感想

August 01, 2013

.art$ Jul./特別展「和様の書」

(見たのは先月ですが…)

c6c828c0.jpg特別展「和様の書

於:東京国立博物館 平成館(上野)

■2013年7月13日(土)〜9月8日(日)

□所要時間@1時間55分
 (音声ガイド約30分含)

……………………



とにもかくにも
出品数が多い!!!

そして、国宝や重要文化財の割合が
また多い!!!!!!


流れとしては[書の鑑賞]・[仮名の成立と三跡]・[信仰と書]・[高野切と古筆]・[世尊寺流と和様の展開]、と第1章〜第5章で展開されています。



aeca215c.jpg

出品目録を見ると
156作品がつに分かれた展示期間で
入れ替わり立ち替わり展示される模様。
全期間展示のもの、のみ、のみ、のみ…などバラバラ。)

私が見たのはの期間ですが
今日現在 すでにの期間中盤。

なので、
これからご覧になる方、
記事内容が展示と異なることもありますが御容赦の程を。。。


今年初めに「王羲之展」を見たものの
《書》の本格的な展覧会は初めて。

見方がよくわからないながらに
美しい文字の数々、
作品や手紙類の背景に広がる人間模様、
時代や世相の変遷で 変わってゆく文化 に魅了されました。


直筆は珍しいという織田信長の〔書状(与一郎宛)〕、
そして豊臣秀吉や徳川家康と
天下人の書状がお出迎え。


テンションがあがったところで
初音蒔絵調度のうち 眉作箱〕。
家光の娘、千代姫(3歳)婚礼の時のもの。『源氏物語』の「初音」で明石の君が会えない子どもにおくった歌がきざまれており、千代姫が歌の意味を理解できる年齢になった時の想い、いかばかりかと…。


さらに進んで
升色紙「むはたまの」〕の墨の濃淡からなる墨書ならではの美、
継色紙「よしのかは」〕の色紙の色目との調和を堪能。


尾形乾山作の角皿は「鑑定団で見た〜!」、
昨年発見の土器〔藤原良相邸跡出土墨書土器〕は「新聞で見た〜!!!」、
舟橋蒔絵硯箱〕(本阿弥光悦)は「教科書だか図説で見た〜!!!!!」
…と 各々 ワクワクしながら鑑賞。

そして〔平家納経 法師品第十〕の重厚感ある荘厳な美しさも圧巻。

媒体で見るより
やはり本物、実物の迫力や
醸し出します品格はすごい。



崇徳上皇の秘蔵本と伝えられる〔古今和歌集〕、
藤原佐理筆の〔書状(国申文帖)〕にあふれる人間性への時代をこえた親近感、
和歌六義屏風〕の近衛信伊の豪快なエピソードも魅力的。



70f8296f.jpg本展覧会のウリでもある
藤原道長筆の〔御堂関白記 寛弘四年下巻
内容もさることながら
同じく道長書の
金峯山埋経〕との
字体の異も面白かった。



面白いといえば
売店には筆や筆ペンも並んでおり
試し書きが 皆 美文字

で、図録も充実してました。


機会がございましたら
是非 足を運んでくださいませ。







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May 03, 2013

stagE 『レ・ミゼラブル』新演出 プレビュー初日&プレ3日目

今日が本初日ということで…
開幕前に プレビュー公演時の観劇感想記事をば ひとまず、


4a62df57.jpg『レ・ミゼラブル』

於:帝国劇場(有楽町)

作:
演出:


詳細後ほどm(_ _)m
……………………
美術/
(パンフレット順・敬称略)
……………………

□上演時間@


なにせプレビュー初期時点でのお話。
観た後に
今日まで
諸々あちこち変更あるかも。


キャストの方の受傷などで
日程変更があったり…
決められた日に舞台に立てない役者さんたちの心情を思うといかばかりか…と思いつつ、
乗り越えて 頑張って!!!な気持ちです。



で、新演出となり




───以下、毒入り ネタバレ注意───





予めお断りしておきますが
ジョン・ケアード版がとにかく好きだったので
独断と偏見あり。
あと、すでにいろいろ変更あった可能性アリ。




第一音をはじめ
楽曲編成(楽器・譜面)が変わり、
前奏・間奏がなくなったり増えたり
(場面転換の都合にもよる!?)、
台詞・歌詞も所々変わり、

原作に近い場面も増えたりしつつ
(ex.改心前のバルジャンが少年からコインを奪う、エポニーヌがマリウスかばって撃たれるetc.)

