大震災・放射能関連

2014年03月09日

NHKニュースで取り上げていただきました

塩原温泉、今朝は晴れ。

一昨日、NHKニュースとちぎ640
「大震災から三年」
というシリーズの中で、
彩つむぎを取り上げていただきました。

震災後のお客様の落ち込み、
その後空間放射線量を測り、毎日Twitterで公表したり、
食品の放射性物質などを測り、
汚染のない食材を使うようにしていることなど、
震災後の当館と私の取組みが紹介されました。

原発事故後、
実際、どのようにこの塩原温泉が汚染されてしまったのか、
とても気になって、自分一人で、計測器を借りて、測定していきました。
その後、食材の汚染状況が気になって、
実際に様々な食材を測定してもらいました。

震災数か月後の、ひたすら高い所を探す、無責任なホットスポット報道、
根拠のない「安心安全宣言」などに、本当に心を痛めました。
「とにかく測って、公表。判断はお客様にゆだねる」
私の一貫したスタンスです。

そのために、色々なことを余計な時間を割いて行ってきました。
そんな3年間の思いが少しは伝わったかなと思います。

最近の空間放射線量は
震災直後から比べると半分くらいの数値になっています。
あまり、変動もしないので、正直、面倒だなと思うことも。
でも、継続して、記録して、伝える事
とても大切ですから、これからも伝えていきたいと思います。


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2012年05月11日

残念ながら原木椎茸お出しできませんでした・・・

塩原温泉、今朝はくもり。
毎日、晴れ間も見えるものの、天気は不安定。
気持ちのいい五月晴れになるといいですね。

さて、露天風呂の周囲に、
原木椎茸ほだ木をたくさん置いてあります。
3年程前にたくさん菌を植えつけ、
一昨年前から収穫できるようになり、
昨年の秋もたくさんなってくれましたが、
ご存知のとおり、福島原発事故を受けて、
関東一円、場合によってはもっと広い範囲で、
原木椎茸のほとんどが、現在出荷停止になっています


当館では、私自身が、かなり早い段階から、
個人的に放射能問題に取り組んでおり、
昨年の夏休み明けくらいから、
独自に食品の放射能検査を行ってきています。

昨秋はまだシンチレーション式サーベイメーターの簡易検査で、
核種別の検査ができませんでしたが、
カリウム40を含んだ数値で80〜240ベクレルという値。
当時はまだ基準値が500ベクレルでしたから、
食べても(ただちに?)問題ない数値でしたが、
それでも、一切お客様に出すこともなく、自分でも食べませんでした。

その後、核種別の検査ができるようになり、
春にまた椎茸が出たら、すぐに検査しようと楽しみにしていました。

実はここは、空間放射線量、土壌ともに、
那須地域で最も低い地域
です。
すでに一冬越していますし、セシウムだけなら、
ひょっとしたら、それほど高い数値にはならないかもと、
最後まで希望を捨ててはいなかったのですが・・・・

先日の検査の結果、
セシウム134とセシウム137の合計で、
1キロあたり、120〜160ベクレルという結果
本当に残念です。

毎日、段ボール一箱くらい、たっぷり採れるのです。
それが食べられない・・・

椎茸1個にすれば微々たる数字かもしれません。
ましてや、スライスして少しくらいなら・・・と
思う気持ちもないではありません。
でもやはり。

当館では私がひたすら計測。
大抵の検査の検出限界20+20で、
40ベクレル以上検出された食材については
独自の判断で、料理には使わないことにしていま


ということで、
本当にぷっくらとおいしそうな原木椎茸ですが、
残念ながら、お出しすることはできませんでした。
収穫しては廃棄しました。

ちなみに、私が実験計測した限りでは、
スライスなど小さく切って、水に浸け、しぼるだけで、
約4割ほどセシウム含有数値が小さくなります

そうやって下処理すれば、
おそらくお吸物に使うぐらいは大丈夫と思うのですが・・・
ああ・・・と大きなため息です。

原木しいたけ

次から次へと出て・・・

 

 

 

 




