私 鹿目まどか
みんなと同じ 14歳!
まどか「この前の合唱祭は楽しかったなぁ……」
和子「鹿目さーん!」
まどか「はーい」
今日は中間テストの返却日!
そこそこできてた……よね?
まどか「……って、 6 5 点!?」
元スレ
まどか「進研ゼミ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352638612/
まどか「はぁ……」ズーン
和子「いいですか、皆さん!」
和子「 志 望 校 合 格 の為には、この時期のニガテを消しておくことが大切です!」ドン
和子「今やっていることが 高 校 受 験 の範囲にたっぷり含まれているんですからね!」
和子「ニガテを消しておかないと大変なことになりますよ!」
まどか「うぅ……どうしよう」
さやか「大丈夫か、まどかー?」
まどか「あっ、さやかちゃん」
この子は 美樹さやか
私の親友なんだ!
さやか「ほほー、65点とはやりますなぁ」
まどか「ちょっ……見ないで!」
さやか「だーいじょーぶ、ほら」ピラッ
さやか「59点、まどかのが上よ」
まどか「でも……私前より下がったし……」
さやか「そんな気にすんなってー!
大体、私達日本人なんだからさぁ」
まどか「うーん……そうなのかな……」チラッ
ワイワイ ガヤガヤ
仁美「また負けましたわ……一体どんな勉強をしてるのかしら」ギリッ
ほむら「……たまたまよ」
あの子は 暁美ほむら
すごく勉強ができるみたい……うらやましいなぁ
さやか「あー、転校生?いいのいいの、あんなん人種が違うんだから」
まどか「そうだよね……雲の上、って感じだよね……」
まどか「はぁ……どうしよう……」トボトボ
まどか「こんなの見たらママもパパも怒るよね……」
ガッ
まどか「!?」ズテーン
まどか「転んじゃった……イタタ……」
「あら、あなた大丈夫?」
まどか「えっ?」
マミ「立てるかしら」スッ
マミ「あはははは!それで落ち込んでたの?」
まどか「そんなに笑わないで下さい……」グスッ
この人は 巴マミ
可愛くて成績も優秀、憧れの先輩なんだ!
マミ「ふふっ……でもね、まどかちゃん」
マミ「落ち込んでるだけじゃ変われないのよ?」
まどか「……どういうことですか?」
マミ「まずは振り返ること。何がいけなかったのか、何かやり残したことはないのか……」
マミ「まどかちゃん、あなたはこの中間テスト、何がいけなかったと思う?」
まどか「えっと……英語のテスト範囲が広くて、勉強する時間が足りなかったなぁ……って思います」
マミ「そうね……」
マミ「まどかちゃん、実はね」
マミ「私も去年の今頃は成績悪かったの」
まどか「えっ!?意外……ですね……」
マミ「でも、私は変われた!効率の良い勉強法を見つけたの!」
マミ「……だから、あなたにも変わってほしい、デキる中学生に」
まどか「えっ……それって……」
マミ「そう……この」
マミ「 進 研 ゼ ミ で ね 」
まどか「なんですか、それ?」
マミ「知らないの?予習・復習がラクにできるのよ」
まどか「えっ……でも、私忙しいし……」
マミ「ふふ、そういう人にゼミはオススメなの」
マミ「 一 日 1 0 分 でできるんだから!」
まどか「それは……すごいですね」
マミ「それに、今なら『超効率暗記ブック9』もついてくるし」
まどか「!」
マミ「あのね……先輩からのアドバイス」
マミ「後悔したときには、もう遅いのよ?」
まどか「先輩……私、帰りますねっ!」ダッ
マミ「……元気な後輩ね、まったく」
まどか「ただいまー!」パタパタ
マミ『今なら……ゼミから冊子が届いているんじゃないかしら?』
まどか「あった……!これだ!」
QB「鹿目まどか、僕と契約して進研ゼミに入ってよ!」
まどか「……冊子……これだね!」
まどか「パパー!」
知久「おっ、どうしたんだい?そんなに慌てて」
まどか「私、ゼミやりたい!」
知久「えぇっ?そんなこと言ったってまどか、すぐためちゃうじゃないか」
まどか「私も効率良い方法で…ゼミで頑張りたいの!」
まどか「それに、今なら『超効率暗記ブック9』もついてくるし!」
知久「……」
知久「……分かったよ。そんなに言われちゃあね……」
まどか「ありがとう、パパ!」
数日後――
まどか「届いたー!」
まどか「よし、早速やってみよう」
まどか(あれっ……分かりやすい……)
知久「まどかー、ご飯だよー!」
まどか「はーい!」チラッ
まどか(10分しか経ってないのに……今日の復習終わっちゃった……すごい!)
こうして、私はゼミで勉強を始めたのでした
まどか(ここは……こうで…… )ペラッ
ほむら「……まどか」
まどか「わぅっ!?」
ほむら「それ……『超効率暗記ブック9』よね」
ほむら「おそろいよ」ピラッ
和子「それじゃあ、ここの訳を鹿目さん!」ビシッ
まどか「はい!」ガタッ
まどか「『ジョンはその男と結婚しないと決めた』です!」
和子「正解!よく復習できてるわね!」
苦手だった英語も、できるようになっていました
さやか「ねぇ、まどかー」
まどか「どうしたの?さやかちゃん」
さやか「最近どうしたの?やたら調子いいじゃーん」コチョコチョ
まどか「うぇひひ……私ね、ゼミ始めたんだ」
まどか「短時間で予習復習ができるの!さやかちゃんもやってみたら?」
さやか「ふーん……そうだねぇ……」
こうして、さやかちゃんもゼミを始めました
ほむら「それじゃあ……いくわよ」
まどか「……」ゴクリ
さやか「……」ゴクリ
ほむら「スタート!」バサッ
今日はテスト前、私の家にみんなで集まってゼミの予想問題集をやっています
ほむら「……そこまで!」ピッ
さやか「うおー、疲れたー」ドサッ
私とさやかちゃんは標準コース、ほむらちゃんは発展コースです
ほむら「むむ……やっぱり難しいわね……」シャッ
まどか「ねぇほむらちゃん、ここってどうやるの?」
ほむら「あぁ、それはね……」
私たちは、着々とテスト対策を進めていきました
――期末テスト当日
和子「それじゃあ……始め!」
ほむら「……」バサッ
さやか「……」カリカリカリ
まどか「……!」
まどか(すごい……ここ、ゼミでやったところだ……!)
まどか(解ける……解けるよ……!)
そして――
和子「期末の英語、90点以上取った人は暁美さんと鹿目さんだけでした」
和子「皆さん精進するように!」
まどか「やったね、ほむらちゃん!」
ほむら「えぇ、すごいじゃないまどか」
さやか(初めて……初めて英語で80点いった……!)ウルッ
それからも、私たちは順調に勉強していき――
まどか「寒いなぁ……」ハーハー
ほむら「はいカイロ、余ってるから……」ハーハー
まどか「ありがとう……ねぇ、ほむらちゃん?」
まどか「……頑張ろうね」
――高校受験に挑みました
まどか「行ってきまーす!」パタパタ
知久「行ってらっしゃーい」
みんなにも、ここから頑張ってほしい
効率の良い勉強方法で――
さやか「遅いぞー、まどか!」
まどか「ごめん、ちょっと寝坊して……」
ほむら「いいわ……行きましょう」
さぁ、次は君の番だよ!
33 : ◆391KG/nGC6[sag... - 2012/11/11 22:46:15.38 RlC2b8qG0 24/24以上です。
読んで下さった方、ありがとうございました。