さしもも日記☆坂の上の雲の松山市から

SINCE 2007.4.27
どうも^^訪問していただいてありがとうございます「さしもも」は桃の種類の名前ですよ〜〜
坂の上の雲の愛媛県松山市から発信中!硬骨・無骨+意外な叙情性もある管理人が綴るブログです

2025 ブログ19年目  
眉きよらかに♪ 頬はあつく♪ いのちまた燃えたり♪ かかる日の♪ かかる朝なり♪ 青雲の思ひ♪ 流れやまず♪ 流れやまず♪ 茜明けゆく♪ 空のはたて♪  

カテゴリ: 今日読了した本

朝日新聞出版 読了



IMG_3814


ヤクザの子供
親が殺された復讐をして親元からいられなくなり
歌舞伎の世界に
実子を差し置いて名跡を襲名し
若くして歌舞伎界の寵児となるも
後ろ盾を失くして・・・




一気に読んで下巻に突入

双葉文庫読了

岐阜県にある笠松刑務所には美容室があり
一般の人も利用できるらしい

作者はそこを取材して本作のドラマを書いた

登場人物に繋がりはないのか?と思って読み進めると
最後には繋がったね
美容師となった姉妹のドラマのラストにはカタルシスがあった

返却仮置き場で手に取った本が
あたりだった
IMG_3738
IMG_3739
IMG_3740

森沢明夫を感じさせる本でした


☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

新潮文庫読了

マルチタレントの自伝小説

FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender

長年父親と別居し、母親に育てられた作者は

東京にて成功し
母を呼び寄せて面倒をみ
癌になった母を
亡くなるまで看病し、看取った


全編母親への愛情がたっぷりと書き込まれた本


お通夜の際には、同じ布団で添い寝し
遺骨の1部を体の中に入れておきたいと食べたそうです


昔映画にあったそうです(樹木希林・オダキリジョーで)
私は知らなかったけど
妻が知ってました


読む価値がある面白本です



松山空港公園にて読了



IMG_20250712_174842














☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン




新潮社読了

以前読み飛ばしていたのだが
県立図書館にあったので借りた

教育制度が変わり
旧制松山高校が愛媛大学に変わる時
「駅弁大学反対」と学長に詰め寄った話は
大爆笑だった



IMG_3542


FullSizeRender


駅弁大学と言う言葉は中学校(名門久谷中学)の
保健体育の教師
わたなべに教えてもらった

わたなべは変わった人だった
保健体育理論の時間に関係ない話をよくする人だった


特急が停まるような町には必ず大学がある
それを駅弁大学という

わたなべは
いらんことを教える教師だった(笑)

(先生とは呼ばない)





