2004年09月19日

【プロ野球問題と参加型ジャーナリズムの関係について考える】

がんばりましょう
●いつも訪問している大西さんのブログ記事●プロ野球問題-ネットが広げる新しい市民パワー(大西 宏のマーケティング・エッセンス:9月17日)でも取りあげられていたが、今回のプロ野球問題は「参加型ジャーナリズム」の今後の行方を占うにあたって大きな影響を与えたのではないだろうか。


○大西さんは、『ブログや掲示板またHPなどによってプロ野球のオーナーに対する怒りが先行して広がったり、またそれらの活動を呼びかけ、後押ししてきたことは否定できない事実だと思います』と述べて、今回のプロ野球騒動のもう一人の主役は、ネットを介して行動に訴えたファンや市民であることを指摘している。

 さらに、『ネットがもたらす速度にも、プロ野球のオーナーやプロ野球機構は、あきらかについて行けていません』と旧態依然のプロ野球機構の体質を批判した上で、『マスコミを上回るスピードで大量の情報がオープンに行き交う時代だという認識や感覚をもっと持って欲しいですね』と呼びかけている。

 プロ野球のスト問題については、私も◆プロ野球がスト決行(あざらしサラダ:9月18日)の記事を書いたばかりだが、多くのブログでバランスのとれた意見を載せている記事を見かけて、ある意味、新聞報道以上に参考になった。
 また、こうした記事からは、これまでにないマスコミ報道の捉え方が大きく広まっているような感じを受け、「参加型ジャーナリズム」の今後の行方を大きく占うのではないかと思わせる。

○例えば、OVERQさんの記事●ストライキ1日目・スポーツ紙におけるマスコミ報道を考察(熱狂的マスコミファン:9月18日)では、今回のストライキに対する各スポーツ紙の主張を見事にまとめている。

 私は、今回のスト問題に関してマスコミに求められていることは、選手会がストまでして訴えている要求は何か選手会・経営者双方が譲らない部分はどこか、をわかりやすく伝えた上で、どちらが我が儘をとおそうとしているのかの判断は読者に委ねることだと思う。
 そのような視点でOVERQさんが紹介してくれた各紙を見比べると、どのマスコミが信頼できるか自ずと見えてくるような気がする。

 私も、年金問題の時に★「年金不信」問題で国民の声を代弁している新聞は?(あざらしサラダ:4月29日)の記事を書いて、私たちの声をどの新聞が代弁してくれたのか検証してみたが、このように大手マスコミが報道する記事をただ鵜呑みにせず読者が自ら考えることが広まることは、「参加型ジャーナリズム」の確立には欠かせないのではないだろうか。

○一方、今回のプロ野球スト問題でその存在を知ったLiblog(ライブログ)は、もしかすると「参加型ジャーナリズム」の「前身」になるかもしれない。

 この「ライブログ」は、「インデックス」と「ブログ」により構成される新たな形態のサイトで、ここには、ブログユーザーが記事をトラックバックするためのテーマが「インデックス」として多数用意されている。
 各ブロガーは、その「インデックス」(テーマ)毎に、「面白い!」「まぁまぁかな」「つまんない」「評価なし」や「賛成」「反対」などの分類に従って、自身の記事をトラックバックすることになる。

 これにより、記事を読む読者は単純な賛成・反対の世論調査結果を知るのではなく、どうして賛成なのか、あるいはどうして反対なのか理由をよく理解した上で、自分の考えを整理出来るようになるのではないだろうか。
 これなどは、新聞の「読者の声」欄に今すぐにでも採用して欲しいシステムである。

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azarashi_salad at 11:20│Comments(9)TrackBack(2)
私説 

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1. ストライキについて  [ 好奇人の黒マソム ]   2004年09月19日 17:58
読売新聞の社説は、僕の書く意欲を生み出すと言う点では稀有の存在だ。「何が選手たちの真の望みなのか」を見よ。
2. やがて悲しきプロ野球 仁義なきライブドア編  [ Mac de DVD ]   2004年09月19日 18:57
ちなみにライブドアの球界参入の切り札は何なのか。今日も気になって夜も眠れないのである。

この記事へのコメント

1. Posted by YTakenaka   2004年09月19日 13:09
ぼくもliblogの可能性を感じています。今回の事件ではさまざまなブログで言及がされていて、少なくともプロ野球に関心がある人に限っては、その内容から、本当に選手会が支持されているのか?または、オーナーたちが支持されているのか?というのを、調べる手段の一つになると考えていたからです。

マスコミから流れる物に関しては、情報操作なども不信感として持っていますんで、100%信じられないんですね。少なくとも彼らの立場を吟味しながら読まないと火傷をするとね。。。

liblogでも、複数のブログを持っている人たちが投票をするということで、本当の状況を把握出来なくなる危険性もあるけど、自身の意見が述べられているところに限るなどの手段をとれば問題は大きくならないかなと思うね。
2. Posted by あざらしサラダ   2004年09月19日 18:36
Takenakaさん、はじめまして。

ライブログをメジャーにするためには、一般ブロガーのトラックバックだけに頼るのではなくて、インデックス(テーマ)の切り出しを有名ブロガーからスタートさせるなどのアイデアが必要ではないかと思います。
読売新聞などの一部のマスコミでは、とても公平とは思えない報道が続いていますので、近い将来、市民から見放されることでしょう。
3. Posted by Fireside Chats   2004年09月20日 22:14
「蛮族来たりてローマ滅びたるや?否。ローマ自ら滅びたり。」
ギボン僧正のローマ帝国衰亡史にあった言葉だったでしょうか。
西ローマ帝国は押し寄せるゲルマン民族に敗れ滅亡したのではありません。内部の混乱によって自滅したのです。

蛮族をブログに、ローマをマスコミに置き換えてみたくなりました。

そうです。
読売新聞の社説の話です。
4. Posted by あざらしサラダ   2004年09月21日 12:12
ccproducerさん、こんにちは。

カトラーさんばりの文学的な表現ですね。
私も、みなさんのセンスを身につけたいのですが、文章が固くなるばかりでダメダメです。(笑)
5. Posted by buu*   2004年09月27日 13:52
こんにちは!

