今季もフランクフルトで定位置に戻ってきた長谷部誠。シーズン当初こそベテランに頼らぬサッカーを目指し、また4バックを試すなど各監督が自分の色を出しに行くものの、守備や組み立てが安定せずに、結局は長谷部中心の3バックを採用しチームが徐々にリズムを取り戻していく姿は、近年のフランクフルトの風物詩となっています。

2016年から2018年までフランクフルトで指揮をとったニコ・コヴァチ監督が長谷部を3バックの中央で起用すると、その的確なポジショニング、読み、組み立ての力でたちまち頭角を現すようになり、現地ではリベロを現代に再生させた男として脚光を浴びるようになります。その後、アドルフ・ヒュッター監督の時代でも活躍は続き、現在のオリバー・グラスナー監督も長谷部の能力は頼りにしているようで、「並外れた」選手であり人物だと高く評価していました。

昨季にEL王者となったことで、今季はCLに挑んでいるフランクフルトですが、グループステージの第3節でプレミアリーグの強豪トットナム・ホットスパーと対戦。長谷部は定位置の3バックの中央に入って先発出場し、ハリー・ケインら強力な攻撃陣を擁する相手のゼロ封に貢献してみせました。このベテランの活躍は欧州メディアとサッカーファンにとって衝撃だったようで、早速数々の記事と反応があがってきています。

前回のおかわり記事としてどうぞ。
長谷部がトットナム封じに貢献、出色のパフォーマンス


【フランクフルトのベテラン長谷部誠は「ワールドクラス、驚異的、別格」】Frankfurter Allgemeine
スターストライカーであるハリー・ケインを擁するトットナムがフランクフルトでスコアレスに。これは長谷部誠によるところが大きい。アイントラハトのベテランがまたも魅せる。38歳という年齢で、どうしてあんなことが出来るのだろうか。
(中略)
ケインにとって二度と忘れられない選手が対戦相手にはいた、長谷部誠である。この日本人選手は38歳。(中略)ケインは長らく世界的なスター選手であり、ワールドカップ2018では得点王に輝いており、代表チームではまもなくイングランドの得点記録を塗り替えるはずだ。しかし、火曜の試合では長谷部という壁が立ちはだかった。オリバー・グラスナー監督は「ワールドクラス、驚異的、別格のパフォーマンスだった」としている。
長谷部の実力の全容を知りたいのであれば、ボールが側にある時だけを見ていたのでは駄目である。足元にボールがある時の彼が見せる冷静さは一目瞭然。相手がボールを持っている時の長谷部は持ち前のスキルで相手を撹乱する。ケインのような選手に速さ、大きさ、若さで上回られても、それは決定的な要素とはならない。長谷部の方が賢く、注意深く、冷静で、先見の明があるからだ。ケインとのデュエルを制したことで観客がざわめき、拍手が送られたが、チームメイトへ巧みなパスを通した場面でもそうだった。しかし、長谷部はそれだけの選手ではない。
32歳にして既にフランクフルトで最も経験豊富な選手の一人となっているセバスチャン・ローデであっても、長谷部が遥かに若い選手に見せるカリスマ性を認めている。「彼はエヴァン・ヌディカやトゥータが必要とする休息を与えているんだ」とローデは語る。実際、左右のセンターバックが中央の彼からいかに恩恵をうけているかは目を見張るものがある。シーズン当初、守備の専門家の彼らには戸惑いや慌ただしさがあった。長谷部で側にいることで、冷静さを取り戻したのである。そして結果も。ここ4試合でフランクフルトは3回のクリーンシートを達成している。
(中略)
ゴールキーパーのケヴィン・トラップも長谷部が自分の前にいることを喜んでいた。「彼がまたプレーするようになって、チームに驚異的なほどの自信がもたらされた」彼の主な対戦相手はケインだったが、「長谷部は完全に彼を支配下においていて、とても知的なプレーを見せていたよ」。彼は「いつカバーにいって、いつ控えていた方がいいか」を的確に把握していたという。