その後私は
わたなべと早坂暁が駅弁大学と呼んだ
愛媛大学を卒業したのである

(o_ _)ノ彡☆バンバン


早坂暁の
駅弁大学のくだりである
FullSizeRender







☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

角川書店読了

IMG_3374
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender



地方から東京に出てきて初めて迎えた東京の夜


どのように過ごしたか、著名人にインタビューしてまとめたもの



その人知らなくても楽しく読めました




☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

文春文庫読了

IMG_3332
FullSizeRender
IMG_3336

浅田次郎の戦争物の解説を書いていた
氏を知り読み始める


詳細の資料を検討して
わかりやすく書いているドキュメント

読みごたえあり

FullSizeRender


硫黄島は小笠原諸島の島である


沖縄と勘違いしていた私
恥ずかしい笑



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン





文藝春秋読了
IMG_3284
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender


図書館リクエスト本で
1巻の次に3巻を読み、3巻の次に2巻を読み、2巻の次に4巻を読んだ
変則読み


間が空いて長すぎてあんまり残らなかった
宮本輝



富山の薬売りからのとっかかりで書き始めたと
氏があとがきに書いてあります

新潮新書


IMG_3101
IMG_3102
IMG_3103
IMG_3104

石原裕次郎、川端康成、夏目漱石
そのほか
世紀のラブレター 
タイトルに相応しいラブレター








梯久美子

浅田次郎
終わらざる夏の解説を書いていた氏の作品を手にして読んでみたのである



IMG_3100
涼しい涼しい松山空港にて

集英社文庫読了

IMG_3001
FullSizeRender
FullSizeRender
IMG_3004
IMG_3009



日本がポツダム宣言を受諾、全面降伏したにもかかわらず
ソ連が国際法無視して日本に攻めてきた
この歴史上の事実は知っていたが、詳細についてはよく知らなかった。


日本の領土であった。最北端の島
千島列島の占守島(しむしゅとう)


日本軍とソ連軍の戦いが8月15日以降にあった
そんな戦争があったとは全く知らなかった
本作はそれを題材にした小説である



終戦前の日本軍
アメリカとの和平交渉をするための準備として
密かに英語のできる人間を徴兵した
選ばれたのは片岡直哉。
兵役年限ぎりぎりの45歳、東京外大卒、翻訳書の編集者
英語がロシア人に通じず、肌身離さず持っていた家族写真を出そうとしてソ連兵に撃たれて戦死

兵役未経験の片岡が北の果ての島に赴く不自然さを隠すため
同郷である岩手出身の2名が一緒に送られることになる
富永熊雄:三度目の応召、金鵄勲章を受けている 卑怯なソ連に対して獅子奮迅の戦い 戦死
菊地忠彦:身長150cmに満たない、東京帝大医学部に在籍する秀才 シベリア抑留 生き残る


沖縄にアメリカ軍が上陸し、広島長崎に原爆が投下され
玉音放送が流れ終戦となった8月15日

それ以後
日本最北端の島では数日間戦いがあった
徴兵されて北の果ての島に赴いた3名の運命はどうなったのか


最後まで読むのがもったいないほどの面白本でした
戦争文学の傑作です



本社は単行本も出ているが
文庫本で読むの方がベスト
主要な登場人物が文庫には出ているし、島の地図も出ている


下巻の「梯 久美子」氏の秀逸な解説を読んでから読み始めるといいかもしれない(笑)



浪花節的ドラマが至るところに出てくる
思わずうるっくる場面が何度もある


浅田次郎
渾身の傑作である



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン


IMG_2915
単行本と文庫本のが出ています
読むなら文庫がおすすめ

FullSizeRender


いろんな悪人が出てくる

親が金持ちのボンボン大学生 増尾圭吾
高級外車を乗り回し女を漁る大学生
殺人事件の被害者となる女性をドライブで山の中へ連れて行き、餃子の匂いが臭いと人気のない山奥へ放り出す


殺人事件の被害者となった女性 石橋佳乃
保険の外交員をしながら、出会い系サイトで会った男数十人と遊び惚ける
ボンボンの大学生とドライブ、山奥で車から放り出される
それを助けようとした男に
あんたにレイプされたと、警察に喋ってやる、あんたの言うことなんか誰も信用せんよと捨てゼリフ
パニックになった男に殺される



人殺しをしてしまう男 清水祐一
親に捨てられた過去があり
児童相談所の世話になる
祖父母のもとで育てられたた土木作業員
出会い系サイトで知り合った被害者の女性を追いかけていて
山の中で放り出されたのを見つけて助けようとするが馬鹿にされて殺してしまう




