観劇2012(H24)

December 29, 2012

stagE 『恋と音楽』

恋と音楽@121202『恋と音楽』

於:PARCO劇場(渋谷)

作:鈴木 聡
演出:河原 雅彦
音楽:佐山 雅弘

稲垣 吾郎
真飛 聖
大和田美帆
菅原 永二
浅野 和之
……………………
美術/二村周作 照明/高見和義 音響/大木裕介 衣裳/四方修平 ヘアメイク/西川直子・永嶋麻子 振付/前田清実 歌唱指導/北浪良佳 演出助手/則岡正昭 舞台監督/山岡均
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■東京公演:2012年12月1日(土)〜28日(金) PARCO劇場
■大阪公演:2013年1月11日(金)〜14日(月祝) 森ノ宮ピロティホール
■仙台公演:2013年1月26日(土)・27日(日) イズミティ21

□上演時間@115分(途中休憩なし)


稲垣吾郎さん、浅野和之さんの組み合わせなんて
まぁ贅沢っっ、といそいそと観劇へ。
『オペラ座の怪人』に続き
手相の見える距離で あら嬉し。


キャストが少人数ながらに
とかく楽しいミュージカルな舞台。

意外に(!?)と言っては何だけど
芝居の中で
自然に歌う面で
(今回は不自然な場合はネタ化されている)
稲垣さん、ミュージカルに合ってるかも〜とも。


───以下、ネタバレ注意───

途中『Count Down My Life』[ザムザ阿佐ヶ谷にて上演]を
ちょろっと思い出しつつ、

開演前は
ジャズのような
軽快な音楽が
生演奏でお出迎え。


設定は日本。
新作の公演を3カ月後に控えてるのに
作品のイメージどおりのヒロインが見つからないことから舞台ははじまる。
人気ミュージカル作家(稲垣さん)とプロデューサー(浅野さん)が
あれやこれやとやり取りする中、
下っ端役者(大和田さん・菅原さん)が売り込みに来たりもする。
そんな中に突然あらわれた女性(真飛さん)を巡り………
・・・で物語が展開。


場所設定は
おおざっぱに分けると
作家の部屋と
もう一つ、の2箇所のみ。

それだけに
登場人物の心理の動きが丁寧に流れてゆく。


始まると
とびかう台詞の中に
明るいミュージカルナンバーが続き、
ホッとする結末に
笑顔で帰路につけました。



役者さんの個性を活かした
脚本と演出、
稲垣さんに至っては
髪の毛ネタや
怖い話はそこそこ知ってるという流れに
思わずニヤリとしてしまう。



浅野さんがまた
軽妙っ。
某場面でパントマイムが嬉しかったのと、
語彙不足で上から目線な表現しかできなくて申し訳ないが
「うまいなぁ〜♪」と
嬉々として観てしまいました。



大和田さんと菅原さんの
(役の上での)新人ならではの初々しさと大胆さ、思いっきりの良さが
気持ちよく、

妖しい神出鬼没な女性の真飛さんの
心象風景な時と空気感と
現実の時のリアル感が
異なるけれども どこか芯があり
印象に残っています。



そして
某場面で登場の河原さんには
ビックリさせられました



観劇したのが12月2日と開幕2日目。
東京公演は昨日で千穐楽でしたが
コメディなだけに
どんどん進化していったんだろうなぁ〜。




…ってか
舞台の合間にコンサートやら
年末特番やら生放送やら
そのほか諸々収録やらな稲垣さん。
凄い………。



大阪、仙台と
続くようなので
機会があればぜひ
ご覧くださいませ。








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stagE 『家康と按針』

c9c878b3.jpg『家康と按針』

於:青山劇場(青山)

脚本:マイク・ポウルトン
演出:グレゴリー・ドーラン
共同脚本:河合祥一郎


市村正親  スティーヴン・ボクサー 古川雄輝
高橋和也 植本潤  床嶋佳子 小柳友  桜田聖子  尾関陸 藤巻勇威 大東リッキー 上川路啓志 山口太郎 鈴村近雄 瑞木健太郎 加藤照男 沢田冬樹 天宮良 小林勝也
デヴィッド・アクトンDavidActon  サム・マークス キース・オズボーン チャールズ・レストン ジョシュア・リチャーズ マイルズ・リチャードソン
……………………
音楽/藤原道山 美術・プロダクションマネージャー/金井勇一郎 照明オリジナルデザイン/隅尾良一 照明/勝柴次朗 音響/高橋巖 衣裳/小峰リリー ヘアメイク/武田千卷 殺陣/渥美博  映像/上田大樹 通訳/鈴木なお  演出助手/坂本聖子  舞台監督/小林清隆  舞台監督/徳永泰子
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■神奈川公演:2012年12月1日(土)・2日(日)/KAAT神奈川芸術劇場
■東京公演:2012年12月11日(火)〜16日(日)/青山劇場
■ロンドン公演:2013年1月31日(木)〜2月9日(土)/Sadler's Wells Theatre

