10月の親善試合へ向けたメンバーが発表された日本代表。
今回は主にスペイン語圏のニュースとファンの声を中心に、アギーレ監督と日本代表に対するここ数ヶ月の反応をまとめてみました。
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10月の親善試合へ向けた日本代表メンバー

GK:川島永嗣(スタンダール)、西川周作(浦和)、権田修一(FC東京)
DF:水本裕貴(広島)、長友佑都(インテル)、吉田麻也(サウサンプトン)、酒井高徳(シュトゥットガルト)、塩谷司(広島)、太田宏介(東京)、西大伍(鹿島)、昌子源(鹿島)
MF:細貝萌(ヘルタ)、森重真人(FC東京)、田中順也(スポルティング・リスボン)、森岡亮太(神戸)、柴崎岳(鹿島)、香川真司(ドルトムント)
FW:岡崎慎司(マインツ)、本田圭佑(ACミラン)、ハーフナー・マイク(コルドバ)、柿谷曜一朗(バーゼル)、武藤嘉紀(FC東京)、小林悠(川崎)


就任から9月の親善試合まで


【アギーレ「『ラテンのviveza』を日本サッカーに加えていきたい」】International Press
【アギーレ「日本にはラテンのpicardiaが必要だ」】マルカ
(訳注:ここでいうvivezaは恐らく「洞察力、理解力、思考速度」の意、picardia=世知賢さ、臨機応変さ、狡猾さ)
(以下、抜粋)
――どうして日本へ行くことを決めたのですか?
「これは大プロジェクトなんだ。欧州の異なる国にいる16人と仕事をすることにもなる。しっかりと腰を落ち着けて、自分のアイデアを成長させる機会でもある。ここのところ、私は1年以上の契約は結んでいなかったが、日本とは4年の契約だ。時間と経験をかけていくプロジェクトになる」

――日本サッカーには何が欠けていると思いますか?
「敬意を持って言わせてもらうと、競争力に欠けている、そしてそれこそが私が加えようと思っていることだ。試合をマネージメントする力とラテンのviveza…勿論、フェアープレーの範囲内でだ
一般的にみて、日本サッカーは素早いスタイルがある、見事に成長していった技術もある、しかしpicardiaに欠ける。サッカー的な意味において、どう競ったらいいかということに関して、非常に無垢なのではないだろうか。これらは主要な課題で、取り組んでいかないといけない」

――それは簡単ではないですね。メンタルに根ざしている問題ですし、文化を変えていかないといけない、そうではないですか?
「そうだね、ラテンでは我々は街でそれを学ぶ。彼らの文化はよりフェアープレーなんだ。どう競っていったらいいか、ということを知る私のスタイルを加えていけるか挑戦することになる。鍵となる場面でどう守ったらいいか、アディショナルタイムでキーパーがカードを貰う(時間稼ぎの)動き、15秒を稼ぐショートコーナー…そういったことは、ルールの範囲内だし、試合を汚すようなこともない。こういったことをしないと、大会や試合で負けることになる」

――日本語はどうですか?最初の記者会見でドイツ語を話したペップのようにやってみる気は?
「(笑)いや。一歩ずつやるよ。基本的な質問から自分を守るために毎日学習する。ディエゴ・フォルランが話すところを聞いたんだが、既に日本語のフレーズをつかっていることに驚いた。私はもうちょっとかかるだろう。常に英語も使える。日本語で自分を表現するまで、ちょっと辛抱することにするよ」

【アギーレ「日本のファンはこのチームを誇りに思うだろう」】FIFA公式
――日本のプロジェクトに惹かれた理由は、またどういった面で仕事をしていくことになるのか?
「この計画には強力な経済的な支援がある、国内リーグはしっかりしているし、欧州クラブ所属の選手も多い。しかし一方で、Jリーグを見た後で、ほとんどフレンドリーマッチを見ているかのような印象があった。ややpicardiaに欠けていると感じたのだ。選手が倒れたからと、ボールは8回から10回も外に蹴りだされた、水を飲むために10回から12回も試合が止まった。これが代表チームへも影響している。それが正しいとか間違っているという話ではなく、単に私が知っているメキシコやスペインとは違っている。そこでは選手は常に生死をかけている」

【日本へ着いたアギーレが全力を尽くすことを約束】マルカ
【アギーレ監督就任会見】産経ニュース
「W杯ロシア大会にぜひ出場したい。ユース世代の育成にも大きな関心、目を配りながらやっていきたい。最初の試合まで、時間は足りないかもしれないがやる気はいっぱいだ。できる限り頑張りたい」

