バイオリン職人の卵ぶるBLOG

イタリア・クレモナの弦楽器製作学校に通う、バイオリン職人の卵の日記です♪

Twinkle☆Twinkle☆Little star

2983a36e.jpgHow I wonder what you are♪
これは私の胃の粘膜に住みついて、
慢性胃炎を起こしているピロリ菌ではありません。
(いや、原因はピロリ菌なのか、
ストレス等から来るものなのかは分かりませんが…)
これ、実はパスタなんですよ〜(◆'V`艸)+$☆
1つ1つは、お米一粒より小さいパスタ。
茹で上がって膨らんで、やっとお米粒位ですかね。

こういう細かいパスタは、主にスープに入れる用のものみたいですけれど、
こちらではこういう星型以外にも、車輪の様な形のもの、
パスタをかなり小さくささがきにしたような形など、色々種類が出ていまして、
お値段も500gで40〜50円くらいの感覚、かなりお手ごろ。
(まぁ、こちらではパスタ全体的にそのくらいの相場ですが。
味にこだわらなければ1kgでそのくらいのお値段のものもあり)

因みに、私が安売りで買ったBarilla(パスタのメーカー)のハコの裏のレシピは、
コンソメスープの中に投入して7分茹で上げ、間に卵を割りいれて、
最後にみじん切りにしたイタリアンパセリと、
パルミジャーノ・レッジャーノを少量すりおろして完成、とあります。
(※いわゆる本家本元の「パルメザンチーズ」で、
となりのエミリア・ロマーニャ州の特産の硬質チーズ。
この辺の地域には、よく似て安価なグラーナ・パダーノというチーズもある)
私は一応まだ病人らしいので、コンソメ等の塩分は少な目、
それに何となく油脂分が少なそうな、ペコリーノ・ロマーノという羊のチーズを、
少しだけすりおろして入れています。
また、お医者さんにはスープはダメといわれているので、
スープ状にせず、水は必要最低限加えるだけで、
炊き上げたご飯のようにして食べています。
(名づけて、お星様どんぶり!)
味は、卵のせといい、何となく日清の「チキンラーメン」に似てるかも?
(コンソメも、あんまり体には良くなさそうですが^^;)
野菜などの固形は、お昼を食べたカンジ、まだちょっと無理そうです…

そんな訳で、白米に飽きるとこんなものを食べてます。
嗚呼、カルビクッパとかカレーとか、がっつりしたものが食べたい(。´-д-)。o○

結局、違うところの痛みを増やしただけなんじゃ?というお話

何だか最近、また1日に数時間ほど胃が痛くなる時があって、
ここ数週間、週末は殆ど何もせず休んでたくらいなんですけれど、
昨日また学校で騒ぎを起こしまして、また病院にいってきました…orz
そういえばイヴレアでの悪夢(2008年2月7日の記事)以来、
「イタリアの病院に行って胃が痛いという事は、
人生の中でもう無いだろう」と思ってたんですけれどね。

今回は、血液検査に5本も血を取られました(艸д+。悲)
最初3本とったのですが、「数値がおかしい」と何故か追加2本。
つまり、最初の3本のうちの1種を、結果3回も取り直し。
普通、針?のついた器具を差し込んで、
代わる代わる試験管を変えていきますけれど、
それが悪い、と踏んだのか何なのか、
最後はかなり大きい注射器で、別の手の血管から直接採血。
「ただでさえ血少ないのに、これでもう最後にして」と一息つくと、
後ろでガシャーンと音が。
ちらっと横目で見ると、床には今取ったばかりの鮮血がぼたぼたと…
いいから落ち着いて下さいww

その後、貧血フラフラの状態で心電図取ったのですが、
またこれも「数値がおかしい」。
そりゃあ、先程いっぱい血を抜かれた所為じゃないすか?!
という主張も空しく、心電図もまた違う部署で取り直し。

そんなこんなで、点滴治療を受けて帰宅の運びとなった訳ですが、
その点滴も、日本のものより管の太さが、
ひとまわりかふたまわりもふとく、
また入れていく速さが速すぎるのか、かなり痛い。
結局、別の腕から入れ直したのですが、
今でも最初に点滴された腕が痛みます。何でしょうこれ。
というか、今は胃よりこっちの方が痛い!(笑)


因みに今は取りあえず元気です。お騒がせしましたm(_ _)m

Viola d'amoreの修理記録

8bbb43ef.jpg全体の石膏型をとりました。
この石膏は、これから欠けた部分の
接木の補修をする為の作業台、
及び接着の際の土台となります。
裏板の石膏型は、F孔も無く、何か地味ですね…

ひび割れの修理、拡張しすぎたペグ穴の穴埋め、ネックを付け替え、
または特にこういった石膏型を取る瞬間など、
何だかお医者さんのようだなぁ、と毎回思います。
表板を開ける時など、何本もへらを使い分けながら作業を進めるので、
さながら手術の様ですよ。
でも楽器を「健康な」状態、更にはベストコンディションに持って行ってこそ、
楽器の修理だと思いますので、
「楽器のお医者さん」というのも、あながち間違ってないかもしれませんね。
ノイズがする楽器は、「喉が痛い」患者さん。
ひび割れや接木が必要な楽器は、「けが」や「骨折」をした患者さんで、
必要に応じては石膏(「ギブス」)を取ります。
何か調子でない、という患者さんには、
手で軽く叩いてみたり寸法などを測ったりという、「測定」や「触診」をしてから、
それぞれの問題にあった処置をします。
汚れた楽器は、水性のニスを使っていない限りお湯で吹いてあげたり、
楽器用の「クリーム」で磨いてあげたり。
また楽器の持ち主さんには、家でも簡単に出来る、
ベストコンディションを維持する「処方」をしたり。

どうでしょう、楽器って何だか人間と一緒ですね(笑)