□上演時間@観劇回
18:30〜19:50
 20分休憩
20:10〜21:40


初演はコチラ



劇場を変えての再演。


背景の映像ってこういう感じだっけ??…と
所々記憶を辿りつつ観劇。

武将のキャラ位置など
前回にも増してくっきりぱっきりし、
好みは分かれるかもしれませんが
歴史好きには
思わず笑みがこぼれてしまう場面があちこちに。
(オロオロする小早川秀秋、信頼薄い石田三成など)

イギリス公演を意識してるのかな、と感じる部分も。


日本語の台詞を
英訳したものも字幕で流れましたが
ニュアンスがなかなか伝わりにくいかな〜、と。
日本語の多種多様な二人称からして
なかなか難しいものが…。
英語→日本語も同様なんでしょうね。




家康のトップになってしまったがための孤独感と
三浦按針の異国における孤独感。

孤独感の所以は異なれど
お互い〔友〕として
相通じるものがあったのかと…。



また、
秀頼の遺児、国松を刃にかけるしかなかった家康の苦悩、
父を超えられない秀忠、
真田幸村の潔い最期、
…などあちこちにツボ。



また再々演で
観てみたいです。








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stagE 『組曲虐殺』

96d698d2.jpg『組曲虐殺』

於:天王洲 銀河劇場(天王洲アイル)

作:井上ひさし
演出:栗山民也
音楽:小曽根真


井上芳雄
高畑淳子 石原さとみ 神野三鈴
山本龍二 山崎一

ピアニスト…小曽根真

……………………
美術/伊藤雅子 照明/服部基 音響/山本浩一 振付/井手茂太 衣裳/前田文子 ヘアメイク/鎌田直樹 歌唱指導/伊藤和美 映像/井形伸一 題字/和田誠 演出助手/大江祥彦 舞台監督/増田裕幸
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■東京:2012年12月7日(金)〜30日(日)
■福岡:2013年1/12・1/13
■金沢:2013年1/16・1/17
■大阪:2013年1/19〜1/21
■新潟:2013年1/23
■市川:2013年1/26
■広島:2013年1/29
■名古屋:2013年2/3

□上演時間@(3時間15分)
1時間40分
15分休憩
1時間20分


《井上ひさし生誕77フェスティバル‘12》の第八弾ファイナル、
…ということで
こまつ座&ホリプロ公演と相成ります。


端的に言えば
小林多喜二の生涯を著した戯曲。
そして井上ひさしさんの最後の戯曲だそうです。



───あなたの事、何も存じ上げなかったんですね…私…
もっと知りたくなりました───


観劇しながら
ずっとこう思っていました。


小林多喜二さんといえば
『蟹工船』が有名なプロレタリア作家。
そして築地警察署にて拷問により虐殺死したことと、
その亡骸を知人達が囲んでいる写真の記憶しかありませんでした。
写真はパンフレットにもあり、
29歳4カ月の生涯だったことが
学校で習った時より
リアルに胸に飛び込んできました。

そんなに若かったのか…、と。



そして舞台。



拷問死の写真や《プロレタリア作家》という堅苦しい印象(←…というより勉強不足でよくわからない)から
小林多喜二さんのイメージが
堅物で文学、思想にだけに没頭していたのかな…という
勝手なイメージがありました。


が、全然違った。


強い思想は持っているけれど
女性も好きで
冗談も好きで
食べる事も大好きで…という
ごく普通の青年だった。

多喜二を演じた井上芳雄さんへの
あて書きで書かれたのもあるためか
影を抱きながらも
明るい。


新選組の近藤勇や土方歳三、
他 幕末で闘いぬいた志士たちが
キリッとした写真しかないけど
(中岡慎太郎は笑顔だけど)、
みんな 普通の青年だったのと
相通じるものがあるのかな…とも。






6人のキャストの
陽と陰、
多喜二を想う気持ちや
細かく大きく変化してゆく互いの距離感・心理描写がまた
心に響いてきた今回の舞台。


小林多喜二、とりまく人々や時代背景について興味が湧いてきました。
市村正親さんの『炎の人』を観て
それまで苦手だったゴッホが好きになった時と同じ感覚。
そういや、あれも銀河劇場だったっけ。

小林多喜二について
もっと調べてみようと思います。







そして、
多喜二の生きた時代が、
現代の
情報網やインターネットが発達しすぎてマスコミ他諸々
言論が自由なようで自由でない閉塞感、
混迷する政局と社会不安、雇用問題、労働環境にも
通じるものがあるように感じました。



古から〔歴史は繰り返す〕と言われますが、
政権も再び代わった今、
この作品から
生きること、守ること、伝えること、後に続くこと…
いろいろ感じとることもあろうかと。


