１月１１日 敵に塩を送る

どうも！

ちっちきＴでございます。

１５６９年の今日
「武田信玄」が治める
甲斐の国が深刻な潮不足になり
交戦中の「上杉謙信」が
塩を送りました。

「敵の弱みにつけ込まず
逆にその苦境を救う」という
「敵に塩を送る」という
ことわざの誕生です♫

武田信玄は今川家の
１３年に渡る同盟を破棄し
駿河進行を進めたために
塩の取引を止められ
盟友である北条家にも
今川家と結託されて
塩を止められました

塩がなければ
人は生きていけません。

特に胃酸などで使用される
「塩酸」は塩が原料なので
塩を摂取しないと
体内に入る栄養が取れなくなります。

高血圧の元凶だの
現代人の塩分接種量は
昔の人と比べると多いのですが
戦国時代はむしろ
内陸に住む人達にとって
塩は進んで接種しなければ
ならなかったもの。

塩を止められるというのは
その土地に住む人達全ての
生死に関わる深刻な状況…。

上杉謙信からすれば
天敵の武田信玄が
自滅してくのを待つだけ…。

戦国時代なら当然
他の大名ならそういう
戦略を取っていたでしょう…🤔

しかし上杉謙信は
「私は弓矢で戦うことが本分なので
塩止めには参加しない。だから
いくらでも越後から輸入するとよい。
私からは高値にならないように
商人たちに厳命しておく」と
武田信玄に手紙を送りました。

その手紙に信玄や重臣たちは
「味方に欲しい大将よ！」と
大絶賛したそうです

このことわざは「無償で送った」と
勘違いしている説明が多いのですが
「大ピンチに陥った天敵に対し
普通の値段で取引を持ち掛けた」
というのが真実のようです

しかしこれにも色々裏があって
北条家と上杉家の間で結ばれた
同盟の足並みが全くそろわず
「北条家に対する見せしめにした」
という説もあり
ただ単に美談で済まされる
話ではないみたいです

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