栃木準々決勝 石橋×青藍泰斗
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高校野球栃木県大会準々決勝を見に行きました。
第2試合は石橋と青藍泰斗の対戦だ。
石橋は公立だが秋の関東大会に出場していたチーム。
青藍泰斗はプロ注目のエース石川翔を見たかった。
青藍泰斗は旧称が葛生高校。05年に改称している。
最近は群馬と栃木に逸材が多い。
群馬は前橋育英、健大高崎とも見る機会があった。
栃木も作新学院は昨秋に見ている。
あとは白鴎大足利と青藍泰斗が見たいなと思っていた。
県大会の日程が出てから19日に見られることを期待していた。
青藍泰斗は危ない試合もあったけれど、無事に勝ち上がっている。
あと西川田駅から歩ける県営はアクセスがいい。
清原球場だとタクシーで駅から3千円超ですからね。
場所、カードとも個人的にはベストだった。
栃木県立石橋高校
1番 左 渡辺夢真 2年 右左 170/65
2番 捕 渡邉彬仁 3年 右右 166/60
3番 遊 入江太一 3年 右左 167/64
4番 右 脇島知也 2年 右右 174/68
5番 投 竹内海斗 3年 右右 180/70
6番 中 伊藤哲哉 3年 右右 171/70
7番 一 前原正義 3年 右右 174/85
8番 三 森岡真朗 2年 右右 172/69
9番 二 佐藤仙道 3年 右右 172/59
青藍泰斗高校
1番 右 田渕宥暉 3年 右右 170/72
2番 中 田中竜平 3年 右左 164/65
3番 遊 中山誠吾 3年 右左 189/81
4番 捕 須藤悠真 3年 右左 168/68
5番 左 神山爵夢 3年 右左 176/75
6番 二 大塚璃音 2年 右左 173/70
7番 一 増山勝春 3年 右右 173/83
8番 三 益子京右 2年 右右 175/75
9番 投 石川翔 3年 右左 180/80
1回表。先攻は石橋。
1番・渡辺夢が外角高め144キロで空振り三振。
2番・渡邉彬は一ゴロ。
3番・入江が遊ゴロで三者凡退。
青藍泰斗の先発は石川翔。右上手の本格派である。
「関東でも最高の右腕」くらいの評価が聞こえて来ていた。
彼が初回から期待通りの「見栄え」を見せる。
ピンと背筋を伸ばして、上下の反動をつけて、
真上から投げ込んでくるフォーム。
バネがあるし、肘も程よくしなる。
直前に左足首を捻挫したそうで、「蹴り」は確かに弱い。
ただ上半身主導のフォームになっても、ボールはしっかり来る。
肩が柔らかいので、腕が遅れて出てくる感じもあった。
今日の球速は速球系が137〜51キロ。
常時でも144〜48くらいは出していた。
力任せの140キロ台でなく典型的な「伸びる」球質だ。
今どき珍しいくらいきれいなフォーシームを投げる。
ただ稀に「動く系」の球筋もあった。
変化球はスライダーが122〜30キロ。
フォークが126〜34キロ。
他にカーブが114〜16キロ。
速球はどうしても浮いていましたね。
ただ逆にスライダー、フォークの縦変化が効いていた。
1回裏。後攻は青藍泰斗。
1番・田渕が三ゴロ。
2番・田中も遊ゴロ。
3番・中山は二ゴロで三者凡退。
石橋の先発は竹内海斗。
変則派、アーム式の右スリークォーターだ。
腕を回旋させずくいっと後ろに引いて、横振りしてくる。
身体を少し沈めるので、リリースポイントが低い。
変化球の切れ、球筋のバリエーションも持っている。
打ち難さがありつつ球威もあって、こちらも好投手だ。
ただし今日は疲れもあったのか、
3回4回あたりから制球が乱れましたね。
今日の球速は速球が130〜38キロ。
変化球はスライダーが118〜26キロ。
チェンジ、シンカーが107〜23キロ。
カーブが107〜17キロ。
2回表。
石橋は4番・脇島が内角速球で見逃し三振。
5番・竹内も速球で空振り三振。
6番・伊藤が左前安打。二死1塁。
7番・前原は遊ゴロ。
