n 映画レビューブログ 映画評論 -アヤは観た。
やっとこさ日本公開ですね!タラちゃんの最新作、「イングロリアス・バスターズ」!タランティーノのファンでなくても、映画として楽しめる作品だと思います。完成度が高い、タラちゃんが描く第二次世界大戦の映画。

忘れ去られている私のレビューはこちらです!

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aya_eiga at 2009年11月19日10:10コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!
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監督:トロイ・ダフィー
出演:ショーン・パトリック・フラネリー、ノーマン・リーダス、ビリー・コネリー

「処刑人」から早10年。やっと続編が完成しましたね。早速、友達と観に行きました。(旅行のため、更新が遅くなってしまいましたが、、、)。みんなの年老いた姿が10年のギャップを感じさせます、、、。でも、元々渋い兄弟なので、10年後という設定も悪くはなかったのかもしれません。

イタリアのマフィア、ヤカベッタ一族の頭を裁判所で処刑した10年後。マックマナス一族は母国でのんびりと暮らしていた。ある日、ボストンで神父が何者かに殺されたと知らされ、再びボストンに戻る事を決意。更に、この殺人がマックマナス兄弟のスタイルを真似しているため、自分たちの汚された名を取り戻す必要もある。彼らの帰りを恐れる残りのヤカベッタ一族は殺される前に殺さねばと必死。この謎の殺人鬼はヤカベッタ一族の一人なのか?それともまた別のマックマナス家に恨みを持つ人物なのか?前回のウィレム・デフォーが演じたスペシャル・エージェントの子分となる女性エージェントが兄弟の取り締まり役となっている。

とまぁ、あらすじを書いてはみたんですが、なんせ10年間もダフィー監督の脳みその中に住んでいた作品なだけに、かなりごちゃごちゃしてます。10年の間にどんどんアイディアや、やりたい事が膨らんでいったんだろうなっていうのが手に取るようにわかります。あと、前回よりも予算が多かったんだろうなっていうのもわかります。アクションシーンが何かしらとレベルアップしている様子が。

一番最初に言うべき事かもしれませんが、、、いや、言わなくてもわかるかな。「処刑人」のファン以外の方は、まず避けましょう!多分、観たら後悔します。色々と「処刑人」で使われた冗談や、キャラクターに対しての愛着や、「処刑人」を観たからこそ理解できるという様な映画であって、一映画として観るような作品ではありません。

この映画のレビューを書くのは非常に難しい。映画自体はどちらかと言えば失敗だと思います。前半は中々スムースにいい感じです。前編と全く同じ流れとスタイルで、少し懐かしく感じながら楽しめます。後半が急にテンポが落ちてしまい、一体とこに向かっているのか謎のトンネルに突入してしまいます。もうちょっと編集できたんじゃないか?って思ってしまいます、、、。でも、ダフィーはよっぽど外したくなかったんだろうな、、、10年も我慢したんだし。

しかし、所々にポン、ポンと入っている前編からのジョークなどがとても愉快です。全体的のユーモアはまだ一緒だし、そう考えるとやっぱり面白かったかもしれません。アクションもかなりテンション上がります。相変わらず、アホを交えたアクションがもってこい!です。それに、兄弟が変わっていないので、本当に延長戦を観ている感じもします。

「処刑人」のファンなら、やっぱり観ておくべきだと思います。ただ、激しく期待をしないように!娯楽だと思って、肩の力を抜いて観ましょう。そして、続編を観る前に必ずおさらいのため、前編を観て下さい!さもないと、後悔しますよーーー。

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aya_eiga at 2009年11月18日05:44コメント(0)トラックバック(0)アクションクライム・ギャングスター この記事をクリップ!
4e073be9.jpg原題:The Boondock Saints
監督:トロイ・ダフィー
出演:ウィレム・デフォー、ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、デヴィッド・デラ・ロッコ、ビリー・コノリー、デヴィッド・フェリー

カルトクラシックの一つと呼ばれる「処刑人」。10年かけてやっと公開される続編を観る前に、おさらいをしておこうと思いまたまた観ました。いつ観ても格好良い映画だ。何で一般ウケしない面白い映画って山の様に有るんだろう。勿体ないな〜。でも、わかる人がわかって楽しめば良いんだ。映画なんてそんなもんだし。

