カメラでカメラを撮る

以前、サトミからのバトンでカメラについて語った時にでてきた「LEICA M3」
とても大切なもの。
音楽をやることと、写真をとること。もしかしたら似ているのかもしれない。
カメラが好きなミュージシャンは多い。
師匠である河越氏しかり、ナベサダこと渡辺貞夫しかり。
やっぱ旅が多いからかな、。

突然いろいろ増えたさ

まずはデジカメを買った。
ずっと欲しいと思ってたんだけど、ついに買ったさ。Nikon S5.。これでこのブログにも気軽に写真を載っけられる。
で、その後レッスンに行き、河越氏に家のレコーディング環境についていろいろ相談する。そしたら
「これ使ってみる？」っていってヴィンテージのミキサーを貸してくれた。「Mackie CR-1604」
この手のプリアンプ内蔵のやつは通しただけで音がかわるので、CDプレーヤーもつないだだけで音が変わる。すごくいい。これでアコギもきっといい音で録れるにちがいない。ためすのが楽しみ。
ということでさっそく写真。

ま、ただ何か撮って載せたかっただけなんだな。

押しつけた言葉

「俺はジャズという言葉が嫌いだ。白人が俺たちに押しつけた言葉だからな」

マイルスデイヴィスの言葉。
結局ジャンルとは音楽を創る人が使うものではなく、音楽を売る人が使うもの。
音楽は音を感じて紡いでいけばそれでいい。言葉はイメージを限定してしまうってことかな。

故郷

結構いろんな人に話すのだけど、自分の生まれ故郷は東京都文京区湯島というところ、かなりギリギリだけど下町といえるでしょう。
この湯島という土地、「湯島天神」「湯島聖堂」など歴史的なモノもあり、秋葉原、上野と隣り合っていて（共に徒歩5分の距離にある）様々な文化が入り乱れている。
先週の土曜日に幼なじみの誕生会（ただの名目）が上野であり、夕方、初台で用事を済ませた後上野に向かったのだけれど時間があったのでいろいろ寄り道してみた。
おそらく地元の人間じゃないとこんな歩き方はしないだろうなと思いながら。
まず初台から電車に乗り京王線〜都営新宿線で岩本町で降りる。この岩本町が秋葉原とほぼ同じ位置にあることを知らない人、結構いるのではないかな。
で、岩本町から、秋葉原をMacとか音響機材とかを見ながら通り抜ける。
　子供の頃毎日過ごしていた親父の店が入っていた市場はもうない。市場跡地はバスケコート（3on3）、駐車場を経て、今ではツクバエクスプレスの駅や、巨大ビルがたっている。
　ちょうど15年前青果市場が秋葉原から大田区の埋め立て地に移転した。ある日を境に数千人の肉体労働者が秋葉原から消えた。秋葉原は生き残るために新しい産業を見つけなければならなかった。わかるけどさ、
確かにオタクの街だったけどさ。
　そんなことを思いながら湯島へ。やっぱり少し小さく見えてしまうのは自分が大きくなったら。歴史的な価値を持つ「湯島天神」けど今ある建物は10年ほど前に建てられたもの。俺たちが祭りの時に「御神木」を引っ張った。やはり形あるモノはいつか壊れるってことか。この本殿はあとどれくらいたっているのだろうか。
　そして境内を抜けて女坂を降りる。友人のサティがブログで女坂の看板を写真を載せてて、そんなものを見た記憶が無いので確かめにいく。う〜ん。確かに子供の頃はなかった。
そのまま広小路をぬけて御徒町へ。
アメ横を物色しながら結局何も買わず上野へ。
で飲み会に参加。

やっぱり結構長くなってしまった。
でね、何が言いたいのかというと、俺の思い出のある市場だってもとからそこに建っていたわけではなく、その前にあったものを壊して建てられたわけだし、それは「天神」や「聖堂」のような歴史的なものも例外ではないんだけど、形あるモノはいつか壊れるのだけれど、街も移り変わるものなんだけど、わかっているんだけど、

でもそこで生まれ育った人間もいて、そこが「故郷」であり「田舎」であって。地方から都会に憧れるのはしょうがないとは思うけど、その人たちに田舎が土足で踏みにじられる人がいることもわかって欲しいなと。秋葉原はかなり極端だけれど、東京（主に江戸だった地域）にだって昔ながらの伝統があって祭りがあって神輿があって文化があるんだ。
もうちょっとこの街をみんなが大切に扱ってくれたらと思うんだよ。