「敵は日本軍が白兵突撃をすれば

すぐに恐れをなして逃げ出すだろう」

「インパール占領を終えれば満期除隊だ。

除隊時には、インパール空港から輸送されるそうだ」

と安易に考えていた将兵は

中国戦線ではおよそ夢想だにしなかった

桁違いの猛烈な火網の前に

「インド領内の敵は手強いぞ」と痛感したのであった





本の中では、「それは一人一人の兵士も下士官も

小隊長も中隊長も、いや大隊長自身も同じ考え

ではなかったかと思う」と記されていた





第一大隊は、また新たな攻撃目標に向けて

戦闘準備をすることとなった

この新たな攻撃目標は「シボン」と呼ばれる

高台にある小集落であった

第四中隊を先頭に進んでいくと

それを察知した英印軍陣地からは猛砲撃

大隊主力の到着する前に第四中隊は猛火に包まれた





山本支隊から第一大隊に課せられた任務は

厳しかったようである

もう既に大隊はボロボロになっていた、、、

他師団に1個大隊だけ派遣され

ほんとうは60連隊の軍旗の元で戦いたかった…

60連隊であると言う誇りを持ち


60連隊の名に恥ないように

昭和19年3月29日

大隊長は自らの掌握する全兵力を投入して

最後の突撃を行うことを決意した




続く…




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