東京公演は明日までですが
これからも続くこの作品。


機会があればご覧くださいませ。








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December 02, 2012

stagE 『オペラ座の怪人』12/1 四季劇場「海」開場10周年。

5fe97824.jpg『オペラ座の怪人』

於:電通 四季劇場 海(汐留)

作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:チャールズ・ハート
追補詞:リチャード・スティルゴー
台本:リチャード・スティルゴー
   アンドリュー・ロイド=ウェバー
日本語台本:浅利慶太
翻訳:安東伸介
演出:ハロルド・プリンス

■観劇回 12/1マチネ
ファントム橋元聖地
クリスティーヌ高木美果
ラウル子爵鈴木涼太
カルロッタ浅井美波
小林由希子 横山幸江 増田守人 青木朗 永井崇多宏 林和男 岡本隆生 平良交一 
伊藤潤一郎 松永隆志 五十嵐春 伊藤礼史 野村数幾 町田兼一 瀧山久志
暁爽子 栗城唯 古屋敷レナ 松元恵美 高田直美 寺嶋あゆみ 智川ちえみ 吉田絢香 馬場美根子 早川絢子 平井佑季 小林貴美子

オーケストラ指揮/濱本広洋

……………………
振付/ジリアン・リン 美術/マリア・ビョルンソン 照明/アンドリュー・ブリッジ 音響/マーチン・レーバン 音楽監督/デイヴィッド・カディック オーケストレーション/デイヴィッド・カレン、アンドリュー・ロイド=ウェバー
日本語版演出/浅利慶太 技術監督/沢田祐二
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■2011年10月1日(土)開幕、現段階で2013年3月31日(日)まで延長決定
□上演時間@観劇回
 1幕 /13:00〜14:20(80分)
  休憩20分
 2幕/14:40〜15:40(60分)


前方過ぎた〜

『オペラ座の怪人』、いつ以来だろう…。
赤坂にミュージカル劇場がある頃(現:赤坂ACT劇場がある所)以来かな。

その数年の間に
大沢たかおさんがファントムを演じたミュージカル『ファントム』(初演12/再演34)、
『おもちゃ箱』や『それぞれのコンサート5』で聴いた市村正親さんのファントム、
映画版の『オペラ座の怪人』、
今年のStudio Lifeの『ファントム』…を観てきて、

自分自身の年齢も 観劇回数も
確実に重ねてきて、

前に観た時と
何か見方も変わるかな、との思いも交えて
うっかり歌いそうになるのをこらえつつ観劇。



箱が変わったためか
記憶違いか、
記憶と違う演出やら台詞(歌詞)に
時々「???」となりつつも
やっぱりこの作品好きだな〜、と再認識。


音楽が
何回聴いても素晴らしく、
1905年のオークションの場面から一気に19世紀中頃まで時代を遡る♪Overtureは 聴くだけで目頭が熱くなってくる。

♪Prima Donnaの重なる旋律、
♪Masqueradeの華麗さにも
胸が躍る。


♪The Phantom of the Operaは
スモークの冷たさを一瞬感じながらも
オペラ座の奥底に踏み入れた実感が湧く。


ミュージカル三大ヘタレ男と言われているらしいラウルに苛々する瞬間もありつつ
(因みに他の二人は『レ・ミゼラブル』のマリウス、『ミス・サイゴン』のクリスだそうな)、
ファントムがとかく切ない。

生まれながらの奇形であるが
建築家、音楽家、発明家として超一流だったファントム。
その容姿ゆえか母からも嫌われていたのが根底にあるコンプレックスの塊。
反面、母の影を追い求めていたように思う。


夢見がちで一人称が「あたし」だった少女、クリスティーヌが
どんどん女性となってゆくが、
彼女も父親の影を追い求めている。



クリスティーヌと出逢って
幸せだったのか
出逢わない方が良かったのか…。



Studio Lifeの『ファントム』がファントムになる前のエリックの生涯も丁寧に描いていたのを思い出し、
エリックの生涯を思うと更に切なくなってしまった。


部屋のどこかに埋没している原作本、
読み直したくなった。






そして12/1は
電通四季劇場 「海」 が開場してから
ちょうど10周年、ということで
特別カーテンコールがありました。

10年目にして
初めて足を踏み入れた私が
混じっていていいのか


とも思ったけれど、

10年の間に上演された演目延べ8作品のtitleを字幕で見た後、
♪Masquerade再び から特別カテコが始まった。

花束贈呈として
ロンドン五輪で国民を元気づけた
レスリングの吉田沙保里選手が
栄和人監督とともに登場。

その後は
スタンディングオベーションとともに
繰り返される拍手拍手拍手拍手…



十二分に堪能


この劇場から 末永く 感動が発信され続けられるのを祈り、
またこの劇場に来る日を楽しみにしつつ…


『オペラ座の怪人』、
シャンデリアや全体の流れ、
ファントムの出没がまた観たくなり、
今度は二階席から観てみたいです。








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December 01, 2012

stagE 『バカのカベ〜フランス風〜』

375022a1.jpg『バカのカベ〜フランス風〜 LE DINER DE CONS FRANCIS VEBER』
 加藤健一事務所 vol.84


於:本多劇場(下北沢)

