December 2006
December 29, 2006
今年の古着買い納めはハスキープリントの紫のトレーナー。サイズ的にちょっとでかかったが、中にタートルとかを着込むから、まぁ許容範囲かな。これにしましまのニット帽を合わせるのだ！December 25, 2006
やっぱりやらずにはおれなかった。一日限りの「We're "REDS"!!!!」・その３
試合は３−３のまま延長戦へ。
…。
しかし、それでも決着がつかず、ＰＫ戦。
初めて見るＪ１の試合。
初めて見るＰＫ戦。
大興奮。
両者ともＰＫを決めまくる。
先に外した方が負けだろう…と思っていたが、
ついにここまで来た。
さあ、ジュビロ、見せ場だ！
わぁー！
ＰＫ続行！
おいおい…。
まさか全員ＰＫ？こんなＰＫ、テレビでも見たことない。
…試合終了。
ジュビロ磐田、王者・浦和レッズとの死闘の末、散る！
勝利に歓喜の歌声が響く埼玉スタジアム。
真っ赤っ赤！！！
だから、こわいってば（笑）
当然ながら、Ｊ２にはあまりない（？）迫力と緊迫感を味わえたＪ１の試合。
Ｊ２ののんびり感も好きだが、たまに、こういうのを見とかないと、
サッカーを忘れる（笑）…そう思った。
…。
しかし、それでも決着がつかず、ＰＫ戦。
初めて見るＪ１の試合。
初めて見るＰＫ戦。
大興奮。
両者ともＰＫを決めまくる。
先に外した方が負けだろう…と思っていたが、
ついにここまで来た。
さあ、ジュビロ、見せ場だ！
わぁー！
ＰＫ続行！
おいおい…。
まさか全員ＰＫ？こんなＰＫ、テレビでも見たことない。
…試合終了。
ジュビロ磐田、王者・浦和レッズとの死闘の末、散る！
勝利に歓喜の歌声が響く埼玉スタジアム。
真っ赤っ赤！！！
だから、こわいってば（笑）
当然ながら、Ｊ２にはあまりない（？）迫力と緊迫感を味わえたＪ１の試合。
Ｊ２ののんびり感も好きだが、たまに、こういうのを見とかないと、
サッカーを忘れる（笑）…そう思った。
一日限りの「We're "REDS"!!!!」・その２
アップする伸ニ。
後半から出場。２点決めた。
…ＴＲＦの人ではありません（笑）。
アップするレッズ・岡野です。今回、出番はなかったけど。
ホーム席でレッズを応援しつつ、こっそりジュビロの若手にも声援をおくる。
まずはカレン・ロバート（遠すぎてわからんが、中央奥の人）
顔がかわいいＦＷ２２。少し前から、わたし的注目株の一人。
次世代の代表なるか！？
そして、ジュビロからもう一人、気になる選手を発見。
やたら動くし、走るし、ボールにくらいつくし、
試合中ずっと気になってしょうがなかった。
ＭＦ１７・太田。
これはいい選手になる、うん、絶対そのうち表舞台に出てくる。
…ほんとはレッズ長谷部とか山田、ジュビロ福西とかも撮りたかったけれど
試合に夢中で、シャッターを押すヒマがあまりなかった…。
December 22, 2006
December 21, 2006
今日もこんな時間に。。。
疲れていても頭がはっきりしている…
そんなとき、寝酒はマスト。
今日はワインにした。
でも、眠り自体は浅いのか、最近よく夢を見る。
…今朝方も夢を見た。
ここ２、３年前くらいからのことなのだが、
ディテールはわずかに違いつつも、
だいたいは同じ話型に分類されるような、そんな夢を何度も見るようになった。
今朝方見たのも、そういう類の夢だった。
それはもうすでに私にはおなじみの夢。
内容をここで明かすことはしないけれども、
目が覚めて「ああ、夢でよかった…」と思うような夢である。
そしてさらに言えば、自分の今の心境とか気持ちを確認するような夢だ。
だから「ああ、夢でよかった…」の後には必ず、
「うん、やっぱりそうなんだ。」という不思議と納得した気持ちが
湧き上がってくる。
ゆえに、目覚めの後、それほど不快なカンジにはならない。
…安心する？といえば、そんなカンジだろうか。