洋服店店員 馬込光代
出会い系で知り合った祐一に
人を殺したと告白される
最初は自首を勧めるが一緒に逃亡してしまう



上下2巻からなる。この本は話が長くて飛ばし読みをしたが
殺人犯として逃げる清水祐一と同行する馬込光代の運命が
どうなるのかが読む推進力となる




祐一は光代が犯人を匿った罪に問われないように
灯台にかくれていたところを警察に追い詰められた時に
とっさに光代の首を絞めようとするが、捕まる


本作の登場人物は心に潜む悪(毒と言ってもいい)を持っている

主人公にも心に潜む悪はあったのだが
殺人を起こしたために、罪に問われて「悪人」となったのだ


悪人
最後まで読むと面白い


FullSizeRender



15年前に映画になっていたらしい


講談社読了

愛媛出身の氏は、京都の駿台予備校で一浪をして早稲田大学へ進学した
駿台予備校では西賀茂至誠寮に入っていたようで、そこを舞台にして小説にしたものである
私は浪人の経験はないが、息子は浪人をした
浪人暮らしはこうだったのかなあ
息子の浪人生活に思いをはせたのが読む推進力となった
IMG_2453

^^^^^^^・・・^^^^^^

予備校の寮の屋上から、双眼鏡で向かいの社員寮の女子の部屋を覗いた話
鴨川の両岸に分かれて10000発のロケット花火を打ち合う戦いをして、消防車が来た話
喜劇だ


主人公の「山室太一」が友人「長崎省吾」の彼女「麻木有希子」を好きになってしまう
山村の有希子への思慕はセンチメンタルに溢れて書かれている
有希子は山村と長崎の関係が悪くなるのを気に病んでいたのだが
大文字焼の日に学生寮から飛び降り自殺をする
悲劇だ


表紙の写真「大」に注目してほしい
浪人生活で仲良くなった山村・長崎ら6名は
大文字焼きの日に、フォグランプと電池とタイマーを使って
「大」の字を「犬」にしようとするいたずらを企てるのだが
長崎の彼女、麻木有希子」が決行当日に
飛び降り自殺したことから中止に
(自殺の原因は彼との交際に反対した親なのだが・・)

IMG_2454

24か年ぶりに、京都で長崎と再会した山室は
癌に犯された長崎から24年ぶりにもう一度
8月の犬
大文字焼きの大を犬にする遊びをやりたいと話した
長崎のそばには、自殺した彼女によく似た女性が付き添っていた

山室には、長崎に対して
彼女を自殺に追い込んだのは自分の責任だという引け目があった

最後まで読んでしまうのはもったいない
面白本でした


氏の作品には、舞台劇としての面白さがあるように思った

IMG_2455
IMG_2456
IMG_2457
IMG_2458


松山空港滑走路が間近に見える公園にて



愛媛県新居浜市出身
新居浜西高から早稲田大学法学部に進んだ氏の自叙伝
全編センチメンタリズムにあふれて、読む推進力となった
面白本です
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender

本書は3章構成になっている
〇愛媛県新居浜市上原一丁目三番地
学校の先生をしていた両親は日教組に入っていて人事で冷遇されていたらしい
そんな両親の死後、新居浜の実家の整理(家財処分、土地家屋売却)をする様子を
センチメンタルに書いている。
私も読みながら感情移入しました
実家の残置物(家屋付属物と木製のタンス以外の全ての物を言う)を処分する日の前日に
最後に実家に泊まって本編を書き始めたらしい


〇東京都新宿区早稲田鶴巻町大隈講堂裏
早稲田大学の演劇サークルに入り、劇団「第三舞台」を立ち上げていく話
知る人ぞ知る名前が出てくるのだろうが、私は知らない人ばかり(笑)だったが
話は全部読めた



〇東京都杉並区××二丁目四番地
離婚して家を出て中古住宅を買った
新居浜の実家から冷蔵庫と机を持って帰って、無理して家に入れたそうな




リクエストして5年待ちの本でしたが・・
本日借りて読み飛ばして読了とした
妻から横浜流星主演で映画になった聞きました



殺人事件で死刑判決を受けた少年が脱獄をする
自分が無実だと証明してくれる女性(被害者の親なんだが)を探し脱獄をする
顔を整形し名前を変えて
探し当てた女性はアルツハイマーで介護施設に入所していた・・

