ばば子どもクリニック

東京都羽村市の小児科医院、ばば子どもクリニックです。
院長のコラムや、スタッフの小噺、クリニックからのお知らせをを掲載しています。
ばば子どもクリニックHP→http://baba-child-clinic.net

ばば先生のコラムリスト集

過去のばば先生のコラムのリンクをまとめて掲載してあります。

ばば先生のコラムリスト・その2

ばば先生のコラムリスト・その1

院内トリアージ

 7月に入ってから当院にお越しの方はご存知かと思いますが、7月から院内トリアージを行っております。発熱のある方とそうではない方の待合を分けております。

 実際にどのようになっているかといいますと、入口のところにこんな感じのスタンドが設置してあります。

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(パンフスタンドを再利用して作りました。あるものを有効活用なのです。アルコール消毒液も設置しています。)

そして、一番上にはこんなお願いが書いてあります。

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お熱で来院される方へのお願いが書かれています。

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ボタンを押していただいて、椅子に座ってお待ちください。スタッフが問診票と体温計を持って受付しにまいります。書きあがった頃合いに看護師がお話を伺いにまいります。お話を伺ったあとに、お待ちいただくお部屋にご案内します。

直近の流行状況でお熱のある方とない方、お待ちいただくお部屋は変わりますが、別のお部屋でお待ちいただいております。また、動線が交わらないように、スタッフ用の廊下を利用して診察室に入っていただいております。ちょっとしたバックヤードツアーですね。

このような形でご案内しています。
これにともない、院内トリアージ加算をいただいております。医療券(マル乳・マル子)の方は変動はありませんが、3割負担の方はいつもより負担額が多くなることがあります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。


このご案内をだすことになり、入口にご自由にお使いいただけるアルコール手指消毒剤を設置させていただきました。よくあるプシューと噴霧する形では出てきません。液状で出てきます。噴霧の際、そばにいるお子さまの目に入らないように、このような形態ででるポンプにしています。出る量はお子さま基準で調整してありますので、手の大きな大人の方が使用される際は適宜回数を調整してご利用ください。

ちなみに、ボトルは無地のポンプですが、ちゃんとアルコール手指消毒剤が入っていますのでご安心を(実は以前、他のお店でアルコール消毒液と書かれたボトルで中身が次亜塩素酸水ということがあったようでして。塩素で手が荒れやすい方が知らずに使って真っ赤になってしまった、ということがあったようです。中身詐欺は事故の元なので、ちゃんと明示していただきたいな、と思うこのごろです。)

とびひのお話

とびひのお話


この時期に「とびひ」という言葉をよく聞くかと思います。

特に、「傷から汁が出ていると感染するから」と言われて絆創膏を貼られているお子さんをよく見ます。(外来でそれをはがすのも大変なのですが)


ここで、「とびひ」について、正しい知識を持ってもらおうと思います。

「とびひ」、正しくは「伝染性膿痂疹」と言いますが、傷に細菌がつくことで大小さまざまな水ぶくれを作るものです。傷についた細菌が作る毒素(表皮剥奪毒素と言います)で水疱ができるものです。

水疱が破れれば汁が出て、汁の中の菌が他の傷に伝播すればそこでさらに水疱を作って「とびひ」という状態になります。

原因になる菌は『黄色ブドウ球菌』という菌と『連鎖球菌』という菌が主に原因となります。


ちなみに、皮膚自体は無菌ではありません。皮膚には相当数の菌が存在し、これがいないと皮膚自体の機能も低下すると言われています。

皮膚には主に『表皮ブドウ球菌』という菌と『黄色ブドウ球菌』という菌がいます。


皮膚にいる『黄色ブドウ球菌』も、とびひの原因になっている『黄色ブドウ球菌』も同じ菌です。

皮膚には同じ菌がいるはずなのに、何故とびひを発症したり発症しなかったりするのでしょうか?


とびひは、「傷」に「細菌」がつくことで発症します。

一方、健康な皮膚には「傷」はほとんど存在しません。


つまり、とびひになるには「傷」が必要になると言えます。

夏場はあせもなど、傷ができやすい状況が増えるので、必然的にとびひにはなりやすいと言えると思います。


要は、汁を触るだけでは感染は成立しないということです。

そこに傷があって初めて感染が成立する、ということになります。


ガーゼで傷を覆うのは治療でも何でもありませんし、傷の消毒も効果は限定的です。

傷を消毒してもその効果は2-3時間がいいところで、効果が無くなれば周囲の皮膚から菌が入ってきます。

当然その中には先ほどお話しした黄色ブドウ球菌もいるので、ガーゼを貼って傷を消毒しているがなかなか治らない、ということもよくあります。

また、傷にガーゼを貼ることで、ガーゼをはがすときに痛いという問題も出てきます。

当院でとびひの治療を受けた方はご存知かと思いますが、当院ではなるべく早くとびひを治すために、怪我に対して行っている『湿潤療法』を組み合わせた治療を行っています。


とびひにならないのが一番いいのですが、とびひの際にはご相談ください。


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