今回は、イギリスの大人気自動車番組「Top Gear」でおなじみのリチャード・ハモンドが2013年に英「Mirror」に寄稿したホンダの低迷に関するコラム記事を日本語で紹介します。


The Honda factory in Swindon

ホンダはイギリスのスウィンドン工場の従業員800人の削減を発表した。

イギリスの自動車工場で働く労働者は世界水準で見てもそれなりに優秀だ。スウィンドン工場製のホンダ車以外にも、バーナストン工場製のトヨタ車、サンダーランド工場製の日産車の品質は高い水準にある。それからもちろん、ジャガー・ランドローバーやアストンマーティンの車の品質の高さは言うまでもない。

確かに、イギリスでの自動車販売数は減少しているのだが、それ以外の要因もある。ホンダは人々が欲しいと思えるような車を作らなければならない。

シビックはかつて、素晴らしいハッチバックだった。しかし、最近のシビックはまるで前進していない。車自体に大きな問題があるわけではないのだが、他のライバル以上にシビックが欲しいという理由を見つけるのは難しい。

ジャズ(日本名: フィット)は実用的でそれなりに良い車だ。

アコードは…そもそも最近では走っているのを見た覚えがない。

CR-Vはモデルチェンジしても平凡なクロスオーバーSUVのままだ。それに、価格は2万ポンドを超える。

一方、日産はキャシュカイ(日本名: デュアリス)やジュークで大成功を収めている。いずれもサンダーランドで製造されており、皮肉なことに日産は生産増強のために400人の雇用拡大を実施している。

ホンダは、車好きは言うまでもなく、若者を惹きつけるような車を一切作っていない。S2000は2009年に製造中止となり、1990年代に作られていたNSXの後継車は出る出ると言われながらも迷走を続けている。

車の販売台数を増やす方法は非常にシンプルだ。人々が欲しがる車を作ればいい。平均レベルの車を作っているだけでは駄目だ。


How can Honda revive its fortunes? Simply build cars people want to buy