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第48回明治神宮大会は本日開幕。
高校の部第2試合は日大三と日本航空石川の対戦だ。
日大三が東京、日本航空石川は北信越の秋季地区大会を制している。

日本大学第三高校
1番 三 金子凌   2年 右左 170/71
2番 二 木代成   2年 右左 174/73
3番 遊 日置航   2年 右左 176/76
4番 右 大塚晃平  2年 右右 181/78
5番 投 中村奎人  2年 右左 173/70
6番 一 飯村昇大  2年 左左 177/74
7番 左 佐藤コビィチボニア
          2年 右右 183/79
8番 中 柳澤真平  2年 右左 171/67
9番 捕 齊藤龍二  2年 右右 170/77

日本航空石川高校
1番 遊 中西堅太  1年 右右 172/64
2番 右 小坂敏輝  2年 左左 173/75
3番 中 原田竜聖  2年 右右 179/75
4番 左 上田優弥  2年 左左 185/97
5番 三 長谷川拳伸 2年 右右 178/78
6番 一 小板慎之助 2年 右左 180/86
7番 二 山岡広紀  2年 右右 170/65
8番 捕 井岡啓吾  2年 右右 179/73
9番 投 重吉翼   1年 右左 183/76


1回表。先攻は日大三。
1番・金子が左飛。
2番・木代はツーシームで空振り三振。
3番・日置は三ゴロ。

日本航空石川の先発は重吉翼。右上手の本格派だ。
1年生ながら体格に恵まれて、バランスもいい。
やや上半身が突っ込むけれど、球持ちも悪くないですね。
球速は速球、ツーシームが132〜37キロ。
基本はシュートしつつ沈む球筋だ。
スライダーが116〜21キロ。

1回裏。後攻は日本航空石川。
1番・中西が二前安打。無死1塁。
次打者のカウント0−0から投手が牽制悪送球。無死2塁。
2番・小坂は右前タイムリー安打。無死1塁。
<日本航空石川 1−0 日大三>
3番・原田が中飛。一死1塁。
4番・上田は遊飛。二死1塁。
5番・長谷川が遊ゴロで攻撃終了。

日大三の先発は中村奎人。右上手の技巧派だ。
速球、チェンジが125〜34キロ。
ツーシーム的に沈む球筋が多い。
スライダーが117〜24キロ。
他にカーブが100キロ強。
速球以上にスライダーを多投していた。
ボールが動くし切れもあるのだけど、力強さはどうしても足りない。

2回表。
日大三は4番・大塚が中飛。
5番・中村は三塁線を破る二塁打。一死2塁。
6番・飯村が遊ゴロ。二死2塁。
7番・佐藤コはスライダーで空振り三振。

2回裏。
日本航空石川は6番・小板が三振振り逃げ。無死1塁。
7番・山岡は右飛。一死1塁。
8番・井岡が左前安打。一死1、2塁。
9番・重吉は遊ゴロで三封。二死1、2塁。
1番・中西が右前安打。二死満塁。
2番・小坂は中飛。

3回表。
日大三は8番・柳澤が二ゴロ。
9番・齊藤は外角速球で空振り三振。
1番・金子が一ゴロで三者凡退。

3回裏。
日本航空石川は3番・原田が右前安打。無死1塁。
4番・上田は右前安打。無死1、3塁。
5番・長谷川が左犠飛。一死1塁。
<日本航空石川 2−0 日大三>

日大三はここで中村奎人が降板。
二番手投手に林玲介を起用する。
中村はセンター、柳澤がレフトに移動し、佐藤がベンチに下がる。
林は2年生。172cm・67kgの右上手投げだ。
球速は速球が132〜34キロ。
カーブが113〜18キロ。
こちらもカーブを多投する技巧派。

日本航空石川は6番・小板が左前ポテンの二塁打。一死2、3塁。
7番・山岡は右飛。走者動けず二死2、3塁。
8番・井岡が四球。二死満塁。
9番・重吉は二ゴロで攻撃終了。

4回表。
日大三は2番・木代が中飛。
3番・日置は投ゴロ。
4番・大塚がセンターフェンス直撃の三塁打。二死3塁。
5番・中村はレフト線に流すタイムリー二塁打。二死2塁。
<日本航空石川 2−1 日大三>
6番・飯村が外角速球で空振り三振。

4回裏。
日本航空石川は1番・中西がレフトフェンス直撃の二塁打。無死2塁。
2番・小坂が右前タイムリー安打。無死1塁。
<日本航空石川 3−1 日大三>
3番・原田は四球。無死1、2塁。
4番・上田の初球に林玲介が暴投。無死2、3塁。
上田は左中間を破るタイムリー二塁打。無死2塁。
<日本航空石川 5−1 日大三>
5番・長谷川がレフト線を破るタイムリー二塁打。無死2塁。
<日本航空石川 6−1 日大三>

