2005年04月18日

奈良・女児誘拐殺人初公判

・奈良女児事件、「顔と自宅覚えられ殺害」被告が供述(読売新聞)
・小林被告、起訴事実認める=「顔覚えられると殺害」(時事通信)
・<奈良女児誘拐殺人事件>小林被告 起訴事実を認める(毎日新聞)
・小林被告、起訴事実認める 奈良・女児誘拐殺人(共同通信)
・小林薫被告が起訴事実認める…奈良の女児誘拐殺人(読売新聞)
・小林被告、起訴事実認める 動機は「人相覚えられた」(東京新聞)
・『死刑でも構わない』投げやり、反省なく(東京新聞)
・小林被告、湯船に押しつけ「早く死んでくれ」(ZAKZAK)
・小林被告 謝罪なく 女児誘拐殺人初公判(産経新聞)
「更生する自信ない」 「死刑望む」と小林被告(共同通信)
・第2の宮崎、宅間として名残す=奈良小1誘拐殺害の小林被告(時事通信)
・奈良女児誘拐殺人事件 小林被告 起訴事実を認める(毎日新聞)
・<奈良>女児誘拐殺害 初公判で学校・関係者の反応(朝日放送)
・「早く死刑判決を」と供述 女児誘拐殺人で被告(共同通信)
・小林被告「わびる気持ちはない」…女児殺人初公判(読売新聞)
・小林薫被告の供述調書要旨(中国新聞)
・奈良の女児誘拐殺人の被告供述、弁護人「本心ではない」(日経)
・初公判 小林被告、小声で終始うつむき(毎日新聞大阪夕刊)
・小林被告「第二の宮崎勤か宅間守に…名を残したい」(産経新聞)
・小林被告、起訴事実認める−女児誘拐殺人 初公判(奈良新聞)
・小林被告、反省どころか満足感(日刊スポーツ九州)
・小1女児誘拐・殺害事件 詳報(奈良新聞)
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奈良女児事件、「顔と自宅覚えられ殺害」被告が供述

 奈良市の女児誘拐殺人事件で、殺人、わいせつ目的誘拐罪などに問われた毎日新聞販売所の元従業員小林薫被告(36)が「(女児が)しっかりした子だから、自分の特徴と自宅を覚えていると考え、部屋で殺害を決意した」と奈良県警や奈良地検の調べに供述していたことが17日、わかった。

 検察側は、この供述に、起訴時点では明らかでなかった動機と殺意が形成された時期を示す迫真性があると断定。18日の初公判で明らかにし、今後の公判では厳しい刑を求めて立証を進める方針でいる。

 小林被告は女児を車に乗せ自宅に向かう途中、「会話で、思ったよりしっかりしていると感じた。自宅への道順を覚えているかもしれないと思った」と供述。さらに自宅では、女児が宿題をすると言って、始めたため、「てきぱきと宿題をするのを見て、賢い子だからきっと顔を覚えている。帰したら犯行の発覚は免れないと考えた」とし、殺意を抱いたことを認めたという。誘拐の動機については、勤務態度が悪いと上司から怒られ、パチンコで負け続けたため、「女の子にいたずらしてストレスを発散しようとした」としている。
(読売新聞) - 4月18日4時24分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000401-yom-soci



小林被告、起訴事実認める=「顔覚えられると殺害」−小1女児誘拐殺人・奈良地裁

奈良市の小学1年女児=当時(7)=が昨年11月に誘拐、殺害された事件で、わいせつ目的誘拐や殺人、死体遺棄など8つの罪に問われた元毎日新聞販売店員小林薫被告(36)の初公判が18日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。小林被告は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。弁護側は、被告の成育環境などが犯行時の心理に与えた影響を調べる情状鑑定を請求、情状面で検察側と争う構えだ。 
(時事通信) - 4月18日12時0分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000643-jij-soci



<奈良女児誘拐殺人事件>小林被告 起訴事実を認める

 奈良市で昨年11月、小1女児(当時7歳)が誘拐・殺害された事件で、わいせつ目的誘拐、殺人など八つの罪に問われた奈良県三郷町勢野東1、元毎日新聞販売所従業員、小林薫被告(36)の初公判が18日午前、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で始まった。小林被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。弁護側は事実関係は争わず、犯行に至る心理状態などを解明する情状鑑定を請求すると明らかにした。請求が認められた場合、数カ月の鑑定期間を経て、早ければ今秋にも結審の見通し。

 起訴状によると、小林被告は昨年11月17日午後1時50分ごろ、奈良市内の路上で下校途中の女児に「乗せて行ってあげようか」などと声を掛け、車に乗せて自宅に誘拐。同3時20分ごろ、水を張った浴槽に全身を沈めて水死させ、遺体を同10時ごろ、同県平群町菊美台の造成地側溝内に放置するなどした。
 また、自宅で遺体を女児のカメラ付き携帯電話で撮影し、直後に「娘はもらった」という文言とともに母親にメールで送信。約1カ月後の昨年12月14日にも、同県河合町の駐車場から、保存していた遺体の写真を再び添付して、母親の携帯に「次は妹だ」という脅迫メールを送信した。
 さらに昨年9月ごろ、同県北西部で別の幼女の体を触るなどしたほか、同6〜11月には同県や滋賀県内で女性用下着など31枚を盗んだ。

 小林被告は女児の事件後も、販売所で普段通り勤務。女児の携帯によるメール送信記録が自宅のある県北西部に集中していたことなどから捜査線上に浮上し、発生から約1カ月半後の昨年12月30日に逮捕された。
 89年には幼女に対する強制わいせつ罪で有罪判決を受け、91年には強制わいせつ致傷罪で実刑判決が確定、服役した。このため、小林被告の逮捕後、性犯罪者の再犯防止が課題として浮上。法務省が性犯罪者の出所情報を6月から警察庁に提供することが決まった。【野村和史、青木絵美】

◇「情状鑑定」…精神鑑定とは異なり、刑事責任を問える
 小林薫被告の弁護側が請求する情状鑑定は、精神鑑定とは異なり被告の刑事責任を問えるのが前提。小林被告の成育歴や心理状態と事件の因果関係はどこまで解明されるのか。事件の計画性などとともに公判の焦点となりそうだ。
 情状鑑定は心理テストやカウンセリングで性格や行動傾向、成育環境などをたどる。再犯の危険性や更生の可能性も検討。鑑定結果は量刑を決める際の材料となるが、必ずしも減軽につながるとは限らない。
 採用事例は多くはないが、家裁の元調査官らで構成する「家庭問題情報センター」などによると、動機解明が難しい事件での鑑定例が目立つ。ただ、作業には数カ月かかり、事件の性質に合った鑑定人選定は難しく、センターが03、04年に鑑定人を仲介した件数は各4件、6件にとどまる。
 小林被告は視力が悪く、幼稚園時代からいじめに遭った。9歳で母と死別。中学校でもいじめは続き、万引きを強要されるなどした。弁護人は「幼少期の体験などの社会的要因が、被告の人格形成に大きな影響を及ぼした」と指摘している。

