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性感染症

性行為感染症とピンポン感染

「ピンポン感染」という言葉を聞いたことがありますか?

性行為感染症(性病)にかかった時に、感染の元になった性行為相手の方ももちろん感染しているわけなので、その感染の元となった方も治療して治癒していないと、自身の治療が終わって治癒したとしても、またその同じ相手の方からまた病気をもらってしまいます。また相手の方がしっかり治療をしたのに、ご自身がちゃんと治癒するまで治療しないと相手の方にまたうつしてしまう。つまり「ピンポン感染」とは、双方が十分に治療しないと、結局ピンポンのラリーのように病気が行ったり来たりする状態を言います。

性病の患者さんには必ずいうのですが、医者がもう大丈夫というまで必ず通院をしてください。たとえ症状がなくなっても、検尿で膿が出なくなっていても、遺伝子的検査(PCR)では、治っていないというケースがしばしばあります。なのに、最終的検査結果を聞かずに通院をやめる方がとても多いのです。その場合相手の方にまた症状が出てくる可能性もあります。どうか性行為感染症の方は最後まで、治癒判定が終わるまで必ず通院をしてください。


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新型コロナウィルス感染者が減って増えた病気

やっと新型コロナ感染症の患者数が著しく減少してきました、
それに伴って社会的な活動も少しづつ正常な状態に近づいてきているようです。
さてそうすると、いままでコロナ禍において減少していた病気や症状が増えてきているように感じます。

まずは性行為感染症の患者さん。今まで人との接触をできるだけ控えていたのが、感染者の減少でまたそういう機会が増えてきたのか、一時期に比べて明らかに患者数が増えています。どうか行動を謹んでつまらない病気に罹患しないようしましょう。

もうひとつは前立腺肥大症の患者さん達の「尿閉」が増えています。前立腺肥大症の患者さんは、飲酒の後尿閉と言って尿が膀胱に溜まっているのに全く出せなくなる状態になることがあります。これを尿閉というのですが、やはりコロナ禍で宴会などてお酒を飲む機会が減っていて、尿閉の患者さんも少なくなっていました。しかしこのところの感染者の減少でまた飲酒の機会が増えているようです。このため「尿閉」になってしまう患者さんも増えています。前立腺肥大の患者さんは飲酒に十分気をつけてください。


ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 15:18コメント(0) この記事をクリップ! 

コロナ禍で減った病気

この1年、新型コロナ感染症によって人々の行動様式が大きく変動しました。
最初は気づきませんでしたが、最近ある種の病気が少なくなったなぁと感じます。

その病気とは性病(性行為感染症)です。

性病は人と人との濃厚な接触(性行為)がないとうつりません。
したがって今の世間の状況では、できるだけ接触を避けようという意思がはたらき、性病が減っているのかもしれません。

しっかりと統計をとったわけではありませんが、そんな感触です。


ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 15:14コメント(0) この記事をクリップ! 

梅毒が増えています。

わたしが医師になった頃は梅毒が少なくなっていた時期で、ほとんど梅毒の患者を診ることはありませんでした。
しかし近年梅毒の患者が著しく増えています。
まず初期の症状として、陰茎に硬い塊ができたル事があります。
思い当たる場合、すぐに泌尿器科を受診してください。

ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 16:46コメント(0) この記事をクリップ! 

性病の患者さんは医師が良いと言うまで通院してください。

淋菌やクラミジア(あるいはそのどちらでもないか、その両方)による尿道炎は性行為によって感染します。症状は排尿時の痛みや、尿道分泌物(膿)がでるなどです。

こういう尿道炎の患者さんは、最低3回の通院が必要です。
1)初診では尿道炎である事の診断と、病原菌の遺伝子学的検査、そして治療を開始します。
2)2回目の診察では、原因菌の検査の結果、症状の改善の有無、尿初見の改善の有無、症状や尿所見がよくなっていれば治癒判定をします。症状や尿所見がよくなっていなければ、あるいは淋菌やクラミジアの同時感染であれば追加治療をします。
3)治癒判定の結果をおしらせします。問題なければここで終了です。しかし2)で追加の治療をおこなった場合は、この時点で治癒判定をします。

