国スポ少年男子準決勝石川×東京

カテゴリ:: サッカー(U18)

広島、大阪を回って滋賀に戻ってまいりました。
第７９回国民スポーツ大会が絶賛開催中で、
本日はサッカー少年男子の準決勝を見ます。
会場はビッグレイク（野洲川歴史公園サッカー場）です。
１３年ぶりに来たんですけど、前回は守山駅からのレンタサイクルで、
今回は国スポなので駅から快適な無料シャトルバスでした。

サッカーの少年男子はバスケと同様に「Ｕ－１６」世代です。
高２の早生まれが一番年上ということになります。
準決勝の第１試合は石川と東京の対戦でした。
東京は北原槙がこの世代で、既にＦＣ東京でトップデビュー済み。
ただこのチームには入っていません。
あと他県ですけどプレミア、プリンスと日程が被るので、
大会途中に帰る、辞退する例もあるようです。

なお今大会は「交代無制限」「再入場可能」というルールです。
つまりバスケットボールと同じ運用です（笑）
「登録１６名」「５連戦」というスケジュールなので、
それくらいはしていいと思います。でもメモが大変。

石川県少年男子ＧＫ　１佐藤玲偉　高１１７８ｃｍ金沢U-18 ＤＦ　３川井浬　　高１１７８ｃｍ金沢U-18 　　　２中西蔵之佐高１１８０ｃｍ星稜高　　１５宮田葉玖斗高１１７５ｃｍ星稜高　　　５藤谷琉　　高１１７４ｃｍ金沢U-18 ＭＦ　８多葉田侑吏高１１７０ｃｍ金沢U-18 　　１４北村蕾芽　高２１７４ｃｍ金沢学院大附高　　　９前江田響輝高１１７１ｃｍ金沢U-18 　　１３池田恭志郎高１１７０ｃｍ星稜高ＦＷ１１増田優牙　高２１６７ｃｍ鵬学園高　　１６藤谷凪杜　高１１７５ｃｍ鵬学園高－－－-藤谷凪-－－－増田－－－－－－池田－－－－－－－前江田－－－－－－－北村－-多葉田-－－－－－藤谷琉－-宮田－-中西－－川井－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－佐藤－－－－－－－東京都少年男子ＧＫ　１高橋恒輝　高２１８４ｃｍ大成高ＤＦ１３須田耀介　高２１７７ｃｍ三菱養和SC・Y 　　　４草野陸　　高１１８１ｃｍ横浜FM・Y 　　　３石村琢人　高１１７９ｃｍ FC東京U-18 　　　５原田爽潤　高１１７５ｃｍ東京V・Y ＭＦ　６冨田真隆　高１１７４ｃｍ FC東京U-18 　　１４伊藤海成　高１１７３ｃｍ FC東京U-18 　　１５木下晴天　高２１６８ｃｍ東京V・Y 　　１０梶山蓮翔　高１１７１ｃｍ FC東京U-18 　　　９川村求　　高１１６８ｃｍ川崎U-18 ＦＷ１１城秀人　　高１１７４ｃｍ FC東京U-18 －－－－－－－-城-－－－－－－－－－川村－－－梶山－－－木下－－－－－－－伊藤－－冨田－－－－－－原田－－石村－－草野－－須藤－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－髙橋－－－－－－－

石川は宮田葉玖斗、藤谷琉、前江田響輝が左利き。
東京は原田爽潤が左利き。

東京は草野陸が自陣から前線にロングフィード。
これがエリア内まで抜けてＧＫが低いボールを抑えに行っていた。
しかし城秀人が詰めて、うまく右足で引っかける。
これがゴール左隅に流し込む絶妙のシュートとなった。
＜東京都少年男子　１－０　石川県少年男子＞

東京は草野陸、石村琢人の両ＣＢがいいロングフィードを蹴る。
石村は両利きレベルで左足のフィードがいいですよね。
城秀人はＦＣ東京らしい「切り替え」「チェイシング」の強みがある。
そんな強みが組み合わさったゴールでした。