◇小さな声で「間違いありません」…小林被告
 小林被告は眼鏡をかけ、グレーのトレーナー、紺のジャージー姿。逮捕当時のぼさぼさとした髪をばっさりと切り、丸刈りで法廷に。
 裁判長が「前へ出て下さい」と呼びかけると、肩を揺らしながら、動揺する様子も見せず証言台に立った。裁判長が「あなたの名前は小林薫ですか」と問いかけると、「はい、そうです」とぼそぼそとした小さな声で、無表情に答えた。
 さらに裁判長が起訴事実について「どこか違うところがありますか」と問いかけると、「間違いありません」と小さな声。「たくさんありますが、それでいいですか」との質問には「はい、はい」と大きくうなずいた。検察側が冒頭陳述の朗読を始め、事件を詳述すると、小林被告は口を結んで終始うつむいていた。
 傍聴席には、ともに黒いスーツ姿の女児の両親の姿が。小林被告が入廷すると、にらみつける表情を見せ、父親は黒っぽいメモ帳を手に、メモを取っていた。父親は感情を押し殺し、母親は左手をほおにつけた姿勢でじっと冒頭陳述を聞いていた。
 初公判は同地裁が庁舎建て替え工事中のため、手狭な仮庁舎で開かれ、地裁は傍聴席を12席増設して対応した。一般傍聴者に割り当てられた32席を求めて、抽選会場となった地裁近くの奈良公園には早朝から1437人が列を作った。

◇小林被告の起訴事実
【わいせつ目的誘拐】04年11月17日午後1時50分ごろ、奈良市内の路上で、1人で下校していた小1女児(当時7歳)に「乗せて行ってあげようか」などと声を掛け車に乗せ、わいせつ目的で誘拐した。
【強制わいせつ致死、殺人】同3時20分ごろ、奈良県三郷町の自宅で、女児を浴室に連れ込み、浴槽に沈めて水死させた。
【死体損壊】同7時20分ごろ、自宅で遺体を傷つけた。
【死体遺棄】遺体を車で運び出し、同10時ごろ、同県平群町菊美台の側溝内に放置した。
【脅迫】04年12月14日午前0時ごろ、同県河合町の駐車場から母親の携帯電話に、女児の遺体の写真を添付するなどして、「次は妹だ」という脅迫メールを送信した。
【強制わいせつ】04年9月26日、同県北西部で別の女児に声をかけ、体に触るなどわいせつな行為をした。
【窃盗】04年6〜11月、同県や滋賀県内で、女性用下着など31枚を盗んだ。
(毎日新聞) - 4月18日11時37分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000026-mai-soci



小林被告、起訴事実認める 奈良・女児誘拐殺人

昨年11月、奈良市内で小1女児(7つ)が誘拐され殺害された事件で、わいせつ目的誘拐や殺人などの罪に問われた元毎日新聞販売店員小林薫被告(36)の初公判が18日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。
罪状認否で小林被告は、起訴された8罪について「(すべて)間違いありません」と全面的に認めた。
検察側は冒頭陳述で殺害動機について「会話やてきぱきと宿題をする様子から、女児がしっかりした子どもで、人相などを覚えられていると考えた」と指摘。遺体の写真を携帯メールで送信したのは、母親がひどく動揺しているのを知り「おまえらの娘はおれがもらった。大いに騒いでくれ」などの胸の内を伝えようと考えた、と述べた。
(共同通信) - 4月18日11時59分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000061-kyodo-soci



小林薫被告が起訴事実認める…奈良の女児誘拐殺人

奈良市の会社員有山茂樹さん(31)の長女で同市立富雄北小1年、楓(かえで)ちゃん(当時7歳)が昨年11月、誘拐、殺害された事件で、殺人、わいせつ目的誘拐罪などに問われた毎日新聞販売所の元従業員小林薫被告(36)の初公判が18日午前、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。

小林被告は罪状認否で「間違いありません」と起訴事実を認めた。

検察側は冒頭陳述で女児を誘拐して殺害、遺体を遺棄した状況や動機など一連の犯行の全容を明らかにし、異常性を指摘した。弁護側は、小林被告の深層心理を解明するため、「情状鑑定」を申請することを明らかにした。

起訴状などによると、小林被告は2004年11月17日午後1時50分ごろ、奈良市学園中(なか)の市道で、帰宅途中の女児をわいせつ目的で乗用車で誘拐。午後3時20分ごろ、奈良県三郷(さんごう)町の自室の浴槽に沈めて殺害した。

さらに同7時20分ごろ、女児の遺体を損壊、母親の携帯電話に「娘はもらった」との女児の画像付きメールを送り付け、同県平群(へぐり)町の側溝に遺体を遺棄した。12月14日午前0時ごろには、母親の携帯電話に「次は妹だ」とのメールを送り付けて、脅迫した。

小林被告は、これまでの調べに対し、「女児がしっかりした子で、顔や自宅を覚えられ、このまま帰せば犯行の発覚を免れられない」などと殺意を抱き、殺害に至った経緯を供述。今後の公判では「量刑判断」とともに、小林被告の「心の闇」の解明が焦点となる。
(読売新聞) - 4月18日13時50分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000003-yom-soci



小林被告、起訴事実認める
動機は「人相覚えられた」
奈良・女児誘拐殺人初公判

 昨年11月、奈良市内で小1女児(7つ)が誘拐され殺害された事件で、わいせつ目的誘拐や殺人などの罪に問われた元毎日新聞販売店員小林薫被告(36)の初公判が18日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれ、小林被告は、起訴された8罪について「(すべて)間違いありません」と全面的に認めた。

 検察側は冒頭陳述で殺害動機について「会話やてきぱきと宿題をする様子から、女児がしっかりした子どもで、人相などを覚えられていると考えた」と指摘。遺体の写真を携帯メールで送信したのは「おまえらの娘はおれがもらった。大いに騒いでくれ」などの胸の内を伝えようと考えた、と述べた。

 弁護側は、臨床心理士ら専門家による「情状鑑定」を求め、犯行時の被告の心理状態を検証し背景事情に迫る立証方針を明らかにした。

 携帯電話で犯行を誇示するメールが送り付けられ、社会に衝撃を与えた事件の審理は、動機や計画性など情状面を中心に進むことになった。

 冒頭陳述などによると、小林被告は高校2年生のときにアダルトアニメのビデオを見て幼い女児に関心を持つようになり、強制わいせつ事件を起こすなどした。

 事件1週間前の昨年11月10日ごろからいたずらを計画。同月17日、奈良市内で下校時間帯の女の子を待ち構えている間にわいせつな行為を思い描き、黙って付いてくると考え小学1、2年生の女の子の誘拐を決意。

 1人で下校途中だった女児に声を掛け、車に乗り込ませ「かわいい携帯やな」などと携帯を取り上げ電源を切断した。

 荷物運びの手伝いを口実に自宅に招き入れ、わいせつ行為の発覚を恐れた上、抵抗されたため浴室で体を沈めて殺害、奈良県平群町の農道脇に遺体を放置した。

 さらに、母親の様子を探ろうと女児の携帯電話で電話をかけた際、母親が動揺していることを知り、世間を騒がせようと考え、母親の携帯電話に遺体の写真や脅迫メールなどを送り付けた。

 検察側は証拠調べの中で、被告が女児の携帯で勤務先に何度も電話をかけていたことが、逮捕の端緒となったことを明らかにした。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050418/top_____detail__002.shtml



【関連】 『死刑でも構わない』
投げやり、反省なく

 「間違いありません」。奈良市の女児誘拐殺人事件発生から五カ月。殺人などの罪に問われた元新聞販売店員小林薫被告(36)は十八日、奈良地裁での初公判で起訴事実をすべて認めた。小学校一年の女児(7つ)を誘拐して殺した上、家族の携帯電話に犯行を誇示するメールを送りつける−。そんな異様な行動を、なぜ被告は取ったのか。まな娘を奪われた母が真っ赤な目で見つめる前で、「心の闇」の解明が始まった。 