学生その他、
みんなが主役というよりは

ジャン・バルジャンという一人の男の生涯に焦点・軸が絞られた感じ。


映画versionを
そのまま舞台に持ってきたというか
(まぁ、新演出舞台versionが映画化された訳だが)。


映像もセットもより写実的。
仕方ないかもしれないけど
台詞も説明的な箇所あり。
描写が細かい分
舞台からの情報量が
視覚・聴覚、とにかく多い。

ただ、それだけに
観る側の想像力が不要に…。
[下水道]は良かったが
想像の余地なし…。


元々日本人って
能・狂言で想像して楽しむ文化、
犹,垢覘疂顕修根付いているから、
特に前versionで見慣れていると
違和感あるかも。



で、結婚式の場面・ラストなど
いかにもミュージカルな形になり
結果、


二言で言えば
・普通のミュージカルになっちゃった
・〈盆〉は偉大だった(特に二幕)。






盆がないゆえガブローシュの最期間際が
見えなくなった
(撃たれる瞬間も、その角度じゃアンジョルラスも撃たれるんじゃ!?…謎)のは
歌詞も短くなり
何が起きているかわかりにくいかも…。


そのアンジョルラスの一つの見せ場だった
撃たれる瞬間はバルジャンがマリウスを逃がすために逃げ道(下水道)を探している場面と重なり、場合によっては見逃す

で、バリケードで赤い旗の上で仰向け→死体処理のリアカー上で仰向けに変更は
華々しさは減るが、
一市民・一学生に過ぎないという視点ではアリかなと。
ただ、ガブローシュと二人じゃなく
他にも死体の山があって乗ってる形の方がいいのかも〜と。



その後のカフェソングは
♪empty chairと言われるわりに
椅子がない
キャンドルも視覚効果はきれいなれど
(灯火=魂をあらわす文化の問題かもしれんが)、
それ以前にモチーフとなってないゆえ突然出てきた感あり。




ついでにラストの違和感、
砦で女性たちが一緒に闘って死んでゆくところが描かれてないから
最期に学生たちとともに
バルジャンのもとに来るのが
妙な感じが…

司教様も
原作で読む分には
その死や バルジャンが人知れず喪に服すのが書いてあるので納得ですが〜。




セットが変わり、
S席なのにサイドブロック(下手側)だと見切れた(気付きにくい)のが

プリュメ街での塀の陰になってしまったエポニーヌ、
同じくプリュメ街でマリウスが歌い出した頃に2階にいるコゼット、

♪ワンデイモア の2階バルコニーにて歌っている時のコゼット、


砦の最初の戦いでバルジャンが撃ち落とす狙撃兵(下手セットの上側)…


あと、新演出でのある意味目玉の
映像が 3分の2〜半分位しか見えない


サイドブロックな時点で多少の見切れは想定してるが
センターブロックと同じ席種・値段というのは
どうなんだろう〜。








あとは小道具の存在感が減ったかな…
(ex.銀の燭台・空の椅子・ワンデイモアでバルジャンが大切にしていたコゼットに初めて会った時の服や人形…etc.)




とはいえ、
前述の原作に近い描写や
(身代わりに撃たれたエポニーヌに突き飛ばされて気づかないマリウスはつながり的にアレだが)
ガブローシュがジャベールに何度か会って見知っている描写、

『レ・ミゼラブル百六景』(鹿島茂さん著)にも述べられている
当時のパリの 狭い路地や 社会的背景の描写、
原作に近いバリケード

…は印象に残った。





観たのがプレビュー公演初期。

まだ段取り確認感は否めないけど
(まぁ、そのための爛廛譽咼紂辞瓩世)、
しっかり役に入っている役者さんも多くて

いろいろゴタゴタしている中ながらに
演出も 公演日程も安定して、
役者さんが本当に猝鬮瓩箸靴得犬てきたら
よりスケール感がupするのかな〜と
期待。






GWは会津若松帰省中なれど
また『レ・ミゼラブル』本公演を
帝劇で観たいです。









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April 22, 2013

stagE 『魔笛』

魔笛@130421『魔笛』

於:新国立劇場 オペラパレス(初台)

台本:エマヌエル・シカネーダー Emanuel Schikaneder
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart

指揮:ラルフ・ヴァイケルト Ralf Weikert
演出:ミヒャエル・ハンペ Michael Hampe

松位浩 望月哲也 大沼徹 大野光彦 安井陽子 砂川涼子 安藤赴美子 加納悦子 渡辺敦子 前川依子 直野容子 松浦麗 鵜木絵里 萩原潤 加茂下稔 羽山晃生 長谷川顯

合唱:
新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
……………………
美術・衣裳/ヘニング・フォン・ギールゲ 照明/高沢立生 音響原設計/山中洋一 再演演出/澤田康子 合唱指揮/冨平恭平 音楽ヘッドコーチ/石坂宏 舞台監督/斉藤美穂 芸術監督/尾高忠明
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■新国立劇場 オペラパレス
 2013年4/14(日)・/17(水)・/19(金)・/21(日)
□上演時間@観劇回
 一幕 14:00〜15:10
  休憩25分
 二幕 15:35〜17:00
□全2幕/ドイツ語上演/字幕付



やっと観れた&聴けた
W・A・モーツァルトの『魔笛』!!


