福岡県警は13日、衰弱した生後7カ月の長男を受診させず殺害したとして、いずれも宗教法人職員の福岡市東区唐原4、高月秀雄容疑者(32)と妻邦子容疑者(30)を殺人容疑で逮捕した。県警によると、自然治癒による回復を教えとする宗教の信者で、手かざしなどによる「浄霊」と呼ばれる方法で治そうとしていた。「医療行為を受けさせればよかったと後悔している」と、大筋で容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、アトピー性皮膚炎を発症した長男の嘉彦ちゃんに適切な診療を受けさせず、昨年10月9日午後8時ごろ、感染による敗血症で死亡させたとしている。

 県警によると、嘉彦ちゃんは母乳などの食事は与えられていたが、アトピー性皮膚炎で衰弱し、食事がとれない状態だったという。県警は治療を受けさせなかったことが死亡につながったと判断し、殺人容疑での逮捕に踏み切った。

 同10月9日夜、嘉彦ちゃんの意識がもうろうとしていることに気付いた秀雄容疑者が119番したが、搬送先の病院で死亡が確認された。死亡時の体重は通常の乳児の半分程度の4・3キロしかなく、アトピーで体の皮膚の多くがはがれた状態だった。病院が診療を故意に受けさせない「医療ネグレクト」の可能性があるとして県警に通報した。

 秀雄容疑者は調べに対し「病院に行こうと思ったが判断が遅れ、見殺しにしてしまった」と供述している。邦子容疑者は「自分も母親に同じように育てられており、自然の力で絶対に治ると思った」と話しているという。

無期求刑の男に懲役20年=裁判員、結審日判決「もう少し時間を」-札幌地裁(時事通信)
「国際貢献に努力」=部隊指揮官、北沢防衛相に-インド洋給油(時事通信)
<お別れの会>吉村茂夫さん=2月12日、大阪市のホテルで(毎日新聞)
法に触れたつもりない=小沢氏(時事通信)
息子名義の口座に現金入金=滋賀県幹部の収賄事件-県警(時事通信)