 顔も上げず、つぶやくように罪を認める小林被告。だが、短く抑揚のない声で答える姿からは反省の気持ちは読み取れない。逮捕後「死刑になっても構わない」「騒ぎを起こして注目されたかった」と投げやりな言動を繰り返してきた同被告は、公判が始まっても自分の世界に閉じこもっているかのようだった。

 「本当のことを話しているのか分からないときがある」。接見した弁護士すら困惑する場面もあったという。

 母の死、いじめ、目の障害…。不運な生活環境もあったとはいえ、小林被告のゆがんだ性癖は早くから突出していた。

 女の子を抱き締めるなど幼児への執着心をあらわにしだしたのは十代半ば。「幼児が好きや。かわいい」「頭で分かっていてもやってしまう」。そう釈明する被告に、当時の保護司は「手に負えない。何年たっても更生せず、再犯すると思った」と強烈な印象を抱く。

 保護司の予感は的中。被告はその後、何度も同種の事件を引き起こす。

 関係者によると、小林被告も二十代前半に少女への強制わいせつ事件で服役した後「刑務所が怖い」と一定期間、自制した時期があった。

 しかし、そのたがもいつしか外れる。下着盗から別の女児へのわいせつ事件、そして誘拐から殺人、脅迫メールと犯行をエスカレートさせた。

 今回逮捕された当初「悪いことはしていない」と淡々と話し、具体的な質問には「(犯行を)認めとるからいいやん」と開き直った。「出所しても、また“大きなこと”をしてしまう」とも。

 欲望を制御できず、罪悪感にさいなまれることもない−。そうとしか映らない被告を、ある捜査員は「自分本位の考え方しかできない。理解できない」と突き放す。

 「小説を読みたい」。拘置中の小林被告は、弁護士にサスペンス小説の差し入れを求めた。初公判前にもこれまでと変わった様子は見られなかったという。

■『このまま帰せない』 自宅覚えられ殺害を決意

 「犯行の発覚は免れない」−。検察側は冒頭陳述で、小林被告が女児に自分の人相や特徴を覚えられる不安に駆られながら殺害に至った経緯を詳述、大騒ぎする世間の様子を楽しんでいた異常な様子を明らかにした。

 約一週間前から女児にいたずらをしたいという思いを募らせた小林被告が犯行日に選んだのは昨年十一月十七日。一人で下校する女児に「どうしたん。乗せていってあげようか」と声をかけ車に乗せた。「忘れ物あるから先におっちゃんの家寄るで」と話しかけ、女児が親と連絡を取らないようにしようと「かわいい携帯やな。ちょっと見せて」と携帯電話を取り上げた。

 午後二時四十分ごろ自宅前に到着すると、買い物袋を部屋に運ぶのを手伝ってもらう口実で自室に誘い入れた。女児は自分からてきぱきと宿題に取り掛かり、会話も思いのほかしっかりしていた。「自宅までの道や自宅の特徴を覚えられ、自分の犯行の発覚は免れない。このまま帰すわけにいかない」。小林被告は殺害を決意した。

 風呂場でわいせつ行為をしようと考え、女児に風呂に入るよう勧めた。後から入ってきた小林被告に驚き、嫌がる女児をなだめすかし「もう一回(水に)顔つけるとこ見せて」と声をかけると、髪の毛をわしづかみにして女児の体を湯の中に沈めて殺害した。

 夜になると、女児の携帯から母親の携帯に電話をかけ、様子を確かめようと“ワン切り”を重ねる。「おまえらの娘は生きてはおらんぞ。大いに騒いでくれ」という気持ちになり、午後八時四分ごろ、「娘はもらった」とのメッセージとともに女児の写真を母親の携帯に送り、午後十時ごろ、土地勘のあった奈良県平群町に遺体を捨てた。

 翌日から世間が大騒ぎしているのを楽しんだ。報道が沈静化してきた十二月十四日には「再び世間を騒がせてやろう」と母親の携帯に「次は妹だ」とのメッセージとともに、再び女児の写真を送りつけ、家族を恐怖のどん底に突き落とした。

■真っ赤な目で被告を見詰め 女児の母親

 十八日、奈良地裁一号法廷。小林被告は、女児の両親らが座る傍聴席に時々目をやるほかは、顔を伏せ、目をつぶり、公判に関心がないかのような態度を続けた。

 裁判長に氏名を問われると、つぶやくように「小林薫です」と答えた。「職業は」「無職です」。低い小声でやりとりを続けた。緊張からか顔はやや紅潮したが、裁判長と視線を合わせようとはしなかった。

 冒頭陳述が被告の生い立ちに触れ、小学四年で母親が死亡した事実が読み上げられると、自分自身に言い聞かせるように軽くうなずいた。しかし、詳細な殺害状況が明らかにされても表情は変わらず、首筋や額をかき、眼鏡の位置を直した。

 女児の両親はノートを手に傍聴に臨んだ。父親(31)は時折目頭を押さえ、母親(29)は真っ赤にはらした目で被告をにらみ付けた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050418/eve_____sya_____001.shtml



小林被告、湯船に押しつけ「早く死んでくれ」
奈良小1女児誘拐殺人起訴事実認める


 奈良市の小学1年女児=当時(7)=が昨年11月に誘拐、殺害された事件で、わいせつ目的誘拐や殺人、死体遺棄など8つの罪に問われた元毎日新聞販売店員、小林薫被告(36)の初公判が18日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれ、小林被告は起訴事実を全面的に認めた。

 冒頭陳述だと、小林被告が高校2年の時、兄が幼い妹とセックスする内容のアダルトアニメを見たことをきっかけにロリコンになり、事件の1週間前の昨年11月10日ごろから、女児と風呂に入って遊び、入浴後に強姦することを計画した。

 小林被告は17日午後1時50分ごろ、奈良市学園中の路上で、「どうしたん。送っていってあげる」と下校中の女児を誘拐した後、三郷町の自宅マンションにつれて来た。この際、「しっかりした子。帰せば、犯行が発覚する」と殺意を抱いた。

 マンションで、小林被告は女児に手やひざが汚れていることを口実に風呂に入らせ、「これ、おっちゃんの水着やねん」などと言って、自分もパンツ1枚姿で湯船に入り込み、湯の掛け合いをした。

 女児の胸などを触ったところ、「エッチ」と怒り出したため、殺害を決意。女児に学校の水泳授業で習った顔つけを「見せて」とせがみ、そのまま髪をわしづかみにするなど約5分押さえつけ、「早く死んでくれ」と念じながら溺死させた。

 新聞販売店や飲食店でアリバイつくりをした後、夜になって女児の両親を不安にさせてやろうと思い、「おまえらの娘は生きてはおらんぞ。おれがもらった」とのメールとともに、遺体の写真を送りつけた。