ミュージカル『Mozart!』の初演を日生劇場で観て以来、
いつかは生で観たい&聴きたいと思い続け
念願叶い あな嬉し。


そもそも『Mozart!』の初演がいつだっけ?…とWikipediaを見てみれば
2002年っ!!
そんなに前だったっけ…




…という経緯もあり、
どうしてもミュージカル『Mozart!』の情景・配役が頭をよぎり、
特に鳥刺しのパパゲーノ
シカネーダー役で劇中劇でパパゲーノの扮装もした吉野圭吾さんが脳内を飛び回ってしまうのだが

そして、なんとなく
多分 舞台中央の円や
作品の世界観、たまに曲調も(!?)
ミュージカル『CANDIDE キャンディード』を思い出したりなんだり…



…と
たまに思考が飛びながらも続きを読む

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April 20, 2013

stagE 『今ひとたびの修羅』

7ec2f77a.jpg『今ひとたびの修羅』

於:新国立劇場 中劇場(初台)

原作:尾崎士郎
脚本:宮本研
演出:いのうえひでのり


堤真一 宮沢りえ 岡本健一 小出恵介 小池栄子 浅野和之
風間杜夫
鈴木浩介 村川絵梨 逆木圭一郎 村木仁 インディ高橋 礒野慎吾 前堂友昭 山森大輔
伊藤安那 氷川友里 大屋友美 丘崎杏 尾関俊和 金松彩夏 鹿野宗健 津島朋子 積田裕和 友近貴之 中川浩行 長友郁真 西島大輔 本多遼 南原博 妻鹿益己 由月杏奈 吉本輝海 頼経明子
……………………
美術/二村周作 照明/原田保 音楽/岡崎司 衣裳デザイン/伊藤佐智子 音響/井上哲司 ヘアメイク/河村陽子 殺陣/川原正嗣 舞台監督/芳谷研
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■新国立劇場 中劇場 2013.4/5(金)〜4/29(月・祝)
□上演時間@観劇回
 18:30〜19:30
  15分休憩
 19:45〜21:15



シス・カンパニー公演『今ひとたびの修羅』。
堤真一さん、宮沢りえさん、風間杜夫さん、浅野和之さん、鈴木浩介さん、岡本健一さん、小池栄子さん…と観たくなる役者さんが揃い
こりゃあ〜行かねば!!、と観劇。




一言 、「義理と人情、男と女、そして昭和!!」。


う〜ん、チラシなどの宣伝写真の
堤さん、宮沢さんの作品の世界観表出が上手すぎて
良くも悪くも「あのチラシに尽きる!!」な感あり。

…チラシの加減って
本当に難しいものだ




───以下、多少 ネタバレ注意───続きを読む

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April 15, 2013

..TV$ 『八重の桜』(第14回/新しい日々へ & 第15回/薩長の密約)

ca5c315c.jpg再放送でやっと見られた『八重の桜』第14回 新しい日々へ。



アメリカでも南北戦争があり、
時代が重なること…
そして その武器が海を渡って…、と
日本、薩長、朝廷、幕府、会津も
世界の歴史の一コマにすぎないと
再認識。



そんな中、川崎尚之助と八重がめでたく結婚。
八重の父・権八の忠告もなんのその。
尚之助さんに一喝された 八重の嬉しそうな顔に こちらまで嬉しくなってしまう。
(長谷川博己さん、舞台発声響く響く)。

それにしても 八重の父母を演じる
松重豊さん、風吹ジュンさん、
のほほんさを含めつつ厳格な父と
あたたかく見守る母、
いいなぁ〜。



そして会津の立場が逆転しつつある京都。
松平容保公の「会津に帰ろう」の台詞に じわ〜〜〜っときた。
帰省時の磐越西線から、磐梯山や猪苗代湖を見ると(猪苗代湖は磐越道が出来てから見にくくなったが)、「会津に着くぞ〜♪」と 胸が高鳴るんですよね。
綾野剛さんの容保公、家臣の方々の想いがまた 胸に迫って涙ぐんでしまいました。




そうこうするうち
曲者が揃った。

岩倉具視(小堺一機さん)、大久保一蔵(徳重聡さん)も登場。

会津藩としては切ないが、
ドラマとしては
次回に期待。




………まで書いて
更新しそびれてるうちに

13c32c9c.jpg第15回 薩長の密約 放送




上記 第14回にて
アメリカ、南北戦争に触れましたが、
南北戦争終結三か月後にアメリカに降り立ったのが
後の八重の再婚相手、新島七五三太(オダギリジョーさん)。


その翌年、
密かに桂小五郎(及川光博さん)が
西郷吉之助(吉川晃司さん)、大久保一蔵と密会する訳ですが…。

讀賣新聞番組欄に
「それまで対立していた薩長が、坂本龍馬(柾賢志)の暗躍により」とある位なのに

聞き落とししてなければ
草笛光子さんの
穏やかかつ凛としたナレーションで
「土佐 脱藩浪士の仲介を経て」と流れ
見慣れた家紋と背中が映り…

………って
それだけかいっっっ!!



新選組も
後に 会津と深く関わる斎藤一(降谷健志さん)以外は
近藤勇(神尾佑さん)、土方歳三(村上淳さん)も描写控えめ。

(まぁ、近藤さんも土方さんも 切り口によっては深い関わりだが)。


焦点がぼやけるからなのだろうか…??