【CL:長谷部誠がフランクフルトのヒーローとなる】DW
アイントラハト・フランクフルトはプレミアリーグの(グループステージの)本命であるトットナム・ホットスパーを相手に下馬評を覆し、勝点1を獲得してみせた。ハリー・ケインとソン・フンミンの攻撃を相手に、フランクフルトの38歳のディフェンダーが活躍した。
アイントラハト・フランクフルトの熱狂的なサポーターでさえ、長谷部誠がハリー・ケインを一晩中沈黙させるとは予想していなかったろうが、フランクフルトではおとぎ話の続きが書き綴られている。
38歳という年齢で、ブンデスリーガでは350試合に出場しているにも関わらず、長谷部のチャンピオンズリーグの出場は僅かに9試合目だった。それでも、その年齢や相手の攻撃陣をものともせず、キャリアにおける見事な守備のパフォーマンスの一つをこの試合で披露してみせたのである。
ケヴィン・トラップは試合後のインタビューで、こう語っている。「マコトは僕ら皆のお手本だ」
「今日の相手はハリー・ケインで、フィジカル面では及ばないかもしれないが、彼をコントロールしてみせていた」とトラップは続けて言う。
「彼にボールを託せることは分かっているし、チームメイトには必要な自信をもたらしてくれる。2度引退しかけたが、ありがたいことに現役続行してくれて、僕らにとってとても重要な選手なんだ」

【長谷部は「ワールドクラス」】ONEFOOTBALL
長谷部誠:採点10
長谷部は信じられないようなパフォーマンスを見せた! 38歳の彼は絶対的な守備のリーダーであることを示し、ポジショニングの良さは勿論のこと、予想外の壮健なスキルでもって数え切れないほどの決定機を抑え込んでみせた。ペリシッチのクロスから、ゴール前3メートルの距離からケインとソンとの空中戦を制した場面は特に大きかった。また、この日本人選手はビルドアップでも絶対的に信頼できる仕事をしてみせ、アイントラハトの試合を組み立てている。このベテランはこの調子でいけば、45歳でも世界的な選手でいられるだろう。そして、オリバー・グラスナー監督は「ワールドクラスのパフォーマンスだった。ハリー・ケインへの対処は素晴らしかった」と絶賛している。

【海外のサッカーファン】
・Anonymous(フランクフルト)
うちのハセは歳を取らないんですよ…まだ25歳だし、未だにずっとパフォーマンスが成長してる…。冗談はさておき、超重要な試合だと、アンカー役の彼がすべてをまとめあげるんよね

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部はワールドクラスなんだ。ケインは今夜、悪夢を見るだろうな

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部は神だよ!!

・Anonymous(HSV)
長谷部は欧州で最も過小評価されている選手の一人かもしれない

・Anonymous(トットナム)
長谷部って40歳とかでしょ
ケインを抑え込んでんじゃん

・Anonymous(フランクフルト)
素晴らしい雰囲気だったね、長谷部は絶好調だ、この調子!

・Anonymous(フランクフルト)
マン・オブ・ザ・マッチは明らかに長谷部。90分、イングランドのケインを相手に素晴らしい仕事したよ

・Anonymous(フランクフルト)
良い守備のパフォーマンス、皆お互いに助け合ってたね。長谷部は傑出してたよ。もっとツキがあったら勝ててたけど、引き分けは妥当だな

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部が毎日の40度のお風呂を楽しめるように、光熱費を追加で払ってあげてな

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部は…完全に化け物。本当にパオロ・マルディーニだよ。
冬にはハセの契約を延長してくれ…なんにしても自分で決めるだろうけど。白紙の契約書を用意しとけば自分でやってくれるぞ

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部がケインを繰り返し圧倒したのが個人的に決定的だったと思う。それに相手の悔しがる姿は面白かったな

・Anonymous(フランクフルト)
ううーん、それはちょっと大げさかな。トットナムの危険な場面は全てケインからだった。長谷部はいっぱいいっぱいだったよ。圧倒ってのはない

・Anonymous(フランクフルト)
確かに長谷部は90分フルにケインを完全にコントロールしてたわけじゃない。でも、ケインは世界最高のセンターフォワードの一人だし、長谷部は38歳の家庭人でありながらオフでサッカー続けてる選手だぞ。それなのに健闘してただろ

・Anonymous(ニュルンベルク)
前半はトットナムが優勢で、後半はフランクフルトに軍配があがってたから、全体として引き分けは妥当。長谷部はいつものことながら凄かった

・Anonymous(イングランド)
38歳に封じ込められるケイン

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部は例外的な名選手だから、年齢のことは気にすんな。近年に長谷部に抑え込まれたトップクラスのストライカーって何もケインが初めてじゃないんでね…

