カテゴリ: 今日読了した本
塀の中の美容室 桜井美奈
リリー・フランキー 東京タワー
ダウンタウン・ヒーローズ 早坂暁
新潮社読了
以前読み飛ばしていたのだが
県立図書館にあったので借りた
教育制度が変わり
旧制松山高校が愛媛大学に変わる時
「駅弁大学反対」と学長に詰め寄った話は
大爆笑だった


駅弁大学と言う言葉は中学校(名門久谷中学)の
保健体育の教師
わたなべに教えてもらった
わたなべは変わった人だった
保健体育理論の時間に関係ない話をよくする人だった
特急が停まるような町には必ず大学がある
それを駅弁大学という
と
わたなべは
いらんことを教える教師だった(笑)
(先生とは呼ばない)
その後私は
わたなべと早坂暁が駅弁大学と呼んだ
愛媛大学を卒業したのである
(o_ _)ノ彡☆バンバン
早坂暁の
駅弁大学のくだりである

☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
以前読み飛ばしていたのだが
県立図書館にあったので借りた
教育制度が変わり
旧制松山高校が愛媛大学に変わる時
「駅弁大学反対」と学長に詰め寄った話は
大爆笑だった


駅弁大学と言う言葉は中学校(名門久谷中学)の
保健体育の教師
わたなべに教えてもらった
わたなべは変わった人だった
保健体育理論の時間に関係ない話をよくする人だった
特急が停まるような町には必ず大学がある
それを駅弁大学という
と
わたなべは
いらんことを教える教師だった(笑)
(先生とは呼ばない)
その後私は
わたなべと早坂暁が駅弁大学と呼んだ
愛媛大学を卒業したのである
(o_ _)ノ彡☆バンバン
早坂暁の
駅弁大学のくだりである

☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
午前活 松山市考古館で読了
TOKYO初夜ものがたり 梯久美子
硫黄島 栗林中将の最期 梯久美子
潮音第4巻 宮本輝
世紀のラブレター 梯久美子
さよなら渓谷 吉田修一
終わらざる夏 全3巻 浅田次郎
集英社文庫読了





日本がポツダム宣言を受諾、全面降伏したにもかかわらず
ソ連が国際法無視して日本に攻めてきた
この歴史上の事実は知っていたが、詳細についてはよく知らなかった。
日本の領土であった。最北端の島
千島列島の占守島(しむしゅとう)
日本軍とソ連軍の戦いが8月15日以降にあった
そんな戦争があったとは全く知らなかった
本作はそれを題材にした小説である
終戦前の日本軍
アメリカとの和平交渉をするための準備として
密かに英語のできる人間を徴兵した
選ばれたのは片岡直哉。
兵役年限ぎりぎりの45歳、東京外大卒、翻訳書の編集者
英語がロシア人に通じず、肌身離さず持っていた家族写真を出そうとしてソ連兵に撃たれて戦死
兵役未経験の片岡が北の果ての島に赴く不自然さを隠すため
同郷である岩手出身の2名が一緒に送られることになる
富永熊雄:三度目の応召、金鵄勲章を受けている 卑怯なソ連に対して獅子奮迅の戦い 戦死
菊地忠彦:身長150cmに満たない、東京帝大医学部に在籍する秀才 シベリア抑留 生き残る
沖縄にアメリカ軍が上陸し、広島長崎に原爆が投下され
玉音放送が流れ終戦となった8月15日
それ以後
日本最北端の島では数日間戦いがあった
徴兵されて北の果ての島に赴いた3名の運命はどうなったのか
最後まで読むのがもったいないほどの面白本でした
戦争文学の傑作です
本社は単行本も出ているが
文庫本で読むの方がベスト
主要な登場人物が文庫には出ているし、島の地図も出ている
下巻の「梯 久美子」氏の秀逸な解説を読んでから読み始めるといいかもしれない(笑)
浪花節的ドラマが至るところに出てくる
思わずうるっくる場面が何度もある
浅田次郎
渾身の傑作である
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