で、徳川家茂が亡くなり
一筋縄にはいかない
一橋慶喜(小泉孝太郎さん)が徳川宗家継承。


孝明天皇(市川染五郎さん)の信頼をよすがとして
忠勤に励む容保公、会津藩がどういう展開を迎えるのか。





予告によると
来週は勝海舟(生瀬勝久さん)も登場のご様子。
山本覚馬(西島秀俊さん)との対話も見もの。

中野竹子(黒木メイサさん)もどう描かれるか楽しみ。








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April 13, 2013

stagE 『趣味の部屋』再び。

数日前、再びPARCO劇場にて『趣味の部屋』観劇。
中井貴一さん、戸次重幸さん、 原幹恵さん、川平慈英さん、白井晃さんのやりとりが絶妙。

ちなみに前回観劇時 過去記事→ネタバレ注意




開演早々 川平さん、やっぱりウザい〜
(↑ 重ねて言いますが ほめてます)


2回目観劇で
先の展開 story的には知ってるのに
やはり 一瞬々々が新鮮で面白いっ。




───以下、多少のネタバレ注意───続きを読む

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March 30, 2013

stagE 『趣味の部屋』2013.東京

a3433f67.jpg『趣味の部屋』

於:PARCO劇場(渋谷)

脚本:古沢良太
演出:行定 勲


中井貴一
戸次重幸
原幹恵
川平慈英
白井晃
……………………
音楽/めいなCo. 美術/伊藤雅子 照明/吉川ひろ子 音響/原田耕児 衣裳/山下和美 ヘアメイク/宮内宏明 演出助手/松森望宏 舞台監督/林和宏
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■東京:2013.3/22(金)〜4/14(日) PARCO劇場
■福岡:2013.4/16(火) 福岡市民会館 大ホール
■大阪:2013.4/18(木)〜/21(日) 森ノ宮ピロティホール
■名古屋:2013.4/24(水) 日本特殊陶業市民会館 ピレッジホール
■須坂:2013.4/26(金) 須坂市文化会館 メセナホール 大ホール
■札幌:2013.4/29(月祝) 札幌市民ホール

□上演時間@120分(休憩なし)



中井貴一さん、白井晃さん…とくれば
観に行くしかない!!

…ということで観劇。


開演数分後に
「川平さん、ウザい〜〜〜〜〜
(↑ 褒めてます)
…と感じながら
《趣味の部屋》に
誘われていきます。


そして
《趣味の部屋》で
全てが起こり
《趣味の部屋》で
全てが終わる。





───以下、ネタバレ注意───続きを読む

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stagE 『屋根の上のヴァイオリン弾き』2013.3月

04cb939a.jpg『屋根の上のヴァイオリン弾き』

於:日生劇場(日比谷)

台本:ジョセフ・スタイン
音楽:ジェリー・ボック
作詞:シェルドン・ハーニック
オリジナルプロダクション演出・振付:ジェローム・ロビンス
日本版演出:寺 秀臣


市村正親
水夏希 大塚千弘 吉川友
廣田高志 青山達三 石鍋多加史 荒井洸子 園山晴子 高塚いおり
香取新一 祖父江進 日比野啓一 山本真裕
村上幸央 中尾和彦 加州康真 板垣辰治 大森輝順 柴崎義則 石川 剛 奈良坂潤紀
塚本理佳 深堀晶子 麻希光 村井麻友美 竹内晶美 遠藤瑠美子 斉藤綾香 野口 遥 石丸椎菜
品川政治(クラリネット奏者)

照井裕隆 入野自由 上口耕平
真島茂樹 鶴田忍
鳳蘭

……………………
装置/田中直樹 照明/塚本悟 音響/本間俊哉 衣裳/宇野善子 音楽監督/八幡 茂・塩田明弘 歌唱指導/北川 潤・泉忠道 指揮/塩田明弘 振付/真島茂樹 演出補/渡辺光喜 プロデューサー/齋藤安彦・宮崎紀夫
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■東京:2013.3/5(火)〜/29(金) 日生劇場
■愛知:2013.4/6(土)・/7(日) 刈谷市総合文化センター 大ホール
■大阪:2013.4/10(水)〜/14(日) シアターBRAVA!

□上演時間@日生劇場HPより
1幕:1時間40分
幕間:≪25分≫
2幕:1時間10分
---------------------
Total:3時間15分


いつ以来の『屋根上』だろう…。
東京芸術劇場だった記憶があるから2004年以来!?

…と思いつつ
久々の『屋根の上のヴァイオリン弾き』。


昨年、岩波文庫の原作本、『牛乳屋テヴィエ』を読み
ミュージカルでは語られない
他の娘たちの話や
テヴィエその後…などのstoryにも
想いを馳せつつ観劇。



オープニングの♪〔伝統の歌〕が流れると
作品にグイッと引き込まれる。

話がすすむにつれて…続きを読む

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March 29, 2013

stagE 『ホロヴィッツとの対話』2013.東京.

