2014年02月26日

山形との自分らしい関わり方と、地元に帰ることをなんとなくイメージするということ。

大変お久しぶりでございます。長らくこのブログは更新していなかったのですが、久方ぶりに書いてみようかと思うきっかけとなる出来事がありましたので、約1年3ヶ月ぶりに重い筆を取ってみた次第です。

現在私は、音楽系アーティストなどのWebサイトの企画・制作・運営をやっている会社で働いております。オフィシャルのPCサイトも手がけているのですが、モバイル・スマートフォンサイトが中心でして、ニュースやディスコグラフィーなど無料で見られる情報もありつつ月額会員制サービスも提供しております。会員になると、ライブの最速チケット先行に応募できたり、メンバーさんやマネージャーさんの書くブログが読めたり、壁紙をDLできたり、特典がもらえたりというメリットがあるわけです。いわゆるファンクラブ的なサービスを、モバイル・スマホの月額料金を支払っている会員の皆さまに提供する、という形ですね。

で、そこで私が何をやっているかというと、サイトでどういう企画を展開していくか、ライブ・ツアーでどのような特典施策を行っていくか、壁紙はどのようなデザインにするかなど、随時企画を検討し、アーティストの所属する事務所さんとやりとりして調整しながら形にしていくことや、リリース・ライブなどの新たな情報がある際にはその情報をニュース更新したりということもやっております。アーティストのオフィシャルFacebookを更新することもあります。
デザイナーさん・エンジニアさんも社内におりまして、基本的にはサイトの制作も社内で行っております。また、ツアーの時期になりますと、公演の行われる会場に実際に伺って、サイトのブースを設置させていただき、そこで会員特典施策を行ったりということもします。
2012年5月に現在の会社に転職いたしましたので、それから2年弱になるわけですが、日々の仕事が非常に濃く、怒涛のような日々でもありましたので、もっと長い年月をこの会社で働いているような気もします。

また、仕事とは関係なくプライベートで、山形県庄内地方発の地域おこしフェス「もっけだフェスティバル」というイベントも実行委員長として主催しておりました。2008年〜2010年は酒田MUSIC FACTORYで開催したり、2010年に渋谷DESEOで開催したりしていたわけですが、その後、仕事が忙しくなったこともあり、お休みしておりました。

mokkeda2013_B5flyer_1000が、去年は、その「もっけだフェス」を3年ぶりに復活させまして、2013年11月2日に「山形・庄内もっけだフェスティバル2013 in 渋谷〜大音楽芋煮会〜」と題しまして、渋谷O-nestで開催したわけです。たくさんの方々のご協力や、素晴らしいご出演者の皆さまのお力もあり、内容的には本当に素晴らしいイベントになったのではないかと思います。関わっていただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、改めてありがとうございました。大変もっけでした。

山形新聞の取材もいただきまして、このような記事にもしていただきました。

「もっけだフェス」山形の魅力、渋谷で発信 芋煮味わい、音楽楽しむ|山形新聞:
http://yamagata-np.jp/news/201311/03/kj_2013110300076.php


こんな素敵なものも生まれました。今回のもっけだフェスでの上映のために、新潟在住の鬼才・鈴木ナナ子を始めとする撮影スタッフの皆さまに酒田まで弾丸遠征していただき(その節は本当にありがとうございました。。。)、酒田市ロケで制作した、庄内弁ドラマ「んめちゃ!」です。酒田出身の歌姫、上々颱風のボーカル・白崎映美さんに友情出演いただいたり、うちの実家の家族を含め酒田在住の人たちにもご出演いただきまして、とても面白い映像が完成しました。

YouTubeでも公開しておりまして、再生回数がかなり増えてきております。とても嬉しいことです。

【庄内弁ドラマ】「んめちゃ!」(ロケ地:山形県酒田市など、制作:もっけだフェスティバル実行委員会)


また、この映像は、ショートショートフィルムフェスティバルの「第三回 観光映像大賞」に応募しておりまして、6月頃に結果が発表されるのですが、そちらも気になるところです。

で、この「もっけだフェス2013 in 渋谷」は、内容的にはとても良かったわけですが、イベントの収支としては、結構な金額の赤字を出してしまいました。100人ぐらいの集客でトントンのところ、約70人ぐらいの集客にとどまりました。
その原因としては何点かあります。実行委員長である私がイベントに割ける時間を十分に取れなかったこともあり、出演アーティスト決定まで非常に時間がかかってしまい、イベントの告知がかなり遅くなってしまったこと。主催側での集客はかなり頑張ったものの、出演アーティストの皆さんの集客に対するモチベーションを上げることができなかったこと。3連休の初日と日取りが良すぎたため、他のイベントとも重なってしまったこと。あとはチケットの値段が若干高かったことなどが主な原因かと思います。

そのように原因ははっきりしているわけですが、まずは私自身の仕事の状況を変えないと、ちょっと次回開催が難しいかなという気がしております。平日にライブに行けない状況が続いており、アーティストさんへの出演打診などに非常に支障があるとともに、イベントの準備に割ける時間が現状少ない。次に向けての再起を図り、実行できる体制を整えるために、少々お時間をいただきたいという状況です。でも、いつかは必ず再開したいと思いますので、もっけだフェスの次の展開まで、しばらくは気長にお待ちください。


さて、そんなこんなで日々を過ごしているわけですが、先日2月23日に、「東京で、自分らしい山形との関わり方を考える」【ヤマガタ・ユアターンサミット】というイベントに参加しまして、山形にUターン・Iターンして非常に面白い活動をされている方々、酒田を代表するバンドFRIDAYZのような「LOCAL HERO」と言える方々が様々なジャンルでたくさんいらっしゃるのだなということを目の当たりにしまして、とても勇気づけられました。それとともに、地元である山形に対する自分らしい関わり方も、なんとなくイメージできた気がしました。

私は、1980年6月に酒田市で長男として生まれ、今は東京に住みながら会社勤めをしておりますが、酒田に住む両親は既に定年を迎えておりますし、両親や祖母の酒田での暮らしを支えていきたいという気持ちもあります。そして、阿部家の実家は、僕にとって唯一無二の生まれ故郷であり、とてもいいHOMEなのです。

3e5e6789もっけだフェスのチラシにも使用している左記の写真は、実家の窓から見える庄内平野と鳥海山と猫の景色です。この景色も含め、大切にしたいと思いますし、この中で暮らしていきたいという気持ちもあります。なので、いつになるかはわかりませんが、ゆくゆくは酒田に帰るということを漠然とですが考えております。

ただ、どういう形で帰るのか、酒田でどういう仕事をするのか、というところまで具体的にイメージできている段階ではないことも事実です。今の仕事は大変ながらも楽しいですし、もう少し突き詰めたいなと思ってます。また、2020年の東京オリンピック開催の際は、できれば東京にいたいなあという気持ちもちょっとあります。
で、先日の【ヤマガタ・ユアターンサミット】のワークショップで、「じゃあ、今できることって?」ということを考えた時に、タカノさんという人がおっしゃっていたのですが、東京にいる間に「将来の決断のための選択肢を増やす」ということもありかなと思いました。もう少し東京で目の前のことをやりながらドリフトすることで、できることをより深く広くするという形です。

それを考えた時に、2020年というタイムリミットはひとつ設定できるかもしれないと、今思いました。


あと6年。


されど6年。


長いようで短い時間。


酒田に帰った時に、より山形の発展に貢献できるようにするために、この6年という時間を有意義に使って、自分のできることを増やして深めていきたいと。

そして、東京にいる間は、できる限り、山形や庄内の良さを広めていくような活動をしていきたい。
それが、今私ができる、山形との自分らしい関わり方なのではないかなと。


2020年には、私は40歳になります。


酒田での生活を新たに作り、地域に溶け込んでいく大変さはもちろんあると思います。

ですが、酒田で新しいことをやるには、早くもなく、遅くもない、いい感じの年齢ではないでしょうか。


そんなことを、今考えております。


まあ、予定は予定ですし、変わる可能性は全然あるわけですけれども。


考えるきっかけと、そしてこのブログを書くきっかけを与えてくださった、【ヤマガタ・ユアターンサミット】の主催の皆様、出演者・参加者の皆様に感謝です。もっけです。


そして、そのサミットでゲストとして登場した「地元びいき」というサイトを手がける遊佐町在住の池田俊光さんや、主催の田中麻衣子がおっしゃっていた、「庄内には面白い活動をしている人がたくさんいる」という言葉。
同じくゲストで登場した、米シスト庄内の佐藤優人さん(庄内町在住)の「庄内には、地元つまんねーと文句を言って終わる若者が多い」という話や、そういう地方の大衆(ヤンキー)が中心となるような文化を敢えて作って変えていきたいという話。佐藤さんの書いたブログ記事もとても興味深い内容でした。

逐次刊行amarume: 0223-0224 UrTURN SUMMIT にて 燃える
http://iam100show.blogspot.jp/2014/02/0223-0224-urturn-summit.html



面白いじゃありませんか。庄内。

酒田に帰った暁には、そのような方々と一緒に、庄内、そして山形をもっと面白くすることができるような気がします。


そういうわけで、今後ともどうぞよろしくお願い致します。


  

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2012年11月02日

静かに強く、美味しい映画「よみがえりのレシピ」を観に行った件。

DSC_1613先日、山形の在来作物にスポットライトを当てた長編ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」を渋谷ユーロスペースにて観てきました。

在来作物とは、その土地にしかない作物のことなのですが、病気に弱いとか、収量が少ない、お金になりにくいなどの理由で、大量生産の作物(育てやすく収量も多くお金になりやすい品種)に取って代わられ、全国から徐々に消えつつあります。

この映画は、そんな在来作物を細々と育てて種を守り続けてきた山形の農家と、その応援を続ける大学教授(山形大学・江頭教授)、その在来作物で新たなレシピを作るレストラン(アルケッチァーノ・奥田シェフ)などが登場する長編ドキュメンタリーです。

10/20(土)より上映開始となった渋谷ユーロスペースに、21日(日)に行って来ました。

DSC_1614DSC_1612

ロビーでは山形県庄内地方の在来作物野菜セットを販売。先着プレゼントで食用菊「もってのほか」もGETしました。
入れ物のカゴは、なんと山形新聞の古紙を使ったリサイクル仕様。


DSC_1617DSC_1615

ロビーには人が混みあい、席もほぼ満席の状態。大盛況のスタートとなりました。


全編を通して観たのは初めてだったのですが、いやー、素晴らしい映画だった。


「藤沢カブ」、「だだちゃ豆」、「外内島キュウリ」、「宝谷カブ」など、山形の在来作物の種を守り続けてきた農家の方が庄内弁で訥々と語る、静かだけど熱い言葉。

その言葉の数々が、とても印象的でした。


美味しいと言ってくれる人がいることが幸せだ。

とか、

作物を育てることが、生き甲斐だ。

という言葉。


育てるのが難しく、生産者が離れていった「藤沢カブ」の最後の1軒の生産者、渡会美代子さんは、畳2、3帖分ぐらいの本当に小さなスペースで細々と毎年栽培して種を守り続けてきた。

そして、

自分はもう歳だから、この種だけは守って欲しい。

と言い、近所の農家に種を託したのです。

種を託された後藤勝利さんは、焼畑農法でその「藤沢カブ」を毎年育て続けている。

種を託した渡会美代子さんは、映画の完成を待たず2011年の9月に急逝されてしまったそうです。


イタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田シェフは、その「藤沢カブ」で新たなレシピを考案し、今では大人気メニューとなっているという。


そして、その在来作物の種と味が、また次世代へと受け継がれていく。


消えてしまうのは簡単だ。続けるのは難しい。

でも、強い思いを持って種を守り続けている人達がいて、その作物を食べることを喜びに感じる人がいて、その「食」を通じて、たくさんの人と人とのつながりができている。


生きるとは、継承である。食べる喜びが人を動かす。そんな単純だけど深く強いテーマを感じた。

お金とか、便利さとか、そのようなものにとらわれて私達は生きているけど、もっと大切なものが確実にこの世の中には存在する。そんなことに改めて気付かされました。



監督の渡辺智史さんは、僕と同い年の学年で31歳。現在鶴岡在住です。
同い年の人が、ここまで幅広い世代の多くの人と関わりながら作品を撮り、そして映画の製作委員会の組織を束ねていることに驚きを禁じえませんでした。

