キナノキがマラリアに効くと分かると

この木に大きな注目が集まり

キナノキは絶滅の危機に瀕した

この事からキナノキの移植・開発が始められ

19世紀前半から各国がこれに取り組み始めます

最終的には、イギリスとオランダが激しくこの覇権を争った

両国はこの研究に膨大な資金を投入し

南米から東南アジアの植民地に運んで移植を試みます





1854年、オランダがジャワを中心にキニーネ成分の多い

キナノキの栽培に成功し、イギリスはほぼ失敗に終わった

その生産地は、ジャワが約90%、その他はセイロン(スリランカ)、
ビルマなど

従って、第二次世界大戦が始まるまではオランダがキニーネの

供給を独占する形となった

オランダは、一躍「キニーネ帝国」となり

世界各国が、このキナノキを欲しがった





第一次世界大戦で、オランダとは反同盟国の立場で

あったドイツでは、独自に合成のマラリア薬の開発に

成功したが、原料が安価なキナノキと比べると

価格や供給量に問題があった





その後、日本は戦争で東南アジアへと進出し

キナノキは、日本が独占することとなった

キニーネの供給は断たれ、世界的に非常に大きな打撃を与えた




この事柄を会長さんは「キニーネは日本にしかなかった」と

言われたのだろう

キニーネは強い副作用があり、現在は

合成抗マラリヤ薬が普及している

また、殺虫剤や家屋の発展により、日本ではマラリアの発生は

ほとんどなくなった

私も大叔父の件が無ければ、マラリアやキニーネを知らなかったと思う

勉強になった




続く…



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