単行本と文庫本のが出ています
読むなら文庫がおすすめ





日本がポツダム宣言を受諾、全面降伏したにもかかわらず
ソ連が国際法無視して日本に攻めてきた
この歴史上の事実は知っていたが、詳細についてはよく知らなかった。
日本の領土であった。最北端の島
千島列島の占守島(しむしゅとう)
日本軍とソ連軍の戦いが8月15日以降にあった
そんな戦争があったとは全く知らなかった
本作はそれを題材にした小説である
終戦前の日本軍
アメリカとの和平交渉をするための準備として
密かに英語のできる人間を徴兵した
選ばれたのは片岡直哉。
兵役年限ぎりぎりの45歳、東京外大卒、翻訳書の編集者
英語がロシア人に通じず、肌身離さず持っていた家族写真を出そうとしてソ連兵に撃たれて戦死
兵役未経験の片岡が北の果ての島に赴く不自然さを隠すため
同郷である岩手出身の2名が一緒に送られることになる
富永熊雄:三度目の応召、金鵄勲章を受けている 卑怯なソ連に対して獅子奮迅の戦い 戦死
菊地忠彦:身長150cmに満たない、東京帝大医学部に在籍する秀才 シベリア抑留 生き残る
沖縄にアメリカ軍が上陸し、広島長崎に原爆が投下され
玉音放送が流れ終戦となった8月15日
それ以後
日本最北端の島では数日間戦いがあった
徴兵されて北の果ての島に赴いた3名の運命はどうなったのか
最後まで読むのがもったいないほどの面白本でした
戦争文学の傑作です
本社は単行本も出ているが
文庫本で読むの方がベスト
主要な登場人物が文庫には出ているし、島の地図も出ている
下巻の「梯 久美子」氏の秀逸な解説を読んでから読み始めるといいかもしれない(笑)
浪花節的ドラマが至るところに出てくる
思わずうるっくる場面が何度もある
浅田次郎
渾身の傑作である
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン

単行本と文庫本のが出ています
読むなら文庫がおすすめ
悪人 吉田修一 朝日文庫読了

いろんな悪人が出てくる
親が金持ちのボンボン大学生 増尾圭吾
高級外車を乗り回し女を漁る大学生
殺人事件の被害者となる女性をドライブで山の中へ連れて行き、餃子の匂いが臭いと人気のない山奥へ放り出す
殺人事件の被害者となった女性 石橋佳乃
保険の外交員をしながら、出会い系サイトで会った男数十人と遊び惚ける
ボンボンの大学生とドライブ、山奥で車から放り出される
それを助けようとした男に
あんたにレイプされたと、警察に喋ってやる、あんたの言うことなんか誰も信用せんよと捨てゼリフ
パニックになった男に殺される
人殺しをしてしまう男 清水祐一
親に捨てられた過去があり
児童相談所の世話になる
祖父母のもとで育てられたた土木作業員
出会い系サイトで知り合った被害者の女性を追いかけていて
山の中で放り出されたのを見つけて助けようとするが馬鹿にされて殺してしまう
洋服店店員 馬込光代
出会い系で知り合った祐一に
人を殺したと告白される
最初は自首を勧めるが一緒に逃亡してしまう
上下2巻からなる。この本は話が長くて飛ばし読みをしたが
殺人犯として逃げる清水祐一と同行する馬込光代の運命が
どうなるのかが読む推進力となる
祐一は光代が犯人を匿った罪に問われないように
灯台にかくれていたところを警察に追い詰められた時に
とっさに光代の首を絞めようとするが、捕まる
本作の登場人物は心に潜む悪(毒と言ってもいい)を持っている
主人公にも心に潜む悪はあったのだが
殺人を起こしたために、罪に問われて「悪人」となったのだ
悪人
最後まで読むと面白い

15年前に映画になっていたらしい
八月の犬は二度吠える 鴻上尚史
講談社読了
愛媛出身の氏は、京都の駿台予備校で一浪をして早稲田大学へ進学した
駿台予備校では西賀茂至誠寮に入っていたようで、そこを舞台にして小説にしたものである
私は浪人の経験はないが、息子は浪人をした
浪人暮らしはこうだったのかなあ
息子の浪人生活に思いをはせたのが読む推進力となった