読み飛ばしても面白かった

児童養護施設
冤罪事件
整形して逃亡は20年近く前にそんな事件があった






IMG_1949

FullSizeRender







KKベストセラーズ
読了
2002年刊行で1800円と高値
ずっしりと重たい装幀は
当時のベストセラー作家だからか
氏は昭和7年のサル年生まれ、私と二回り違う
エッセーである
IMG_1916
FullSizeRender


本に付箋を着けたのはブログに書こうと思った箇所

〇学生時代に金がない時に古本屋に売りに言った話「古本名勝負物語」P209
  大学時代になじみの店があったようです


〇礼節 食事のマナーを学んだお話「百年よりも二十年」P237
  食事の際にやってはいけないこと
   また盛(箸にて飯を椀の中へ押し付けて食するを言う)
   受け吸い(おかわりの汁を受け取ってすぐに口をつけること)
   こみ箸(口の中にいっぱい押し込むこと)
    他に移り箸、そら箸、舐り箸 ・・

〇漢字の「朱鷺」を「アカサギ」と読んでいた(正解はとき)「北国のオブローモフ」P270
   氏の父は寝る前にいつもこうつぶやいていたとか
    寝るより楽はなかりけり、浮世の馬鹿が起きて働く(笑)

〇一人でホテルのツインの部屋に泊まった時は、ベットからベットにダイビングして遊ぶそうだ
  「春宵一刻価六千金」P280
   文豪もこんなことをするんだと(笑)



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
  
  

海外で多数翻訳されて、イギリスでは文学賞を取ったとテレビで見たので借りてみた


木嶋佳苗
婚活殺人事件を題材にした小説


主人公は、週刊誌の記者
刑務所に週刊された被告を面会取材していくうちに洗脳されて、ベストセラーとなる記事を書くのだが、やがてはしごを外される。

やたらとバターを使った料理が出てくる、象徴的なのは、バター増し増しラーメンである。

被告の生い立ちをたどった小説かと思いきや、全然違う。
読み飛ばし






IMG_1787
IMG_1788

IMG_1789

後書きがないのでわからないが、
別の人が書いた極中面接の記録をもとに小説としたものだろう


出版所は新潮社である


ネットで調べたら、モデルとなった木嶋佳苗は新潮社の記者と極中結婚しているらしい




☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

第2巻より先に第3巻が借りられたので、禁断の飛ばし読み


IMG_1703
IMG_1704
FullSizeRender

第3巻は、起承転結の転か



禁門の変から大政奉還
鳥羽伏見の戦い

全編歴史のお勉強



主人公の弥一が
富山の薬売りの会社を作ることを決意したところで
第四巻に続く




富山の薬売りと薩摩藩の持ちつ持たれつの関係が詳しく書いてあります
410ページから411ページ

FullSizeRender

第二巻飛ばしは正解かもしれない


上田敏の海潮音をもじったのか
宮本輝
久々の新作は歴史小説で
今回はこってりだ・・

主人公の私が東京から来た人に、自分の人生について語り始めるところから始まる

名前は出てこないが
富山の薬売りとしての人生を語り始めるのだが、前置きが長い長い
これは最後まで読めるんかなと
ざっとめくって飛ばし読みしたら
巻末に主な登場人物の説明があるのに救われた

