8 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 18:51:57.67 +DSCWWKs0 1/36

「とりっくおあとりーと…てのはつまり、菓子よこせってことで」

「うん」

「つまり方便で」

「お菓子はないから、どうぞ、って」

「えーと、合ってるけど外れてるというか」

「いたずらするんでしょ」

「いやそうなんだけど…違うそうじゃないな…」

元スレ
姉「とりっく おあ とりーとっ!!」 妹「いいよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349603209/

11 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 18:56:31.40 +DSCWWKs0 2/36

「いたずらかお菓子か、だよね」

「うん。ハロウィンだし」

「で、あたしお菓子は無いの」

「ああ、うん。それはわかった」

「だからいたずらしていいよ」

「え?」

「ん」ズイ

「ええ!?」

14 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 18:59:03.12 +DSCWWKs0 3/36

「この場合のいたずらって何でしょう」

「?お姉ちゃんがしたいようにするのが正解じゃない?」

「ええと、そういわれてもなあ・・・」

「とりあえずあたしの方は準備できてるけど」

「何!?いたずらされる準備って何なの!?」

「心の準備」

「心!?」

「はーやく」

「そ、そういわれてもなあ・・・」

16 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:00:54.80 +DSCWWKs0 4/36

「・・・もう。お姉から言い出したのに」

「あう・・・。ご、ごめん。いざいたずらって言われると、何をすればいいのやら・・・」

「・・・」ジト

「なんだろうなあ、いたずらって」

「お姉ちゃん」

「え?」

「トリックオアトリート」

「ええ!?」

18 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:03:10.64 +DSCWWKs0 5/36

「もうすぐハロウィンだし」

「う・・・。困った、でもあたしお菓子なんて持ってないし・・・」

「じゃあいたずら?」

「えっと、あたしがいたずらされる、てこと・・・?」

「だって無いんでしょ、お菓子」

「う、うん。もってない」

「じゃあいたずらする」

「ええと、それは仕方ないんだけど、何をされるんでしょうか・・・」

「それじゃあ、目をつぶって」

19 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:05:44.29 +DSCWWKs0 6/36

「目?あの、できれば痛いのは嫌かなあ、なんて・・・」

「痛くは無い、と思う」

「そ、そう?じゃあその、お手柔らかに・・・」

「・・・では」

チュッ

「んむ!?」

「チュパ・・・チュ・・・」

「――――!!?」

「プハッ!?な、なななななな!!!?」

「ハー・・・。何?」

「何今の!?」

「?いたずら」

23 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:08:26.72 +DSCWWKs0 7/36

「いたずらっていうか、い、今のってその・・・!!」

「いたずらしただけだけど」

「い、今のはいたずらっていうか!!」

「チュー?」

「!」ボッ

「どっちの呼び方でもいいけど」

「な、なんでそんな・・・」

「お菓子もってなかったから」

27 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:11:58.63 +DSCWWKs0 8/36

「・・・」

「でも、甘くてよかったと思う」

「そ、そう・・・なの?」

「てっきりお姉の方からしてくると思ってたのに、してこないから」

「ぉ・・・?」

「・・・裏読みのしすぎだったかな」

「しすぎだよッ!!」

「・・・でも、お姉ちゃん相手なら、あたしは別に・・・」

「!?」

以上妄想 完

28 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/10/07 19:13:00.15 FsfM/HIZ0 9/36

盛り上がって…………えっ?

31 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/10/07 19:15:41.12 FsfM/HIZ0 10/36

これからじゃないですかっ!おなしゃすっ!

33 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:18:06.01 +DSCWWKs0 11/36

「い、いや、こういうことは、好きな人にしかしちゃダメだってば!!」

「・・・ひどい。あたしはお姉ちゃん好きだからしたのに」

「!?いやそうじゃなくて、だって私たち姉妹だし、女同士でしょ?」

「そんなこといったって、好きなものは好きなんだし・・・」

「おう・・・。ええと、つまりどういうことだい・・・」

「好きなものは好きなの」

「・・・」

「あー・・・言っちゃったよ」

「ええっと・・・?」

35 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:19:41.42 +DSCWWKs0 12/36

「そのままの意味」

「・・・」

「わかる?」

「・・・わかる、けど」

「そういうこと」

「・・・。好き、だと」

「うん」

「告白されてる、てこと」

「うん」

「・・・おお」

37 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:22:57.99 +DSCWWKs0 13/36

「気持ち悪いって思う?」

「ぅえ!?」

「姉妹だし、女の子同士だし」

「いや、そんなことは・・・」

「え?」

「す、少し唐突だったけど、その、別にキモいとかは思わないって言うか・・・」

「・・・」

「なんていうか、今のキスも、ま、まんざらでも無かったっていうか」

「・・・ホント?」

38 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:26:05.95 +DSCWWKs0 14/36