最短で3回で終了できるのですが、1)で通院しなくなってしまう患者さんが沢山います。この場合、たとえ症状が取れていても、自分がなにに感染していたかを知らないまま終わってしまうので、感染の元となった相手の方が治療をされず、その方と再び性行為があれば、また感染してしまいます。
さらに淋菌とクラミジアの同時感染の場合、治療で症状が改善しても、どちらかの菌は治っていない場合があります。菌がいても必ずしも症状があるとは限りません。この場合患者さんがこんどは感染源となって病気を拡散します。

性病はご自身の責任で罹患したものですから、少なくとももう大丈夫と医師に言われるまでは、必ず通院してください。でないと今度は貴方が感染の源になってしまいます。

ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 14:57コメント(0) この記事をクリップ! 

性行為感染症

性行為感染症(淋病、クラミジアなど)の患者さんは、もう大丈夫と医師に言われるまでは必ず来院してください。
症状が取れることと、治癒していることは別です。
完全に治さないと、今度はあなたが感染源に。


ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 17:12コメント(0) この記事をクリップ! 

性器にできる病気が性病ではない。

これ、よく勘違いをされている方がいます。
性器になんらかの病変が生じることを「性病」というのではありません。
性行為によって感染する病気のことを「性病」と言います。だから「性感染症」とも言います。
感染するような性行為がなければ性病にはなりません。
わかりましたか?


ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 17:19コメント(0) この記事をクリップ! 

行為がないと性行為感染症はうつりません。

「性行為感染症(性病)を調べてほしい。でも感染るような行為は思い当たらない」という患者さん、時々おられます。
基本的に病院は「性行為感染症の恐れがある」かたは診療いたします。つまり感染るような行為があった方、それらしい症状のある方は診療の対象です。
しかし性行為感染症が感染るような事柄がなく、症状もなく、ただこれから結婚するからしらべておきたい等というのは、診療行為ではなく、単なる健康診断になってしまいます。
このような方は是非保健所での検査をお勧めいたします。

ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 11:33コメント(0) この記事をクリップ! 

泌尿器科の検査 その2 性病の検査 クラミジアや淋菌による尿道炎

泌尿器科領域の性病(性行為感染症)は、主としてクラミジアや淋菌による尿道炎です。
その感染を調べる方法は以前は尿道に綿棒を挿入し分泌物を採取するという、聞いただけでも痛そうな検査でした。
しかし現在は初尿(尿の出始めの部分)を採取し、それを遺伝子学的方法で調べます。
つまりクラミジアや淋菌の感染は、痛い思いをせずに(尿道炎自体は痛いですが)尿を調べるだけでできるようになりました。



ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 09:36コメント(0) この記事をクリップ! 

性行為感染症は治ったことを必ず確認すること!

淋菌やクラミジアによる急性尿道炎が、最近また増えています。
このところ両方に同時感染している方も多いです。

性病で病院に行くこと自体恥ずかしいことなのはわかるのですが、初診で薬をもらったきり来院しない患者さんが多いです。
しかし困ったことに、治療によっても必ずしも治癒しているとは限らないのです。 
先日も淋菌とクラミジアの同時感染の患者さんが2名お出でになりました。
1名の方は予約通り来院されましたが、症状も尿の所見もよくなっているのに、クラミジアの方が治癒しておらず、再治療を行いました。
もう一方は予定の日に来院せず、従って本人は病気の内容も知らず、もちろん治癒の判定もできません。ひょっとするとこの方も治癒していない可能性があります。
性病は人から性行為で感染るものであり、治癒していなければ、今度はご自身が感染源となることをどうか忘れないでください。
性病は通常ご自身の責任で感染するものです。そして感染した以上は、今度はご自身が感染源にならないことが社会人としてのモラルです
上に述べた通り、 症状や尿の所見もよくなっていても、治癒していない場合がありますので、どうか自覚を持って、恥ずかしかろうが、面倒くさかろうが、治癒が確認されるまでは必ず通院してください。


ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 12:04コメント(0) この記事をクリップ! 