作:フランシス・ヴェベール
訳・演出:鵜山 仁


風間杜夫
加藤健一
新井康弘 清水明彦 西川浩幸
日下由美 加藤忍

(声の出演)平田満 石田麻織恵

……………………
美術/石井強司 照明/古宮俊昭 音響/松本昭 衣裳/加納豊美 舞台監督/畑崎広和
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■2012年11月15日(木)〜12月2日(日) 下北沢・本多劇場
■12月23日(日) 京都府立府民ホール アルティ

■12/5亀戸文化センター ■12/6足利市民プラザ ■12/8栃木県総合文化センター ■12/10長岡リリックホール ■12/11新潟県民会館 ■12/13音更町文化センター ■12/15湧別町文化センター ■12/17あさひサンライズホール ■12/19盛岡劇場 ■12/21岸和田市立浪切ホール ■12/24兵庫県立芸術文化センター ■12/27所沢ミューズ

□上演時間@観劇回
 1幕 19:00〜20:10
 2幕 20:25〜21:05


風間杜夫さん、西川浩幸さんが観たく、半月位前に観劇。

本多劇場に行くのはいつ以来か
思い出せない
モヤモヤしつつ、

とにもかくにも
面白かった!!!

少し切ない場面もあるけれど、
セリフの妙や
絶妙な間合い、

すれ違いに勘違い、
良かれと思ってする(言う)ことが
更なる新しい火種に見事に点火。

なんといいましょうか、
登場する人物が
牋Δ垢戮 おバカ瓠

そして
その爛丱瓩亮鑪爐砲
いろいろあるな〜、と。



価値観が人によって違う、
その〔価値観のズレ〕をどう見るか…で
カベも変わってゆくな〜、とも。



ともあれ、
舞台を観てとても明るい気持ちになれました♪

観たのは開幕2日目でしたが、
特に風間さんと加藤さんのやりとり、
更に進化していそう…。


東京公演は明後日(あっ、明日になった)まで。
お時間がございましたら是非 ご覧くださいませ。








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November 30, 2012

stagE 『るつぼ』

132712d5.jpg『るつぼ』

於:新国立劇場 小劇場(初台)

作:アーサー・ミラー
翻訳:水谷 八也
演出:宮田 慶子


池内博之 鈴木杏
田中利花 関時男 木村靖司 壇臣幸 浅野雅博 松熊つる松 栗田桃子 佐川和正 亀田佳明 深谷美歩 武田桂 日沼さくら チョウ・ヨンホ 梨里杏 奥泉まきは 磯部勉 戸井田稔 佐々木愛
……………………
美術/長田佳代子 照明/中川隆一 音響/長野朋美 衣裳/加納豊美 ヘアメイク/川端富生 歌唱指導/伊藤和美 演出助手/渡邊千穂 舞台監督/掘吉行
(パンフレット順・敬称略)
……………………

■2012年10月29日(月)〜11月18日(日) 新国立劇場 小劇場

□上演時間@観劇回
 1幕 18:30〜20:10
  15分休憩
 2幕 20:25〜22:15


半月位前になりますが
内容的に重たそう…と迷いながらも
某役者さんblogの観劇記事を読み、
池内博之さん、磯部勉さん、田中利花さんも観たいな〜と急遽観劇。


観たらやっぱり重かった


端的に言えば
嘘から出た冤罪。

子供がついた自己防衛の嘘が嘘を呼び、

そこにジョン・プロクター(池内博之さん)とアビゲイル・ウィリアムズ(鈴木杏さん)との不倫の末の
アビゲイルの子供じみた気を惹きたい気持ちや
それが高じての復讐が引き金となる
冤罪、そして死刑。


《神》と《悪魔》の取引、
《魔女裁判》がその犧甅瓩亡悗錣襪、

狆女瓩数人で嘘をつくわけがないという世間一般の思い込み、
「変だ」と内心思っても出さない(出せない)集団心理、
職業・宗教・立場・地位により無意識に生じる思考バイアス。

(牧師の思考の壁は『ジェーン・エア』でのSt.ジョン(ミュージカルではセイジュン)を思い出して笑ってしまったが)。


大人と子供では子供に分があり
男と女では女に分があり

現代の痴漢冤罪も
こんな構図なのかな、とも。
そして魔女裁判の自白強要も
現在 問題にされている取調室にも通じるか…!?



