書くと言っていた日にちから、大分ずれてしまったため最終回も見てしまったわけですが、それでも初見の感想を元に書こうと思います。
まず、圧倒的な強さを誇っていたアンシェルとハジの対決の結末に、なんだか開いた口がポカぁ~ン。
あまりのぽあっけなさに、アンシェル兄さんの見せ場は『人に擬態する』翼種の能力を見せつけるだけ、だったのかと思ってしまいましたよ。
ネイサンはアンシェルの事を、『ディーヴァを研究対象にしか見なかった愚かな男』的に語っていましたけど、ハジとアンシェル兄さんの会話を聞いていた限り、ディーヴァを愛していた彼もまた、正しい姿だとは思うのですよ。
ただ、研究対象としてディーヴァを見ていたことは間違いではないし、そのために愛情のかけ方が歪んでしまったのではないかな?とも思います。
結局。
ディーヴァを育てたアンシェルも彼女同様、愛情表現を…、というか愛し方を知らなかった可哀相な人なのかな?なんて思ったわけです。p>
そしてディーヴァと小夜との決着もまた、悲しい結末になりましたね。
同じ血を分け、同じ体から生まれた二人。
しかも、半身を分け合った双子の姉妹が決着をつけるそのシーンが、この回、最大の見せ場。
最後小夜がディーヴァに駆け寄り、『どうして?』と、涙ながらディーヴァの体を抱きしめるシーンは、ちょっとこっちももらい泣きしそうになりました。
『いや!行かないで!!』と追いすがるように泣いたのも、本当はハジにではなく、ディーヴァに自分の止めをさしてほしかったからなんだろうな。というか、刺し違える気しかなかったからなんだろうな。とか、自分がもしディーヴァと逆の立場で、同じ事をされていたら、人を好きになれなかっただろう。というのもよく分かっていただろうし、ネイサンに『ただディーヴァは家族が欲しかっただけなのに…』なんて説明されちゃうと、自分が一番、彼女の痛みを理解し、共有するべき立場に居たのに…なんて、考えちゃうんだろうなとか、それを内心分かっていたからこそ、血のつながりがある小夜としては、一人置いてけぼりにされた感じなんだろうな。などなどと色々な面で深読みしてしまいます。
とにかく、一話残して対ディーヴァ戦が終了してしまい、残り一話どうするのよ?なんて、この回を初めて見た時は思いましたよ。
ネイサンはあっさりやられちゃいましたしね。
というか、ディーヴァ側のキャラクター。
良いのが揃っていたにもかかわらず、あまり描かれていないと言うか、描ききれていなかったと言うか、なんかちょっと消化不良感があって、残念な気がします。
消化不良といえば、リクが翼種の声を聞けたり、ディーヴァの歌声に反応していた伏線の謎解きは、結局、解明されないままでしたね。
リクの体から、新たな形のD塩基が見つかったとか、そんな話はちょろっとでたけど、血の繋がったカイにはそれが出なくて、何故リクだけ?と言う謎も残されたまま、リクはお星様になってしまいました…。
ところで、先日。
9/24に開催されたBLOOD+ONLYイベントにて、当サークルSPまでお越しいただいた方々。本当にありがとうございました。
そして、主催者&スタッフの皆様。
お疲れ様でした。
もう周りを見れば、左右前後、どこもかしこも血+サークル。
しかも他ジャンルを置いてるSPもなく、まさしく血+ONLYの名に相応しいイベントで、地方から遠征したかいがありました。
本当に主催者様には、『素敵な一時の夢をありがとうございました』と、お礼を申し上げたいです。(というか、メールでそういうのは伝えろよ!と、ツッコミがきそうですが、小心者と不精があいまって、いざメールを送ろうとするとしり込みしてしまうのですよ)