ちょっと前ですが
f246e580.jpg『ホロヴィッツとの対話』

於:PARCO劇場(渋谷)

作・演出:三谷幸喜


渡辺謙
段田安則
和久井映見
高泉淳子

音楽・演奏/荻野清子
……………………
美術/松井るみ 照明/服部基 音響/井上正弘 衣裳/黒須はな子 ヘアメイク/河村陽子 演出助手/大江祥彦・松森望宏 舞台監督/加藤高
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■東京:2013.2/9(日)〜3/10(日) PARCO劇場
 プレビュー公演 2/9・10
■大阪:2013.3/13(水)〜/31(日) シアターBRAVA!

□上演時間@130分(休憩なし)


登場人物は4人。
場面もほぼ
フランツ・モア家か
ホロヴィッツ家の
どちらか…

そしてピアノ。


それぞれの夫婦の関係、
それぞれの家と家との関係、
仕事上の関係、
“奥さま”同士の関係…


4人の登場人物の
心理的距離感が巧みに交差して
物語が展開。


そして
舞台上は4人なれど
“4人”以外の それぞれの家族の温度も感じてしまうのは
作品そのものと
castのみなさんの力量あればこそ。



───以下、ネタバレ注意───続きを読む

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March 26, 2013

stagE 『三月花形歌舞伎』2013.3月

d614feab.jpgル テアトル銀座『三月花形歌舞伎』

於:ル テアトル銀座 by PARCO(銀座)



一、夏祭浪花鑑 三幕
 序幕/住吉鳥居前の場
 二幕目/難波三婦内の場
     長町裏の場
 大詰/田島町捕物の場


二、口 上 一幕

三、高 坏 長唄囃子連中

……………………
市川海老蔵
片岡市蔵
中村亀鶴
中村種之助
中村米吉
市川右之助
市村家橘  
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■平成25年3/3(日)〜/24(日)

□上演時間@11:30から開演、劇場から出たのが15:20でした



市川海老蔵さん、初観劇。
千穐楽だったこともあり、
また、
ご長男誕生の報道後だったこともあり、
初観劇ながらに
いつもと違う空気なんだろうな〜と。

口上でも
おっしゃっていましたが、
夏祭浪花鑑高坏とも
海老蔵さんが中村勘三郎さんに直々に教えていただいたという演目。
追悼の意を込めて
この演目を選んだそうです。


夏祭浪花鑑では、続きを読む

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March 23, 2013

.art$ 歌舞伎座新開場記念展「歌舞伎〜『江戸の芝居小屋』」

e7975923.jpg歌舞伎座新開場記念展歌舞伎〜『江戸の芝居小屋』

於:サントリー美術館(六本木)

■2013年2月6日(水)〜3月31日(日)

□所要時間@90分間…デシタ(音声ガイド約30分含)

……………………


来月にはいよいよ第五期 歌舞伎座新開場となります。
その記念として、本展覧会が開催中。


出雲の阿国の時代から振り返り、
江戸時代、明治〜現在へと
脈々と受け継がれる歌舞伎の世界を
その歴史とともに
絵画作品を主に楽しむことができます。


江戸時代、歌舞伎は観るだけじゃなくて〔行く〕もので、
劇場というハコの中で
役者さんと観客が一緒に舞台を創る…。

そんな雰囲気が十分に伝わってきました。


また、政治や歴史の波に翻弄されてきたこと。
猝罩瓩悗留洞舛
政策による芝居小屋の場所の制限、
戦前戦後は特に台本の検閲など…。
いろいろ不況やら天災やら、
世界情勢も不安定な中
(今のところ …こちらの知らない世界でジツはナニかアルのかもしれませぬが)
自由に舞台が観られることに
改めて感謝々々。


そして
江戸時代の市村座・中村座・森田座の様子や
第一期からの歌舞伎座の写真、

代々の役者さんの絵図や
役者さん自身がかいた書画などの直筆、
台本の数々、
揚巻や
小道具 等…

本当にたくさんの方々が
大事に大事に
切磋琢磨しながら
守ってきた文化なんだな…としみじみ。



『役者評判記』ならぬ『客者評判記』は身につまされるものがありましたが
いつの時代も同じなのね…。




牴良餞讚瓩倭瓦初心者ですが
猊饌罩瓠Ν犂儼爿瓩修里發里鮃佑┐
いい機会になりました。

そして面白かった♪



展示替えがあるため
見られなかった作品もありますが、
その辺りは
解説も充実している図録が補填。




会期中はあと一週間そこそこですが、
機会がございましたら
足を運んでみてください






あ〜、4月の開場が楽しみ♪









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March 19, 2013

stagE 中村勘九郎襲名記念『赤坂大歌舞伎』(2013.3月)

2b6f008b.jpg中村勘九郎襲名記念『赤坂大歌舞伎』

於:赤坂ACTシアター(赤坂)



三遊亭円朝 口演 怪談乳房榎 四幕八場
中村勘九郎三役早替りにて 相勤め申し候

大塚 克三 美術
長谷川勘兵衛 美術


中村勘九郎
中村七之助
片岡亀蔵
中村獅童

………他

……………………
■2013.3月8日(金)〜24日(日) 赤坂ACTシアター

□上演時間@観劇回
1幕&2幕/16:30〜17:50(80分)
 ─20分休憩─
3幕/18:10〜19:00(50分)



ちょいと前に観劇。
とにもかくにも
面白かった!!!