役者の皆さんがうますぎるゆえ
理不尽さ、無実の罪、
少女たち=聖女(…ということになっている)の主張がまかり通ってしまう場面は
その不条理さに苛々してしまった。


そして少女たちの
嘘が
だんだん少女自身も本当に感じ
自分で自分を騙し
集団ヒステリー化してゆく、
一度は我に返った
メアリー・ウォレン(深谷美歩さん)が
再び聖女の仮面をつけるに至る場が
人の脆さを感じ
怖くなった。








そのうち
ゆっくり戯曲も
読んでみたい。








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May 28, 2012

stagE 朗読『宮沢賢治が伝えること』

2defdbc1.jpg
シス・カンパニー公演
朗読『宮沢賢治が伝えること』

於:世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)

演出:栗山民也
構成:岩下尚史


※観劇回

大竹しのぶ
風間杜夫
八嶋智人
(マリンバ演奏:中村友子)

※他、日(回)替わりcast
蒼井優 麻実れい 伊藤蘭 内山理名 貫地谷しほり 木村佳乃 黒木メイサ 小池栄子 小泉今日子 小林聡美 白石加代子 鈴木杏 鈴木京香 戸田恵子 広末涼子 宮沢りえ 本谷有希子
井上芳雄 浦井健治 江口洋介 篠井英介 笑福亭鶴瓶 鈴木浩介 高橋克実 段田安則 堤真一 中川晃教 長塚圭史 野村萬斎 平幹二朗 星野源 松尾スズキ 松坂桃李 三谷幸喜 山本耕史

……………………
美術/伊藤雅子 照明/小川幾雄 衣裳デザイン/伊藤佐智子 音響/井上正弘 映像/横山翼 演出助手/田中麻衣子 舞台監督/瀧原寿子 プロデューサー/北村明子
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■2012年5/9(水)〜6/3(日) 世田谷パブリックシアター
上演時間 60分


静かに
けれども
力強く、
宮沢賢治の言葉が
心に響き、
時には突き刺さってきた


舞台の造りは
いたって簡素


奥のスクリーンと
その手前のマリンバ

そして机と椅子
積み重なった本



変化するのは
照明と
あとは語り手の
声 声 声




それがとても心地良い



一方で
語り手の腕と心と
語り手同士の
役者としての信頼感に左右されていく緊迫感に包まれる


38人の語り手が
回によって組み合わせが変わる


一期一会な朗読に
一語 一語
力が入る





今回観た御三方
とにもかくにもバランスが絶妙



「注文の多い料理店」での
風間さんの深い味わい
大竹さんの器用さ巧みさ
八嶋さんのはっちゃけぶり

互いの演技に時折笑いをこらえているのも楽しみながら
扉が一つ一つ開けられてゆく情景に
引き込まれてゆく



「よだかの星」での
八嶋さんの地の文の安定感と
風間さんの変幻自在な語り
そして大竹さんの自信なげでか弱いよだかがラストに向かって一途に星を目指す様

青白く光り輝く照明と共に
賢治の世界観がとにかく切ない



「永訣の朝」の大竹さん
「雨ニモマケズ」の八嶋さん
「春と修羅」の風間さんがまた

それぞれ作風が活きていて
言葉が心に染み渡る





「星めぐりの歌」は
耳にも目にも心地よかった



この歌声とともに
“世界がぜんたい幸福にならないうちは
 個人の幸福はあり得ない”というコトバは
Caramel Boxの『ブリザード・ミュージック』や
ミュージカル座の『わだつみのこえ』を
思い起こさせた



「永訣の朝」「雨ニモマケズ」
本公演ではなかった「やまなし」は
教科書でもお馴染みであり
記憶に残っている



こうしてみると
宮沢賢治の作品の数々が
意外に染み込んでいたことに気づく







宮沢賢治の生涯と
重ね合う三陸沖の地震や津波の被害



自然と共に生き
自然に入った作品を書き続けた賢治


自然の中で生きている事を忘れ
同じ過ちを繰り返している事

命の灯の尊さと共に
死は必ず誰にも訪れる
当たり前すぎる自然の摂理

と共に
日本語のあたたかさと強さ
人の声のあたたかさと強さを



同時期に上演していた
音楽劇『ウレシパモシリ』の世界観とも
重なる部分があるなと思いながら


かみしめながら
聞いていた






昨年3月11日への想いを込めて
“「鎮魂と復興協力への新たな誓い」として”(パンフレット“ごあいさつ”より)
届けられている舞台


機会がございましたら
是非に
聴きにうかがってみてください




きっと“何か”に
触れられるはずです











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March 20, 2012

stagE 『ガラスの動物園』

010aa699.jpg
『ガラスの動物園』

於:Bunkamuraシアターコクーン(渋谷)

作:テネシー・ウィリアムズ
演出:長塚 圭史
翻訳:徐 賀世子


立石凉子
深津絵里
瑛太
鈴木浩介
境真理恵・長谷川風立子・松岡綾葉・三浦舞子・三輪亜希子・菅彩夏・政岡由衣子・松井萌香
古家優里(振付)