毎日のように収穫

毎日このくらいの収穫が
ありました。
すべて廃棄。
もう収穫期は過ぎたようです。





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2012年03月18日

95歳被曝医師肥田舜太郎氏のメッセージ

塩原温泉、けさはくもり。
昨日の雨が上がり、日もさしています。
ただ、今夜ちょっとだけまた雨マーク。
明日は晴れるようです。

さて、今日は3月11日からちょうど一週間です。
一週間前、私は黒磯文化会館で
肥田舜太郎氏の講演を聞いていました。

この日は同会館にて、
3月11日のメモリアルイベントが行われいましたが、
その最後に肥田氏の講演が予定されていました。

肥田舜太郎氏は95歳
広島在住の医師で、広島原爆投下の時、
たまたま往診していて、広島の爆心地を離れていて、
その後、直接被爆した人や、
広島に入って、体の不調を訴えた人など
大勢の被爆・被曝患者さんを診てきました

現在、当時のことを知る医師は肥田氏、ただ一人
貴重な存在として、原発事故以後、
ご高齢の体をおして、全国各地を講演しています。

話には聞いていましたが、
その力強い講演と内容に圧倒されました。
特に後半、たたみかけるような、怒涛のような訴えには、
涙を流して聞いている方も沢山いらっしゃいました。

『内部被ばくから命を守る』と銘打った、
肥田先生の話より。

「知らないからと言ってすまされない。
広島・長崎の経験から何も学んでこなかった。
みんなの責任なんです。
だから今日から、学びなおしてください。
今から、今日から、学べばいい。
孫子に毒みたいなものを残してはいけない。
このままだと、本当に孫や子に恥ずかしい。
誰がやるか。皆さんしかいない。」

「皆でがんばりましょう。
生きている僕らが、自分の意志でやればできる。
そのために、私の思いを伝えるために全国を回っている。
明日からでも、今日までの自分と違う自分になってください」

とても95歳の方のお話とは思えませんでした。
昔の日本の晴耕雨読の生活に戻りましょうとも。
不必要な電気を使わないような。

今まで色々な方の講演を聞いてきましたが、
これほど、感動を覚える講演はなかったです。

今を生きる大人の私たちが、
子供のために何をすればいいのか、
何を伝え、何を残し、何をやめなくてはいけないのか


本当に考えさせられました。
3月11日に先生のお話を聞けたことは財産でした

時々、言われるのです。

「どうして、そんなに放射能問題のことに取り組んでいるの?
塩原はそんなに放射線量高くないし。
あなたが一生懸命やらなくたっていいでしょ。
誰か他の地域、他の立場の人にやってもらえば。」

そういう思いの人が多かったから、
私達は広島・長崎、そしてチェルノブイリから何も学ばず、
すぐ近くの福島であんな事故が起きてしまったのではないでしょうか。

壇上の先生はとてもお元気そうでしたが、
ずっとずっと長生きしていただきたいと思います。


肥田舜太郎先生講演会

 

 

 

 

 

 


上着を脱いで

 

 

 

 

 

 


お帰りのところをパチリ





 





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2012年03月05日

那須希望の砦緊急集会

塩原温泉、今朝は雨。
夜に雪だったものが雨に変わっています。
今日は「啓蟄」ですが、冷たい雨ですね。

昨日は二つめの投稿でお知らせしたように、
那須地域で放射能対策を考える住民プロジェクト、
「那須希望の砦」による緊急集会が行われました。

ご存知のように、那須地域は福島県と隣接しています。
塩原温泉は山の裏側だったことから、
奇跡的にひどい汚染は免れました。
この那須地域でも最も空間放射線量が低い場所です。

玄関前の地上50センチの空間線量を毎朝計測していますが、
0.12〜0.18μSv/h。
首都圏とほぼ同じくらいだと思います。
地上1メートルですともっと低いのですが、
市などで計測している高さ(小さいお子さんの顔の高さ)に統一しています。

しかしながら、線量が高い地域があることも事実。
放射能汚染に県境も何もないと思うのですが、
国の除染対策において、
一旦は年間1mSv/h以上の地域は、
個人宅の除染も国が援助しますと言っておきながら、
このほど、その数値を5mSv/hに引き上げ、
栃木県内は全て個人の土地などの除染に援助しないことに。