1998年には「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」、2000年には「スナッチ」。私の大好きなガイ・リッチーのギャングスター映画の2作に挟まれて1999年に「処刑人」が誕生。まるでお互いがお互いに影響されたかの様に3作とも、とても似ていると思うのは私だけでしょうか?ダークなユーモアだけではなく、アクションシーンと音楽が絶妙なセットになっているスタイルや、スローモーションやスピードアップするカメラワークの拘りまで、そっくり。

まぁ、この映画はなんと言ってもマックマナス兄弟のカリスマのお陰で最高な作品になったと誰もが口を揃えて言うと思いますが。もともとはマーク・ウォールバーグやユアン・マクレガーなど、大物俳優のキャスティングを望んだみたいですが、今思うとショーン・パトリック・フラネリーとノーマン・リーダス以外ぴったりな配役はいないと思います。どっちも格好良いのに全く違ったタイプでバランスがパーフェクトです。人殺しなのに、人情に溢れ、愛らしく、ちょっと抜けている所まである二人は観ていて本当に楽しいです。

ウィレム・デフォーも見所なのですが、観てからのお楽しみに。

あと、この映画の中々面白いところは、事件現場が最初に映され、何が起きたのかを刑事が説明すると共にアクションシーンが繰り広げられる所です。普通のアクション映画の真逆に強調されるのでちょっと違った感覚で観れるのが好きです。更に、刑事説明をしている間にその事件が起きている時のシーンに入り込んでいる所もあんまり観た事が無い撮り方で、遊び心があって面白いです。

とにかくギャングスター映画好きにはたまらない映画です。それで、やっとやっと続編が公開!次は続編のレビューを読んでくださいな。

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aya_eiga at 2009年11月09日11:14コメント(3)トラックバック(1)クライム・ギャングスターアクション この記事をクリップ!
6945cecb.jpg監督:ライアン・ジョンソン
出演: マーク・ラッファロー、エイドリアン・ブローディ、レイチェル・ワイズ、菊地凛子

私の大好きなコンフィデンス系映画。中々当たりの作品に巡り会わない。今回も映画自体が詐欺の様な気がした。キャスティングがいいのに、何でパッとしないんだろう?笑えるポイントはしっくりきたのに、内容自体が全然まとまりがなくて、最終的に何んのために観ていたんだろう???ってしっくりこない。

スティーヴンとブルームは詐欺師の兄弟。バンバンという謎の日本人女性を仲間として色んな詐欺を行うのだが、次第にブルームは普通の人生を願い、我が道を歩もうとする。しかし、スティーヴンに最後の詐欺をやろうじゃないかと誘われる。詐欺の餌食となる女性にブルームは惹かれてしまい、兄弟の間に亀裂が、、、。

というあらすじは、、、何か間違っている。だからってあんまり付け加えると全部書いてしまいそうだし。それに、本当の内容が何だかよくわからなかったので書き辛い。

コンフィデンス映画なのに、どの辺がどう詐欺なのかがぐちゃぐちゃ。盛り上がる所が無く、盛り下がっていくしかない。誰がどう騙されてるかわけわかんなくなって、どうでもいいやって思ってしまった。ぶっとんだ捻りがあるわけでもなく、ありそうなのに無いので、冷めるだけ。

残念なのが、エイドリアン・ブローディーもマーク・ラッファローもとても好きな俳優で、勿体なかった。二人とも良かったんですけどね。ラッファローの悪戯っ子っぷりはとても合っていたし、哀愁ただよう弟役としてブローディーもぴったし。菊地凛子も今まで嫌いでしたが、無口のエキセントリックなキャラはとても面白かったです。彼女がこの映画で一番良かったと思います。レイチェル・ワイズも相変わらずキラキラした女性として魅力的でした。

この映画には残念賞をあげたい。もし、4人がでかい詐欺をプランして実行するという様な設定だったら良かったのかもしれません。途中で内容をこじらせてしまった様で、全く興味が持てなくなってしまった。でも、キャスティングが中々良かったので、完全な失敗ではなくなっただけがせめての救いでしょうか。

