中山雄太がハダースフィールドに完全移籍 海外の反応

昨夏には東京五輪で日本のベスト4入りに貢献し、ここ最近はA代表のサイドバックとしても活躍している中山雄太。2019年からはオランダのズヴォレでプレーし、昨シーズンにはリーグ戦で29試合にスタメン出場しました。残念ながら最下位となったチームは降格となってしまい、中山が新シーズンをどこで迎えるのか、その去就が注目されていました。

オランダやイタリアの複数クラブが興味を持っていると報じられてきた中山でしたが、ここに来てイングランドのチャンピオンシップに所属するハダースフィールド・タウンが獲得に動いているとの話が急浮上。ハダースフィールドは昨季3位でプレミアリーグ昇格プレーオフにまわったものの、残念ながら決勝でノッティンガム・フォレストに敗れ、惜しくも後一歩のところで昇格を逃していました。新シーズンに悲願の再昇格を目指す中、守備の補強の目玉の一人として中山に白羽の矢を立てたようです。

ハダースフィールド・タウンは7月16日にクラブの公式サイトで中山の獲得を発表。2024年6月までの2年契約で、背番号は33となるようです。この報告はサポーターにとって概ねポジティブに受け入れられているようで、現時点で戦力の流出もなく、充分な戦力で新シーズンを迎えられそうだと期待しているようでした。

中山が決勝ヘッド弾 ズウォレが降格圏から脱出した試合でMOTMの好パフォーマンス

中山雄太とファン・ウェルメスケルケン・際のディフェンダーコンビが所属するオランダのズウォレ。今シーズンは前半戦で出遅れてしまい降格圏に沈んでいたクラブはウィンターブレイクから5バックの新フォーメーションを採用し、中山はセンターバックの一角として、またファン・ウェルメスケルケンはサイドバックとして、チームの再編に取り組んでいるところです。

2020年となってからは、まだ勝利こそないもののユトレヒトとヴィレムを相手に引き分け、なんとか勝ち点2を手にしてきています。中山はユトレヒト戦の試合終盤に見事なゴールを叩き込み、チームに貴重なポイントをもたらす得点をあげており、ここまではあまりプレータイムを得られていなかった中でアピールに成功。続くズウォレ戦でもセンターバックとしてフル出場してクリーンシートに貢献しており、巻き返しを図るチームの中で頭角を現してきています。

オランダリーグ第21節、ズウォレはホームで中位フローニンゲンと対戦。フローニンゲンの板倉はベンチスタートとなったものの、ズウォレの日本人選手は揃ってスタメン出場となりました。

中山がユトレヒト戦で終了間際に同点弾 チームに貴重な勝ち点をもたらす

昨年からオランダのズヴォレでプレーしている中山。低予算のエレベータークラブの中で徐々にプレータイムを積み重ねてきており、昨シーズンはリーグ戦で4試合（スタメン2回）に出場、今シーズンはここまでリーグ戦で6試合（スタメン6回）に出場しています。

ズヴォレではファン・ウェルメスケルケン・際もプレーしており、こちらは今シーズン15試合に出場（スタメン12回）。シーズン前半戦はチームのサイドバックのレギュラーとしてプレーしました。

15位と低迷してしるズヴォレは巻き返しを図るべくウィンターブレイクで5-3-2の新システムを採用。リーグ再開となる第19節のユトレヒト戦、中山は最終ラインに入って11月10日のトゥエンテ戦以来となる先発出場となりました。

ユーティリティ性のある中山はこれまでも様々なポジションをこなしていますが、夏にある東京五輪へ向けてアピールするためにも、クラブで定位置を確保すべく好パフォーマンスを見せたいところです。