９分、石川は藤谷琉が右ＣＫを短く斜め後ろに下げる。
前江田響輝は右中間から左足で折り返す。
川井浬がヘッドを合わせてゴールイン。
＜石川県少年男子　１－１　東京都少年男子＞

川井浬はU－１６代表にも招集されている右ＳＢ。
登録は１７８ｃｍだけど、もっと大きく見える。
運動能力に恵まれていて、縦への運び出しも良い。
スケール感、レベルの違いを感じた選手です。

石川も見ていて楽しかったですね。
多葉田侑吏、北村蕾芽の両ボランチを中心にした
少ないタッチでショートパスの連続する組み立てが気持ちいい。
この二人は縦にも刺せるので、そうするとＤＦが振り回されますよね。

石川はあと鵬学園２トップが本当に素晴らしくて、
増田優牙は小柄だけどとにかくスキルが高い。
彼が引いて受けたり、ＤＦを剥がしたり、起点になっていた。
藤谷凪杜は縦パス、ロングボールの受け手として抜群だった。
「足腰の強さ」「球際の粘り」があって、
相手を背負った状態から収める、ズレを作るプレーがいい。
体格で上回る相手ＣＢの「懐」に潜り込むような流れから、
分が悪そうなボールを収めて、チャンスボールにしていた。

１７分、東京は梶山蓮翔が相手の横パスをカットしてエリア内に送る。
城秀人が決定的なシュートを１本、２本と放ったが、
どちらも石川のＧＫがよくブロックした。
しかし川村求が「三度目の正直」で、こぼれ球に反応。
エリア左から左足で流し込んだ。
＜東京都少年男子　２－１　石川県少年男子＞

梶山、城はどちらも「二世選手」でむさしのＯＢ。
いい意味でＦＣ東京のアカデミーらしさがありますね。
切り替え、守備の出足は父より明らかにいいです（笑）

前半３５分は東京が２－１とリードして折り返し。
以後、試合は後半。

３６分、東京は３枚替え。
川村求→中野寛基。梶山蓮翔→舘美駿。原田爽潤→橋本凜来。
４２分、石川は藤谷凪杜→関口瑛心。池田恭志郎→高野琉生。

４７分、東京は城秀人→伊藤優。
伊藤優は三菱養和ＳＣ所属の大型ＦＷ。左利きで能力抜群でした。
東京の布陣がこう↓－－－－舘美－－－－伊藤－－－－－－中野－－－－－－－－木下－－－－－－－伊藤－－冨田－－－－－－須藤－－石村－－草野－－橋本－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－髙橋－－－－－－－

５２分、東京は橋本凜来と木下晴天の連携から右サイドを攻略。
最後は舘美駿がエリア右までえぐってシュート性のクロスを入れる。
これを相手ＤＦが弾ききれず、オウンゴールとなった。
＜東京都少年男子　３－１　石川県少年男子＞

東京は言ってしまうと全選手の能力が高いのだけど、
木下晴天のスピードは特に強烈、印象的でした。

５４分、東京は木下晴天→川村求。

５４分、石川は前江田響輝→下澤到矢。
石川の布陣がこう↓－－－－下澤－－－－増田－－－－－－高野－－－－－－－－関口－－－－－－－北村－-多葉田-－－－－－藤谷琉－-宮田－-中西－－川井－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－佐藤－－－－－－－

６０分、東京は橋本凛来に警告。
６０分、石川は増田優牙→前江田響輝。
石川の最終布陣がこう↓－－－－下澤－－－-前江田-－－－－－高野－－－－－－－－関口－－－－－－－北村－-多葉田-－－－－－藤谷琉－-宮田－-中西－－川井－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－佐藤－－－－－－－

７０分、東京は高橋恒輝→小島望蒼。
東京の最終布陣がこう↓－－－－舘美－－－－伊藤－－－－－－中野－－－－－－－－川村－－－－－－－伊藤－－冨田－－－－－－須藤－－石村－－草野－－橋本－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－小島－－－－－－－

アディショナルタイムの提示は５分。
そのまま３－１で東京が勝利している。

国スポ少年男子準決勝 石川×東京

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