どれほどの労力を要したのか想像もできませんが、渡辺監督の思いに心を打たれてこの映画に協力している人がなんと多いことか。


それほどまでに、心を打つ静かな強さを持った映画。

ぜひ、多くの人に観て頂きたい作品です。


この「よみがえりのレシピ」ですが、渋谷ユーロスペースでの上映は11月いっぱいをもって終了となるそうです。

今週末11/3(土)、4(日)は、元青果さんからの応援で、在来野菜の即売会も開催するとのこと。
旬の秋の庄内野菜が多数勢揃い、在来のカブ、平田赤根ネギ、ズイキ芋の芋がら(茎を干してもので、煮物や、天ぷらにして食べます)などの詰め合わせを500円でご提供。在来野菜の漬け物(漬け物処 本長)、山形食品株式会社の「山形代表」の販売もあります。

また、上映後にトークショーもありますので、ぜひどうぞです。

11月3日(土・祝) 12:00の回上映後
中沢新一さん(明治大学・野生の科学研究所長)
渡辺監督トーク

11月4日(日) 12:00の回上映後
河名秀郎さん(ナチュラルハーモニー代表)
渡辺監督トーク

11月17日(土) 12:00の回上映後
佐藤春樹さん(本作出演・在来野菜 甚五右エ門芋の生産者)
トーク&甚五右エ門芋の販売

11月18日(日) 12:00の回上映後
島村菜津さん(ノンフィクション作家)
渡辺監督トーク

▼映画「よみがえりのレシピ」のオフィシャルサイトはこちらです。
http://y-recipe.net/


また、この映画の裏側にある、遺伝子組み換え作物の会社について撮ったフランス映画「モンサントの不自然な食べもの」という衝撃的に恐ろしい映画があります。在来作物が消えていく中で、遺伝子組み換え作物という人間の健康を脅かしうる食べ物が世界的に広がりつつあります。その問題について考えるきっかけとなるような映画です。
こちらも現在渋谷のアップリンク他全国で上映中ですので、一緒にどうぞ。


また、この映画「よみがえりのレシピ」のチラシを首都圏の遠征ライブで配布して頂いた、酒田を代表するハイテンション・ハードコアバンドFRIDAYZの皆さんにも、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。もっけでした!!

FRIDAYZは明日11/3(土)に、PIZZA OF DEATH RECORDS主催で開催される渋谷6会場サーキットイベント「FUCK ON THE HILL」への出演で、渋谷ユーロスペースの目と鼻の先にある渋谷CLUB ASIAにてライブ。
出演時間は18:25〜18:55の予定とのことです。
あのとんでもなく楽しいライブを、渋谷でぶちかまして欲しいと思います!

▼FRIDAYZ official web
http://fridayz.net/
  
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2012年10月06日

酒田の音楽シーンを先導してきたバンド・FRIDAYZが放った傑作アルバム「HOPE」の凄まじき中毒性。

これは完全に、中毒である。


FRIDAYZの音楽を聴きたくなる欲望は、煙草を吸いたくなるそれに近い。
そして、まさにニコチン中毒の依存症に似た症状で、その音を繰り返し欲してしまうのである。

酒田を拠点に活動するハイテンション・ハードコアバンド、FRIDAYZ。彼らの2ndアルバム「HOPE」が2012年8月22日にリリースされてから早1ヶ月半。
僕は1日に少なくとも1回、多い時は2回から3回、このアルバムを聴かずにいられなくなっている。
仕事帰りの電車の中で「HOPE」を聴いた後にそのまま1stアルバム「LOCALISM」を通して聴き、最寄りの三鷹駅に着いてから徒歩で家まで歩く道すがら、再び「HOPE」をまるっと聴いてしまった日もあった。

必ずしも僕は、最初から彼らの音楽が好きでたまらなかったわけではない。初めてFRIDAYZの音楽をmyspaceで聴いたとき、僕は正直、彼らの音楽を全く理解することが出来なかった。それどころか、体が拒否反応を示していた。

耳をつんざくハイトーンの叫び。
畳み掛けるファストなリズム隊。
空間を切り裂く歪んだギター音。

当時の僕には、いささか刺激が強過ぎたのかも知れない。

そう、生まれて初めて煙草を吸ったときに、肺がびっくりして極限までむせてしまうような、そんな拒絶反応。

しかし、何度目かに聴いたときに、煙草の味が徐々にわかってくるような感じで、そのハイトーンの叫び声が心地よくなってきたのだった。そして今となっては、ニコチン中毒のように毎日FRIDAYZの音楽を欲してしまうのである。

そのすさまじき中毒性。恐るべし。

しかも、FRIDAYZの音楽は、強度の依存性を持ちながら、いくら嗜んでも健康に害はない。
まさに最強の嗜好品なのである。


FRIDAYZは、日本海側の港町(西海岸のマッドシティ)、山形県酒田市で生まれ育ったハイテンション・ハードコアバンド。

僕の故郷でもある酒田。

江戸時代は海上交通の要所として栄え、「西の境、東の酒田」と呼ばれるまでの繁栄っぷりだった街。

でも、今や、酒田は過疎化が進みつつある地方都市。

若者が遊ぶとこがあんまり無かったり、駅前の一等地にあったジャスコはとうの昔に潰れて、だだっ広い広場が駅前に広がってたりする。パチンコ屋はとにかくたくさんある。

そして、はんぱなく風が強い。

時には台風並みの強風が吹く時もあり、全然チャリが進まないので、向かい風が学校の遅刻の理由になる。

冬は、暴風雪が吹き荒れる。チャリではとても学校に通えない。


天候的にはそこまで恵まれている土地ではないし、特に冬の厳しさはとんでもない。

でも、山も川も海も田んぼもある。
自然は十分すぎるほどあるし、そして、食べ物も酒も美味いものばかり。

風が強いからか、夏は東京ほどじめじめした暑さでもなく、気候も人の性格もカラッとしている。

そして、人のあたたかさは折り紙つき。

そんな酒田で、僕は生まれた。


酒田では、少なくとも僕が住んでいた1999年頃までは、バンドシーンと言えるものが育まれる土壌はほとんど無いに等しかった。

本格的な音楽ライブハウスと言えるハコは皆無。
若者がバンドを組んでも、思う存分ライブを出来る場所がほとんど無かった。

余談になるが、僕が高校卒業時の春休み、1999年の3月に、同じ学年の酒田西高の石垣君という人の声かけで、酒田の高校生バンドの卒業記念ライブイベント、その名も「SOLID GARAGE」(実は僕が名付け親ですw)が行われた。僕も、酒田東高の同級生と結成していたREDBERRY JAMというブランキー・ジェット・シティのコピーバンドで出演した。
ライブをできるハコがなかったため、酒田の清水屋隣にある商工会議所・産業会館のホールを借りて、ステージはビールケースを敷き詰めて手作りで作り、総勢10バンドぐらいでやったものだった。ステージ設営とか会場準備とか、出演バンドの皆で力を合わせて行ったわけであるが、とにかく大変だった覚えがある。その分、当日お客さんがいっぱい来てくれた時の嬉しさはひとしおだったが。


そんな状況の中、2000年4月に中町の清水屋の裏に突如として現れたのが、「flavor」という小さなライブハウス。

地元では知る人ぞ知る古着屋「ミッシェル」の店主である、本間さんというロック好きのおばちゃんが、借金を背負って始めたハコだった。

実は僕、大学時代に東京で組んでいた「くぎバット」というバンドで、2002年頃に1回だけ、その「flavor」でライブをやったことがある。小さいハコだったので、ドラムもベースアンプもギターアンプも、全部生の音。生々しい音と客席との近さが独特の空間を作り出しているライブハウスであった。

flavorは、2011年に閉店する。その時の、店主・本間さんのブログがこちら。

酒田flavor: ミッシェルのブログ
http://michelle168.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/flavor-c421.html


FRIDAYZは2005年に結成し、その「flavor」と、酒田駅前に2004年に誕生した大型ライブハウス「MUSIC FACTORY」でのライブ活動を通じて、着々と実力と集客を伸ばして行った。

そして満を持して2009年にリリースされた1stアルバムが、「LOCALISM」。
このアルバムの1曲目は、その名も「LOCAL HERO」。この曲の歌詞は、酒田という決して音楽的な環境では恵まれてはいない街で活動する彼らの思いと決意表明が高らかに提示されている。

歌詞は英詞なのであるが、その内容がこちら。

You champ carry your way !
ここから景色を眺めている ここから世界を見たことがあるか?この寂れた街についてどう考える?
可能性を断ち切ったのっておまえ自身じゃない?だから俺はここからやってやる 俺はここから変えてやる
何かが起こる それは場所ではない 数ではない 理屈ではない 他人ではない
憧れでおまえは高く飛べない
You champ gangatte carry your way ! You gonna way !
此処から変えろ おまえの街は此処だ 此処で生きてる 逃げるな 此処から景色(シーン)を変えろ LOCAL HERO

この歌詞を読んだ時、僕は少なからず身震いする感覚を覚えた。

彼らは、酒田を「寂れた街」だと単純に悲観しているのではなくて、もはや“達観”している。
そして、決して彼らは酒田に対して諦めていない。
限られた環境しかないけれども、此処から変えてやる、という強い意思表示。

かと思うと、2曲目は「TAKADA」というタイトルの、高田純次はいいかげんな男だと断罪する曲だったりして、その緩さとのギャップがまた面白いのである。


それから3年の月日を経て、発表された2ndアルバム「HOPE」。

その間には、東日本大震災があり、それが引き金となっての「flavor」の閉店があり、そのハコを引き継いでFRIDAYZヴォーカルのけんた君が店主として始めた、酒田「hope」という新たなライブハウスの開店があった。

まさに激動の3年間だったのだろうと思う。

その期間で熟成されたFRIDAYZというバンドは、酒田のローカルヒーローにとどまらず、全国、あるいは全世界に打って出ることができるアルバムを作り上げてしまった。レーベルオーナーでもある、RAZORS EDGEのKENJI RAZORS氏をプロデューサーに迎えて制作されたそのアルバムは、けんた君が作った酒田のライブハウスと同名の「HOPE」と名付けられた。

「HOPE」のリード・トラック「OVER THE TOP」のPVがこちら。

FRIDAYZ/OVER THE TOP【PV】


1stアルバムが、鋭さと繊細さを持ち先鋭的な印象だったのに比べて、今回の2ndアルバムで強く感じられたのは、1stにも増した爆発的な演奏の力と、彼らの懐の深さと包容力。

FRIDAYZの音は、一聴すると激しさや速さが印象に残るかも知れないが、実はギターやベースがめちゃくちゃメロディアスなことをやっている。今回のアルバムでは、歌でもメロディー要素が増えている。バンド全体で「歌っている」感覚が増大している。

勢いだけではなくて、実はメロディーを大切にしてるバンドなのだ。

今回のアルバムツアー初日は、トイズ・ファクトリーからメジャーデビューしたWiennersのツアー初日も兼ねて、酒田hopeにて9/1(土)に行われた2マンライブ。当然のようにSOLD OUTになり、音楽好きな奴らが集まった満員の客の熱気は凄まじかったし、ライブ自体も素晴らしく楽し過ぎた。

FRIDAYZとWiennersとは、一見ジャンルにかなり隔たりがあるように思えるかもしれない。が、ハードコアの激しさと強さ、速さや勢いをまといながら、演奏全体としては非常にメロディーを重視しているという点で、大きな共通項があるように思える。


また、FRIDAYZはそれに加え、緩急のつけ方が素晴らしい。曲中のテンポでの緩急。
そして、ハードコアを核に、メロコア、スカコアなど「コア」と名のつく音楽を全て体内に取り込んで消化したかのような、バラエティ豊かな各曲の並びでの緩急。
真面目に憂いを叫ぶ歌詞もあれば、くだけた歌詞の曲もあるという、歌詞のギャップでの緩急。