性病による尿道炎は、痛くない方法で検査できます

排尿する時に痛い、尿道から膿が出る。ひょっとするとあの時性病がうつったのかな?と心配なのだけれど、泌尿器科に行くのは恥ずかしい。恥ずかしいだけならまだ良いが、検査は痛いに違いない。と思っておられる方が多いと思います。まあ恥ずかしいのはしょうがないとして(泌尿器科の診察をする側は慣れているので、あなたが性病だからといって特別な目で見ることはありません。意識過剰にならないで下さい)、現在では淋菌やクラミジアなどによる尿道炎は痛くない方法で、尿を検査するだけで調べることが出来ます。早く直すことが重要ですから、疑わしいと思ったら泌尿器科にご相談下さい。

ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 15:35コメント(0) この記事をクリップ! 

性病は口腔性交でもうつります。

クラミジアや淋菌による感染症(性病)は、通常の性行為以外に、口腔性交でも感染します。つまり口からもうつるということ。逆に言えば過去の口腔性交によって、咽頭にこれら病原体の感染を起こしている場合が増えているのです。喉の不快感、痰などの症状で耳鼻科を受診することによって感染が判明する場合もありますが、あっても風邪として見逃される場合もあります。また性器と同様にこの場合も全く症状がない場合も多いのです。貴方の相手の方がクラミジアや淋菌の感染を指摘されたら、お互いに検査をして治癒するまでは、キスを含む口腔性交も絶対避けて下さい。



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性行為感染症は症状の無い方も多い

泌尿器科領域の性病として多いのがクラミジアや淋菌による尿道炎です。これらは性行為によって感染(口腔性交も含まれます)します。典型的な場合は、排尿時に痛みがあったり、尿道から膿が出るといった症状がでます。このような症状がある場合は本人もわかりやすいのですが、さて困ったことにクラミジアも淋菌による感染も、症状が無い場合がかなりの確率であります。この場合通常の尿検査では異常も出ません。多くの場合、パートナーの方が婦人科の検査などで指摘され、泌尿器科受診を勧められます。つまり「症状が無い=感染をしていない」ではないので、パートナーが感染を指摘された方は必ず泌尿器科で検査/治療を受けて下さい。でないと、再びパートナーの方を感染させてしまうことになります。そしてお互いに治癒したことがはっきりするまでは決して性行為をしないで下さい。



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パートナーの検査も怠らずに

これも厚生省の啓発用ポスターですが、非常に重要な内容です。自分が性感染症に感染した場合、パートナーにも感染している可能性が高いのです。しかし必ずしも症状がある訳ではないので、症状が無くても必ずパートナーも検査を受けさせる様にしてください。
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ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 15:09コメント(0) この記事をクリップ! 

性感染症は口腔性交でもうつります。




厚生省が作ったポスター。口腔性交による性感染症の蔓延は大きな問題となっています。poster_oral

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性感染症啓発リーフレット

厚生省のホームページに、性感染症啓発用のリーフレットが掲載されています。
PDFでダウンロードできます。

性感染症mini講座(若年層向け)


ishigookaclinicb_nurse_yamagata  at 16:44コメント(0) この記事をクリップ! 

耐性淋菌、男性間性交渉者で増

以前、従来までの薬に耐性をもった(従来までの薬が効かない)淋菌が出現したことを掲載しましたが、今度はそういった耐性菌は男性間性交渉者に多いことが報告されました。英語の論文ですが興味のある方はご一読を。

参考文献:

Neisseria gonorrhoeae Antimicrobial Resistance Among Men Who Have Sex With Men and Men Who Have Sex Exclusively With Women: The Gonococcal Isolate Surveillance Project, 2005–2010

 
山形にももちろん同性愛者はいると思われます。感染に十分ご注意下さい。 


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泌尿器科領域の性感染症

性感染症(いわゆる性病)とは、性行為により感染をする病気を言います。泌尿器科で診療するのは 、尿道炎、前立腺炎、精巣上体炎など、男性の尿路の感染を引き起こすものです。尿路感染を引き起こす原因としては、淋菌、クラミジアなどがあります。

