相手や状況に合わせて柔軟にフォーメーションを変形させていくというコヴァチ監督の可変式サッカー。その中にあって、長谷部は中盤から最終ラインまでポジションを移動させつつ、またボールの散らし役としても機能し、チーム戦術の要として活躍しています

ドイツ各紙もフランクフルトのサッカーに不可欠な存在として長谷部をクローズアップ。ファンとメディアの両者からコヴァチサッカーを象徴する存在として再評価されてきています。

ブンデスリーガ第12節、フランクフルトはホームに勝ち点で並ぶドルトムントを迎え、これを2-1と撃破。暫定3位に浮上しました。長谷部が守備的中盤の位置でフル出場し勝利に貢献した一戦のまとめをどうぞ。
試合前記事

【コヴァチ、ヘクターを心配し、長谷部を称賛する】SGE4EVER
「寝なさい、寝なさい、寝なさい!」これこそが日本から帰国した守備のオールラウンダー長谷部誠にニコ・コヴァチが託した指令である。日本人選手は水曜日に約12時間のフライトの末にフランクフルトに到着、すぐさま練習場に顔を出した。「長谷部は本当に唯一無二の存在。飛行機に乗った後なのに、シャワーを浴びるやいなや現れた。彼は徹底したプロなんだ」と監督は32歳の選手の振るまいについて熱く語った。

【数字で見るスター選手、フランクフルトの長谷部誠:風呂好きのベストセラー作家】kreiszeitung
140万部、「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」という題名の長谷部の自著の発行部数。約180万ユーロの印税を福島の被災地の子供の為に寄付した。(中略)
4つのタイトルをキャリアで獲得。2006年、浦和レッズに所属していた長谷部は、日本のリーグとカップで優勝。2008~09シーズンにはヴォルフスブルクでドイツで王者に。2011年には日本代表としてアジア王者になっている。
9分間、32歳の彼は公式戦でゴールを守ったことがある。(中略)
42度、長谷部が毎日はいるというお風呂の温度。「毎晩お風呂に入ります。僕ら日本人は殆どそうですね。シャワーじゃなくて熱い風呂に入ります、42度の」と長谷部。(中略)
222試合のブンデスリーガ出場を日本代表のキャプテン(104キャップ)は既に果たしている。

【得点も狙いに行く「ベッケンバウアー」】hessenschau
「彼(香川)には(CLの活躍について)おめでとうと送りました」と長谷部は水曜日に語った。「僕らはいい友達ですが、週末の試合では友情はひとまず置いておきます」
香川がスタメンに入っていても、あるはいなくても、BVBはフランクフルトとのブンデスリーガの一戦で、恐ろしいほど強力な攻撃陣で挑んでくるだろう。一方、現在の守備は恐怖をもたらすほどのものではない。長谷部も相手を攻略する手がかりを同様に捉えているようだ。「弱点を探していました。ワルシャワ戦の4失点は全てカウンターから。僕らもどうカウンターしていくか考えないといけない」 

【ドルトムント戦を前に自信をうかがわせる長谷部】Bild
コンスタントであり、信頼でき、自信をうかがわせる。32歳の長谷部誠はフランクフルトの新リベロだ。
日本人選手が最終ラインの中央に入ってから3試合。そこで彼は両脇の同僚、アブラームとバジェホを操った。長谷部は自信をうかがわせて「僕がスタメンに入った試合では、4失点しかしてない」そして微笑みを浮かべて「でも、10得点しかできていないんですよ」
そこで自分の課題として「リベロとしてはもっと攻撃のスイッチを入れないといけない、より攻撃的に考える必要があります」
土曜に行われるドルトムント戦では、最終ラインに入るのか、出場停止のマスカレルに代わって守備的中盤の位置に入るのか、長谷部もまだ分からないようだ。それでも「ドルトムントはとんでもない攻撃陣を擁している。オーバメヤン、ゲッツェ、シュールレ、ロイス、デンベレ、これは並外れている。ただ彼らにはアレックス・マイヤーはいませんが」と笑った。


フランクフルト 2-1 ドルトムント




【次のサプライズ、ドルトムントがフランクフルトに敗れる】wetter
ブンデスリーガの首位を行くライプツィヒを追走したのは、ドルトムントではなく、驚くべきことにフランクフルトだった。土曜、51500人の観客の前で行われた一戦で、フランクフルトが2-1の接戦をものに。ニコ・コヴァチのチームは46分にフスティが先制点を奪った。オーバメヤンが77分に同点とした僅か2分後、交代出場したセフェロヴィッチが決勝点をあげた。

