2005年02月20日

町名の混乱

今日、西麻布から日赤通りに抜けようと、外苑西通りから牛坂を上っていたのですが、坂上近くの、とあるマンションのプレートを何気なく見ると、「●●霞町マンション」と書かれていました。

このマンションが建っている場所は旧麻布笄町です。しかも牛坂といえば、笄橋伝説のあった笄橋跡を坂下に持つ、由緒正しい場所なのに、何故霞町という名前をマンションに付けるのでしょう。

こういった建物の名前と地名の混乱はあちこちに見られます。麻布飯倉町なのに「△△神谷町」というマンションも見ましたし、三田一丁目、旧小山町なのに「■■麻布十番」というのもありました。

これは私の推測ですが、要はイメージの良い名前を付けようというだけのことなのではないでしょうか。私には理解できませんが、笄町よりも霞町の方がイメージがいいと思った人が建てると、笄町に「霞町」という名前が付いたマンションが出来上がり、天租神社のすぐ脇、三田一丁目の真ん中に、「麻布十番」などというとんでもなく離れた場所の名前が付いたりするのも、命名権を持った人が、三田よりも麻布十番の方がマンションが売れるとか、家賃を高くできるとか、そういうことを考えたのではないでしょうか。

現在の町名の場合は単なる間違いで済ませられるからいいのかもしれませんが、旧町名は既に公の場所から姿を消しているので、間違った場所に使われると、それがいつの間にか一人歩きをしてしまって、誤解が誤解を生むケースが多く、感心しません。

地名というのは長い歴史の中で人々の生活の中から生まれた大切なものです。個人や企業が目先の利益のために勝手に違う地名を冠にするようなことはして欲しくないと思っています。

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この記事へのコメント
しかしまあ、あなたのおっしゃる長い歴史の中でもね、個人や企業が目先の利益の為に行った行為の結果今の地名になっている、なんてぇところはたーくさんあるわけで。

昔のエゴは、今の伝統。
今のエゴは、いずれ来る世界の萌芽。
歴史は繰り返すー。





ハハハハハハハ! 世界は奴隷で成り立っている!


お互い、頑張りましょう。
Posted by 宇宙にでも行きますか at 2006年01月13日 14:04