だが、まあ、その夢をはじめて見たときは、
あまりの衝撃に、目を覚ましてからついつい涙を流してしまったが。。。
それにしても、同じ夢を何度も見るというのは何かの暗示なんだろうか。
夢を見た後にやってくる確信が
現実世界で実を結ぶことがあればいいのだけれど。
さてと。
…寝るか。
そんなとき、寝酒はマスト。
今日はワインにした。
でも、眠り自体は浅いのか、最近よく夢を見る。
…今朝方も夢を見た。
ここ２、３年前くらいからのことなのだが、
ディテールはわずかに違いつつも、
だいたいは同じ話型に分類されるような、そんな夢を何度も見るようになった。
今朝方見たのも、そういう類の夢だった。
それはもうすでに私にはおなじみの夢。
内容をここで明かすことはしないけれども、
目が覚めて「ああ、夢でよかった…」と思うような夢である。
そしてさらに言えば、自分の今の心境とか気持ちを確認するような夢だ。
だから「ああ、夢でよかった…」の後には必ず、
「うん、やっぱりそうなんだ。」という不思議と納得した気持ちが
湧き上がってくる。
ゆえに、目覚めの後、それほど不快なカンジにはならない。
…安心する？といえば、そんなカンジだろうか。
だが、まあ、その夢をはじめて見たときは、
あまりの衝撃に、目を覚ましてからついつい涙を流してしまったが。。。
それにしても、同じ夢を何度も見るというのは何かの暗示なんだろうか。
夢を見た後にやってくる確信が
現実世界で実を結ぶことがあればいいのだけれど。
さてと。
…寝るか。
December 20, 2006
年末進行熱烈展開中！
いやいやいやいや…。
今日もなんだかんだと仕事してたら日付が変わってしまっていました。
『僕の歩く道』を傍らのテレビでオンエアしながら仕事…
ああ、そうそう、今日は最終回で１５分拡大版だったんだー、
…けど、最近の関西テレビのドラマはホント意欲作が多いなー、
クサナギくんの演技も光ってるし…とひとしきり関心していたら、
気づけば番組は『タモリのジャポニカロゴス』に。
わー、この番組まともに見たことないんだよなーと思いつつ、
特に興味も無いのでパソコンに向かってパタパタ仕事をしていたら、
画面には滝クリが。あー、『ニュースＪＡＰＡＮ』がはじまっちまったよー。
（ここで今日も午前様になるであろうことが確定。）
いつものように、ちょっと首をかしげながらなまめかしい視線を投げかける滝クリ。
彼女にはオンナのあたしもなぜか身悶えする。
なんなんだろーねー、あのイノセントな悩殺キャラは。
あのうるうるお目々が恐ろしいほどの目力を発揮してるんだよなー。
だって、あたしさ、たいていは滝クリに釘付けでさ、
ほとんどニュースなんて聞いてないもんな。
と思っていたところでようやく仕事終了〜！
で、大きく伸びをしながら休憩コーナーに行ってみたら
誰のお土産だかわかんないチョコがあったので「いただき！」…と、パクリ！
と、そしたらそれがなんと洋酒入り！
うわー、帰り道、飲酒運転の検問でひっかかったらどうしよう…
とゆうことで、あわててガラガラ…とウガイなどをしてみる。
…嗚呼、結局やっぱり午前０時半。会社を出る。
けど、周りにはまだ数名残業組がいたなぁ。
年末やねー。忙しいやねー。
みなさんお疲れちゃんです。
…わっ、帰ろうと思ったら車のフロントガラス凍ってるしー（涙）
そんな一日でした、今日は。
でも。
今日のあたしの反省点は。。。。「たくさんしかめっ面をした」こと。
うーむ。不快な思いをした人もいただろーなー。
そして、眉間の皺も深く深く刻まれちゃったー。
明日はすがすがしく仕事ができるといいな。
そんなことを思いながら、化粧水をたっぷり含ませたコットンを眉間に乗せ、
プレミア系のビールを寝る前にぐびり。
あー、うまい。
こりゃ、発泡酒はまずくてもう飲めたもんじゃないな。
…寝る。
今日もなんだかんだと仕事してたら日付が変わってしまっていました。
