diary

2008年10月27日

某月某日

某月某日
新宿にて「僕らのミライへ逆回転」。
学生時代にダフトパンクの「Around The World」のPVを観てひっくりかえって以来、ミシェル・ゴンドリーのファンなのだけれど、映画監督に転身してからの作品にはもう一つのめりこめなかった印象が。しかしこの新作はついにキター!!!やったぜミシェル!監督ばんざい!てな感じでさいこうでした。過去の名画を手作りリメイク大作戦!な前半はもう、天才の仕事に身をまかせる、といったあんばいでただひたすら楽しく、そして、そこから一転してほろりとさせる後半もまた良かった。
個人的に、劇中に「映画のスクリーンを夢中になって見つめる人たち」がでてくる映画にヨワいのですが(それゆえ「続・Always三丁目の夕日」ですら「映画館で『嵐を呼ぶ男』を夢中で見つめる人たち」の画がでてきたとたん涙腺を緩ませられた)、このラストにはそういう意味でもかなりやられました。

某月某日
阿佐ヶ谷にて音楽家・宮崎貴士さん主催のトークイベント「音楽の輪郭」。ゲストは国書刊行会の編集者・樽本周馬氏。日本のサブカル方面でオモロいものは、元をたどればすべて筒井康隆〜山下洋輔〜赤塚不二夫〜タモリ周辺(つまり全冷中ライン)から生まれてきたのであり、その流れを断ち切ったのがビートたけしであった、という話などなど。もろもろ面白かったけれど、樽本氏が現在編集中であるという近田春夫の書評集が楽しみすぎる。ていうか近田春夫が家庭画報で書評の連載を持っているなんて全然知りませんでした。打ち上げにもお邪魔させてもらい、いろいろ興味深い話を伺う。宮崎さんありがとうございました。

某月某日
平日に休みが取れたので、以前から行ってみたかった浅草名画座へ足を運んでみた。
東映ヤクザ映画とか、松竹喜劇とか、その手の邦画ばかりの3本立てを常にかけている映画館。平日の昼間にもかかわらず場内はなかなかの盛況。女性は一人もいない。というか、若者すら一人もおらず、イイ顔系のオヤジばかり。果たして映画を観に来ているのか、ただ時間をつぶしにきているのではないか、といった風情の人も多い。場内はほんのり酒の匂いも。うーん、これぞグラインドハウス。
観たのは佐分利信、鶴田浩二主演「日本の首領」。主演の二人の他に、松方弘樹、菅原文太、金子信雄・・・といったおなじみの面々が、肩をいからせて歩いてるのを大画面で見るだけでもう満足なのだけど、特に、狂犬、と呼ぶにふさわしいブチ切れっぷりを見せる千葉真一と、黙っていれば硬派なのに喋るとC調になる成田三樹夫が良かった。

某月某日
DVDで「太陽の帝国」。
スピルバーグ作品のなかではほとんど触れられる機会のない作品だけど、好きな一本。元々は親戚のおっちゃんがフェイバリットにあげていて、自分も好きになりました。イギリス人だけど、ゼロ戦が大好きで大日本帝国空軍の飛行士を夢見る上海在住の少年が、日本軍の侵攻により父母とはぐれて収容所に入れられ・・・というお話。原爆の描き方とか、どうかと思う部分もなくはないけれど、少年が収容所で生き生きと暮らす描写とか、本物のゼロ戦に触れて陶然となるシーンとか、やっぱり良いっす。それにしてもこの主人公の少年が後のダークナイト、即ちクリスチャン・ベールだったとは!知らなかったのでびっくり。あと脇役でベン・スティラーが出てたのもプチびっくり。