^^^^^^^・・・^^^^^^
予備校の寮の屋上から、双眼鏡で向かいの社員寮の女子の部屋を覗いた話
鴨川の両岸に分かれて10000発のロケット花火を打ち合う戦いをして、消防車が来た話
喜劇だ
主人公の「山室太一」が友人「長崎省吾」の彼女「麻木有希子」を好きになってしまう
山村の有希子への思慕はセンチメンタルに溢れて書かれている
有希子は山村と長崎の関係が悪くなるのを気に病んでいたのだが
大文字焼の日に学生寮から飛び降り自殺をする
悲劇だ
表紙の写真「大」に注目してほしい
浪人生活で仲良くなった山村・長崎ら6名は
大文字焼きの日に、フォグランプと電池とタイマーを使って
「大」の字を「犬」にしようとするいたずらを企てるのだが
長崎の彼女、麻木有希子」が決行当日に
飛び降り自殺したことから中止に
(自殺の原因は彼との交際に反対した親なのだが・・)

24か年ぶりに、京都で長崎と再会した山室は
癌に犯された長崎から24年ぶりにもう一度
8月の犬
大文字焼きの大を犬にする遊びをやりたいと話した
長崎のそばには、自殺した彼女によく似た女性が付き添っていた
山室には、長崎に対して
彼女を自殺に追い込んだのは自分の責任だという引け目があった
最後まで読んでしまうのはもったいない
面白本でした
氏の作品には、舞台劇としての面白さがあるように思った




松山空港滑走路が間近に見える公園にて
愛媛出身の氏は、京都の駿台予備校で一浪をして早稲田大学へ進学した
駿台予備校では西賀茂至誠寮に入っていたようで、そこを舞台にして小説にしたものである
私は浪人の経験はないが、息子は浪人をした
浪人暮らしはこうだったのかなあ
息子の浪人生活に思いをはせたのが読む推進力となった

^^^^^^^・・・^^^^^^
予備校の寮の屋上から、双眼鏡で向かいの社員寮の女子の部屋を覗いた話
鴨川の両岸に分かれて10000発のロケット花火を打ち合う戦いをして、消防車が来た話
喜劇だ
主人公の「山室太一」が友人「長崎省吾」の彼女「麻木有希子」を好きになってしまう
山村の有希子への思慕はセンチメンタルに溢れて書かれている
有希子は山村と長崎の関係が悪くなるのを気に病んでいたのだが
大文字焼の日に学生寮から飛び降り自殺をする
悲劇だ
表紙の写真「大」に注目してほしい
浪人生活で仲良くなった山村・長崎ら6名は
大文字焼きの日に、フォグランプと電池とタイマーを使って
「大」の字を「犬」にしようとするいたずらを企てるのだが
長崎の彼女、麻木有希子」が決行当日に
飛び降り自殺したことから中止に
(自殺の原因は彼との交際に反対した親なのだが・・)

24か年ぶりに、京都で長崎と再会した山室は
癌に犯された長崎から24年ぶりにもう一度
8月の犬
大文字焼きの大を犬にする遊びをやりたいと話した
長崎のそばには、自殺した彼女によく似た女性が付き添っていた
山室には、長崎に対して
彼女を自殺に追い込んだのは自分の責任だという引け目があった
最後まで読んでしまうのはもったいない
面白本でした
氏の作品には、舞台劇としての面白さがあるように思った




松山空港滑走路が間近に見える公園にて
愛媛県新居浜市上原一丁目三番地 鴻上尚史 講談社読了
愛媛県新居浜市出身
新居浜西高から早稲田大学法学部に進んだ氏の自叙伝
全編センチメンタリズムにあふれて、読む推進力となった
面白本です