 12月14日には沈静化していた世間を騒がせてやろうと、両親に再度、「次は妹だ」と女児と妹の写真を送信していた。

 しかし、この2回目のメールで墓穴を掘り、一気に捜査網が小林被告の身辺まで及んだ。

ZAKZAK 2005/04/18

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005041829.html



小林被告 謝罪なく 女児誘拐殺人初公判

投げやりな態度 目伏せ、淡々と答える
 社会を震撼(しんかん)させる事件を引き起こした元新聞販売店員、小林薫被告(36)は、法廷内のやりとりをどこか投げやりで、ひとごとのような雰囲気で聞いていた。十八日午前、奈良地裁で開かれた女児誘拐殺人事件の初公判。小林被告は殻のなかに閉じこもるように、弁護人や問いかける裁判長と目を合わせようとはせず、刺すような視線を送る両親にも謝罪の言葉を口にしなかった。
 工事中のため、プレハブの仮庁舎に設けられた一号法廷。午前十時、小林被告はグレーのトレーナーに白色ラインの入った紺色ジャージーで入廷した。
 逮捕時長かった髪はスポーツ刈りに短く刈り込まれ、体は少し太った様子。視線を傍聴席に向けることはなく、うつむきかげんながら歩き方は堂々としており、肩を揺らしながら大またで入廷した。
 「名前は」
 「小林薫です」
 「職業は」
 「無職です」
 両手はじっと前で組んだまま。小太りの背中は丸まったまま身動きもしなかった。小さいがよく通る声は早口で、奥田哲也裁判長の問いかけに考えるようなそぶりはなく、「はい」と淡々と、すべて即答した。
 わいせつ目的誘拐、殺人、死体損壊−。おぞましい起訴事実の朗読を、検察側は女児の名前などの固有名詞を省略するなどの配慮をした。だが、その間も小林被告は時折体や足を左右に揺らし、心ここにあらずといったふうにも見えた。
 「今述べた事実に間違いはありませんか」。奥田裁判長の問いかけに間髪を入れず、「間違いありません」と早口でまくし立て、ふうっと息を吐いた。
 続いて弁護人が意見書を読み上げ、「被告人の小児性愛傾向は高校生時代にポルノアニメに触発されて発生した」と指摘すると小林被告は一瞬びくっと体を動かした。検察側が冒頭陳述の読み上げを始めると、弁護人の前に座ったが、手を前で組んで目を閉じ、身じろぎもしなかった。
 法廷の最後列には、報道機関による廷内撮影後、ノートを手にした女児の両親が一番最後に着席。父親(31)は時折目頭を押さえながら聞き入り、母親(29)は真っ赤にはらした目で小林被告をにらみ続けた。
 午前の審理は十一時二十三分で終了。
 小林被告は裁判長に終了を告げられると、目を開けて何度もうなずき、大またで法廷を後にした。
 午後、検察側は昨年十二月十四日に二度目の脅迫メールが送られた状況に関する遺族の供述調書を読み上げた。
 女児の母親は「娘の写真が添付された携帯電話を持っていること自体が怖かったので警察に預けていた。今度は妹まで狙うとあり、背筋が凍る思いで、体が震えるほどの恐怖を感じた」。また父親が携帯に添付された画像を見ようとすると「見たらあかん」と制止したという。
 ≪「極刑を」保護者、今なお不安≫
 殺害された女児(7つ)が通っていた奈良市立富雄北小学校。十八日朝も、事件をきっかけに始まった集団登校が行われ、母親らが子供に付き添った。ある保護者は「(被告には)二度と戻ってきてほしくない。極刑を望む」と語気を強めた。
 「おはよう」。校門で谷奥正樹教頭が、登校した児童一人ひとりに声を掛けて迎えた。児童の首には防犯ベルが下がり、ランドセルには「ベル携帯中」の黄色いステッカーが張られていた。
 四年と一年の姉妹を送ってきた父親(34)は「事件前の状態に戻ることは絶対に無理。今でも子供だけで外に出すのは心配で、平日、休日を問わず必ず付き添っている」と話し、事件の影をうかがわせた。
 ≪傍聴券に1437人≫
 小林薫被告(36)の初公判には三十二枚の一般傍聴券を求めて千四百三十七人が集まり、事件への関心の高さを示した。
 抽選会場となった奈良公園には早朝から報道機関のアルバイトなどが次々と訪れ、長蛇の列を作った。午前八時半の整理券配布の締め切り時間には千四百三十七人となり、約四十五倍の『狭き門』となった。
 千四百三十七人という傍聴希望者の数は奈良地裁では過去最多。国内で傍聴希望者が最も多かったのは平成八年四月に東京地裁で開かれたオウム真理教教祖、麻原彰晃被告(50)の初公判で、一万二千二百九十二人。十三年十二月の大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件の初公判は千三百二十人だった。
(産経新聞) - 4月18日15時48分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000034-san-soci



「更生する自信ない」 「死刑望む」と小林被告

 奈良市の女児誘拐殺害事件の初公判は18日午後も引き続き奈良地裁で開かれ、検察側は小林薫被告(36)が「反省の気持ちも更生する自信もない。早く死刑判決を受け、第二の宮崎勤(被告、1、2審で死刑判決を受け上告中)か宅間守(元死刑囚)として世間に名を残したい」などと述べた供述調書を朗読した。
 小林被告は「後悔してないし、望んだことができて満足している。(女児の)親の気持ちなどどうでもよかった」「自分は死刑に値する」とも供述しているという。
 これに先立ち検察側は、殺害された女児(7つ)の両親が「看護師になりたいという長女の夢をかなえてやりたかった。被告に死刑以上の極刑を与えてやりたい」などと心情を述べた調書を朗読。
(共同通信) - 4月18日17時33分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000128-kyodo-soci



第2の宮崎、宅間として名残す=奈良小1誘拐殺害の小林被告

 奈良市の小学1年女児=当時(7つ)=の誘拐、殺害事件で、殺人罪などに問われた元新聞配達員小林薫被告(36)の初公判は18日午後も奈良地裁(奥田哲也裁判長)で続き、検察側は同被告が「第2の宮崎勤(被告=幼女連続誘拐殺人)、宅間守(元死刑囚=大阪校内児童殺傷)として名前が残ってほしい」と供述していたことを明らかにした。
 事件後の心境を述べた捜査段階の調書要旨の朗読で、小林被告は「無期懲役で出所しても、また(犯行を)やらない自信がない。これは癖のようなもの」とも述べていた。 
(時事通信) - 4月18日18時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000752-jij-soci



奈良女児誘拐殺人事件 小林被告 起訴事実を認める

 奈良市で昨年11月、小1女児(当時7歳)が誘拐・殺害された事件で、わいせつ目的誘拐、殺人など八つの罪に問われた奈良県三郷町勢野東1、元毎日新聞販売所従業員、小林薫被告(36)の初公判が18日午前、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で始まった。小林被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。弁護側は事実関係は争わず、犯行に至る心理状態などを解明する情状鑑定を請求すると明らかにした。請求が認められた場合、数カ月の鑑定期間を経て、早ければ今秋にも結審の見通し。
 起訴状によると、小林被告は昨年11月17日午後1時50分ごろ、奈良市内の路上で下校途中の女児に「乗せて行ってあげようか」などと声を掛け、車に乗せて自宅に誘拐。同3時20分ごろ、水を張った浴槽に全身を沈めて水死させ、遺体を同10時ごろ、同県平群町菊美台の造成地側溝内に放置するなどした。
 また、自宅で遺体を女児のカメラ付き携帯電話で撮影し、直後に「娘はもらった」という文言とともに母親にメールで送信。約1カ月後の昨年12月14日にも、同県河合町の駐車場から、保存していた遺体の写真を再び添付して、母親の携帯に「次は妹だ」という脅迫メールを送信した。
 さらに昨年9月ごろ、同県北西部で別の幼女の体を触るなどしたほか、同6〜11月には同県や滋賀県内で女性用下着など31枚を盗んだ。
 小林被告は女児の事件後も、販売所で普段通り勤務。女児の携帯によるメール送信記録が自宅のある県北西部に集中していたことなどから捜査線上に浮上し、発生から約1カ月半後の昨年12月30日に逮捕された。
 89年には幼女に対する強制わいせつ罪で有罪判決を受け、91年には強制わいせつ致傷罪で実刑判決が確定、服役した。このため、小林被告の逮捕後、性犯罪者の再犯防止が課題として浮上。法務省が性犯罪者の出所情報を6月から警察庁に提供することが決まった。【野村和史、青木絵美】

