日々の雑記帳

日々の雑記を細々と綴ってます。 更新はごくたま〜にです。 現在カナダ在住中。と思っていたら、9月で帰国・・・。

2008年08月

893もののストーリーで、正に任侠の世界。

繁華街の喧騒や爛れた街の風景。そこで生きる人々。生きている人々の匂いが伝わってくるようなグラフィック。そこを彷徨うひとりの男。惚れた女の為、守るべきものの為なら世界だって敵に回す。正に喧嘩上等。

そういう男を演じたいなら是非ともこの「龍の如く」をプレイしましょう。

戦闘は格闘アクションというか喧嘩アクションというか、素人がただ出鱈目にボタンを押していてもなんとなく勝ってしまう時もあります。

でも、これは強い男になって、自分の正義を貫くことを楽しむゲームです。世の中の道理の通らぬことがあっても目を瞑るしかない時がある。でも、このゲームの中ではそんな必要はまったくなし。気に入らなければ容赦なくその道理を吹っ飛ばせます。つまりは、そういうことを楽しむのがこのゲームです。

でも、街中を歩いているとやたらと絡んでくるお兄ちゃんやおじさん達との雑魚戦闘のエンカウントが段々と面倒臭くなってくる今日この頃です。(`・ω・´)

龍が如く PlayStation 2 the Best(「龍が如く 見参!」予告編DVD同梱)

5
上巻と下巻の構成が秀逸すぎる。
前半部は事件の概要を田口の背中を丹念に追って読者を迷いこませ、後半では白鳥という爆弾をほおりこみ状況を一気に動かし、最後にがっちりと締める。
探偵役も、犯人候補、病院の住人(医師、患者)たちもみんなキャラが立っていて、会話を読んでいるだけでも面白い。また、病院の中の政治的闘争の内紛劇、現実の医療問題を適度に織り込みつつ構成は破綻していない。とにかく面白い。ぐいぐいと一気に読まされました。

続く、ナイチンゲールの沈黙はやや非現実的な設定が入っていて、バチスタを読んだ後で入ると、(バチスタを読んでないと面白さは減るのだが)内容はともかく読者としてはなんとなくトーンダウンしてしまう。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫 (600))



ナイチンゲールの沈黙

3
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巻き戻し多い。8つの視点から見せる必要があったのかな?普通につくってもよかったような気がする。あと、後味悪いところあります。

3
鋼殻のレギオスの前述譚という売りの本作。3作構成でこれはその一作目。読んだ印象としてはレギオスを期待して読むと裏切られるということ。これは無法者(アウトロー)を題材として主人公アインレインとサヤのふたりの放浪譚である。あと、映像にしたら成人指定になりそうなぐらい血飛沫、スプラッタ描写が多数。あと、敵であるフェイスマンの描写もきついといえばきついです。

ギャングの抗争とかハードボイルド(言い方が古いか?)な雰囲気で、物語設定も絶縁空間やら、オーロラフィールドやら新しいキーワードが続出して、最初はなにを言っているんだかさっぱりわからなかったけど、読んでいるうちに段々(なんとなく)
わかってくるようになった。

学園ものを大枠とするレギオスと比較すると冒頭部分からとっつきの悪さを感じる。アクションシーン等の描写は慣れたもので、このへんはさすが。逆に会話シーンなどは、誰が何をしゃべっているんだか読んでいる側が混乱させられるシーンが何箇所かあった。作者の問題なのか、読む側の慣れの問題なのかよくわからないが、物語の雰囲気といい、会話の流れといい、なんとなく変なぎこちなさを感じる箇所があったのが気になった。実際のところ1作目なので、3作を読んでみての感想としなければいけないけれどいまのところの印象はこんな感じだった。

本作ではレギオスとの直接のつながりはまだ見えてこない。唯一レギオスとの共通項だと思ったのは、主人公(アインレイン)や他のキャラクターの性格造形で、アインレインは圧倒的な強さを持ちながら、心にどこか空っぽな部分を持ち合わせている、それでも決して諦めきっているわけではない、という感じが唯一破滅に向かいつつある世界(物語)のなかでささやかな救いとなっている。生まれながらにして与えられた役割と、自分自身との相克=サヤやノヴァの自己同一性をめぐる問題も、レギオスの主人公や他のキャラ達とどこかかぶるところがある。

次回作の「イグナシス覚醒」では移動型都市やら、狼面衆やらが出てくるらしいのでそこでレギオスとのリンクが見えてくるのだろう。

リグザリオ洗礼―レジェンド・オブ・レギオス (Style‐F)

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