本書は3章構成になっている
〇愛媛県新居浜市上原一丁目三番地
学校の先生をしていた両親は日教組に入っていて人事で冷遇されていたらしい
そんな両親の死後、新居浜の実家の整理(家財処分、土地家屋売却)をする様子を
センチメンタルに書いている。
私も読みながら感情移入しました
実家の残置物(家屋付属物と木製のタンス以外の全ての物を言う)を処分する日の前日に
最後に実家に泊まって本編を書き始めたらしい
〇東京都新宿区早稲田鶴巻町大隈講堂裏
早稲田大学の演劇サークルに入り、劇団「第三舞台」を立ち上げていく話
知る人ぞ知る名前が出てくるのだろうが、私は知らない人ばかり(笑)だったが
話は全部読めた
〇東京都杉並区××二丁目四番地
離婚して家を出て中古住宅を買った
新居浜の実家から冷蔵庫と机を持って帰って、無理して家に入れたそうな
新居浜西高から早稲田大学法学部に進んだ氏の自叙伝
全編センチメンタリズムにあふれて、読む推進力となった
面白本です


本書は3章構成になっている
〇愛媛県新居浜市上原一丁目三番地
学校の先生をしていた両親は日教組に入っていて人事で冷遇されていたらしい
そんな両親の死後、新居浜の実家の整理(家財処分、土地家屋売却)をする様子を
センチメンタルに書いている。
私も読みながら感情移入しました
実家の残置物(家屋付属物と木製のタンス以外の全ての物を言う)を処分する日の前日に
最後に実家に泊まって本編を書き始めたらしい
〇東京都新宿区早稲田鶴巻町大隈講堂裏
早稲田大学の演劇サークルに入り、劇団「第三舞台」を立ち上げていく話
知る人ぞ知る名前が出てくるのだろうが、私は知らない人ばかり(笑)だったが
話は全部読めた
〇東京都杉並区××二丁目四番地
離婚して家を出て中古住宅を買った
新居浜の実家から冷蔵庫と机を持って帰って、無理して家に入れたそうな
正体 染井為人 光文社読了
風に吹かれて 五木寛之
KKベストセラーズ
読了
2002年刊行で1800円と高値
ずっしりと重たい装幀は
当時のベストセラー作家だからか
氏は昭和7年のサル年生まれ、私と二回り違う
エッセーである


本に付箋を着けたのはブログに書こうと思った箇所
〇学生時代に金がない時に古本屋に売りに言った話「古本名勝負物語」P209
大学時代になじみの店があったようです
〇礼節 食事のマナーを学んだお話「百年よりも二十年」P237
食事の際にやってはいけないこと
また盛(箸にて飯を椀の中へ押し付けて食するを言う)
受け吸い(おかわりの汁を受け取ってすぐに口をつけること)
こみ箸(口の中にいっぱい押し込むこと)
他に移り箸、そら箸、舐り箸 ・・
〇漢字の「朱鷺」を「アカサギ」と読んでいた(正解はとき)「北国のオブローモフ」P270
氏の父は寝る前にいつもこうつぶやいていたとか
寝るより楽はなかりけり、浮世の馬鹿が起きて働く(笑)
〇一人でホテルのツインの部屋に泊まった時は、ベットからベットにダイビングして遊ぶそうだ
「春宵一刻価六千金」P280
文豪もこんなことをするんだと(笑)
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
読了
2002年刊行で1800円と高値
ずっしりと重たい装幀は
当時のベストセラー作家だからか
氏は昭和7年のサル年生まれ、私と二回り違う
エッセーである


本に付箋を着けたのはブログに書こうと思った箇所
〇学生時代に金がない時に古本屋に売りに言った話「古本名勝負物語」P209
大学時代になじみの店があったようです
〇礼節 食事のマナーを学んだお話「百年よりも二十年」P237
食事の際にやってはいけないこと
また盛(箸にて飯を椀の中へ押し付けて食するを言う)
受け吸い(おかわりの汁を受け取ってすぐに口をつけること)
こみ箸(口の中にいっぱい押し込むこと)
他に移り箸、そら箸、舐り箸 ・・
〇漢字の「朱鷺」を「アカサギ」と読んでいた(正解はとき)「北国のオブローモフ」P270
氏の父は寝る前にいつもこうつぶやいていたとか
寝るより楽はなかりけり、浮世の馬鹿が起きて働く(笑)
〇一人でホテルのツインの部屋に泊まった時は、ベットからベットにダイビングして遊ぶそうだ
「春宵一刻価六千金」P280
文豪もこんなことをするんだと(笑)
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
BUTTER(バター) 柚木麻子 新潮社
海外で多数翻訳されて、イギリスでは文学賞を取ったとテレビで見たので借りてみた
木嶋佳苗
婚活殺人事件を題材にした小説
主人公は、週刊誌の記者
刑務所に週刊された被告を面会取材していくうちに洗脳されて、ベストセラーとなる記事を書くのだが、やがてはしごを外される。
やたらとバターを使った料理が出てくる、象徴的なのは、バター増し増しラーメンである。
被告の生い立ちをたどった小説かと思いきや、全然違う。
読み飛ばし



