゃ。
MF 28 栗澤僚一 5.5 前目のボランチ。活動量は多いけど…。
   34 杉山浩太 6.0 展開が横ばかりなのは監督の指示かな? 
→(85分)9 北嶋秀朗 採点なし。
   15 菅沼実 5.5 切り換えが遅いと彼の持ち味は出ない。
   11 ポポ  6.0 献身は感動的。もう少し打開力があれば…。
   27 大津祐樹 5.5 研究されてる。中に入るコースが空かない。
→(75分)41 田中順也 5.0 良くも悪くも真面目なプレー。
FW 10 フランサ 5.5 でも彼の代わりもいないし…。

ジュビロ磐田

GK 31 八田直樹 6.0 八田が松井謙弥に勝ったってこと?
DF  5 駒野友一 6.5 位置取りが柔軟で適切。大津を封じた。
    6 那須大亮 6.0 駒澤出身という匂いがない。 
    3 茶野隆行 6.0 フランサはやり易かったと思う。 
   16 金沢浄 6.0 宮沢克行と同期。埼玉といったら武南だった。
MF 23 山本康裕 6.0 前に出る動きで持ち味が出る。
   19 岡田隆 6.0 山本といい補完関係。
   11 西紀寛 6.0 神出鬼没。相手の嫌なところに顔を出す。
→(72分)10 成岡翔 6.5 高校は岡田と同期か。
   14 村井慎二 6.0 この位置が天職じゃないか?
→(87分)15 加賀健一 採点なし。
FW 18 前田遼一 7.0 ポスト役しつつ点も取る。
   33 李根鎬 6.0 速い!チャンスメイクもできる。

ジュビロ磐田 2−1 柏レイソル
日立柏サッカー場 8,514人


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2009年10月01日

東都 中央×東洋 2回戦

引き続き神宮で戦国東都。
第2試合は中央と東洋大の対戦だ。
東洋大は6連覇を狙う絶対王者である。
しかし今季はここまで2勝3敗。勝ち点1と低迷。
中央との初戦も落としている。
この試合に敗れると最下位転落だ。

中央大学
1番 二 西銘生悟  1年 右両 167/68 沖縄尚学
2番 中 杉沼慶   2年 右右 173/71 秋田
3番 捕 鮫島哲新  3年 右右 181/92 鹿児島工
4番 一 井上晴哉  2年 右右 180/105 崇徳
5番 三 美馬健太  4年 右右 175/80 北海
6番 指 村山雄輝  4年 右左 167/68 桐光学園
7番 左 村山優也  3年 右右 187/92 水戸商
8番 右 板井義仁  2年 右右 181/74 北海
9番 遊 遠藤一星  3年 右左 181/74 駒場学園
   投 山崎雄飛  3年 右右 180/87 芝浦工大高

東洋大学
1番 左 木村篤史  3年 右右 176/78 愛工大名電
2番 二 小島脩平  4年 右左 177/73 桐生第一
3番 中 坂井貴文  3年 右左 175/75 春日部共栄
4番 指 江原真輔  4年 右左 178/80 日大三
5番 右 堀越匠   3年 右左 167/68 浦和学院
6番 三 鈴木大地  2年 右左 176/74 桐蔭学園
7番 捕 雑賀健   4年 右右 177/77 PL学園
8番 一 小柴典博  2年 右左 178/73 東農大二
9番 遊 林遼   3年 右右 174/80 東洋大姫路
   投 鹿沼圭佑  3年 右右 178/73 桐生第一


東洋大は24イニング連続無得点中。
打線を大きく組み替えてきた。
大学日本代表の佐藤貴穂がスタメン落ち。
林遼は4番から9番に降格。かなりの荒療治だ…。

1回表。
中央は一死から2番・杉沼が死球で出塁。
しかし3番・鮫島、4番・井上が倒れて無得点。

東洋大の先発は鹿沼圭佑。
速球が常時で136〜143キロ。
今日のMAXが144。
変化球はスライダーが126〜131キロくらい。
ただ終盤は3キロくらい落ちた。
他にカーブが103〜113キロ。
縦に落ちるスライダーが売りにして生命線。
速球と同等かそれ以上に多投する。