主人公は弥一
時代は江戸時代末期
黒船がやってきて、開国を迫られ、国が変わろうとした時代


本書は主人公が16歳から25歳位までの人生を書いてある






富山から鹿児島まで往復70日間をかけて薬を売り歩く
通行手形がないと自由に往来できなかった時代の話しだ

所々に、旅先での話しが出てくるが、飛ばし読みする



時代が変わろうとする大きなうねりの中で
主人公はどうなるのかが読む推進力となる



子供時代に我が家の実家にも、薬売りは来ていた
風船をくれるのが楽しみだった
あれも富山の薬売りの人だったんだろう


IMG_1270
FullSizeRender
FullSizeRender


IMG_20250508_164821

IMG_20250508_164855IMG_20250508_164950



まだ残り三巻もあるから未定稿にしてと(笑)
(o_ _)ノ彡☆バンバン


起承転結の第二巻の「承」もリクエスト済み



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン



後書き
越中富山藩の藩財政に富山の薬売りは多大の貢献をしていた。
主人公の川上弥一は紙問屋・川上屋の跡取りであったが
八尾の神童と言われるほどに勉学に優れていたことから
藩に見込まれて、薬種問屋の大店・高麗屋で修業を積み
やがて富山の薬売りの中核「薩摩組」に配属される。
江戸時代末期、開国に向けて時代が大きく変わろうとしている時代
結婚した弥一のその後の人生はどうなるのか・・・





「脚」とは名義人が一人で行商して回れる商売範囲のこと

講談社読了

若い時に読んだ五木寛之
今は内容は忘れている・・
氏のエッセーは読める

五木の姓は夫婦で養子縁組になって「五木」になったらしい

新聞配達をして苦労した時代があった
入学金だけ出してもらって早稲田大学に入ったが学費が払えず除籍となったものの
ベストセラー作家となって
未納の授業料を払ったら「中退」にできると勧められて、そうしたらしい

車大好きで免許返納時の苦悩も書いている
天は二物を与えた作家なんだろう

フランソワーズ・サガン
フランシス・フォード・コッポラ
との対談は興味深い




IMG_1237


FullSizeRender







文藝春秋でもなく新潮社でもなく
講談社なんだ・・


講演先で各地を訪ねるのが好きと書いている
松山にも来たんだろうか?



五木寛之が作詞した校歌もあるらしい

☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

集英社

長崎対馬の農協職員が、22億円に上る共済金を不正流用した事件
疑いをかけられた男は、車で海に飛び込んで自殺している

事件を取材したノンフィクション





IMG_1115
IMG_1116
FullSizeRender


飛ばし読み


対馬には戦時中に作られた島を2分する運河があることを知る



本の表紙の写真は、その運河です


新潮文庫読了

IMG_1086
FullSizeRender

FullSizeRender

昭和43年 読売新聞に連載され、書籍となってベストセラーとなった小説


主人公 宇野行助(IQ165) 
母の再婚により修一郎と義兄弟となる

どうしよもない凡蔵として描かれる修一郎
継母を認めず、自分より出来がいい弟を認めず妬み嫉み恨む

行助は修一郎が原因で2度少年院(最初は初等、2度目は特別)送りとなる
少年院での生活がリアルに描かれている

行助の少年院を出てからの行く末はどうなるのかが読む推進力となるのだが・・


あっけなく破傷風で死んでしまうことを暗示して終わる
新聞連載期間1年に合わせたのだろうか


解説に、作者の言葉が紹介されていた
登場人物の中に、少年院を出て夫婦でラーメン店をしている行助の親友「安」が出てくるのだが
作者の行きつけの店の店主から、あんな善良な男を殺した小説家に酒は飲ませられないと追い出された
と書いてあった(笑)



面白本です


☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

文春文庫読了

一度読み飛ばしていたのを再度手にしたら

これが面白くて面白くてだ
IMG_0920
IMG_0921
IMG_0922

すまぬすまぬ
井上ひさし


女性にはおすすめできない(笑)



