Rainews24のドキュメンタリー"La strage nascosta"(ジークフリード・ラヌッチ作)の音声聞き取り・翻訳です。こちらの不手際で紹介が遅れてしまいましたが、ぜひお読みください。(earthspider)
原文:Rainews24
翻訳:ゆっくす
映像が戦争について何を語ることができるか、ここに見ることができます。
ベトナムで、(不明)アメリカ人によって(不明)されたナパームによってひどく損傷し、死を免れるために腕を広げた姿勢で逃げる、このか弱い裸体。
時代は1972年です。この映像は、誰も勝者のいない、既に多くの人によって忘れられてしまった、あの戦争の証拠として世界を何度も駆け巡ることでしょう。
ナパーム弾は(このあと不明)。
軍のカメラマンによってここに記録されているのも、この致命的な兵器です。
放たれる瞬間、爆弾は摩擦で明るい青色にギラギラと光ります。その後、破滅的な量の衝撃を及ぼします。
パイロット達は、森や村の上を低い高度で円を描くように飛び、彼らが通った跡にある動物、植物、小屋(不明)炎を振り返って見ることはしません。
これらのシーンは、映画の一場面ではなく、現実です。軍のカメラマンは、爆弾の潜在的威力をよりよく記録するためにスローモーションすら使ったのです。
音楽も、兵士がラジオで聞いていたものと同じです。カリフォルニアという、世界で最も美しい場所について歌ったものですが、その間も、戦争は、同様に美しい国であるベトナムを破壊していたのです。
政治に対する激しい反発を恐れて、これらの驚くべき映像が(不明)から明るみに出たのは何年も後になってからでした。
暴力的なシーンを放送したベトナムのテレビ局は3%しかありませんでした。
けれど、(不明)多くのアメリカ人の意見を戦争反対へと変えました。
これらの恐ろしい映像が出てきたすぐ後の1980年に、国連はナパームガスの非戦闘員への使用を禁じました。
今回は、我々の時代に行なわれている戦争についてお伝えします。
この戦争は、誰も目にすることができません。アメリカ人がファルージャで行なった戦争です。
イラクでの戦争は、現在進行形で記録され世界が見ることができた初めての戦争だと言われてきました。
けれども、これは嘘でしかありません。一方のみの視点から、鍵の穴を通して見たものでしかないのですから。