【更なる試練を突破したフランクフルト】SGE4EVER
2:マスカレル抜きでも守備的中盤が機能
マスカレルのイエローカード累積の出場停止により中盤を再配置する必要が出てきたことで、コヴァチがきっちりとギャップを埋めることができるのかどうか注目が集まっていた。長谷部誠(あらゆる状況に対処する男)が再び数メートル前でプレーすることに。前半は安全にボールをコントロールしにいったものとなったが、日本人選手がかなり守備的にいったのに対し、フスティは中盤での組み立てに苦戦。それでも驚異的なことに、このメンバー変更もシステムの休止とはならず、マスカレルの欠場を悠々と補ってみせていた。
 
【各紙採点】
[bild] 3
[sportal] 3 (読者採点平均 3.1
[WhoScored.com] 6.99

【スタッツ】ブンデスリーガ公式
フルタイム出場、走行距離:11.8km スプリント:21回 対人勝利:5 対人勝率:41.7% ボールタッチ:39 パス:23 パス成功率:70% 決定機演出:1 シュート:1

【主にフランクフルトファン】
・Anonymous
頼むぞハシ!!!土曜は勝ち点3だ!!!!

・Anonymous
>『弱点を探していました。ワルシャワ戦の4失点は全てカウンターから。僕らもどうカウンターしていくか考えないといけない』
これぞプロフェッショナルの仕事だよ。監督に任せきりにしないで相手をチェックする。長谷部の振るまいが好き

・Anonymous
理想的な態度だよね長谷部は

・Anonymous
殆どいつもちゃんとしたポジションをとってるし、何と言っても相手より素早い。今のフランクフルトの試合に欠かせないな!

・Anonymous
前節だけじゃなくて、もう何節も長谷部はとんでもなく重要な存在になってる。彼は頭脳にして、チームの影のキャプテンで、自分のパフォーマンスでもサポートでもめちゃくちゃ仕事をこなしてる。昨シーズンの控えサイドバックとかいうわけのわかない役割とは比べ物にならない

・Anonymous
いま絶好調。彼はどんな位置なのかね。リベロなのか?3バックか5バックのセンターなのか?ともかく面白い。良い点はロングボールを蹴らないでいいってこと、彼がいると配球役が増えるからね(中略)
長谷部の戦術理解度は驚異的。彼の実際のプレーが抜きん出ているとかじゃなくて、彼の試合を読む力が…ヤバいレベルなんだよ!

・Anonymous
首位と僅か勝ち点6差か…

・Anonymous
昨シーズンは25試合目でこの勝ち点だったよな…

・Anonymous
ヤバすぎでしょ、信じられない!
ニコ・コヴァチは神監督!!

・Anonymous
すげぇ!すげぇよ!そうとしか言えないだろ!

・Anonymous(ドルトムント)
今シーズン、フランクフルトで勝つのはどのチームにも不可能なんじゃないか

・Anonymous(ドルトムント)
フランクフルトは明らかにバイエルンより良いじゃん…

・Anonymous(ベンフィカ)
どうしてドルトムントはこんなに糞不安定なの

・Anonymous(ディナモ・ザグレブ)
フランクフルトが強いんだよ

・Anonymous(ドルトムント)
それはそうだけど、ドルトムントがめっちゃクソだった

・Anonymous(フランクフルト)
でもフランクフルトは強かった!

・Anonymous(ドルトムント)
それはそうだけど、ドルトムントがめっちゃクソだった

・Anonymous(ワトフォード)
以下略

・Anonymous
長谷部は前線ではフスティほどキレがあったわけじゃないけど、守備ではかなり走って、チームの為にギャップを埋めてたね

・Anonymous
長谷部誠:3
しっかり戦ってた。フスティほどじゃなかったにしろ、チームにとって大事な存在だった

・Anonymous
長谷部誠:3
62分、自分で打つ前にチャンドラーへの良いワイドな展開があった。終了前にはデンベレへチェックへ行くもクロスバーに当てられた。他の場面では堅くて、どらかといえば控えめな試合に

・Anonymous
長谷部誠:2.5
大事な場面で2回競り勝った。チャンドラーへの良いパスも

・Anonymous
長谷部誠:2
競り合いに勝って、どこへでも走った


さすがにドルトムント相手では何もかも完璧にというわけにはいかず、ポジションを一列あげたこともあって、この日の長谷部のパス成功率は普段よりも落ちてしまいました。それでも11.8kmと驚異的な距離を走って、ここぞというところでは体を張ってチームの中盤を支える仕事をこなし、この辺はサポーターも納得の働きだったようです。また試合前に攻撃面での意欲を語っていた通り、この日は相手ゴール前に顔を出す場面もありました。

この勝利によりフランクフルトは暫定3位に浮上。首位を行くライプツィヒに続く「次のサプライズ」と評されていました。

リーグ中盤戦でのフランクフルトの戦いぶり、そして試合毎の長谷部の役割がどうなるか。これからも要チェックですね。
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