東北一の進学校に、都立の日比谷高校からの転校生が入ってくるところまで読んでいなかった笑

主人公の高校では、毎年成績順に50人ごとにクラス分けされる



東高でも英語と数学は成績順のクラス分があった

成績の悪いクラスは、アホ組と自虐していた


賢い組の英語の平均点は、90点以上だった

数学はなんでこんな問題わかるのだと言う天才もいた


本書は、旧制高等学校と思わせる内容で

女子高と一緒に英語劇をやる話は笑った

酒と、タバコは当たり前のようにたしなんでいる5人組の高校生が主役だ



酒に酔って警察や学校の看板を盗んで、文化祭で展示する話も笑


井上ひさしの自伝的小説だ



同級生のO君からのメールで
高校時代に先生が面白いと言っていた本で読んだと知り再読したもの




面白本です




☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン





かってマンションの耐震構造データ偽造事件というのがあった
最近ではテレビ局のコンプライアンスに反する事件もあった


本作は
利益追求のために規格外のネジを下請けに作らせてコストダウンし
他社に競り勝ち
パイプ椅子から電車・飛行機の椅子まで受注製造し業績を上げた会社
「東京建電」

規格外のねじを使っていることは会社ぐるみで隠ぺいしていた

ほころびは体重100キロの男性が普通にパイプ椅子に座っただけなのに
ネジが壊れて椅子が折れたという消費者からのクレームだった



本作の主人公は
隠蔽しようとする会社を告発した万年平係長の「八角」だな


勧善懲悪
悪いやつはお約束どおり懲らしめられる
スカッとする面白本



IMG_0794
FullSizeRender


後書き読んで
「八角」は「やすみ」と読むと分かる
八角民夫  やすみたみお
読み返したら11頁に出ていた(o_ _)ノ彡☆バンバン

2016年刊行作

昭和11年生まれの主人公を取材した著者のノンフィクションである

昭和11年と言うと、奥様のお母様と同い年であるが

こんな人生があるのだろうかと思ってしまう

和歌山の山奥での生活、貧乏で小学校まで10キロ以上の道を歩いて通っていた

雁皮(紙の原料)を集めて貯めて肌身離さず持っていた
金100円を学校で落としてしまう
見つけた担任の先生にそんな金を持っているはずがないと信用されず
同級生には泥棒したものだと言われていじめられて不登校になる


担任の先生は、その100円はどうしたのだろうか謎は残る(戦争中の話だ)


学校に行かず炭焼きの手伝いをしながらの苦労は読んでいて、胸が苦しくなる
そのところは、読み飛ばした

字が読めない書けないのに周囲の人の人力で
調理師免許もとって車の免許も取っている、どのように手続きしたのだろうか


やがて縁があって、結婚これがいい奥さんだった

回覧板に自分の名前を書くこともできず
小学校2年までしか行っていないので、字が読めない書けないことを告白しても
辛かったろうねと泣いてくれる

出生届を出すときに
自分の子供の名前を書くことができないので
わざと手に包帯を巻いてケガをしたふりをして
役所の人に代筆してもらう


60歳を過ぎてから、奈良市立春日中学校夜間学校を知り入学
あいうえおから教えてもらい、20年かけて卒業する

妻との約束は
字が書けるようになったらラブレターを書くこと

字を練習
住友信託銀行の「60歳のラブレター」コンテストに応募すると
金賞(賞金30万円)となりマスコミの取材を受けるようになる


奥様には先立たれている
棺の中に最後のラブレターを入れたそうだ 涙

感動のドラマは映画化されている

主人公となった西畑保さんは、健在のようである


IMG_0632
IMG_0629
FullSizeRender
IMG_0630


テーブルが綺麗になっている

カバーをのけただけとのこと


FullSizeRender

ランチは豚丼


美味しくいただきました


ごちそうさま


今日は暑いくらいだ


一気に夏が来るか



大谷翔平が6号ホームラン

☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン




とける とろける
唯川恵
新潮社

官能小説
IMG_0398
IMG_0399

IMG_0230
FullSizeRender
大学時代に150人もいるテニスサークルに入っていた二人
就職後に銀行口座を作りに行って再会して付き合うようになる

舞台は東京

主人公 平太 ゼネコン建設会社(一松建設)勤務
共演  萌  一松建設の取引銀行(白水銀行)勤務

二人の恋の行方はどうなるのか気になるのが読む推進力になる

会社のために談合にかかる仕事をするようになった平太と話が合わなくなった萌は
同じ銀行のエリートと食事に行く関係になり平太を裏切る(二股ね)