ロイター通信のこの記事…

ロシアで人肉事件、遺体の一部はケバブ屋台に

おそろしあ。
しばらくはケバブ、食べられません(艸д+。悲)
なるべく、HALALって書いてあるお店を選んで買っているけれど、
(※平たく言えばイスラム法に則って処理された、正規の食品という意味。
ケバブ屋の入り口などに表示されている)
でも何肉だか、あれだけじゃ本当に分かりませんよね。
時々無性に食べたくなる、多分イタリア固有?のピアディーナ・ケバブ。
ラップサンドみたいなカンジで、
お野菜もお肉もボリュームたっぷりで(というか、体調によっては重い)
美味しいけれど、でも、こんなニュース見たら食べる気無くすなぁ…↓↓

因みに、イタリア人の、特に中高年層にはウケが非常に悪いケバブ。
「健康に悪い」といって、私が食べてるのを見ると、
ラボのリチャード(仮)でさえ心配してくる程。(リチャードは2つ上)
でも私としてはお野菜もお肉も沢山入っているし、
この辺の名物、コテキーノ(数時間茹でてもすごい油の茹でサラミ?)と
ポレンタ(とうもろこしの粉から作るねっとりした食べ物。北イタリアの主食)よりは
栄養バランスがいいと思うんだけれど…(。-ˇ_ˇ-。)?

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基本的に、イタリア人はフォークとナイフを使って食べるのが食事であって、
片手間に食べるケバブやハンバーガー、いわゆるファーストフードは、
あんまり食事とは認めていない節があります。
(パニーノという文化はありますが…小腹が空いた時、安く食べたい時、
お皿とフォーク・ナイフで食べられる環境にない時などの、「軽食」です)
例えばラボのパスカル(仮)なんかは、
家が遠いのでお昼はラボで食べてたりしますが、
滅多にそういうファーストフードを食べてるところは見られず、
大体お鍋とフライパンを持参+プラスチックのお皿とフォーク・ナイフで、
パスタを作ったり、お肉を焼いてパンと食べたりしています。
私としては、お昼は時間的余裕もあまりないし、
手軽に食べれるものの方がいいので、
おにぎりやケバブなどを食べているのですが、
そういう出来立てアツアツのご飯ではないものばかり食べてる!、
と、心配してくれたようで、
最近は、家でご飯食べてから来いとまで言われました。

昨今の日本は全てが秒単位で動いていて、
私も一時期そうでしたが、食事は出来るだけ素早く、
あまり噛むことを必要とせず、とりあえず動く為に流し込むだけ。
全員がそうだとは言いませんが、時間が無い現代人は、
特にお昼ご飯に関しては、まさに石田徹也の絵のような、
食事=燃料補給という考えになってしまっているんじゃないかと思うんです。
私は、世界の中で食材の幅、レパートリーの広さ、
盛り付け方などの見た目の華やかさをも重視、
栄養価やカロリー、添加物なども非常に気にするという点において、
イタリアに比肩し得る程、日本人の食に関するこだわりは
かなり強い方だと思います。
それなのにも関わらず、平常時は「食事」よりも遙かに、
「仕事」を重点を置いているのです。
でも日本人が本気を出して食べる時は、
庶民でもイイお値段のワインや日本酒を飲んだり、
「本場から」輸入したお菓子や、「産地から」来た食材を満喫する。
また、私が以前住んでいた東京の高田馬場は、
多国籍なレストランが軒を連ねていましたし、
実家の田舎の方でさえ、イタリアン・中華・フレンチなど、
シェフがかの地で修行してから開いた、多くの美味しいレストランがあります。
そういえば最近、日本で良く聞くようになった「地産地消」という言葉も、
美味しいものを、美味しい状態の時に食べたいという、
そういう食に対する思い入れの一端なのかなとも思うのです。

イタリア人の食事に対するこだわりも、世界第一級のものだと思います。
ですが上流階級の方々はよく分かりませんが、
庶民は、やっぱり自分が生まれたところの郷土食が一番、
乃至普遍的なイタリア料理の方を、実際は好みます。
また、日本のような「産地直送」や「本場どこどこから」などと、
そこまで意識してレストランで食事をしたり、
買い物をしたりしてはいないように見受けられます。
そういう意味では、イタリア人はイタリア料理は大好きだけど、非常に保守的で、
日本人のレベルほどは、食への探求は進んでいないように思うのです。
それにイタリアは一部の都市部以外、
商店のお昼休みが2時間も3時間もある国なので、
そこまで極端なオン(本気で食べるモード)と
オフ(燃料補給モード)の使い分けはしないということですね。
つまり、それだけ食事に対して、常に重点を置いている訳です。
そう考えるとイタリア人が、
「仲良くなりたかったら、一緒に食事をしろ!」というのも成程、頷ける話で、、
まず、その大切な食事の時間を共有した、ということが、
イタリア人の社交生活において、ウェイトを占めるのも当然なような気がします。

例えばこういった点も、日本人は仕事大好きだ、まじめだ、と言われるところの
1つの要素なんですかね?
このあたりの話は、母国を鑑みると、面白いなぁと思うところの1つです。

長くなってしまいました、すみません。

こんなとこにもジャポニズム

tokyo
















先日、ジャポニズムについてちょこっと書きましたが、
実は他にも、我々からすると「えぇ?!」と言ってしまうようなものが、
こっちには氾濫していたりします。
上の写真は、クレモナ郊外のショッピングセンター内にある、洋服屋さん♪
程よくトレンドを取り入れていて、カワイイのに且つ安い、
若者のお客さんが多いお店ですが、そこでこんなTシャツを見つけました。
この下に「TOKYO」と書いてあるプリントTシャツ、
渋谷・マルキュー裏の風俗街の風景…?
今日見たところ、もう無かったので、
完売したんでしょうか。どうなんでしょうか。