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aya_eiga at 2009年11月02日11:32コメント(0)トラックバック(0)クライム・ギャングスターコメディー この記事をクリップ!
fe204ed3.jpeg監督:英勉
出演:谷原章介、塚地武雅、北川景子、佐田真由美、池内博之、大島美幸、本上まなみ、佐々木希、山本裕典、伊藤明賢、住田隆、ブラザー・トム、温水洋一、中条きよし、伊武雅刀

えーと、これは一体、どういう事なんだろう?子供映画?どっからこういう映画を思いつくんだろう?そして、何で作るんだろう?そうか、、、文句を言っても、私みたいに観る人がいるからか、、、。

最初から期待なんて一つもしたなかったけど、やっぱりがっかりしてしまう。内容に対しての不満なのか、工夫のなさすぎに対しての不満なのか、その辺が自分でもよくわからない。こんな単純な娯楽映画を観て文句を言う事が実は間違っているのかな?

不細工だけど男は幸せになれるっていう設定が個人的に気になるのは、ブスだけど幸せになれるって女性の設定はあんまりない、、、。そしてこの映画がまたもやそういう展開なのが女としては何だか不愉快、、、。

でもなんだろう。谷原章介は中々な俳優だなぁって関心した時が多かった。コメディーを自然とできる俳優って以外といない気がします。映画が全体的にバカバカしいのに、彼1人だけバカバカしくなく見えないのが凄い。映画を作っていたのは、彼1人だった様にみえた。

こういう映画は得に書きたい事が無い、、、。

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aya_eiga at 2009年10月28日22:05コメント(0)トラックバック(1)コメディー この記事をクリップ!
27207d43.jpg監督:コーエン兄弟
出演:マイケル・スタルバーグ、リチャード・カインド、フレッド・メラメッド、サリ・レニック、アーロン・ウルフ、ジェシカ・マックマヌス

コーエン兄弟の最新作を観てきました。前作の「バーン・アフター・リーディング」に比べて、真面目路線の作品なのかなぁって思って観に行ったんですが、うーん、コーエン兄弟の映画って真面目に捉えちゃ行けないんだよねぇーって考えると、どうなんだろうなぁ。そうやって真剣に考えてしまった事が、彼等の罠にすっぽるはまった証拠なんでしょうけど。物事そんなに真剣に考えちゃいけない!という事をベースにした映画ですから。

ラリーはごく普通のユダヤ人おっさん。奥さんは離婚を望んでいて、常にラリーに対してイライラ。娘は反抗期なのか、常に文句をいい、ヒステリック状態。息子は時期、ユダヤ教の「成人式」的な儀式(ユダヤ教は少年は13歳「男」になる儀式を行う)を行うというのに、常にマリファナを吸っている問題児。そしてラリーの弟は良い年して仕事も無く、家も無く、家族も無く、ラリーの家に入り浸っている。ラリーは教授であり、在職資格を得ようとしている時に成績を上げて欲しいと買収しようとする生徒に悩まされる。家庭問題といい、仕事問題といい、毎日毎日何かに悩まされるラリー。「自分は何もしてないのに、なぜ!?」と宗教に答えを求め出すのだが、答えが見つかるどころか、遠ざかって行くばかり、、、。

1時間45分間ずっと、哀れなラリーは心配事から救われる事が無く、本当になんと不幸な男なんだろうって思わされる。最初はそう思う。でも、よく考えれば、映画だから極端に「不幸」に見えたのかもしれませんが、ラリーの人生は以外とごく普通かもしれません。生きていれば誰だって運、不運に振り回されるわけですから、、、。ラリーは自分の不運に気を取られ、人生を楽しむ事をできず、良い事があっても気づく事ができない。それが一番哀れな所。

この映画は所々、ユダヤ教にしか通じないジョークが入っているので、それがわからない私にとってはまた違う意味でユーモラスだった。アメリカに住むユダヤ人はとても特殊なコミュニティーなので、その世界をちょっと覗かせてくれる映画でした。コーエン兄弟がユダヤ教なので、彼等の家族もこんな感じだったのか少し知りたくなります。