【ウルグアイが難なく日本を下す】マルカ
ホームチームの最大の決定機は、85分に武藤嘉紀が放ったシュートだったが、右ポストに直撃した。本田圭佑も何度がフリーキックを狙ったものの、ウルグアイの壁に跳ね返された。

【日本対ベネズエラ、後半に試合が動き引き分けに】マルカ
アジア遠征の二試合目、ベネズエラは日本と引き分け(2-2)前半はベネズエラが上回った、ボールを奪い何度か決定機をつくったが、精度を欠いた。





【主にスペイン語圏の反応】
・Anonymous(メキシコ)
メキシコ人として、偉大なハビエルのことを誇りに思う。ハードワークをして、自分のアイデアに精魂こめて、率直さとリーダーシップを発揮して、サッカー界でキャリアを築いていったんだ。

・Anonymous
いや、(街じゃなくて)学校で習うんだけどね…

・Anonymous
無駄だよ、日本はサッカー界に何も残せっこない。(監督は)アトレチコの時も、何も改善できなかった

・Anonymous
幸運を

・Anonymous
グッドラック日本。彼が選手選考で台無しにしちゃわないことを願うよ

・Anonymous
Jリーグにも(代表に)引っ張ってこれる選手は沢山いる。日本のテクニックっていうアドバンテージを活かしてチームを作れるといいな

・Anonymous
頑張って欲しい。この職にふさわしい人だよ

・Anonymous
日本には良い素材がいる。長友、本田、香川、それから欧州に何人か。うまくいけばベルギーみたいになれる

・Anonymous
でもアギーレのスタイルには合わない選手じゃん、もっと攻撃的な監督が必要だよ

・Anonymous
ハビに幸運を!!!!あなたは素晴らしい人物だ!!向こうで頑張って!

・Anonymous
メキシコで二度目の指揮を執った時、史上二番目の高額な年俸を盗ってって、公平な「選考」とかいって自分の友達と支持者でかためてた。個人的にはすげームカついてる

・Anonymous(メキシコ)
日本とメキシコじゃ同じ仕事じゃないんじゃないか…ここではスポンサーとか代理人とかクラブのオーナーが(代表に)選手を送り込んでくるって、既に皆わかってるしな

・Anonymous
何ももたらせなかったザッケローニの、ブラジルでの恥ずかしいパフォーマンスの後、これが正に必要ってことだな

・Anonymous(メキシコ)
(アギーレ監督就任のニュースに)これは驚いた
日本人に監督の背景をいくつか紹介
・降格圏を脱出させるべくオサスナに雇われて、彼が辞めるまでの間、少ない予算で欧州の舞台で戦えてた
・ELに出場させるべくアトレチコ・マドリードに雇われて、それを成し遂げただけじゃなく、CLにさえ連れて行った
・レアル・サラゴサではうまくいかなかった
・エスパニョールを残留させて、辞めるまでしっかりした仕事をした
・メキシコ代表での国際試合では、彼はかなりいい仕事をして、ゴールドカップも獲ったけど、俺が見てきた限りでは、メキシコ人は2010年W杯の後で複雑な感情を彼に抱いてる

・Anonymous
擁護させてもらうなら、彼がサラゴサに行った時は既にチームは今に続くカオス状態にあったんだよ

・Anonymous(メキシコ)
メキシコ代表での第一期はかなり良かった。第二期はそこまで凄くなかったけど、公平に言うなら、彼は出場さえできないリスクがあったチームを受け持ったってこと。
残念ながら、競争力のあるチームを作るだけの時間がなかった。
W杯へ連れていく選手の選考でミスをしたけど、それも主に選択肢がなかったってのが理由(俺たちは世代交代の時期だった)で、他の理由としては直ぐに結果をださないといけなかったから。
アギーレは長期的な計画で仕事をしていく必要がある男なんだ。ゆっくりだけど着実に目的へ向かっていく。この仕事では、プレッシャーもそこまでないし(彼がこれまで置かれていた状況に比べて)、彼にとっても日本代表にとっても素晴らしい仕事になるって確信してる

・Anonymous
かなり良い監督。一つの例外をのぞいて全てのチームで素晴らしい仕事をしてきた。彼が一番批判されるとこは、若手よりもベテランを好むってとこ

・Anonymous(ウルグアイ)
「アギーレ時代」の幕開け。この日本代表については、まだ結論づけられない。そして新生ウルグアイ代表のはじまり。時は来た。

・Anonymous(ウルグアイ)
ウルグアイおっさん代表から時が経って、選手を入れ替え、サッカーエリート国としてあり続ける準備はできた。みてろよ、次のワールドカップでは主人公になったる