そういえば今年、新発売で出ていたIKEAのランプシェード
店頭で絶賛発売中だったのを見た時、
その歌舞伎町のネオンの風景に驚愕しました。
(リンク先の一番左のものですよ)
そうか、こっちの人にはこういう風景がウケるのか…とか思っていたけれど、
本家・日本にもやっぱり輸出されてるんですね。

tokyo2









こちらは、ノートパソコンのデコレーション用の薄いフィルムのようなもの。
実物は取れませんでしたが、商品の裏に写真があったので。
タイトルはやっぱり「TOKYO」。
伝統的な寺社建築の前にモダン建築、
手前の高速道路上を車が走っているという図。
何か間違ってるけど、こんなファンキーな街だったら住んでみたい。
(『ドラえもん・のび太のパラレル西遊記』の、妖怪に支配された後の街みたい)
最後まで買うか迷ったけれど、日本でこの旭日のデザインを使ってると、
色々誤解を受けそうでやめました。
でもデザインは、結構かっこいいですよね。

osaka









最後のものは、今日、同居人が近所のドイツ系スーパーで見つけて、
買ってきてくれたお菓子、『フュージョンライスチップス・大阪』。
人物の写真が怖くなっちゃってますが、
左の女性は東洋人、右の男性は西洋人。
で、どの辺が大阪なんだってゆー…。
味は、あんまり良く焼けてないお煎餅みたいで美味しいです。
(↑すいません、芳ばしくない、という意味です。
もうちょっとこんがりしてもいいな。日本人的好みからすると)

因みに、こちらのポッキーの名前は『MIKADO』。
大きく出たな。ってか、このネーミングは何処から??
前にスペインに行った時にも、これを友人たちにお土産にしたことがあるので、
おそらく他のヨーロッパ諸国でも出回っているんでしょうね。
あと、ライスパフをチョコレートで固めた、『NIPPON』というお菓子もあります。
MIKADOはちょっと高いんですが、
NIPPONは1€位で買えるし、量も多いしで、
時々チョコレートが無性に食べたくなると、つい買ってしまう製品です。

Viola d'amoreの修理記録

3















マエストロ・アルチエリの講習に持っていった、
ヴィオラ・ダモーレの裏板の初期状態の全容はこうでした。
(※2009年10月18日の日記参照)
左肩のプンタの部分から上のボルドー(縁)が取り替えられており、
中央の、縦に走っている大きな亀裂が他の木で埋められています。
数年前の別の生徒がこの作業をやり、今年私が引き継ぎました。
これは、トスカーナ弦楽器協会のあるマエストロが、
20年ほど前、学生時代にこの学校で製作したもの。
鳥眼杢の、板目で取られた一枚板で製作されている為、強度的には少し弱く、
こんなにひどい壊れ方をしたものと思われます。
また壊れて、多分楽器本体から取り外した後に木自体が少し縮んだ為、
元々の横板の幅と合わなくなってしまい、
亀裂に仕方なく接木をして、幅を広げたんだそうです。
(※ヴィオラ・ダモーレは、バイオリンのように、
横板と表板乃至裏板のボルドーとの間の数ミリの遊びがない)
その代わりに裏板自体がもう反り返っていて、
横板と接する面も平面ではなくなっています。
(この作業をする前から、木自体がもう歪んでしまっていたのかもしれませんが)

そんな訳で、今年私が担当する作業は欠けた部分の補修(doppiatura)、
及びパフリング装飾の復元、リタッチですね。
リタッチとか、もうどうするんでしょうか。
裏板自体は相当美しい杢が入ったもの、全然見当もつきません…。
学校の授業だけで、何処まで出来るかわかりませんが頑張ります。
ヴィオラ・ダモーレという、日本ではあまり馴染みのないこの楽器については、
また後日述べていこうかと思います。
因みに意味は《愛のヴィオラ》です(笑)

とりあえずやったのは、件の大きな亀裂に埋め込まれた接木の周りの掃除。
オリジナルの木と接木の隙間に入ったニカワや汚れなどを、
刃の薄いカッター等で除去しました。
それでも黒ずんだ部分が随分目立つので、
リトポン(硫化亜鉛と硫酸バリウムの混合物、らしい。
理科の授業で私達の年代はやったような…?)をニスに混ぜてお化粧。
でも、実際何か白過ぎな気も…修正液みたいΣ(●´Α`●)
私は石松子の方がオーガニックだし、色的には近いと思うんですけれど、
ニスに混ぜての使用はしないのかしら。

次回は裏板全体の石膏を取ります。
12

Chocoholic*

fda9b430.jpg刃物の研ぎや、ニス塗りの合間の楽器磨き
(ウチはオイルニスなので水でやります…)など、
水を使う作業が少し億劫な季節になってきました…(*´Å`)
クレモナも雨か、晴れても午後からは
天気が下り坂になってきたり、
曇りで霧が出る日が多くなってきて、
いよいよ本格的な冬の到来を感じます。
先日なんて、夜中、友人のフェスタの帰り、
街中なのに濃霧で数メートル先も見えず、
かなりびっくりしました。

冬になると、赤ワインにスパイスやオレンジを入れて、
お砂糖で甘みを加えたホットワイン(ヴィン・ブルレー)も美味しいですが、
私は冬はホットチョコレート派です♦♦
ホワイトチョコ+ミックスベリー、
ノーマルなチョコレート+レモンピール+松の実、
トローネという、ヌガーとマショマロのあいのこの様お菓子
(因みにクレモナは、このお菓子で有名)を混ぜたもの、
ザバイオーネ・クリームを混ぜたもの、リキュール入り、
私はあんまり好きじゃないけれど、唐辛子やミントが入ったもの、etc、
たっくさん種類があるんですね。
家でも出来るものがスーパーにも出回っており、
温めた牛乳の中で混ぜ混ぜすると、
どろっとしたホットチョコレートが完成!
スーパーのものは殆ど、チョコだけのシンプルなものしかないけれど
私は、写真の、乾燥イチゴが入ったメーカーのものが好きで、
今日は疲れたなー、なんて日は、
これを飲んでぬくぬくしてます(*´∀`*)っ旦~

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話は変わりますが最近、拍手機能というものに気が付きました。
記事に沢山拍手を下さり、恐縮です。どうも有難うございました。
これからも当ブログを宜しくお願いいたします。

やっと終わった…

9ce3cb25.jpg学年をまたいでやっていた
バイオリンの修理とセットアップが、
やっと先日終わりました〜o┤´Д`├o
この楽器に関してやったのは、
ひび割れの修理とリタッチとセットアップ。
リタッチにとても時間をかけた割には、
出来はイマイチでしたが…。
(リタッチやったのは去年だけれど。今はちょっとレベルアップしてるはず…!)
でもセットアップ(駒や魂柱、指番の製作・調整から、
最後の微調整まで)に関しては、
マエストロ・アルチエリ親子の講習の後、
ずっと自分なりに音色について考えていたことがあり、
今回、ちょっとした試みをやってみたのですが、どうやら当たったようです!
(でも、多分やりすぎちゃったんだけれど^^;)
試奏してもらった、おそらく音に関しては一番うるさいクラスメートから、
「学校の楽器の割にはいい音するじゃん」と、
音の質、バランス共に、一発OKを貰えました ´艸`*)ε3。゚ε3
自分が弾いても、他の人が弾いてるのを聴いても、鳴ってるカンジ。
4弦の音のバランスも、いいんじゃないかとの事。
多少ひいき目に見ても(笑)、絶対前よりは音は良くなってる!