オープニングもエンディングも、観る人によってどう捉えるかは自由な感じになってます。コーエン兄弟にしては珍しいセットアップだと思います。エンディングが少し、「マグノリア」を思い出させる雰囲気でした。真面目に生きようとしても、ずるをしようとしても、人生とは運命なのか、神の悪戯なのか、自分ではどうしようもない事に巻き込まれるのであーる。

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aya_eiga at 2009年10月25日23:01コメント(0)トラックバック(0)コメディードラマ この記事をクリップ!
where原題:where the wild things are
監督:スパイク・ジョーンズ
出演:マックス・レコーズ、キャサリン・キーナー、ジェームス・ギャンダルフィーニー(声)

一番最初に言いたい事は二つ:これは子供向けな映画ではありません。そして、「かいじゅう」じゃなくて「やじゅう」だよね、、、。邦題って誰がつけてるんだ?

有名な絵本なだけあって、公開される前、色々と話題になってました。子供用の絵本を映画化しているのに、子供にとっては暗すぎる作品だという声が数々あがっていました。プロデゥーサーのトム・ハンクスがジョーンズ監督に作り直せと言った噂もありました。でも、ジョーンズは自分のビジョンに従って作ったので、変えることを反対し続けたと。そして、原作者モーリス・センダックはこの作品に満足した様です。

そういう話を聞いて、私はもう一度原作を読み直しました。子供の頃、絵本はいっぱい持っていたのに、これはあんまり好きじゃなかった為、これは持っていなかった記憶があります。そして、読み直した時に、これは子供用の絵本では無いんじゃないかな?って思いました。読み直して、「これは面白い!」って感動したわけでもないけど、絵だけのページが多く、文字数はわずかで、切なさを感じさせる物語でした。

とにかく、前置きに言わせてもらうと、この絵本の大ファンであって観に行ったわけでは無いという事です。しかし、やっぱりノスタルジックな気持ちと映像の美しさに惹かれ、観に行きました。この作品は何か不思議な魅力があると思います。絵本を知らない方も何か魅力を感じるかもしれませんが、絵本を知る方のみ感じる事ができる特殊な魅力がある気がしました。わずか数ページしかない絵本をどうやって上映時間1時間44分ものに仕上げるんだろうと謎に思いながら見に行きました。最初から最後まで、子供用な映画だと思わせる部分は何一つありませんでした。今まで観た映画の中でトップに入るくらい悲しい作品でした。

マックスは想像力が豊かだが、孤独に溺れる少年。姉は遊んでくれず、母親も仕事や育児に疲れ、恋人に癒しを求め、マックスは寂しい日々をすごす。その寂しさに押しつぶされそうになり、反抗をし始め、次第には架空の島へ行ってしまう。そこで野獣たちに出会い、王になり、楽しく過ごすのだが、少しずつ歯車は狂い、野獣たちをコントロールできなくなってしまう。

野獣たちは、マックスが王になる事によって、自分達を寂しさから助けてくれる事を願う。彼らはマックスの想像が生み出した野獣たちなわけで、一人一人がマックスの気持ちの一部分を表す様なのだ。それによってマックスは自分と向き合う事ができる。しかし、その分この作品はストーリー重視というより、感情重視(?)なので、しつこい様ですが、1時間44分ずっと寂しい気持ちにさせられるのです。映像もとっても綺麗なんですが、その寂しさを強めます。広い砂漠や、穴がすっぽり開いている木ばかりの森。

今までに見たことが無い様な映画でした。「トニー滝谷」を思い出させる所がありましたけど、全体的にはとても新鮮でした。主人公が子供であっても、人間である以上、思ったり感じたりし続ける事に触れるので大人でも、、、どちらかと言えば大人の方が感情移入できるかもしれません。

マックス役の子と野獣たちはすごいです。

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aya_eiga at 2009年10月18日09:04コメント(0)トラックバック(0)ドラマ青春 この記事をクリップ!
7329e82f.jpg監督: デヴィッド・リンチ
出演: カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー、ローラ・ダーン、ホープ・ラング、プリシラ・ポインター、ディーン・ストックウェル、ジョージ・ディッカーソン、ブラッド・ドゥーリフ、ジャック・ナンス