この1年間、放射能対策はもちろんのこと、
観光業しかり、流通しかり、復興支援しかり、
常に国の目は福島をはじめとする東北に向き、
すぐ隣の県なのに、栃木県はないがしろにされることばかりでした


放射能対策は直接子供たちの健康に関わってきます。
栃木県が置いてきぼりにされることに、
これ以上、私たちは黙っていられません。

そういう思いで開かれた緊急集会でした。
急遽決まり、準備日数が少なかったにもかかわらず、
目標の倍以上の方が集まってくれました。
テレビ、新聞各社、多くのマスメディアが来てくれました。
ネット中継してくれた報道機関もありました。

那須希望の砦代表で、
各地で放射能対策や除染についての講演もしている、
代表藤村靖之先生や那須町長と、会場との質疑応答では
思った以上に皆さんが怒りや不安を感じ、
地域の思いがうねりのように、ひしひしと伝わってきました。

会場で決議されましたが、
今後、国に対して、数値撤回を求めて、
官民一体となって、また栃木県北部の広域連合として
署名活動を展開することになりました。

昨日はNHKやとちぎテレビのニュースで、
また新聞各紙において取り上げられています。
新聞各紙の担当者の方、皆さん、顔なじみの方たち。
私がスタッフとしていることに、一様に驚かれています。
観光業の立場で放射能問題に関係しているの?と。

観光業の立場だからこそ、
この地域の実態を知ろうとし、対策を考え、守ろうとしています。
空間線量、食材を測り、お伝えしています。

私の放射能問題に対する思いの原動力は
現在松本市長をされている菅谷昭氏の著作です。
菅谷氏は医者として、確か3年ほど現地に入り、
チェルノブイリ事故で被害を受けた子供たちの
手術などに携わった方です。

菅谷氏は早くから、日本でも同じことが起き得ると警告していました。
その警告に、私たちがきちんと向き合ってこなかったから、
今回の福島原発事故が起きたのではないでしょうか。

地域を守るため、特に地域の子供たちを守るため、
まず、一人の人間として、
この問題と向き合っていかなければと思っています。
今後署名活動にご協力いただければ幸いです。


那須希望の砦緊急集会

会場が人で埋め尽くされました。

 

 

 

 

 


藤村先生の話

藤村靖之先生の講演。

 

 

 

 

 


那須高久町長の話

高久那須町長の話。

 

 

 


 

 

質疑応答

会場との質疑応答。

 

 

 

 

 


鋭い質問や意見が次々と

場内からは次から次へ
質問や意見が。



 

 

 

 

NHK
http://www.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1006611051.html

とちぎテレビ
http://www.tochigi-tv.jp/news2/?date=2012-3-4
http://www.tochigi-tv.jp/news2/stream3.php

産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120305/tcg12030502110002-n1.htm





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2012年03月04日

本日「那須希望の砦」緊急集会ネット中継

本日2つめの投稿です。

福島第一原発事故を受けて、
那須地域で放射能対策を考える住民プロジェクト
「那須希望の砦」では、国の放射能対策において、
栃木県への対応が遅れていることを受けて、
本日、緊急集会を開催します。
(@りんどう湖ロイヤルホテル、13時半より)

この緊急集会の模様が、
ネットにて様々なニュース(特に原発事故関連)を発信している
IWJ(Independent Web Journal : 岩上安身氏代表)から
ネット中継されることになりました。

http://www.ustream.tv/channel/iwj-tochigi1

中継は13時半過ぎからになると思います。
ネット環境によっては、見にくい場合もありますが、
この地域の住民の声を直に届ける大きな手段です。
お時間のある方は是非ご覧ください。

IWJのHPも併せてご覧ください。
http://iwj.co.jp/





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2012年01月08日

子供向けイラストブック『放射線になんか、まけないぞ!』

塩原温泉、今朝はうすぐもり。
夜に少し雪がちらつきましたが、
少し青空も見えるまずまずの天気です。

先ほど、当館の対岸をニホンカモシカが走っていました。
じっとしていると雪景色に同化して
なかなか見つけられないのですが、
いきなり走っていたので、びっくりしました。
冬はニホンカモシカとの遭遇チャンスも多くなります
当館より200メートルぐらい離れた社員寮でも
しばしば目撃されています。