うなるような豪速球で基本的には攻めるものの、七色の変化球も持ち合わせ、まさにダルビッシュのような変幻自在のピッチングを音楽で実現しているのである。そのため、ダルビッシュのピッチングを見ていて飽きないのと同じで、FRIDAYZのアルバムは、通して聴いても全く飽きが来ない。

酒田の持つ、風が強いけどカラっとしているという表面的な特徴と、食べ物がとても美味しくて、住んでる人があたたかいという内面的な土地柄の魅力。

これって、そのままFRIDAYZの音楽の特徴にも当てはまるような気がするのだ。強風のようなとんでもない勢いの演奏を見せるかと思えば、スカコアのようなカラッとした要素もあり、その内部には芳醇で美味しいメロディーを含んでいる。

まさに、酒田を体現しているバンド。それがFRIDAYZなのではないだろうか。


僕は、今後もこのバンドを応援し続けて行きたい。


2013年3月まで続く「HOPE」のツアーでは、東京でのライブも予定されている。

10/7(日)には、秋葉原revole&GOODMAN“MATSURI2012”という総勢60バンド出演のイベントにて、秋葉原GOODMAN(16:00 - 16:20)でライブを行う。

11/3(土)には、PIZZA OF DEATH RECORDS主催で開催される渋谷6会場サーキットイベント「FUCK ON THE HILL 2012」にて、渋谷CLUB ASIAにRAZORS EDGEとともに出演。

その他、全国各地でのライブが予定されている。

ライブスケジュールの詳細はこちらにて。
http://fridayz.net/top/?page_id=2


ぜひ、その目と耳で、彼らのライブの魅力を多くの人に体感して欲しい。


これまでとは違う景色が、きっと見えてくるはずだ。


■FRIDAYZ official web
http://fridayz.net/

■FRIDAYZ「HOPE」バウンディー特集ページ
http://www.boundee.jp/features/details/345.html

■酒田hope official web
http://sakatahope.com/

HOPEHOPE
アーティスト:FRIDAYZ
販売元:BounDEE by SSNW
(2012-08-22)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

LOCALISMLOCALISM
アーティスト:FRIDAYZ
販売元:BounDEE by SSNW
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


P.S. またまた余談ですが、OTOTOYという音楽サイトで、メジャーデビュー15周年を迎えたバンドGRAPEVINEのベストアルバムのレビューを僕が書きましたので、ぜひ読んでみてください。

[ototoy] 特集: GRAPEVINEのデビュー15周年! 『Best of GRAPEVINE 1997-2012』
http://ototoy.jp/feature/index.php/2012091901
  
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2012年08月12日

山形から生まれた2つのバンドが奏でる「HOPE」の符合。〜FRIDAYZの「HOPE」と、erieの「hope」。

山形から生まれたバンドで、酒田で活動するハイテンション・ハードコアバンド FRIDAYZと、東京で活動するエモーショナル轟音ロックバンド erie(エリエ)という2つのバンドがある。

厳密に言うと、erieに関しては、メンバー5人のうち3人が山形出身で、ドラムが埼玉、ヴォーカルが仙台なので、純粋な山形のバンドではないのですが、山形人が中心となって結成したバンドだということには相違ないと思うので、ここでは「山形から生まれた」と言わせて頂いております。

FRIDAYZは、僕が2010年に酒田で主催した「もっけだフェスティバル2010」に出演して頂いたり、東京でのライブに遊びに行ったりとか、仲良くさせて頂いております。

erieは、僕が魔法のiらんどで働いていた時に担当していたアマチュアバンドサイトのインタビュー特集で取り上げさせて頂いたり、2010年に渋谷DESEOで開催した「東京モッケダ☆ナイト in 渋谷」に出て頂いたりしているバンド。

どちらも大好きなバンドです。

僕は2つのバンドをよく知ってるけど、彼らバンド同士は、恐らく知り合いとかでは無い。

そのFRIDAYZとerieの作り出した作品に、「HOPE」という言葉の奇妙な符合があった。


FRIDAYZが2012年8月22日に3年ぶりにリリースする2ndアルバムのタイトルが、「HOPE」。
これは、東日本大震災の後、酒田の音楽シーンを長らく支えてきたライブハウス「flavor」が閉店することに伴い、FRIDAYZのヴォーカルの健太くんがそこを引き継ぐ形で始めたライブハウスの名前が「hope」であり、そこから生まれた言葉でもあります。

その2ndアルバム「HOPE」から「OVER THE TOP」のPV。めちゃくちゃかっこいいです。

FRIDAYZ/OVER THE TOP【PV】



一方、erieは、2012年5月に1stミニアルバム「erie」をリリースした。そして、その2曲目に収録されているのが「hope」という曲。この曲は、バンド結成当初は「erie 1」という仮タイトルで演奏されていた、彼らの代表曲でもある。その曲に名付けられた、「hope」という言葉。

erie「hope」


erieは、2010年の「ROCK IN JAPAN FES.2010」の出場をかけたオーディション「RO69JACK 2010」でも入賞したが、その際にはまだ「hope」というタイトルは付いていなかった。
その際のオーディションクリップがこれ。ライブも素晴らしいんです。

erie - ROCK IN JAPAN FES.2010 - live audition clip



全く別の場所で活動していたFRIDAYZとerieが、それぞれの作品に名付けた「HOPE」(=希望)。偶然だと思うけど、この「HOPE」という言葉が2つのバンドを結びつけているような気がして、不思議な感覚になった。


あの東日本大震災以降、日本人の意識は明らかに変わってしまった。
そんな中、生まれてきた、彼らの2つの「HOPE」。

それは、音楽を続けて行こう、という彼らの意志の元にある「希望」なのかも知れない。

FRIDAYZやerieのようなバンドは、山形にとって、そして東北にとっての「HOPE」でもあると、僕は思う。


どちらも、ライブもとても素晴らしいバンドなので、また観に行きたいです。

是非、皆さんも彼らのライブを観に行ってください。
そして、彼らのアルバムを買って聴いてみてください。

皆さんの中にも、きっと「HOPE」が生まれるはずです。


HOPEHOPE
アーティスト:FRIDAYZ
販売元:BounDEE by SSNW
(2012-08-22)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


erieerie
アーティスト:erie
販売元:Sleepwalk Records
(2012-05-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



★参考:
FRIDAYZ official web
http://fridayz.net/

SIDEMILITIA.COM - FRIDAYZ × SIDEMILITIA inc.
http://www.sidemilitia.com/fridayz.html
※新潟で音楽イベント/ラジオ番組/セレクトショップ/デザインなどマルチな活動をしているSIDEMILITIA.incのFRIDAYZ特集ページ。

酒田hope
http://sakatahope.com/

erie oficial site
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=eth_1

erie|Skream! インタビュー
http://skream.jp/interview/2012/05/erie.php?page=2
  
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カテゴリ: 彩えんため(音楽)

2012年06月02日

1993年〜1995年のJ-POPシングル売上を振り返りながら、今の日本の音楽シーンを考える。

気がついたらかなりご無沙汰になってしまいました。お久しぶりです。

昨日、1995年に200万枚以上を売り上げ大ヒットした、H Jungle With t(小室哲哉さんが作詞・作曲・プロデュースしてダウンタウンの浜田雅功さんが歌ったユニット)の「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜」という曲を聴いてたら、当時のJ-POPシーンについて語りたくなったので重い筆を取ってみました。

昨日のTwitterでのつぶやきや反応です。






僕が中学生時代を過ごしたのは1993年から1995年あたりで、まさに日本の音楽バブルと呼ばれた頃。当時は、シングルのミリオンセラーが年に20作前後生まれているような状況でした。

ご参考までに、1993年〜1995年のオリコンの年間シングルチャートで売上100万枚以上だった作品は下記になります。


1993年 シングル年間TOP100
集計期間 1992.11.23〜1993.11.21
出典:http://www.geocities.jp/ori93_05/1993.html

順位 タイトル・アーティスト 売上
1 YAH YAH YAH/夢の番人 CHAGE&ASKA 240万7960
2 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない B'z 193万2270
3 ロード THE 虎舞竜 188万6500
4 エロティカ・セブン サザンオールスターズ 171万7280
5 裸足の女神 B'z 165万3230
6 負けないで ZARD 164万5010
7 時の扉 WANDS 144万2870
8 真夏の夜の夢 松任谷由美 142万0980
9 揺れる想い ZARD 139万6420
10 世界中の誰よりきっと 中山美穂&WANDS 132万6240
11 もっと強く抱きしめたなら WANDS 131万5230
12 このまま君だけを奪い去りたい DEEN 129万3240
13 KISS ME 氷室京介 123万0750
14 愛を語るより口づけをかわそう WANDS 112万1070
15 夏の日の1993 class 111万2540
16 go for it!/雨の終わる場所 DREAMS COME TRUE 104万3290
17 Bye For Now T-BOLAN 100万5980

この年は音楽聴き始めの頃だったこともあり、毎週シングルチャートを見てるだけで面白かったなあ。1位は240万枚を売り上げたCHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH」で、余談ですが僕が生まれて初めて買ったCDでもあります。また、音楽事務所ビーイングの全盛期でもあり、ビーイング所属アーティスト(B'z、ZARD、WANDS、DEEN、T-BOLAN)の作品が10作も入ってます。
あと、ここには入ってないですが、THE BOOMの「島唄 (オリジナル・ヴァージョン)」が発売されたのもこの年。この曲もロングヒットで150万枚を超えるミリオンセラーとなっております。そこまで爆発的には売れてなかった頃に、中学校の昼の放送で「島唄」をリクエストしたら放送されて、その後大ヒットに。凄く嬉しかった記憶があります。


1994年 シングル年間TOP100
集計期間 1993.11.22〜1994.11.20
出典:http://www.geocities.jp/ori93_05/1994.html

順位 タイトル・アーティスト 売上
1 innocent world Mr.Children 181万2970
2 ロマンスの神様 広瀬香美 174万8810
3 恋しさと せつなさと 心強さと 篠原涼子 with t.komuro 162万3010
4 Don't Leave Me B'z 144万4490
5 空と君のあいだに/ファイト! 中島みゆき 141万5950
6 Hello, my friend 松任谷由美 135万6570
7 survival dAnce 〜no no cry more〜 trf 135万3610
8 あなただけ見つめてる 大黒摩季 123万6370
9 Boy Meets Girl trf 122万2360
10 世界が終るまでは・・・ WANDS 122万1250
11 TRUE LOVE 藤井フミヤ 121万3340
12 IT'S ONLY LOVE/SORRY BABY 福山雅治 117万5570
13 愛が生まれた日 藤谷美和子・大内義昭 114万2790
14 HEART/NATURAL CHAGE&ASKA 114万2700
15 CROSS ROAD Mr.Children 113万2280
16 OH MY LITTLE GIRL 尾崎豊 107万7940
17 ただ泣きたくなるの 中山美穂 104万8260
18 瞳そらさないで DEEN 103万7850

Mr.Childrenが大ブレイクを果たしたのが、この1994年ですね。前年にリリースされていた「CROSS ROAD」がじわじわロングヒットを続けていたタイミングで発売された「innocent world」が週間ランキングで1位になった時は結構興奮しました。4、5位にはなるだろなあ、と思ってたら案外簡単に1位になったから。
あと、年間2位の「ロマンスの神様」も、年間3位の「恋しさと せつなさと 心強さと」も、初登場でガーンと1位を獲った訳ではなく、徐々に売上を伸ばし結果的に1位に上り詰めたという曲。「ロマンスの神様」が週間ランキングで初登場6位から3週目で1位、「恋しさと せつなさと 心強さと」は初登場20位以下でしたが2ヶ月後に1位を獲得してます。


1995年 シングル年間TOP100
集計期間 1994.11.21〜1995.11.19
出典:http://www.geocities.jp/ori93_05/1995.html