フィルム・クラシックをあんまり観ない私なんですが(あぁ、こんな事言ったら軽蔑されそう、、、)、やっぱり観ておかねばと思い、ちょくちょく観るわけです。そして、今回は闇から生まれた狂気のデヴィッド・リンチの「ブルー・ベルベト」を鑑賞。

デヴィッド・リンチの作品は今まで一つしか観た事が無かったんですが、中学生の私には「マルホランド・ドライブ」は全く理解不能な世界であった。だからと言って、不思議と嫌いでは無かった。そして、「ブルーベルベット」に対しての気持ちも似た様な感じでした。不思議と嫌いじゃないけど、芯まで恐怖を感じた、、、。

正直申しますと、理解不能だらけな映画でした。でも、リンチは「これはこう」って直球に伝えようとする監督ではないんでは?って思い込んでるんですが。どうなんでしょう?人間の一番エグくて、暗くて、本能に近い所に触れるのが好きなんでしょうか?「欲望」を究極までひっぱり出した姿を見せていた様に思えました。

好奇心によって事件にずるずると引きづりこまれるジェフリー。一番「普通の人」の役割なのに、一番興味深い人物。なぜならば、彼の役割が一番重要だから。そして、彼は他のキャラクターを全部混ぜこぜにした存在である。彼こそが欲望そのもの、欲望に負け、欲望を振り回す。他の人物が実は彼によって動かされているわけで、全てをコントロールしている。うーん。興味深い。

先日、リンチが監督したテレビシリーズの「ツイン・ピークス」の第1話を観ました。そして、この3つの共通点は色々あるんですが、最も気になるのは、ど田舎の平和な町で奇妙な事件が起きるという事。平凡を当たり前と信じて生きる人間へメッセージを送っているかの様子です。そして、人間は以外と本能のまま生きているという事を思い知らされ、世界は自分勝手な行動によって回っている事に気づく、、、。

あんまり「ブルーベルベット」のレビューになってませんが、なんとなくリンチの映画は一本一本別々に考えてレビューを書くものじゃないって思い始めました。彼が作る作品はどれも同じ様なフォーカスがあり、何作か観て、振り返って思い返す事が必要なんだと思いました、、、。

少し、ミヒャエル・ハネケ監督を思い出したんですが。背筋が凍る作品をどうぞ。

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aya_eiga at 2009年10月13日11:11コメント(0)トラックバック(0)サスペンスミステリー この記事をクリップ!
c31845cb.jpg原題: Capitalism: A Love Story
監督: マイケル・ムーア

ついこの前までニュースでやっている事、いや、今でもニュースでやっている事をもう映画にしてしまったムーア。恐るべし。一体どうやってこんなに直ぐできてしまうんだろう?予知能力でもあった?彼はそう、いつもインパクトが一番強い時期のタイミングを狙う。「キャピタリズム」は「ボーリング・フォー・コロンバイン」以来のストレートな作品だったと思う。ブッシュの批判だらけだったり、皮肉な感動を求めたり、永遠と政府の落とし穴を覗いたりするよりも、大事な部分を選び、しっかりと整理したストーリーてリングをしてくれました。

ハウジング・クライシス。ウォール街の崩壊。金持ちの悪事。銀行の悪事。政府の悪事。

アメリカで良く聞く言葉:The rich get richer, the poor get poorer.
金持ちはより金持ちになり、貧乏はより貧乏になる。今のアメリカはまさにそう。「キャピタリズム」によって、いつしか「ミドル・クラス」という一般人は消え失せ、ボーナスをわんさか貰う最高級のエリートと働いても働いても報われない労働者の差が広がる一方となってしまった。アメリカの歴史上、どうして「キャピタリズム」を導入したかは中々理解できる。そして、しばらくは一番効果的であった。だが、時は経ち、アメリカ以外の国も発達し始めて、世界は変わり、、、景気は常に何かに影響されるわけです。

