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金土と野球を見たけれど、今日はサッカー。
京都に泊まっていたのはこの試合を見るためだ。
関西学生サッカーリーグは前期の第9節。
「アクアパルコ洛西」で試合が組まれていた。
本当は2試合開催だったのだが、立命館戦は天皇杯との兼ね合いで順延。
この1試合だけが行われることになった。

「アクアパルコ洛西」は浄水場の上に作られた施設。
東京都内で言うと清瀬内山や新砂と同じ作りだ。
京阪線の淀駅からも一応徒歩圏で、阪急やJRの駅からのバス便もある。

びわこ成蹊スポーツ大は6勝2分けで首位。
関西大は2勝2分け4敗で12校中8位につけている。

関西大学
GK 22 光藤 諒也  2年 184/80 C大阪U−18
DF 31 松尾 勇佑  1年 170/63 市立船橋
    3 小山 新   3年 184/82 青森山田
   12 長井 一真  3年 180/75 興国
    6 黒川 圭介  4年 173/68 大阪桐蔭
MF  8 荒井 大   4年 174/68 静岡学園
    4 奥野 圭亮  3年 176/66 金光大阪
   19 松本 歩夢  3年 178/67 G大阪ユース
   13 松井 修二  3年 168/64 東海大仰星
FW  9 高橋 晃平  4年 180/68 草津東
   17 矢野 龍斗  3年 183/81 市立船橋

ーーーー矢野ーーーー高橋ーーーー
ーー松井ーーーーーーーー松本ーー
ーーーーー奥野ーー荒井ーーーーー
ー黒川ーー長井ーー小山ーー松尾ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー光藤ーーーーーーー

びわこ成蹊スポーツ大学
GK  1 田中 勘太  4年 187/83 仙台Y
DF  4 上林 聖矢  4年 171/63 草津東
   24 右田 楓   1年 176/68 神戸U−18
    2 藤松 航矢  2年 178/70 鳥栖U−18
   13 中濱 颯斗  4年 170/68 神戸弘陵
MF 14 千川原 慎  4年 164/62 立正大淞南
    7 忽那 喬司  4年 173/64 愛媛U−18
   20 佐藤 昴   2年 165/63 神戸U−18
   22 泉 柊椰   1年 173/63 神戸U−18
FW 10 青山 景昌  4年 167/63 名古屋U−18
   18 井上 直輝  4年 169/70 立正大淞南
 
ーーーー青山ーーーー井上ーーーー
ーー泉ーーーーーーーー-千川原-ー
ーーーーー佐藤ーー忽那ーーーーー
ー中濱ーー藤松ーー右田ーー上林ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー田中ーーーーーーー


3分、びわこは青山景昌がエリア右に良い落とし。
井上直輝がゴール右からシュートを狙う。
GK光藤諒也がブロックしてCKに逃れる。

立ち上がりはびわこペースに見えた。
[4−4−2]のオーガナイズはコンパクトで、
前から踏み込んで縦方向のプレスを掛ける。
関大はつなぐチームだけど、これを剥がせない。
びわこが上手くはめ込んで押し込んだ状態で、主導権を取る。

びわこはフィールドプレーヤーが小柄。
特に2トップは169cmの加藤直輝と、167cmの青山景昌だ。
「相手に持たせて追うのかな」と思ったら、そうではなかった。
加藤は足腰が強く、重心移動でズラすのも上手い。
彼が大型CBを背負ってボールを収められるし、
あと少ないタッチで外や裏のスペースを使えていた。
セカンドトップ的な青山と使い、使われる関係を作っていた。
泉柊椰が左の大外で守備を広げる役割。
スペースがあれば縦に切れ込めるし、相手が寄って来ると中が開く。

9分、関大が相手のCKからカウンター。
高橋晃平が自陣から力強くドリブルで運ぶ。
突破は複数のDFにコースを消されて引っかかったが、
高橋はこぼれ球を拾ってシュートに持ち込む。
枠を捉えていたがGK田中勘太にストップされた。