順位 タイトル・アーティスト 売上
1 LOVE LOVE LOVE/嵐が来る DREAMS COME TRUE 235万1940
2 WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント H Jungle With t 210万3240
3 HELLO 福山雅治 187万0930
4 Tomorrow never knows Mr.Children 183万5840
5 シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜 Mr.Children 179万2060
6 Hello, Again 〜昔からある場所〜 MY LITTLE LOVER 173万5970
7 奇跡の地球 桑田佳祐&Mr.Children 171万6510
8 TOMORROW 岡本真夜 166万5230
9 ロビンソン スピッツ 159万4310
10 LOVE PHANTOM B'z 158万8290
11 CRAZY GONNA CRAZY trf 158万7400
12 【es】 〜Theme of es〜 Mr.Children 157万1890
13 ねがい B'z 149万8780
14 love me, I love you B'z 139万3570
15 masquerade trf 138万9080
16 KNOCKIN' ON YOUR DOOR L⇔R 134万5100
17 ら・ら・ら 大黒摩季 133万8710
18 MOTEL B'z 131万6300
19 ズルい女 シャ乱Q 131万4410
20 GOING GOING HOME H Jungle With t 125万9590
21 everybody goes −秩序のない現代にドロップキック− Mr.Children 124万0040
22 突然 FIELD OF VIEW 122万3630
23 MAICCA 〜まいっか EAST END × YURI 113万2770
24 シングル・ベッド シャ乱Q 112万2770
25 あなただけを 〜Summer Heartbreak〜 サザンオールスターズ 111万8160
26 サンキュ. DREAMS COME TRUE 106万8670
27 OVERNIGHT SENSATION 〜時代はあなたに委ねてる〜 trf 106万3230
28 旅人のうた 中島みゆき 103万5730

「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」が発売された1995年は、なんと28作ものミリオンセラーが出ていた状況だったわけですね。すさまじいですね。「Tomorrow never knows」は1994年11月10日に発売されたため、集計期間のタイミングの悪さで約183.5万枚になってますが、実際には累計で約276.6万枚売ってまして、ミスチル最大のヒット曲となっております。
しかし、B'zの「MOTEL」はあの曲調でよく130万枚以上も売れたなあと。この頃のB'zは初動で70万枚とか超してましたからね。


で、去年2011年の年間シングルチャートがこちらです。

2011年 オリコン年間シングルランキングトップ100
[集計期間:2010/12/13〜2011/12/12]
出典:http://blog.livedoor.jp/ustan777/archives/51877137.html

***1位 : 158.7万枚 … AKB48 「フライングゲット」
***2位 : 158.7万枚 … AKB48 「Everyday、カチューシャ」
***3位 : 141.9万枚 … AKB48 「風は吹いている」
***4位 : 119.9万枚 … AKB48 「上からマリコ」
***5位 : 107.9万枚 … AKB48 「桜の木になろう」
***6位 : *62.6万枚 … 嵐 「Lotus」
***7位 : *61.4万枚 … 嵐 「迷宮ラブソング」
***8位 : *49.9万枚 … 薫と友樹、たまにムック。 「マル・マル・モリ・モリ!」
***9位 : *46.6万枚 … SKE48 「パレオはエメラルド」
**10位 : *44.2万枚 … Kis-My-Ft2 「Everybody Go」
**11位 : *43.4万枚 … SKE48 「オキドキ」
**12位 : *31.3万枚 … チーム・アミューズ!! 「Let's try again」
**13位 : *31.0万枚 … NMB48 「オーマイガー!」
**14位 : *30.5万枚 … EXILE/EXILE ATSUSHI 「Rising Sun/いつかきっと…」
**15位 : *29.8万枚 … Hey!Say!JUMP 「OVER」
**16位 : *28.5万枚 … 東方神起 「Why?(Keep Your Head Down)」
**17位 : *27.5万枚 … SKE48 「バンザイVenus」
**18位 : *26.3万枚 … NMB48 「絶滅黒髪少女」
**19位 : *25.8万枚 … 関ジャニ∞ 「T.W.L/イエローパンジーストリート」
**20位 : *25.6万枚 … 福山雅治 「家族になろうよ/fighting pose」


というわけで、見事にAKB関連とジャニーズ系のオンパレード。これもある意味、ものすごいことだと思います。時代は変わっちゃったんだな、と思わざるを得ません。こと、最近の年間シングルチャート上位の面々を見ていると、もう、音楽が音楽の力で売れていく(+αでタイアップとかはあるにせよ)時代はとうの昔に終わり、今は、年間チャート上位に入るぐらいの売上枚数を上げるためには、音楽の周辺にあるアーティストのキャラクター性や、CDの持つグッズ性や付加価値(AKBの選挙投票券や握手券など)で売っていくしかない時代になったんだと思います。それは、ニコニコ動画やYouTubeで曲が無料で聴けちゃう、ということとも無関係では無い気がしますが。

1993年〜1995年あたりのシングルチャートって、「この曲がここまで売れるとは!」みたいな意外性が多々あったと思うんですよ。広瀬香美の「ロマンスの神様」しかり、篠原涼子 with t.komuroの「恋しさと せつなさと 心強さと」しかり。
でも最近のチャートはそういう博打的な要素があまり無くて、ある程度どのぐらい売れるかの予想が立てやすく、初登場1位でその後下がっていくというチャートアクションが多くて、意外性には乏しいような印象があります。

それがいいのか悪いのかは置いといて、僕は1993年〜1995年あたりのチャートの方が面白かったなあ、ってだけで。今は、いい音楽が無くなったわけじゃないですからね。逆に、個人的にライブで観たいアーティストとかは確実に増えてますし、年間シングルチャートの上位に上がってこないような音楽シーンの充実っぷりは、今の方が勝っているのではないかと思います。素晴らしい音楽は、確実にたくさん存在しています。

でも、そこに大半の日本人のオトナ(ここで言う「オトナ」は、20代後半以上の、自分から積極的に音楽を探したりしないような音楽ライトユーザーとします)がたどり着くきっかけが無い。どんどんオトナが音楽から離れていってしまっている。オトナ=「音無(おとな)」になってしまっている。そういう現実ってあるわけです。なんか、それってもったいないよなーと。

地上波デジタル放送では流れないけど素晴らしい音楽ってたくさんあって、そういう音楽がもっともっと、より多くの人に知られたり広がっていくような仕組みを作ることができたらいいな、と漠然と思っています。

だから、ototoyとかすごくいいサイトだと思いますし、僕も昨夜SiNEというバンド(最近入社した会社の同僚が、このバンドでsaxを吹いていたイワモトリョウさんだったということを最近知りました笑)のアルバムをこのサイトで購入したのですが、SiNEもとてもいい音楽を作っていると思うわけですよ。

SiNE http://sxixnxe.tumblr.com/

"I-4-tell" - SiNE


でも、ototoyを知らないオトナの方が圧倒的に日本には多い訳で。

何かしら、オトナが素晴らしい音楽と気軽に出会える場所(メディアなのか、なんなのか)。そんな場所を作ってみたいんですよね。ちょっと、どういう形がいいのかはもっと考えてみたいと思いますけど。


まあ、そんなところです。


また気が向いたらたまにブログも更新しようかと思います。

それでは皆さん、お元気で。
  
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カテゴリ: 彩えんため(音楽)

2012年03月03日

山形県の高校出身の大学生向け!3/10(土)に、就職支援塾「ぜんご塾」で講師やります。

お久しぶりです。前回の投稿から大分時間が空いてしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

2012_0224 NEWS

庄内の無料誌「コミュニティしんぶん」にも告知が載っているようですが、来る3/10(土)に、山形県の高校出身の大学生向けということで、就職支援塾「ぜんご塾」を、やまがた育英会 駒込学生会館で開催いたします。
僭越ながら、僕も講師としてお話をさせて頂きます。

「ぜんご塾」というのは、僕の母校の酒田東高校が主催で立ち上げた、学生の就職支援活動を行う塾でして、今回はその第2回目の開催になります。

当初、参加対象は酒田東高校出身の大学生とさせて頂いていたのですが、山形県内の高校出身の大学生ならどなたでも参加可能になりました。

講師は、酒田東高校出身で早稲田大学を今春卒業し、地元庄内の某市役所に就職が決まっている石黒 正彬くんと、同じく酒田東高校出身の若手(?)社会人、都内の出版社でコミックのマーケティングを担当している、わたくし阿部 彩人の2人です。

下記が概要になりますので、山形県内の高校出身の大学生の皆様、参加費は無料ですので、是非お気軽にご参加ください!


酒田東高校 東京亀城会(母校支援委員会)主催
第2回 ぜんご塾
『今春卒業生・若手社会人に聞く、就職活動を有意義に過ごすコツ』開催のご案内


■主催 酒田東高校 東京亀城会

■日時 2012年3月10日(土) 16:00〜18:00

■会場 やまがた育英会 駒込学生会館  東京都北区中里3−7−7(JR駒込駅東口から徒歩7分)


大きな地図で見る

■対象

 ・山形県内の高校出身の学生の皆さん
 ・今回の会場である「やまがた育英会 駒込学生会館」在住の学生の皆さんも時間があればぜひご参加ください。(当日受付けも可としますが、極力事前にお知らせください)

■参加申込方法 

  1.東京亀城会 母校支援委員会 事務局宛電話でのお申込
    03−3464−5356(設計集団内伊藤)

  2.下記、HPの申込フォームからのお申込
    http://sakatonext100.jimdo.com/お問合わせ-申込とご意見募集/
   フォームのお名前、メールアドレス欄にご入力の上、
   メッセージ欄に、出身高校、卒業年度、在籍学部・学科をご入力して送信してください。

  3.母校支援委員会用 Twitterアカウントへのリプライ投稿でのお申込
    @sakatonext100

■参加費用 無料

■内容

第1部 16:00〜17:00

    『今春卒業生・若手社会人に聞く、就職活動を有意義に過ごすコツ』

    ・今春卒業生に聴く就職・公務員試験 乗り切りのコツ(約20分)
     パネリスト:石黒 正彬(酒田東高校出身、今春大学卒業)
           卒業後は、出身県の某市役所に勤務予定
           (主な内容)
           学生時代の就職活動の総括
           キャリアを決める上での決め手となった点
           質疑応答

    ・若手・中堅社会人からみたキャリア準備のコツ(約20分)
     パネリスト:阿部彩人(酒田東高校74回卒)
           出版社にてマーケティング等を担当
           (主な内容)
           学生時代の就職活動のエピソード、総括
           自分の志望企業やキャリアを考える際の方法
           社会人として働くということ、裏話など

    ・質疑応答(15分〜20分)


第2部 17:00〜18:00

やまがた育英会 駒込学生会館に居住の学生も交えた懇親会


ということで、山形県の高校出身の学生の皆さん、参加費は無料ですし、セミナー終了後は懇親会もあります。是非、お気軽にご参加ください!

僕が学生の時も就職氷河期真っ只中で、就職活動はめちゃくちゃ苦労しました。

そして、むしろ、社会に出るのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
働かなくて済むなら働きたくないと考えている、駄目学生でした(笑)。

必ずしも自分は就活が上手くいった人間では無いですが、その苦労話や、僕の得た経験からのアドバイス、自分の志望企業やキャリアを考える際の方法、社会人になってみての裏話なども含めてお話しようかなと思ってます。

もし、お知り合いに山形県の高校出身の大学生がいらっしゃいましたら、是非シェアして頂ければと!