素質は勿論、バイオリン本体にあるけれど、
セットアップが良くなかったら、どんな名器でもいい音は出ないし、
逆にセットアップがよければ、
その楽器のポテンシャルを最大限引き出すことが出来るのです。
駒や魂柱をいじったら、驚くほど音が改善された、なんて話は良くある訳で。
だから、今回のこの楽器のセットアップに関しては、
時には思うように作業が進まなくて落ち込んだりもするけれど、
私も少しずつ、何かしら学んでいるものがあるのかな、と信じたいです。

さて、自分の楽器も踏ん張らないと!

§ La Japonaise §

今日も今日とて、学校終わりにラボに行くと、
今日も今日とて、パスカル(仮)とリチャード(仮)があーだこーだと騒いでいる。

が、私が入っていくと空気が一変した。

「おい、日本人はなんて卑猥なんだ!これは世界に暴露すべきだ!」

(゚Д゚)ハァ?今度は何?

この間、日本人のスカトロプレイ嗜好を散々なじられたばかり。
そんなに性風俗にあけっぴろげにも関わらず、
結婚相手は仲介業者頼みの変な民族という結論が出たばかりじゃん。
今更、何言われても動じないよ。

「まじかよ」「すげぇ」などと、ぶつぶつ言いながら、彼らが見ていたのは、
何と葛飾北斎の、それもよりによって春画の写真集。
先週1週間、わがラボのマエストロはお仕事で東京に行っていて、
昨日こっちに戻ってきたのだが、しかし何てものを見つけてきたんだ。(苦笑)

「おい、見てみろよ!こうやってやってたんだぞ!」

と、半ページ、どーんと女性の陰部がプリントされているページを見せてくるパスカル。
ちょっと!こちとら、まだお昼のケバブ食べてるんですけど?!(☄ฺ◣д◢)☄

そんなこんなで皆、数世紀前の東洋のエロ本に夢中。
「芸術だよー」「リアルすぎる」「イタリア人でも、ここまでやった芸術家はいない」と絶賛の嵐。
ただ1つだけ、当のマエストロから男性の描写に大ブーイングが。

「あのな、俺はいつも日本に行くと、
ステファン(仮、あるイタリア人マエストロ)と必ず温泉に行くんだけどな。
そこで2人で必ずチェックしてるんだが、
この絵くらいのものを持っている人は居ないぞ!」

…そんなの知りませんよ。
てか、マエストロってば温泉で何やってるんすか(笑)
「嘘つきー!」と言われても、
そんな、ご先祖様たちの大きさまで、私は責任持てません。

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100年と少し前位に、ヨーロッパの芸術家を虜にしたジャポニズム。
現在、日本の漫画やアニメがヨーロッパを席巻しているのを『現代のジャポニズム』なんていうそうですが、
元祖ジャポニズムも、まだまだこの先も国内外問わず、
芸術を愛する人々を魅了していきそうですね。

道具を作り足し

lampione新学期が始まってから、
早くも約2ヶ月経つわけですけれども、
去年までのマエストロ・ヴォルティーニと、
今年の担任のマエストロ・アミゲッティは、
使っている道具や手順、作業の進め方など、
また全然違ってきていて面白いです。
マエストロ・ヴォルティーニは、経験則重視といいますか、
目を養わせる教え方といいますか、
出来ないと、「どうして出来ないんだ…(`・ω・´)」と怒られる、
職人気質の強いマエストロでしたけれど、
今年のマエストロ・アミゲッティは、非常に学校の先生向きだと思います。
分からないところは勿論、分かっていても1から10まで懇切丁寧に教えてくださり、
分からないところ、曖昧なところを分からない、曖昧なままにしない、
この後社会に出て働く為の、最後の学年の先生としては、
かなりいい先生だと思っています。
(それに、クラスの和まで気にかけて下さるところがとても好きです。
私は今まで、そういうマエストロには当たりませんでしたので…。)
そんな、メソッドが全然違うマエストロお2方でしたので、
使う道具も大分異なっていたりします。
最近、クレモナのモンドムジカも日本の弦楽器フェアも一段落して、
ラボも今、そこまで忙しくなく、
私もピエモンテ州から帰ってきて、テスト三昧の日々も一応終息を向かえ、
時間的に余裕が出てきましたので、少し道具を作り足しています。

と、前置きが長くなりましたが、写真のは"Lampione"と呼ばれているもの。
学校のラボでは、駒を作り始める前、
ポジションを決める時の仮止めとして使います。
結構マエストロによって、駒の位置決めのやり方はまちまちですが、
これの優れたところは、何より、固定してしまえば手が自由に使えるのが大きいです。
駒を手で支えたまま、中心や位置を確認したり、定規で寸法を測ったりでは、
面倒くさいし、ずれるかもしれない、ということで、
私にはこれが一番やりやすいです。
ところでLampioneというのは、街灯という意味なんですね。
確かにバイオリンのエンドピンを加工して作っているので、
何となくおしゃれな街灯に見えなくもない?
私はその形状からいつも、『千と千尋の神隠し』の銭婆のところで、
千尋やカオナシ達を迎えに出てくる、
一本足でぴょんぴょん跳ねる、あの街灯を思い出します。

verniceこちらはこの間作ったニス。漉してみて驚愕。
蝋成分が非常に多くて、肝心のニスの分は
3分の1程に減ってしまいました。゚+(σ′д`。)+゚・クスン...
しかもこのタイプのゴンマラッカは、
色がもっと明るい色なはずだけど…?
(蝋も、もっと除去されててもいいはず…)
そんなこんなで、マエストロ・アルチエリ直伝の道具なども、
一緒にちまちま作っています。

Viva la vida!