さて、今日は昨年末に発売された本を一冊紹介します。

『放射線になんか、まけないぞ!』
柚木ミサトさん
というイラストレーターの方、
坂内智之さんという福島県の小学校教諭の方、
そして、NHKの原発事故などの番組でおなじみの木村真三先生による
お子さん向けの放射線対策のイラストブックです。

小学生ぐらいのお子さんを対象に、
お子さんでもわかる平易な言葉と
かわいらしいイラストで
原発事故のこと、
放射能と放射性物質のこと、
外部被曝と内部被曝のこと、
気をつけなくてはいけないこと、
食品のこと、除染のこと・・・・・

大人向けの本は原発事故以降何冊も発行されていますが、
お子さん向けの本はこれが初めてではないかと思います。

柚木ミサトさんは原発事故後いち早く、
放射性物質を赤いツブツブで表した
「赤いツブツブ」シリーズのイラストを発表。
どんな風に放射性物質が子供に降り注いでいるのか、
放射性物質を「見える化」した絵を描いている方です。

私は柚木さんのこの「赤いツブツブ」の絵を見て感激し、
すぐに柚木さんに問い合わせをして、
彼女のイラストを使わせていただいたり、
そのバッヂを購入したりさせていただきました。

そして、新たにお子さん向けの本ということでしたので、
さっそく、お願いして、当館の売店でも販売させていただくことに。
大人が口で言って教えるのもいいのですが、
子供が自分で読んで、知識を持つことはとても大切なこと


届いた本を見たスタッフが、これはいいとお孫さんに。
そして、
「この本は本当にわかりやすくまとまっているから、
私達大人や、特にお年寄りの方にもいいですね」
というコメント。
確かにその通りなのです。

当館にお越しになったら、是非お手にとって見てください。
最近、内部被曝調査などが進むにつれ、
気をつかっていた人とつかっていなかった人では、
明らかに内部被曝の量が違うことが明らかになっています。
日本の将来を担うお子さんたちを守るため、
一人一人が賢く、放射能と向き合っていきたいですね


放射線になんか負けないぞ!





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2012年01月07日

天災は忘れた頃に・・・地震にはくれぐれも注意

塩原温泉、今朝は雪が降ったり止んだり・・・
予報では一日くもりのマーク。
今はちょっと日差しが出ています。

さて、
昨年、地震は例年に比べてどれだけ多かったのか・・・
東日本大震災以来、ずっと疑問に思っていたのですが、
数日前のニュースに取り上げられていました。

何と、昨年は震度5以上の地震が68回
これは観測史上(1926年以来)最多だったそうです。
普通は平均して年に4回程度。
実に17年分が、一年の間に起こったという計算になります。

また震度1以上の有感地震は9723回!
膨大な数字です。

でもこちらは、これでも史上3番目なのだというから、
いかに日本が地震大国なのかがよくわかります。

しかも!
これらの地震は年が変わったからといって、収まってはいません。
専門家の間でもM9クラスの地震が、必ずまた起こると言いますし、
地震性微動や電磁波などを調べている方も、
常に、近々地震が起きうることを警告してくれています。
元日の地震も警告されていました。

天災は忘れた頃にやってくる・・・
まだまだ東日本大震災を忘れたわけではありませんが、
この言葉を常に肝に銘じていなければならないと思います。
元日にも福島を震源域とする比較的大きな地震があったばかり。

ちなみにこちらは気象庁の地震のサイト
http://www.jma.go.jp/jp/quake/index.html

地震が起きるとすぐに各地の震度などが確認できるほか、
様々な地震に関する情報が得られます。

幸い、塩原は地盤が岩盤のため、地震の揺れには強く
3.11の地震の時も、当館ではコップ一つ倒れませんでした。
田舎のため、それほどの混乱もなく。
都会の方ほど、公共交通機関のまひなどで
大変なのではないかと思います。
くれぐれもお気をつけください。

また当館では3.11以来、
当日何が起きるかわからないということで、
ご予約の際に当日ご連絡のつく携帯電話の番号をお聞きしています
雪が降った時などにもすぐにお知らせできるので、
どうぞ、ご協力をお願いいたします。





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2011年12月09日

食品の放射能検査について

塩原温泉、今朝はくもり。
まだ雪にはなっていません。
降るのかなあ、降らないのかなあ・・・ちょっと微妙な空。
予報ではしばらくぐずついた天気が続くようですが、
明日だけ晴れマークも。
皆既月食、少し希望が持ててきました!

