私は、逆日歩が付かないカブコムの一般信用で株主優待取りをしてきました。
しかし、カブコムが一般信用銘柄に、貸株料の他に、プレミアム料まで取るようになってから、ほとんど優待取りをしなくなりました。
なぜなら、カブコムに優待価値の多くを持っていかれるので優待取りの旨味がなくなってしまったからです。
例えば、12月優待で人気のマクドナルド500株(6枚×5冊:2万円相当)、すかいらーく1000株(17000円相当)などは、12月になると人気が高く取れないことが多いので、11月から建てておくことが多かったです。
しかし、現在では、11月から建てておくとプレミアム料が高くて、優待取りの意味がなくなっています。
例えば、11月10日から、一般信用の売りと、現物買いをした場合のコストを例示してみます。
マクドナルド500株
信用取引売買手数料:385円×2=770円(シルバープラン以上は無料)
貸株料52日分:5160円×500株×1.5%×52/365=5513円(ゴールドプラン以上は割引あり)
プレミアム料52日分:0.36円×500株×52=9360円
合計コスト:14873円(優待価値の約74%)
すかいらーく1000株
信用取引売買手数料:385円×2=770円(シルバープラン以上は無料)
貸株料52日分:1570円×1000株×1.5%×52/365=3355円(ゴールドプラン以上は割引あり)
プレミアム料52日分:0.16円×1000株×52=8320円
合計コスト:11675円(優待価値の約68%)
以上のように、カブコムでプレミアム料を長期間支払うと、優待取りをする意味が全くない状態です。
そのため、権利付き最終日の1週間前くらいから、当選確率は低い抽選で当てに行くというのが、私にとっての唯一の選択肢となっています。
カブコムのプレミアム料は、個人投資家にとっては、ここ数年の制度変更の中で、最悪のものだと思います。
11/18修正加筆:日数のカウントが年末年始の分、少なかったため修正しました。