後書きがないのでわからないが、
別の人が書いた極中面接の記録をもとに小説としたものだろう
出版所は新潮社である
ネットで調べたら、モデルとなった木嶋佳苗は新潮社の記者と極中結婚しているらしい
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
木嶋佳苗
婚活殺人事件を題材にした小説
主人公は、週刊誌の記者
刑務所に週刊された被告を面会取材していくうちに洗脳されて、ベストセラーとなる記事を書くのだが、やがてはしごを外される。
やたらとバターを使った料理が出てくる、象徴的なのは、バター増し増しラーメンである。
被告の生い立ちをたどった小説かと思いきや、全然違う。
読み飛ばし



後書きがないのでわからないが、
別の人が書いた極中面接の記録をもとに小説としたものだろう
出版所は新潮社である
ネットで調べたら、モデルとなった木嶋佳苗は新潮社の記者と極中結婚しているらしい
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
潮音第三巻 宮本輝
宮本輝「潮音」第一巻 読了 未定稿...
上田敏の海潮音をもじったのか
宮本輝
久々の新作は歴史小説で
今回はこってりだ・・
主人公の私が東京から来た人に、自分の人生について語り始めるところから始まる
名前は出てこないが
富山の薬売りとしての人生を語り始めるのだが、前置きが長い長い
これは最後まで読めるんかなと
ざっとめくって飛ばし読みしたら
巻末に主な登場人物の説明があるのに救われた
主人公は弥一
時代は江戸時代末期
黒船がやってきて、開国を迫られ、国が変わろうとした時代
本書は主人公が16歳から25歳位までの人生を書いてある
富山から鹿児島まで往復70日間をかけて薬を売り歩く
通行手形がないと自由に往来できなかった時代の話しだ
所々に、旅先での話しが出てくるが、飛ばし読みする
時代が変わろうとする大きなうねりの中で
主人公はどうなるのかが読む推進力となる
子供時代に我が家の実家にも、薬売りは来ていた
風船をくれるのが楽しみだった
あれも富山の薬売りの人だったんだろう






まだ残り三巻もあるから未定稿にしてと(笑)
(o_ _)ノ彡☆バンバン
起承転結の第二巻の「承」もリクエスト済み
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
後書き
越中富山藩の藩財政に富山の薬売りは多大の貢献をしていた。
主人公の川上弥一は紙問屋・川上屋の跡取りであったが
八尾の神童と言われるほどに勉学に優れていたことから
藩に見込まれて、薬種問屋の大店・高麗屋で修業を積み
やがて富山の薬売りの中核「薩摩組」に配属される。
江戸時代末期、開国に向けて時代が大きく変わろうとしている時代
結婚した弥一のその後の人生はどうなるのか・・・
「脚」とは名義人が一人で行商して回れる商売範囲のこと
宮本輝
久々の新作は歴史小説で
今回はこってりだ・・
主人公の私が東京から来た人に、自分の人生について語り始めるところから始まる
名前は出てこないが
富山の薬売りとしての人生を語り始めるのだが、前置きが長い長い
これは最後まで読めるんかなと
ざっとめくって飛ばし読みしたら
巻末に主な登場人物の説明があるのに救われた
主人公は弥一
時代は江戸時代末期
黒船がやってきて、開国を迫られ、国が変わろうとした時代
本書は主人公が16歳から25歳位までの人生を書いてある
富山から鹿児島まで往復70日間をかけて薬を売り歩く
通行手形がないと自由に往来できなかった時代の話しだ
所々に、旅先での話しが出てくるが、飛ばし読みする
時代が変わろうとする大きなうねりの中で
主人公はどうなるのかが読む推進力となる
子供時代に我が家の実家にも、薬売りは来ていた
風船をくれるのが楽しみだった
あれも富山の薬売りの人だったんだろう