・Anonymous
悪いけど、新生ウルグアイ代表とは思わなかったな、数人の選手は入れ替えてたけどさ…日本はアギーレと共に成長できるといいね、まだ変化を感じるには時期尚早だけど、この結果はよろしくないな…

・Anonymous(ベネズエラ)
日本は何だかあっさりしてた、もっと改善しないと、(次にやる)ベネズエラは難しい相手だぞ。ハビエル・アギーレの指導はまだ始まったところだ

・Anonymous(ウルグアイ)
人口350万にして、世界最大のサッカー選手工場、天まで届く栄光さ

・Anonymous(ウルグアイ)
ここ最近、日本は素晴らしい選手をだしてるから、ここは評価しないと!

・Anonymous
もう坂井達弥が出てこないことを願う。どっちのゴールも彼のせい。

・Anonymous
キーパーとディフェンダーどっちよ?

・Anonymous(アメリカ)
ディフェンダー。今シーズン、サガン鳥栖で5試合でてるけど、他の17試合ではベンチにも入ってない。おかしな選考。

・Anonymous
ゴールキーパーのせいで、アギーレジャパンの一勝目がフイになった!

・Anonymous
ベネズエラはかなりしっかりプレーしてたな

・Anonymous
ベネズエラの方が日本をかなり上回ってた(日本のキーパーのおかげもあったけど)。ベネズエラのコーナーは8本、日本は0本。ポゼッションは52%だった

・Anonymous
俺はネガティブに捉えたんだが?泣けてくるわ…ベネズエラはスペインみたいにサッカーをやれてない 悲しいよ

・Anonymous(ベネズエラ)
うちは守備を改善しないとな、でもパフォーマンスは良かった。新しい4年が始まった、世界を相手にやれるようになることを願ってる

・Anonymous(ベネズエラ)
川島たのむよ( ̄- ̄)

・Anonymous(エルトリア)
どうしてハーフナーは出てないんだ?

・Anonymous(アメリカ)
日本の守備こわすぎ!!!!なんつう酷い守備だ'`,、('∀`) '`,、アギーレにはやることが山ほどあるぞ

・Anonymous(ドミニカ)
両チームとも良いゴール!

・Anonymous(メキシコ)
日本はダメだったなぁ、南米最弱チームに勝てないとは。全メキシコ人がついてるぞ。アジアカップ2015の王者になるんだ。

・Anonymous(アメリカ)
日本代表がどうなっていくか興味ある、アギーレが続けてやっていくべきかどうか。日本代表についてレーダーを張っておくわ

・Anonymous(メキシコ)
アギーレには充分な能力がある。日本に欠けているっていうpicardiaも持ってる人だ。日本にはかなり良い選手がいて、いい試合もできてるんだから、あとは自信を持つことと、アギーレがついてるってことを選手が理解することだよ。

・Anonymous(メキシコ)
メキシコと日本の試合が組まれて欲しいな、ハビエル・アギーレがいるしさ。最後に日本とやったのは去年のコンフェデレーションズか。

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当面は来年のアジアカップへ向けたチーム作りを進める日本代表。
今回、アギーレ監督が招集したメンバーは上記の通り。Jリーグで良いプレーを見せている選手の名前も入っています。ここまでの2試合と、更にこれから行われる4試合で、監督がチームにどういった色付けをしていくのか興味深いところ。前回から引き続き選ばれている選手が出てくるのか、また新たに選ばれた選手がどれだけ出場時間を勝ち取るのか、試合を楽しみにしたいです。

アギーレ監督就任の報は、スペイン語圏では概ねポジティブに受けとられているという印象。
「viveza」や「picardia」といった日本サッカー界では耳慣れない単語が、一連のインタビューの中でキーワードとしてあげられていました。これらをどういった日本語に置き換えればいいのかは、もうちょっとアギーレ監督の話と実際の仕事をみてみないと何とも言えないところもあるように思います。
メキシコからも応援する声がちらほら。一方で2010年W杯へ向けた選手選考などから生まれた監督に対する複雑な気持というのも確かにあるようです。また日本との親善試合を希望する声もあがっていました。
ウルグアイ戦とベネズエラ戦については、日本代表のプレーでは守備陣のミスに対する声が目立っているようです。後方で致命的なミスを繰り返しているようでは、picardia以前の問題ですが、はたしてどうなっていくのか。

ソース

10月中には本格的に再開できるように調整中です。
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