某月某日
新宿で「落下の王国」。
冒頭の、モノクロ+スローモーションで撮られたシーンが素晴らしかった。川に落ちた馬を、鉄橋のうえからロープで引き上げるというシーン。川に投げ下ろされたロープの輪がほどけて、徐々に真っ直ぐになっていく様子や、橋に停車した機関車が、車輪の間から、突然水蒸気を力強く、遠くまで噴き出す瞬間がスローモーションでとらえられる。スローモーション好きとしては悶絶のシーンであった。

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2008年02月16日

2月前半の日々

某月某日
吉祥寺にて「テラビシアにかける橋」。ポスターのイメージ等で、思いっきり「ナルニア国」っぽい雰囲気をアピールしているこの映画だが実際はさにあらず。少年がいろいろあって成長するという良質なジュブナイルなり。主役のジョシュ・ハッチャーソン君の「悲しみを受け止める時の演技」がすばらしく、観ていたら涙がこぼれてきた。あとズーイー・デシャネル先生の音楽の授業がすげー楽しそうでワクワクした。ウォーの「Why can't we be friends」をみんなで合唱したりすんの。いい選曲だなー。

某月某日
阿佐ヶ谷にて「独立愚連隊西へ」。日中戦争の戦場で、軍旗の奪還を命じられたクセのある連中たちが大暴れ。佐藤允の目を細めてニカっと笑う笑顔が素敵。さわやかだけどアウトローな部隊長、という役を演じている若き日の加山雄三がとても魅力的でびっくり。戦争を楽しいものとして描いてしまう、という思い切った手法に影響されて小林信彦は「ぼくたちの好きな戦争」を書いたんだろうなー、とか、大友克洋+矢作俊彦の「気分はもう戦争」も影響下にあるのかも、とかなんとか考える。自分にとって最も重要な大友マンガは「AKIRA」ではなくて「さよならにっぽん」や「気分はもう戦争」なのだが、賛同を得られたことはない。狭い映画館には、お年寄ばかりで、「これからおもろい映画を観るぞー」という雰囲気が充満しており、それがなんだかよかった。

某月某日
新百合ヶ丘にて「スウィーニー・トッド」。ぶっしゃぶっしゃと血を噴き出して次から次へと人が死んでいくこんな映画がヒットしているのは痛快なり。「チャーリーとチョコレート工場」を観ていて個人的に非常に不満だったのが「ワンカ社のチョコレートが全くおいしそうじゃない」という点で、ティム・バートンは食べ物をおいしそうに撮るのが苦手な人なのだと思っているのだけれど、今回その個性をいかんなく発揮して劇中に登場する「ロンドンいちマズいパイ」をほんっとうにマズそうに撮っていて笑った。ほんっっっっとうにマズそうであった。

某月某日
暇つぶしに雑誌「en-taxi」購入。前号に続き掲載されている元ルーズターズ大江慎也の自伝的小説、今回はバンド結成から精神疾患による脱退、音楽活動自体を休止していた時期の生活に至る内容。壮絶な内容であった。また、大江氏の文章も内容が唐突に飛んだり、突然妙に丁寧な敬語を使ったりする不安定さがあり、それが生々しさを生み出していて目が離せなかった。他には「中原昌也の映画墓堀人〜お正月に独りくどくど観たいDVD54本」という特集が面白かった。映画のチョイスが独特すぎる。

某月某日
倖田來未が失言でボッコボコに叩かれている。深夜ラジオでギャグとして言ったことでそれほどまでに叩かれなければいけないものだろうか。世の中悪いほうに向かっているのかも知れない、とやりきれない思いがするのはこういう時なり。

某月某日
岡村ちゃん逮捕、の報を聞いて、驚くとともになんだか興奮してしまった。そしてどこか腑に落ちた感じもした。岡村ちゃんの全盛期はリアルタイムでは知らねども、YouTubeで当時の映像を垣間見ると、信じられないくらいのキレっぷりでただただもう圧倒される。そういう圧倒的なパフォーマンスにはそれを支えるそれなりのものが必要だった、というのは腑に落ちる感じがした。落ちたかないけど。しかし音楽活動は続けて欲しい。新曲でたら絶対聴きたい。