『僕の歩く道』を傍らのテレビでオンエアしながら仕事…
ああ、そうそう、今日は最終回で１５分拡大版だったんだー、
…けど、最近の関西テレビのドラマはホント意欲作が多いなー、
クサナギくんの演技も光ってるし…とひとしきり関心していたら、
気づけば番組は『タモリのジャポニカロゴス』に。
わー、この番組まともに見たことないんだよなーと思いつつ、
特に興味も無いのでパソコンに向かってパタパタ仕事をしていたら、
画面には滝クリが。あー、『ニュースＪＡＰＡＮ』がはじまっちまったよー。
（ここで今日も午前様になるであろうことが確定。）
いつものように、ちょっと首をかしげながらなまめかしい視線を投げかける滝クリ。
彼女にはオンナのあたしもなぜか身悶えする。
なんなんだろーねー、あのイノセントな悩殺キャラは。
あのうるうるお目々が恐ろしいほどの目力を発揮してるんだよなー。
だって、あたしさ、たいていは滝クリに釘付けでさ、
ほとんどニュースなんて聞いてないもんな。
と思っていたところでようやく仕事終了〜！
で、大きく伸びをしながら休憩コーナーに行ってみたら
誰のお土産だかわかんないチョコがあったので「いただき！」…と、パクリ！
と、そしたらそれがなんと洋酒入り！
うわー、帰り道、飲酒運転の検問でひっかかったらどうしよう…
とゆうことで、あわててガラガラ…とウガイなどをしてみる。
…嗚呼、結局やっぱり午前０時半。会社を出る。
けど、周りにはまだ数名残業組がいたなぁ。
年末やねー。忙しいやねー。
みなさんお疲れちゃんです。
…わっ、帰ろうと思ったら車のフロントガラス凍ってるしー（涙）
そんな一日でした、今日は。
でも。
今日のあたしの反省点は。。。。「たくさんしかめっ面をした」こと。
うーむ。不快な思いをした人もいただろーなー。
そして、眉間の皺も深く深く刻まれちゃったー。
明日はすがすがしく仕事ができるといいな。
そんなことを思いながら、化粧水をたっぷり含ませたコットンを眉間に乗せ、
プレミア系のビールを寝る前にぐびり。
あー、うまい。
こりゃ、発泡酒はまずくてもう飲めたもんじゃないな。
…寝る。
December 16, 2006
岩本輝雄
会社の忘年会から戻ってきてテレビをつけたら
スポーツニュースが今日のクラブＷ杯の結果を伝えていた。
今日行われたのはオセアニア代表のオークランドシティの試合。
どうやら、元代表の「ＴＥＲＵ」こと岩本輝雄の引退試合だった模様。
今日の試合で岩本はいくつかＦＫを蹴っていたようだが…
うーむ、やはり、２年間ピッチから遠ざかっていただけあるなぁ、
かつてのキレは全然見られなかった。
試合の方もオークランドはさんざんな結果で敗退。
岩本にしてみれば残念な形での引退だったかもしれないが、
でも、彼のサッカーに対する姿勢は本当にすばらしい。
サッカー選手にありがちな（？）ちゃらちゃらしたとこもないし、
ものすごくまじめ。素直。
そういえば、岩本が蹴りだすボールは、とても素直な線を描くように思う。
数年前、ベガルタ時代に放った４０ｍＦＫは、間違いなく日本サッカー史上に
残る伝説のキックだろうし、やはりあの時も、
ピッチをザクッと切り裂くような鋭いまっすぐな弾道だったと思う。
さっき岩本の公式サイトを
のぞいてみたら、趣味は「ピアノ演奏」であることが判明。
ピアノがひけちゃうＭＦって…なんだかなぁ（笑）岩本らしい。
…勝手な想像だが、とても気立てのいい心の優しい人のような気がする。
ふわふわした犬とか抱いたりしてる姿が似合いそうだ（笑）
スポーツニュースが今日のクラブＷ杯の結果を伝えていた。
今日行われたのはオセアニア代表のオークランドシティの試合。
どうやら、元代表の「ＴＥＲＵ」こと岩本輝雄の引退試合だった模様。
今日の試合で岩本はいくつかＦＫを蹴っていたようだが…
うーむ、やはり、２年間ピッチから遠ざかっていただけあるなぁ、
