2018年12月12日

インカレ1回戦 新潟医療福祉×東海学園

第67回全日本大学サッカー選手権大会。
通称「インカレ」が本日開幕する。
出場は24チームで、8チームが1回戦免除。
関東5校、関西3校が2回戦からの登場だ。
ただ個人的には「関東関西以外」の強豪を見たい。
浦安運動公園陸上競技場の第1試合が特に気になった。

東海学園大と新潟医療福祉大の対戦である。
東海学園は2年ぶり4回目の出場。
名古屋グランパスOBの安原成泰監督が指揮を執っている。
スタイル的に「風間サッカー」と愛称がいいらしい。
渡邉柊斗、榎本大輝は来季の契約が既に発表済み。
また児玉駿斗も特別指定選手に入っていた。
渡邉は負傷らしく不在だが、彼らのスタイルをこの目で見たかった。
新潟医療福祉大は2年連続5回目の出場。
桐光学園を長く率いていた佐熊裕和氏が14年から監督を務めている。

東海学園大学(東海第1代表)
GK 21 高橋巧   4年 187/80 中央学院
DF 19 唐澤真三郎 3年 178/71 松本U-18
    4 鹿山拓真  4年 190/78 長崎南山
   15 戸根一誓  4年 183/76 興国
   22 神谷凱士  3年 182/72 東海学園
MF  3 細見孟史  4年 178/67 中央学院
   18 澤朋哉   3年 170/63 三重
   24 丸山義貴  4年 176/63 帝京大可児
   14 児玉駿斗  2年 166/61 中央学院
   11 榎本大輝  4年 163/60 中央学院
FW  9 神門滉人  3年 183/72 アミーゴス鹿児島

−−−−−−−神門−−−−−−−
−−榎本−−−児玉−−−丸山−−
−−−−−-澤-−−細見−−−−−
−神谷−−戸根−−鹿山−−唐澤−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−高橋−−−−−−−

新潟医療福祉大学(北信越第1代表)
GK 21 宗像利公  1年 181/73 尚志
DF  5 池田友樹  4年 169/63 桐光学園
    2 喜岡佳太  3年 182/77 市立船橋
   29 松本雄真  1年 176/65 尚志
    6 吉川佳介  4年 169/62 新潟U-18
MF  7 霞恵介   4年 169/62 青森山田
    3 鶴田雄佑  3年 182/74 湘南工科大附
   10 上米良柊人 4年 168/64 湘南工科大附
   23 シマブクカズヨシ
           1年 166/63 浦和Y
FW  9 矢村健   3年 168/66 市立船橋
   11 林純平   4年 180/73 尚志

−−−−-林-−−−−矢村−−−−
−−シマブク−−−−−上米良−−
−−−−−鶴田−−-霞-−−−−−
−吉川−−松本−−喜岡−−池田−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−宗像−−−−−−−


新潟医療福祉は上手く東海学園の攻め手を消していた。
相手のビルドアップに対して[4−3−1−2]のオーガナイズで起点を潰す。
霞恵介がボランチの持ち上がりをケアしつつ、
2トップと連動して「縦」のコースを消していた。
外に開けばサイドMFとサイドバックが2枚で対応。
奪ってからのカウンターもよく整理されていた。

4分、新潟医療福祉は池田友樹が右クロス。
矢村健がニアに飛び込んでボレーを合わせるも打ち切れない。
しかしこれが上手く裏にこぼれて、林純平が叩き込んだ。
<新潟医療福祉大学 1−0 東海学園大学>

東海学園は榎本大輝、児玉駿斗が近くで連携を出せるとやっぱり効く。
新潟医療福祉は間を詰めて、2ラインでオーガナイズを形成。
ゾーンDFを狭めてこれを封じていく。
しかし東海学園は「内と外」「柔と剛」の両面を持っている。
右SBの唐澤真三郎が右足の一振りを持っていて、
彼のクロスから神門滉人の合わせを「裏」の狙いにしていた。

10分、東海学園は唐澤真三郎が右大外からクロス。
神門滉人の右足ボレーは枠外。

11分、新潟医療福祉は霞恵介が右サイドから縦パス。
相手に引っかかって、上手く裏にこぼれる。
DFは重心が前に寄ってスペースが大きく空いていた。
林純平がゴール右まで抜け出してシュートを放つ。
これは東海学園DFが弾いてゴールラインを割った。

12分、新潟医療福祉は右CKを上米良柊人が右足で入れる。
鶴田雄佑が相手DFのクリアしたこぼれを拾って正面から叩き込んだ。
<新潟医療福祉大学 2−0 東海学園大学>

15分、東海学園は相手DFのクリアミスからカウンター。
児玉駿斗が右サイドの混戦状態からセカンドを拾って中に叩く。
丸山義貴はゴール右から斜めに流し込んだ。
<新潟医療福祉大学 2−1 東海学園大学>
試合が立ち上がりから激しく動く。

17分、新潟医療福祉は右CKを上米良柊人が右足で低くマイナスに入れる。
矢村健がエリア右角からループシュートを狙った。
これはGK高橋巧が辛うじて弾いて枠上。

この後は東海学園が流れを掴む。
攻撃はアグレッシブかつ自由で、良くも悪くも「形」がない。
唐澤真三郎はかなり高く張っていたし、ボランチが飛び出してくる。
榎本大輝も中に寄って来て、途中から児玉駿斗と入れ替わっていた。
榎本、児玉はドリブラーで、ギャップがあれば当然仕掛けてくる。
前半の半ば以降はいい位置でCKやFKを何度も取っていた。
大型選手が多く、神谷凱士の左足キックも素晴らしいからセットプレーは迫力あり。