1回裏。
東洋大は三者凡退。

中央大の先発は山崎雄飛。
彼は去年の4月にゴルフ場で見た。
1部に上がってからは初めてだ。
今日は素晴らしい投球を見せる。

速球が常時で141〜146キロ。
今日のMAXは147を記録した。
変化球はスライダーが125〜129キロ。
これはあまり切れない。チェンジアップ風の縦変化。
立ち上がりは速球多め。この2球種しか投げてなかった。
5回以降から組み立てを変えた。
カットボール、フォーク、カーブの比率を増やした。
カットが135〜137キロ。
フォークが120後半〜130前半。
カーブが110〜114キロ。

山崎のパワーピッチは見応え十分。
速球が高めに伸びてくる。
東洋の打者は簡単に打ち上げて面白いように凡飛を連発。
2回裏一死から「8人連続フライ」だった。

5回表。
中央は一死から8番・板井がライト線を破る二塁打。
9番・遠藤はニゴロで二死3塁。小島脩平の好守だった。
1番・西銘も二直に倒れて中央は先制ならず。

5回裏。
山崎雄飛がこの回から組み立てを変える。
変化球の種類を増やして「総合力」で勝負。
速球も「伸び」より「制球」を重視。
低めのコースに投げるようになる。
ただ「打たせて取る」というのとも違ったようで…。

東洋は4番・江原が137キロのカットボールで空振り三振。
5番・堀越は129キロのフォークで空振り三振。
6番・鈴木は144キロの速球で空振り三振。

山崎雄飛は5回を終えて未だ走者を許さず。
パーフェクトの投球を続ける。

6回表。
東洋は7番・雑賀が中飛。
8番・小柴は133キロのカットボールを空振り三振。
9番・林もあっさりカウント2-1。
ここで高橋昭雄監督が東洋大ベンチから出て間を取る。
しかしそれも奏功せず。
林は144キロの速球で空振り三振。
山崎雄飛は依然パーフェクト。

7回表。
中央大は先頭の5番・美馬がソロ本塁打!
2-2から128キロのスライダーを左翼スタンドに運んだ。
<中央大 1-0 東洋大>
6番・村山雄輝、7番・久保田亮平は凡退。
8番・板井が左前安打。9番・遠藤も左前安打で二死1、2塁。
しかし1番・西銘が一ゴロに倒れて1点ど止まり。

7回裏。
東洋は1番・木村が遊ゴロ。2番・小島は一ゴロ。
3番・坂井の当たりは三塁後方…。
レフト線にポトリと落ちて二死1塁。

山崎雄飛のパーフェクトピッチはここ終了。
過去の記録を調べたり、周りと「完全試合ですね」と会話したり…。
記録が終わるのはそういうタイミングです(笑)

代打・都築はヒット&ランも二ゴロ。
西銘生悟が逆を取られながらもすぐ反転。
鮮やかなステップワークでピンチの拡大を防いだ。

8回表。
中央は2番・杉沼が三ゴロエラーで出塁。
3番・鮫島はバント成功。一死2塁。
4番・井上は右飛。5番・美馬が四球で二死1、2塁。
6番・村山雄輝は左飛で3アウト。

8回裏。
東洋は先頭の5番・堀越が中前安打。
6番・鈴木はバントで送れず。
2ストライクから空振り三振。一死1塁。
7番・雑賀はバント成功。二死2塁。
8番・小柴は142キロの速球で空振り三振。

東洋大の鹿沼圭佑も好投だった。
9回まで投げ切って1失点。被安打5、四死球3。
奪三振は3と「打たせて取る」投球を見せた。

9回裏。
中央大は二番手投手にエースの澤村拓一を起用。
MAX156キロの「学生球界最速」投手である。
今日は常時で140後半。MAXは150キロだった。
しかしやや乱調。制球がアバウトだ。

東洋は9番・林が四球。
1番・木村がバントで送って一死2塁。
2番・小島は二ゴロで二死3塁。
3番・坂井のカウント2-1。
澤村拓一の落ちる球は1バウンド。
しかし鮫島哲新がよく抑えて暴投は免れた。
カウント2-2。坂井は128キロのスライダーで空振り三振!