久々にstoryや 劇中人物への共感etc.以上に、
三役早替りの妙・技、
観客の視覚・心理を突いた舞台の造りや魅せ方、
歌舞伎の奥深さという
劇場空間そのものが持つ情熱・勢いに
目頭が熱くなった。




4ea8d7dc.jpg歌舞伎を観るのは
昨年の勘九郎さんの襲名披露公演以来。




声質や 顔つきがどんどん勘三郎さんに似てこられつつ、変幻自在な独自の空気を醸し出してきた勘九郎さん、

ハッと息をのみ、はぁ〜とため息が出るような色気・艶を出す七之助さんに

昨年も、そして今回も
魅了されぱなっしでした。





[中村勘九郎三役早替りにて 相勤め申し候]…の犹位鬮瓩箸いΔ里、
パンフレットの《解説と見どころ》の項を借りると

●名人気質の絵師…菱川重信
●人はよいが重信殺しに荷担させられる菱川家の下男…正助
●ゆすりを働く…蟒(うわばみ)の三次

三役ともキャラクターも
性格・身分・人物背景・ステイタス・人格・社会的役割・社会的信頼度etc.etc.
まるで異なる。


更には
正助が重信を心ならずも手に掛けようとしたり
三次が正助を襲おうとしたり…


それらをほんの一瞬で早替りし
神出鬼没に登場する様は
 お〜〜〜〜〜っ!!!!!、と
声が出てしまう。


勘九郎さんも、
他のみなさんも裏でどれだけ
パタパタとしているかわからないけれど
狒畭悗雖 していると知らなければ
気付かないんじゃないかと思う位に
三役とも別人として成り立って
芝居が続いていくのが凄い。



衣裳や髪・表情・化粧以外でも
歩き方、座り方、話し方 等々で
本当に人格が別に見える…
…って事は、日常生活でも粗暴にならないよう気をつけないと〜と自省

七之助さんの女形の品・美しさ・艶やかさを観ても
つくづく思う。




お関(菱川重信の妻)役の七之助さん、お関に横恋慕し重信殺害を始め悪事を企む磯貝浪江役の中村獅童さんもまた、魅力たっぷりでした。




実際に水が流れる大きな滝や
舞台の転換、
赤坂ACTシアターという花道のない劇場空間ならではの
役者さんとの距離感の身近さなども
また 良かった。


元々 庶民の娯楽として
発展してきた歌舞伎という
位置付けも
肌で感じました。




[歌舞伎]というと
敷居が高い、
話がわかるか心配、
…と思われがちですが
(実際私もそうでした)、

観始めると
現代に通じるものがあって
面白いっっっ。


そして、
舞台演出・舞台装置が
ある意味現代以上に現代的、科学的で
びっくり。



欲を言えば
今回に限らず
平日夜の開演時間が
時々でいいので
もう少し遅いと
仕事帰りでも行けるんですが〜





5973f4d5.jpg
劇場ロビーも
ミュージカルmodeとは
違った雰囲気。

    ↓

f9a90670.jpg
裏表になっちゃったので
画像反転。





何はともあれ、
今週末 24日で千穐楽となる
本舞台。

機会がございましたら
是非
ご覧くださいませ。











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b3524155o at 01:23|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

January 01, 2013

2013$ 舞台総括 【最終更新:2013.09.13.】。


2013(平成25)年に
観劇した舞台。
随時更新中。
【最終更新:2013.09.13.】


󾔧blog=感想etc.過去記事あり
Twitter=感想etc.Twitterあり
󾠁=カメラ撮影ありの回に観劇


1月

■シラノ [日生劇場]

■ZIPANG PUNK〜五右衛門ロックIII [東急シアターAUBE]

■ピアフ [シアタークリエ]

■音のいない世界で [新国立劇場 小劇場/󾠁]

■100万回生きたねこ [東京芸術劇場 /󾠁]



2月

(1月〜『シラノ』[新歌舞伎座]、『ピアフ』)

■オペラ「KAMIKAZE ─神風─」 [東京文化会館 大ホール /󾠁]

■祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹-蜷川ver.- [Bunkamuraシアターコクーン]

■オペラ座の怪人

■遠い夏のゴッホ [赤坂ACT劇場]

■ノートルダム・ド・パリ [東急シアターAUBE]



3月

■FAME [六行会ホール]

■マクベス [世田谷パブリックシアター]

■キャラメルボックス2013ハーフタイムシアター「隠し剣鬼ノ爪」 [サンシャイン劇場]

■キャラメルボックス2013ハーフタイムシアター「盲目剣谺返し」 [サンシャイン劇場]

中村勘九郎襲名記念赤坂大歌舞伎「怪談乳房榎」 [赤坂ACTシアター] →󾔧blog

■ホロヴィッツとの対話 [PARCO劇場]→󾔧blog

■スリル・ミー [天王洲 銀河劇場/󾠁・󾠁]