よろしくお願い致します。
  
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カテゴリ: アヤテ日記

2011年05月15日

5/14(土) THIS IS PANIC×東京カランコロンの2マン。

ネオ渋谷系4人組バンドTHIS IS PANICの主催ライブイベント、『THIS IS PANIC的日本シリーズ!』の第2回、

THIS IS PANIC的日本シリーズ!2回表:THIS IS PANIC×東京カランコロン』が、昨日5/14(土)に行われました。

前回、1回表のTHEラブ人間との2マンはちょうど僕の結婚式の当日だったため行けなかったものの、今回は東京のインディーズシーンでも着実に存在感を高めつつある東京カランコロンとの2マンということで、楽しみにしつつ行ってまいりました。場所は下北沢BASEMENT BAR。

THIS IS PANICのケンジくんの実のお母さんによる始球式とプレイボール宣言で幕を明けまして、先攻は東京カランコロン

東京カランコロンは前からかなり気になっていたバンドだったのですが、ライブをしっかり観たことが無かったんです。今回初めてライブ全編を観たわけですが、いやはや、素晴らしかった!!個性的なキャラクターの5人が、五人五色の色鮮やかな音を鳴らし、おもちゃ箱のように音が溢れてくるんだけど、それが絶妙なバランスで混ざり合っていて、決してとっ散らかっていない。

そのバランス感を形作っているのが、Vo&Gtのイチローさんの存在感なんだと思うんです。なんか、どっしりしてて、しっかりした核って感じなんですよ。言うなれば、サッカー日本代表でいうところの遠藤みたいな。彼が真ん中にいるからこそ、紅一点の不思議少女的存在のVo&Keyである「せんせい」さんの放つ光も際立ってくる。

5/18にはミニ・アルバム『あなた色のプリンセス』(通称:あなプリ)をリリースするのですが、そのリード・トラックである「ラブ・ミー・テンダー」がまた凄くいい曲で、終盤戦で鳴らされたその曲で、とめどなく優しい感動が広がるのでありました。

東京カランコロン「ラブ・ミー・テンダー」(Official.ver) (※期間限定公開だそうです。)


この曲も素敵でした。
【PV】東京カランコロン - マリメッコとにらめっこ


こちらが5/18発売のミニ・アルバムです。
あなた色のプリンセス
あなた色のプリンセス
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今後の展開がとても気になるバンドです。


そして、セットチェンジの間に登場したのは、やまのいゆずる氏。彼の作った映像を流した後に、場をつないだMCのリリック的な言葉遣いは、窪塚洋介にも通じる(?)ものがあって凄く面白かったです。


攻守交替で登場したのはTHIS IS PANIC。

東京カランコロンのファンを意識したと本人達が公言する(笑)セットリストで、序盤にキラー・チューン「おすもうさん」を持ってくるなど、普段のライブとはガラっと構成を変えての曲順が新鮮でした。

後半に持ってきた「seasons」や「WARNING こちらパニック応答せよ」の切れ味とサビの爆発力はやっぱり凄まじかったです。

そして、これまでMCで必ず披露していた、「WARNING こちらパニック応答せよ」をiTunes Music Storeで配信した時にユーザーレビューで「耳レイプ」と酷評されたという件の部分が無くなってたという注目すべき変化もありまして、彼らのライブも新たなるステージに入ってきているなあと感じさせられるライブでした。

今まで30分ぐらいのライブで爆発的ステージを繰り広げてきた彼らが、これからは1時間ぐらいの長尺ライブをやっていかなければいけない段階に入ってきていて、この長さのライブにまだバンドとして慣れていない部分もあるのかなあとも思いました。長尺での見せ方とか、曲順の流れやアクセントのつけ方とかは、今後このシリーズを続けていく中で、もっともっと良くなってくるのではないかとも思いました。

去年のサマソニ出場後に着実にファンの数も増えてきていると思いますし、今回のライブもめちゃくちゃ人が入ってました。それは、彼らが毎回期待に応えるだけの素晴らしいライブをやっているからこそなんだと思います。

これは昨日のものではないのですが、過去のライブの映像です。
THIS IS PANIC 「WARNING こちらパニック応答せよ 〜 ボーイズ・ドーン リクルート編」


対バンのバンドも徐々に物凄いバンドばかりになってきてるし、まだまだ彼らがどこまででかくなるのか、正直想像もつかないほどに末恐ろしいバンドであることを再確認したわけのですが、この『THIS IS PANIC的日本シリーズ!』は、なんと今年は毎月開催していくそうで、次回の3回表は、太平洋不知火楽団との2マンだそうです。ええ、僕が去年主催した、東京モッケダ★ナイトと、庄内もっけだフェスティバル2010に出演して頂き、僕の酒田の実家にも泊まって頂いた(笑)2組であります。

これからどんなバンドとの対決が繰り広げられていくのか、まだまだTHIS IS PANICからも目が離せません。

とにかくライブがすこぶる楽しいバンドなのですが、そろそろ音源の方のリリースとかも期待したいなあと思う今日この頃であります。

ああ、やっぱりライブって楽しいなあ。
久しぶりに行ったけど、やっぱいいですね。

ではでは。

THIS IS PANIC
東京カランコロン
  
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2011年05月14日

基本的に、スーツは嫌いなのです。

2011/05/13 19:03:31
営業部という部署にいるもんで、基本はスーツなのですが、徐々にグラデーションをかけるかの如く、カジュアル化を試みたいと思います。その一環で、本日はジャケット無しでYシャツ&ノーネクタイで出社してみました。この調子で、どこまで行けるか試してみようと思います。

ということで、仕事上での服装の話題です。


4月より営業部という部署に異動になりまして、サラリーマンらしく毎日スーツで会社に通っておりましたんですよ。

でも、正直、スーツほど嫌いな服は無いのである。なんなんでしょうかね、あの締め付け感。着なくていいんだったら、もう、今すぐにでも脱ぎ去りたい。

うちの会社の営業部は、普通の出版社の営業部とは違いまして、基本的に内勤なのである。ざっくり言うと、マーケティング業務が主で、雑誌や書籍の部数を決めるための数値分析をしたりとか、販促物の制作をしたりとか、そういう感じなのである。なので、いわゆる外回りとかはほとんど無いので、ぶっちゃけたところ、スーツである必然性はほとんど無いのである。

強いて言えば、役員クラスの出る会議への出席が多いので、そういう場所に出る時にあまりにもカジュアル過ぎる服装だと、ちょっと気まずいですよね、っていうのはある。

ということで、いつの日からか、うちの部署は、スーツがユニフォームみたいになっておるのであります。


しかし、特に夏場は、スーツほど非効率な服装は無い。

なんで、あんな暑い思いをしてまで、形にこだわるのだろうか。日本人は。


スーツの人に合わせて冷房を強めにしたりとかいう話も耳にする。

ほんと意味無いですよね。

特に、節電が叫ばれている昨今ですし、この夏は日本のサラリーマンにとって、スーツを脱ぎ去るいい機会なのではないでしょうか。


僕は海外の文化には甚だ疎いのですが、海外のサラリーマンって、真夏でも長袖のジャケット羽織ってたりするんでしょうか?やっぱり海外でも、取引先に行く時は、ネクタイ締めてスーツじゃないと非常識なんでしょうか。

まあでも業界にも寄るとは思いますが、気になります。


この夏場に向けて、何とか、若干カジュアルなクールビズを実行したいと思っている今日この頃であります。


短パンとか、裸にネクタイとか。腕時計とか、革靴とか。


どこまで行けるか、試してみたいと思います。


さて、本日皆様にご紹介したい1曲は、5/18にニューアルバム「Yawn」をリリースする、YOMOYAの「Baby」という曲です。
去年は、もっけだフェスティバル2010に出演して頂きまして、酒田の阿部家の実家にも泊まって頂いたりしました。
アルバム、とても楽しみですね。

こちらで試聴できます。
Baby by YOMOYA

Yawn
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2011年02月21日

最新号の『Quick Japan』が、すこぶる面白い件。

クイック・ジャパン94
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これ、思わず買ってしまった。

だって、バナナマン特集があって、

植松伸夫(FFシリーズ作曲者)×神聖かまってちゃんの対談もあるんですよ。


これ、僕的には、
買わないわけにはいかないと思ったわけなんです。


まず、バナナマン特集である。


なんかですねー、バナナマンのこと好きなんですよ僕。

お笑いコンビでは、もしかしたらダウンタウンの次ぐらいに好きかもと。


今回の特集では、バナナマンの24,000字インタビューが載ってるんですが、
これが面白い。


まずインタビュアーさんが、バナナマンの2人はマリオとヨッシーみたいだ、と言ってます。

設楽さんがマリオで、日村さんがヨッシーと。


なるほどなーと。言い得て妙だなと。


そして、「今、自分たちが何面にいてどれくらい進んでると思ってますか?」

と聞かれて、

「俺はまだ、ゲームの入り口でずっと同じことをやってる感じですね。数字で言えば、1-1。」

と言う設楽さん。


そして、インタビュアーさんは、

ただただ2人で冒険することが楽しくて、
「ゲームが終わらなければいいのに」と思ってるんじゃないかと、バナナマンに言います。

それに対して同意する2人。


なんか確かに、
ダウンタウンが若手の頃に持っていたような、
「お笑いで天下を取ろう」的なギラギラした上昇志向とかじゃなく、
バナナマンの2人には、いい意味で余裕があるというか。
頑張ってるんだろうけど、頑張ってる感がそこまで表に出ないし、
すげー2人で何かを生み出すことを楽しんでる感じがする。

今でもまだ大ブレイクとまでは行ってないけど、
それでも飄々とお笑い界に佇んでいて、テレビにも結構出てる。

日村さんのルックスとかがフューチャーされることが多いけど(笑)、
そんなものは抜きにしても、普通にしゃべっても面白いし、
ほんと実力のあるコンビだと思うのである。

今回のインタビューでも、飄々とした語り口で、
絶妙なトークを繰り広げている。

かなり楽しめるので、是非お勧めです。


あとは、植松伸夫(ファイナルファンタジーシリーズの作曲者)×神聖かまってちゃんの対談
なんですが、これは別に説明はいらないでしょう。

の子が曲作りのため対談に不参加だったのは残念ですが、
その肩透かし感を差し引いても、
monoくんが植松伸夫さんを前にしてめっちゃ緊張してたり、
神聖かまってちゃんのメンバーの好きな音楽で、
唯一全員に共通していたのが植松伸夫さんだった、ということも含め、
なかなか面白い対談になってます。


やっぱ、クイック・ジャパンって、取り上げるコンテンツの
チョイスのセンスがすげえって思う。

今号の音楽のコーナーで選んでるのが、
前述のかまってちゃんを始め、
group_inou、リリイ・シュシュ、前野健太、女王蜂
という面々である。


なんか、くやしい。


僕がもし雑誌を作るとしたら、
クイック・ジャパンを若干オタク方向に振って、
音楽寄りにしたようなものを作りたいと思う。

クイック・ジャパンを発行している太田出版は、
なんと社員が24人しかいないらしい。これもびっくり。


ということで、是非、書店で見かけたら読んでみてください。

クイック・ジャパン94
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カテゴリ: アヤテ日記

2010年12月26日

2010年のベスト・ディスク くるり『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』

岡村詩野さんの音楽ライター講座に通うようになってから、早1年半が過ぎた。この期間で、僕は音楽について文章を書くということだけではなく、岡村さんや受講生の皆さんとの出会いを通じて、本当に多くのことを学び、得ることが出来たように思います。

そんな音楽ライター講座が、12月24日をもって、10年間に渡る渋谷東急BEでの歴史に幕を下ろした。その最終回での課題が、各自が選ぶ今年のベスト・ディスク1枚について書くということ。

僕は、今年出会った新譜を思い起こしながら、どのアルバムが僕にとってのベストだったのか、そしてどのアルバムについて向き合い、書くのか。結構悩みました。

そして、このアルバムを選びました。

言葉にならない、笑顔を見せてくれよ(初回限定盤)(DVD付)言葉にならない、笑顔を見せてくれよ(初回限定盤)(DVD付)
アーティスト:くるり
ビクターエンタテインメント(2010-09-08)
販売元:Amazon.co.jp
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くるりの9枚目のオリジナル・アルバム、『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』です。

今年1年を通じて、僕自身、音楽との付き合い方とか聴き方に迷いが生じてました。仕事が上手くいかなかったり、フェスの準備などで精神的にきつい状況があったりして、音楽を聴いても純粋に楽しめないような時期があったのです。