・Anonymous(リヴァプール)
2010年のワールドカップの時に彼を獲得して欲しかったの覚えてる(それから本田も)。それほどキャリアの晩年にある選手を獲得するのは賢明じゃないかなと思ってたけど…ううーん俺は間違ってたな

・Anonymous(フランクフルト)
いま全盛期だし、まだ獲りにいくことは出来るぞ。3000万以下で手放すかは分からんけど

・Anonymous(フランクフルト)
まるで10歳も若いかのようなプレーぶり。本当に素晴らしいよ

・Anonymous(フランクフルト)
ケインとリシャルリソンは二度と彼と対戦したくないだろうな

・Anonymous(フランクフルト)
もうすぐ39歳で、巧みなポジショニングでケインをほぼ完全に無力化!13年ぶりのCL出場でこれ

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部は単純に体重分の金の価値がある

・Anonymous(フランクフルト)
素晴らしい試合だった、見てて楽しかったよ。世界最高の9番の一人を封じ込めるだけの能力を未だに持っているとか、長谷部とんでもねぇよ

・Anonymous(ドイツ)
長谷部なんて男だ。まさにレジェンド!

・Anonymous(ドルトムント)
格好いいよな。ブンデスリーガ制して、カップも優勝して、ヨーロッパリーグもとってさ

・Anonymous(フランクフルト)
なんて男だよ!
この競技を完全に理解した選手の手本のような存在。基本的に、これが究極型でしょ。長谷部よりも知的なプレーというのは無理でしょ。飛び抜けてる

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部が10歳近くも年下のケインを引っ掛けて、フィジカルで抑え込んじゃったところは目の保養だったねぇ。
でも、ブンデスリーガではハセのこと休ませてあげようよ

・Anonymous(ドイツ)
試合後のインタビューで賛辞を惜しまないマティアス・ザマーでさえ、長谷部に関しては完全に吹き出しちゃってた。あの年齢の選手がどうしてあれだけのパフォーマンスが出来るのか、不思議に感じていたよ。なんにしろワールドクラスのパフォーマンスを見せてた

・Anonymous
長谷部はチャック・ノリスの兄

・Anonymous(フランクフルト)
神が存在するとしたら、その名はきっとマコト・ハセベ

・カーステン・シェルホルン(フランクフルト番記者)
最も円熟していたのは、またも長谷部誠だった。38歳の彼の最高のパフォーマンス。相手からのボールの奪い方は芸術だ。
85%ものパス成功率だった。そう、51本である。すごいね

・Anonymous(フランクフルト)
毎節、繰り返し言っとかないと。
長谷部誠>その他
ハリー・ケインって誰やねん

・Anonymous(ドイツ)
長谷部は一体どうやってあんなパフォーマンスをやってのけたのか、誰か教えてくれ。生物学的に無理でしょ

・Anonymous(フランクフルト)
長谷部は間違いなくブンデスリーガのセンターバックでトップ5に入る

・Anonymous(フランクフルト)
「おっさん」がピッチでやってのけたものは信じられないレベル、このパフォーマンスに最大限のリスペクトを送るよ!

・Anonymous(ドイツ)
ケインはバイエルンに対し、長谷部が現役続行しないことが確実になるまでブンデスリーガに移籍しないと伝えたそうな

・Anonymous
ハセがやってのけた事は貴族位に値する。
世界のサッカー界の偉大な選手を完全に試合から締め出して、追い込んでみせたんだから。
長谷部先生に対し脱帽だ!

・Anonymous
長谷部は神からの贈りもの。この男は正にキング

・Anonymous
俺は自分の子供たちに語り継ぐぞ…といっても、子供たちも彼のプレーを目にするかもしれないけど…
#Hasebe2050 

・Anonymous(フランクフルト)
昨日の俺は2人の38歳を目撃した。
1人はポテトチップスとコーラを手にして、緊張してソファに座っていて、体はボロボロ。
もう1人はバルトシュタディオンで世界最高のセンターフォワードの1人を相手にして、信じられないほど素晴らしいプレーをしてた。
この素晴らしい業績(勿論ハセのことね。俺がポテチをたいらげた事じゃなくて)に対して恥ずかしさと賞賛の気持、どっちが上回っているか分からない。
この男はとんでもないよ。ありがとうハセ!


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