見た瞬間、お茶吹いた。ので思わず晒してしまう事にします。
http://www.youtube.com/watch?v=c3oL0AOO_J0&feature=related

この動画はアメリカのColdplayというバンドの、
(少し前に、確かmixiかなんかで、謎のマッチョな人とおばあちゃんが曲芸?するPVって、
話題になってた?と思うんですが、それと同じグループ)
"Talk"という曲のプロモなんですが、
そこについたコメントがちょっと痛すぎる(*ノД`*)
みんな、曲やプロモについての感想を書いてるのに、
11月1日午前1時(イタリア時間)現在、一番最新の、あるイタリア人のコメント。

「この歌、この曲…僕の愛に捧げられたものだ!
彼女が私を呼んだ時、電話で彼女の愛しい顔を見た時に感じる、あの衝動に!
その感覚、情熱はいつも、毎回、より強くなっていく…
君は僕の人生で愛した、ただ一人の人だ!
この地球上で、もっとも大切な人だ!君を愛してる!」

(※多少、意訳しました)

アカウントまで本名とは、恐れ入りました。
でもウンベルト君、ここはMTVじゃないんだから、もすこし空気読もう…。
(※MTVというのは、あるイタリアの放送局。
アーティストのPVを流しつつ、同時に画面下に、
各々の投稿者の、特定の誰かへのメッセージをつづったものが流れている番組がある)
でもイタリア人が口説きモードに入ると、思わず引いてしまう位本当に熱い。
このコメントも訳してて、多少気恥ずかしいですが、
まぁ、彼は今、人生薔薇色なんだろうな。
でも短い人生、ここまで深く誰かに思われてみたいものですね。

タイトルの"Viva la vida"、有名だけれど大好きなので貼ってみる♥(。→v←。)♥
歌詞がとても秀逸。



どうでもいいけれど、この曲を聴いてると何かミスチルの「Not found」を思い出す。
(ところどころの鐘の音が想起させるのかな。キーは半音違い?)
「Not found」も、ミスチルの楽曲の中では一番好きな曲です。

Purè di Patate

22








実は私の好きな野菜は、ジャガイモとトウモロコシなんですけれど、
(昔から、アンデスに移住してもいいと思っている位好き♡)
最近目覚めてしまったのが、このジャガイモのピューレ。
ヨーロッパ圏では、主にはお肉の付けあわせとして食べたりする
かなりポピュラーなもの。
これが最近、ビエラに行ったときに食べた大衆食堂のものが、
めっちゃくちゃ美味しかったのです♡(ó㉨ò)♡
その時はお昼にも拘らず、
プリモ(パスタ類)とセコンド(肉・魚類)をお腹いっぱい食べたのに、
更にコントルメ(付け合せ)で出てきたジャガイモのピューレを
友人と奪い合って食べてました(笑)
それ自体は主にはでんぷん質なので、
かなり重いし、すぐにお腹いっぱいになるのだけれど、
本当に忘れられないくらい美味しかったのです♦♦
流石はイタリアのマンマ!

あのねっとりと口の中に広がる、ジャガイモのクリーミーさが忘れられなくて、
スーパーで、インスタントのものが丁度安売りしていたので、
ちょっと買ってみたんですけれど、
塩加減なのか、無調整の牛乳じゃなかったからか、
(※こちらには常温で長期保存が出来る牛乳がある。脱脂粉乳ともまた違うもの)
はたまたバターの量を自重した為か、なかなか納得のいく味にならないo┤´Д`├o
1から自分で作ってみたいんですけれど、探したレシピがみんな、
ジャガイモ500gとか1kgとか、それに牛乳や水、バター、
レシピによってはパルメザンチーズを加えていったら、一体何人分になる訳?(笑)
いつかは、美味しいジャガイモのピューレ作りたいなぁ。

因みに今日の晩御飯は、Salsiccia(イタリアの粗挽きソーセージ)とこれと、
ご飯とお味噌汁でした。何かドイツっぽい?
今日はお昼にも実は、友人宅でポテトサラダを食べている私。
中にチーズかなんか入っててうまうまでした〜(*´∀`*)イモ、テラウマス!
もしかしたら、友人の同居人のブルガリアのジャガイモ料理かも。
以前、ブルガリアのヨーグルトを使ったお菓子を貰ったことがあるので、
もしかしたら中に入ってたのも、かの国のチーズかなぁ。
ブルガリアの自家製ワインまで飲ませてもらったけれど、
ジュースみたいで非常に美味しかったです。

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今日はイタリアは、"La festa dei morti"といって、お墓参りにいく日です。
日本で言ったらお彼岸みたいなもの。
そしてこちらでも、この日にお墓に持参するのは菊の花で、
今日のメルカート(朝市)でもスーパーでも、みんな大輪の菊を買っていました。
明日は、学校は振り替え休日!私は仕事…。

《Sousyoku-Danshi》ということ

ちょっと前の話ですが、ある朝、ラジオを聴いていたら、
なんと、日本の『草食男子』という言葉が紹介されていました。
(その番組は、DJが日本通なのか何なのか、
時々日本の文化を紹介していますし、久石譲の曲を流したりしてるんですね。)
その紹介は、まず、「女性をcaccia(狩り)しない」。基本ですね。
「パソコンの前に座っていて、漫画やゲームにしか興味がない」。
うーん、これはおたくじゃないんですかね…。
「マザコンである」。「甘い物好きである」。
………あれ、この最後の2つはイタリア人じゃない??
と、思わず突っ込んでしまいました。(笑)