 ◇「情状鑑定」…精神鑑定とは異なり、刑事責任を問える

 小林薫被告の弁護側が請求する情状鑑定は、精神鑑定とは異なり被告の刑事責任を問えるのが前提。小林被告の成育歴や心理状態と事件の因果関係はどこまで解明されるのか。事件の計画性などとともに公判の焦点となりそうだ。
 情状鑑定は心理テストやカウンセリングで性格や行動傾向、成育環境などをたどる。再犯の危険性や更生の可能性も検討。鑑定結果は量刑を決める際の材料となるが、必ずしも減軽につながるとは限らない。
 採用事例は多くはないが、家裁の元調査官らで構成する「家庭問題情報センター」などによると、動機解明が難しい事件での鑑定例が目立つ。ただ、作業には数カ月かかり、事件の性質に合った鑑定人選定は難しく、センターが03、04年に鑑定人を仲介した件数は各4件、6件にとどまる。
 小林被告は視力が悪く、幼稚園時代からいじめに遭った。9歳で母と死別。中学校でもいじめは続き、万引きを強要されるなどした。弁護人は「幼少期の体験などの社会的要因が、被告の人格形成に大きな影響を及ぼした」と指摘している。

 ◇小さな声で「間違いありません」…小林被告

 小林被告は眼鏡をかけ、グレーのトレーナー、紺のジャージー姿。逮捕当時のぼさぼさとした髪をばっさりと切り、丸刈りで法廷に。
 裁判長が「前へ出て下さい」と呼びかけると、肩を揺らしながら、動揺する様子も見せず証言台に立った。裁判長が「あなたの名前は小林薫ですか」と問いかけると、「はい、そうです」とぼそぼそとした小さな声で、無表情に答えた。
 さらに裁判長が起訴事実について「どこか違うところがありますか」と問いかけると、「間違いありません」と小さな声。「たくさんありますが、それでいいですか」との質問には「はい、はい」と大きくうなずいた。検察側が冒頭陳述の朗読を始め、事件を詳述すると、小林被告は口を結んで終始うつむいていた。
 傍聴席には、ともに黒いスーツ姿の女児の両親の姿が。小林被告が入廷すると、にらみつける表情を見せ、父親は黒っぽいメモ帳を手に、メモを取っていた。父親は感情を押し殺し、母親は左手をほおにつけた姿勢でじっと冒頭陳述を聞いていた。
 初公判は同地裁が庁舎建て替え工事中のため、手狭な仮庁舎で開かれ、地裁は傍聴席を12席増設して対応した。一般傍聴者に割り当てられた32席を求めて、抽選会場となった地裁近くの奈良公園には早朝から1437人が列を作った。
(毎日新聞) - 4月18日17時46分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000015-maip-soci



<奈良>女児誘拐殺害 初公判で学校・関係者の反応

奈良地裁で開かれた初公判には、傍聴希望者が1400人以上集まり、幼い子どもが犠牲になった残虐な事件への関心の高さをうかがわせました。

傍聴券の抽選は、裁判所近くの奈良公園で行われ、32の一般傍聴席を求めて1437人が列を作りました。倍率は45倍でした。傍聴を希望し列に並んだ人は「どういう思いで犯行に至ったかが一番気になります」「どんな発言をするのか、どういう表情で裁判に臨むのかに興味があります」と話していました。女の子が通っていた奈良市立富雄北小学校では、事件以降、児童の安全を守るため、集団での登下校が続いています。保護者たちは「どんな刑を与えても絶対許せない。ひとごとと思えない」「厳しい判断を示してほしい」と話していました。田中弥彦校長は「被告の罪はあまりに大きく、いかなる刑をもっても償いきれるものでない。裁判では、なぜこのような残忍な犯行を犯すに至ったのか、経緯を深層心理とともに明らかにしてほしい」とコメントしています。また、女の子の遺体が見つかった奈良県平群町の道路脇には、事件から5ヵ月経った18日も、花束を供える人の姿が見られました。
(朝日放送) - 4月18日19時34分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000009-abc-l29



「早く死刑判決を」と供述 女児誘拐殺人で被告

 奈良市の女児誘拐殺害事件の初公判は18日午後も引き続き奈良地裁で開かれ、検察側は小林薫被告(36)が「反省の気持ちも更生する自信もない。早く死刑判決を受け、第2の宮崎勤(被告、一、2審死刑判決で上告中)か宅間守(元死刑囚)として世間に名を残したい」などとした供述調書を朗読した。
 また、殺害された小1女児(7つ)の両親が「看護師になりたいという長女の夢をかなえてやりたかった。被告に死刑以上の極刑を与えてやりたい」などと心情を述べた調書も読み上げた。
 小林被告の調書によると、被告は事件について「年少の子を思い通りにしたかった。後悔してないし、望んだことがやれて満足している」「(女児の)親の気持ちなどどうでもよかった」などと供述。「わたしの人生はしょうもなく、死刑に値する。全国に名を知らしめて満足している。早くこの世とおさらばしたい」としていた。
(共同通信) - 4月18日20時5分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000182-kyodo-soci



小林被告「わびる気持ちはない」…女児殺人初公判

 奈良市の女児誘拐殺人事件で、殺人、わいせつ目的誘拐など八つの罪に問われた毎日新聞販売所の元従業員小林薫被告(36)の初公判は、18日午後も奈良地裁(奥田哲也裁判長)で行われた。

 検察側は、小林被告の「(犯行を)もうやらない自信はない。癖のもんですから」「わびる気持ちはない」との供述を明らかにした。また、「死刑以上の極刑を与えて欲しい」と求める両親の調書を朗読した。

 弁護側は意見陳述で「被告は厳しく処罰されざるをえないと考えている」とし、人格などについて「小学4年での母親の死や左目の視力がほとんどないという身体障害などが、人格形成上のひずみに大きく影響している」と主張した。

 冒頭陳述によると、小林被告は事件の1週間前から、いたずらしたいという気持ちが高まり、11月17日に女の子の誘拐を決めた。

 女児を誘拐後、殺意を抱き、いたずらをしようとした際、「大声を出される」と直感して2度目の殺意を持ち、浴槽に沈めた。殺害後、「世間を大騒がせしてやりたい」などの気持ちからメール送信した。

 翌日以降、世間が騒いでいるのを楽しんでいたが、報道が沈静化したため、12月14日、女児の妹にも危害を加えるとの2度目の脅迫メールを送りつけた。

 検察側は証拠調べの中で「メールの後は、少しでも人の声が聞こえると怖く、犯人が家に来るのではないかと不安だった」などと、深い傷を負った両親の調書を読み上げた。

 公判は、年内にも結審する見通し。
(読売新聞) - 4月19日0時25分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000415-yom-soci