……………………
美術/二村周作 照明/小川幾雄 衣裳デザイン/伊藤佐智子 音響/加藤温 ヘアメイクデザイン/勇見勝彦 振付/古家優里 演出助手/坂本聖子 舞台監督/瀧原寿子
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■2012年3月10日(土)〜4月3日(火) Bunkamuraシアターコクーン


上演時間(観劇回)@ご参考まで
一幕@18:30〜19:45
ニ幕@20:00〜21:20


シス・カンパニー公演。
昨年の『CLOUD』、『その妹』に続き鈴木浩介さんが観たくて観劇。


───以下、ネタバレ注意───


…なのですが、
鈴木さんのご出演、
『ラ・カージュ・オ・フォール』の今井清隆さん、森公美子さんのダンドン夫妻ばりに
2幕しかなかった


とは申せ、
ものすごく失礼な表現なれど
期待以上。

見に行けて良かったです。



とにかく4人の役のキャラクターが明確。
そして その心象を繊細だけど大胆にダンサーが表現。
(ついでにセット移動)。




立石さんは
……こういう人…いる…と等身大。
娘の「びっこ」の原因が先天性か後天性か聞き漏らしたけれど
それを現実直視できないのは
母親自身、自責の念もあってコンプレックスが歪んだ形で表出したような…
そして自分自身の理想の結婚ができなかった反動を娘に押しつけてるような…
自身の過去の素晴らしい時代を話したがるのも一種の自己防衛のような……。
明るい太陽のようだけれど
影を内に秘めていて
必死で 心が突っ張っている感じが
切なかった。



その娘、ローラ役の深津さんが
登場した瞬間の動き、ぎこちなさ、挙動不審、緊張感、オドオド、うつむきの持続、とにかく髪等自分を触る落ち着きのなさ…
びっこ以上に心因的な“普通じゃない”違和感が半端ない。
その違和感の正体が
場面が進むにつれて
少しずつ明らかになってゆく過程に
見応えあり、



その弟、トム役の瑛太さん。
『階段 牡丹燈籠』の時以上に 人間の“陰”の部分が深くて
すんばらしくはっきりしている滑舌と共に
びっくりした。
だけど どこか飄々としている部分が
ローラとトムの父親を感じさせ、
家族の中での“弟”の位置関係を感じさせた。



鈴木さん、
一幕では“噂の人”だけど
ニ幕ではその“噂通り”の人物像。
コンプレックスを跳ね返したようでいて
未だに抱き続けているのが
たまに顔を出すのがまた絶妙。
ローラの劣等感や自己過小評価の鏡になっていたように感じた。




それぞれが思い、感じ、求めている“幸せ”が
寄り合わせようとしても
ズレていく…。


冒頭でトム(瑛太さん)が
「これは追憶」と語っていますが、
同じことが
ここまで極端でないにせよ
どこにでも起こりうるんだろうな…
観客の「追憶」にもなりうる
…と身近に受け止められます。





あとは
舞台の質感や
冷たい青と爽やかな朝の光の照明が印象的でした
(照明の朝の光はミュージカル『ジェーンエア』の曲を思い出してしまった)。






公演は4月3日まで。
機会のある方は
是非ご覧くださいませ。






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March 06, 2012

stagE 『PRESS〜プレス〜』

16cac11b.jpg
『PRESS〜プレス〜』

於:Bunkamuraシアターコクーン(渋谷)

脚本:生瀬勝久
演出:水田伸生


明石家さんま 生瀬勝久 相武紗季 中尾明慶 丸山智己 音尾琢真 山西惇 温水洋一 八十田勇一 新谷真弓 小松利昌 大河内浩
……………………
美術/堀尾幸男 照明/小川幾雄 音楽/佐藤史朗 音響/井上正弘 映像/上田大樹 衣裳・ヘアメイク/堀口健一 演出助手/高野玲 舞台監督/やまだてるお 宣伝美術/東學 宣伝写真/須佐一心
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■2012年2月17日(金)〜3月4日(日) Bunkamuraシアターコクーン


休憩ナシで19:00〜21:30…の予定。
んがっ、手元の時計で21:43に終了。

ストーリー的には
普通にいったら
多分120分に収められるかな、な印象。
元々長めに設定して
かつ延びたのは……

“お笑い怪獣”の異名を持つ
明石家さんまさん、とにかくしゃべるしゃべるしゃべるしゃべるしゃべるしゃべるしゃべるしゃべる…
 たまに息継ぎして
しゃべる しゃべる しゃべる シャベル しゃべる しゃべる…

引き笑い=吸気じゃないかと
思うほど。

どこまでセリフで
どこからアドリブか
境界線なし。


それだけに
さんまさん演じる才谷さんが 黙ると、
事の成り行きを
陰から見ているのを観ると
その後の言葉に
〔あぁ〜、ちゃんとしっかり見守って、見抜いていてくれたんだぁ…〕と
しんみりと 胸に染み渡ってきます。