どうでもいいけれど、最近私が勝手に、
漫画・ヘタリアに因んで「リアル・ドイツ」と呼んでいる、
金髪碧眼で背が高く、イケメンだけど一見イカツい、
まさにアーリア人然としたドイツ人の友人が、
「パンにヌテッラ(※イタリア発のチョコレートスプレッド)塗って食べると、
やっぱ超美味しいよねー(*´∀`*)」と言ってて、かなりほんわかしてしまいました。
彼は非常に回りに気を回すのに、とてもさりげない。一緒に居て嫌味がない。
イケメンだけど女の子慣れしてる風でもないし、
彼の、相手を見て相手に合わせる術は、おそらく天性のものなんだろう。
一見近寄りがたい外見の割に、かなりのおちゃめさんでもあり、
でも話をしてみると、謹厳実直と言うか、「ああ、ドイツ人だなぁ…」と思ったり。
(彼との政治談議、歴史認識の話は非常に興味深かった)
そして肝心の彼女へのアピールは、とても見てて微笑ましい。
多分、彼は草食でもないし肉食過ぎもしないんだろうし、
第一そんな事を考えたこともないでしょう。

最近の風潮、極端にムリに分類しなくても良くはないかしらん?
なんというか、私から見るとメディアの取り上げ方が、
まるで自己暗示にかけさせたいかのよう。
(まぁ、従来からある血液型や国籍・出身地なんかもそうですけれど)
草食だと言ってぬるま湯に浸かるもよし、
肉食と言って敬遠するもよし。
でも、何事もバランスだと思うんですけれど。

私は、そのドイツ人の友人の様な、バランスの取れた男子が増えることを願って。
とか書くと、何食べる系女子だと思われるんでしょうか。
(食生活はバランスを心がけてますが)
分類してマニュアル化すると、世の中誰が得する仕組みになっているのか、
いやはや、嫌な世の中だ…。
イタリアにまでこんな言葉輸出してないで、
そろそろ個々で考えなきゃいけない時代ではないのでしょうか。

イタリア人の気概、これにあり

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今日、学校から帰ってきたら、
家の前の道路がイキナリ封鎖、
警官がひしめいており、
厳戒態勢がしかれていました。
何かと思えば、昨日からクレモナでは、
先日、モンドムジカをやったのと同じ会場にて、
乳牛の見本市?が開かれているのですけれど、
それに関連してか、多分酪農組合か何かのデモ行進だったのだと思います。
(ネットで検索してみましたが、よく分かりませんでした。
おそらく、横断幕の文面から察するに、これと同じ動きかな…?)
赤々と燃える松明、クラクションと横断幕、
檻に入れられて運ばれていく牛達にびびっていたのですが、
中でもすごいなぁと思ったのが一番下の写真。
これ、左が進行方向です。よく見て下さい。
実は、ここに写っている大型トラクター全部、バックで移動しているんです。
けたたましくクラクションを鳴らしながら、バックで行進するトラクター達。
中には、バックなのにあおっている人も。(笑)
トップがトップ(ベルルスコーニ首相)なら、
ついていく国民も相当なもんだなぁと、
自室の窓から、別の意味で感心してしまいました。
(↑いや、ついていってはいないですが…)

リタッチ用のニス

240994e1.jpgマエストロ・アルチエリのリタッチ用のニスが
とても使いやすかったので、
私も作ってみたいと思って、
試しに作ってみました。
いつも使う学校のゴンマラッカは、
もっとどろっとしていて、
茶褐色の色がついているのですが、
今回、修理の講習を受けて、違うやり方を教えてもらってから、
そっちの方が仕事も速いし、仕上がりもきれいだし、
透明の方が安心して色をのせれる、と私は思いまして。
(一応学校にも、透明なのもひっそりこっそりあるのですが、
あれは使っていいものなのか、よく分からなくて…)

………が。
ニスの材料を買う時から、うーんと思っていたけれど、


これは学校のリタッチ用のニスの色じゃないか?(笑)

長靴で乾杯だ♪

昨日、最近の更新は品がないとか書いておきながら、
ここのところあった衝撃を1つ。

イタリアでは、乾杯する時、"Salute!"(サルーテ!)という挨拶と、
グラスとグラスが触れ合う時に発する音を模したものと、
2つ、言い方があるんですよ。
その後者の方は、日本語ではちょっと、まんまシモ系統な言葉なので、
日本人の私としては、異文化の中で暮らしていたとしても、
大分抵抗がある訳ですが。

でもたまにイタリア人でも、これは日本語では男性のどの部分をさすのか、
既に知ってたりもするのですが、
そういう人に限って言わせたがる!

先日も修理のコースで、トスカーナのバイオリン職人達と
昼間っからワインを飲み始めようとしていると、
「Salute!」
「○○○○!」
「おい、これって日本語ではどういう意味なんだ?!」

………もう、知ってるくせに!!

そこはいつも「言いたくない」の一点張りで通すのですが、
他の人まで、何だ何だと関心を示すので、状況は悪化。

何故かそれから毎朝、件のトスカーナ組に顔を合わせると、
「何て意味なんだ?」か、もしくは「○○○○」とダイレクトに言ってくる様になり。

聞いた話では、トスカーナの方の方言で、
同じような音の、同じ意味の単語があるらしくて。

てか、やっぱ分かって言ってんじゃんか、おっさん!(笑)


そんなこんなで、アルプスの麓からロンバルディア平原に戻り、
今日普段どおり、学校の帰りについーと自転車で走っていたら、
曲がり角に居たおじさんが、通り過ぎざま突然、

「○○○○!!」

は?!
意味わかんない。

東洋人のかよわいレディ(自称)をからかって、そんなに楽しいですか、そうですか。
いつも「ニーハォ」がうまく言えなくて「ニャーォ」になってるのしか言われないのに。
(※2009年9月22日参照)
今度からは"Che cazzo vuoi!"って返してくれようか。(※2009年9月27日の記事参照)
返答と、下品だよ!という嗜めと、何がしてぇんだ!という問いとが
いっぺんに伝わる、大変な良回答な気がしてきた。


因みに中国語(台湾?)では、○○1音で「キス」という意味らしいです。
と説明してくれた友達の台湾人の名前も、実は寸差できわどかったりもする。
(いや、フリーダムな彼女には振り回されっぱなしですが、かなり大好きな友人です)

マエストロ・アルチエリのリペアの講習

9a8b3184.jpg先週末から1週間、ピエモンテ州の
Biellaという街に滞在して、
楽器修復の講習に参加してきました。
講師陣は、ニューヨークに工房を構え、
数々の有名な演奏家の楽器の修理をなさっている
マエストロ カルロス・アルチエリと、
息子さんのジャンカルロ・アルチエリ、
それに、ミラノの製作学校で教鞭をとっていらっしゃる、
マエストロ ガブリエレ・ネグリの3先生方。
モンドムジカの時に、マエストロ・カルロスと知り合う機会に恵まれ、
直後に急に申し込みを決めて、最近忙しくて荒れたままになった部屋も片付けずに
慌しく家を飛び出したのですが、

かなり行って良かったです!!!!!