かつてのキレは全然見られなかった。
試合の方もオークランドはさんざんな結果で敗退。
岩本にしてみれば残念な形での引退だったかもしれないが、
でも、彼のサッカーに対する姿勢は本当にすばらしい。
サッカー選手にありがちな（？）ちゃらちゃらしたとこもないし、
ものすごくまじめ。素直。
そういえば、岩本が蹴りだすボールは、とても素直な線を描くように思う。
数年前、ベガルタ時代に放った４０ｍＦＫは、間違いなく日本サッカー史上に
残る伝説のキックだろうし、やはりあの時も、
ピッチをザクッと切り裂くような鋭いまっすぐな弾道だったと思う。
さっき岩本の公式サイトを
のぞいてみたら、趣味は「ピアノ演奏」であることが判明。
ピアノがひけちゃうＭＦって…なんだかなぁ（笑）岩本らしい。
…勝手な想像だが、とても気立てのいい心の優しい人のような気がする。
ふわふわした犬とか抱いたりしてる姿が似合いそうだ（笑）
December 13, 2006
誠実な労働者
むかし、教育実習で母校（高等学校）に行った時のこと。
「苦手科目ってどうやったら克服できるの？」とか
「学業と部活の両立はどうしたらできるの？」とか
あるいは「先生って何歳なの？」とか
「先生って、カレシいるの？」とか、、、、（わー、苦笑！）
まあ、単に若いだけの実習教師の私に親近感を覚えてくれていたんだろう、
休み時間や放課後ともなると、数人の生徒たちに囲まれたりして
まじめな質問からくだらない質問までいろいろ聞かれ、
それなりにいい話し相手…とゆうか遊び相手になっていたものだった。
そんな中、一人のかわいらしい女子生徒が私にものすごい純粋な目を向けながら
こんな質問を投げかけたことがあった。
「先生は、志望大学、どうやって選びましたか？」
…実は、それに対して私自身どう答えたか、今となっては全然覚えていない。
けど、その子に対して
「じゃあ、あなたは将来何になりたい？」
という質問を投げ返したことはハッキリと覚えている。
なぜなら、返ってきたその子の答えがあまりに強烈だったから。
その子は相変わらずまっすぐな目でこう言ったのだった。
「医者か弁護士。」
それを聞いて、私が言葉を失ったことはいうまでもない。
「医者か弁護士」…その女の子は、どこでそんな言葉を覚えたんだろう。
彼女の本心なんだろうか。
それとも、小さい頃から親がそう言って聞かせた結果なんだろうか。
とにかく、迷いも疑いもない彼女の純粋さが、逆にかなしいほどの
空虚さをかもし出し、なんとも切ない気持ちになったものだった。
けど、まあ、実際、彼女自身、めちゃくちゃ本気だったのかもしれないけどね。
医者も弁護士も考えた末に出てきたものだったのかもしれないけど…ね。
うん、本気ならばいいのだ。本気ならば。
医者も弁護士も、言ってみれば人が苦しむ姿を冷静かつ客観的に見つめる職業だ。
相当な覚悟が必要とされる過酷な「労働」である。
医者か弁護士になりたいという意志は、もちろん、尊敬に値するものである。
しかし、である。
やっぱり言わせてくれ。
「医者か弁護士」って…なんなんだ一体？
まるで「ヴィトンかシャネル」みたいに言われてしまう「医者か弁護士」って
何なのだ？？それさえ手にしてしまえば、社会的に認められるかのような
錯覚をもよおす、ブランドマジックか？
…。
あのときの彼女は、今頃もう２０代後半になっているはずだ。
目標通り、医者か弁護士になっているだろうか。
あるいは、医者か弁護士を目指して今まさに猛烈に勉強中だろうか。
就職することを一般的に「社会人になる」というが、正直言って、
その言い方は個人的にあまり好きではない。
そもそも職業とは社会に認めてもらうために就くものではないし、
それに、職業は「勝ち取る」ものでもないだろう。
そうだ、職業と地位は同義ではないのだ。
単純に、職に就くとは労働を行うことである。