小林薫被告の供述調書要旨

 自分のやったことは人間的ではないと思っているが、殺害したことは後悔してない。自分の望んでいることをやれたので満足している。日ごろから年少の子を思い通りにしたいと思ってきた。新潟の少女監禁事件の犯人の気持ちが理解できる。新聞販売店の寮生活で監禁はできなかったが(事件で)自分のものにしたという満足感を持った。

 (「娘はもらった」というメールで)その気持ちを伝えたいと思った。母親がものすごく心配してると思い、宅間守の事件と同じで大きな騒ぎになればいいと思った。遺体は自宅の近くに捨てたが、見つかって大々的に報道され、大騒ぎになればいいと思った。時の人になれるとわくわくしていた。トップニュースになってうれしかった。(女児の)両親の気持ちなどどうでもよかった。今も反省の気持ちはない。

 できれば早いこと死刑判決を受けてこの世とおさらばしたい。更生する自信はない。仕事は怒られっぱなしだし、特定の女性もいない。私の人生はしょうもない。

 第二の宮崎勤、あるいは宅間守として世間に名が残ればいいと思う。悪いことをしたとは思うが、心からわびる気持ちはない。事件で涙を流したことはない。被害者を元に戻してあげたいという気持ちもない。

 下の下の成績で高校に進み、高校時代には売春宿にいって女を買っていた。そんな私を父は怒った。一人で勝手に生きていこうと考えていた。苦しみを味わって、その苦しみを他人に味わわせないようにする生き方の人もいるが、私は自分の味わってきた苦しみを人にも味わわせてやろうという生き方を選択した。

 世間は自分を冷たい目で見ている。目には目を、歯には歯をと思った。小林(3)

 かわいい子に乱暴し世間を驚かそうと写真を送りつけた。悪いことをした気持ちもあるが、それが私の性格ですとしか説明できない。

 12月30日に逮捕されたが、正月早々、事件を起こしたい気になった。初詣で帰りの、晴れ着姿のぽっちゃりした女の子を見たら、いたずらしてやろうという気になった。自分のやったことは後悔していない。(犯行が)夢であってほしいと思ったこともない。

 世間に迷惑を掛けたことは分かっているが、頭を下げることはしたくない。全国の人に小林薫の名を知らしめたことに満足している。死刑になるのだろうが、極刑を甘んじて受ける。


First upload: 4月18日19時6分

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005041801002844_Detail.html



奈良の女児誘拐殺人の被告供述、弁護人「本心ではない」

小林薫被告(36)の弁護人は18日、女児誘拐殺人事件の初公判で、検察側が朗読した「第二の宮崎勤か宅間守になる。極刑でも構わない」などとした被告の供述調書について「本心ではない。情状鑑定や被告人質問で心理状況を明らかにしたい」と述べた。

弁護人はまた「情状鑑定の請求は被告本人も了解している」と語った。閉廷後、報道陣の質問に答えた。〔共同〕 (20:19)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050418STXKB045318042005.html



奈良・女児誘拐殺人:初公判 小林被告、小声で終始うつむき−−遺族、感情ぐっと抑え
 ◇検察「計画的犯行」

 18日午前、奈良地裁で始まった、奈良市の小1女児(当時7歳)誘拐・殺害事件の初公判。動揺することもなく、淡々とわいせつ目的誘拐、殺人などの八つの罪を認めた元新聞販売所従業員、小林薫被告(36)。傍聴席には女児の両親の姿も。検察側は言葉巧みに女児を誘い込んだ様子や、世間を騒がそうと脅迫メールを送信した経緯を明らかにし、事件は計画的だったと指摘した。一方、弁護側は情状鑑定を請求する方針。小林被告の異常な心理は法廷で解明されるのか−−。

 小林被告は眼鏡をかけ、グレーのトレーナー、紺のジャージー姿。逮捕当時のぼさぼさとした髪をばっさりと切り、丸刈りで法廷に。裁判長が「前へ出て下さい」と呼びかけると、肩を揺らしながら、動揺する様子も見せず証言台に立った。裁判長が「あなたの名前は」と問いかけると、「小林薫です」とぼそぼそとした声で、無表情に答えた。

 さらに裁判長が起訴事実について「どこか違うところがありますか」と問いかけると、「間違いありません」と小さな声。「たくさんありますが、それでいいですか」との質問には「はい、はい」と大きくうなずいた。検察側が冒頭陳述の朗読を始め事件を詳述すると、小林被告は口を結んで終始うつむいていた。

 傍聴席には、ともに黒いスーツ姿の女児の両親の姿が。小林被告が入廷すると、にらみつける表情を見せ、父親は黒っぽいメモ帳を手に、母親はピンク色の小さいノートを出してメモを取った。風呂場での殺害の場面では、父親は目を閉じたり、時折天井を見上げたりして感情をぐっと抑えている表情。母親はうつむき加減で、左手をほおにつけた姿勢で冒頭陳述に聴き入った。

 小林被告は逮捕され容疑事実を認めた以降は、ほとんど様子も変わらず、淡々と弁護士の接見にも応じている。2月1日には小林被告の父親が病死。弁護士がそのことを告げた時も、「そうですか」と答えただけで、涙を流すことはなかった。

 3月中旬、逮捕後に拘置されていた奈良西署から奈良少年刑務所に移送された。その後、接見中に弁護士が「こちらを見て話せ」と言ったことがある。視力が悪く、ものを見る時に片方の目でバランスを取るくせがあるためで、その事情を聞いて「ごめんな、気づかなかった」と弁護士が謝ると、「分かってくれた人は初めて」と話した。父親宅で見つかった小林被告の子ども時代の写真を接見室のガラス越しに示すと、「懐かしいなぁ」とうれしそうな表情を見せたという。

 しかし、「(写真を)差し入れようか」というと「いや、いいです」と断った。弁護士は「子ども時代に殴られたという父親への反感なのか、それとも、事件を起こす前の自分を思い出すことが怖いのかもしれない」と話している。

 ◇徹底解明を−−被害女児通学先校長がコメント

 被害女児が通っていた奈良市立富雄北小学校に今月から赴任した田中弥彦校長が18日、市教委を通じコメントを出した。

   ◇

 小林被告が犯した罪は人間として決して許されるものでなく、大きな憤りを感じる。裁判では、なぜこのような残忍な犯行をしたのか、経緯を深層心理とともに徹底的に明らかにしてほしい。

 学校の安全対策については、女児の遺族が寄贈した防犯カメラを取り付けたり、集団登下校を続けたりしている。子どもたちの安全確保を最優先して学校運営に取り組む。子どもたちへの安全指導を徹底するとともに、学校、家庭、地域が連携を密にしていきたい。


傍聴券を求め列をつくる人たち
=奈良市の奈良公園で18日午前8時43分、
本社ヘリから大崎幸二写す


 ◇傍聴席抽選に1437人

 初公判は奈良地裁が庁舎建て替え工事中のため、手狭な仮庁舎で開かれ、地裁は傍聴席を12席増設して対応した。一般傍聴者に割り当てられた32席を求めて、抽選会場となった地裁近くの奈良公園には早朝から1437人が列を作った。


 ◇再犯防止へ進む対策−−性犯罪者の出所情報、6月から提供

 小林薫被告が過去にも、わいせつ事件を繰り返していたことから、性犯罪者の再犯防止対策の遅れが社会問題化した。事件を機に法務省は、性犯罪受刑者の出所情報を警察当局に提供したり、刑務所での矯正教育を義務化するなどの対策に乗り出している。