LIBLOGを運営しております、buu*ともうします。記事の中、及びコメントでLIBLOGに言及していただき、ありがとうございます。現在、さらに新しいインデックス群を提供すべく、作業中です。

また、テーマの切り出し等についても参考にさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
6. Posted by あざらしサラダ   2004年09月27日 17:06
buu*さん、こんにちは。

「週刊!木村剛」や「ライブドアニュース」など、ブログを取り巻く環境が大きく動こうとしているように思います。
そのような中で「LIBLOG」がどのような存在になるのか、私としても楽しみにしています。
7. Posted by buu*   2004年10月14日 11:41
あざらしサラダさんや木村さんへの具体的な提案なので、まずはここに書かせていただきます。

「週刊!木村剛」さんに対する手前味噌な提案なのですが、持ち回りで一日編集長をやるというのであれば、LIBLOGの主張インデックスとコラボできないか、と思うのです。

以前、ここでLIBLOGの主張インデックスについて言及された事がありますが、あざらしサラダさんは「インデックス(テーマ)の切り出しを有名ブロガーからスタートさせるなどのアイデアが必要ではないかと思います」と書いてくれています。個人的には前々から木村さんのブログとコラボできれば面白いな、と思っていたのですが、特に木村さんの方にメリットがないのであれば、話を持ち掛け難いと思っていたのも事実です。そこで今回の一日編集長の話。もしこの一日編集長を実施すると、トラックバックの主体となるブログがあっちになったりこっちになったりとなります。これでは編集長が変わるたびに、そのブログをチェックする必要がでてきます。その場その場ではもちろんそれでも構わないし、その方がブログへのアクセスも増えるので好都合でしょう。しかし、1年経った後に、「そういえばどういう議論が今まであったんだっけ?」と思ったときには調べるのに手間がかかります。

そういう場面でLIBLOGの主張欄は少し貢献できると思うのですが、いかがでしょうか?つまりは、トラックバックのデータベースとしてLIBLOGを利用できないか、ということです。

例えば、今、主張インデックスの構成はこんな感じになっています。

スポーツ(フォルダ)
 ライブドアの球団買収について(インデックス)
 プロ野球1リーグ化について(インデックス)
 選手会ストライキについて(インデックス)
 ジーコ監督(インデックス)
社会動向(フォルダ)
 BSE問題について(インデックス)
 憲法改正について(インデックス)
 GMOについて(インデックス)
 自衛隊の海外派兵について(インデックス)

ここに次のようなものを作ってしまうイメージです。

週刊!木村剛コラボインデックス
 ブロガー新聞(フォルダ)
  ブロガー新聞全般について(インデックス)
  一日編集長について(インデックス)
  以後、各編集長設定のテーマについてのインデックス

ついでに提案させてもらえば、こんな感じで利用してもらえるともっと嬉しかったりします。

週刊!木村剛コラボインデックス
 ブロガー新聞(フォルダ)
  ブロガー新聞全般について(インデックス)
  一日編集長について(インデックス)
  以後、各編集長設定のテーマについてのインデックス
 週刊!木村剛(フォルダ)
  週刊!木村剛全般
  ヤマト運輸の全面広告に賛同できるか
  ダイエー再建は金融庁か、経済省か
 週刊!神部プロデューサー
  生活者も立法に積極的に関わるべきでは?
  「お金の安全運転!木村剛の投資家入門」を見て
  
こんな感じで、ブログの内容にあわせてインデックスを設定したらどうかと思っています。

というのも、評価インデックス、個別インデックスについては徐々にトラックバックが集まり始めていて、ラーメンセンターやJリーグセンターといった特別センターも作ったりしているのだけど、主張インデックスについてはまだまだこれからという状況です。何かwin-winの良い仕掛けが組めないかな、と考えているところで、ちょっと提案させていただきました。

#本来は木村さんにも同時連絡したいのですが、KFi Club以外に連絡窓口が見当たらず、また「週刊!木村剛」に直でトラックバックする内容でもないかな、と思い、とりあえずここだけに書きました。
8. Posted by あざらしサラダ   2004年10月14日 12:01
buu*さん、こんにちは。

「ブロガー新聞」をはじめ「参加型ジャーナリズム」は、まだ動き出したばかりで、みんな手探りの状態です。だから、このようなアイデアをみんなで出し合うことが必要だと思います。
今回のアイデアは、ここにコメントするよりも、自ら記事を書いて【提案】という形で「週刊!木村剛」にトラックバックしてみてはいかがでしょうか。
折角のアイデアです。私の記事への1コメントで埋もれさせるのは勿体ないですよ。
9. Posted by buu*   2004年10月14日 14:01
こんにちは。

では、ちょっと書いてみますね(^^

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