鮫島は開幕戦でポロポロ捕球ミスをして印象が悪かった。
ただ最後の捕球は「1点もの」の好守。
その後に落ちる球を要求したのも勇気あるリードだ。
強気なんでしょう。「城島系」の捕手だと思った。

安打 001 010 301 5 四 失
中央┃000|000|100┃1 3 0
東洋┃000|000|000┃0 1 1
安打 000 000 110 2

中央:○山崎、澤村
東洋:●鹿沼


試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。

今時の大学野球らしい投手戦、貧打線でした。
中央大学は勝ち点2で2位浮上。
3校が勝ち点2、3校が勝ち点1という大混戦です。
東洋大は33イニング連続無得点。3試合連続完封負け。
青山学院と並んで最下位タイだ。
春の1位と2位が入替戦のピンチである。

山崎雄飛は素晴らしい投球だった。
もし4年ならドラフト1位なのだが(笑)
現大学3年は好投手が目白押しである。
澤村拓一、斎藤佑樹、大石達也、加賀美希昇、南昌輝…。
斎藤以外は「MAX150キロ超」だ。
しかしなぜ今の球界はこれほど「投高打低」なんだろう?
学生野球だけではない。プロも逸材が投手に集中している。
一つは球場が広くなった影響だと思う。
今は「両翼100m」が当たり前になった。
「トレーニング方法が進化した」という説明は納得できない。
それなら野手のレベルも同等に向上するはずである。

東都は今季21試合を消化した。
総得点は108点。1試合平均で5.14。
1チームに割ると2.57…。
ほとんどサッカーの数字である!
規定投球回数に達した投手が11人いる。
防御率0点台が3人。1点台が4人。
投球成績9位の東浜巨で防御率2.23だ。
規定打席に達した打者は35人。
3割以上が6人。2割以下が16人もいる。
(※上記の記録は東都の公式サイト参照)
貧打線と短い試合を愛する党首にはいい傾向だが…。

しかし中央大は投手王国だ。
高橋善正監督はプロ4球団でコーチを務めた大ベテランである。
「本物」の指導者が有望選手を教えるとこういう結果になる。
古葉竹識氏の率いる東京国際大も今季は大躍進。
来季は慶應にも元プロの監督が誕生する。
社会人、大学を見る限りは「プロアマの壁」がかなり低くなった。
一定の条件でアマチュアに復帰できる制度がある。
ただ自由な出入りは出来ない。
どの指導者も60才以上の「プロに戻る気のない」方だ。
そこがサッカーやラグビーとの違いである。

augustoparty at 23:59|PermalinkComments(4)TrackBack(0)大学野球 

東都 亜細亜×青山学院 2回戦

東都の秋季シーズンは中盤戦。
第4週の2回戦である。昨日は雨で一日延びた。

東都といえば戦国、下克上のリーグ戦である。
今季は春と上下が逆転している。
最下位だった立正が首位。
首位の東洋、2位の青学が勝ち点を一つしか取れていない。
しかも一昨日の1回戦で負けている。

第一試合は亜細亜大と青山学院大の対戦。
東浜、垣ヶ原と両エースが先発だ。
実は二番手の投手が見たくて2回戦を見に来たのだが…。
東浜巨は投球間隔を考慮したのか1回戦を回避。
垣ヶ原達也は中1日である。