24分、東海学園は左サイドからのFKを神谷凱士が左足で入れる。
ファーから戸根一誓がヘッドを合わせたものの枠上。

29分、東海学園は右CKを神谷凱士が左足で入れる。
まず丸山義貴のヘッドをDFがブロック。
丸山はこぼれに反応して左足シュートを狙って再びDFがブロック。
細見孟史が狙った3本目もやはりDFに弾かれた。

43分、新潟医療福祉のカウンター。
矢村健が右サイドから一気に抜け出してゴール右からシュート。
GK高橋巧は片足でよくブロックしたが、林純平が詰めて押し込んだ。
<新潟医療福祉大学 3−1 東海学園大学>

東海学園は前に人数をかけて攻めることが多い。
新潟医療福祉もそれを分かっているから7人、8人が引いて数を合わせる。
そして奪ったらスペースへ一気にフィードを送る。
東海学園は残っている枚数が足りていないし、
奪われた瞬間のファーストDF、戻りがいずれも緩い。
一気にひっくり返されて、こういう失点を招いていた。

矢村健は動き出しと初速が素晴らしい。
ボールを奪った瞬間、パスが出そうな瞬間に先手を打っている。
新潟医療福祉は彼の「ブレイク」がカウンターの一手目になっていた。

前半45分は新潟医療福祉大が2点リードで折り返す。
試合は後半。
46分、東海学園は澤朋哉→加藤大貴。
47分、東海学園は松本雄真に警告。
53分、新潟医療福祉は松本雄真→蔦優斗。
59分、東海学園は丸山義貴→白川大吾廊。

東海学園の布陣がこう↓
−−−−榎本−−−−神門−−−−
−−加藤−−−−−−−−白川−−
−−−−−細見−−児玉−−−−−
−神谷−−戸根−−鹿山−−唐澤−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−高橋−−−−−−−


61分、東海学園は榎本大輝が中盤でDFに潰された…。
と思ったら榎本はバランスを立て直してドリブル開始。
中央の密集地帯をドリブルでグイグイ抜けてシュートを放つ。
榎本が放ったシュートのこぼれを神門滉人が狙うも弱い。

後半に入ると流れは新潟医療福祉大に。
東海学園はビハインドを負って攻勢に出ていた。
しかしプレーが単発で、本当に「怖い」場面を作り出せない。
しかも人のかけ方が大胆過ぎてバランスも悪く、相手のカウンターを誘発していた。
あとエリア内の位置取りが甘く、GKやCBが止めてもこぼれが相手に渡ってしまう。
3失点すべてが「しっかり弾けない」ことから生まれていた。

66分、新潟医療福祉は池田友樹→高野俊晟。

68分、新潟医療福祉のカウンター。
上米良柊人が相手ボールを引っ掛けて中に叩く。
霞恵介がスルーパスを送り、矢村健がつなぐ。
シマブクカズヨシが左大外から放ったシュートはGKがブロック。
シマブクがセカンドを拾って放ったシュートも枠外だった。

71分、東海学園は神門滉人に警告。
78分、東海学園は神門滉人→西沢利樹。
81分、新潟医療福祉は上米良柊人→野村祐一朗。
85分、東海学園は加藤大貴→奥村南斗。

東海学園の最終布陣がこう↓
−−−−榎本−−−−西澤−−−−
−−児玉−−−−−−−−白川−−
−−−−−奥村−−細見−−−−−
−神谷−−戸根−−鹿山−−唐澤−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−高橋−−−−−−−


88分、新潟医療福祉は相手の中盤からボールを引っ掛けてカウンター。
中央でしかも「2対1」の数的優位だった。
矢村健がドリブルで持ち上がって左に落とす。
吉川佳介のシュートはフリーで決定的だったものの吹かしてしまった。

アディショナルタイムの提示は4分。

92分、新潟医療福祉のカウンター。
矢村健がドリブルからシュートを放つもDFに弾かれる。
霞恵介がこぼれだからシュートを狙ってこれはGK高橋巧が片手ブロック。

東海学園は前線に人を残し、奪われても攻め残る。
守備陣は薄氷の対応が続いていた。
後半のシュート数は新潟医療福祉の「11」に対して東海学園はわずか2本。
スコアこそ入らなかったが、内容の優劣は明らかだった。

92分、新潟医療福祉は高野俊晟に警告。
93分、新潟医療福祉は吉川佳介→熊谷崇大。
94分、新潟医療福祉はシマブクカズヨシ→脇坂崚平。
新潟医療福祉の最終布陣がこう↓
−−−−-林-−−−−矢村−−−−
−−脇坂−−−−−−−−野村−−
−−−−−-霞-−−鶴田−−−−−
−熊谷−−-蔦-−−喜岡−−高野−
−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−宗像−−−−−−−


試合は3−1でタイムアップ。

新潟医療福祉大が2回戦進出を決めた。
林純平、矢村健の2トップが大活躍。
弖嘆陲稜杁紊盥グ象だった。
個を見れば足元に優れたタイプが多いし、
北信越リーグではボールを握って攻めているはず。
ただこの試合に限ればカウンターが際立った。

東海学園は拙い試合を見せたが、
ポリシーを持ってこのスタイルを貫くならそれでいい。
彼らが次のステージでどう戦うかを、楽しみに待ちたい。

augustoparty at 17:10│Comments(2) サッカー(大学) 

この記事へのコメント

1. Posted by 尚志   2018年12月12日 17:23
新潟医療福祉大の攻撃を新潟医療福祉大GK宗像くんが防いでいます…
2. Posted by 党首   2018年12月13日 07:15
> 尚志様

ご指摘感謝です。
そしてすいません…。
修正しました。

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