 

1)クラミジア感染症

淋菌感染症とともに、最も多い性感染症です。クラミジア・トラコマティスという病原菌が性行為によって感染するもので、感染後発症するまでの期間は1-3週間です。男性の症状としては、排尿時の痛み、尿道からの膿の排泄などですが、感染をしていても症状のほとんどない患者さんが半分程度います。つまり本人が気付いていない感染者もかなり多いのです。診断は尿の検査によって行い、通常痛い検査は必要ありません。また近年口腔性交での感染も増加していて、咽頭に感染している場合も増えています。クラミジアの治療は内服薬で可能です。女性では性交時痛や帯下の増加等が認められますが、やはり症状に乏しい場合も多い様です。女性は婦人科を受診して下さい。
 

2)淋菌感染症

いわゆる「淋病」です。淋菌という細菌に感染して生じます。感染後2-7日で症状が出ます。男性の症状としては、排尿時の痛みや、尿道から膿が出て来たり、尿道の出口が赤くなったりします。まれに症状のない場合もあります。感染経路は、クラミジアと同様に通常の性行為の他、口腔性交によっても感染します。診断のための検査は、詳しい尿の検査のみで判定出来ます。治療は、現在のところ経口薬で十分な効果が出るものはありませんが、注射薬には特効的に効くものがあります。しかし近年薬物の効かない淋菌が発見され、今後の拡大が懸念されています。女性では膿性の帯下が認められることもありますが、症状が無い事がほとんどです。女性は婦人科の対象疾患です。

 

これら以外にも、淋菌、クラミジアどちらでもない尿道炎があります。いずれも自分のみならず、パートナーの治療が重要です。パートナーが治療されてなければ、一旦治癒してもまた感染してしまいます。また、確実に治ったことを確認することが重要です。治療が不十分であれば再発します。さらに自分が感染源になってしまう可能性があります。性感染症はいったん罹患したら、あなた自身が感染を広げてしまう可能性があります。確実に治すことが社会的責任です。



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薬剤耐性をもつ淋病

性行為感染症の代表的疾患である「淋菌感染症(淋病)」は、従来薬で治る病気でした。
しかし、News Weekにこんな報道があります。

日本発・薬剤耐性をもつ淋病の怖さ


現在まで特効的に効いていた薬剤が効かない淋病が出現しています。
また最近淋病自体も非常に増えている様に感じます。
性行為感染症はご自分の行動でしか感染しません。
コンドームを使用しても100%防げる訳ではありません。
どうか安易な性行為で病気を広げない自覚を持ってください。



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性感染症2-クラミジア感染症

クラミジア感染症

淋菌感染症とともに最も多い性感染症です。クラミジア・トラコマティスという病原菌が性行為(口腔性交も含む)によって感染するものです。発症するまでの潜伏期間は1-3週間です。

症状としては、
1)男性は典型的には急性尿道炎症状で、排尿時の痛み、尿道からの膿の排泄などが主症状です。まれに精巣上体(精巣の周りにある組織)の炎症を起こすこともあります。ただし、感染をしていても症状のほとんどない患者さんが半分程度いると言われています。
2)女性は子宮頚管炎や子宮付属器炎などで、性交時痛や帯下の増加等が認められますが、やはり症状に乏しい場合も多い様です。女性については婦人科の対象疾患です。 

クラミジアの診断は、尿の検査によって行います。通常痛い検査は必要ありません。

また淋菌と同様ですが、近年咽頭の感染症が蔓延しており、口腔性交での感染も増加しています。

クラミジアの治療は内服薬で可能ですが、自分のみならず、パートナーの治療が重要です。パートナーが治療されてなければ、一旦治癒してもまた感染してしまいます。

また淋菌との同時感染(両方に感染)も10-30%にあると言われています。

また淋菌感染症と同様に、確実に治ったことを確認する必要があります。治療が不十分であれば再発しますし、自分が感染源にならない事が重要だからです。医療機関で治療を受ける際には、治った事が確認されるまでは通院して下さい。 

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