ムーアがこの作品に加えたバランスがとても良かったと思います。知っておくべきの様々な悪事や裏を暴くのですが、今回はあんまり私情を挟む様な事が感じられませんでした。時に暑苦しいほどに自分の視点を押し付けて来るムーアが今回は一歩さがって作った様なのが良かったと思います。そして相変わらず、「被害者」のポジションにいる人達との個人インタビューを通して、リアルな重みと苦しみを伝えます。観るのが辛くなる居心地の悪さはニュースで悟る事はできないので、こういう部分こそがドキュメンタリーの大事な所ですよね。

今、一体何が起きているのかは、ニュースをチラチラ見るだけだとしても、何となくわかる事ができる。そして、「不景気で困るなぁ」とか「リーマン大変だなぁ」とか「国民の税金を一体何に使ってるんだ、おんどりゃあ!」って思うでしょう。ムーアの「キャピラリズム」はどう、今のこの事態になってしまったか、色々なピースを全部合わせて、この状況のパズルを感性させて見せてくれます。政治や経済が苦手でも、わかりやすく説明してくれて、一体アメリカがどんな事になっているのかよくわかる事ができます。是非、見るべきだと思います。

あと、最後に多少、オバマ大統領はどんな存在であるのか触れるのですが、ルーズベルト大統領がしようとしていた事を彼が引き継ごうとしているんですね。オバマがどんなに背負わなければいけないのかに気付き、明るいアメリカの未来はあるに違いないんじゃないかなって信じてみたくなりました。

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aya_eiga at 2009年10月06日11:56コメント(0)トラックバック(1)政治ドキュメンタリー この記事をクリップ!
where原題: Entre les murs/The Class
出演:フランスワ・ベガドー

フランスのちょっとラフな地域で中学校の先生を勤めるフランスワ・ベガドー氏の自叙伝を基にした映画。本人が自分を演じ、生徒達も俳優ではなく、素人を揃えたらしいです。ドキュメンタリー風では無いんですが、学園ドラマともちょっと違う。あるクラスの日々をナチュラルに写し出していて、授業中での先生と生徒達の交流から色々な出来事が起こり、一年が過ぎて行くわけです。

この学校は優秀校とはほど遠い、ちょっとトラブルを起こす様な生徒達が集まっていて、先生達もたじたじ。マリン先生は冷静に授業を進め様とする中、生徒達は調子に乗りすぎな態度をとり、授業が授業にならない。先生に対して口答えは日常茶飯事、宿題をやってくる子は人数わずか、そして生徒同士の喧嘩も当たり前の様。こんな授業風景が実際にあるのかと思うと、先生を気の毒に感じるんですが、そんな環境で育つ生徒達が本当に可哀想なんだと気づく。

日本で良くある問題児だらけの学園ドラマが現実化されているわけですから。ただ、最後には感動が待っているわけでは無い。何人か注目される生徒達がいて、ストーリーが広がるんですが、実際にあったエピソードなので、どれも現実味があって切ないです。「ごくせん」をもっとシビアにした感じ?生徒達もなりたくってこうなったんではなく、環境によってこうなってしまったんだろうってわかるので、心が痛みます。そして、先生もどんなに生徒達を理解しようとしていても、感情を押し殺せる限界が壊れる一面を見せてしまったりで、人間関係の繊細で難しい所に注目してます。

先生と生徒達の関係が興味深いです。いい加減な生徒達に対しての苛立ちがあっても、親身に付き合って、先生以上の存在として接しようとしている。なんだか、こういう学校ならではの不思議な関係だと思えます。逆に優秀校じゃない分、生徒達が勉強ロボット扱いされないだけに、先生も向き合おうとするのでしょうか。しかし、先生が受け止めようとしている気持ちを理解しきれず、踏みにじってしまう生徒達の反撃による事件は切なすぎるんです。

得に面白い!って思う様な映画では無いんですが、こういうのも観ておくのも世界観が変わるかもしれない気がします。そもそも、こういう環境を知るのも映画でしかできない事が多い。まるで、「シティ・オブ・ゴッド」の様に、映画でしか知る事ができない悲しい現実。カンヌで輝いた映画の様ですが、日本公開はいつでしょう?

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aya_eiga at 2009年10月01日10:19コメント(0)トラックバック(0)青春 この記事をクリップ!
タイトルで観て。
*邦題と洋題で二回登録されてる作品もあります*
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