■屋根の上のヴァイオリン弾き [日生劇場]→󾔧blog

■三月花形歌舞伎(「夏祭浪花鑑」「口上」「高坏」) [ルテアトル銀座byPARCO]→󾔧blog

■趣味の部屋 [PARCO劇場]→󾔧blog

■アイハヴアドリーム [六行会ホール]



4月

(3月〜『趣味の部屋』󾠁→󾔧blog

■二都物語 [東急シアターAUBE]

■木の上の軍隊 [Bunkamuraシアターコクーン]

■おのれナポレオン [東京芸術劇場]

■歌舞伎座新開場こけら落四月大歌舞伎 第三部(「盛綱陣屋」「勧進帳」) [歌舞伎座]

■今ひとたびの修羅 [新国立劇場 中劇場]→󾔧blog

■魔笛 [新国立劇場 オペラパレス]→󾔧blog

■歌舞伎座新開場こけら落四月大歌舞伎 第二部(「弁天娘女男白浪」「忍夜恋曲者」) [歌舞伎座]



5月

◆StarS [東急シアターAUBE]

■レミング [PARCO劇場]

■あかいくらやみ [Bunkamuraシアターコクーン]

■ナミヤ雑貨店の奇蹟 [サンシャイン劇場]

■音楽劇 ウレシパモシリ [ザムザ阿佐ヶ谷]→Twitter

■五月花形歌舞伎 昼の部(「実盛物語」「与話情浮名横櫛」) [明治座]

■五月花形歌舞伎 夜の部(「将軍江戸を去る」「藤娘」「鯉つかみ」) [明治座]

■彼の背中の小さな翼 [サンシャイン劇場]



6月

■スウィーニー・トッド [青山劇場]

◆ワイルドホーン・メロディーズ [Bunkamuraオーチャードホール]

◆4stars [青山劇場]

◆ブロードウェイ・ミュージカルライブ2013 [東京国際フォーラム ホールC]→Twitter

■野菊の墓 [シアターサンモール]

■こけら落とし六月大歌舞伎 第一部(「鞘当」「喜撰」「俊寛」)

■こけら落とし六月大歌舞伎 第二部(「壽曽我対面」「土蜘」) [歌舞伎座]→Twitter


7月

■千五郎狂言会(「鬼瓦」「お茶の水」「悪太郎」) [国立能楽堂]→Twitter

■盲導犬 [Bunkamuraシアターコクーン]→Twitter

■カリオストロ伯爵夫人 [シアターサンモール]→Twitter

■非常の人 何ぞ非常に [PARCO劇場]→Twitter

■象 [新国立劇場 小劇場]→Twitter

■ドレッサー [世田谷パブリックシアター]→Twitter

■宝塚BOYS [シアタークリエ]→Twitter

■二都物語 [帝国劇場]→Twitter

■ひめゆり [theater1010]→Twitter

■松竹大歌舞伎(「義経千本桜」「口上」「毛抜」) [練馬文化センター 大ホール]→Twitter


8月

(7月〜『二都物語』→Twitter

■三谷文楽「其礼成心中」 [PARCO劇場]→Twitter

■八月納涼歌舞伎 第三部(「狐狸狐狸ばなし」「棒しばり」) [歌舞伎座]→Twitter

■八月納涼歌舞伎 第一部(「野崎村」「新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子」)

■八月納涼歌舞伎 第二部(「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」「色彩間苅豆 かさね」)

■iSAMU 〜20世紀を生きた芸術家 イサム・ノグチをめぐる3つの物語〜 [PARCO劇場]

■sign-サイン- [シアター風姿花伝]



9月

■九月花形歌舞伎 昼の部(「新薄雪物語」「吉原雀」) [歌舞伎座]→Twitter

■ジャンヌ [世田谷パブリックシアター]→Twitter

■真田十勇士 [赤坂ACTシアター]→Twitter

■かもめ  [Bunkamura シアターコクーン]→Twitter

■next to normal [シアタークリエ]→Twitter







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December 29, 2012

stagE 『家康と按針』

c9c878b3.jpg『家康と按針』

於:青山劇場(青山)

脚本:マイク・ポウルトン
演出:グレゴリー・ドーラン
共同脚本:河合祥一郎


市村正親  スティーヴン・ボクサー 古川雄輝
高橋和也 植本潤  床嶋佳子 小柳友  桜田聖子  尾関陸 藤巻勇威 大東リッキー 上川路啓志 山口太郎 鈴村近雄 瑞木健太郎 加藤照男 沢田冬樹 天宮良 小林勝也
デヴィッド・アクトンDavidActon  サム・マークス キース・オズボーン チャールズ・レストン ジョシュア・リチャーズ マイルズ・リチャードソン
……………………
音楽/藤原道山 美術・プロダクションマネージャー/金井勇一郎 照明オリジナルデザイン/隅尾良一 照明/勝柴次朗 音響/高橋巖 衣裳/小峰リリー ヘアメイク/武田千卷 殺陣/渥美博  映像/上田大樹 通訳/鈴木なお  演出助手/坂本聖子  舞台監督/小林清隆  舞台監督/徳永泰子
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■神奈川公演:2012年12月1日(土)・2日(日)/KAAT神奈川芸術劇場
■東京公演:2012年12月11日(火)〜16日(日)/青山劇場
■ロンドン公演:2013年1月31日(木)〜2月9日(土)/Sadler's Wells Theatre