某月某日
下北沢にてECD、俺はこんなもんじゃない等が出演するイベント。ECDはDJイリシット・ツボイとのデュオでの出演。ツボイさんの暴力的なターンテーブルさばきを見ていると、ヒップホップってなんてかっこいい音楽なんだとおもってゾクゾクする。新曲が良かったので新譜が楽しみ。

某月某日
DVDにて「バットマン」。当時小5だった自分は、この映画でのバットマンとバットモービルの造形のかっこよさに完全にノックアウトされた。ティム・バートン映画ではこれが一番好きです。そしてプリンスというアーティストの存在を初めて知ったのも「バットダンス」が(厳密にいうと、ものすごいお金をかけて「バットダンス」のPVを丸ごとパロディーにしたビデオを作るという「とんねるずのみなさんのおかげです」の今思えばトチ狂った企画が)きっかけだった。

冒頭部分の高揚感。もしかしたら一番好きなプリンスの曲かも。

某月某日
DVDにて「続・激突 カージャック」。身勝手な暴走っぷりで周りの人間を地獄にひきずり込むバカ女を演じるゴールディ・ホーンがかわいい。


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2008年01月03日

あけましておめでとうございます

昨年の後半は更新をサボりがちだったので今年はマメな更新を心がけたい所存です。
所存といえば、紅白のリア・ディゾンの歌がすっげーヘタくそでびっくりした、
にもかかわらず、一生懸命歌ってる様子に思わず萌えてしまった!今年の紅白は
去年みたいなサプライズこそなかったものの、鶴瓶が司会をしている、というだけで
なんだか画面に緊張感がみなぎっていて面白かったです。
今年のハイライトは前川清とクールファイブ・フィーチャリング・ムーディー勝山。
前川清のバックで普通にコーラスしてるムーディーの画に笑った。
なんていうか、世間(特にマスコミ)的には毎年紅白をこきおろすのが強迫観念
にでもなっているかのように感じる昨今ですが、俺は紅白が好きなんだ。


あと年末はイカ天見てました。
改めて見ると、たまはやっぱりスゴイ。圧倒されました。
そして、あれだけ色物的要素が強いにもかかわらず、たまをちゃんと評価
して5週連続勝ち抜かせた番組もエラいじゃないかと思いました。
当時小6くらいだったけど、「さよなら人類」がほんとうに大好きだったのを
思い出した。小6ごころにビンビン響いてきたね。
たまが紅白に出場したというのは日本の大衆音楽史に残る美しい「事故」だった
と思います。


あと、遅くなってしまったけど、年末にフリークイン・フリークアウトの石井さん
のイベントに遊びに行ってきました。

トキメキクリスマス



石井さんとは初対面だったので若干ドキドキしつつ会場に入ると、
トライアングル片手にふにゃふにゃと楽しげに踊ってるお兄ちゃんが、、、
それが石井さんでした。フリフリのイメージそのままで嬉しかっただよ。
選曲も、オールジャンルに幅広くかけつつ、どの曲にもルーツレゲエ好きっぽい
ラフ&タフ感と、好ましいやさぐれ感(キヨシロー感と言い換えても可)
が底にある感じで楽しかったっすー。