そんな時に、このくるりのアルバムがリリースされました。

今年1年を振り返った時に、一番聴いたのはこの作品だし、やっぱりこのアルバムに救われた部分が凄く大きかったなあという結論に至ったのです。

そして、今年最後に、このアルバムとしっかり向きあえて、文章に思いを込めて書くことが出来て良かったと思ってます。では、その文章をお送りいたします。どうぞ。


2010年のベスト・ディスク
くるり『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』


とびっきりの「普通」感が、しみじみと美味しい。そんなアルバム。

2010年の日本の音楽シーンを振り返ってみると、神聖かまってちゃんや七尾旅人といった面々がまずは思い出されるし、確かに彼らの存在感はとても今っぽい。でも、くるりがこの年に放ったアルバムは、奇をてらったり、過激だったり、最先端だったり、そんな刺激とは無縁であり、とんでもなく「普通」であるが、それが、いい。の子のようなちょっとイッちゃってるパーソナリティーが持てはやされる時代だからこそ、聴いていて安心出来る、今作のような「普通」のアルバムを僕らは必要としていたのかも知れない。

かつては、人と違うことをやってやろうとか、素晴らしい作品を作ろうとか、そういう岸田繁のひねくれ感や意気込み、気合いが前面に感じられる意欲作が多かったし、そのモチベーションの高さがいい具合に作品を彩っていた。しかし、『ワルツを踊れ』で、そのような力の入った作風が、ある沸点にまで達したように思う。岸田自身にも、出し切ったような達成感や燃え尽き感が多少なりともあったのではないだろうか。そこをターニングポイントにして、『魂のゆくえ』からの2作品は、その反動からか、いい意味で力が抜けて、落ち着いたシンプルな作風になっている。斬新さや派手さ、驚きのようなものは無い。刺激的な音や、大仰な感動の類いも今の彼らには必要ではないのかも知れない。

今回のアルバムにあるのは、どっしりと腰を落ち着けた作り手の、気負いの無いシンプルな言葉やメロディーが、日常の中に溶け込んで輝いていく感覚。平熱の体温に非常に近い温度で鳴らされるがゆえに、生活になじむ音楽。何度も聴けて、聴くたびにじんわりと心に染み渡ってくるアルバムである。前作『魂のゆくえ』の質感にもニュアンスとしては似ているのであるが、前作が「天ぷら蕎麦」のような食感であり、具も最小限に抑えられ、「なるほどな」と納得する類いの美味さだとしたら、今回の作品は、煮干し出汁で透き通ったスープの「醤油ラーメン」であり、静かな感動が広がる味なのである。脂分は少なめであり、胃もたれもなくするっと食べられるし、飽きが来ない。吉祥寺にある「一二三」という店の中華そばに似た味わい深さを感じるのである。

「一二三」の麺は中華麺ではなく、まさに日本蕎麦のような麺。そこに、何種類かの魚を出汁にとった醤油ベースのスープが絡み合う。天ぷら蕎麦から一歩進化して、かつ一本芯の通ったストーリーを感じさせてくれる、まろやかな極上の味。今作の『言葉にならない、笑顔をみせてくれよ』にも、そんな味に通じる風合いを感じる。では、前作と今作との決定的な違いはどこにあるのだろうか。

冒頭の「無題」でつぶやくように放たれる、アルバムタイトルの「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」という言葉から、「さよならアメリカ」の鮮やかなギターリフとboboの懐の深いドラムで印象的に始まり、日本という国のアイデンティティを見つめ直しながら、和を感じさせる祭ばやし的な「東京レレレのレ」へと続く。そして、「温泉」「シャツを洗えば」といったような、生活や日常に近いところに風景が変わる。後半の「犬とベイビー」、「石、転がっといたらええやん」のあたりで、ピリっとした胡椒のスパイスも効いていて、締めには「麦茶」で静かに終わる。この一連の流れが、1杯のラーメンを食すような素晴らしさ。前述の「一二三そば」のような、あっさり味であるが味わい深いスープを飲み終えた後に残るのは、ラーメン二郎を食べた後のような過剰なまでの満腹感では決してなく、またもう1回食べたいな、と思わせてくれるような程よい満足感なのである。

アルバム全体に渡って一本芯が通っているように感じるのは、このアルバムの中心に「日本」という核が存在しているからではないだろうか。思えば、民主党政権に交代した昨年から今年にかけての期間は、「日本」という国について深く考えたり憂いたりする機会が多かったように思う。どこに行きたいのか分からない、迷走する政府への不安。国の借金の増大、普天間問題、尖閣諸島問題など、「日本」を改めて見つめ直さざるを得ないことも多かった。そんな中で、岸田もまた、日本で生きるということに正面から向き合い、日本人であることの幸せや、日本的なものの素晴らしさについて再考し、それが今作に色濃く表れたと言えるのではないだろうか。それは、冒頭の「さよならアメリカ」の歌詞や「東京レレレのレ」の曲調はもちろんのこと、「目玉のおやじ」、「温泉」、「麦茶」など、まさに日本というものを感じさせるタイトルにも見て取れるし、それがこの作品に温かい深みを与えている。それは、前作には無かった、確固たる一本の芯であると言えよう。

また、全編を通じて、極端に目立つような派手な曲は無いものの、「目玉のおやじ」のBメロなど、要所々々で見られる岸田ならではのコード展開やメロディーはさすがの職人技と言えるが、それすらも自然に聴かせることに成功している。野球で言うと、難しい打球をいとも簡単に捕っているがゆえにファインプレーに見えないのが本当の上手さ、という美学に通じるような、凄さを感じさせない凄みと言うべきか。『ワルツを踊れ』での「ジュビリー」は完全に派手なファインプレーを決めてガッツポーズを出したかのような、岸田の凄さを否が応でも感じさせてしまう名曲であるし、アルバムの中でも非常に重要な位置を占めている絶対的エースのような曲であった。逆に言うと、エースがいないとチームが成り立たないような、そんな危うさもあった。『TEAM ROCK』では「ばらの花」、『THE WORLD IS MINE』では「WORLD'S END SUPERNOVA」のように、それぞれのアルバムにあった押しも押されもせぬエース級の曲は、今作には存在しない。しかし、各曲がそれぞれの持ち味を発揮していて、1番打者から9番打者までそつなく繋いでいくような非常に繋がりのある打線、そしてそこまで絶対的な力は無いが打たせて取るタイプの投手を野手陣が穴の無い守備で盛り立てていくような、まさに質の高い全員野球を体現している。個の絶対的な力に頼るのではなく、チームとして非常にいい野球をするなあ、と感じさせてくれ、最終的には勝っちゃうというチーム力の高さゆえの強さ。そんなアルバムであり、それは名作と呼ぶにふさわしい。

音楽配信やiPod、iPhoneの時代になり、楽曲単位で楽しむ聴き方が世の中で広がりを見せる中、シングル曲などの単体の楽曲に依存せず、こうやってアルバム全体をじっくり聴いてこそ意味のある、そしてアルバム単位で勝負できる作品を「普通」に世に出してきたくるりは、さすがと言わざるを得ない。最近のちょっと落ち着いちゃったくるりがあんまり好きじゃないという人にこそ、このアルバムは一生寄り添っていける素晴らしい傑作なのだということを、声を大にして言いたいのである。

音楽好きな皆さんに限らず、最近音楽から離れてしまっていてあんまりCD買わないなあという皆さんにも、あえて1枚買うならこのアルバムを是非お勧めしたい。きっと、日常に疲れた時にも、人生のお供として素敵な勇気と安らぎをくれる存在になるだろう。そして、この音楽を味わって味わって味わい尽くして、言葉にならない、笑顔を見せてくれよ。(阿部彩人)


▼打たせて取るタイプの投手っぽい、今作からの先行シングル曲。
くるり / 魔法のじゅうたん 【Music Clip】


▼そこそこの打率とそつのない守備が魅力でムードメーカーにもなれる、森本稀哲選手みたいな曲。
くるり ‐ 温泉♪ (PV)


言葉にならない、笑顔を見せてくれよ(初回限定盤)(DVD付)言葉にならない、笑顔を見せてくれよ(初回限定盤)(DVD付)
アーティスト:くるり
ビクターエンタテインメント(2010-09-08)
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あと、岡村詩野さんの音楽ライター講座は、年明けから、「OTOTOY」とのタッグで新たにスタートします。ご興味ある方は是非どうぞです。

[ototoy] 特集: 岡村詩野音楽ライター講座
http://ototoy.jp/feature/index.php/school


僕は、来年から仕事がめちゃくちゃ忙しくなりそうで、講座にしばらく通えなくなってしまう可能性が高くて非常に残念なのですが、時間を見つけて、ブログなどでも音楽について書いたりすることは続けていこうと思っております。

もし、僕に何かしら書いてほしいとか、CDのライナーノーツとかレビューとかお願いしたいとかいう方がいらっしゃいましたら、是非ご遠慮なくご連絡下さい!

メールアドレスは、

ayateck(アットマーク)gmail.com

です。

今回のくるりのアルバムの論評への感想、ご意見などもお待ちしております!メアドでも、コメント欄でも構いませんので是非よろしくです!!!

ではでは〜。  
Posted by ayate at 23:02Comments(0)TrackBack(0)
カテゴリ: 彩えんため(音楽)

2010年09月20日

先日、元WANDSの上杉昇さんにインタビューしてきた件。

先日、と言っても、もっけだフェスの前なので大分前になりますが、音楽配信サイト「ototoy」さんの特集で、元WANDSの上杉昇さんにインタビューをさせて頂くという機会がありました。

僕は、WANDS時代から、上杉昇というミュージシャンに非常に興味を抱いておりました。

WANDSでの活動時代は、1年間で700万枚というセールスを記録していた栄華の時期もあったものの、それは自らの指向する「ロック」を形に出来ないフラストレーションを感じながらの日々だったそうです。その後、元々好きだったダークでヘヴィな音楽性を表現していく中で事務所との関係が悪化し、WANDSを脱退。それからは、al.ni.coというユニットを経て、現在はインディーズで、猫騙というバンドとソロ活動を並行して行っています。

日本の音楽業界の酸いも甘いも経験して、栄華と苦しみの時期も経て、彼ほど不器用に、真っ直ぐに音楽に向きあっている人間は、なかなかいないと思います。

そして猫騙で彼が見せている奇抜なルックスは、見るものを軽くノックダウンさせるほどの破壊力に満ちています(笑)。それは、サラサラの長髪をたなびかせて歌っていたWANDS時代の姿からはまるで想像出来ないほどのものです。

これが、現在の上杉さんの姿。

猫騙「隼」


今回のインタビューでは、このルックスに至った経緯や、僕が長年に渡って持ち続けてきた疑問も含め、ことごとくぶつけております。ところどころ「ドキッ」とするような質問があるのも、聞きたいことを包み隠さず尋ねたせいだと思います。

若干ダウナーな雰囲気ではありましたが、その一つひとつの質問に、嫌な顔ひとつせずに丁寧にお答え頂いた上杉さんには、本当に感謝しております。

ということでこちら、是非ご覧下さい。

[ototoy] 特集: 猫騙(上杉昇)interview 「生きることは、自然に逆らうこと」

猫騙というバンド名に聞き覚えが無くとも、20代後半から30代ぐらいの方々であれば、90年代に一世を風靡したバンドWANDSといえば知っている人が大半であろう。猫騙は、元WANDS、元al.ni.coの上杉昇がヴォーカルを務めるバンド。アーティスト写真を一見すると、長髪で歌っていたWANDS時代の彼の記憶しか無い人は、その奇抜なメイクやエキセントリックなファッションに度肝を抜かれる方が多いことであろう。今回の作品『miya38 tribute songs』は、2009年9月4日に原発不明がんで亡くなった、猫騙でベーシストを務めていた盟友、miya38こと宮沢昌宏に捧げるトリビュート・シングルとなっている。このシングルの売上の一部は、miya38の遺志を汲む形で、がん基金に寄付されるという。この作品を制作するに至った経緯やmiya38とのエピソード、猫騙の奇抜なルックスの裏にある背景、そして、華やかなメジャー・シーンから一歩引いた形で、インディーズ・レーベルで活動を続ける上杉昇の今に迫った。そこには、長きに渡って一緒に歩んできたmiya38の死を何とか受け入れながらも、「自然に逆らう」ことで、自らの信じる音楽を不器用なまでに真っ直ぐ追求し続けている上杉昇という38歳の人間の生き様があった。

