さて、今回は前回の記事、ミラー型ドライブレコーダーの取り付け方法|簡単でキレイに出来る配線の仕方を解説!でのお約束通り、ドライブレコーダー付属のバックカメラの詳しい配線の接続の仕方を解説します。
バックカメラ付きのドライブレコーダーを買ったはいいけど、説明書に詳しい接続の仕方がなくて諦めてしまう人も多いと思いますが、是非チャレンジしてください。(自己責任ですが・・・(^-^;)
バックカメラ自体は、アダプダーをドライブレコーダー本体に差し込めば、後方は映るし録画する事も出来ます。
それだけでいいなら何の問題もありませんが、せっかくバックモード(車庫入れモード)付きならその機能も生かさないと、勿体ないというか・・・
ただそれには、バックカメラの配線から1本だけ伸びている謎の赤い配線を何とかしないといけないのですよ。
それがコレ↓
コレは赤い配線1本だけですが、品物によっては黒い配線(アース用)がもう1本伸びている場合もあります。
この謎の赤い配線は一体何かというと、バックランプのプラス配線に接続するという訳です。
そうすれば、バックギアに入れたときに後方映像にガイドラインが表示されるのです。
では早速、詳しい配線の接続方法を解説しましょう。
作業に入る前に…
天井やその他の場所にバックカメラを設置するわけですが、その場所に設置した場合、高さ調整などをしなくても、きちんと後方が撮影出来るか確認しておく必要があります。
とりあえず、バックカメラのアダプターをドライブレコーダー本体に差し込めば後方の確認は出来るので、誰かにカメラを押さえていてもらうか、両面テープなどで仮止めしてから確認しましょう。
用意するもの
・内張外し(なければプラスチック製の堅いヘラ)
・プラスマイナスのドライバー
・結束バンド又は配線用のテープ
・ニッパー
・電工ペンチ
・ギボシ端子(配線を接続させるための金具)
・カメラの高さ調整が必要な場合は台座になるもの
ギボシ端子ってコレ↓
ダイソーで100円で売ってたギボシ端子
まず配線経路を決める
このように配線を通す場所が決まったら、内張外しなどを使って、その部分の内張を外していきます。
天井脇に室内灯や手すりがついている場合は、内張外しや先の薄いマイナスドライバーなどを使って外す必要があります。
注!)サイドエアバッグがある場合
サイドエアバッグがある車では天井配線は絶対しないで下さい。
その場合は床のドアステップ付近を通す方法で行いましょう。
バックカメラを設置する
この車の場合、天井直に設置するとカメラが窓枠で隠れてしまうので、ホームセンターで売っていたゴム素材の小さいブロックを2枚重ねでビスを通し、天井裏に仕込んだプラスティックの板でビスを受けています。
カメラは付属の両面テープのみでの固定です。
カメラ配線から出ている赤いコードは、バックランプ方面に垂らしておきます。
また、赤のコードの他にアース用の黒いコードが伸びている品物もあったりしますが、その場合はアース配線をボディに接続します。
アースはボディ又はシャーシに直接付いているネジやボルトを緩めてそこに噛ませばOKです。
テールランプ一体を外す
(接続後の画像です。) クリックで拡大
途中の写真を撮るのを忘れましたが、内張を外したテールランプ裏から、純正配線が通っているゴムチューブにバックカメラの赤い配線を通したいわけですが、この車(ほとんどの車)の場合、純正の配線がギッチリで通せないので、ゴムチューブ脇のパッキン部分に小さく穴をあけて通します。
この場合、ブチルゴムなどで防水処理をした方が良いのですが、私はしません。(笑)
角度を変えてみてみるとこんな感じ。 画像クリックで拡大
バックランプの配線がどれなのかを確認しましょう。
バックランプ裏から2本の配線が出ているはずです。
そのうちの黒いコードがマイナスです。
他の車でも基本的には黒のコードがマイナスという事になります。
この車の場合、青いコードがプラスになりますが、他の車だと黒以外の色がついているコードがプラスということになります。
テスターなどを持っている方は、それを使って調べた方が確実ですね。
プラスのコードを切断する
必要な事とは言え、実際に純正のコードを切断するとなると、どうもためらってしまいますが、ここは思い切って・・・
ここで注意!)切断する場所はギボシ端子を付けるのに都合の良い長さを確保する事です。
決まった長さはありませんが、間違っても根元付近で切ってしまってはイケません。
・切断したコードの先端を1cmくらい皮を剥きます。
・切断したコードのどちらでも構いませんが、都合の良い方のコードとバックカメラの赤い コードを一緒にねじり、ギボシ端子カバーに通してから、ギボシ端子にコード先端を差し込み電工ペンチで強めに潰します。(軽く引っ張って抜けなければOK)
・もう片方のコードも同じ要領でギボシ端子を付けますが、オスとメスを間違えないように注意します。
・双方にギボシ端子が付いたら、オスとメスをガッチリとハメ込みます。
・テールランプを元に戻します。
画像クリックで拡大
配線を前方へと伸ばしていく
そしてドライブレコーダーの所まで持っていき、ドライブレコーダー本体設置後、アダプターを差し込みます。
実際に映像を確認してみる
バックギアに入れた時にモニターに後方が映ればOKです。
バックカメラの角度調整