「で、でもまさかまさかだったなあ・・・。この展開は」

「・・・ねえ、あのさ」

「なに?」

「くっついてもいい?」

「うん、いいよ」(それくらいなら緊張しないし・・・。昔からだしね)

「えと、失礼します・・・」ペタン

「何それw」

「それで、あのさ。答えは?」

「え?」

「さっきの、答え」

41 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:29:27.49 +DSCWWKs0 15/36

「ああ・・・」

「・・・」

「あのさあ、その前のさ、私のとりっくおあとりーとの話なんだけどさ」

「うん?」

「まだお菓子もいたずらもしてないよね」

「う、うん」

「私甘いものが好きだって、知ってるよね・・・?」

「は、はい・・・」

42 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:32:39.10 +DSCWWKs0 16/36

チュ・・・チュパ・・・

「ん・・・ふぁ・・・」

「・・・」

「プハァ・・・」ポー・・・

「・・・うーむ。やはり甘いね」

「そ、そうかな・・・」

「さっきは味わう暇が無かったからねー。うん、やっぱり甘かったよ」

「えと、ありがとう・・・?」

「いや、それも違うと思うけど・・・」

48 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:40:16.19 +DSCWWKs0 17/36

「これでめだたくカップルですかね」

「~~~ッ」カァァァァ

「あれ・・・。どっちかと言えば、そっちから積極的に来たんじゃなかったっけ」

「そ、そうなんだけど・・・。場の流れというか、勢いというか」

「あー・・・。分からんでもないよ」

「そう?」

「まあ血が繋がってるからね」

「・・・」

「ん?どうした?」

「血が繋がってるから・・・、その・・・」

51 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:41:52.66 +DSCWWKs0 18/36

「考えすぎじゃないかな」

「え?」

「そもそも女同士なんだし、あんまり関係ないんじゃない?」

「そうかな」

「そうだよ」

「・・・ねえ」

「ん?」

「もっとくっついてもいい?」

「・・・いいよ」

52 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:44:17.86 +DSCWWKs0 19/36

「・・・あんた、柔らかいね」

「ひゃう!?そ、そうかな?」

「な、何?今の声」

「び、びっくりした」

「ああ、ごめんごめん・・・」

「あ・・・。で、でも、お姉ちゃんならその、構わないって言うか・・・」

「・・・はて。私の妹はこうも積極的だっただろうか」

「え?」

「あんたさ、何か飲んだり食べたりした?」

55 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:47:30.71 +DSCWWKs0 20/36

「えと、冷蔵庫にあったチョコ食べたけど・・・」

「あー・・・。あれ、中に何か入ってなかった?」

「変わった味のジュースが」

(それ酒だと思うな・・・)

「?」

「まあいいか・・・」

「・・・お姉ちゃんも、柔らかいよ」ムニ

「ちょ、どこ触ってんのよ!」

「胸大きくて羨ましいなあって・・・」

「妹は貧乳の方が需要あるんじゃないかな・・・」

「え?」

「あたしは別にそのままでいいと思うけど、って」

58 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:51:36.59 +DSCWWKs0 21/36

「そうかな」

「そうだと思う」

「・・・」

「・・・で、いつまで触ってるのよ」

「だって・・・」

「そ、その辺にしときなさいよ」

「なんで?」

「なんでって、そりゃ、触られるのに慣れてないし・・・」

「他には?」

「・・・」///

「お姉ちゃん?」

「な、なんだか変な気分になるんだよバカッ」

60 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:56:29.00 +DSCWWKs0 22/36

「・・・そうなの?あたし無いから分からない」ムニムニ

「ひぅ!?あ、あんたはまだ成長途中だからでしょ!?」

「・・・今の声何」

「仕方ないじゃないか!」

「分からない」ムニムニ

「ちょっ、ホントに・・・」

「・・・」ムニムニ

「んぁ、ちょ・・・!!」

62 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 19:59:25.42 +DSCWWKs0 23/36

「」プッツーン

「・・・お姉ちゃん?」

「無いから分からない、だとぉ・・・」

「え?」

「分かるようにしてくれる・・・。胸は、揉むと、大きくなるんだぜ・・・」

「え?ちょっと、お姉ちゃ、」

「せい!!」ガバッ!!