高橋晃平はケガから復帰した関大のエース。
自ら運ぶ上手さ、力強さがあって、ヘッドの迫力もある。
大型オールラウンダーで、金園英学を思い出した。
まあ金園はもっと圧倒的でしたけど…。

20分、関大は松井修二が個人技で左サイドから縦に抜ける。
松井の左クロスに矢野龍斗はヘッドを合わせたが枠のぎりぎり上。

30分、びわこは千川原慎が右サイドからカットイン。
千川原は左足の巻いたシュートを狙うがファーのポストに弾かれる。

30分、びわこは右田楓に警告。

徐々にペースが関大に移る。
今日は真夏と大差のない猛暑で、キックオフが14時。
関大は「じっくり持てる」選手がいて、ボールを握って休める。
びわこは徐々にプレスがかからなくなり、セットして守るようになる。
それはいいのだが、網にかけきらなくなっていた。
関大は長井一真のビルドアップが素晴らしい。
右利きだと思うけれど左右両足でサイドチェンジを蹴れる。
「サイドプレイヤーの足元に入る」「スピードを落とさず受けられる」ボールを蹴っていた。

38分、関大は松尾勇佑が右サイドから縦に仕掛けてクロス。
高橋晃平がゴールの正面から「ドンピシャ」のヘッドを合わせた。
コ−スも枠の右上で完璧に決まったかと思ったら…。
GK田中勘太が素晴らしい横っ飛びでストップする。

45分、関大は左サイドのボール奪取からカウンター。
高橋晃平が完全に抜け出して正面から1対1のシュート。
これもGK田中勘太があっさりストップした。

田中勘太は仙台ユース時代から注目株だった。
大型で運動能力も高くて、あとキックがエグい。
彼の活躍がなければ、びわこは前半をスコアレスで追えることは無かった。

関大が決めきれず前半45分は0−0で終了する。
試合は後半。

53分、関大は荒井大が右サイドに叩く。
松尾勇佑が攻め上がってパスを受け、エリア内で二人をぶっちぎる。
松尾がフリーになって、「プレゼント」のクロスを中に送る。
触れば1点かと思ったが、矢野龍斗の右足ボレーは枠外。

松尾勇佑は市船時代から好プレイヤーだった。
ただ関大で1回生からこれだけやれているのは驚き。
元から技術はあったのだろうが、思い切りがチームにハマっている。
前半からインパクトのある突破を繰り返していた。

57分、関大は左サイドの仕掛けから相手のハンドを誘う。
エリア内だったためPKが与えられる。
高橋晃大が左上に強烈シュートを叩き込んだ。
<関西大学 1−0 びわこ成蹊スポーツ大学>

62分、びわこは井上直輝に警告。

65分、関大は荒井大が自陣中央から左サイドにロングボール。
高橋晃平がこれを上手く収めて、左サイドに抜け出す。
GK田中勘太がゴールを捨てて飛び出していた。
高橋はこれを冷静に見極めて、エリア左外からグラウンダーで流し込んだ。
<関西大学 2−0 びわこ成蹊スポーツ大学>

75分、びわこは泉柊揶→小畑翔太郎。
77分、関大は松井修二→高取誠隆。
79分、びわこは千川原慎→上村大悟。
83分、びわこは佐藤昴→作島佑亮。
びわこの最終布陣がこう↓
ーーーー青山ーーーー井上ーーーー
ーー泉ーーーーーーーー-千川原-ー
ーーーーー佐藤ーー忽那ーーーーー
ー中濱ーー藤松ーー右田ーー上林ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー田中ーーーーーーー

87分、関大は高橋晃平→天笠泰輝。
89分、びわこは上林聖矢に警告。
93分、関大は矢野龍斗→宮脇和輝。

関大の最終布陣がこうかな?↓
ーーーー高取ーーーー宮脇ーーーー
ーー荒井ーーーーーーーー松本ーー
ーーーーー天笠ーー奥野ーーーーー
ー黒川ーー長井ーー小山ーー松尾ー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー光藤ーーーーーーー


試合は2−0でタイムアップ。
順位は参考にならず。
関大がスコア通りの内容で今季3勝目を挙げた。