この一週間で得たものは、学校での一週間とは比べ物にならなかったです。
石膏取り、ひび割れの修理、厚み増し、ニスの修復などのリペアから、
駒や指板や魂柱などのセットアップまで、みっちり学びました。
常に最前線で活躍されている先生方のお話は、
すぐにメモ帳がいっぱいになってしまうほど。
技術的にも理論的にも、今まで私が習ったものと違うところも多々あり、
また、これはこういうものと習っていたのに、
こういう理論があったからこうなんだ、と気づかされたり、
もう情報量がありすぎて、頭の中で整理していくのが大変で、
毎日楽しいけれど、終わった後は常にヘロヘロでした。

また、寝る時以外は殆ど一緒だったクラスメート達やマエストロ勢、
皆良い人たちばかりで。
イタリア人がよく言う事は、
(まぁ、イタリア人に限らずともビジネスの基本でもあるでしょうが)
「仲良くなりたければ、まず食事を一緒に食べることから!」、
ランチもディナーもずっとみんなで一緒だった私達は、
これをかなり忠実に実行したからか、マエストロ・カルロスを父として、
一緒に参加したトスカーナの陽気なバイオリン職人勢を兄としたような、
家族の様な一体感で毎日を過ごしました。
マエストロ達も、高名でいらっしゃるのに非常に気さくで、
特にマエストロ・カルロスは、全く気取らない、お茶目なマエストロで、
特に中国・台湾・日本(私)のオリエンタル3人娘は、かなり可愛がって頂きました。
講習で得た知識や技術は勿論ですが、
食事時等、みんなで過ごした時間の思い出も、
私の人生の中ではかけがえのないものです。

私は技術的には、ニスの修復について学びに行ったので、
実はニスの修復しかしてないのですが、
(あとはマエストロの隣に座って、
実技を見ながらメモを取ったりして過ごしていました)
せっかく誉めていただいたので、写真をアップします。
これは鳥眼杢で作ってあるヴィオラ・ダ・モーレの一部ですが、
ある部分が接ぎ木で修理されて、そのまま白木だったもので、
今回ニスを元のオリジナルのニスに近いように、私が仕上げました。
どの部分にニスが無かったか、判りますか?

これは実は、2度目のアプローチ。
1度目のものは、色・質感共に、自分でも納得がいって、
マエストロ・カルロスにも大変誉めていただいたのですけれど、
何となく自分で、もうちょっと、あと少し、とやっていたら、
ニスが乾かなくてぐちゃぐちゃになってしまい、
(勿体無いことに写真も撮らなかった…orz)
少しニスをはがして、この写真は再チャレンジした時のものです。
マエストロはこれでもパーフェクトだ、と言って下さいましたが、
自分では何となく気に入らない…しょんぼり。
この楽器は、オリジナルの部分と、付け替えられた部分の木が、
色も木の繊維の走り方も全く似ていなく、
その上、ニスは色の薄いニス、しかもオレンジ系のニスということで、
マエストロにも「こういうのは難しいぞ〜」と言われながらやったのですが、
その後も、他の難しそうなリタッチを「やるか?」とけしかけてくださったり、
「昨日の午後、完璧にリタッチをやったのは、
昼間っからワインを飲んでたからだ!」と強引に飲まされたり(笑)、
とても評価してくださったようでした。えへへ、ちょっと自慢。

因みにニスが無かったところは、
プンタ(角になっているところ)から上のパフリングの外側、ほぼ全部です。

********************************************

帰った時もそうでしたが、最近、
直接的・間接的に、「ブログ見てるよ!」、と言って下さる方が多くて、
ひっそりとやっていた筈なのに非常に恐縮です。
見てくださって、どうも有難うございます。
仕事柄、あまり作業内容などは書けないので、
ここのところ、与太話くらいしか書いていないのに…(*ノД`*)
最近の更新、何だか品が悪くてすみません(笑)

○○話は良質な人間関係構築へのスパイスであり、潤滑油であって?

ここ1ヶ月位、特に最後の2週間くらいは本当に忙しかったです。
遅くとも、2時には帰されてた私がそう感じるのだから、
殆ど不眠不休で頑張っていた他のスタッフは、
よく過労で倒れなかったなと思ってしまいます。
(私でさえ倒れたのにorz)
そんな中、でも「やっぱり皆疲れてんなー」と感じたのは、

下ネタがやたら多い。

普段、私がいる前ではあんまりそういう話にのらないリチャード(仮)でさえ、
ある晩、私がドリルを持って、右往左往していると、

「穴を開けるのは男の役目だっ!」

……最初、下ネタだって気づかなかったくらい。
こっちも眠いからね。
でもあんまり疲れてボーっとしていると、ルイージ(仮)みたいなのがやってきて、

「セックスしよ!」

と、「お前は『東京ラブストーリー』のリカかよ!」とツッコミたくなるほど、
自然に、でもあからさまに言ってくるので、注意が必要で。

「恋人になるのは嫌で、セフレも嫌なら、じゃあ一体俺達は何になるんだ?!」
というルイージの暴走をさらりとかわし、
「何で日本人は、若い女の子がうん○してるとこを見るのが好きなんだ?!」
というサンドロ(仮)のきわどい質問を流し、
「お前は上と下、どっちがいいんだ?!」
「は?」
「だから上か下だよ!?」
「は??」
「上か下!」
「は???」
と、リチャードと唐突な問答を始めたりしながら思ったのは、
(↑因みにサンドロは「真ん中!」と笑顔で答えていた)

