2010年07月15日

ドイツへ

bbecc966.jpg 日本とドイツは第2次世界大戦で同じ陣営に立った敗戦国です。戦争という歴史に対して向き合い、国として反省し、そうすることで世界の中で信用を得ていくという道をとらなければならないのは当然のことだと思いますが、日本は「歴史認識をめぐって頑迷な態度を崩さず、周辺諸国と融和しようとしない国」というイメージが定着しつつあります。歴史ときちんと向き合わない国日本が世界の中で「名誉ある地位を占めたいと思う」と言ったって無理な話です。
 ドイツはナチスの時代に600万人のユダヤ人の命を奪ったといわれています。非情な残酷な国でしたが、戦後、歴史と向き合うという点では大きく日本と違いました。最近では「記憶・責任・未来」財団を作りナチ時代の強制労働の補償に真摯に取り組みました。
 日本は、「とりあえず中国とは握手はしておきたい、経済と歴史認識は別ということにしておきたい」というのがその姿勢でした。歴史認識を棚上げにして日中の首脳が握手をするだけでは解決できない不満がむしろ中国の中にある、ということを私たちは知らなければなりません。それは韓国に対しても北朝鮮に対してもそうです。
 ドイツは、自ら犯した歴史の恥ときちんと向き合ってきた国だと思います。ベルリンの町のど真ん中にホロコーストの犠牲者の追悼碑という重苦しい異様とも言えるモニュメントを作って、恥ずべき歴史を忘れまいとする行為を見ても国の姿勢が分かります。
 私たちは、過去と正面から向き合うべきだという思いから、ドイツに行ってみることにしました。戦後補償を考える議員連盟のメンバー7人でドイツに向かいます。きょうはドイツ訪問に先立ってドイツ大使館を訪ね駐日ドイツ大使に挨拶してきました。フォルカー・シュタンツェル大使は大変フレンドリーな方で、大使公邸の庭も案内してもらいました。



azumakonno at 23:44│ エッセイ