おはようございます。PC&スマホ対応ホームページ制作の大田区@アズーロの野口です。


先日、代理店様経由で代理店様が作成した公開前のサイトに更新情報システム(Topics的なもの)を組み込んで欲しいというご依頼をいただき、作業を実施いたしました。


今回は、なかなか出会えない「リコー メール&Webサービス」という電子機器メーカーのリコーさんの運営するサーバーです。

リコーサーバーは以前2回ほどお客様のサーバだったことはありましたが、今回は、お客様がロリポからリコーへサーバー移転手続きを自らを行い、その公開(サーバー移転)前に事前UPしておく、という作業になりました。
(なぜリコーさんのサーバーなのか?は伺っていませんが、親族関係か出入りのコピーマンが優秀かあたりでしょう)

あくまでも私の私見で経験上の感想ですが、企業向け電話会社、複写機レンタル系会社が運営しているサーバーはあれな場合が多く制作会社泣かせという傾向があります。


今回はリコーさんで現在販売中の現役サービスなので、公開前アクセス情報を預かればすぐにアクセスできる、構築できるだろうと思っていましたが、意外とやはりあれなサーバーでしたので備忘として共有しておきます。


1)管理画面へのアクセス
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お客様が申込みを行なわれ、当社は代理店と契約をしてから設定情報をお預かりしました。
さてさて、管理画面へアクセスを試みようとしても、まったく受け付けてくれません。

んんんんん・・・・・・(嫌な予感)

2)FTP
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ではFTPのアクセスを試みよう、としましたが、
公開後のFTPサーバー名は設定情報書には記載がありますが、
「公開前FTPサーバー名」の記載はどこを探しても記載がありません
   
んんんんん・・・・・・・(嫌な予感*2)


代理店経由でお客様に確認をしても「わからない」とのこと。


3)サポートへ問い合わせ電話
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代理店とお客様の許可をいただきサポートへ電話問い合わせ。
結果を要約すると
・管理画面およびFTPのアクセス可能日は来週の9月XX日から可能になります。(マジか)
・公開前のFTPサーバー名は、今からお教えするIPアドレスで接続してくださいと、XXX.XXX.XXX.XXX形式のIPアドレスを口頭で教えていただけました。(口頭か)


うーん、設定情報が来ているのに、まだサーバーにアクセスできないのか・・・・
このサーバーは初めてサイトを立ちあげる法人が主対象なんだな・・・・


やれやれ、次の作業は9月XX日です。

経緯を代理店に報告して、この日の作業は終了。


やってきた9月XX日。作業再開です。


4)管理画面へのアクセス
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無事成功しました(安堵)。あ”あ"、画面構成はPleskか(不安)


5)FTP接続
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無事成功(安堵)。仮のデータを上げました。


6)公開前の確認画面表示
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先日のIPアドレスXXX.XXX.XXX.XXXをブラウザに入力し先ほど上げた仮データの画面表示を試みますが、、、、リコーのエラー画面のままです。


あーキャッシュかな、ん?、違うブラウザで試してみよう、ん?、スマホで見てみよう、あれ。。。。?
んー、PC再起動だ!ん?、、、、、

だめです。

先日のIPアドレスXXX.XXX.XXX.XXXでは公開前の仮確認画面にアクセスできません。(挫折感)


またまた代理店に許可をいただきサポートへ電話です。


公開前の仮確認画面へのアクセスは管理画面の「プレビュー」(下記)のクリックでした・・・(敗北感)



7)CGIの動作確認
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サポートの方から、もしCGIなどのプログラム動作を事前確認されるのでしたらHOSTSファイルの修正でのアクセスが確実です。と、凄く懐かしい(安全な)確認方法を指南されました。

hostsファイルの修正でアクセスか・・・・・


8)hostsファイルの修正でアクセス
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Windowsの場合限定ですが、ちょっとした名前解決をhostsファイルに書き込んでおくと名前解決(IPアドレス>URL変換)がDNS(ネームサーバー)よりも優先されるので事前確認作業には便利な場合もありますが、昔ならいざしらず、今はほとんど無い(よね)・・・です。

何よりも顧客に校正を見せられない(顧客にhostsファイルをいじって見てください、とは流石に言えない)欠点もありますし。

安全、セキィリティ重視のサーバーだという事ですね(ほめ××し)。


Windows8.1の場合は、C:\Windows\System32\drivers\etcにhostsファイルはあります。



適当なテキストエディタで最下部に
000.000.000.000 sample.co.jp
000.000.000.000.www.sample.co.jp
と書いて保存。

*事例で書いてあるのは、windowsでたまに見るacme.comの記述
acme・・・仕事中にいらぬことを考えてしまいそうです。雑念を払ってください。


で、ブラウザに sample.co.jp を入れれば PCがネームサーバー代わりとなり優先的な名前解決で校正の仮サイトが表示される、という流れです。


この後もCGIの設定で一苦労しました。


phpのバージョンは5.3.3。phpのバージョンUPも他のバージョン選択もできません。
「phpのバージョン変更は出来ません。この後もバージョンupの予定はございません」とのサポートのお姉さま。
php.iniを置くこともできませんのでご留意を。




9)メール設定
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メールアカウントの設定は、管理画面がURLから違いますのでご注意を。
(商品の性格上、webサーバーとメールアカウントは別商品の位置づけのため)


DNS移転前のテスト用popやsmtpサーバーの情報は、今回は担当外でしたので確認しませんでしたが、必要でしたら問い合わせが必要です。


そんな具合でした。

参考になれば幸いです。