2010年06月11日

大学選手権準々決勝 北海道×八戸

大学野球選手権は今日が4日目。
神宮球場で準々決勝2試合が行われる。
今日も見に来ましたよ。
明日はさすがに休むつもりです。
朝までW杯を見てそのまま神宮へ来るのはさすがに…(笑)

第一試合は北海道大と八戸大の対戦である。
北海道大は絶賛快進撃中。
4回目の出場で念願の初勝利…だけじゃ済まなかった。
国公立のベスト8は47回大会の京都教育大に次ぐ2校目。
今大会が第59回だから12年ぶりだ。
八戸大は2004年以来の2度目のベスト4がこの試合に掛かる。
北東北連盟は昨年に富士大が準優勝している。
大学野球に関しては「先進地帯」なのです。

試合前に北大応援団の皆さんと少し話をした。
見た目は野蛮だけで話すと好青年!
写真を撮らせてもらったのでアップします。
201006111047000

北海道大学
1番 一 福田裕   4年 左左 177/77 唐津東
2番 遊 城嶽祐太朗 4年 右右 172/72 長田
3番 中 堤篤大   4年 右左 177/72 清教学園
4番 三 梅辻拓弥  3年 右左 173/74 札幌南
5番 指 紺野祐司  4年 右右 182/83 士別
6番 右 横手智史  3年 右右 175/70 札幌第一
7番 捕 吉本勝   4年 右右 174/75 札幌南
8番 二 佐藤駿人  2年 右右 162/61 秋田
9番 左 増山遼太  3年 左左 180/70 国立
   投 石山智也  4年 右右 183/77 北広島

八戸大学
1番 左 中西良太  2年 右右 170/67 横浜創学館
2番 中 田代将太郎 3年 左左 177/72 東海大四
3番 三 久保一等  4年 右右 172/70 聖望学園
4番 右 秋山翔吾  4年 右左 183/80 横浜創学館
5番 指 内田秀行  3年 右右 173/84 神戸国際大附
6番 二 岩佐一樹  4年 右右 176/78 旭川実
7番 一 建部翔太  2年 右右 186/92 横浜隼人
8番 遊 浅野高馬  3年 右右 171/70 金足農
9番 捕 上原崇寛  3年 右右 185/82 聖望学園
   投 佐々木拓也 4年 右右 180/70 北海道栄


1回表。先攻は北海道大。
1番・福田が二ゴロ。
2番・城嶽は遊ゴロ。
3番・堤が140キロのシュートで空振り三振。

八戸大の先発は佐々木拓也。
昨日は塩見貴洋が完投したので今大会初登板だ。
リーグ戦は5試合に登板して2勝0敗。
18.2回に登板して自責点1という好成績を残している。
右上手の本格派。オーソドックスなスタイルである。
速球が常時で136〜41キロ。
シュート、シンカー軌道が多くてクセ球だ。
変化球はスライダーが121〜29キロ。
この切れは素晴らしかった。
他はシンカーが130キロ台前半。
カーブが110キロ台前半。

1回裏。後攻は八戸大。
1番・中西が三ゴロ。
2番・田代は二ゴロ。
3番・久保が死球で二死1塁。
久保は次打者の3球目に二盗成功。5球目に三盗成功。
しかし4番・秋山は140キロの外角低めで見逃し三振。

北海道大の先発は石山智也。
理学部に在籍する4年生。
リーグ戦は7試合に登板して5勝1敗。
51回で防御率0.70という好成績を挙げている。
某球団が目をつけているという報道もあった。
一昨日の四国学院大戦で完投。
昨日の広島経済大戦は2回をリリーフ。
かなりの強行登板である。
速球が130〜40キロ。
ややカット気味に滑るクセ球だ。
スライダーが120〜28キロ。
指に引っかかると鋭角的で凄い変化をする。
基本はこの2球種だ。
シュート、カーブ風の変化もあった。

2回表。
北大は4番・梅辻が二ゴロ。
5番・紺野は125キロのスライダーで空振り三振。
6番・横手が一ゴロで三者凡退。

2回裏。
八戸は5番・内田が三ゴロ。
6番・岩佐は死球。一死1塁。
岩佐は次打者の3球目に二盗成功。二死3塁。
7番・建部が左前安打。二塁走者は三塁でストップ。
しかしレフトがファンブルしてその間に本塁生還。なお一死1塁。
<八戸大 1−0 北海道大>
8番・浅野はバント。投ゴロ併殺となって3アウト。

3回表。
北大は7番・吉本が投ゴロ。
8番・佐藤駿が左前安打。
9番・増山はバント成功。二死2塁。
1番・福田は左飛で攻撃終了。

3回表。
八戸は9番・上原が中飛。
1番・中西が三ゴロ。
2番・田代は127キロのスライダーで空振り三振。

3回裏。
北大は2番・城嶽が三ゴロ。
3番・堤は中前安打
4番・梅辻は初球にエンドラン成功。
右前安打で一死1、3塁。
5番・紺野も初球にライト前安打。
三塁走者が生還してなお1、2塁。
<北海道大 1−1 八戸大>
6番・横手はストレートの四球。一死満塁。