さて、今日は少し固い話をさせていただきます。
福島第一原発事故とその後の放射能問題
そして当館の取り組みについて


3月の福島第一原発事故を受けて、
福島県は元より、関東一円と南東北が
(あるいはもっと広い範囲が)
放射能に汚染されてしまいました。

最初の頃、まだ誰も線量計なんて持っていなかった頃、
私はとにかく、この地域の実態を調べなくてはと、
ちょうど、那須町で行われた
住民による放射能対策の勉強会に参加
そのままその住民プロジェクト「那須希望の砦」の会員になりました。

以前より電気に頼らない生活を提唱していた
日本大学の藤村靖之先生の指導のもと、
皆でお金を出し合い線量計を購入
那須町と那須塩原市で地域ごとのグループに分かれて、
あらゆる場所の空間放射線量を測ったり、
除染実験をしたり、内々で食材や土壌などの計測を
してきました。

幸い、塩原温泉は事故時の気象条件と
山の裏側という地理的条件によって、
空間放射線量はこの地域でも低く、ほぼ東京並みにとどまりました。
しかし、この地域一帯の汚染は調べれば調べるほどに深刻で、
学校の校庭の除染から始まり、
このほど、国の重点対策地域にもなりました。

旅館で使う食材については
鉛のボックスに入れて遮蔽されたものを、
シンチレーション式サーベイメータで調べるという、
簡易的で、内々の測定ではありますが、
とにかく調べられるものは全て調べてきました

ただ機械の性能問題で、元々食品が持つカリウム40も読みとり、
肝心のセシウム134、137のみの数値はつかめないものでした。

このほど、那須希望の砦では、
新しく導入したスペクトルメーターの測定により、
核種別の検査が可能になりました。
ヨウ素、セシウム、カリウムなどがそれぞれ計測ができます。

いわゆる検査機関での測定と同レベルの測定。
1検体2000円という格安料金ですので、
今までの内々の検査のように無料とまではいかないものの、
気軽に詳細なデータが得られるようになりました。

先日さっそく、12月の献立に使う野菜を5品目検査してきました。
カリフラワー、ブロッコリー、キクイモ、ヤーコン、里芋です。

いずれも1800秒の測定で検出限界(5〜10ベクレル)以下との判断。
いわゆる「検出せず」の証明書もいただいてきました。

それ以前からも、色々な食材を検査してきましたが、
今後も時間のある限り、宿の食材を検査していきたいと思います。

先般の牛肉の出荷停止解除の際もそうでしたが、
ほとんどのお客様が、
「売られている野菜なのだから大丈夫、気にしませんよ」
とおっっしゃってくれます。
実際に宿で使う食材をいちいち検査している宿はあまりないと思います。

しかしながら、
那須希望の砦に参加している私としては、
やはりそれではいけないと考えます。

チェルノブイリ事故の後、
ベラルーシやウクライナで何が起こったのか、
チェルノブイリの子供たちがどういうことになったのか、
一生懸命に勉強しています。
放射能についての講演会に参加し、本も沢山読んでいます。

大地が汚染され、空間に放射性物質が飛んでいる状況の中、
少しでも内部被曝は避けなければなりません
それは旅館のお客様に対してもです。

いくら「ただちに健康に影響はない」とか、
「基準値500ベクレルは絶対安全です」と言われても、
私にはその言葉を信じるだけの確証が持てません。

観光地の旅館で放射能のことについて触れるのは
もしかしたらタブーに近いことかもしれませんが、
私は私なりに、この地域の農産物を守りたいですし、
今まで彩つむぎで進めてきた「地産地消」も守りたい。

そして、お客様に安全な食材をご提供できるように
努力していきたいと思います。

以下は測定の様子のリポートです。


検体

食材を極力小さくプロセッサーなどで細かくします。

スペクトルメーター

ベラルーシのATOMTEX社製の測定器。

パソコンで数値を読み取る

パソコンにつながれており、数値を読み取ります。

数値結果

こちらが測定結果です。







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2011年09月20日

とちぎ和牛の陶板焼き復活!

