母から聞いた話によると
戦時中、祖父のお寺は、大火で、全焼した
空襲などではなく、放火だったそうだ
戦争に行く人が、狂って火を付けたと聞いていたが
真相は、どうだったのか。。。祖父は何を思ったのか
幸い仏様だけを救い出すことが出来たが、後はほとんど残らなかった
何百年と続いた歴史あるお寺を、祖父の代で焼失させてしまったのだ
その後の復旧で、雨・風しのげる家が村人によって急遽建てられたが
昭和の終わりが近づく、つい最近まで、当時のボロボロの家のまま
亡くなるまで祖父は暮らした
一門からは、お寺の管理不行き届きのため、追放されたらしい
ほんとうかどうかは私はしらないが、一門の公式の席には、最後まで出なかったと聞く
一時のおとがめを、祖父が頑固に貫き通したのか、今では定かではない
祖父の葬儀には、一門の他、他宗教のお坊さんなど、総勢50人を超す
お坊さんが本堂を埋め尽くし、とても大きな葬儀だった
この事実を繋げて考えた時、私は、祖父の苦悩が少し分かったような気がした
一門から出され、ボロボロの家に住み、派手な生活を慎み
村人のためにと奔走した祖父
村人へ・弟へ、せめてもの罪滅ぼしの気持ちもあったのかもしれない
ようやく、祖父のお寺の片隅に、ひっそりと、大叔父の墓石が建てられたのは
戦後25年ほど経ってからのことだった
その間、祖父は何を思っていたのか
大叔父がもしかしたら、帰ってくるのではないか?
戦死の訃報は間違いだったのではないか?
ビルマの竪琴の映画のように、現地で元気に暮らしていて欲しいと願っていて
お墓をなかなか建てられなかったのではないか
そんな気がしてならないのです…
この夏も、大叔父の墓石に手を合わせて、冥福を祈ってきた
暑い暑い夏の日、、、大叔父の亡くなったビルマはもっと暑かったのだろうか
マラリアと戦いながら、衰弱していく意識の中、何を思っていたのだろう。。。
続く…
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空襲などではなく、放火だったそうだ
戦争に行く人が、狂って火を付けたと聞いていたが
真相は、どうだったのか。。。祖父は何を思ったのか
幸い仏様だけを救い出すことが出来たが、後はほとんど残らなかった
何百年と続いた歴史あるお寺を、祖父の代で焼失させてしまったのだ
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昭和の終わりが近づく、つい最近まで、当時のボロボロの家のまま
亡くなるまで祖父は暮らした
一門からは、お寺の管理不行き届きのため、追放されたらしい
ほんとうかどうかは私はしらないが、一門の公式の席には、最後まで出なかったと聞く
一時のおとがめを、祖父が頑固に貫き通したのか、今では定かではない
祖父の葬儀には、一門の他、他宗教のお坊さんなど、総勢50人を超す
お坊さんが本堂を埋め尽くし、とても大きな葬儀だった
この事実を繋げて考えた時、私は、祖父の苦悩が少し分かったような気がした
一門から出され、ボロボロの家に住み、派手な生活を慎み
村人のためにと奔走した祖父
村人へ・弟へ、せめてもの罪滅ぼしの気持ちもあったのかもしれない
ようやく、祖父のお寺の片隅に、ひっそりと、大叔父の墓石が建てられたのは
戦後25年ほど経ってからのことだった
その間、祖父は何を思っていたのか
大叔父がもしかしたら、帰ってくるのではないか?
戦死の訃報は間違いだったのではないか?
ビルマの竪琴の映画のように、現地で元気に暮らしていて欲しいと願っていて
お墓をなかなか建てられなかったのではないか
そんな気がしてならないのです…
この夏も、大叔父の墓石に手を合わせて、冥福を祈ってきた
暑い暑い夏の日、、、大叔父の亡くなったビルマはもっと暑かったのだろうか
マラリアと戦いながら、衰弱していく意識の中、何を思っていたのだろう。。。
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