チンパンジーが人から名前を呼ばれると、他の名前や声を聞いた場合とは異なる脳波を示し、自分の名前を識別している可能性が高いとの実験結果を、滋賀県立大学と東京大学などの共同研究チームがまとめ、インターネット上の英文学術誌「バイオロジー・レターズ」に発表した。

 滋賀県立大学の上野有理准教授は「チンパンジーの認知能力や行動などは研究されているが、脳活動はまだわかっておらず、行動に表れない認知の度合いを解析する入り口になる」と話している。

 実験は、林原類人猿研究センター(岡山県玉野市)のチンパンジー「ミズキ」(メス)の頭皮に電極を装着して脳波を計測。6頭の群れの中で生活させ、「ミズキ」や別のチンパンジーの名前、全く知らない名前の音声、自分の名前に似た電子音の4種をそれぞれ100回以上聞かせ、脳波を計測した。

 その結果、ミズキは自分の名前を聞かせた場合、0・5秒後に、他の3つの音とは異なる波形を観測する頻度が高く、チンパンジーが自分の名前を識別している可能性が高いことが判明したという。

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