次回は音楽、映画他の2007年のベスト選出予定!(と宣言して自分のやる気を奮い立たせておく)。

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2007年12月08日

ご無沙汰でございます

なんだかしばらく放置してもうた。特に深い理由はなかですばい。

最近はDVDでアクション映画を観まくったりしとりました。ジャッキー・チェンの映画(ポリスストーリー)を久々に観たんだけどやっぱジャッキーはスゴい!なんちゅうか、やってるアクションが本当に痛そうなところがスゴい(笑)。おなじみの、ジャッキーによる勇ましい広東語の歌唱にのせて流れるエンドロールのNGシーン集は何度みてもヤバいっす。「プロジェクトA」の有名な「時計塔落ち失敗」シーンで、ジャッキーが「うっわ!その角度で落ちちゃマズイだろ」って感じに落下する映像はわたくし軽くトラウマになっとります。あと、観て久々に思い出したんだけど、この頃のジャッキーの映画って三菱自動車が全面的に車両提供で協力してたんだよね。同時期のホンダがF1での大活躍という華々しい広告効果によってマスにアピールしていたのに対して、三菱は「スラム街の丘の上から車を落としてボッコボコにする」とか「車に乗ってるとこをギャングに襲撃されてフロントガラスと言わずドアと言わずボッコボコにされる(けどそのあと普通に運転する)」とかいうシーンに自社の車を使うことでマスアピールを図っていたのだなあと考えると、なんだか切なくて愛しくて心強い気持ちになりました。

最近ニコニコ動画がフルタイム視聴できるようになったので良く聴いているのが菊地成孔がJ-WAVEの深夜にやっていたラジオ番組「THE UNIVERSE」。
http://www.nicovideo.jp/mylist/1317869/2522952
菊地成孔の躁病的なテンション、口からでまかせを喋ってたら自分が面白くなってきてしまい、ますますテンションが上がってしまうという自家発電のようなトークが堪能できます。第一回の「キャバ嬢に自分の経歴を詐称して紹介するネタ」のでたらめさに爆笑。この人狂ってるよ。


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2007年11月07日

某月某日

某月某日
彼女とディズニーシーに遊びに行くというプレイを決行。

タコスとビールを出す店で生でメキシカン音楽を楽しめる「ムジカ・メヒカーナ」というショーがあって、これが非常にオツであった。
それぞれ草野仁、リンゴ・スター、杉作J太郎に似ている3人のメキシコ人が奏でるギターと歌。哀愁ただよう旋律を奏でるアコギも魅力的だけれど、それ以上にコーラスのぶ厚いことに驚く。

それにしてもディズニーランド/シーの世界観の作り込み具合にはいつ来ても感服する。気合いが違う。
この年になっても入口のゲートをくぐった瞬間の高揚感が俺には抑えられない。

某月某日
ミュージックマガジン最新号の特集は「細野晴臣 自身が選ぶルーツの50曲!」。バッファロースプリングフィールドやマーティンデニーといったファンにはおなじみのミュージシャンにまざって、キンクスとかジミヘンとか少々意外な王道ロックも入っていて興味深い。それぞれの曲に付いたコメントの切り口が独特でまた面白い。

某月某日
マルクス兄弟「我輩はカモである」ビデオで観る。
グルーチョ・マルクスのように生きられたらどんなにいいだろうかと思う。

某月某日
四方田犬彦「人間を守る読書」購入。「情報に還元できない読書体験」という切り口で選ばれたブックガイド。対象はアカデミックなものから句集、マンガまで多岐に渡る。こういう本を読むと、世の中には自分が全然知らない面白そうな本がまだこんなにあるのか、と思って胸高鳴る。ディスクガイドでは昔ほどこういう感情は起こらなくなってきた。四方田犬彦の硬派な感じの文章は好きだ。

某月某日
新百合ヶ丘で「ALWAYS 続・三丁目の夕日」観る。
冒頭の悪乗り気味な特撮に笑った。ストーリーには入り込めなかったけれど(茶川の芥川賞候補作品はいくらなんでもヒドすぎる・・・)、合成技術駆使しまくりで「まだ首都高が走ってない日本橋!」とか「昔の羽田空港!」とかがバーンと出てくると興奮させられる。
あと堀北真希のズーズー弁に非常に萌えです。たまらんです。
石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」に興奮する映画館の観客の表情を撮ったシーンがとっても良かった。