佐々木拓也がここで降板。
八戸大は二番手投手に千葉隆寛を起用する。
千葉は仙台高出身の2年生。
180cm・86kgの右上手投げである。
リーグ戦は6イニングしか投げていない。
速球が135〜44キロ。
速球なのに小さく沈んで手元で減速する。
チェンジアップみたいな軌道が独特だ。
変化球はシンカーが129〜32キロ。
スライダーが125〜31キロ。
カーブが100キロ台後半。

北大は7番・吉本が右前タイムリー。なお一死満塁。
<北海道大 2−1 八戸大>
8番・佐藤駿は143キロの速球で見逃し三振。二死満塁。
9番・増山も143キロの速球で空振り三振。

4回裏。
八戸は3番・久保が右直。
4番・秋山は二ゴロ。
5番・内田が左前安打&エラーで二死2塁。
6番・岩佐はストレートの四球。二死1、2塁。
7番・建部が140キロの外角速球で空振り三振。

5回表。
北大は1番・福田が遊飛。
2番・城嶽は二ゴロ。
3番・堤が137キロの速球で空振り三振。

5回裏。
八戸は8番・浅野が中飛。
9番・上原は二ゴロ。佐藤駿人のファインプレー。
1番・中西が中前安打。二死1塁。
2番・田代は初球にエンドラン成功。右前安打で二死1、3塁。
田代は次打者の初球に二盗成功。二死2、3塁。
3番・久保が2球目を左前タイムリー安打。二死1塁。
<八戸大 3−2 北海道大>
久保は次打者の3球目に二盗成功。二死2塁。
4番・秋山はストレートの四球で二死1、2塁。

石山智也がここで降板。
北大は二番手投手に浄野智規を起用する。
浄野は札幌南高出身の4年生。
175cm・70kgの右下手投げである。
速球が116〜21キロ。
変化球はシンカー、スライダーが110キロ前後。
カーブが100キロ弱。
なお八戸大は5番・内田が中飛で攻撃終了。

6回表。
北大は4番・梅辻が二飛。
5番・紺野が右飛。
6番・横手は138キロの内角速球で見逃し三振。

6回裏。
八戸は6番・岩佐が四球。
7番・建部は116キロの外角速球で見逃し三振。
代打・初沢大樹が左前安打。一死1、2塁。
9番・上原の3球目に暴投。一死2、3塁。
上原は100キロのカーブで空振り三振。
1番・中西が四球で二死満塁。

浄野智規がここで降板。
北大はここで三番手投手に杉谷将宏を起用する。
杉谷は札幌北高出身の3年生。
183cm・76kgの左腕投手である。
2球しか投げてないので球種球速は不詳。
八戸は2番・田代が二ゴロで3アウト。

7回表。
北大は7番・吉本が左飛。
8番・佐藤駿が125キロのスライダーで空振り三振。
9番・増山は二ゴロで三者凡退。

7回裏。
北大はこの回頭から四番手投手に佐藤輝を起用する。
佐藤は昨日の広島経済大戦で先発して7回を零封。
立命館慶祥高出身の3年生。
二浪しているから年齢は23才らしい。
178cm・73kgの右スリークォーターである。
速球が128〜35キロ。
「動く」速球が特長だ。
ナチュラルシンカーが125キロ前後。
これはすごい切れだった
スライダー、チェンジアップがが116〜21キロ。

八戸は3番・久保が左飛。
4番・秋山が一ゴロ。
5番・内田は遊ゴロで三者凡退。

8回裏。
北大は1番・福田が遊ゴロ失策出塁。
福田は二塁を伺う。センターがこぼれ球をファンブル。
福田が隙を突いて二進。記録は「ダブルエラー」で無死2塁。
2番・城嶽はバント成功。一死3塁。

千葉隆寛がここで降板。
八戸大は三番手投手に塩見貴洋を起用する。
塩見は一昨日の佛教大戦で完封している。
帝京第五高出身の4年生。
181cm・80kgの左腕投手だ。
速球が常時で133〜38くらい。
今日のMAXが141キロだった。
ただ近くで測っていた某大のスピードガンはもっと速めに出ていた。
神宮のスピードガンは左に辛かったりする。
変化球はスライダーが112〜19キロ。
カーブが99〜106キロ。

北大は3番・堤が2球目の速球を中前タイムリー安打!
<北海道大 3−3 八戸大>
4番・梅辻は一ゴロ。二封のみで二死1塁。
5番・紺野が三ゴロで攻撃終了。

8回裏。
八戸は6番・岩佐が二飛。
7番・建部は135キロの内角速球で見逃し三振。
8番・初沢が三塁線を破る二塁打。二死2塁。
9番・上原は左飛。レフトフェンス際で冷や冷やした(笑)

9回表。
北大は6番・横手が四球を選んで無死1塁。
7番・吉本がバント成功。一死2塁。
8番・佐藤駿もバント成功。二死3塁。
9番・増山は2−3からボテボテの遊ゴロ。
間一髪のタイミングだったけど一塁アウト!