塩原温泉、今朝は雨。
ダブルで来ていた台風。
16号は東にそれましたが15号は列島直撃。
関東地方も影響を免れないようです。
明日が本降りの雨になりそうです。

さて、このほど、長らく出荷停止になっていた
栃木県産牛肉の出荷停止が解除となり、
ようやく、仕入れが再開できるようになりました。

汚染された稲わらを食べ
基準値超えになった牛肉が見つかった事を受け、
栃木県では検査体制を徹底
まず、二つのカテゴリーに分けています。

汚染された可能性のある稲わらをまったく与えていない
酪農農家の牛に関しては「全戸検査」
各農家ごとに1頭の牛を検査し、
その牛の測定値が20ベクレル以下なら、2頭めから出荷。
20ベクレル以上はさらに精密な検査。

また汚染された可能性のある稲わらを食べさせた農家については、
全ての牛を検査する「全頭検査」

最終的には国の暫定基準値未満なら、出荷は可能ですが、
無事出荷されることになる牛は全て、
固体識別番号の書かれたパスポート
「牛肉の放射性物質検査結果通知書」が付けられます。
数値も記載されていますから、
数値が高ければ仕入れるつもりはありません。

今のところ、2箇所の農家の牛を仕入れましたが、
いずれも「検出せず」
気になる検出限界は次のとおりです。

ヨウ素131 : 7ベクレル/キロ
セシウム134 : 7ベクレル/キロ
セシウム137 : 12ベクレル/キロ
セシウム136 : 8ベクレル/キロ

とにもかくにも、お客様に喜ばれていた
「とちぎ和牛の陶板焼き」を再び提供できることになり、
私も板長も安堵いたしました。

栃木県が世界に誇るとちぎ和牛を
安心してお楽しみください。

とちぎ和牛の陶板焼き






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2011年09月01日

「那須を希望の砦にしよう!」プロジェクト勉強会のお知らせ

塩原温泉、今朝は雨。
台風12号がゆっくりと日本列島に近づいています。
進路によって週末にかけて大荒れの天気になりそう。
今のところ、このあたりは暴風圏からは外れそうな気配です。

今週末には、
このブログでも何度か触れている、
地元住民によるプロジェクト、
「那須を希望の砦にしよう!」主催の放射能の勉強会が、
今回初めて、地元那須塩原市にて開催されます。

那須塩原市はご存知のように、
場所によっては放射線量が高い地域もあります。
最近、住民の方々の意識や関心もだいぶ変わってきました。
そこで、この勉強会です。

放射能についての知識も増え、
実際に自分が住んでいる周囲の放射線量を測ったり、
除染実験に参加することができます。

地元の方で、興味のある方はぜひご参加ください。
以下、案内チラシより。

福島原発事故と放射線被曝対策についての第3回勉強会

<講  師>藤村靖之先生(日大教授・非電化工房代表)
<開催日時と場所>
第1部【原発事故と放射線】
 
9月4日(日)開場1830 開始1900
ハロープラザ2階会議室(那須塩原市関谷12664

         
第2部【被曝対策】
9月14日(水)開場1830 開始1900
いきいきふれあいセンター3階大会議室(那須塩原市桜町15

                       
第3部【空間放射線量測定講習会】
9月2日(木)開場1830 開始1900

ハロープラザ2階会議室(那須塩原市関谷12664

 

   ※3回に分けてテキストをもとに勉強いたしますので、
できるだけ続けて参加していただきたいのですが、
ご都合により1回だけの参加でもかまいません。

 

<お申し込み>お名前、ご住所、電話番号を明記の上、
toride@nasu-house.com宛て、パソコンまたは携帯メールより
前日までにお申し込みください。
メールをお使いでない方は、
大変お手数ですがお知り合いの方に頼んでください。

◆「那須を希望の砦にしよう!」プロジェクトの公式HPも是非ご覧ください。 

http://nasu-house.com/toride/index.html(“那須を希望の砦に”で検索してもOKです)