ミシェル・ゴンドリー監督「ブロック・パーティー」DVDで観る。
エリカ・バドゥのでっかいアフロがヅラだったという事実に驚愕。


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2007年06月11日

ロック検定を受けて来ました

第1回ロック検定。アホな企画があるもんやと、誰がこんなものを金払って受けるんじゃと、そう思って私が受けてまいりました。2級、4500円。

受験者は9割がたが男。わりと普通のおとなしそうな男性がほとんどで、たまーに豹柄シャツとか、金髪にスカジャンとかのロック兄ちゃんが混ざっている感じ。で、ここから出題されますという触れ込みで、ロック検定公式問題というのが出ているのですが、いやいやこういうシャレの効いた企画のために本気で勉強していくなんてそんな野暮な、と思って一切チェックしていなかったのですが、会場についたらほとんどの受験生が公式問題集を熟読していてびびった。豹柄も金髪も当たり前のように読んでやんの。会場の雰囲気はまるで、というか入学試験の会場そのものであった。でもお受験教育に骨までつかった日本社会の気持ち悪さよ的なことはそんなに思わず、ただただ面白い眺めだったですわ。いやー、アホが大勢おるのう(含む自分)と思いました。

試験は60分で100問。出題は50年代から現代にいたる幅広い範囲から。なかなか難しかったけれども、問題が非常に良くできていて感心しました。出題者のセンスを感じた。

例えば
Q:マンチェスターブーム時に活躍した次のバンドのうち、
 実際にはマンチェスター出身でないのは?
1.プライマル・スクリーム
2.ニュー・オーダー
3.ハッピー・マンデーズ
4.インスパイラル・カーペッツ
 
とか

Q:次のアルバムを発表年順に並べよ
a.ダイナソーJr「グリーンマインド」
b.スリップノット「スリップノット」
c.レイジアゲインストザマシーン「イーヴル・エンパイア」
d.ナインインチネイルズ「ダウンワード・スパイラル」

とか。「うっわー、これどっちだっけどっちだっけ!!??」的な悩み応えのある良い問題やった。

邦楽からも何問か

Q:次のうちトーレ・ヨハンゼンにプロデュースを受けたことがあるのは?
1.堂島孝平
2.カジヒデキ
3.川本真琴
4.ピチカート・ファイブ


とか、

Q:次のうち鈴木茂「BAND WAGON」、矢野顕子「JAPANESE GIRL」の両方に参加しているのは?
(A:リトルフィート)

のような、いやいや俺をだれだと思ってるんすか的な楽勝問題から、

Q:松任谷由美の81年のアルバム「昨晩お会いしましょう」に「()の肖像」として歌われている女性アーティスト、カッコの中に入るのは誰?
(A:グレイス・スリック)

といった、なかなか渋いとこついて来るじゃないっすか的な問題もあり。

こういうことを言うと非常にアホっぽいのですが、試験に解答するのが楽しくてしょうがなかったっす自分。みんな受ければいいのに。合否の判定は相対評価(2級は上位35%が合格)なので、公式問題集読み込んできたお勉強組にどこまで太刀打ちできるかわかりませんが、なんとか合格したいところ。メタル関係と、60'〜70's関係の問題が比較的弱かったものの、ある程度の手応えは感じられた。ていうかこんなに試験に受かりたいと思ったのは久しぶりだ!合格発表は7月上旬。ワクワクするぜ!

まあその、ここのところ個人的に浮世のツラさが身に染みるような出来事が多いので、阿呆なことに身を捧げたくなるのです。

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2007年05月07日

GW後半の日々

ああ、GWが終わってしまう。そんな後半戦。

5/3
ミシェル・ゴンドリー監督作品「恋愛睡眠のすすめ」を観に渋谷へ。何を隠そうわたくしが世界で一番好きなPVは彼が監督したダフト・パンクの「Around The World」なので、非常に期待して行ったのだけれど、少々肩透かし気味の出来でした。もっとぶっとんだオモロい映像が目白押しかと思ったんだが・・・。でも、カメラの角度によっては漫画家のひさうちみちお氏に似ていたりもするヒロインのシャルロット・ゲンズブールは独特のキュートさを放っていて良かった。彼女が野暮ったい白のタートルネックのセーターを着ていると思いきや、カメラが離れると実はそれが超ミニのワンピであることがわかるシーンは個人的にはこの映画中のベスト。男はギャップにグッと来る生き物なんだYO。