そのバランスが絶妙。



生瀬勝久さんは
憎々しいんだか
優しいんだか
だけど 何故だか憎めない役どころ


温水さんも
毛髪をフルに活かした
仕方ないけど自己中にならざるを得ない役どころ


山西さんの
たまに出現する
才谷(=さんまさん)の物真似 等々



さんまさん、その他の無茶ぶりにも耐え
芸達者な(!?)役者さん揃いで
とかく楽しかった。



行方不明だったタケシが
安易に中尾クンじゃなくて
良かったぁ〜と
思いつつ
とにもかくにも
ちょろっとホロッとしつつ、
笑いっぱなしの
二時間半+α。


また機会があれば
別の作品でも
見てみたいです。







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January 28, 2012

『ラ・カージュ・オ・フォール』市村さんお誕生日。

本日、1月28日は
市村正親さんのお誕生日。

鹿賀丈史さんと共にご出演中の舞台、
『ラ・カージュ・オ・フォール』(観劇記事コチラ)のカーテンコールで
Happy birthday to you〜と
お祝い。

『ペテン師と詐欺師』でも
お祝いしたなぁ〜。





充実しまくりの舞台は
明日、東京公演千秋楽。


寂。








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January 13, 2012

stagE 『寿歌』

5265764b.jpgシス・カンパニー公演
『寿歌』

於:新国立劇場 小劇場

作:北村想
演出:千葉哲也


堤真一
戸田恵梨香
橋本じゅん
……………………
美術/松井るみ 照明/笠原俊幸 衣裳/前田文子 音響/長野朋美 ヘアメイクデザイン/勇見勝彦 舞台監督/瀬崎将孝 プロデューサー/北村明子
(配布チラシ順・敬称略)
……………………
■2012年1/5(木)〜2/2(木)


開演時間@19時〜20時20分頃(休憩なし)


予備知識なく観に行って、
ポスターの印象と何か違〜う、と面食らい、
設定についていくのに
暫し時を要しましたが

現実とまぼろしと
ちょっとした魔法(!?)。

独特の世界に引き込まれました。



作者が精神的に不安定(鬱症状)の時に書かれた戯曲らしく、
観劇中にゴッホのイトスギが
脳裏を過ぎったのも妙に納得。





核戦争終結後の関西が舞台。

登場人物意外に
どのくらいの人間が生き残っているのか
全く不明。

登場人物すら
人間としての実体があるのか
よくわからない場面も。


“死”が身近すぎるほど身近で
もはや日常。

それでも、生きて、いく。




核戦争による放射能、
ミサイル、
戦争…。

今の日本には縁遠いことに見えますが、
コンピューターの管理下にある兵器も中、
コンピューターの誤作動、制御が効かなくなった場合に
勝手にミサイルが飛び回る事態も
未来にないとは言えない。

原発事故のように
「想定外」で片付けられない事だけど。

…と
ちょっと怖くなった。




そして
思想の構図的に
仏教 × キリスト教 なのかな、と
漠然と感じ、
過去の数々の宗教戦争も
未来にも起こり得るのかな、とも。




仏教説話からくる
ウサギの自己犠牲の話、
堤真一さんの語り口からも
胸に迫ってきました。


堤さん、橋本さん、
胡散臭さを含みつつも軽妙洒脱。

何というか
(役として)本能のおもむくままの
お芝居。

堤さんは多分、舞台で拝見するのは初めてかと。
また何かあったら観てみたいです。



…戸田さんは、なんとなくちょっと弱かったカナ、と(ごめんなさいっ)。





舞台美術は松井るみさん。
やっぱり松井さんの美術、好きだなぁ〜。

そしてラストの雪が
奥行きを醸し出して
とてもきれいでした。




見る側の経験、思想、年齢によって
他作品以上に
見方が変わる作品のように思います。

また、私自身、
もしもっと前に出会っていたら、
もっと後に出会っていたら、
9・11や
3・11が起きる前に
出会っていたら、
海外の政情が 今とは異なる時に出会っていたら、
捉え方がまた異なっていたかと。


数年後、
また観てみたいです。










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stagE 『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

062d23ea.jpg『ラ・カージュ・オ・フォール
籠の中の道化たち』


於:日生劇場(日比谷)

作詞・作曲:ジェリー・ハーマン Jerry Herman
脚本:ハーベイ・ファイアスティン Harvey Fierstein
原作:ジャン・ポアレ Jean Poiret
翻訳:丹野郁弓
訳詞:岩谷時子・滝弘太郎・青井陽治
演出:山田和也