 性犯罪受刑者の出所情報は、6月から警察に提供される。対象となるのは、子供(13歳未満)が被害者となった暴力的性犯罪4罪種(強姦(ごうかん)、強盗強姦、強制わいせつ、わいせつ目的略取・誘拐)。服役している受刑者で、出所予定日と出所後の帰住予定先(居住予定地)が、警察に伝えられる。警察庁は「子供への声かけやつきまとい事案など、犯罪の前段階で対応できるうえ、事件発生時には迅速な捜査に活用できる」としている。

 一方、法務省は、刑務所内での矯正教育の義務化などを内容とする刑事施設・受刑者処遇法案を今国会に提出している。従来は、矯正教育への参加が任意だったため、性犯罪受刑者を対象に行われている再犯防止プログラムの受講者は少数にとどまっていた。同法施行後は、こうしたプログラムへの参加が義務付けられることになる。

 ただ、再犯防止教育は、各刑務所が独自に試行錯誤で行っているのが実情で、十分な効果が得られていないとの指摘もあった。そこで、法務省は28日、精神科医、臨床心理士、犯罪学者らで構成する「性犯罪者処遇プログラム研究会」を発足させ、今年度をめどに科学的・体系的な再犯防止プログラムを策定することにした。【森本英彦】

 ◇通学路の安全対策、学校と地域が連携

 下校中の女児が狙われた奈良市の誘拐・殺害事件を受け、市教委は通学路の安全対策を重視。04年3月末で市立小学校の82%が通学安全マップを作っていたが、交通事故に主眼を置いていたため、児童が1人になる場所の確認などきめ細かい対策を指示した。1校が独自に配布していただけだった防犯ブザーも、今年度から計2万個を購入して全校に配布する。

 しかし、文部科学省によると、全国の小学校で防犯ブザーの配布・貸与率は52・4%。事故や犯罪に遭う危険のある場所などを記した「通学安全マップ」の作成率も56・6%にとどまっている。

 一方、校内の不審者対策は、01年にあった大教大付属池田小の乱入殺傷事件以降、全国で進展。87・5%の小学校が独自の危機管理マニュアルを策定、同省のマニュアルを準用する学校を含むと99・3%に達している。

 女児が通っていた小学校では事件後、学校が住民との間で「地域・学校連絡会」を設立。ボランティアの住民らが集団登下校を見守っている。

 子どもの安全に関する都市環境に詳しい中村攻・千葉大教授(環境造園学)は「学校関係者は管理責任がある学校敷地内のみに目を向けがち。子どもの視点で通学路や遊び場などを含めた地域空間全体の対策を進める必要がある」と話している。


 ◇女児の両親がコメント

 小林薫被告の初公判に際し、女児の両親が奈良県警記者クラブの依頼で、コメントを寄せた。全文は次の通り。

     ◇

 私達は娘を失った悲しみ・無念さ、小林被告への怒りはもちろんのことですが、事件当初のカメラのフラッシュやヘリコプターの旋回音、新聞記事や投函(かん)のあった手紙の内容、取材時の空き缶や煙草のぽい捨てのマナーの悪さ等、私達はマスコミに対する不信感を拭(ぬぐ)いさることは出来ません。

 今回初公判が行なわれますが、私達にとっては一つの節目というよりも起訴され、判決が下されるまでの通過点と思っておりますし、事件を風化させない為にも地域・学校をはじめ多くの皆様が安心・安全への取り組みを進めており、決して誰も忘れることはありません。

 私達の気持ち、小林被告に対する思いは以前コメントいたしました気持ちと変わっておりません。私達の心境をご理解頂き、取材活動を控えて頂ければと思っております。

 また、私達は報道機関からの、直接の手紙の投函等に精神的苦痛を受けております。今後につきましては、奈良県警察本部県民サービス課を通して頂けます様お願い申し上げます。尚(なお)、コメントとして取り扱われるのであれば、全文を載せて頂けますようお願い致します。平成17年4月11日

毎日新聞 2005年4月18日 大阪夕刊

http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050418ddf041040014000c.html



奈良女児殺害初公判 小林被告「第二の宮崎勤か宅間守に…名を残したい」

起訴事実認める
 昨年十一月、奈良市内で市立富雄北小一年、有山楓(かえで)ちゃん(7つ)が誘拐され殺害された事件で、殺人やわいせつ目的誘拐など八つの罪に問われた毎日新聞の元販売店員、小林薫被告(36)の初公判が十八日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれ、小林被告は「(すべて)間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。
 検察側は「早く死刑判決を受け、第二の宮崎勤(被告、上告中)か宅間守(元死刑囚)として世間に名を残したい」とする小林被告の供述調書を朗読した。
 調書によると、小林被告は「望んだことができて満足。反省の気持ちも更生する自信もない。無期懲役で出所しても、またやらない自信がない」と供述。事件発覚後については「母親がものすごく心配してると思い、大騒ぎになればいいと思った。遺体が見つかって大々的に報道されれば時の人になれるとわくわくした」と述べており、小林被告の異常性が浮き彫りになった。
 検察側の冒頭陳述によると、小林被告は車に乗せた女児との会話から「しっかりした子供で、人相や自宅を覚えられた」と考え、犯行発覚を恐れ殺害を決意。自宅風呂場でいたずらし、怒り出した女児を「もう一回、水泳の練習を見せて」とだまして湯船に顔をつけさせ、「早く死んでくれ」と念じながら五分近く、頭を沈め続けた。
 一方、弁護側は臨床心理士らが犯行時の心理状態を探る「情状鑑定」を請求した。
 女児の遺体写真を母親にメールで送りつける異常性が衝撃を与えた事件は、動機や計画性など情状面を中心に審理が進むこととなった。
(産経新聞) - 4月19日2時49分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050419-00000002-san-soci



小林被告、起訴事実認める−女児誘拐殺人 初公判

小林被告、起訴事実認める 奈良市の市立富雄北小学校1年女児(7つ)が昨年11月、帰宅途中に連れ去られ殺害された事件で、わいせつ目的誘拐や殺人、死体遺棄など八つの罪に問われた三郷町勢野東一丁目、元新聞配達員小林薫被告(36)の初公判が18日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。罪状認否で小林被告は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。検察側は小林被告が「謝罪する気持ちにはならない。早く死刑判決を受けたい」とし、子供を狙った過去の事件を例に挙げ「宅間や宮崎のように自分のした行為を多くの人の記憶に残したい」と供述していることを明らかにした。
(奈良新聞) - 4月19日11時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050419-00000000-nara-l29



小林被告、反省どころか満足感
奈良小1女児誘拐殺人事件

 昨年11月17日、奈良市の小1女児有山楓ちゃん(7)が誘拐され殺害された事件で、殺人などの罪に問われた元毎日新聞販売店員小林薫被告(36)の初公判が18日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。起訴された8つの罪については、すべて認めた。「第2の宮崎勤、宅間守として世間に名前が残ればいい。早くこの世とおさらばしたい」。検察側は、小林被告の異常な供述調書を読み上げた。弁護側は被告の犯行時の心理状態を探る「情状鑑定」を求める方針。傍聴席では、女児の母親(29)が声を押し殺して泣いていた。

 灰色のトレーナーに紺色のジャージー姿。ガニ股で歩く。パーマをかけていた長い髪は丸刈りにしていた。差し入れのスナック菓子をよく食べているといい、以前よりも太っていた。