「え!?お、お姉ちゃ!?」

64 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 20:04:50.21 +DSCWWKs0 24/36

「ないない言いつつ、触ってみるとやはり少し成長してるじゃんか・・・」

「ひぁっ!?な、何して!?」

「成長過程、てやつか・・・。しかしこの弾力、将来有望かもねえ」

「あっ!?そんn、ダメェッ!!」

「でも服の上からは分からんなあ。やはり直に触らないことには・・・」

「!!?いや、だめ、それはッ・・・」

「あー、上着邪魔だなー、とっぱらうよ」

「!?」

65 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 20:08:56.86 +DSCWWKs0 25/36

「あらまー、可愛い下着つけてんじゃんか」

「いやぁ・・・。見ないでよぉ・・・」

「そうは言いますけどねえ。大人にゃそういうスイッチがあるんでね・・・。入ったらもうとまらないんだよ」

「そ、そんなの聞いてないよぉ・・・」

「それで、この下着もとっていいの?」

「!!?だめ、それだけはダメッ!!」

「えー。そんな殺生な。生殺しにするつもり?」

「だって、そんなのって・・・ッ」

「まあいいか。ブラの上からってのもオツなもんよね」

「ひぅ!?」

68 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 20:13:02.11 +DSCWWKs0 26/36

「これが成長すると思うと、感慨深いね」

「ん・・・く・・・」

「あれ、もしかして声押し殺してる?」

「そ、そんなことないし・・・」

「ああそう。じゃあいいんだけど」

「く・・・んぁ・・・」

69 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 20:15:25.86 +DSCWWKs0 27/36

・・・

「・・・ふー、満喫満喫。なんだろうね、すごく満足したわ」

「はー・・・はー・・・。もう、お嫁に行けない・・・」

「ああ、もらうから大丈夫」

「!?」

81 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 20:52:55.95 +DSCWWKs0 28/36

「ごめんごめん、少しやり過ぎちゃったよ」

「少し…??」

「そりゃ、肝心な方には手を出してないしね」

「…」

「さて、じゃあご飯に…」

「待って」

「え??」

「お姉ちゃんばっかりずるい」

「は??」

86 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:01:28.25 +DSCWWKs0 29/36

「お姉ちゃんの、もっと触りたい」

「はい??」

「いいでしょ」ズイ

「いやそれはあの」

「一方的はズルい」

「いや理屈はわかるけど…」

「スイッチ、なんのことか分かった」

「…血筋、かな…??」

「大人しくして」ガバッ

「え、ちょ…!?」

88 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:12:51.83 +DSCWWKs0 30/36

「ちょ、何して!?」

「うーん、お姉ちゃんがこうなるなら、あたしもこうなるんじゃないかな…。確かに将来有望??」

「んあ、ちょ、ダメだってば!!」

「柔らかあい…あたしもこうなれるかな」

「ぅあ!?やめ、声出るから!!」

「ダメ。おあいこ」

「っく!!」

「あ、ここ好きなの??」

「そ、そんなんじゃ…」

90 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:23:45.14 +DSCWWKs0 31/36

「そういう反応…やっぱり、大人っていうのはそういう反応するの??」

「そ、それは関係ないよ!!」

「早く大人になりたい…」

「あぅ!?そ、それ…ダメ…ッ!!」

「服の上からでこれなら…直接なら…」

「!?」

「いいでしょ…。おあいこなんだし」

「ちょ、ダメ、それはダメ!!」

「剥がせるね」

「剥がせるって!?」

92 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:31:24.49 +DSCWWKs0 32/36

「お姉ちゃん…スゴく大人っぽいブラつけてるね」

「み、見るな…て言っても仕方ないけど…」

「うらやましいよ…」

「ぅあ!?こそばゆ…!?」

「すご…直接触ると、溶けちゃいそうだよ…」

「やめ、触るな…ッ!!」

「すごい柔らかいよ…」

「あっ!?それ、いやッ!!」

93 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:40:13.67 +DSCWWKs0 33/36



「もうお嫁に行けない…」

「貰ってくれるんじゃないの」

「いやそうなんだけど…」

「ねえ、あのさ」

「うん??」

「今日からカップル…なの??」

「うーん…多分…」

「多分」

「でも私は、あんた好きだし」

「あたしだって…」

「じゃあそういうことなんだろうね」

94 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:44:06.62 +DSCWWKs0 34/36

「当然回りには秘密??」

「うん…二人だけの、秘密」

「…何か照れ臭い」

「うん」

「…っあー、何か食べよう、照れくさてかなわん」

「冷蔵庫にチョコあったよ」

「あ、じゃあそれにしよ」

95 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:47:34.17 +DSCWWKs0 35/36

「これおいしいよ」

「あそう。先食べてて、お茶淹れるから」


「…はて、何か重要なことを忘れてるような」

「お茶入った…よ…??」

「お姉ちゃーん…」

「酒くさっ!?あ、あのチョコって…」

「ねえお姉ちゃん…。とりっくおあとりーとっ!!」

「…もうなんでもいいか…」

98 : ◆.zeSrWjK2c [] - 2012/10/07 21:48:41.69 +DSCWWKs0 36/36

終わりだよ
俺にエロは難しいのはわかった





関連作:「◆.zeSrWjK2c」様のSS作品

記事をツイートする 記事をはてブする