9回裏。
八戸は1番・中西が126キロのシンカーで空振り三振。
2番・田代は131キロの速球で空振り三振。
3番・久保は四球で二死1塁。
久保は次打者の初球に二盗を狙ってタッチアウト。
吉本捕手は「7回目の正直」で盗塁を阻止した(笑)

試合は3−3で延長戦。

10回表。
北大は1番・福田が二ゴロ。
2番・城嶽は捕邪飛。
3番・堤が見逃し三振で三者凡退。

10回裏。
八戸は4番・秋山が右飛。
5番・内田が遊飛。
6番・岩佐は125キロのシンカーで空振り三振。

11回表。
北大は4番・梅辻が二ゴロ。
5番・紺野は134キロの高め速球で空振り三振。
6番・横手が遊ゴロで三者凡退。

11回裏。
八戸は7番・建部が三ゴロ。
8番・初沢が遊飛。
9番・上原は遊ゴロ。

12回表。
北大は7番・吉本がセーフティーバント狙い。
一塁線の打球を蹴ってしまって守備妨害アウト。
8番・佐藤駿はスライダーで見逃し三振。
9番・増山が中前安打。二死1塁。
増山は次打者のカウント1−1からスタート。
牽制挟殺プレーとなるが二塁セーフで盗塁成功。
しかし1番・福田は内角スライダーで空振り三振。

12回裏。
八戸は1番・中西が三直。
2番・田代は左直ポロリで一死1塁。
これで本日3つめ…。
3番・久保はエンドラン。
三ゴロでまず一塁アウト。
田代が三塁を欲張ってタッチアウト。3アウト。

13回表。
北大は2番・城嶽が一ゴロ。
3番・堤は外角速球で空振り三振。
4番・梅辻が中前安打で二死1塁。
代走・横村幸大が次打者の2球目に二盗失敗。3アウト。

13回裏。
八戸は4番・秋山が中前安打。
5番・内田は初球遊ゴロ。
絶好の併殺コースだったが処理を焦って落球。無死1、2塁。
6番・岩佐がバント成功。一死2、3塁。
代打・宮本大輔は敬遠気味の四球。一死満塁。
8番・初沢は123キロのシンカーで空振り三振。
ここで代打・江藤諒。捕手に代打を出した。
江藤は聖望学園出身の2年生。
リーグ戦では打率。350の左打者である。
江藤は三塁線に強烈な当たり。
木村優斗は横っ飛びで捕球。
三塁ベースに飛びついてフォースアウト!

14回表。
北大は5番・紺野が左飛。
6番・横手は二ゴロ。
7番・吉本が140キロの速球で空振り三振。
この球は別のスピードガンで144キロを計測していた。

14回裏。
八戸は1番・中西がセーフティーバント狙いの投ゴロ。
2番・田代が初球のチェンジアップを強振。
ライトポールに直撃するサヨナラ本塁打!
<八戸大 5−4 北海道大>

延長14回の激闘。
北海道大がよく食い下がった。
この価値をどう説明したらいいのかな?
大学選手権の8強に残るようなチームは「プロ」である。
指導者は専属。施設もプロ級かそれ以上だったりする。
八戸大なら西武二軍の即戦力になる選手が4、5人いますよ(笑)
推薦のない学校が互角に戦うということは常識的に有り得ない。
北大は1回戦、2回戦と「組み合わせに恵まれた」感があった。
ただ八戸大にここまで善戦するとは…。
野球は番狂わせの多いスポーツに違いない。
ただそういう次元を超えた差があると思っていた。
選手の結束、活気が「運」「流れ」を呼び込んだんだろうな…。
素晴らしいものを見せてもらいました。

八戸大はベスト4進出。過去最高の結果に並んだ。
ただ「傷だらけの勝利」である。
塩見貴洋が5回3分の2を好リリーフ。
でも準決勝に向けた「温存」をできなかった。
ただ次は挑戦者としてのびのびプレーできるんじゃないかな?
苦しい試合を乗り越えることで得たモノもあるだろう。

安打  001 400 010 001 10 8 四 失
北海道┃000|200|010│000│00┃4 2 4
八戸 ┃010|020|000│000│01X┃5 8 2
安打  010 131 010 000 1

八戸:佐々木、千葉、○塩見
北海道:石山、浄野、杉谷、●佐藤

試合の記録はこちらでどうぞ。

augustoparty at 15:30│Comments(2)TrackBack(0)大学野球 

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この記事へのコメント

1. Posted by エーテルさん   2010年06月11日 18:57
こういうのを見ると、いかに北高が南高に比して「使えない」かがよくわかる。
2. Posted by 党首   2010年06月12日 08:17
> エーテルさん
> こういうのを見ると、いかに北高が南高に比して「使えない」かがよくわかる。

君が言うと説得力あるな。
(※エーテルさんは北高OBです)

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