鹿賀丈史 市村正親
原田優一 愛原実花 花井京乃助 林アキラ 日比野啓一 園山晴子 真島茂樹 新納慎也
大塚雅夫 石丸貴紫 美濃良 香取新一 水野栄治 富山忠 附田政信 佐々木誠 杉山有大 白石拓也
栗林昌輝・土器屋利行・鯛中卓也・小野寺創・高木裕和・山本真広・福山健介・村上聖
高橋桂・多岐川装子・浅野実奈子・首藤萌美

香寿たつき 今井清隆 森公美子
……………………
オリジナル振付/スコット・サーモン 振付/真島茂樹
音楽監督・編曲/八幡茂 音楽監督・指揮/塩田明弘 声楽指導/北川潤
装置/田中直樹 照明/沢田祐二 音響/山本浩一 衣裳/セオニ・アルドリッジ,小峰リリー ヘアメイク/宮内宏明 ウィッグデザイン/石渡英男・武田千卷 演出助手/落石明憲 舞台監督/二瓶剛雄
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■東京:2012年1月7日(土)〜29日(日) 日生劇場
■大阪:2月3日(金)〜5日(日) 梅田芸術劇場メインホール
■名古屋:2月12日(日)〜13日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール




2012年観劇はじめ!!…という事で、
2008年12月〜翌年1月にかけて上演された前回
市村版ザザ・フィナーレ…ということで閉幕した『ラ・カージュ・オ・フォール』が
再び劇場に戻ってきました。

あの時は
仕事&学校とで
てんやわんやする中の無理やりな観劇でしたが
(しかも記事にもできなかった)、
今回は その分を取り返すべく(!?)気合いを入れて観劇。
…まぁ、締め切りに追われているのは同じですが。



鹿賀丈史さんと市村正親さん、
あの二人はやっぱり凄い。
表現しがたいけれど、
存在そのもので舞台が締まる。
《芯》というか
《軸》というか…何かが違う。



舞台は南フランスのサントロペ。
20年間 事実上の夫婦として過ごしてきた
ゲイクラブ《ラ・カージュ・オ・フォール》のオーナー、ジョルジュ(鹿賀さん)と
看板スター“ザザ”ことアルバン(市村さん)、
ジョルジュの実の息子であり、アルバンが母親代わりとして
手塩にかけて育てたミッシェル(原田さん)の結婚話から生じた騒動を通して
夫婦・親子・家族・仲間等
たくさんの愛が溢れ出してくる作品になっています。






鹿賀さんと市村さん、
生物学的に言えば
いわゆる“男性同士”の夫婦。

鹿賀さんの気品を漂わせながら、茶目っ気もあるジョルジュと、
市村さんの本当に女性的なチャーミングさ、しなやかさ、そして潔さもあるアルバン。

二人のやりとりが
夫婦の空気感がみなぎっていて
舞台の場面以前にあったであろう
長年築いてきた夫婦の歴史、その重みを感じます。
実生活でも劇団四季時代から
長い歴史を持つお二人だからこその空気かも。

軽妙さ、滑稽さと深みのバランスが絶妙。
お互いを信頼しあって
かつ 瞬間々々の緊張感が
観ていて心地良いです。



そしてお二人の“背中”がまた
いい。



市村さんの身体能力には驚かされつつ、
「♪ありのままの私 I Am What I Am」が圧巻。

そこに至るまでの
原田さん演じるミッシェルの
恋ゆえの無神経さや

「♪砂に刻む歌 Song On The Sand」を奏でながらも
愛するがゆえの苦渋・自責を抱いて言葉に詰まるジョルジュ、

何も知らない
お祝いムードの踊り子たちとのギャップなど

すべてがぎゅっと凝縮されて
全部を 引き受けての一幕ラストに歌われる曲。

切なさもあるけれど
「私は私」と歌い放つ
心の力・強さに
ただただ圧倒され涙が溢れてきます。



そんなアルバンが息子のために
〔男〕の修行をしたり
何やらかんやら始める二幕。

ゲイクラブを目の敵にする保守的議員のダンドン夫妻(今井さん・森さん)との駆け引き、
馴染みの店のジャクリーヌ(香寿さん)も絡み
また一波乱。


コメディ色が強い中、
「♪見てごらん Look Over There」で育ての母の愛情を諭すジョルジュ、
混乱や苦悩の末にそれに応えたミッシェル等
愛情に溢れた舞台に心があたたまります。






この『ラ・カージュ・オ・フォール』、劇中劇というか舞台中舞台のようなショーの場面もあり、
そちらも見応え充分。

で、客席によっては
指揮の塩田さんが
足元にトランポリンでもあるのかい!?!?…と突っ込みたくなるほど
跳び&踊りまくっているのも見えたりします。





a4b14e2b.jpg観たらきっと笑顔になり
誰かを愛おしくなってしまう、
そして
曲も本当に素敵な舞台『ラ・カージュ・オ・フォール』、
機会がございましたら是非
ご覧くださいませ。









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