カメラの角度は取り付け金具の足の部分をやさしく曲げながら調節します。
また、バックカメラの映像が斜めになっていたり、逆さになってしまう場合(空と地面が反対に映ってしまう)は、カメラの前と後ろを互いに違う方向へ回す(片方が反時計回り)と、緩むので正しい位置に回転させて調整する。
正しい位置が確定したら、後ろ側を動かさないようにレンズ側だけを回して締めればOK
問題がなければ、すべての内張を元に戻せば完成です。
注!)録画映像が鏡写しになる。
この手のバックカメラは、バックミラーと同じ役目をするのが前提なので、録画した映像も鏡写しになります。
そのままでも十分証拠になりますが、鏡写しの映像を反転したい場合は、フリーの動画加工ソフトで反転させることが出来ます。
今回、設置したバックカメラ付きドライブレコーダー
価格:6,480円 |
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こちらは参考までに・・・
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コメント
コメント一覧 (12)
ミラー式のドライブレコーダーを購入してバック連動配線をYouTubeで見ても分かりやすくやってる方が中々居なく、バックカメラ付いてて省く人が多く参考にする事が出来ず、そんな中この記事にたどり着きました!神!!って思いました!すごく分かりやすいんですが、初心者の自分には分からない部分も、、、、
マイナスの線からボディーアースとかは使わなくても大丈夫なんでしょうか?
バックランプのプラスとバック連動線と捻って結合してギボシ端子をかしめれば接続されるんですか?
初心者で変な質問ですみません。
回答していただけると嬉しいです
長くなりましたが宜しくお願い致します。
車のエンジンを起動し、車両にリバースギァをセットして、「赤いリフレクーリガーワイヤー」をリバースライトに給電するブラスワイヤーに接続しています。でもミラー画面に何も反応がありません。どうしたら良いのでしょうか。ご返事ください。
当ブログをご覧下さいましてありがとうございます。
また、当方の事情によりまして他の質問者様への返答が出来ていない状況でありますことを、この場をお借りしてお詫び申します。
あいさんへ
結論から申しますと、バックナビが必要ないのであれば赤いコードの接続は無視して大丈夫です。
質問内容を拝見しましたところ、質問者様のドラレコはおそらく本体に充電できる電池が内蔵されているものと思われますので、24時間衝撃時に録画はされることでしょう。
もちろん赤いコードは24時間監視には関係ないので、無視して大丈夫ですよ。
それでは、ご安全に。
補足説明
・電池内蔵ではないドラレコで24時間監視するには、専用ケーブルで車のバッテリーから直接電源を取る必要があります。
・電池内蔵ドラレコの場合、電池の残量によって衝撃があっても作動しないことがあります。
商品にもよりますがその場合、プラグをシガーソケットに差した状態で、ドラレコの電源をオフにして3~4時間程、ドライブしながら充電します。(当ブログで説明してるドラレコの場合)
> 分かりやすい。
> 赤いコードはバックナビだけの為ですか?
> 24時間監視できるタイプで当て逃げなどの
> 衝撃があった時だけ電源が入り録画できるタイプのドラレコなのですが、エンジンを切っている状態で録画される電源を確保する為にはやはり赤いコードで
> 電源の確保は必要でしょうか?
> バックナビは不要なのですが
> 当て逃げ監視は使用したいのですが
> 赤いコードをバックライトに配線する必要はありますか?
赤いコードはバックナビだけの為ですか?
24時間監視できるタイプで当て逃げなどの
衝撃があった時だけ電源が入り録画できるタイプのドラレコなのですが、エンジンを切っている状態で録画される電源を確保する為にはやはり赤いコードで
電源の確保は必要でしょうか?
バックナビは不要なのですが
当て逃げ監視は使用したいのですが
赤いコードをバックライトに配線する必要はありますか?
つまりもともとバックモニター付いている場合は、全く不要ということですね。
うまく隠します。
ありがとうございました。
バックランプの電球を外して、後方から、プラス配線の所に電源コードを差し込みます。電球を再セットした時にちようど電球と接続部との間に調節して、電球を差し込むと、確り止まりまた。
やっぱり、バックのガイドラインがあったほうがいいとのことで検索したらここに行き当たりました。
今度の土曜日にトライしようかとチェックしています。
わかり易い記事で助かっています。(^^♪
長々とすみません
大変参考になり無事取り付け完了しました。
配線に関しましてはエポキシが乾くの待てなかったのでハンダ付けして収縮チューブで絶縁しました。
本当にありがとうございました。
配線を切ってキボシで割込み配線と元の線を無理やり一つにするなんて絶対やってはいけない配線の方法です。割り込ますのならエレクトロタップを使いましょう。もし、どおしてもキボシ端子を使いたいのなら、ギボシ端子ダブルかY型接続端子をつかいましょう。
それとキボシ端子をラジオペンチでつぶしても良いように書いてありますが電光ペンチを使いましょう。接続不良になる元です。