2005年06月07日

【抵抗者たちがハワイ大学本部を占拠】not in our name (2005/5/2)

原文:Protesters occupy University of Hawaii admin building
翻訳:203号系統

訳者より:飽食人種の小日本が「愛」だ「地球」だと浮かれて「そんな気分」になっておるようですが、そんな所では決して出会うことの出来ない”本物のハワイ”を以下に。訳者は激務に次ぐ激務とその結果により体調を崩してしまいまして、翻訳を完成させるのに1ヶ月以上掛かりました。状況は当然変化しておりますが、掲載させて頂きます。

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軍学共同技術開発研究センター( military Research & Development Center )に反対しての座り込みが一週間以上に。

海軍との合同秘密研究(UARC)を全面的に止めることをハワイ大学に要求して、ハワイ先住民団体・学生・大学教職員・反戦活動家・環境運動家そして宗教団体の諸君たちが結集したハワイ大学本部占拠斗争が、4月28日木曜日午前10時に開始された。この研究は宇宙空間でのレーザーシステム・監視技術そして機雷の発展を目論むものである。この斗争はLive Webcamで観ることが出来る。
stopuarc.ww.com

 2001年9月11日より、米軍はハワイ島に於いて第二次世界大戦以降で最大規模の拡張を行ってきた。陸軍はストライカー旅団駐留基地のために、この貴重な土地を28000エーカーも奪い取ることを、計画しているのだ。

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【学生・教職員・地域住民・先住民団体は、米軍による太平洋支配に抵抗する。】UH/ Stop UARC Coalition , ハワイ・オアフ(2005/5/1)

 1893年に米軍がホノルルに侵攻して以来、ハワイは合州国の帝国主義者たちの野望の中で不幸な役割を演じさせられて来た。フィリピン・キューバそしてプエルトリコで戦われていた米西戦争への出撃拠点を確保するとして、1898年ハワイは曖昧な形で併合された。太平洋に在るこの8つの群島は組織的に同化( Americanized )・軍事化されて来た。現在では、北米西海岸からアフリカ東海岸まで更にアラスカから南極大陸まで、地球の半分以上を米国の「勢力下にある範囲」として維持せんがため、米国太平洋軍が設置されている。先の湾岸戦争では、イラクの人々に破壊的能力を輸出するために私たちの本土から米軍機が飛び立った。現在では、合州国のイラク侵略のためにハワイが主な訓練地・出撃拠点として(濫)使用されている。

 こんにちでは、ハワイは合州国のなかで最も軍事化されてしまった。オアフ島の四分の一は米軍統治下にあり、それは全群島の約2割に当たる。故に、全ハワイへのアメリカ支配に対する長年の独立運動そして脱軍事化運動を含めて継承され続けてきた、先住民の抵抗斗争があるのだ。

 2001年9月11日より、米軍はハワイ島に於いて第二次世界大戦以降で最大規模の拡張を行ってきた。陸軍はオアフ島とハワイ群島でのストライカー旅団駐留基地のために、この貴重な土地を28000エーカーも奪い取ることを、計画している。これはDonald Rumsfeldによる米軍「再編」の一環としてのことである。オアフ湾を航空母艦の係留地とする計画が進行中である。更に、世界の核政策を不安定化させている、George W Bushによる「弾道ミサイル防衛システム( ballistic missile defense system ; BMDS )」拠点の一つが、ハワイなのである。ハワイで最も経済的・政治的に力を持っている人間たちは、軍国主義推奨者たちである。その中に含まれているのはDaniel Inouye上院議員や地元商業メディアそして本土からやってきた人たちだ。(訳注1)

 ここ半年間、ハワイ群島と環太平洋における米軍支配に抵抗する脱軍国主義運動の新しい潮流が現われて来た。海軍とハワイ大学は、軍国主義と学園の共同路線を秘密裏に進めて来た。大学での海軍兵器研究所、即ちUniversity Affiliated Research Center [UARC]の設立である。UARCは、天文学と海洋学に関する研究を行っている。即ち、宇宙空間に於けるレーザーシステム・監視技術そして海中敷設機雷である(訳注2)。ハワイ先住民団体・学生・教職員・反戦活動家・環境活動家そして宗教団体が、ハワイでのこの新たな軍国主義的兆候に抵抗すべく結集した。

 4月28日木曜日午前10時より、今連合( ‘Save UH/Stop UARC Coalition’ )はハワイ大学本部棟の非暴力占拠斗争を継続している。彼らの要求は、大学首脳部がUARC軍研究所の設立に向けた交渉・活動を即時停止すること、である。占拠斗争は4日目に突入し、「脱軍国主義化」勢力には、ハワイ・合州国全土そして世界中の地域からの個人や団体から圧倒的な支援が続けられている。占拠団は逮捕にも耐えるべく備えを行っている。

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救えハワイ大学/止めろUARC連合( Save UH / Stop UARC Coalition )
www.stopuarc.info


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占拠斗争開始にあたって用意された声明文

2005年4月28日
ハワイ大学(ハワイ州オアフ島マノア)