インタビュー&文 : 阿部 彩人

・・・続きを読む


また、このインタビューを読んだ皆さんのTwitter上での反応もまとめてみましたのでこちらもどうぞ。

猫騙・上杉昇(元WANDS)インタビューに対する世の中の反応

元FIELD OF VIEWのヴォーカルの浅岡雄也さんが、ビーイング時代はアーティスト同士の交流がNGだったということに対して同調していたりしています。


あと、バウンディさんのサイトにも、猫騙についてのレビューを書いております。

Features:猫騙|BounDEE,inc

猫騙は、元WANDS、元al.ni.coの上杉昇がヴォーカルを務める、エスニカル・ファンクロックバンド。彼らの奇抜なメイクやエキセントリックなファッションだけを見て、聴くことを躊躇っているそこの貴方。このあまりにインパクトの強いビジュアルは、まさに相撲の立ち会いで「猫騙し」に遭うという一瞬の驚きを生み出しているだけなのである。まずは猫に騙されたと思って音を聴いてみて欲しい。そこには、オルタナティブであるがオーソドックスかつどっしりとした技で攻めて来る猫騙の真髄がある。気がつくと、力強い突き押しと的確な寄りで土俵際まで押し込まれているのである。・・・続きを読む


WANDSや上杉さんについてあんまり知らない方のために、彼の活動経歴についてまとめてみましたので、もしご興味ございましたら下記も読んでみてください。


WANDSは、90年代前半の頃にミリオンセラーを連発して一世を風靡していたバンドで、1980年生まれの僕と同じくらいの年代の人ならほとんど誰でも知っているであろうっていうぐらいのビッグ・アーティスト。1991年に、「寂しさは秋の色」というシングルでデビューした。この時、上杉さんは19歳。

YouTube - WANDS - 寂しさは秋の色
当時のキーボードは、「時の扉」「恋せよ乙女」の作曲者でもある大島康祐さん。髪型がすげーっす(笑)。

彼らが所属していたのは「Being(ビーイング)」という事務所。他にも、B'z、ZARD、大黒摩季、T-BOLAN、TUBE、DEEN、FIELD OF VIEWなど、当時はそうそうたる面子の所属アーティストを誇る一大事務所であった(現在も、倉木麻衣などが所属)。

そのビーイング系のアーティストは、1990年代前半にセールスの全盛期を迎え、一時代を築く。ビーイングの戦略というのは、テレビや雑誌などメディアへのアーティストの露出を極力抑え、楽曲をTVのCMやドラマの主題歌などのタイアップで大量投下し、シングルヒットを狙っていく、というもの。

特に、1993年はビーイングブームのピーク。下記のような物凄い状況が生まれていた。

1993年の年間販売ランキングは、ビーイング系列のアーティスト勢で占められた。1993年のオリコン年間総合売り上げチャートにおけるビーイング系アーティストの順位は 1位ZARD 2位WANDS 4位B'z 5位T-BOLAN 10位TUBE 11位大黒摩季 32位DEEN となった。 オリコン作詞家ランキングは、 1位上杉昇 2位坂井泉水 4位稲葉浩志 5位森友嵐士 7位大黒摩季。 オリコン作曲家ランキングは、 1位織田哲郎 3位松本孝弘 6位大島康祐 7位森友嵐士 8位栗林誠一郎 と、どのランキングもビーイング系列で占められることになった。
ビーイングブーム - Wikipediaより)


まさにあの頃、僕は多感な中学生時代を過ごしていた。恐らく、僕と同じくらいの年代の人達は、当時のビーイング系アーティストのヒットソング(例えば、ZARD「負けないで」「揺れる想い」、WANDS「もっと強く抱きしめたなら」「時の扉」、大黒摩季「DA・KA・RA」「チョット」など)は、大体聴き覚えがあるのではないかと思う。

で、WANDSに関してもご多分にもれず、僕はかなり聴いていた。1993年には、WANDSはシングル・アルバム合わせて700万枚(!)の売上を記録し、第8回日本レコード大賞にも選ばれている。


ただ、当時リアルタイムで聴いていた僕にとって、色々な疑問があった。


当時、WANDSが数少ないTV出演をしている映像を見ていても、全然楽しそうに演奏していないし、上杉さんは仏頂面で歌っている。僕の目から見て、明らかに「やらされている感」が漂っていた。果たして、バンドとしてこれはどうなんだろうなと。

特に、『時の扉』でミュージックステーションに出演した時のトークが凄い。当時、WANDSのメンバーは黒い衣装ばかり着せられていたのであるが、それを「黒が好きなので。」とネタにしている感すらある(笑)。

YouTube - WANDS「時の扉」ミュージックステーション

また、1993年のWANDSのヒット・シングル曲は、作詞はヴォーカルの上杉昇が手がけているものの、作曲は、織田哲郎さんなど外部の作家によるものばかりで、音楽性も歌謡ポップス的な要素が強かった。WANDSのメンバー(特にヴォーカルの上杉昇とギターの柴崎浩)は、自分たちの音楽性やアーティスト性をもっと出したいという欲求は無いのだろうかと。もちろん、アルバムの中にはギターの柴崎浩作曲の楽曲もあったが、どちらかというとメインの曲ではなかった。

しかし、その後発表された『Little Bit...』という3rdアルバムで、ちょっとした変化の予兆を感じた。それは、リード・トラックとして1曲目に収録されている「天使になんてなれなかった」という曲の作曲がギターの柴崎浩だったことである。それは、ヒット・シングルなど陽の目を浴びる曲はほぼ外部の作曲者の作品だったという今までのWANDSからは考えられないことであったし、しかもこの曲は結構いい曲で、ギターロック的なサウンドがかなりフューチャーされており、音楽的にも徐々にメンバーが自らの音楽性を出しつつあって、WANDSにとっていい傾向にあるのではないか、と思った出来事だった。

まさに、『Little Bit...』(ちょっとだけ)。ちょっとずつ、WANDSは変わりつつあったのではと思う。


そしてその後、1995年の『PIECE OF MY SOUL』というアルバムの発売の前、確か「B-PASS」という雑誌のインタビューで、興味深い記事を目にする。そこに書かれていたのは、どうやらWANDSが相当な変貌を遂げているらしい、というものだった。

そのインタビューでは、今までのWANDSのイメージとは一線を画した、歌詞の内容(特に「FLOWER」という曲の歌詞)と、ニルヴァーナを彷彿とさせるようなダークなギターリフを基調とするグランジ・ロックにインタビュアーが衝撃を受けているという内容だったように記憶している。

そして発売された4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』は、オリコンの週間アルバム・ランキングでも初登場1位を獲得し、ミリオンセラーを記録しました。しかし、初期からのファンなどの間では、デジタルビートや歌謡曲的な要素の強かった時代のWANDSから、陰の入った洋楽オルタナティブ・ロック的な音楽性へのあまりに急激な変化に、戸惑いを覚える人も少なくなかったとのこと。

その後、初期のデジタル・ロックや歌謡曲的な音楽性に頑なに押し戻そうとするビーイングの事務所サイドと、自分達が信じるロックの形を突き詰めようとするWANDSメンバー(特に上杉)との間に、徐々に亀裂が入っていった。

『Same Side』(オリコンシングル週間チャート最高位2位、以下同様)、そして『WORST CRIME〜About a rock star who was a swindler〜』(最高位9位、サブタイトルは、日本語で「詐欺師だったロックスターについて」)と、よりオルタナティブな音楽性を押し進めた素晴らしい作品をリリースしたが、皮肉にもセールスは下降し、所属事務所ビーイングとの軋轢もさらに表面化。次のアルバムの制作が仮タイトルが決まるまでに進行するが、事務所との対立がいよいよ決定的なものとなり、遂に上杉と柴崎はWANDSを脱退。二人はal.ni.coというユニットを結成する。

al.ni.coの唯一のアルバム「セイレン」(最高位14位)では、ポップさはほとんど陰を潜め、よりダークでグランジ的なオルタナティブ・ロックサウンドが支配し、上杉の理想とする音楽が完成に近づく。しかしその音楽性とのずれを感じた柴崎が「自分の音楽をやりたい」と上杉に伝えたことで、上杉はal.ni.coの解散を決断。2001年をもって解散に至った。


その後上杉は、安定的な収入をも捨てて、自らのレーベル「pojjo record(ぽじょ・れこる)」を設立。インディーズに転向して独自の道を歩み始めた。ルックスもこの頃からかなりの変貌を遂げる。丸坊主にしてみたり、刺青を入れてみたり、若干太ってみたり。

そして上杉昇名義で、ミニアルバム「L.O.G」(最高位63位)、フルアルバム「Blackout in the Galaxy」(最高位72位)、カバーアルバム「SPOILS」(最高位86位)の3作品を発表。特に、「SPOILS」では、ガンズ・アンド・ローゼズ、ニルヴァーナ、ニール・ヤングなど、彼のルーツを感じさせられる曲や、意外な中島みゆきのカバーも収録され、質の高い歌と、00年代的なデジタル感をも伴ったハード・ロックサウンドを聴かせている。

2008年に結成し現在も活動中のバンド「猫騙」では、エスニカルな衣装とインディアン風のメイクを施されたルックスが度肝を抜くが、骨太なバンドサウンドで若干ポップ寄りになった楽曲に、38歳にして今もなお凄みを増している上杉の歌声が乗っている。


こうやって彼の活動を俯瞰してみると、正直セールス的には明らかに右肩下がりであり、メジャーの華々しい舞台から、インディーズの陽の当たらない世界へと突き進んでいるようにも思える。でも、WANDS時代から彼は、セールスよりも自分のやりたいことを追求する姿勢を崩さず、それが事務所などとの対立を生んだとしても、曲げなかった。本当に不器用な男なのだと思う。

けれども、もう、このまま突き進んじゃえばいいと思うのだ。

不器用であっても、既に華々しさは無くても、それが上杉昇という一人の「歌うたい」の生き様なのだ。それを美しいと思う人もいるであろう。「過去の人」扱いする人も当然いることであろう。彼の生き様を、ロックだと思う人も、かっこいいと思う人もいるであろう。猫騙での彼を、色モノ扱いする人もいるであろう。


それでいいと思うのだ。


その全てが、上杉昇なのである。


これから、猫騙の活動もありつつ、ソロ活動も待っている。

個人的には、上杉昇という人間の、芳醇な音楽性と、豊かな歌唱力が素のままに表れるであろうソロ活動の方を、かなり心待ちにしておるところである。

リアルタイムで彼の音楽活動を追えていることに感謝しつつ、彼の今後の活動を楽しみにしていきたい。


[ototoy] 特集: 猫騙(上杉昇)interview 「生きることは、自然に逆らうこと」
猫騙・上杉昇(元WANDS)インタビューに対する世の中の反応
Features:猫騙|BounDEE,inc

上杉昇 オフィシャルWebサイト - WEB.WESUGI


  
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2010年09月12日

庄内もっけだフェス2010を振り返って。

P8110001_450先日、8月11日、12日に酒田MUSIC FACTORYにて行われた、「庄内もっけだフェスティバル」。

本当にたくさんの方々にご来場頂きまして、無事、大盛況で終了いたしました。皆様、大変もっけでした!ありがとうございました!!!