 小林被告は、いつまでも無表情で、ひざの上で組んだ両手の指関節を時折ポキポキと鳴らし、自分の裁判に関心がないかのような態度を続けた。

 ただ一度、検察官が「早く死刑判決を受け、第2の宮崎勤か宅間守して世間に名を残したい。早いこと死刑判決を受けてこの世とおさらばしたい。反省の気持ちも更生する自信もない」と異常で衝撃的な供述調書を読み上げた時、一瞬身じろぎしたように見えた。奥歯をかみ締めたためか、顔の筋肉がわずかに動いた。

 検察側の冒頭陳述では、高校2年のときにアニメのビデオを見て以来、女児が性の対象として映るようになり、高校3年のとき、クラブの合宿で訪れた鳥取県で、小3ぐらいの女児2人にいたずらをした、と明かされた。

 奈良の小1女児については、車の助手席に乗り込ませて誘拐した際、車中での会話から、女児が思いのほかしっかりした子どもだと感じ取り、自室までの道や自宅の特徴、自分の人相などを覚えられ、犯行の発覚は免れないと考え、わいせつ行為の後に殺害しようと決意したことも明らかになった。

 さらに女児の殺害後3日後にスクール水着に女児のパンツなどを詰め込んだ狄遊銑瓩鬚弔り「殺害後も毎日、腕に抱いて寝ていた」という。女児に服を着せ、奈良県平群町の農道脇に遺体を放置したのは「自分のモノとなった被害者を裸を他人に見せたくなかった」という異常な心理だった。

 初公判の間、傍聴席の女児の母親(29)は声を押し殺して涙し、父親(31)は投げやりな態度を続ける被告に厳しい視線を浴びせた。


 ◆宮崎勤(連続幼女殺人事件)88年8月から89年6月にかけ、関東一円で4歳から7歳の女児4人が失そう。4歳女児の1人は埼玉県内で遺体で発見。別の4歳女児の骨が入った段ボール箱が見つかり、自宅などに「今田勇子」名で犯行声明が届いた。宮崎被告は89年7月に都内で強制わいせつ事件を起こし逮捕され、4人の殺害を自供。97年の東京地裁、01年の同高裁ともに死刑判決。上告中。

 ◆宅間守(池田小児童殺傷事件)01年6月8日、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校に包丁を持って侵入。児童8人を殺害し、教師を含む15人に重軽傷を負わせた。03年8月28日の大阪地裁での判決公判では「どうせ死刑や」などと発言、退廷させられた。判決は「死刑」。03年9月26日に控訴を取り下げ、死刑が確定。04年9月14日、確定から1年弱という異例の早さで死刑が執行された。

http://www.nikkan-kyusyu.com/view/ts_1113870671.htm



小1女児誘拐・殺害事件 詳報

●「非人間的行為-後悔していない」(2005.04.19)

 法廷内に姿を見せた小林被告はグレーのトレナーに紺のジャージ姿。逮捕当時のボサボサの頭から、短く刈り込んだ髪型に変えていた。3カ月を超える拘置生活にもかかわらず、やつれた様子もなく、やや猫背ぎみで気だるそうな態度だったが、自分の現住所を言い間違えかけるなど緊張したそぶりも見せた。

 罪状認否では両手を前で組んで裁判長の話を聞き、裁判長が「すべての罪状に間違いはありませんか」と問うと、「間違いありません」とだけ短く答えた。

 被告席では終始、両手をひざの上で組んで床に目を落とし、ときどき目を閉じていた。検察側の冒頭陳述や証拠説明を無表情で聞き、女児を殺害したときの様子や「自分がやったことは、人間のすることではないが、後悔はしていない」などとする自身の供述調書が読まれても、ほとんど表情を変えなかった。

 自身への怒りが込められた女児の両親の供述調書が読まれたときも、傍聴席にいた遺族を返り見ることは無かった。

 ただ、今年2月に亡くなった自分の父親や弟ら親族の供述調書が提出され、弟から「私は兄に二度と私の前に出てきてほしくない。もし死刑になれば兄に会わずに済むし、私には最初から兄が居なかったと思うことができる」と見捨てられると、落ち着きなく鼻を触るなどの仕草を見せ動揺した様子だった。

●「傍聴券求め長蛇の列-32席に1437人並び44.9倍」(2005.04.19)

 小林薫被告(36)の初公判の傍聴券の抽選会場となった奈良市登大路町の県庁前奈良公園には、早朝から傍聴券を求める人が長い列をつくり、事件への関心の高さをうかがわせた。

 奈良公園には、午前7時前から傍聴券を求める人たちが集まり始め、上空を報道関係者のヘリコプターが旋回した。抽選を前に整理券が配られ始めた午前8時30分には、1437人が並んだ。


「死刑以上の極刑を-母親、自殺も考えた」

 死刑以上の極刑を与えて欲しい―。検察側が提出した被害女児の両親の供述調書では、理不尽な理由で短い一生を終えたわが子への思いのほか、小林被告への恐怖や怒りがつづられていた。

 父親は「初めて風呂に入れたときは、小さくて壊れそうだと思った」などと女児の思い出を語り、「わが子の成長を生きがいとしていた」と心情を吐露。殺害の知らせを受けたときは、「体全体の振るえが止まらず、守ってやることができなかった自分への怒りを感じた」とし、「(昨年12月14日に)2度目のメールが送られた来たあとは、戸外の声や物音にもおびえて夜も眠れなかった」と小林被告への恐怖を語った。

 母親は「どうやってあの子の側にいこうかと思った」と一時は自殺も考えたことを明かし、犯人逮捕の知らせを聞いたときは「犯人が捕まっても、あの子はもう帰ってこない」と喪失感にさいなまれたという。

 小林被告に対しては、父親は「絶対に許すことはできない。法律で無いとは分かってはいるが、死刑以上の極刑を与えてほしい」と怒りを募らせる。母親も「もし死刑になってもすぐに執行しないでほしい。(小林被告に)娘が受けた苦しみを味わせて、自分の犯した罪に苦しんだあと執行してほしい」と激しい言葉を連ねた。


『悲しみと被告へ怒り・マスコミへの不信感も』−女児両親コメント

 私達は娘を失った悲しみ・無念さ、小林被告への怒りはもちろんのことですが、事件当初のカメラのフラッシュやヘリコプターの旋回音、新聞記事や投函のあった手紙の内容、取材時の空き缶や煙草のぽい捨てのマナーの悪さ等、私達はマスコミに対する不信感を拭いさることは出来ません。

 今回初公判が行われますが、私達にとっては一つの節目というよりも起訴され、判決が下されるまでの通過点と思っておりますし、事件を風化させない為にも地域・学校をはじめ多くの皆様が安心・安全への取り組みを進めており、決して誰も忘れることはありません。

 私達の気持ち、小林被告に対する思いは以前コメントいたしました気持ちと変わっておりません。私達の心境をご理解頂き、取材活動を控えて頂ければと思っております。

 また、私達は報道機関からの、直接の手紙の投函等に精神的苦痛を受けております。今後につきましては、奈良県警察本部県民サービス課を通して頂けます様お願い申し上げます。尚、コメントとして取り扱われるのであれば、全文を載せて頂けますようお願い致します。

平成17年4月11日

有山 茂樹
   江利


(2005.04.19 奈良新聞)

http://www.nara-shimbun.com/n_soc/041119/special.shtml



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