亜細亜大学
1番 右 加嶋健志郎  3年 右右 168/71 新田
2番 二 小野紘明   3年 右右 174/68 中京
3番 一 中田亮二   4年 右左 171/115 明徳義塾
4番 右 中原恵司   4年 右右 183/80 武蔵工大二
5番 指 工藤光樹   4年 右右 183/79 崇徳
6番 捕 ブルーノ平田 3年 右右 171/81 八王子
7番 中 地神秀人   4年 右右 175/77 滝川二
8番 三 青柳匠    2年 右右 179/79 金光学園
8番 遊 高田知季   1年 右左 175/65 岡山理大付
   投 東浜巨    1年 右右 181/73 沖縄尚学

青山学院大学
1番 三 長島一成   4年 右左 177/78 修徳
2番 遊 篠塚宜政   2年 右左 170/64 桐蔭学園
3番 二 木野学    2年 右左 165/65 PL学園
4番 捕 小池翔太   3年 右右 183/83 常総学院
5番 指 加守田隆介  4年 右右 168/70 青森山田
6番 一 奥平聡一郎  3年 右左 183/83 PL学園
7番 左 政野寛明   2年 右左 174/73 桐光学園
8番 中 下水流昴   3年 右右 177/82 横浜
9番 右 広滝航    3年 右左 178/75 清峰
   投 垣ヶ原達也  2年 左左 176/80 帝京


亜細亜大は今週からブルーノがスタメン起用されている。
しかも指名打者でなく捕手だ。

1回表。
亜細亜は1番・加嶋が遊ゴロエラーで出塁。
ショートの篠塚宜政が簡単なゴロを逸らしてしまった。
2番・小野はバントで送って一死2塁。
しかし3番・中田、4番・中原が倒れて先制ならず。

関係ないけど篠塚パパが見にきていたな。
痩身でスタイルがいい。
現役時代そのままの優男だった。

青山学院の先発は垣ヶ原達也。
球速が開幕戦で見た時より心持ち遅い。
速球が常時で130〜136キロ。今日のMAXは140。
変化球はスライダーが118〜124キロくらい。
カットボールが120キロ台中盤。
チェンジアップが110キロ台中盤。
カーブが110キロ弱。あとパームも投げるらしい。
変化球が多彩なので球種を判別し辛い。

1回裏。
青山学院は1番・長島が146キロの速球で空振り三振。3球三振だった。
2番・篠塚一ゴロ、3番・木野二ゴロで三者凡退。

亜細亜大の先発は東浜巨。
立ち上がりはやたら飛ばすこともあるけど今日は自重。
変化球の比率を上げて「大人」の投球だった。
速球が常時で137〜143キロ。今日のMAXは148。
変化球はツーシームが133〜142キロくらい。
カットが131〜135キロくらい。
ただ「半速球」系は著しく判別困難である…。
他はフォークが125〜129キロ。
スライダーが116〜123キロ。
チェンジアップが110キロ台中盤。
カーブが101〜108キロ。だと思う…。

2回表。
亜細亜は5番・工藤が四球で出塁。無死1塁。
6番・ブルーノは空振り三振。一死1塁。
7番・地神は右前安打で一死1、2塁。
しかし8番・青柳は126キロのカット?を空振り三振。
9番・高田も三直で先制ならず。

2回裏。
青山学院は4番・小池が遊ゴロ。
5番・加守田は右ゴロ。
中原恵司の好返球でかなり珍しい「ライトゴロ」である。
6番・奥平は123キロのスライダーで空振り三振。

4回表。
亜細亜は一死から5番・工藤が先制ソロ本塁打。
2球目のカーブをレフトスタンドに放り込んだ。
<亜細亜大 1-0 青山学院大>
6番・ブルーノ、7番・地神はともに三振で3アウト。