・・・と、本当はもっと早くきちんとしたお礼の文章をここに記すべきだったのでしょうが、今回のもっけだフェスを終えて、かなりの燃え尽き感があったことと、どう整理していいのか分からない気持ちを言葉に出来ず、こんなに時間がかかってしまいました。気づけば、もうあれから1ヶ月が経ってしまいました。もっけです。

今年で3回目を迎えたもっけだフェスですが、今回は初の2日間開催ということで、遠方からお招きするアーティスト数も格段に増え、庄内の素晴らしさを感じる食べ物や企画などもかなりグレードアップしての開催となりました。

おととし、去年の開催に比べて、予算の規模もやるべきことも格段に増えて、悩むことも多かったし、スタッフの負担もかなり増えたように思います。そして正直、自分自身の力の無さや至らなさもかなり感じました。協力してくれるスタッフの皆さんの力が無ければ、今回は本当に開催出来なかったと思います。

今回中心となって動いてくれたスタッフは、ほとんどが庄内以外に在住の人達で、しかも庄内にほぼ何のゆかりも無い、新潟出身のnacoや、東京のおかっちのような人達までもが、この「庄内」という地域に魅力を感じ、そして「庄内をもっともっと盛り上げる!」というテーマに熱いものを燃えたぎらせて、多忙なスケジュールを縫って身を粉にして頑張って下さいました。

また、ナタリーさんやCDJournal.comさん、CINRA.NETさん、その他様々な媒体にもニュース掲載して頂きました。

地元酒田の人達も、チケットを手売りしてくださったり、メールで告知にご協力頂いたり。本当にたくさんの力が結集して、イベント当日まで突き進んでいきました。


そして迎えた、庄内もっけだフェスティバル2010。

ここからは写真とともに振り返っていこうかと思います。


1階のラウンジスペースでは、酒田出身の飯富崇生くんからご提供頂いた「だだちゃ豆」の無料提供に始まり、

IMG_0777_600IMG_0742_600これが山形県三川町発の「庄内バーガー」!!んめけ〜!


IMG_0868_600「けーくーこ」さんのご協力による庄内の名産品の販売、そして飛島のごどいもの提供などなど、盛りだくさん。


P1010505_600IMG_0865_600

ご来場者の皆さんから、庄内に対する「もっけだ」のメッセージを書いて頂きました。


IMG_0827_600ライブの合間には、庄内弁おもしろ講座「庄内弁でしゃべらナイト」や、皆さんから応募頂いた「もっけだフォトレター」の上映も。


こちらが、その際に流した動画です!!

【庄内弁講座】庄内弁でしゃべらナイト 第一回
http://www.youtube.com/watch?v=097XEuKUGmI

【庄内弁講座】庄内弁でしゃべらナイト 第二回
http://www.youtube.com/watch?v=w6CscrIOyEM

【庄内弁講座】庄内弁でしゃべらナイト 第三回
http://www.youtube.com/watch?v=wX6SbcVRdxQ

「もっけだフォトレター」の映像もどうぞ。BGMは、もっけだフェステーマソングの「もっけだ協奏曲」です。

もっけだフォトレター


IMG_0713_6000P1010526_600また、酒田在住の斎藤佐知子さんによる、庄内の歴史ある風景を撮った写真も展示。「もっと庄内の街を歩こう!」というメッセージが込められていて、もう一度地元を見つめ直すきっかけになったのではないかと思います。右側の写真に写ってるのは、司会をして頂いたtakujiさんと、僕の高校陸上部時代の同期の妹さんです(笑)。



そして、ライブの方は…。

P1010493_6003入口前のスペースで、笹口騒音ハーモニカのライブで幕開け。

かなり即席のステージだったのですが、オワリカラに同行しているPAの原田さんのお力添えもあって、何とか形にすることが出来ました。原田さん、ほんとでもっけでした。。。

やっぱり、音楽が鳴り始めると、このもっけだフェスのあったかい空気感が広がってきました。


そして、1日目のステージは、地元の歌姫・高山愛さんに始まりました。「もっけだましい」のこもった美しい歌声を聴かせてくれました。

サマソニ出演の勢いもそのままに、いつもにも増してキレッキレのライブを披露してくれたTHIS IS PANICのライブでは、「おすもうさん」という曲でタカキ君が相撲の相手に僕を指名。しかし見事に私が2連勝を飾りました(笑)。MCもめちゃくちゃウケてましたねー。

酒田で高校生活を送ったQurageくんは、その音楽と歌で会場の空気を清らかに染めてくれました。やっぱり、彼の音楽は、庄内の空気に凄く合うような気がします。

そして、京都から長い道程を経てやって来てくださった空中ループ。いつもにも増して美しいライブ。会場内もめちゃくちゃ盛り上がってました。

IMG_0799_600そして、笹口さんの絶叫と高温度の演奏がかなり熱くたぎっていた太平洋不知火楽団。いやー楽しかった!!


トリは、東京のオルタナティブ・ロックシーンを先頭で引っ張るオワリカラの、とんでもない爆発力を伴ったライブ。最後はアンコールも出る盛り上がり。

いやー、どのアーティストのライブも素晴らしかった!!!まじで!!

IMG_0878_600IMG_0876_600

フィナーレでは、「もっけだソング」を合唱。出演アーティストの皆さんにも壇上に上がっていただき、大団円に終わりました。


そして迎えた2日目は、波乱の幕開け。お盆の渋滞に巻き込まれ、リハーサル時間に間に合わないバンドが続出。リハ時間もどんどんと押していき、かなり焦りまくりました。

P8110028_600

結局、15分押しでなんとか開演。

もっけだフェスには3年連続皆勤賞の出演となるエリーニョさん率いる、エリーニョ&The Sweetest Friendsから始まる。やっぱりエリーニョさんの作る音楽の優しさとか安心感って、庄内の空気の中で聴くと凄く染み渡ってきますね。

IMG_0938_600そして、僕の好きな「行く末」や、今回のもっけだソングとして「サンキューロック」を披露してくれたThe Musique。良かったなあー。

The Musique - 行く末(Live)@酒田MUSIC FACTORY 2010.8.12

「行く末」のライブ動画です。

ANIMAも素晴らしいライブでした。ボーカルの小島ケイタニーラブさんが、当日に土門拳記念館に行った時に酒田市を走る「るんるんバス」(どこまで乗っても100円の奇跡のバス)に乗ったエピソードを元に、「るんるんバスの歌」を作って歌ってくれました。これも会場が大盛り上がり。

IMG_1013_600そして酒田のトップバンドFRIDAYZは、いつも通りのハイテンションで楽しすぎるライブをカマしてくれました。この流れでFRIDAYZのライブを観れたのはすげー楽しかったです。YOMOYAのキーボードの長倉さんがめちゃくちゃフロアで騒いでいたのも印象的でした(笑)。

IMG_1020_600ここで、1階のスペースで急遽、酒田の弾き語りミュージシャン人路くんが飛び入りライブ参戦。仕事を早く切り上げてくれて、当日に出演が決定したにも関わらず、その美声はやっぱり間違いなかった。2曲だけでしたがかなり盛り上がったです!

そして、FRIDAYZの健太くんも楽しみにしてたYOMOYAが登場。他のバンドももちろんそうなのですが、このバンドを庄内で観れるこのレア度たるや、凄まじいと思います(笑)。音の手触りや温もりがしっかりと伝わってくる、じわじわと喜びが広がるようなライブでした。

2日間のトリは、SEBASTIAN X。やっぱりこのバンドの発する音の躍動感と生命力たるや。人を幸せにするパワーに溢れていますねほんとに。当然のごとくアンコールも。トリにふさわしい、素敵なライブでした。

2日目も、どのアーティストのライブも素晴らしかった!!!


ただそんな中で、主催側としては、様々な点で不備があり、非常に申し訳ない思いをしました。時間がかなり押してしまったことや、アーティストさんへの確認ミスなどもあったり。そんなことも積み重なったことで、2日目のフィナーレは、「もっけだソング」を歌うことが出来ませんでした。正直、今思うと心残りなことでした。

全てのアーティストさんが気持ちよくライブを行って頂けるようにすることが、僕ら主催者側としてやるべきことであり、そこの部分で様々な配慮や人手が足りていないという問題があったことは紛れもない事実でした。これについては僕としても本当に反省しております。


でも色々大変なこともあったけど、なんだかんだ言って、アーティストの皆さんそれぞれが庄内を楽しんで下さっていたのも感じてほっとしたし、やっぱり、庄内ってやっぱいい場所だなあ、って改めて感じたのも事実。

「もっけだ」という言葉の持つ大きな力についても、再度実感することが出来ました。

P8110027_600IMG_0767_600

そして、この2日間で、延べ約200名の方々にご来場頂いたという事実。中には、岩手などの隣県や、わざわざ東京からこのイベントのためだけに酒田に来て頂いた人もいらっしゃいました。

やっぱり、お客さんの笑顔がたくさんそこにあったことは、本当に素晴らしいことで。やって良かったなあ、って心から思いました。



今回、出演して頂いたアーティストの皆さま、

ご来場頂いたたくさんの皆さま、

ご協賛、ご寄付を頂いた皆さま、チケットを売って頂いた皆さま、

そして、最後まで一人ひとりが最高の仕事をして下さったスタッフの皆さま、


本当にもっけでした!!!


やっぱり、色んな人達のご協力に感謝の意を表すときって、この「もっけだ」という言葉がもっともふさわしい瞬間だと思います。

ありがとうございました。もっけでした。


そしてこのもっけだフェスですが、来年やるかどうか、まだ正直迷ってます。

スタッフの皆は、それぞれが仕事を持っている中で、本当に貴重な時間を割いてこのもっけだフェスのために尽力して頂いています。でも、かなり限界を超えた仕事量を抱えてしまった人もいました。「もっけだ」を通り越して、申し訳ない、と思ったのも事実。

東京にいながらにして、遠く離れた庄内のイベントを作っていく難しさというものも、3年やってきてひしひしと感じております。

僕の思う理想のフェスを作っていくためには、地元で中心になって動ける核となるメンバーがほとんどいない今の体制ではとても厳しい。僕自身が、酒田に帰るしかないのかも知れないとも思ってます。

でも、厳しいながらも、やっていくしかない、という気持ちもあったりして、その葛藤の中にいるという感じでもあります。


また、僕が初めて開催しようと思った2008年当時は、山形の内陸の方では「DO IT!」や蔵王龍岩祭のようなフェスがあって盛り上がっているのに、庄内でのフェスがほとんど無いという状況がありました。そこで、庄内発のフェスをしっかりと作っていきたい、という思いもありました。

そんな中、今年は鳥海サマーキャンプという野外フェスが産声をあげたり、9/20にMUSIC FACTORYで開催される「さいこもへ祭」のような地元発の面白いイベントも生まれてきている。

これは非常にいい傾向だと思いますし、上記のイベントは、もっけだフェスのやろうとしている方向性に近いことをやっているのではと思います。僕がやらなくても、庄内の良さを再発見したり地元を盛り上げたりという役割を、そういう他のフェスやイベントに任せちゃってもいいのではないか、という気もしてきております。


でもやっぱり、僕がもっけだフェスを通じて成し遂げたいことっていうのは、もっともっと大きなことで、庄内の素晴らしさを、全国へ、そして全世界に発信していきたい、ということだったりもします。

そのゴールに近づいていくために、今の規模のままやり続けていくのか、一旦1年ぐらい休んで、しっかり大きな計画を練りなおしてやるのか、という選択のどちらをとるのか。そこについても、ちょっときちんと考えたいと思ってます。

その上で、来年開催するのかどうか、開催するとしたらどのような形がいいのか。あるいは、再来年以降に向けて計画を練っていくのか。それについて決めていきたいと思います。

いずれにせよ、もっけだフェスを、僕はこれからもやります。
必ず戻って来ます。

それだけはここに誓いまして、もっけだフェス2010の総括としたいと思います。

長文を最後まで読んで頂き、大変もっけでした(笑)。


こちらが、出演アーティストの皆さんがもっけだフェスについて書いて下さっているブログですので是非読んでみてください。

空中ループを斬る | もっけだ日記

もっけだ!|The Musiqueオフィシャルブログ

1/880000の孤独 : [Qurage] 酒田総集編/ほとんど山口(8/11,12)

エリーニョとほほ通信:ガム頼り

FRIDAYZ MEETING:明日待ってます!


もっけだフェス関連のTwitterでのつぶやきをまとめてみました。
Togetter - 「庄内もっけだフェスティバル2010 −好ぎだ!もっけだ!庄内!− まとめ」


最後に、実行委員として本当に頑張ってくれた、新潟のnacoのブログ。本当にありがとう。
庄内もっけだフェスティバル その意義 : 七井橋


DSC02743_600僕の実家に泊まって頂いた、YOMOYA、太平洋不知火楽団の皆さんと。  
Posted by ayate at 13:07Comments(2)TrackBack(0)
カテゴリ: もっけだフェスティバル