□上演時間@観劇回
18:30〜19:50
 20分休憩
20:10〜21:40


初演はコチラ



劇場を変えての再演。


背景の映像ってこういう感じだっけ??…と
所々記憶を辿りつつ観劇。

武将のキャラ位置など
前回にも増してくっきりぱっきりし、
好みは分かれるかもしれませんが
歴史好きには
思わず笑みがこぼれてしまう場面があちこちに。
(オロオロする小早川秀秋、信頼薄い石田三成など)

イギリス公演を意識してるのかな、と感じる部分も。


日本語の台詞を
英訳したものも字幕で流れましたが
ニュアンスがなかなか伝わりにくいかな〜、と。
日本語の多種多様な二人称からして
なかなか難しいものが…。
英語→日本語も同様なんでしょうね。




家康のトップになってしまったがための孤独感と
三浦按針の異国における孤独感。

孤独感の所以は異なれど
お互い〔友〕として
相通じるものがあったのかと…。



また、
秀頼の遺児、国松を刃にかけるしかなかった家康の苦悩、
父を超えられない秀忠、
真田幸村の潔い最期、
…などあちこちにツボ。



また再々演で
観てみたいです。








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stagE 『組曲虐殺』

96d698d2.jpg『組曲虐殺』

於:天王洲 銀河劇場(天王洲アイル)

作:井上ひさし
演出:栗山民也
音楽:小曽根真


井上芳雄
高畑淳子 石原さとみ 神野三鈴
山本龍二 山崎一

ピアニスト…小曽根真

……………………
美術/伊藤雅子 照明/服部基 音響/山本浩一 振付/井手茂太 衣裳/前田文子 ヘアメイク/鎌田直樹 歌唱指導/伊藤和美 映像/井形伸一 題字/和田誠 演出助手/大江祥彦 舞台監督/増田裕幸
(パンフレット順・敬称略)
……………………
■東京:2012年12月7日(金)〜30日(日)
■福岡:2013年1/12・1/13
■金沢:2013年1/16・1/17
■大阪:2013年1/19〜1/21
■新潟:2013年1/23
■市川:2013年1/26
■広島:2013年1/29
■名古屋:2013年2/3

□上演時間@(3時間15分)
1時間40分
15分休憩
1時間20分


《井上ひさし生誕77フェスティバル‘12》の第八弾ファイナル、
…ということで
こまつ座&ホリプロ公演と相成ります。


端的に言えば
小林多喜二の生涯を著した戯曲。
そして井上ひさしさんの最後の戯曲だそうです。



───あなたの事、何も存じ上げなかったんですね…私…
もっと知りたくなりました───


観劇しながら
ずっとこう思っていました。


小林多喜二さんといえば
『蟹工船』が有名なプロレタリア作家。
そして築地警察署にて拷問により虐殺死したことと、
その亡骸を知人達が囲んでいる写真の記憶しかありませんでした。
写真はパンフレットにもあり、
29歳4カ月の生涯だったことが
学校で習った時より
リアルに胸に飛び込んできました。

そんなに若かったのか…、と。



そして舞台。



拷問死の写真や《プロレタリア作家》という堅苦しい印象(←…というより勉強不足でよくわからない)から
小林多喜二さんのイメージが
堅物で文学、思想にだけに没頭していたのかな…という
勝手なイメージがありました。


が、全然違った。


強い思想は持っているけれど
女性も好きで
冗談も好きで
食べる事も大好きで…という
ごく普通の青年だった。

多喜二を演じた井上芳雄さんへの
あて書きで書かれたのもあるためか
影を抱きながらも
明るい。


新選組の近藤勇や土方歳三、
他 幕末で闘いぬいた志士たちが
キリッとした写真しかないけど
(中岡慎太郎は笑顔だけど)、
みんな 普通の青年だったのと
相通じるものがあるのかな…とも。






6人のキャストの
陽と陰、
多喜二を想う気持ちや
細かく大きく変化してゆく互いの距離感・心理描写がまた
心に響いてきた今回の舞台。


小林多喜二、とりまく人々や時代背景について興味が湧いてきました。
市村正親さんの『炎の人』を観て
それまで苦手だったゴッホが好きになった時と同じ感覚。
そういや、あれも銀河劇場だったっけ。

小林多喜二について
もっと調べてみようと思います。







そして、
多喜二の生きた時代が、
現代の
情報網やインターネットが発達しすぎてマスコミ他諸々
言論が自由なようで自由でない閉塞感、
混迷する政局と社会不安、雇用問題、労働環境にも
通じるものがあるように感じました。



古から〔歴史は繰り返す〕と言われますが、
政権も再び代わった今、
この作品から
生きること、守ること、伝えること、後に続くこと…
いろいろ感じとることもあろうかと。


東京公演は明日までですが
これからも続くこの作品。


機会があればご覧くださいませ。








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