2007年10月09日

なみだは、一ばんちいさな、海です。

寺山修司少女詩集 (角川文庫)


なんとなく、

寺山修司を、

読んでみようと思った。


この詩集、

しょっぱなからいいです。


なみだは
にんげんのつくることのできる
一ばんちいさな
海です

(一ばんみじかい抒情詩)



海に関する詩が多く。


なんか、透明度が高いけど、

青さがちょっと痛キレイな詩。


そんな感じ。



昨日は、友達の誕生会だったので、

冒頭の少女詩集をプレゼントしようと思いました。


自分の分と、友達の分と、

2冊持っていた。


そして誕生会に行ってみたら、想定外の出来事が。


その友達と

同じ誕生日の人がもう一人いらっしゃってですね。

その人の誕生会でもあったわけです。


たまたま2冊持ってて良かったなと。

お二人にお渡ししました。



寺山修司が、

3つになった。


贅沢は言わないし、

押し付けがましいのは厭なんだけど、

この詩集が、

お二人の心にも入り込んでくれたらいいなあと思ったです。



さて、

最近、読書の秋ですね。


色んな本を買っちゃいました。

結構、BRUTUSの特集の影響で買ったのが多いけど。


GOGOモンスター


これは、「ピンポン」原作者の松本大洋の傑作マンガです。

松本大洋の画、大好き。

セリフとかも含め、
クールで青い叙情性がいいかもです。


おとなの進路教室。


山田ズーニーさんの最新作。
最新作と言っても、

「ほぼ日刊イトイ新聞」のコラム「おとなの小論文教室。」から、
「自分らしい進路を切りひらく」をテーマに
選りすぐって再編集した1冊。

長い人生の道の中で、ふと立ち止まって考えたい人にお勧めの本です。

山田ズーニーさん、凄くいいっすね。

色々読んでみようと思います。


アインシュタインにきいてみよう 勇気をくれる150の言葉

これは、アインシュタインの語録を150個ちりばめた本。

彼の語録を読んでると、
彼は偉大な物理学者であっただけではなく、
偉大な哲学者だったように思えます。

心の底ではなんとなくわかっているけど、
なかなか言葉にしづらいようなことを、
ぽんと言ってくれるのが、気持ちいいです。

以下が、その一部です。


成功者になろうと
するのではなく、
価値のある人間になるよう
努めるべきです。


本当に価値のあるものは
野心や義務感からではなく、
人間に対する
愛情や献身から生まれます。


独創性の秘訣は、
自分がどこから
そのアイデアを思いついたかを
隠しておくことです。


教養とは、
学校で学んだことを
すべて忘れたあとに
残るもののことです。


日本はすばらしかったです。
人々は絵のように美しい国に暮らしています。
上品なマナー、芸術的感性、誠実さ、良識。
どれをとっても最高でした。


などなど・・・。

とても滋味深いです。
秋に味わうにはうってつけです。


あと、ゲーテとか、
ドストエフスキーも
読んでみようかなと思いました。

以上です。

読書の秋、ばんざい。
  

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2007年10月06日

言葉の世界。

これを読んで、

心が大分回復した。


BRUTUS (ブルータス) 2007年 10/15号


BRUTUSは結構好きな雑誌なんですが、

今書店にならんでる10/15号は
僕的にかなりヒットでした。


「言葉の力」と題された今回の特集は、

過去から現在に至るまでの

さまざまな素晴らしい「言葉」や「詩」を紹介している。


ほんの一部をご紹介。


このいまという瞬間

それは止むことなく続き

やがて

はるか昔となる

(ゲーリー・スナイダー 原成吉訳)




青春

青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。

(サムエル・ウルマン 宇野収、作山宗久訳)