日大三は林玲介が降板。
三番手投手に井上広輝を起用する。
井上は1年生。180cm・74kgの右上手投げだ。
身体の力があって、1年生には見えない。
フォームは粗削りだけどとにかく腕が良く振れる。
球速は速球が134〜42キロ。
変化球はスライダー、チェンジが120〜29キロ。
シンカーが114〜18キロ。
シンカーは吉永健太朗のような変化でしたね。
兄・大成は侍ジャパンU−18のメンバーで外野手。

日本航空石川は6番・小板がスライダーで空振り三振。一死2塁。
7番・山岡は遊ゴロ。二死2塁。
8番・井岡が左飛で攻撃終了。

5回表。
日大三は7番・井上が二ゴロ。
8番・柳澤は右飛。
9番・齊藤が一ゴロで三者凡退。

5回裏。
日本航空石川は代打・安東凌太が二ゴロ。
1番・中西は外角速球で見逃し三振。
2番・小坂が左飛で三者凡退。

6回表。
日本航空石川はこの回から二番手投手に杉本壮志を起用する。
杉本は背番号1の2年生。169cm・63kgの左腕だ。
速球が130〜32キロ。
スライダー、チェンジ系が110キロ台中盤。

日大三は1番・金子が中前安打。無死1塁。
2番・木代は中前安打。無死1、2塁。
3番・日置がショート後方のポテン安打。無死満塁。
4番・大塚は追い出しの四球。無死満塁。
<日本航空石川 6−2 日大三>

日本航空石川は杉本壮志がここで降板。
三番手投手に大橋修人を起用する。
大橋は2年生。176cm・75kgの右スリークォーターだ。
球速は速球が133〜41キロ。
手元でかなり動く、シュートする球筋だ。
スライダーが117〜26キロ。

日大三は5番・中村が投ゴロ。
大橋修人はボールが手につかず、辛うじて一塁アウト。
三塁走者が生還して一死2、3塁。
6番・飯村が三ゴロ。三塁走者が生還して二死3塁。
<日本航空石川 6−4 日大三>
7番・井上は遊ゴロで攻撃終了。

6回裏。
日本航空石川は3番・原田がスライダーで空振り三振。
4番・上田は外角速球で見逃し三振。
5番・長谷川が速球で見逃し三振。

7回表。
日大三は8番・柳澤が四球。無死1塁。
9番・齊藤はバント成功。一死2塁。
1番・金子が左前タイムリー安打。一死1塁。
<日本航空石川 6−5 日大三>
金子は次打者の4球目に二盗成功。
タイミングはアウトだったが捕手の送球がセンターに抜ける。一死3塁。
2番・木代は四球。一死1、3塁。
3番・日置が四球。一死満塁。
4番・大塚は速球で見逃し三振。二死満塁。
5番・中村が二飛で攻撃終了。

7回裏。
日本航空石川は6番・小板が左飛。
7番・山岡は捕飛。
8番・井岡が外角速球で見逃し三振。三者凡退。

8回表。
日大三は6番・井上が二前安打。無死1塁。
7番・井上はバント失敗で投飛。
大橋修人がダイビングキャッチで好捕して併殺になる。
8番・柳澤が死球。二死1塁。
9番・齋藤は右飛で3アウト。

8回裏。
日本航空石川は9番・大橋が左前安打。無死1塁。
1番・中西の2球目に大橋が飛び出して挟殺。一死無走者。
中西は右飛。二死無走者。
2番・小坂がスライダーで空振り三振。3アウト。

9回表。
日大三は1番・金子が左前安打。無死1塁。
2番・木代はバント成功。一死2塁。
3番・日置が中飛。二死2塁。
4番・大塚は中前タイムリー安打。二死1塁。
<日大三 6−6 日本航空石川>
5番・中村が二ゴロ。

9回裏。
日本航空石川は3番・原田が二ゴロ。
4番・上田は左前安打。一死1塁。
5番・長谷川が左前安打。一死1、2塁。
6番・小板が外角速球で空振り三振。二死1、2塁。
7番・山岡は右前安打。
ライトからのタイミングは完全にアウトだった。
しかし上田優弥が走ってきて、彼の膝が捕手の顔に入ってしまう。
捕手が落球して球審は一旦セーフのアクション。
齊藤龍二は「ノックアウト」されて担架で運ばれる。
最終的には審判団が競技し、守備妨害でチェンジとなった。

9回を終えて決着つかずタイブレークに入る。
高校野球のタイブレークは「無死1、2塁」から。
打順は任意で選択できる。

10回表。
日大三は2番・木代がバント成功。一死2、3塁。
3番・日置は遊飛。二死2、3塁。
4番・大塚が右飛で無得点。

10回裏。
日本航空石川は3番・原田が右前安打。無死満塁。
4番・上田の2球目に井上が暴投。
三塁走者が生還して日本航空石川がサヨナラ勝ち。

安打   010 203 112 0 10 四 失
日大三 ┃000|103|101|0┃6 5 1
日航石川┃101|300|000|1X┃7 2 1  
安打   223 400 013 1 16

日航石川:重吉、杉本、○大橋
日大三:中村、林、●井上

試合のテーブルスコアはこちらでどうぞ。