このラボの人はめちゃくちゃ忙しくても、皆イライラしない。

私は、他の人よりは比較的、色々な職種のバイト経験がある方だと思いますが、
(日本限定ですが)
その中で、思い出に残っているかなり良い「チーム」でも、
ちょっと忙しくなりだすと、絶対ピリピリムードが出てきます。
誰か1人がイライラしだしたら、
その負のエネルギーは他の人に伝わり、
一段落するまで、そういう雰囲気は全体に蔓延してしまうではないですか。

国民性もあるのかもしれないけれど、
このラボの「チーム」はピリピリはしないんですよね。
代わりにムラムラはしてますが。
無論、イライラしない訳はないと思うのですが、
比較的、そこはお互い了承している部分が、
私が日本で見てきた中で一番良い「チーム」のそれより、かなり深い気がします。
どんなに好きな仕事でも、人間関係がギスギスするほど、
居心地の悪いものはないと思うのですが、
このチームは何故か、どんなに忙しくとも負の雰囲気がない、
乃至は見せないから、
徹夜続きでも、笑顔で頑張れるのかなと。
(勿論、モチベーションはそれだけではないとも思いますが)
皆疲れてない訳がないんですよ。
でも頭で分かっていても、普通は、
つい自分勝手にイライラしてしまうじゃないですか。

また、ここから巣立っていった人達が、その後もここと親交が深いのも、
当然の成り行きかなと。
未だに皆、ちょこちょこ遊びに来ますし、
どんな楽器作った、あんな事あったなんて話が弾みますし、
何かこういうモンドムジカの様な行事があった際には、
手伝いに来たり、おしゃべりに寄ったりしていきます。
そして私の様な新参者に、このラボの良さを語っていくのです。
数年前と今では、メンバーも全然入れ替わっている筈ですが、
この良いチームのまま継続していっているのは、
軸となるマエストロをはじめ、古参レギュラーメンバー、
リチャードとパスカルの人徳なのかしら。
類は友を呼ぶ、とも申しますしね。
(↑私もそうだという誇張はありませんけれど)

私はいいラボに巡り合えたと思います。
セクハラ撲滅を掲げる婦人保護団体が聞いたら、
卒倒するような会話が結構なされているので、
女の子にオススメは出来ないけれど(笑)
でも「エロエロ」カッコ笑い、くらいで収まってくれている方が、
「ギスギス」している雰囲気よりは、まだずっといいですね。

一息…

violino無事、昨日モンドムジカが終わりました。
私はずーっと、
ウチのラボのブースに出ずっぱり。
日本人のお客様に応対する以外は、
特に何をしていた訳でもないのですが、
オルナーティとガリンベルティの楽器が
数台飾られていたので、
結構何もせずとも、神経を使いました…。
(そう考えると、某ブースの
ニコロ・アマーティ触り放題とか何なんでしょうね。)
今朝、朝もはよから学校に行くと、マエストロが早速、
「おい、モンドムジカ中、皆お前さんに会いに、
そっちのブースに行こうって言ってたぞ!
はっきり言って、オルナーティの楽器より目立ってたぞ!!」
とからかってきました。
東洋人が出してるブースも結構それなりにあったので、
そんな訳ないんですれどね(笑)
写真の楽器は、限られた時間の中でざっくり会場を回った時に会った、
5弦のコントラバス(また、素晴らしく5弦全部鳴るらしい)が印象的な、
フェッラーラのマエストロ・チチリアーティのブースにあったオールドバイオリン。
1914年の、まだイタリアがファシスト全盛を迎えていた頃の、
エットーレ・ソフリッティという製作家のバイオリンで、
プンタの横板部分に張り出した装飾が、とても優雅でキレイでした。

やっとこ、一大イベントは終わったのですが、
モンドムジカで知り合ったマエストロ・アルチエリの修理の講習を受けに、
今週末からピエモンテ州のある街に行ってきます。
あと数日で足りない道具など全部作らなければいけないし、
土曜日から1週間、みっちり講習を受けるので、
あと2週間くらいはゆっくり出来る休日もなさそうです。
3週間前くらいに買った筈のナイフ、どこ行った〜〜〜!
もう早速見つからなくなってしまった(艸д+。悲)

しかし、不調を訴え続けている体が持つかどうか…。
アルプスのお膝元なら、もう寒そうだなぁ。

長い一日

ああ、何と長い1日だったでしょう。
実は開場20分遅れで到着したわがラボ。
ぎゃいぎゃい言いながら急いで準備し終えた後、
何をすればいいのかリチャード(仮)に尋ねると、

「じゃあお前さんは今日は会場で、えーっと……、
可愛くしてなさい」

何だそりゃ(笑)
接客とかはいいのかよ!

そんな訳で今日は、ずっとブースに出ずっぱり。
かなり高い楽器が飾ってあるところにいるので、
殆ど何もしていなくとも、気は張っているのでやっぱり疲れますね。
また、ただでさえ暑いのに、ウチのブースは照明がきついので、
一緒に受付をやっていた秘書の女の子が、
昨日のノリで、「明日は水着でいようか」と言い出した。
「トップレスで、チェロの駒で胸隠してさ!」

うーん…、3年前位に、まぁまぁ同じ様なことをやったマエストロが
過去にいた気が(笑)
(※2006年11月20日の日記参照)


そんなこんなですが、あと2日踏ん張ります!
What's new!
07/Novembre/2009
 *Profileをひっそりこっそりリニューアル。
(一時期、非表示にしておりました)

18/Settembre/2009
 *一部、作業に関する記事を削除しました。
(仕事に関わる為)

22/Marzo/2009
 *メールフォームを追加
 お問い合わせは↓↓まで!
 *BBSを再設置
 一言残していただけたら幸いです。


尚、このページはこちらのサイト様より、
素材をお借りしています。
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