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2011年08月11日

「那須を希望の砦にしよう!」プロジェクトがテレビに

塩原温泉、今朝もよく晴れています。
昨日は夕方、激しい雷雨となりました。
稲妻が光ったと同時にガラガラバッシャーンという轟音。
外にいなければ大丈夫とは思いますが、
かなりの音でびっくりしました。
今日も日中暑くなれば、夕刻の大気は不安定になります。
お早めのチェックインをおすすめします。

さて、昨日食材の放射能の簡易測定についてご紹介しましたが、
一緒に測定した仲間は
「那須を希望の砦にしよう!」プロジェクトに参加している、
地元の方々ばかりです。

「那須を希望の砦にしよう!」プロジェクトは
那須地域全体にわたり、市民レベルで、
放射能についての勉強をしたり、
地域の実態を調査したり、除染実験などを行なっています。

少しずつ活動が認知されてきて、
このほど、とちぎテレビのニュースでも取り上げられました。

こちらから見られます。
http://bcove.me/i0h7tc10

那須町や那須塩原市を8つのグループに分けて、
通学路を中心に空間放射線量を測ったり、
様々な除染実験を行なったり、
今後は食材の測定も行なっていく予定です。

一人でも多くの地元の方に参加していただきたいと思います。
今、自分たちでできることを自分たちの手で。
興味のある方は同プロジェクトのHPも是非ご覧下さい。
http://toride.saloon.jp/index.php


今日で震災からちょうど5ヶ月です。

次から次へと明るみになる、様々な原発事故関連の事実
日々、怒りと不安を感じざるを得ません。
昨夜も「砦」のメンバー達と、次の活動についてのミーティング。
皆さん、仕事が終わってから夜に集合。
24時近くまでの打ち合わせです。

専門用語が飛び交って、
「みんな、ずいぶん放射能関連に詳しくなったねえ」
顔を見合わせて笑ってしまいましたが、
どうして、こんなことを一生懸命に勉強したり、
時間を割かれなくてはいけないのだろうとつくづく思います。
とにかく、一日でも早い収束と、
国民の立場に立った速やかな対応をお願いしたいです。





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2011年08月10日

食材の簡易測定トライアル

塩原温泉、今朝もよく晴れています。
気温は現在25度。
昨日は雨が降りそうで降らずに終わり、
30度まで気温が上がりましたが、さて、今日は?
にわか雨の予報は出ています。

さて、昨日は牛乳について書きましたが、
地元で放射能について勉強や調査をしている
仲間の方たちと一緒に、
先日実際に初めての食材の簡易測定にトライしてみました。

シンチレーション式のサーベイメーターを使い、
基準となる検体を決めて
基準値をあらかじめ測っておくことで、
針が振れる値から計算式に沿って計算すると、
概算値を出すことができます。

牛乳はまったく針が動きませんでしたし、
同じく、塩原の水道水も微動だにしませんでした。
つまり、全く検知しなかったので安全というわけです。

実際は空間放射線の影響をまったく受けない、
鉛でできた部屋のような中でないと、
正確な測定は不可能ですし、
計算から割り出す概算値ですので、
あくまでも目安程度の測定しかできません。

でも検査機関に出さなくても、手軽にできる方法です。
自治体や食材を扱う会社、スーパー、直売所などでも、
今後はこういう機械の導入によって、
安全な食材とそうでない食材をどんどん調べてほしいものです。
個人向けにもう少し簡単で安価な機械も
開発されるといいですね。

簡易測定中

 

 

 

 

 

 


 





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2011年08月09日

彩つむぎで出している牛乳について

塩原温泉、今朝もよく晴れています。
気温は24度。
暑くなりそうですが、雨の降る可能性もありそうです。

今日は牛乳の話。
栃木県の牛肉が出荷停止という措置を受けて
では牛乳はどうなのだろうかと思い、
当館で使っている新生酪農に問い合わせてみました。

新生酪農の牛乳は低音殺菌でとてもコクがあり、
とてもおいしい牛乳です。
実は私自身、塩原に来る前に
生活クラブ生協を通じて、実家で飲んでいた牛乳でもあります。
ずっとおいしい牛乳だなあと飲んでいた牛乳が、
実はこの那須塩原市で生産されている牛乳と知り、
とてもうれしくなって、お客様にもお出ししているのです。

