今回は、英国の人気自動車番組「Top Gear」でもおなじみのリチャード・ハモンドが英国「Mirror」に寄稿した日産・ジュークニスモの試乗レポートを日本語で紹介します。


Nissan-Juke

遅かれ早かれ、こんなアイディアが出てくるのは必然だっただろう。

人々はクロスオーバーSUVに恋に落ち、スポーツカーに心惹かれる。ならばその両者を融合したスポーティクロスオーバーSUVの誕生は必然の結果だ。

『ドラゴンズデン』(リアリティ番組、日本の『マネーの虎』に由来する)のパネリストでなくても、これを実現することはできる。しかし、車を一から作るため、日産に入社する必要はある。

では、ジュークニスモの話をしよう。ニスモは日産のパフォーマンスディビジョンだ。日産のモータースポーツを担う専門部門だ。

将来的にはニスモによりチューニングされたモデルがさらに出てくるだろう。そしてその第一弾として登場したのがホットジュークだ。

日産は既にジュークでお遊びをしているということを覚えている人もいるだろう。数年前、日産はGT-Rのパワートレインをそのまま使ったモンスタージュークを生み出した。ただ、もしこの20,395ポンドのジュークニスモにジュークRと同じものを求めるなら、失望することだろう。

搭載されるのは1.6Lガソリンターボエンジンで、最高出力は200PSにチューニングされている。これは火を吹くような馬力ではないものの、0-100km/h加速は7.8秒を記録する。この数字はマニュアルの2WDモデルの数字であり、オートマの4WDモデルも選択することができる。

スプリングやダンパーは硬められているが、地上高はベースのジュークと変わらず、ブレーキも共通だ。それに軽量化もされていない。

見た目は、見ようによっては標準車よりもセクシーだ。特に今回試乗したホワイトのボディカラーならなおさらだ。ジュークニスモには大型フロントエアダムや大型バンパー、専用サイドシル、LEDデイライトが装着されており、何より赤いドアミラーやピンストライプがアクセントになっている。これはシンプルだが素晴らしい。

インテリアも悪くない。スエードスポーツシートやアルカンターラステアリング、それにより暗めの色合いになったインテリアはスポーティモデルとしては必然的な変更だ。それに、細かいところには赤いアクセントが付いている。

ジュークニスモは、同じ1.6Lターボを搭載するベース車と比べればステアリングはスポーティーになっているし、ロールも減っている。それにわずかながら速くなっている。しかし基本的にこのホットジュークはパフォーマンスよりは見た目に魅力があると言えるだろう。


It's no Juke: New sexy sporty crossover Nissan Nismo is more of a looker than a performer