4回裏。
青山学院は二死から3番・木野が左前安打。
これが初安打、初の走者である。
しかし4番・小池は投ゴロで攻撃終了。

5回表。
亜細亜は8番・青柳が三塁線を破る単打。無死1塁。
9番・高田はカウント0-3からバスター&ラン成功。
左前安打で無死1、3塁。
1番・加嶋は138キロの速球を見逃し三振。
2番・小野は三ゴロ。
長島一成の送球が走者と絡んで悪送球となる。
青柳が生還してなお一死2、3塁。
<亜細亜大 2-0 青山学院大>
3番・中田は中前安打。二者が生還する
<亜細亜大 4-0 青山学院大>
中田は一塁をオーバーラン。
ヘッドスライディングで帰塁を試みる。
しかしお腹がポヨンと地面に当たって跳ねる。
塁に手が届かず余裕でタッチアウト。
「ぶーちゃん」らしい珍プレーだった。

6回表。
青山学院は二番手投手に石井裕大を起用する。
石井は青森山田高出身の2年生。
175cm・70kgの右上手投げである。
やっと初めて見た投手が出てきた。
速球はちょうど140キロくらい。
基本的に変化球投手である。速球の比率は2割以下だと思う。
シュートが129〜135キロ。
シンカーが110キロ台後半。
フォークみたいに見えた。これがかなり切れる。
チェンジアップが110台前半。
スライダーが120台中盤。カーブが95キロ前後。

青山学院は石井裕大が好投。
このまま9回までの4イニングを投げきった。
無失点で被安打2。四死球はゼロ。

7回裏。
青山学院は先頭の4番・小池が死球。
東浜巨はこれが今日初の四死球。
「大丈夫かな?」と少し不安になった。
しかし冷静な投球を継続。
5番・加守田は115キロのチェンジアップ?で見逃し三振。
6番・奥平は二ゴロ。二封のみで二死1塁。
次打者のカウント1-2から一塁走者が牽制タッチアウト。
本塁どころか「二塁」も許さない。

9回裏。
東浜巨が「力の投球」に切り替える。
8回までのMAXは144キロだった。
しかしこの回は平均球速が5キロ以上アップ。
146、147キロを連発。
本日最速の148キロも記録した。
8回までは余裕を残していたらしい…。

青山学院は1番・丸山貴司が146キロの速球で空振り三振。
2番・篠塚が147キロの速球で空振り三振。
3番・木野は145キロの速球で空振り三振。
東浜巨が圧巻の三者三振で締めた。

安打   010 130 110 7 四 失
亜細亜 ┃000|130|000┃4 2 0
青山学院┃000|000|000┃0 1 2
安打   000 111 000 3

亜細亜:○東浜
青山学院:●垣ヶ原、石井


試合のボックススコアはこちらでどうぞ。

亜細亜大が今季初の勝ち点を獲得。
東都は更に大混戦である。

東浜巨は今季初完封。
夏場に遠征、インフルエンザで調子を崩したらしいけど完全復活。
見ていてワクワクした。楽しかった。
全身がしなやかで上手く同調している。
ゆったりしたフォームなのに球が速い。
ボールにいい回転が掛かるから手元で切れる。
低めに伸びのあるボールが来る。
しかも持ち球豊富。投手として理想系である。

ただ今日はカーブを投げ過ぎだった。
ブルーノは「初球カーブ」という配球が好きみたい。
相手の「虚」を突く効果はある。
でもフォームがゆったりなので意外に「合って」しまう。
東浜のカーブは他の球種ほど切れない。
しかも制球がいいのでストライクに入ってしまう。
あくまでも緩急をつけるための「見せ球」として使うべきだ。

高田知季は4打数2安打。
5回のバスター&ランは試合の流れを決めた巧打だった。
打撃以上に目を惹いたのは流麗な守備。
足の運び、グラブ捌きが別格だ。
今日はショート。開幕戦は三塁で起用されていた。
日本野球から打撃と守備の人材が払底した今日この頃だが、
久しぶりに「上手い」と思う選手を見つけた。

augustoparty at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)大学野球