問い合わせたところ、
毎日検査を行なっており、検査結果は日々、
生活クラブ生協のHPに掲載しているそうです。

今のところご心配なく召し上がっていただけそうです。
生活クラブ生協のHPはこちらです。
http://seikatsuclub.coop/coop/news/20110803t.html




ayatsumugi at 08:35|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2011年08月03日

竜化の滝と放射線量 

塩原温泉、今朝はくもり。
気温は23度。
今日も長袖です。
暑過ぎるのもどうかと思いますが、涼しすぎるのもちょっと。
もう少しだけなら、夏らしい暑さが戻ってきてほしいです。

さて、先日竜化の滝に行って来ました。
参加している「那須を希望の砦に」プロジェクトで、
様々な場所の空間放射線量を測るためですが、
実は私は空間放射線量についてのある仮説をたてています。

「きれいな水は放射能を浄化する力がある」

まったく科学的根拠はありませんし、誰もそんなことは言っていません。
でも4月ごろに一度彩つむぎ周辺の線量を測ったときに、
露天風呂の湯口や川のほとりなどが
周りよりも大体0.1μSvくらい数値が低いのです。

前回はすぐに測定器を返し、その後測る機会がなかったので、
次回測るときに、どうしても滝の周辺を測ってみたかったのです。

今回塩原温泉の空間放射線量は昨日お伝えしたように、
地上1メートル地点で大体0.15 〜0.25μSv/h
室内(彩つむぎ館内)では0.06〜0.07μSv/hでした。

ところが、きれいな水の周りはやはり低いのです。
塩原を20〜30箇所測りましたが、
もっとも低かったのが、竜化の滝観瀑台下
逆杉の御神水の取水口付近でした。
周囲の大気の半分以下くらいで0.12μSv/hになります。

私の仮説は、ほぼ正しいのではと確信いたしました。

空間放射線量に関しては、報道が過熱しており、
那須塩原市のホットスポットなどの報道もあります。
雨樋の下などは、どの地域でも極端に数値が高く、
そういう地点ばかりが、大きく報道されがちですが、
逆に滝の周りなど低いところがあるのも事実です。

今年の夏は塩原温泉の滝めぐりがオススメだと思います。
マイナスイオンもたっぷりだし、放射線量も低いので、
きれいな空気を思いっきり吸えます。

竜化の滝


 





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2011年08月02日

栃木県産牛肉出荷停止に

今朝のニュースですが、
栃木県産の牛肉が国の指示により出荷停止となりました。

実は先ごろの汚染された稲わらを食べた牛の問題を受けて、
栃木県では牛肉の全頭検査を行ない、
検査によって安全性が確認された牛には証明書を発行することを決定。
先週末からすぐに検査が始まり、
今のところ、検査を受けた20頭ほどの牛は、
全て安全だという報告がされたばかりでした。

現在、県から今後の対応の指示を待っているところです。
昨日までは固体識別番号などがわかる
とちぎ和牛パスポートを全てのお客様にお見せして、
その上でとちぎ和牛を召し上がるかどうか、
お一人お一人に確認しておりましたが、
県の指示によっては、その対応も変えなければなりません。

取り急ぎ、ブログにてお知らせいたします。



ayatsumugi at 09:13|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

塩原温泉の空間放射線量について

塩原温泉、今朝はうすぐもり。
気温は22度。
半そでだと少し肌寒いくらいです。

昨日「那須を希望の砦にしよう!」プロジェクトを紹介しました。
その際に私も彩つむぎ周辺の空間放射線量を測ってみました。

7月末、彩つむぎ周辺の空間放射線量は
屋外0.15〜0.25μSv/h、
館内0.06〜0.07μSv/h
でした。
地上1m、計測器はHORIBA PA-1000です。

この数値を高いとみるか低いとみるかは
それぞれの方によって、違ってくるとは思いますが、
事実をしっかりお伝えすることは大切ですので、
HPにもその数値を掲載してあります。

またちょうど先日より、
塩原温泉旅館組合のHPでも
塩原支所で測っている数値を、毎日公表することになりました。
http://www9.ocn.ne.jp/~shioryo1/housyasen.htm

あまりいいお知らせではありませんが、
塩原温泉にお越しになる際の参考にしてください。





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