まだ残り三巻もあるから未定稿にしてと(笑)
(o_ _)ノ彡☆バンバン
起承転結の第二巻の「承」もリクエスト済み
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
後書き
越中富山藩の藩財政に富山の薬売りは多大の貢献をしていた。
主人公の川上弥一は紙問屋・川上屋の跡取りであったが
八尾の神童と言われるほどに勉学に優れていたことから
藩に見込まれて、薬種問屋の大店・高麗屋で修業を積み
やがて富山の薬売りの中核「薩摩組」に配属される。
江戸時代末期、開国に向けて時代が大きく変わろうとしている時代
結婚した弥一のその後の人生はどうなるのか・・・
「脚」とは名義人が一人で行商して回れる商売範囲のこと
五木寛之エッセイ 新風に吹かれて
講談社読了
若い時に読んだ五木寛之
今は内容は忘れている・・
氏のエッセーは読める
五木の姓は夫婦で養子縁組になって「五木」になったらしい
新聞配達をして苦労した時代があった
入学金だけ出してもらって早稲田大学に入ったが学費が払えず除籍となったものの
ベストセラー作家となって
未納の授業料を払ったら「中退」にできると勧められて、そうしたらしい
車大好きで免許返納時の苦悩も書いている
天は二物を与えた作家なんだろう
フランソワーズ・サガン
フランシス・フォード・コッポラ
との対談は興味深い


文藝春秋でもなく新潮社でもなく
講談社なんだ・・
講演先で各地を訪ねるのが好きと書いている
松山にも来たんだろうか?
五木寛之が作詞した校歌もあるらしい
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
若い時に読んだ五木寛之
今は内容は忘れている・・
氏のエッセーは読める
五木の姓は夫婦で養子縁組になって「五木」になったらしい
新聞配達をして苦労した時代があった
入学金だけ出してもらって早稲田大学に入ったが学費が払えず除籍となったものの
ベストセラー作家となって
未納の授業料を払ったら「中退」にできると勧められて、そうしたらしい
車大好きで免許返納時の苦悩も書いている
天は二物を与えた作家なんだろう
フランソワーズ・サガン
フランシス・フォード・コッポラ
との対談は興味深い


文藝春秋でもなく新潮社でもなく
講談社なんだ・・
講演先で各地を訪ねるのが好きと書いている
松山にも来たんだろうか?
五木寛之が作詞した校歌もあるらしい
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
対馬の海にに沈む 窪田新之助
冬の旅 立原正秋
新潮文庫読了



昭和43年 読売新聞に連載され、書籍となってベストセラーとなった小説
主人公 宇野行助(IQ165)
母の再婚により修一郎と義兄弟となる
どうしよもない凡蔵として描かれる修一郎
継母を認めず、自分より出来がいい弟を認めず妬み嫉み恨む
行助は修一郎が原因で2度少年院(最初は初等、2度目は特別)送りとなる
少年院での生活がリアルに描かれている
行助の少年院を出てからの行く末はどうなるのかが読む推進力となるのだが・・
あっけなく破傷風で死んでしまうことを暗示して終わる
新聞連載期間1年に合わせたのだろうか
解説に、作者の言葉が紹介されていた
登場人物の中に、少年院を出て夫婦でラーメン店をしている行助の親友「安」が出てくるのだが
作者の行きつけの店の店主から、あんな善良な男を殺した小説家に酒は飲ませられないと追い出された
と書いてあった(笑)
面白本です
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン



昭和43年 読売新聞に連載され、書籍となってベストセラーとなった小説
主人公 宇野行助(IQ165)
母の再婚により修一郎と義兄弟となる
どうしよもない凡蔵として描かれる修一郎
継母を認めず、自分より出来がいい弟を認めず妬み嫉み恨む
行助は修一郎が原因で2度少年院(最初は初等、2度目は特別)送りとなる
少年院での生活がリアルに描かれている
行助の少年院を出てからの行く末はどうなるのかが読む推進力となるのだが・・
あっけなく破傷風で死んでしまうことを暗示して終わる
新聞連載期間1年に合わせたのだろうか
解説に、作者の言葉が紹介されていた
登場人物の中に、少年院を出て夫婦でラーメン店をしている行助の親友「安」が出てくるのだが
作者の行きつけの店の店主から、あんな善良な男を殺した小説家に酒は飲ませられないと追い出された
と書いてあった(笑)
面白本です
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
本の雑誌の目黒考二、北上次郎、藤代三郎
青葉繁れる 井上ひさし
文春文庫読了
一度読み飛ばしていたのを再度手にしたら
これが面白くて面白くてだ



すまぬすまぬ
井上ひさし
女性にはおすすめできない(笑)
東北一の進学校に、都立の日比谷高校からの転校生が入ってくるところまで読んでいなかった笑
主人公の高校では、毎年成績順に50人ごとにクラス分けされる
東高でも英語と数学は成績順のクラス分があった
成績の悪いクラスは、アホ組と自虐していた
賢い組の英語の平均点は、90点以上だった
数学はなんでこんな問題わかるのだと言う天才もいた
本書は、旧制高等学校と思わせる内容で
女子高と一緒に英語劇をやる話は笑った
酒と、タバコは当たり前のようにたしなんでいる5人組の高校生が主役だ
酒に酔って警察や学校の看板を盗んで、文化祭で展示する話も笑
井上ひさしの自伝的小説だ
同級生のO君からのメールで
高校時代に先生が面白いと言っていた本で読んだと知り再読したもの
面白本です
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
一度読み飛ばしていたのを再度手にしたら
これが面白くて面白くてだ



すまぬすまぬ
井上ひさし
女性にはおすすめできない(笑)
東北一の進学校に、都立の日比谷高校からの転校生が入ってくるところまで読んでいなかった笑
主人公の高校では、毎年成績順に50人ごとにクラス分けされる
東高でも英語と数学は成績順のクラス分があった
成績の悪いクラスは、アホ組と自虐していた
賢い組の英語の平均点は、90点以上だった
数学はなんでこんな問題わかるのだと言う天才もいた
本書は、旧制高等学校と思わせる内容で
女子高と一緒に英語劇をやる話は笑った
酒と、タバコは当たり前のようにたしなんでいる5人組の高校生が主役だ
酒に酔って警察や学校の看板を盗んで、文化祭で展示する話も笑
井上ひさしの自伝的小説だ
同級生のO君からのメールで
高校時代に先生が面白いと言っていた本で読んだと知り再読したもの
面白本です
☆ε=ε=ε=ε=ε=ε=ブーン
池井戸潤 7つの会議 集英社文庫
かってマンションの耐震構造データ偽造事件というのがあった
最近ではテレビ局のコンプライアンスに反する事件もあった
本作は
利益追求のために規格外のネジを下請けに作らせてコストダウンし
他社に競り勝ち
パイプ椅子から電車・飛行機の椅子まで受注製造し業績を上げた会社
「東京建電」
規格外のねじを使っていることは会社ぐるみで隠ぺいしていた
ほころびは体重100キロの男性が普通にパイプ椅子に座っただけなのに
ネジが壊れて椅子が折れたという消費者からのクレームだった
本作の主人公は
隠蔽しようとする会社を告発した万年平係長の「八角」だな
勧善懲悪
悪いやつはお約束どおり懲らしめられる
スカッとする面白本


後書き読んで
「八角」は「やすみ」と読むと分かる
八角民夫 やすみたみお
読み返したら11頁に出ていた(o_ _)ノ彡☆バンバン
2016年刊行作
最近ではテレビ局のコンプライアンスに反する事件もあった
本作は
利益追求のために規格外のネジを下請けに作らせてコストダウンし
他社に競り勝ち
パイプ椅子から電車・飛行機の椅子まで受注製造し業績を上げた会社
「東京建電」
規格外のねじを使っていることは会社ぐるみで隠ぺいしていた
ほころびは体重100キロの男性が普通にパイプ椅子に座っただけなのに
ネジが壊れて椅子が折れたという消費者からのクレームだった
本作の主人公は
隠蔽しようとする会社を告発した万年平係長の「八角」だな
勧善懲悪
悪いやつはお約束どおり懲らしめられる
スカッとする面白本


