高級ブランド牛を生産する過程で重要なのが、人工繁殖用に精液を供給する「種牛」の育成だ。宮崎牛など人気の高い種牛の精液は1回当たり数千円の高値で取引されることもあり、平成19年には宮崎県産和牛の冷凍精液入り容器143本が盗まれる事件も起きた。種牛の育成は、畜産の盛んな地域の自治体などが取り組んでいる。

 この精液を使った人工授精で農家が子牛を育てる。子牛は他の産地にも出荷されており、育った期間が最も長い地域名を表示できるため、さまざまなブランド牛になる。宮崎県は年約2万9千頭を県外に出荷。うち約2700頭を三重県に出荷しており、多くが高級牛として知られる「松阪牛」に育てられる。

 県が避難させていたエース級の種牛6頭は、現在の宮崎牛の約9割の「父」に当たる。6頭の精液は専用容器で約15万本が冷凍保管されており、仮に全頭が殺処分となっても、当面は精液を供給できるほか、その血を引く子牛を再び種牛に育てることは可能だ。

 ただ15万本では1年程度しか持たないという見方があり、宮崎だけでなく他のブランド牛の産地にも深刻な影響を及ぼす可能性がある。

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