ローマの歴史1300年すなわち紀元前753建国から西ローマ帝国滅亡476年を描いた塩野七生さんの「ローマ人の物語」全15巻を読み終えた。この本は15年の年月をかけて現場で調べ、書いたもの。1つのことを15年続けたことは偉大である。
塩野さんが書いているようにローマの歴史が分かった。著者の想いを読者として共有できた。
盛者必衰・諸行無常。これが歴史の理。襟を正して見送り学ぶのが歴史への礼儀ではなかろうかも同感である。
リーダーのあり方、良きリーダー、悪いリーダーが描かれている。皇帝の役割は安全保障と食料の保全、道路網、通信、水道、下水などのインフラ、税の公平、民の幸福など政治と経済と社会の施策が文化とともに描かれていて現在の生活の指針にもなる。劇場、公会堂、神殿、港、通貨、教育、医療などなど。
カエサルの言葉 「多くの人は、自分が見たいと欲することしか見ていない」
「自分の考えに忠実に生きること」
ローマ人の優れていた点「自分たちの持っているものを徹底的に活用する能力」「現実主義」「寛容」。
私が海外旅行で「ローマ人の物語」に書かれたところを訪ねた。
ローマ、ミラノ、ポンペイの遺跡、ブダペスト、ウイーン、ギリシャのアテネ、パトモス島、トルコのイスタンブール(地下宮殿ユステニアウス)、エフェソス(図書館)、スペインのセコビアの水道橋700m、など。ローマ帝国の偉大さがわかろう。
この本を数年かけて読み楽しんだ。ヨーロッパを旅行するにはこの本が歴史のガイド役になる。
この本で描かれているところは現在の政治経済及び人の生き方にも参考になる学ぶ点、悪いところあり。今の日本の政治はローマに当てはめれば愚政の時代に該当する。人間の営みである以上善政、悪政のときがるのは当たり前。賢者は歴史に学ぶ。愚者でなく賢者になりたいものだ。
税金1割でそれ以上増税は悪政でないか。専門家のリーダーシップが望まれる。カエサルはいろいろの優れた改革を実行した。向かう方向を危機、混迷を避ける。参議院選挙で試される。
同じ著者のその他「イスタンブール陥落」、「ロードス島攻防記」「マキャベリ」も面白かった。
今後ゆっくり南イタリアを楽しみたい。
また今後。ドイツ、フランス、イギリスを旅行予定で美術館、博物館も楽しみである。現在を知るには古いものがよいこれも真理である。