5/4
恒例となった四万十川・つんや・哲さんとのGWドライブ。今回はバッシーに会いに宇都宮へ。今年は比較的渋滞に巻き込まれずにすんでよかった。埼玉〜栃木ののどかな田園風景を背に車内流れていたのは70年代マイルスの緊迫感あふれるプレイが楽しめる「Get Up With It」。ものすごいミスマッチ感に軽くトリップ。バッシーのご家族にご挨拶し、プラモ製作用にカスタマイズされたバシルームや、行列がすごくて店内に入れなかったためやむをえず持ち帰りにして駐車場で喰らったギョウザ等、宇都宮を堪能した後東京へ戻り、四万十川家へ。ここでもギョウザを喰らいつつ国のDVDや、まだ痩せていて狂気スレスレの才気がほとばしっていた頃の岡村ちゃんのライブ映像等を堪能し、そのまま宿泊。四万十川氏の奥様手作りの味噌汁は飲みすぎた翌朝の体に染みまくりました。

5/5〜6
実家へ帰省。坪内祐三の「考える人」という本を最近読んで、今や若者の習慣としては絶滅してしまった教養主義的な読書ってなんだかいいなあと思っていたところだったので、まさにそういった習慣が生き残っていたであろう昭和40年代に大学生をやっていた父の本棚から森有正「バビロンの流れのほとりにて」吉本隆明「共同幻想論」など抜いてさわりだけ読んでみる。今まで全く読んだことのない種類のテーマ、そして文体の文章がそこにあり、たいそう新鮮だった。内容はさっぱり理解できなかったけどな。あとは実家に置いてきていたCDの中からスチャダラパー「偶然のアルバム」キミドリ「オ・ワ・ラ・ナ・イ」を持ち帰る。90年代のサンプリング主体のヒップホップの音はやっぱりイイ。

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2007年04月16日

お久しぶりです

ご無沙汰しております。
すっげー普通のこと言いますが社会人て4月忙しいよね。

最近は今さらですがポッドキャストにハマっておりました。
TBSラジオの「文科系トークラジオ Life」おもろい。
「チャーリー」こと社会学者の鈴木謙介氏を中心に、批評家の佐々木敦、文芸評論家の仲俣暁生、クイックジャパン編集長の森山裕一郎などの人々が毎回一つのテーマに沿って語るこの番組。真剣3、40代しゃべり場といった趣きもあって楽しい。全員しゃべりの素人ながら、しっかり面白い番組になっているのはメインパーソナリティーであるチャーリーの、それぞれの話の論旨をしっかり把握した上での巧みな裁き方による所が大きいと思う。サブパーソナリティー陣も各々個性的ですが、特にQJ編集長・森山アニキのキャラに惚れました。テーマは硬軟入り混じる感じだけど、硬いテーマの時にパーソナリティー陣の語り口が思わずアツくなるのが印象的。特に「失われた10年〜Lost Generation?」の回でのチャーリーが、司会者としての中立性を思わず忘れてしまった、という感じでアツい思いを吐露したトークは印象深かった。

最近人に教わって聴いているのがホセ・ゴンザレス
ベン・ワットのソロアルバム好きにはたまらないアコギ弾き語リスト。
このPVは本当に素晴らしい。

そんで、この曲が実はカイリー・ミノーグのカバーだという事実もまた素晴らしい。
(原曲:http://www.youtube.com/watch?v=ncsgBrbmj9I