トンネル工事にかかる談合は特捜部の捜査対象になるのだが
その結末はどうなるのか

ドラマになるような話


面白本でした



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

IMG_0026
IMG_0027
IMG_0028
FullSizeRender

万城目学が井上靖を全部読んだ中で
読みやすいとか書いていたから借りてみた

あまりに古い
字も小さい

昭和48年は私は高校2年生だった
当時の新潮文庫、この本140円
隔世の感がある?笑


読み飛ばし

小学館読了
氏のエッセイ

佐賀県の関アジフライを食べたときの話がタイトルとなっている


氏は醤油派


ソース
タルタルソース

何もつけない


どのように食べても、アジフライはうまい

IMG_9903
IMG_9904
私はタルタルソースかな



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

祥伝社文庫読了

IMG_9858
IMG_9859

FullSizeRender



木刀しか持たない草薙小平太が
超人的に強い


前作
春雷からの続編


楓との淡い恋は成就する


氏は2017年に亡くなっており


今後新作がないのは寂しい限り



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

桜満開
松山空港公園にて

IMG_9855
IMG_9856
IMG_9857

写真は南吉田公園


IMG_9861
IMG_9862
IMG_9863


生石小学校
IMG_9854

蜩ノ記からの三作目
豊後羽藩舞台にした小説4部作のうち

鬼と嫌われた男が神様になった

周辺の登場人物の名前など忘れても読める本
面白本

時代劇は読まなかった私が読んでます

続いて4作目に行く
IMG_9752
FullSizeRender
FullSizeRender

祥伝社文庫読了

いやこれは面白かった
蜩ノ記の続編

落ちぶれ襤褸(ぼろ)雑巾と言われた主人公の櫂蔵(かいぞう)
亡き弟の意思を継ぎ
落ちた花をもう一度咲かせるために立ちあがる(ロッキーみたいだ)

悪代官が出てくる
お主も悪じゃのうの商人が出てくる
必殺仕事人を思い出す



飲み屋のお芳との恋物語は悲恋に終わるが
最後にはカタルシスがある

浪花節シーンがたくさん出てきてホロリとさせられる

時代小説だが
再生の物語にして青春の文学だと解説されていた(納得だ)


IMG_9522
IMG_9523
FullSizeRender

中公文庫
読み飛ばし

映画化されたらしく
予約待ちありなので読み飛ばし

IMG_9420




給食のメニューが出てくる

私の時代の給食は脱脂粉乳だった(まずい)
肉は食べられなかった
肉が出た日は
クラスの誰かに頼んで食べてもらわないといけないので憂鬱だった(嫌だった)
嫌いなものでも残したらだめだった(虐待である)

妻は食べるのが遅かったので
給食に良い思い出では何もないという

給食時間は15分くらい、その後掃除だったのだが
食べるのが遅いので掃除の時間になっても食べさせられた

先生は嫌いなものでも食べるまで堪えてくれなかった

学校を休んだ人にはパンを届けていたな(笑)

