アウシュヴィッツを訪ねて
アウシュヴィッツ収容所博物館:80年前ここで百万人近くの人が殺されたと言う。展示品部屋いっぱいの女の髪、義足の山、トランクと靴の山、旅行鞄の山が目に焼きつく、チクロン(毒ガス青酸)のカーキ色の空き缶・・・むごたらしく凄絶な・・・どう表現したらよいか言葉がない。
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ビルケナウ収容所跡:常時10万人収容所、高圧電流の赤錆びた鉄条網 果てもなく続く。11月27日雪が舞う寒さ。バラックの建物のベット、トイレ跡など。死者たちの歴史のアリバイ、墓場。
イスラエルの高校生が、自分らののおじいちゃん・おばあちゃんの苦難をここで追体験していた。



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生のあいまいさ、わたしたちの世界に欠けているもの・・という思いを・・・。
アウシュヴィッツの旅の経験をとうして、普通の人間が狂気に走る、今も世界のあちこちで起こっている、平和のために歴史に学ぶこと忘れないなど、考え祈る。第2次世界大戦歴史を知ることが第1歩。軍備増強で戦争をふせげない。歴史教育こそ平和維持活動である。
わたしは、技術者であった頃1984年に、日韓技術交流セミナーで、講師として韓国に行った経験がある。友好的交流ができた。中国ともそういう経験がある。歴史教育、教科書問題などに 日韓の交流から始めることが日韓問題解決の根源でないかと・・・老人の繰り言である。