うちのチームは1年生から6年生までほとんどが同じ練習を行う。

別メニューの練習もあるが、基本的には小学生に出来ないプレーはダンク以外ないと私は考えているからだ(ダンクも出来る子がいるが…w)


低学年に合わせることもしない。
低学年だから簡単なことをとか、時間や回数を少なくするということもない。
低学年にはキツイ、難しいだろうということもやる。

人数が少ないというチーム事情もあるが、今までどの年代も必ずついてきた。




学年に関係なく、大きく成長するかしないかを左右するのが「聞くこと」

自分が言われていることや、全員に言われていることは当然のことだが、他の人が言われていることも自分に置き換えて聞くこと。

それが大切だ。




前回の練習でこんなことがあった。


2年生男子。


集合して私やコーチが話をしていても、下を向いたり上を向いたり、全く話を聞いていない。
案の定、その後の練習でも指導されたポイントはわからず、見よう見まねで形だけ。

これまでも私だけではなく、コーチも辛抱強く、何度も話を聞くことを注意してきたが、変わらず。

「話を聞かなくてわかる?」と聞いても無言。
口数の少ない静かな子ではない。
むしろ活発な子だろう。


「今まで何度も言った。君が話を聞く気がないなら私が君に教えることはない。教えても伝わらないのだから。自分で好きなことだけやりなさい。」

と全体の練習から外した。

もちろん泣いている。
外からその泣いている場面だけを見れば、何があったかなんてわからない。
なぜ泣いているのかもわからないだろう。



私が強く言うには理由がある。


私は子供たちに贔屓はないし、
この子が好きだ、この子は嫌いだ、は絶対にない。全員が大切で我が子と同じく思っている。
全員がかわいい教え子だし、同じくバスケットボールが好きで、同じ目標に向かう仲間だ。


バスケットボールはチームスポーツ。 
仲間のいるスポーツだ。


コート上の5人のうち、1人が勝手なことをしているだけで、全てがダメになる。今までみんなで頑張って積み上げてきたものがたった1人の無責任でみんなが崩れる。

それが日々努力し、話を聞き、一生懸命にやろうとした結果がダメだったのであれば、仲間も仕方がないと思うだろう。

でもそうじゃない。

話を聞いていない時点で正しくやれるはずがない。
チームの一員としての責任がないのだ。



2年生にはまだ難しいだろうと言う人もいるだろう。

だがそう言ってしまえば、
この子には難しいだろう…
小学生には難しいだろう…
中学生には難しいだろう…
とその子に逃げ道を作るだけだ。

冒頭で書いたように、
私は小学生に出来ないことはないという考えのもと指導をしている。

まして話を「聞くこと」だ。
学校の授業を受けている小学生なら出来ることだし、
これから先の人生で必ず必要なことだ。

アドバイスというのは
直して欲しいことだったり、
こうするともっと良くなるよ、
という話だ。

それを聞かないということは、
やるべきこともわからず、
自分の悪いところも気づかずに、
ただ練習を続けているだけになってしまう。

それで大きな成長に繋がるかというと、
それは絶対にない。


話を聞いて、意識して、工夫する。
それを続けて良い習慣にする。

全員がそうでなければいけない。


当然、指導者である私にもまだまだバスケットボールを学び、子供たちに正しい知識や技術、行動を伝えなければいけない責任がある。

なぜならそれがチームの一員として当たり前のことで、

全てはチームのため、仲間のためだ。



もし私がバスケットボールから離れて、
一般人の立場で本音を言うと、
2年生にしっかり話を聞こうというのは難しいと思うかもしれない。

でもバスケットボールでは
「2年生だから仕方がない」で私は妥協しない。

この子はサイズこそ小さいが、
運動能力も高く、ボールへの執着心や、ゴールに向かう姿勢は特に素晴らしい子だ。

まだ2年生。
将来、素晴らしいプレーヤーになる可能性がある。

だから話を聞き、正しいものを身につけ、未来に繋げてほしいのだ。


ゆっくりでもいい!
少しでも成長していることを願って!
さぁ今日も練習だ!