昭和の時代の話


今は昭和のものが受ける時代だね

IMG_9421
IMG_9422
IMG_9423
IMG_9424
IMG_9425
IMG_9426
IMG_9427
IMG_9428

エッセイです
IMG_9323
IMG_9324



IMG_9325





中で
プリンセストヨトミを書くときに国会議事堂を見学した話を書いていた

見学には国会議員の紹介が必要であり
議員会館と国会議事堂は地下トンネルでつながっており
往来は多いそうだ

行ってみたい




☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

時代小説
IMG_9245
IMG_9246
FullSizeRender
IMG_9248 

時代劇あまり読まないのだが


切腹を命じられた主人公がどうなるのか

話しを追って読んでいたら、終盤怒涛の面白さだった


昔の人の名前は覚えられない
ややこしい話は読み飛ばした。笑


映画にもなった話だようだ


直木賞受賞作


五木寛之の恋愛小説
氏が若い頃の本
昭和50年第30刷の本
私が高校卒業の時に出た本
北条図書館に大事に開架されてる本

奥付に落書きがあるが消されていない本
落書き書いた人は私と同世代だ

IMG_9039
IMG_9040
IMG_9041
IMG_9042
IMG_9043

読み飛ばし

毎日新聞社読了
IMG_8984
IMG_8985

時代ものは
忠臣蔵と仇討ちの話ししか読まない


本書は討ち入りの話しは
あっさりでした


赤穂浪士の妻だった女性
名前はきよ

討ち入り後、夫は切腹、後家になる

その後縁あり
大奥に入り、将軍となる子供を産み
赤穂浅野家の再興を計った話し(だから48人目の忠臣)



読み飛ばし

自虐ネタ満載の本

海外旅行に行くため予防接種を受けた話(小林内科クリニック)P136

運転免許を取るのに自動車運転教習所を二度卒業した話
(3度目は「神童」として卒業した話)P146



京都のラーメン店「麺屋猪一」で1400円のラーメンを食べた話
(著者に1400円を払わせてくださいと言わしめた話)p170


腹の底から笑えます
本を買うか
立ち読みするか
私みたいにリクエストして借りるか

人生の選択

面白本



IMG_8962

IMG_8963

徳間文庫読了


IMG_8807
IMG_8808
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender


まぼろしのお好み焼きソースの前作だ


逆に読んだが楽しめた


同じ登場人物


舞台は神戸長田区
主役は郵便局員


どたばた

前編笑える面白本



まだの人はこれ読んでから
お好み焼きの方へどうぞ




松山空港近くの公園


毎年1人花見をする公園にて


IMG_8806


IMG_20250312_163905


蕾は膨らんでいます


桜の開花が待ち遠しい


☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

題名で借りたら
これが面白くて

IMG_8725
FullSizeRender
FullSizeRender


舞台は神戸市長田区

任侠の親分が不振のソース会社を支援するように組員を指示


話はトントン拍子に上手く行き
B級グルメ選手権の近畿予選に出る店のソースに使われることになるのだが



選手権大会中にヤクザの抗争が巻き起こる


318ページあたりから一気に読み進める


最後はほろりとする場面あり

面白本でした


登場人物の解説もあり分かりやすいIMG_20250310_124210

IMG_8657
IMG_8658
FullSizeRender


胃カメラを発明した男たちの話し


実際にあった話
氏が詳細な取材をもとに小説としたもの

主人公の妻
箱根で旅館の女将をする妻はフィクションである


妻との話だけ読んで読み飛ばしとした
カメラのことが専門的過ぎて興味がわかずでした



☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

お初の作家

DVに耐えかねて夫に離婚を迫る妻
離婚に応じない夫を崖から突き落として殺したと思った・・・のだが

なぜか夫は記憶喪失になって戻ってくる

「記憶喪失を装いながら妻を追い詰めて復讐する話」なのかと思うがそうではない



IMG_8516

IMG_8517
FullSizeRender


殺したと思った夫が帰ってきたら
心底驚くだろうに
そうでもない

実は夫を殺したのは主人公ではないのだが・・



結末見たくて読み飛ばすが
意外なからくりで
ちょっと凝りすぎである


☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

さすがに古臭い恋愛小説


映画であった気がする

昭和56年発行の小説

IMG_8299
IMG_8300


二股をかける主人公の女性


1人は老人癌になる


1人は若い男
ペルシャ、絨毯のデザインを写真に撮って、日本で商品化しようとするのが嫌になり
最後は、その男もふる


主人公の名前も古臭い今となっては笑


このページのトップヘ