大切なのは、その人なりにどんな労働を行うかであって、
どんな職に就いたかではない、はずだ。
上を目指し自分を鼓舞し続ける「上昇志向」もときには大事だが、
何かをつかもうと懸命に手を伸ばし続けるうちに見えなくなるもの、
気づかずに見逃してしまうこともたくさんあるだろう。
今の自分にやれることを考え、自分がやらなければならないことを考え、
それに納得し満足する。
そういう術に長けている人は、人生を楽しめそうな気がする。
でもって、そういう人はきっと誠実な労働者なんだろうと思う。
「苦手科目ってどうやったら克服できるの？」とか
「学業と部活の両立はどうしたらできるの？」とか
あるいは「先生って何歳なの？」とか
「先生って、カレシいるの？」とか、、、、（わー、苦笑！）
まあ、単に若いだけの実習教師の私に親近感を覚えてくれていたんだろう、
休み時間や放課後ともなると、数人の生徒たちに囲まれたりして
まじめな質問からくだらない質問までいろいろ聞かれ、
それなりにいい話し相手…とゆうか遊び相手になっていたものだった。
そんな中、一人のかわいらしい女子生徒が私にものすごい純粋な目を向けながら
こんな質問を投げかけたことがあった。
「先生は、志望大学、どうやって選びましたか？」
…実は、それに対して私自身どう答えたか、今となっては全然覚えていない。
けど、その子に対して
「じゃあ、あなたは将来何になりたい？」
という質問を投げ返したことはハッキリと覚えている。
なぜなら、返ってきたその子の答えがあまりに強烈だったから。
その子は相変わらずまっすぐな目でこう言ったのだった。
「医者か弁護士。」
それを聞いて、私が言葉を失ったことはいうまでもない。
「医者か弁護士」…その女の子は、どこでそんな言葉を覚えたんだろう。
彼女の本心なんだろうか。
それとも、小さい頃から親がそう言って聞かせた結果なんだろうか。
とにかく、迷いも疑いもない彼女の純粋さが、逆にかなしいほどの
空虚さをかもし出し、なんとも切ない気持ちになったものだった。
けど、まあ、実際、彼女自身、めちゃくちゃ本気だったのかもしれないけどね。
医者も弁護士も考えた末に出てきたものだったのかもしれないけど…ね。
うん、本気ならばいいのだ。本気ならば。
医者も弁護士も、言ってみれば人が苦しむ姿を冷静かつ客観的に見つめる職業だ。
相当な覚悟が必要とされる過酷な「労働」である。
医者か弁護士になりたいという意志は、もちろん、尊敬に値するものである。
しかし、である。
やっぱり言わせてくれ。
「医者か弁護士」って…なんなんだ一体？
まるで「ヴィトンかシャネル」みたいに言われてしまう「医者か弁護士」って
何なのだ？？それさえ手にしてしまえば、社会的に認められるかのような
錯覚をもよおす、ブランドマジックか？
…。
あのときの彼女は、今頃もう２０代後半になっているはずだ。
目標通り、医者か弁護士になっているだろうか。
あるいは、医者か弁護士を目指して今まさに猛烈に勉強中だろうか。
就職することを一般的に「社会人になる」というが、正直言って、
その言い方は個人的にあまり好きではない。
そもそも職業とは社会に認めてもらうために就くものではないし、
それに、職業は「勝ち取る」ものでもないだろう。
そうだ、職業と地位は同義ではないのだ。
単純に、職に就くとは労働を行うことである。
大切なのは、その人なりにどんな労働を行うかであって、
どんな職に就いたかではない、はずだ。
上を目指し自分を鼓舞し続ける「上昇志向」もときには大事だが、
何かをつかもうと懸命に手を伸ばし続けるうちに見えなくなるもの、
気づかずに見逃してしまうこともたくさんあるだろう。
今の自分にやれることを考え、自分がやらなければならないことを考え、
それに納得し満足する。
そういう術に長けている人は、人生を楽しめそうな気がする。
でもって、そういう人はきっと誠実な労働者なんだろうと思う。