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2007年02月12日

OpenSky2.0展

OpenSky




昨日(2/10)は東京オペラシティにOpenSky2.0展を観に行って来ました。OpenSkyとは一言で言うと「ナウシカに出てくるメーヴェを実際に作って空を飛んでしまおう」という、アーティスト八谷和彦氏によるアートプロジェクト。そして、この日を選んで行ったのは、宮崎貴士さんのライブイベントが開催されるためです。

http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/OpenSky/about_j.html

最初にあった八谷さんと宮崎さんのトークは、二人の出会いのきっかけや、ナウシカについてのエピソード等がロフトプラスワンぽいノリで語られる感じの内容。なんというか、文科系の心を持ったまま大人になり、それを仕事にもしている人たちの話は面白いっす。基本的に。ナウシカ上映中の名画座に「青き衣を纏いし者」が降り立った話に爆笑(って見た人にしかわからない話で申し訳ない)。

その後の宮崎さんのライブは2枚のソロアルバムからの曲を中心としたベスト的な内容。メロディーの良さ、展開の気持ちよさを堪能しました。「正しい数の数え方〜約束」の名曲2連発に悶絶。宮崎さんのWEB日記が(毒舌で)面白く愛読しているのですが、ひねくれた人が美しいポップスをやっているというのが自分は好きなのですね。キリンジなんかもそうだと思うけど。しかしこれは邪道な聴き方かもしれん・・・。

最後に展示を見て周りました。「実際に飛ぶ」というのはやっぱりスゴイ!アートとして作るのであれば、べつに造形としてメーヴェに近い実物大モデルを作るだけでも全然成立すると思うんですが、「作って飛ばせる」という気合いの入り方、ハラのくくり方に感動しました。実際八谷さんは機体のパイロットとして、めちゃめちゃ体張ってるし。上映されていたドキュメンタリーも、アートの展示というよりは「プロジェクトX」みたいだったもんなー。


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2007年01月27日

最近の生活

現在職場の研修のためテレビもパソコンもない環境に3週間ほど滞在しており、更新も滞りがちでございます。で、週末に一時帰宅して、ただいまサルのようにネットサーフィンしまくり中。

おお!細野晴臣トリビュートの詳細が出ているではないか。
http://www.commmons.com/tribute/
坂本龍一+嶺川貴子が取り上げている「風の谷のナウシカ」は、「ナウシカ」の映画本編では全く流れないために知名度が低い細野さん作の名曲(オリジナルは安田成美)ですね。教授+貴子とはおもしろい組み合わせなり。これで小山田が矢野顕子とやればスワッピング成立だったのに、って何言ってんだ。リストを見る限り、完成が予想できてしまう感じのものよりも、予想つかないリトル・クリーチャーズ「ハイスクール・ララバイ」なんかがおもしろそう。あとは口ロロとかサケロックにも期待。

本は今「ブラスト公論」を読んでいるところ。
ライムスターの宇多さんを中心に、男たちが座談会形式で「モテとは」や時事問題などについて語りまくる。宇多さんの非常に論理的な語り口と、立ち位置的にはハードコア寄りのラッパーでありながら童貞気質を決して忘れないキャラが印象的。あとカメラマンの前原氏の切れ味鋭いボケっぷりもナイス。薄い本ながら細かい字でびっしり埋まってるので読むのに時間がかかります。
お試し版はコチラ↓
http://kouron.blog48.fc2.com/blog-entry-31.html

音楽ではただいま第2次ECDブームが到来中。「BIG YOUTH」をヘビーローテーション中です。「さんぴんキャンプ」を主催して日本のハードコアヒップホップシーンの勃興を高らかに宣言したハイテンションなキャラクターから、現在に続く内省的で湿り気のある世界観へと移り変わる境目にある97年の名盤。ECDはラップだけじゃなくて曲中で歌うこともたびたびあるのですが、その歌が上手くはないんだけど非常にいい味で好きなんですわ。

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