送付先:ハワイの人々に
同報先:ハワイ大学暫定総長David McClainに

Aloha aina kakou:

私たちは、ハワイ大学に縁を持つ学生・教官・職員・地域団体です。

 公的高等教育の健全性と安全性そしてそれが奉仕する地域社会、これらこそが私たちの一番の関心の的です。

 私たちは簡単な要求を以てここに結集しました。即ち、我等がハワイ大学首脳部とDavid McClain暫定総長が、大学連合研究所(University Affiliated Research Center; UARC )計画を公式に止めることです。何故ならこの計画は、我等が大学の魂を脅かし且つ秘密軍事兵器研究を以て私たちの地域社会の健康と福祉への危険を増大させるものであるからです。

 UARCに対するハワイ大学マノア校総長の透徹性・誠実さの無さのお陰で、そしてあらゆる大学・関係各界の深刻な憂慮と広範な反対を振り切って大学首脳がUARC設立を決定してしまった結果、私たちは自分たちの大学を救うために非暴力市民的抵抗斗争に起ち上がらざるを得なくなりました。以下の理由によって、私たちはUARCに断乎として反対し続けております。

1.UARCでは軍兵器の研究がなされることとなっており、これはハワイ大学の根本価値及びその教育的使命に矛盾するものである。

2.UARCはハワイ先住民に対する合州国軍による歴史的不正の一環であり、軍拡を もたらしそれに伴うハワイの土地・人々に対する悪影響を増大させるものである。

3.軍事機密は、学問の自由と社会的責任( academic freedom and public accountability )を損なわせる。研究過程は「特別扱い」つまり秘密扱いとされるべきでは無い。軍事機密扱いの研究が招いた歴史的悲劇を顧れば、支持者たちが口を揃えて言うようにUARCが安全であるとか有益であるとか、私たちには到底信じることはできない。

4.UARCはハワイ大学にとって悪い取引である。UARCは、他の研究機会の横取りをする・特定種の研究への制限を強要する、また公表に圧力を加える。連邦調達規定(Federal Acquisition Regulations )に違反していると思われる。

5.UARCは、受託研究とするには適切では無いと主張されているような海軍の犯罪的研究に巻き込まれており且つ毒されている。機密と危険な技術が抱き合わせになっている軍の「利益誘導」によって、ハワイ大学が倫理欠如に陥る可能性が更に増大する。

6.直近の会計監査が指摘するところでは、ハワイ大学首脳部は受託研究に対して適切な指導をすることが不可能である。

7.UARCは、ハワイ大学にとって大きな転換点であり更にはハワイ大学の終焉の始まりとなるだろう。正にハワイ大学の名声を汚す永遠に消えることのない汚点となろう。

8.UARCは、現在為されているような「研究者の学術的関心に基づく研究」とは、実質的に異なるものである。それは海軍が要求する「問題解決」のための研究を彼らに提供せんがために為される、ハワイ大学と海軍の結婚のようなものである。そして斯様な「問題解決」とは、学の蘊奥を究めるべくなされる真の研究と真っ向から対立するものだ。

9.決定過程も出鱈目である。ハワイ大学首脳は2年間以上に渡る秘密会議を以て事を進め、重大な決定が為され準備委員会が設立されるまで、公に報告をする事もその同意を得る事も何もして来なかったからである。

 以上の理由によりそして人々の良心の中にあるであろう他の理由によって、David McClain暫定総長がUARC計画の撤回を表明するまでBachman講堂に篭ることを、私たちは決意しています。私たちの地域が抱えている高等教育機関の生存と繁栄にとって、そのような意思表示が不可欠であるのです。McClain氏が意思表明を行うまで、Bachman講堂の占拠・非軍事化斗争を継続します。全てのハワイ大学関係者・ハワイの人々そして世界の人々に呼びかけます。ハワイ大学McClain総長に対して直ちにUARC計画を止めるよう求めている私たちに、合流して下さい。戦争ではなく、教育を優先させよう。

Aloha Aina

ハワイ大学を救え/止めろUARC連合( Save UH / Stop UARC Coalition )

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訳注1:関連記事ご参照
   【ストライカー旅団の配備】ハワイアンなニュースをどうぞ(2005/11/17)

訳注2:関連記事ご参照
   【UHと海軍の業務契約】ハワイアンなニュースをどうぞ(2005/11/29)

訳者より:小日本の大学(特に独立行政法人)に於ける、軍人と民間人による「効率的な殺しと破壊」の共同研究の実態に関しては、私は全く解からない。ましてや、それに対して関係者が牽引する抵抗斗争の話を、私は聞いたことが無い。ただ、独立行政法人にしてみれば軍との共同研究は「垂涎の的」ではなかろうか。自分たちの開発した兵器で死ぬのは、どうせ知らない国のゴミのような連中なのだ。




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この記事へのコメント
曙とか武蔵丸とか小錦とか、ネームバリューのある、在日本のハワイ出身者は、この事を知ってるんでしょうか?宇宙の軍事利用と言ったら、一番ヤバイじゃないですか。
Posted by 田中仁美 at 2005年06月09日 15:58