後書き読んで
「八角」は「やすみ」と読むと分かる
八角民夫 やすみたみお
読み返したら11頁に出ていた(o_ _)ノ彡☆バンバン
2016年刊行作
読書の森で寝転んで 葉室麟 文春文章
35年目のラブレター 小倉孝保 講談社
昭和11年生まれの主人公を取材した著者のノンフィクションである
昭和11年と言うと、奥様のお母様と同い年であるが
こんな人生があるのだろうかと思ってしまう
和歌山の山奥での生活、貧乏で小学校まで10キロ以上の道を歩いて通っていた
雁皮(紙の原料)を集めて貯めて肌身離さず持っていた
金100円を学校で落としてしまう
見つけた担任の先生にそんな金を持っているはずがないと信用されず
同級生には泥棒したものだと言われていじめられて不登校になる
担任の先生は、その100円はどうしたのだろうか謎は残る(戦争中の話だ)
学校に行かず炭焼きの手伝いをしながらの苦労は読んでいて、胸が苦しくなる
そのところは、読み飛ばした
字が読めない書けないのに周囲の人の人力で
調理師免許もとって車の免許も取っている、どのように手続きしたのだろうか
やがて縁があって、結婚これがいい奥さんだった
回覧板に自分の名前を書くこともできず
小学校2年までしか行っていないので、字が読めない書けないことを告白しても
辛かったろうねと泣いてくれる
出生届を出すときに
自分の子供の名前を書くことができないので
わざと手に包帯を巻いてケガをしたふりをして
役所の人に代筆してもらう
60歳を過ぎてから、奈良市立春日中学校夜間学校を知り入学
あいうえおから教えてもらい、20年かけて卒業する
妻との約束は
字が書けるようになったらラブレターを書くこと
字を練習
住友信託銀行の「60歳のラブレター」コンテストに応募すると
金賞(賞金30万円)となりマスコミの取材を受けるようになる
奥様には先立たれている
棺の中に最後のラブレターを入れたそうだ 涙
感動のドラマは映画化されている
主人公となった西畑保さんは、健在のようである




昭和11年と言うと、奥様のお母様と同い年であるが
こんな人生があるのだろうかと思ってしまう
和歌山の山奥での生活、貧乏で小学校まで10キロ以上の道を歩いて通っていた
雁皮(紙の原料)を集めて貯めて肌身離さず持っていた
金100円を学校で落としてしまう
見つけた担任の先生にそんな金を持っているはずがないと信用されず
同級生には泥棒したものだと言われていじめられて不登校になる
担任の先生は、その100円はどうしたのだろうか謎は残る(戦争中の話だ)
学校に行かず炭焼きの手伝いをしながらの苦労は読んでいて、胸が苦しくなる
そのところは、読み飛ばした
字が読めない書けないのに周囲の人の人力で
調理師免許もとって車の免許も取っている、どのように手続きしたのだろうか
やがて縁があって、結婚これがいい奥さんだった
回覧板に自分の名前を書くこともできず
小学校2年までしか行っていないので、字が読めない書けないことを告白しても
辛かったろうねと泣いてくれる
出生届を出すときに
自分の子供の名前を書くことができないので
わざと手に包帯を巻いてケガをしたふりをして
役所の人に代筆してもらう
60歳を過ぎてから、奈良市立春日中学校夜間学校を知り入学
あいうえおから教えてもらい、20年かけて卒業する
妻との約束は
字が書けるようになったらラブレターを書くこと
字を練習
住友信託銀行の「60歳のラブレター」コンテストに応募すると
金賞(賞金30万円)となりマスコミの取材を受けるようになる
奥様には先立たれている
棺の中に最後のラブレターを入れたそうだ 涙
感動のドラマは映画化されている
主人公となった西畑保さんは、健在のようである