長身ショート中山誠吾が見事な守備を見せた。
2回裏。
青藍泰斗は4番・須藤が中前安打。無死1塁。
5番・神山は左飛。一死1塁。
6番・大塚が空振り三振。二死1塁。
7番・増山は右前安打。二死1、2塁。
8番・益子が右直で無得点。
3回表。
石橋は8番・森岡が低め149キロで空振り三振。
9番・佐藤は四球。一死1塁。
1番・渡辺夢がフォークで空振り三振。
最後のボールで佐藤が二盗成功。二死2塁。
2番・渡邉彬は三ゴロで3アウト。
3回裏。
青藍泰斗は9番・石川が四球。無死1塁。
1番・田渕がバント成功。一死2塁。
2番・田中は二ゴロ。二死3塁。
3番・中山がチェンジで空振り三振。3アウト。
4回表。
石橋は3番・入江がフォークで空振り三振。
4番・脇島は二ゴロ。
5番・竹内がフォークで空振り三振。
この回の石川翔は変化球比率を増やして相手を翻弄していた。
4回裏。
青藍泰斗は4番・須藤が死球。無死1塁。
5番・神山は2−2から三振。
しかし捕手がボールを後ろに逸らす。
振り逃げにはならないが、須藤がスタートを切っていて一死3塁。
6番・大塚が死球。一死1、3塁
7番・増山は中犠飛。二死2塁。
<青藍泰斗 1−0 石橋>
8番・益子がカーブで見逃し三振。攻撃終了。
5回表。
石橋は6番・伊藤がフォークで空振り三振。
7番・前原は遊ゴロ失策で生きる。一死1塁。
中山誠吾が多少腰高で、グラブを合わせられなかった。
8番・森岡はバント成功。二死2塁。
9番・佐藤が146キロの速球で空振り三振。
5回裏。
青藍泰斗は9番・石川が二ゴロ失策で出塁。無死1塁。
1番・田渕はバント。一死2塁。
2番・田中が中飛。二死2塁。
3番・中山は右前安打。二死1、3塁。
石川のベースランニングが完全に「かばった」動きでしたね。
4番・須藤が左中間を破るタイムリー三塁打。二死3塁。
<青藍泰斗 3−0 石橋>
代打・大賀隼太郎は死球。二死1、3塁。
6番・大塚が右中間を破るタイムリー二塁打。
二者が生還してなお二死2塁。
<青藍泰斗 5−0 石橋>
一塁走者の生還はぎりぎりだった。
しかしヘッドスライディングで上手く左手ベースタッチ。
7番・増山は二飛で攻撃終了。
6回表。
石橋は1番・渡辺夢が速球で見逃し三振。
2番・渡邉彬は四球。一死1塁。
この打席で石川翔は151キロを出した。
3番・入江が遊ゴロ。二死1塁。
4番・脇島は中前安打。二死1、2塁。
5番・竹内が左前タイムリー安打。二死1、2塁。
<青藍泰斗 5−1 石橋>
6番・伊藤の5球目に石川翔が暴投。二死2、3塁。
伊藤は四球。二死満塁。
7番・前原が投ゴロで攻撃終了。
6回裏。
青藍泰斗は8番・益子が右前安打。無死1塁。
9番・石川は四球。無死1、2塁。
1番・田渕がバント失敗の空振り三振。一死1、2塁。
2番・田中は二ゴロで二封のみ。二死1、3塁。
3番・中山が右前タイムリー安打。
送球の乱れを突いて中山は二進。二死2、3塁。
<青藍泰斗 6−1 石橋>
4番・須藤はライトフェンス直撃のタイムリー二塁打。二死2塁。
二者が生還し、点差は7回コールド圏内に。
<青藍泰斗 8−1 石橋>
5番・大賀が死球。二死1、2塁。
6番・大塚は左中間を破るタイムリー三塁打。
<青藍泰斗 10−1 石橋>
5回10点差の規定だから「あと1点で試合終了」である。
7番・増山の初球に竹内海斗が暴投。
三塁走者が生還して、コールドゲームとなった。
<青藍泰斗 11−1 石橋>
青藍泰斗が集中打でコールド勝ち。
石川翔は6回を被安打3、1失点で完投。
奪三振は10を数え、四死球も2つだけだった。
安打 010 002 3 四 失
石橋 ┃000|001┃1 2 1
青藍泰斗┃000|146X┃11 6 1
安打 020 034 9
青藍泰斗:○石川
石橋:●竹内
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