なんか、文字に起こされた言葉って、

時間に縛られず楽しめるのがいいですね。


音楽や映画、テレビなどは、
時間軸が作り手の側にあるのに対し、


絵や写真、詩などは、
時間軸が受け手側にある。


楽しみ方は、とても自由だ。

詩。



この雑誌の中で、最もリアルに響いたのはこちらの詩。



眼にて云ふ

だめでせう
とまりませんな
がぶがぶ湧いてゐるですからな
ゆふべからねむらず血も出つづけなもんですから
そこらは青くしんしんとして
どうも間もなく死にさうです
けれどもなんといゝ風でせう
もう清明が近いので
あんなに青ぞらからもりあがって湧くやうに
きれいな風が来るですな
もみぢの嫩芽と毛のやうな花に
秋草のやうな波をたて
焼痕のある藺草のむしろも青いです
あなたは医学会のお帰りか何かは知りませんが
黒いフロックコートを召して
こんなに本気にいろいろ手あてもしていたゞけば
これで死んでもまづは文句もありません
血がでてゐるにかゝはらず
こんなにのんきで苦しくないのは
魂魄なかばからだをはなれたのですかな
たゞどうも血のために
それを云へないがひどいです
あなたの方からみたらずゐぶんさんたんたるけしきでせうが
わたくしから見えるのは
やっぱりきれいな青ぞらと
すきとほった風ばかりです。

(宮沢賢治)


宮沢賢治が、死の間際に病床で書いた詩である。


はたからみた悲惨さとは
全く逆行した、内の安らかさ。


あまりにも死が近づくと、
そこには美しさが溢れているのだろうか。


僕はまだ見たことが無いからわからない。


でも、彼が死ぬ間際まで、
何かを「生み」続けたことは、
とても素晴らしく生きた証なのだと思う。



さて、話は変わって、

「言葉の力」と「態度の力」で

多くの人を凍りつかせてしまった

沢尻エリカの件なんですけど、


僕ね、

あの映画舞台挨拶での態度は、

事務所側からの指示だったような気がしてならないんですよ。


だって、

曲りなりにもプロで大人ですよ。


映画の話題作りのために、

事務所、もしくは配給側が、

沢尻エリカにああいう態度をとるように指示したんじゃなかろうかと。


それが、全く逆の効果になってしまったと。


なんか、そんな気がしてならないんです。


別に擁護派でもなんでもないんですけど。


まー、

あれが素の行動だったら、

愚か極まりないですけどね。


真相については闇の中ですが、

あの態度が事務所からの指示だった場合にのみ、

私は沢尻エリカを真のプロと認めます。



  
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2007年10月04日

僕は、

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僕は、僕でなければいけない。



君は、君でなければいけない。



まんまるい悔恨が

過去を染めていたとしても、


僕は、僕に成らなきゃいけない。



君は、君に成らなきゃいけない。



真似しながら、


響きあいながら、



人は、人に成らなきゃいけない。






なんて、真実色がかった言葉を


信用しすぎちゃいけないよ。




僕が、僕でしかないのと同じように、



君は、君でしかないんだから。
  
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2007年09月22日

走る、交差点。

僕らは走る。


一抹の寂しさを抱えながら。


目的地は見えない。



でも、脇目もふらず走ってる。



いくつかのシアワセと、

一抹の寂しさが交差する、

長い旅路の交差点。



どこに向かっているのだろう。


実感が乏しくて、

本当の場所がどこかもわからない。



でも、

多少の素晴らしいかけらが自分の中に眠っているのなら、

あくまで不安を友にして走ってみよう。






隙間だらけの毎日には、


埋めなきゃいけない空白の未来がある。



なんとなくでいいから、


ギアチェンジしながら、


適当に、

速めたり緩めたりすればいいと思う。



どうせ、相対的に見たら加速してんだから。


一年の長さは、



歳を重ねるごとに、
短くなる。



刹那な幸せも、コーヒー一杯分の寂しさも、

短く凝縮されていくのでしょうか。



知らない時間が、
夕暮れ間近の影のようにけだるく伸びています。



そしてやっぱり、

僕らは走っていくのです。



幸せも、寂しさも、



何もかも感じながら。
  
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